JPH0649428Y2 - 溶接装置 - Google Patents

溶接装置

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JPH0649428Y2
JPH0649428Y2 JP1988024378U JP2437888U JPH0649428Y2 JP H0649428 Y2 JPH0649428 Y2 JP H0649428Y2 JP 1988024378 U JP1988024378 U JP 1988024378U JP 2437888 U JP2437888 U JP 2437888U JP H0649428 Y2 JPH0649428 Y2 JP H0649428Y2
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JP
Japan
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welding
jig
work
workpiece
vehicle body
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JP1988024378U
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良太 青木
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば車体にスポット溶接を行なう溶接装置
に係り、特に、このスポット溶接を行なう条件が揃って
いる場合に、溶接を行なうと共に、溶接が正常に行なわ
れたか否かを表示するようにした溶接装置に関する。
(従来の技術) 自動車の車体には、車体の強度向上や車体構成部品同士
の接合のためにスポット溶接を施しているが、そのスポ
ット溶接を行なう装置は第5図に示すように構成されて
おり、以下に記するように動作する。
ワークである車体に接触し、電流を流してスポット溶接
を行なう溶接ガン1には、この溶接ガン1に電流を供給
するトランス2が接続されている。そして、このトラン
ス2には溶接タイマー3が接続され、トランス2から溶
接ガン1に供給される電流の通電時間を管理している。
従って、溶接ガン1を車体に接触させて加圧し、溶接の
起動スイッチをオンすると、溶接タイマー3の設定時間
だけ溶接ガン1により車体に電流が流され、スポット溶
接が行なわれる。そして、このような作業を同一車体の
異なるそれぞれの場所に所定回数行なうことによってス
ポット溶接作業が終了する。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の溶接装置にあっては、
溶接ガン1に通電される時間のみは管理されているもの
の、搬送された車体の種類と溶接装置が行なおうとして
いる車体の種類とが一致しているか否か、また、搬送位
置にずれが生じているままクランプされているか否か、
さらには、車体にスポット溶接すべき所定の場所に所定
回数スポット溶接が行なわれたか否かの判断及びその表
示が成されていないために、例えば、誤って、溶接装置
が行なおうとした車体の種類とは異なった種類の車体が
搬送されてもそのまま溶接作業が行ない得ることにな
る。
また、実際に溶接された車体へのスポット溶接打点数が
所定値よりも少ない場合であっても、これを溶接異常と
して作業者等に報知する手段が設けられていなかったの
で、溶接作業が正常に行なわれたか否かを作業者は知る
ことができなかった。そして、もしこのようにスポット
溶接打点数が所定値よりも少ないと、所望の車体強度が
得られないという問題を生ずる。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みて成されたも
のであり、スポット溶接を行なう条件が揃った場合に溶
接を可能とし、溶接が正常に行なわれた場合にその表示
をする機能を有する溶接装置の提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するための本考案は、ワークを支持する
治具に固定されたワークが所望の種類のものであるか否
か、溶接部品の欠品があるか否か、当該ワークが当該治
具の所定位置に固定されているか否かを検出する治具状
態検出手段と、前記治具に保持されて搬送されたワーク
に対し、当該ワークの予め設定されている場所に溶接を
行う溶接ガンと、同一ワークへの当該溶接ガンによる溶
接点数をカウントするカウンターと、前記ワークへの溶
接が正常に行われたか否かを表示する表示手段と、前記
治具状態検出手段によって、前記治具に固定されたワー
クが所望の種類のものであり、溶接部品の欠品がなく、
かつ前記ワークが前記治具の所定位置に固定されている
と判断された場合には前記溶接ガンの作動を可能とする
一方、前記カウンターのカウント値が設定カウント値と
