JP2022109188A - 車載用スロープ - Google Patents

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明久 田村
Akihisa Tamura
和幸 田倉
Kazuyuki Takura
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Abstract

【課題】荷物を安定的に荷台へ積み降ろしすることが可能な車載用スロープを提供する。【解決手段】車載用スロープ50は、車両の後部に設けられた荷台と地上との間に架け渡され、荷台に積載される精密部品40が備える車輪、あるいは当該精密部品40の搬送用に設けられた台車60の車輪が移動可能な1又は複数の地上側レール部材51と、地上側レール部材51の端部に形成され、荷台側と係合する地上側係合部53とを備える。地上側レール部材51は、長手方向に沿って伸縮又は折り畳み可能に構成されている。地上側レール部材51には、車輪が地上側レール部材51の長手方向に交差する短手方向に向けて移動することを規制するガイド部552が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、車載用スロープに関する。
従来、車載用スロープが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
上記特許文献1には、荷台の積荷用スペースを侵すことなく搬送でき、積降用スロープの着脱時の操作性を損なうことがなく、安定した積み降ろし作業を行うための積降用スロープが開示されている。上記特許文献1には、搬送用トラックの荷台と地面との間に掛け渡すことにより荷物の積降用の通路をなす架橋部材からなり、この架橋部材は横断線に対して長手方向に山折り状に折畳み可能であり、架橋部材の一端側にはトラック荷台の縁に回動可能に支持する軸支部材が設けられている、ことが記載されている。
上記特許文献2には、雨水に影響されることなく積載される車両の縦滑り及び横滑りを防止する車載用ブリッジが開示されている。上記特許文献2には、本体フレームの上面部に縦滑り及び横滑りを防止するアルミニウム製の滑り止め部が形成されており、この滑り止め部は複数の縦溝と縦溝に交差する複数の傾斜溝とにより構成されている、ことが記載されている。
特開平11-165578号公報 特開2005-112575号公報
従来、車両(トラック)の後部に設けられる荷台にバイクや農業用機械を積載するためには、上記特許文献1及び2に開示された積降用スロープ又は車載用ブリッジが利用される。これらの積降用スロープや車載用ブリッジは、荷台と地上との間に架け渡され、これらの上をバイクや農業用機械を移動させて積み降ろしが行われる。
ところで、自走できない荷物を車両の荷台へ積載する場合、荷物を台車に積載して、アルミブリッジのスロープで積載することが考えられる。この場合、スロープ上を安定して台車が移動するためには、スロープ幅が広い方が良いが、アルミブリッジを荷台に積載して移動先でも利用したい場合、荷台スペースを圧迫するため好ましくない。
また、特に台車に荷物を載せ、スロープ上を押し上げる作業は、車輪(タイヤ)に対する把持部のバランスが良いバイク等を積載する場合と比べ、スロープ上を押し上げることが想定されていないため、移動操作が不安定となりがちである。このため、自走不可能な荷物を安定的に荷台へ積み降ろしすることが困難であるという問題点がある。
本発明は、上記問題点を解消すべくなされたものであって、荷物を安定的に荷台へ積み降ろしすることが可能な車載用スロープを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、次のように構成されている。
(1)本発明による車載用スロープは、車両の後部に設けられた荷台と地上との間に架け渡され、前記荷台に積載される荷物が備える車輪、あるいは当該荷物の搬送用に設けられた台車の車輪が移動可能な1又は複数のレール部材と、前記レール部材の端部に形成され、前記荷台側と係合する係合部とを備え、前記レール部材は、長手方向に沿って伸縮又は折り畳み可能に構成され、前記レール部材には、前記車輪が前記レール部材の長手方向に交差する短手方向に向けて移動することを規制する移動規制部が設けられていること、を特徴とする。
