JPH0649180U - 貨物自動車の歩み板格納装置 - Google Patents

貨物自動車の歩み板格納装置

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JPH0649180U JP8501392U JP8501392U JPH0649180U JP H0649180 U JPH0649180 U JP H0649180U JP 8501392 U JP8501392 U JP 8501392U JP 8501392 U JP8501392 U JP 8501392U JP H0649180 U JPH0649180 U JP H0649180U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】傾動可能な荷箱の傾動動作および荷物の邪魔に
ならない荷箱のデッドスペースを有効利用して歩み板を
係脱作業容易に格納し、かつ歩み板取外し時の係合部材
をコンパクトに格納し得る歩み板格納装置を提供するこ
とにある。 【構成】荷箱3 の後端部と地上との間に掛け渡された歩
み板11を荷箱3 の前壁3a側に格納保持する歩み板格納装
置21に、上記歩み板11の一端部11a 側を前壁3a上部に車
体後方より抱持する上側抱持部材22と、上記歩み板11の
他端部11b 側を前壁3a下部に車体後方より抱持する下側
抱持部材23と、上記上側抱持部材22および下側抱持部材
23間に掛け渡され、該上側抱持部材22および下側抱持部
材23を固縛する固縛ベルト24とを備えて、上記歩み板11
を上記各抱持部材22,23 および固縛ベルト24により前壁
3a側に格納保持する一方、歩み板取外し時に上記各抱持
部材22,23 を固縛ベルト24により前壁3a側に倒伏状態で
格納保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、貨物自動車の歩み板格納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、貨物自動車は、その車台上に搭載された荷箱に、荷箱の後端部と地上 との間に掛け渡した歩み板を介して荷物を積み降すようにしている。
【0003】 そして、このような歩み板は、荷箱への荷物の積み降しが完了した後に、荷箱 の後端部より取り外されて、荷箱の後端部下方に設けられた係合部材などにより 係合保持されて歩み板を格納するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記の如き荷箱の後端部下方に歩み板を係合保持する係合部材を設 ける場合、荷箱の後端部下方には、懸架装置や後輪などが配されているため、こ れらとの干渉を回避しつつ歩み板を荷箱の後端部下方に格納するのが困難であり 、さらに、荷箱が傾動可能に車台上に搭載された貨物自動車にあっては荷箱傾動 時に歩み板および係合部材が邪魔になって荷箱の傾動動作に支障を招く恐れもあ り、歩み板の格納位置の改善が望まれていた。
【0005】 しかも、荷箱の後端部下方に係合部材が設けられていると、作業者が荷箱の後 端部下方に屈み込んだ窮屈な姿勢で係合部材による係脱作業を行わなければなら ず、その作業性が悪いものとなる。
【0006】 本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、傾動可 能な荷箱の傾動動作および荷物の邪魔にならない荷箱のデッドスペースを有効利 用して歩み板を係脱作業容易に格納し、かつ歩み板取外し時の係合部材をコンパ クトに格納し得る歩み板格納装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案が講じた解決手段は、貨物自動車の歩み板格 納装置として、車台上に搭載された荷箱に、その荷箱の後端部と地上との間に掛 け渡された歩み板を介して荷物が積み降されるようにした貨物自動車を前提とす る。そして、上記荷箱の前壁上部を車幅方向へ延びる軸心回りに回動可能に設け られ、かつ上記歩み板の一端側を荷箱の前壁上部に対して車体後方より抱持する 上側抱持部材と、上記荷箱の前壁下部を車幅方向へ延びる軸心回りに回動可能に 設けられ、上記歩み板の他端側を荷箱の前壁下部に対して車体後方より抱持する 下側抱持部材と、上記上側抱持部材および下側抱持部材間に掛け渡され、該上側 抱持部材および下側抱持部材を固縛する固縛ベルトとを備えて、上記歩み板を上 記各抱持部材および固縛ベルトにより荷箱の前壁側に格納保持する一方、歩み板 取外し時に上記各抱持部材を固縛ベルトにより荷箱の前壁側に倒伏状態で格納保 持する構成としたものである。