一致した場合には前記表示手段に溶接正常の表示をする
制御手段とを有することを特徴とするものである。
(作用) このように構成することにより、カウンターによって溶
接点数がカウントされ、制御手段によって治具の状態が
正常であることが確認された場合、すなわち治具に固定
されたワークが所望の種類のものであり、溶接部品の欠
品がなく、かつ前記ワークが前記治具の所定位置に固定
されており、ワークの搬送位置が予め設定されている通
りである場合に溶接ガンが作動可能とされる一方、前記
カウンターのカウント値が所定値となった場合に表示手
段に溶接作業が正常に行なわれたことが表示される。
従って、作業者は、溶接が正常に行なわれたことを知る
ことができ、また、異種のワークに対して溶接作業が行
なわれてしまうようなことが防止できる。
(実施例) 以下に、本考案に係る溶接装置の一実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。
第1図は、本考案に係る溶接装置の構成図を示してい
る。同図に示すように、溶接ガン1には、この溶接ガン
1に電流を供給するトランス2が接続され、また、この
トランス2には溶接タイマー3が接続されている。この
溶接タイマー3によって溶接ガン1を機能させる時間が
管理されている。
そして、溶接タイマー3には、制御手段としてのシーケ
ンサー4が接続され、このシーケンサー4と溶接タイマ
ー3相互間で溶接入信号、溶接完了信号が授受される。
さらに、このシーケンサー4には車体を所定位置に固定
する治具5と、ランプ、ブザー等より成る表示手段とし
てのモニター6が接続され、シーケンサー4と治具5相
互間で治具状態信号、治具動作指令が授受され、またシ
ーケンサー4は、スポット溶接が正常に行なわれた場合
にモニター6を作動させる。また、シーケンサー4には
外部コンピュータから治具5に固定される車体の車種デ
ータが入力されている。
第2図及び第3図には、シーケンサー4に入力されてい
る具体的なラダーシーケンス回路図が示してある。
第2図に示すように、溶接タイマー3を起動させるリレ
ーR1は、治具5に固定された車体の車種が外部コンピュ
ータから出力された車種と一致していなかった場合に接
点を開とする接点X1と、前記車体にスポット溶接を施す
場合の溶接部品に欠点が生じている場合に接点を開とす
る接点X2と、車体が治具5の所定位置に固定されていな
い場合に接点を開とする接点X3と、ワークである車体が
治具5に固定されていない場合に接点を開とする接点x4
とから成る直列に接続された接点群と接続されている。
従って、リレーR1は治具5に固定された車体の車種が外
部コンピュータから出力された車種と一致し、溶接部品
の欠点がなく、前記車体が治具5の所定位置に固定され
た場合に作動し、リレーR1の作動によってシーケンサー
4からら溶接タイマー3に対して溶接入信号が出力され
て、スポット溶接が行なわれる。
また、第3図に示すように、スポット溶接打点数をカウ
ントするカウンターC1には、溶接タイマー3から溶接完
了信号が出力された場合に接点を閉じる接点が接続され
ており、溶接完了信号が溶接タイマー3から出力される
毎にカウンターC1の値を1づつインクリメントする。そ
して、このカウンターC1のリセット端子には、治具5が
車体をアンクランプした場合に開となるリミットスイッ
チが接続され、このリミットスイッチが閉となった場合
にカウンターC1のカウント値が0にリセットされる。ま
た、モニター6には、カウンターC1のカウント値が所定
値となった場合に閉となる接点C1が接続され、スポット
溶接打点数が所定値となった場合にこのモニター6が作
動して、スポット溶接が正常に行なわれたことを表示す
る。さらに、この接点C1には、車体を治具からアンクラ
ンプするためのアンクランプPBを介してアンクランプソ
レノイドが接続され、車体の治具5からのアンクランプ
は、スポット溶接打点数が所定値となってカウンターC1
の接点C1が閉となり、作業者によりアンクランプPBが押
された場合に行なわれることになる。
以上のように構成されている本考案に係る溶接装置は、
第4図に示す動作フローチャートに示すように動作す
る。
まず、シーケンサー4は治具動作指令を出力した後、治
具5から出力される治具状態信号を入力し(ステップ
1)、治具状態が正常であるか否かの判断をする。即
ち、治具5に固定された車体の車種が外部コンピュータ
ーから出力された車種と一致し、溶接部品の欠品がな
く、前記車体が治具5の所定位置に固定されたか否かの
判断をする(ステップ2)。そして、治具状態が正常で
あると判断されると、シーケンサー4は、リレーR1を作
動させて溶接タイマー3に対して溶接入信号を出力する
(ステップ3)。この溶接入信号により溶接タイマー3
が作動、溶接ガン1によって車体にスポット溶接が施さ
れ、溶接タイマー3がタイムアップしてシーケンサー4