上記構成によれば、レール部材に設けられた移動規制部によって、レール部材上を移動する車輪が短手方向に向けて横ずれすることを規制できる。このため、荷物が備える車輪あるいは台車の車輪がレール部材上を安定して移動するため、荷物を安定的に荷台へ積み降ろしすることができる。また、上記構成によれば、レール部材が長手方向に沿って伸縮又は折り畳み可能であるため、荷台よりも長いレール部材を荷台に積載可能とすることができるとともに、荷台と地上との間で緩やかな勾配(スロープ)を形成することができる。
(2)本発明による車載用スロープにおいて、好ましくは、前記レール部材は、前記移動規制部が設けられた部分において、U字形状又はL字形状の断面形状を有するとよい。このように構成すれば、移動規制部がU字形状又はL字形状の断面形状を有することによって、車輪における短手方向への移動規制構造を容易に得ることができる。
(3)本発明による車載用スロープにおいて、好ましくは、前記レール部材は、2本の前記レール部材を備え、前記2本のレール部材間は、2本の梁部材により連結されているとよい。このように構成すれば、車載用スロープの剛性が向上するため、比較的重量の大きい荷物であっても容易に積み降ろしすることができる。
(4)本発明による車載用スロープにおいて、好ましくは、前記荷台側に配置され、前記車輪が移動可能な荷台側レール部材をさらに備え、前記荷台側の端部には、荷台側係合部が設けられ、前記荷台側レール部材と前記レール部材との間を前記車輪が移動可能なように、前記荷台側の前記荷台側係合部と前記レール部材の前記係合部とが係合しているとよい。このように構成すれば、荷台側レール部材とレール部材とを相互に連接することによって、荷台内に安定して荷物を積み降ろしすることができる。このため、荷台に荷物を積載した状態における車両移動を安定させることができる。さらに、上記構成によれば、荷物の大きさが車両の幅方向(車幅方向)と略同じである場合には、車両から荷物がはみ出ることを防ぐための「車幅方向位置決め機能」とすることができる。
(5)この場合において、好ましくは、前記荷台側レール部材における前記レール部材とは反対側の端部には、前記車輪の移動を止める車輪止め部が設けられているとよい。このように構成すれば、荷台側レール部材の端部を車輪止め構造として車輪を固定することによって、車両移動中に台車の車輪が荷台側レール部材に対して車両の前後方向(走行方向)にずれることを抑制できる。
本発明に係る態様によれば、荷物を安定的に荷台へ積み降ろしすることが可能な車載用スロープを提供することができる。
本実施形態に係る車両の全体構成を示す模式図である。 (a)は本実施形態に係る車載用スロープを示す斜視図であり、(b)は車載用スロープの地上側係合部近傍を示す拡大斜視図である。 車載用スロープを側方から見た図である。 車載用スロープを上方から見た図である。 車載用スロープを車両の前方から見た図である。 車載用スロープを車両の後方から見た図である。 (a)は地上側レール部材の上端部を示す拡大斜視図であり、(b)地上側レール部材の上端部を車両の後方から見た拡大図である。 荷台側レール部材の車輪止め部を示す拡大図である。 地上側レール部材の接続部材近傍を示す拡大斜視図である。 (a)は地上側レール部材の下端部を示す拡大斜視図であり、(b)は地上側レール部材の下端部を車両の後方から見た拡大図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係る車載用スロープを説明する。これらの図は模式図であって、必ずしも大きさを正確な比率で記したものではない。また、図中、同様の構成部品は、同様の符号を付して示す。また、以下の説明において、車両の前後方向を「前後方向」と記載し、車両の幅方向を「幅方向」と記載し、車両の高さ方向を「高さ方向」と記載する場合がある。
(車両の全体構成)
図1を参照して、本実施形態に係る車載用スロープが用いられる車両の全体構成について説明する。
図1に示すように、車両100は、主に、車室10と、一対のドア部11と、荷台12と、一対の前輪13と、一対の後輪14とを備えている。車室10の上方には、ルーフ15が設けられている。車室10の左右には、一対のドア部11がそれぞれ設けられている。車室10の後部には、荷台12が設けられている。車室10と荷台12との間には、略U字形状のガードフレーム16が設けられている。荷台12の縁部には、荷台12に対して開閉可能なあおり部17が設けられている。車室10の下部には一対の前輪13が設けられ、荷台12の下部には一対の後輪14が設けられている。