【0008】
【作用】
上記の構成により、本考案では、荷箱への荷物の積み降しが完了した後に荷箱 の後端部より取り外された歩み板を格納する場合、下側抱持部材により歩み板の 一端側を荷箱の前壁下部に対して車体後方より抱持する。次いで、荷箱の前壁に 沿わせて歩み板を起立させ、この歩み板の他端側に対して上側抱持部材を上方よ り回動させて歩み板の他端側を荷箱の前壁上部に対して車体後方より抱持する。 その後、固縛ベルトを上側抱持部材および下側抱持部材間に掛け渡し、この固縛 ベルトの張力により該上側抱持部材および下側抱持部材を相対的に回動させて固 縛し、荷箱前壁側への歩み板の格納保持が完了する。
【0009】 一方、荷箱前壁側より歩み板を取り外す場合、固縛ベルトを緩めて上側抱持部 材および下側抱持部材の相対的な張力による固縛を解除して固縛ベルトを上側抱 持部材および下側抱持部材間から取り外す。次いで、歩み板の他端側に対して上 側抱持部材を上方へ回動させて歩み板の他端側の荷箱の前壁上部に対する車体後 方からの抱持を解除するとともに、下側抱持部材を下方に回動させて歩み板の一 端側の荷箱の前壁下部に対する車体後方からの抱持を解除し、荷箱前壁側からの 歩み板の取り外しが完了する。
【0010】 また、歩み板を取外した後の上側抱持部材および下側抱持部材には、その上側 抱持部材および下側抱持部材間に固縛ベルトが掛け渡され、この固縛ベルトの張 力により該上側抱持部材および下側抱持部材を相対的に回動させて固縛し、荷箱 前壁側への倒伏状態での上側抱持部材および下側抱持部材の格納保持が完了する 。
【0011】 これにより、歩み板は、該歩み板と共に係合部材を荷箱の後端部下方において 懸架装置や後輪などとの干渉を回避しつつ配置して格納保持する必要がなくなり 、傾動可能な荷箱の傾動動作に支障を招くことなく荷物の邪魔にならない荷箱の 前壁側におけるデッドスペースに歩み板が格納保持される。
【0012】 また、歩み板が各抱持部材と固縛ベルトとによって荷箱の前壁側に起立状態で 格納保持されることから、作業者が荷箱の後端部下方に屈み込んだ窮屈な姿勢で 係合部材による係脱作業を行っていたものに比して、歩み板の係脱作業が円滑か つ簡単に行える。
【0013】 しかも、歩み板取外し時の上側抱持部材および下側抱持部材が固縛ベルトによ って荷箱前壁側へ倒伏状態で格納保持されるので、歩み板取外し時の上側抱持部 材および下側抱持部材がコンパクトに格納保持される。
【0014】
【考案の効果】
以上の如く、本考案における貨物自動車の歩み板格納装置によれば、歩み板の 一端側を荷箱の前壁上部に対して抱持可能な上側抱持部材と、歩み板の他端側を 荷箱の前壁下部に対して抱持可能な下側抱持部材とを、固縛ベルトの張力により 相対的に回動させて、荷箱前壁に対して歩み板または各抱持部材をそれぞれ格納 保持するので、荷箱の傾動動作および荷物の邪魔にならない荷箱前壁側のデッド スペースに歩み板を格納保持することができるとともに、円滑かつ簡単に取り外 せる歩み板の係脱作業性の向上を図ることができる。しかも、固縛ベルトによる 各抱持部材の荷箱前壁側への倒伏状態での格納保持により、歩み板取外し時にお ける上側抱持部材および下側抱持部材の格納保持をコンパクトにして、荷台の有 効スペースの拡大化を図ることもできる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0016】 図11ないし図14は本考案の実施例に係る歩み板格納装置を用いた貨物自動 車を示し、1はキャビンCの後部に連設された車両Vの車台、SCは該車台1上 に設けられたサブシャーシ、2は該サブシャーシSCの後端部において水平軸2 a回りに傾動自在に枢支された傾動フレーム、3は該傾動フレーム2に対して前 後方向へ摺動自在に支持された荷箱である。該荷箱3は、上記キャビンCと略一 致する高さに形成された前壁3aと、該前壁3aの略半分の高さに形成された左 右側壁3b,3cと、該左右側壁3b,3cと略一致する高さに形成された,下 端に枢支軸(図示せず)を有する開閉自在な後壁3dと、荷物の搭載可能な床面 3eとからなる。