に溶接完了信号が出力されると、カウンターC1を1だけ
インクリメントする。そして、シーケンサー4は、この
カウンターC1の値が所定値に達したか否かの判断をす
る。この判断の結果、カウンターC1の値が達していなけ
れば所定値に達するまでスポットスポット溶接作業が行
なわれ、所定値に達したら次の処理に進む(ステップ4,
5)。次にシーケンサー4はカウンターC1の値が所定値
に達すると、カウンターC1の接点C1が閉じ、ランプ、ブ
ザー等のモニター6を作動させて、スポット溶接が規定
回数行なわれたこと、即ち、溶接作業が正常に行なわれ
たことを作業者に知らせる(ステップ6)。そして、作
業者がアンクランプPBを押すと、アンクランプソレノイ
ドが作動して治具5は車体をアンクランプする(ステッ
プ7)。車体がアンクランプされると、治具5がアンク
ランプ限に達したときに閉じるリミットスイッチにより
カウンタリセットが行なわれ、カウンターC1の値が0に
リセットされる(ステップ8)。
このように、本実施においては搬送された車体が規定の
種類であり、かつこの車体が治具5に正しくクランプさ
れたことを条件としてスポット溶接が行なわれることに
なり、また、スポット溶接が規定回数行なわれた場合に
はこの表示を行なっている。したがって、車体へのスポ
ット溶接が異常に行なわれてしまうことを防止すること
ができ、溶接作業の信頼性を著しく向上させることがで
きることになる。
尚、本実施例においてはスポット溶接について例示した
が、これに限らず、他の溶接形態のものについても適用
可能であるのはもちろんである。
(考案の効果) 以上の説明により明らかなように、本考案によれば、溶
接条件が揃っている場合に溶接を行ない得るようにする
と共に溶接が正常に行なわれたか否かを表示するように
したので、異種のワークに対して溶接作業が行なわれと
しまうようなことが防止でき、また作業者は溶接が正常
に行なわれたことを知ることができ、溶接作業の信頼性
を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る溶接装置の構成図、第2図及び
第3図は、本考案に係る溶接装置に入力されているプロ
グラムのラダーシーケンス図、第4図は、本考案に係る
溶接装置の動作フローチャート、第5図は、従来の溶接
装置の構成図である。 1……溶接ガン、4……シーケンス(制御手段)、6…
…モニタ(表示手段)、C1……カウンター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを支持する治具に固定されたワーク
    が所望の種類のものであるか否か、溶接部品の欠品があ
    るか否か、当該ワークが当該治具の所定位置に固定され
    ているか否かを検出する治具状態検出手段と、 前記治具に保持されて搬送されたワークに対し、当該ワ
    ークの予め設定されている場所に溶接を行う溶接ガン
    と、 同一ワークへの当該溶接ガンによる溶接点数をカウント
    するカウンターと、 前記ワークへの溶接が正常に行われたか否かを表示する
    表示手段と、 前記治具状態検出手段によって、前記治具に固定された
    ワークが所望の種類のものであり、溶接部品の欠品がな
    く、かつ前記ワークが前記治具の所定位置に固定されて
    いると判断された場合には前記溶接ガンの作動を可能と
    する一方、前記カウンターのカウント値が設定カウント
    値と一致した場合には前記表示手段に溶接正常の表示を
    する制御手段とを有することを特徴とする溶接装置。
JP1988024378U 1988-02-25 1988-02-25 溶接装置 Expired - Lifetime JPH0649428Y2 (ja)

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JPH01128984U JPH01128984U (ja) 1989-09-01
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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS617463Y2 (ja) * 1980-09-18 1986-03-07
JPS6040954A (ja) * 1984-04-04 1985-03-04 Hitachi Ltd 網赤血球自動算定装置
JPH0242394Y2 (ja) * 1986-01-08 1990-11-13

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JPH01128984U (ja) 1989-09-01

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