(積載箱)
図1に示すように、積載箱20は、荷台12の上面において荷台12から着脱可能に積載されている。積載箱20は、荷台12に積載可能な立方体形状に形成されている。積載箱20における前後方向及び幅方向の大きさは、荷台12における前後方向及び幅方向と略同じ大きさである。積載箱20の高さは、車両100のルーフ15の高さよりも低い。積載箱20の後端部及び左右端部(幅方向における両端部)は、開閉可能に構成されており、積載箱20の内部に所望の物品等を収納することが可能である。
積載箱20の上面には、2つの荷台側レール部材21が設けられている。各荷台側レール部材21は、車両100の前後方向に沿って延びるように形成されている。各荷台側レール部材21は、それぞれ、積載箱20の上面における幅方向の縁部近傍に配置されている。
図7(a)及び図7(b)に示すように、各荷台側レール部材21は、後述する台車60の4つの車輪62が移動可能な荷台側レール部22を有する。図7(b)に示すように、各荷台側レール部22は、断面視において、略U字形状を有する。各荷台側レール部22は、1つの下面部221と、2つのガイド部222とを備えている。
下面部221及び各ガイド部222は、車両100の前後方向に沿って延びるように形成されている。各ガイド部222は、下面部221における幅方向の両端部に設けられている。各ガイド部222は、下面部221から上方に向かって幅方向に広がるように形成されている。各ガイド部222は、台車60の4つの車輪62が各荷台側レール部22の長手方向に交差する短手方向に向けて移動することを規制する。
図8に示すように、各荷台側レール部22における地上側レール部材51とは反対側の端部には、台車60の車輪止め機構としての車輪止め部23が設けられている。車輪止め部23により、台車60の車輪62が車輪止め部23によって固定(ロック)されるため、台車60の車輪62が車両100の前方方向に移動することが規制される。
積載箱20の後端部には、2つの荷台側係合部(図示省略)が設けられている。図2に示すように、荷台側係合部は、後述する地上側レール部材51の前端部に設けられた地上側係合部53と係合する。なお、地上側係合部53は、本発明の「係合部」の一例である。荷台側係合部はフック形状を有するフック部であり、地上側係合部53はフック部が係合する形状に形成されている。なお、地上側係合部53がフック形状を有するフック部とし、荷台側係合部をフック部が係合する形状に形成されていてもよい。
(風防装置)
図1に示すように、風防装置30は、積載箱20の上面における車室10側の端部に配置されている。風防装置30は、主に、アルミ等の軽量の金属から構成されている。風防装置30は、積載箱20と一体的に固定されている。これにより、風防装置30及び積載箱20は、同時に荷台12に対して積み降ろしすることが可能である。
風防装置30は、風防ユニット31と、支持部32とを備えている。風防ユニット31は、ルーフ15の上面15aの上方に設けられている。風防ユニット31の上端部は、精密部品40(本実施形態ではドローン)における前端部よりも高い位置に配置されている。これにより、走行中の飛石や林道又は山道の枝葉接触に起因する精密部品40の傷付きや破損を防止することが可能である。なお、精密部品40は、本発明の「荷物」の一例である。
風防ユニット31の後端部の下部には、支持部32が取り付けられている。支持部32は、荷台12に積載された積載箱20に対して風防ユニット31を支持するためのものである。支持部32は、ルーフ15の上面15a及びガードフレーム16の高さと略同じか、それよりも低い位置に配置されている。支持部32は、車両100の幅方向に2つの脚部321を有している。
(台車)
台車60は、積載箱20の上面において、支持部32の2つの脚部321間に配置されている。台車60は、荷物としての精密部品40の搬送用に用いられるものである。