【0017】 また、上記傾動フレーム2の中央部後側には、基端軸4aが上記サブシャーシ SCの略中央部に固定されたリフトシリンダ4の先端が連結されていて、さらに この先端部で水平軸5回りに回動自在に支承されている。すなわち、このリフト シリンダ4が伸長したときには傾動フレーム2が傾動状態に、リフトシリンダ4 が縮短したときには傾動フレーム2が倒伏状態になるようになされている。さら に、上記傾動フレーム2の前端部と荷箱3との間には、伸縮自在な伸縮シリンダ 6が連携されており、該伸縮シリンダ6の伸縮動作により、傾動フレーム2に対 して荷箱3が摺動するようになっている。しかして、上記荷箱3への荷物の積み 降しを行う際には、荷物の積み降しが円滑に行える荷箱3の傾斜角度つまり地上 面に対して荷箱3が略12°の傾斜角度となるよう,リフトシリンダ4を伸長さ せ、この状態で、伸縮シリンダ6を伸長させて荷箱3を傾動フレーム2に対して 後方へ摺動させることにより、地上面に対して近付けられた荷箱3の後端部より 荷物の積み降しを行うようにしている。
【0018】 さらに、上記荷箱3の後端部左右位置には、上記リフトシリンダ4および伸縮 シリンダ6の伸長により地上面に対して近付けられた荷箱3の後端部と、地上と の間に掛け渡される左右一対の歩み板11,11が設けられている。該各歩み板 11は、地上面に対する断差を可及的に小さくするよう側面視で鋭角状に形成さ れた一端部11aと、上記荷箱3の後端部左右位置に設けられたロッド状の係合 部10,10に対して係合可能な断面略半円弧状の係合溝12を有する他端部1 1bとを有している。
【0019】 そして、図1ないし図3にも示すように、上記荷箱3の前壁3a左右位置には 、上記各歩み板11を格納保持するための歩み板格納装置21(同一構成となる ので車体左側についてのみ説明する)が配設されている。該歩み板格納装置21 は、上記荷箱3の前壁3a上部を車幅方向へ延びる軸心回りに回動可能に設けら れ、かつ上記歩み板11の一端部11a側を荷箱3の前壁3a上部に対して車体 後方より抱持する略コ字状の上側抱持部材22と、上記荷箱3の前壁3a下部を 車幅方向へ延びる軸心回りに回動可能に設けられ、上記歩み板11の他端部11 b側を荷箱3の前壁3a下部に対して車体後方より抱持する略コ字状の下側抱持 部材23と、上記上側抱持部材22および下側抱持部材23間に掛け渡され、該 上側抱持部材22および下側抱持部材23を固縛する固縛ベルト24とを備えて いる。また、上記下側抱持部材23は、後方への突出量が上側抱持部材22より も若干大きくなっている。
【0020】 また、図4ないし図6にも示すように、上記上側抱持部材22は、前壁3a左 位置の上部にボルト31およびナット32により締結固定された前面部33aを 有しかつその前面部の左右端より後方へそれぞれ突出する突出片33b,33b を有する断面略U字状の左右一対の上側ブラケット33,33と、その各上側ブ ラケット33の両突出片33b間に摺動自在に嵌挿された上側抱持部材22の左 右端部と共に車幅方向から各々貫通して挿入されるボルト部材34およびナット 部材35とを備えていて、上側抱持部材22の前壁3aに対するボルト部材34 回りの略180°の回動を可能にしている。この場合、ナット32は、各上側ブ ラケット33の前面部33a後面に固着されたウェルドナットである。
【0021】 一方、図7ないし図9にも示すように、上記下側抱持部材23も、上記上側抱 持部材22と同様に、前壁3a左位置の上部にボルト41およびナット42によ り締結固定された前面部43aを有すると共に突出片43b,43bを有する断 面略U字状の各下側ブラケット43と、その各下側ブラケット43の両突出片4 3b間に摺動自在に嵌挿された下側抱持部材23の左右端部と共に車幅方向から 各々貫通して挿入されるボルト部材44およびナット部材45とを備えている。 そして、各下側ブラケット43には、両突出片43bの下端間を繋ぐ連結片43 cが一体的に設けられていて、下側抱持部材23の前壁3aに対する連結片43 cよりも上方側でのボルト部材34回りの略90°の回動を可能にしている。こ の場合、ナット42も、各下側ブラケット43の前面部43a後面に固着された ウェルドナットである。