図2及び図3に示すように、台車60は、載置部61と、4つの車輪62と、把持部63とを備えている。載置部61は、四角形状の平板状に形成されている。台車60の載置部61の上面には、精密部品40が積載されている。精密部品40が台車60の載置部61に積載された状態で運搬される際には、精密部品40は、台車60、積載箱20、荷台12、及びあおり部17等に対して、台車60の車輪止め機構やロープ等(図示省略)により固定される。
4つの車輪62は、それぞれ、載置部61の下面の四隅に取り付けられている。4つの車輪62は、荷台側レール部材21の荷台側レール部22を車両100の前後方向に沿って移動する。積載箱20の上面に精密部品40を積み降ろしする際には、台車60の載置部61に精密部品40が積載された状態で、地上側レール部材51を介して荷台側レール部材21と地上Gとの間で移動することにより行われる。
図2、図3、及び図6に示すように、把持部63は、載置部61の前端部及び後端部の各々に設けられている。各把持部63は、車両100の幅方向に沿って延びるように形成されている。各把持部63は、使用者が把持して台車60を移動させることが可能なように載置部61に取り付けられている。
(地上側レール部材)
図1に示すように、車載用スロープ50は、積載箱20の上面における後端部と地上Gとの間に緩やかな傾斜を形成して架け渡されている。図2に示すように、車載用スロープ50は、上記した荷台側レール部材21と、2つの地上側レール部材51と、2本の梁部材52と、2つの地上側係合部53と、2つの接続部材54とを備えている。なお、地上側レール部材51は、本発明の「レール部材」の一例である。
各地上側レール部材51は、車両100側に配置される2つの上側レール部材512と、地上G側に配置される2つの下側レール部材513とを備えている。各上側レール部材512及び各下側レール部材513は、接続部材54により接続されている。
2つの地上側レール部材51は、車両100の前後方向に沿って延びるように形成されている。2つの地上側レール部材51は、それぞれ、車両100の幅方向に沿って配置されている。図7(a)及び図7(b)に示すように、2つの地上側レール部材51は、それぞれ、地上側レール部55を有している。各地上側レール部55は、精密部品40が積載される台車60の車輪62が移動可能に構成されている。
各地上側レール部55は、1つの下面部551と、2つのガイド部552とを備えている。なお、ガイド部552は、本発明の「移動規制部」の一例である。2つのガイド部552は、それぞれ、下面部551における幅方向の両端部に設けられている。2つのガイド部552は、台車60の4つの車輪62が地上側レール部55の長手方向に交差する短手方向に向けて移動することを規制する。図10(a)及び図10(b)に示すように、各地上側レール部55は、断面視において、略U字形状を有する。
図2(a)及び図2(b)に示すように、地上側レール部材51の上端部近傍には、地上側係合部53が設けられている。地上側係合部53は、積載箱20の後端部に設けられた荷台側係合部(図示省略)と係合される。これにより、各荷台側レール部材21と各地上側レール部材51とが、台車60の各車輪62が移動可能なように連接する。このため、地上側レール部材51(地上側係合部53)が積載箱20に対して固定される。
図2、図4、及び図5に示すように、2つの地上側レール部材51間には、2本の梁部材52が配置されている。2本の梁部材52により2つの地上側レール部材51間が連結されている。各梁部材52は、上側梁部材521と、下側梁部材522とを備えている。上側梁部材521及び下側梁部材522は、各地上側レール部材51の長さよりも短い。
上側梁部材521は、棒状に形成されている。上側梁部材521は、各地上側レール部材51の上側レール部材512間を接続するように配置されている。上側梁部材521は、締結部材等により、各地上側レール部材51の上側レール部材512と締結固定されている。なお、上側梁部材521と上側レール部材512とは、容易に分解可能な構造としてもよい。
下側梁部材522は、各地上側レール部材51の下側レール部材513間を接続するように配置されている。下側梁部材522は、締結部材等により、各地上側レール部材51の下側レール部材513と締結固定されている。なお、下側梁部材522と下側レール部材513とは、容易に分解可能な構造としてもよい。
下側梁部材522は、板状に形成されているとともに、地上Gに対して設置されている。下側梁部材522を板状とすることによって、下側梁部材522における地上Gからの高さ(でっぱり)が小さくなるため、精密部品40の積み降ろしの際に、作業者の足が下側梁部材522に引っ掛かることを抑制可能である。
図9(a)及び図9(b)に示すように、2つの接続部材54は、それぞれ、各地上側レール部材51の長手方向における中間部分に設けられている。接続部材54は、上側金具541と、下側金具542と、回動部材543とを備えている。
上側金具541は、地上側レール部材51の上側レール部材512の端部に固定されている。下側金具542は、地上側レール部材51の下側レール部材513の端部に固定されている。回動部材543は、上側金具541と下側金具542とを相対的に回動可能に固定している。
図10(a)及び図10(b)に示すように、地上側レール部材51の下端部には、車輪止め部56が設けられている。車輪止め部56は、下面部551から上方に向かって延びるように形成されている。車輪止め部56により、台車60が車両100の前後方向における後方に移動することが規制される。このため、台車60を荷台12側から下ろす際に、台車60が地上側レール部材51から地上Gに対して不意に脱落することを抑制可能である。
車載用スロープ50を分解する際には、最初に、地上側レール部材51の地上側係合部53を積載箱20の荷台側係合部(図示省略)から取り外す。次に、各上側レール部材512と上側梁部材521とを分解し、各下側レール部材513と下側梁部材522とを分解する。最後に、上側レール部材512と下側レール部材513とを接続部材54の回動部材543を回動中心として折り畳む。これにより、車載用スロープ50が分解されてコンパクト化される。
上記説明した実施形態によれば、以下の効果(1)~(6)を得ることができる。
(1)上記実施形態による車載用スロープ50では、地上側レール部材51の長手方向に交差する短手方向に向けて車輪62が移動することを規制するガイド部552を地上側レール部材51に設けた。これにより、地上側レール部材51に設けられたガイド部552によって、地上側レール部材51上を移動する車輪62が短手方向に向けて横ずれすることを規制できる。このため、台車60の車輪62が地上側レール部材51上を安定して移動するため、精密部品40を安定的に荷台12へ積み降ろしすることができる。
(2)上記実施形態による車載用スロープ50では、地上側レール部材51を長手方向に沿って折り畳み可能に構成した。これにより、荷台12よりも長い地上側レール部材51を荷台12に積載可能とすることができるとともに、荷台12と地上Gとの間で緩やかな勾配(スロープ)を形成することができる。
(3)上記実施形態による車載用スロープ50では、地上側レール部材51を、ガイド部552が設けられた部分において、U字形状の断面形状を有するようにした。これにより、ガイド部552がU字形状の断面形状を有することによって、車輪62における短手方向へ移動規制構造を容易に得ることができる。
(4)上記実施形態による車載用スロープ50では、2本の地上側レール部材51間を2本の梁部材52により連結した。これにより、車載用スロープ50の剛性が向上するため、比較的重量の大きい精密部品40であっても容易に積み降ろしすることができる。
(5)上記実施形態による車載用スロープ50では、荷台側レール部材21と地上側レール部材51との間を台車60の車輪62が移動可能なように、荷台側係合部と地上側係合部53とを係合させた。これにより、荷台側レール部材21と地上側レール部材51とを相互に連接することによって、積載箱20(荷台12)上に対して安定して精密部品40を積み降ろしすることができる。このため、積載箱20(荷台12)上に精密部品40を積載した状態における車両移動を安定させることができる。さらに、上記実施形態によれば、精密部品40の大きさが車両100の幅方向(車幅方向)と略同じである場合には、車両100から精密部品40がはみ出ることを防ぐための「車幅方向位置決め機能」とすることができる。
(6)上記実施形態による車載用スロープ50では、荷台側レール部材21における地上側レール部材51とは反対側の端部に、台車60の車輪62の移動を止める車輪止め部23が設けた。これにより、荷台側レール部材21の端部を車輪止め構造として台車60の車輪62を固定することによって、車両移動中に台車60の車輪62が荷台側レール部材21に対して車両100の前後方向(走行方向)にずれることを抑制できる。