【0022】 また、図10にも示すように、上記固縛ベルト24は、上記上側抱持部材22 および下側抱持部材23間に掛け渡されるように形成された,例えば幅40mm で長さ2000mmのナイロン布製のベルト体51と、該ベルト体51の一端部 に固定され、そのベルト体51の他端部側において所定間隔置きに設けられたベ ルト孔51a,…に対して挿通されるバックルピン52を有するベルトバックル 53とを備えている。この場合、荷箱3の後端部左位置より取り外した歩み板1 1は、荷箱3の側方(側壁3b,3c)より前壁3a側に格納されることになる 。
【0023】 尚、図1中、54は荷物積み降し時における荷箱3の前壁3a上端からのキャ ビンCへの荷物の落下を保護するためのガイドパネルである。
【0024】 したがって、上記実施例では、荷箱3への荷物の積み降し完了後に荷箱3の後 端部左位置より取り外した歩み板11を格納する場合、図3に示すように、下側 抱持部材23を下方へ回動させ、下側ブラケット43の連結片43cに下側抱持 部材23を当接させて略水平状態に保持しておく。その後、この水平状態の下側 抱持部材23に歩み板11の一端部11a側を挿通させることにより、荷箱の前 壁3a下部に対して歩み板11の一端部11a側を車体後方から抱持する。次い で、荷箱3の前壁3aに沿わせて歩み板11を起立させ、この歩み板11の他端 部11b側に対して上側抱持部材22を上方より回動させて歩み板11の他端部 11b側を荷箱3の前壁3a上部に対して車体後方より抱持する。その後、固縛 ベルト24を上側抱持部材22および下側抱持部材23間に掛け渡し、該上側抱 持部材22および下側抱持部材23を相対的に回動させて十分な張力が得られた 位置でベルトバックル53のバックルピン52をベルト体51のベルト孔51a に挿通し、この固縛ベルト24の張力により上側抱持部材22および下側抱持部 材23を固縛する。そして、荷箱3の後端部右位置より取り外した歩み板11も 同様の過程を経ることにより、荷箱3の前壁3a側への歩み板11,11の格納 保持が完了する。
【0025】 一方、荷箱3の前壁3a側より歩み板11を取り外す場合、ベルトバックル5 3のバックルピン52をベルト体51のベルト孔51aから離脱させて固縛ベル ト24を緩め、上側抱持部材22および下側抱持部材23の相対的な張力による 固縛を解除して固縛ベルト24を上側抱持部材22および下側抱持部材23間か ら取り外す。次いで、歩み板11の他端部11b側に対して上側抱持部材22を 上方へ回動させて歩み板11の他端部11b側の荷箱3の前壁3a上部に対する 車体後方からの抱持を解除し、それから、下側抱持部材23を下方に回動させて 歩み板11の一端部11a側の荷箱3の前壁3a下部に対する車体後方からの抱 持を解除する。そして、荷箱3の後端部右位置より取り外した歩み板11も同様 の過程を経ることにより、荷箱3の前壁3a側からの歩み板11,11の取り外 しが完了する。
【0026】 また、歩み板11を取外した後の上側抱持部材22および下側抱持部材23に は、その上側抱持部材22および下側抱持部材23間に固縛ベルト24が掛け渡 され、該上側抱持部材22および下側抱持部材23を相対的に回動させて十分な 張力が得られた位置(図3に示す状態)でベルトバックル53のバックルピン5 2をベルト体51のベルト孔51aに挿通し、この固縛ベルト24の張力により 該上側抱持部材22および下側抱持部材23を固縛し、荷箱3の前壁3a側への 倒伏状態での上側抱持部材22および下側抱持部材23の格納保持が完了する。
【0027】 これにより、歩み板11は、歩み板と共に係合部材を荷箱の後端部下方におい て懸架装置や後輪などとの干渉を回避しつつ配置して格納保持する必要がなくな り、傾動可能な荷箱3の傾動動作に支障を招くことなく荷物の邪魔にならない荷 箱3の前壁3a側におけるデッドスペースに歩み板11,11を格納保持するこ とができる。