(変形例)
上記実施形態は、以下のように変更した構成とすることもできる。
上記実施形態では、精密部品(荷物)の搬送用の台車の車輪が車載用スロープ上を移動する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、荷台に積載される精密部品(荷物)が車輪を備え、この車輪が車載用スロープ上を移動する構成としてもよい。
上記実施形態では、荷物の一例としてドローン等の精密部品を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、車載用スロープ上を移動させて荷台上に積み降ろしすることが可能であれば、ドローン等の精密部品以外の荷物でも適用可能である。
上記実施形態では、地上側レール部材及荷台側レール部材をそれぞれ2本用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、地上側レール部材及荷台側レール部材をそれぞれ1本又は3本以上用いて、これらのレール部材上を車輪が移動するようにしてもよい。
上記実施形態では、積載箱の後端部に荷台側係合部を設けるとともに、地上側レール部材の上端部に地上側係合部を設けて、それらを係合させる例を示したが、本発明ではこれに限られない。本発明では、荷物を荷台に対して積み降ろし可能であれば、荷台側係合部を積載箱の側端部、荷台の後端部、荷台の側端部、又はこれら以外の部分に設けることも可能である。
上記実施形態では、移動規制部が設けられた部分において、レール部材がU字形状の断面形状を有する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、車輪がレール部材の短手方向に向けて脱落することを抑制可能であれば、L字形状の断面形状を有するように構成してもよいし、U字形状又はL字形状以外の断面形状に構成してもよい。
上記実施形態では、上側レール部材と下側レール部材とを接続部材により折り畳み可能に構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、上側レール部材と下側レール部材とを相対的に伸縮可能に接続するように構成してもよい。このように構成すれば、レール部材の全長を短くすることができるため、コンパクト化を図ることができる。
上記実施形態は、いずれも本発明の適応の例示であり、特許請求の範囲に記載の範囲内におけるその他いかなる実施形態も、発明の技術的範囲に含まれることは当然のことである。
12 :荷台
20 :積載箱
21 :荷台側レール部材
23 :車輪止め部
40 :精密部品(荷物)
60 :台車
62 :車輪
50 :車載用スロープ
51 :地上側レール部材(レール部材)
52 :梁部材
53 :地上側係合部(係合部)
100 :車両
521 :上側梁部材(梁部材)
522 :下側梁部材(梁部材)
551 :下面部
552 :ガイド部(移動規制部)
G :地上

Claims (2)

  1. 車両の後部に設けられた荷台と地上との間に架け渡され、前記荷台に積載される荷物が備える車輪、あるいは当該荷物の搬送用に設けられた台車の車輪が移動可能な1又は複数のレール部材と、
    前記レール部材の端部に形成され、前記荷台側と係合する係合部とを備え、
    前記レール部材は、長手方向に沿って伸縮又は折り畳み可能に構成され、
    前記レール部材には、前記車輪が前記レール部材の長手方向に交差する短手方向に向けて移動することを規制する移動規制部が設けられていること、を特徴とする車載用スロープ。
  2. 前記荷台側に配置され、前記車輪が移動可能な荷台側レール部材をさらに備え、
    前記荷台側の端部には、荷台側係合部が設けられ、
    前記荷台側レール部材と前記レール部材との間を前記車輪が移動可能なように、前記荷台側の前記荷台側係合部と前記レール部材の前記係合部とが係合していること、を特徴とする請求項1に記載の車載用スロープ。
JP2021004575A 2021-01-14 2021-01-14 車載用スロープ Pending JP2022109188A (ja)

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