【0028】 しかも、歩み板11,11が各抱持部材22,23と固縛ベルト24とによっ て荷箱3の前壁3a側に起立状態で格納保持されることから、作業者が荷箱の後 端部下方に屈み込んだ窮屈な姿勢で係合部材による係脱作業を行っていたものに 比して、歩み板11の係脱作業が円滑かつ簡単に行え、よって歩み板11,11 の係脱作業性の向上を図ることができる。
【0029】 しかも、歩み板11取外し時の上側抱持部材22および下側抱持部材23が固 縛ベルト24によって荷箱3の前壁3a側へ倒伏状態で格納保持されるので、歩 み板11取外し時の上側抱持部材22および下側抱持部材23がコンパクトに格 納保持され、荷台3の有効スペースの拡大化を図ることもできる。
【0030】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包 含するものである。例えば、上記実施例では、車台1に対して傾動自在でかつ摺 動自在な荷箱3に歩み板格納装置21を適用したが、車台に対して移動不能に固 定された荷箱の前壁側、または車台に対して傾動のみを自在とする荷箱の前壁側 に歩み板格納装置が適用されていても良いのは勿論である。
【0031】 また、上記実施例では、ナイロン布製のベルト体51とベルトバックル53と で固縛ベルト24を構成したが、十分な張力を有するゴム製のベルト体と、該ベ ルト体の両端部に設けられた係脱可能なフック同士とで固縛ベルトが構成される ようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体左側方より視た歩み板格納状態における歩
み板格納装置の側面図である。
【図2】車体上方より視た歩み板格納状態における車体
左側の歩み板格納装置の平面図である。
【図3】車体左側方より視た各抱持部材格納状態におけ
る歩み板格納装置の側面図である。
【図4】上側抱持部材の平面図である。
【図5】車体上方より視た左側の上側ブラケット付近の
平面図である。
【図6】車体側方より視た左側の上側ブラケット付近の
側面図である。
【図7】車体上方より視た左側の下側ブラケット付近の
平面図である。
【図8】車体側方より視た左側の下側ブラケット付近の
側面図である。
【図9】車体後方より視た下側ブラケットの後面図であ
る。
【図10】固縛ベルトの斜視図である。
【図11】倒伏状態における荷箱の側面図である。
【図12】傾動状態における図11相当図である。
【図13】傾動後の摺動状態における図11相当図であ
る。
【図14】荷箱傾動後の摺動状態において斜め後方より
視た車両の斜視図である。
【符号の説明】
1 車台 3 荷箱 3a 前壁 11 歩み板 11a 一端部(一端) 11b 他端部(他端) 21 歩み板格納装置 22 上側抱持部材 23 下側抱持部材 24 固縛ベルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車台上に搭載された荷箱に、その荷箱の
    後端部と地上との間に掛け渡された歩み板を介して荷物
    が積み降されるようにした貨物自動車において、上記荷
    箱の前壁上部を車幅方向へ延びる軸心回りに回動可能に
    設けられ、かつ上記歩み板の一端側を荷箱の前壁上部に
    対して車体後方より抱持する上側抱持部材と、上記荷箱
    の前壁下部を車幅方向へ延びる軸心回りに回動可能に設
    けられ、上記歩み板の他端側を荷箱の前壁下部に対して
    車体後方より抱持する下側抱持部材と、上記上側抱持部
    材および下側抱持部材間に掛け渡され、該上側抱持部材
    および下側抱持部材を固縛する固縛ベルトとを有してい
    て、上記歩み板を上記各抱持部材および固縛ベルトによ
    り荷箱の前壁側に格納保持する一方、歩み板取外し時に
    上記各抱持部材を固縛ベルトにより荷箱の前壁側に倒伏
    状態で格納保持するようにしたことを特徴とする貨物自
    動車の歩み板格納装置。
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