JPH0649140Y2 - 往複刃形刈刃装置 - Google Patents
往複刃形刈刃装置Info
- Publication number
- JPH0649140Y2 JPH0649140Y2 JP6302389U JP6302389U JPH0649140Y2 JP H0649140 Y2 JPH0649140 Y2 JP H0649140Y2 JP 6302389 U JP6302389 U JP 6302389U JP 6302389 U JP6302389 U JP 6302389U JP H0649140 Y2 JPH0649140 Y2 JP H0649140Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- cutting blade
- reciprocating
- type cutting
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Harvester Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、芝や生垣の背を刈り揃える等のために使用さ
れる往復刃型刈刃装置に関する。
れる往復刃型刈刃装置に関する。
[従来の技術] 前記の如き往復刃型刈刃装置は、相対的に摺動して往復
駆動される上刃及び下刃を備えている。そして、従来
は、前記上刃と下刃との接合面が刃の全長にわたってお
り、したがって、前記上刃と下刃とがその全長わたっ
て、互いに接触していた。
駆動される上刃及び下刃を備えている。そして、従来
は、前記上刃と下刃との接合面が刃の全長にわたってお
り、したがって、前記上刃と下刃とがその全長わたっ
て、互いに接触していた。
[考案が解決しようとする課題] 前記したように、従来の往復刃型刈刃装置では、上刃と
下刃とが互いにその全長にわたって接触していたため、
特に、雨が降った後に水に濡れた芝や生垣の背を刈り揃
えたり、水田の畔を刈ったりすることによって上刃及び
下刃が水に濡れると、その水や土砂等が上刃及び下刃の
往復運動により上刃と下刃との間を伝わってその往復方
向に沿って移動し、上刃及び下刃を駆動する刈刃駆動筐
の内部に浸入し、数日後には該刈刃駆動筐の内部の部品
が腐食してしまう等の欠点があった。
下刃とが互いにその全長にわたって接触していたため、
特に、雨が降った後に水に濡れた芝や生垣の背を刈り揃
えたり、水田の畔を刈ったりすることによって上刃及び
下刃が水に濡れると、その水や土砂等が上刃及び下刃の
往復運動により上刃と下刃との間を伝わってその往復方
向に沿って移動し、上刃及び下刃を駆動する刈刃駆動筐
の内部に浸入し、数日後には該刈刃駆動筐の内部の部品
が腐食してしまう等の欠点があった。
本考案は、かかる従来技術の欠点を除去するもので、通
常の使用状態での防塵は勿論のこと、上刃及び下刃が水
に濡れても、その水の刈刃駆動筐の内部への浸入を確実
に阻止することができ、刈刃駆動筐の内部の部品の腐食
等を防止することができる往復刃型刈刃装置を提供しよ
うとするものである。
常の使用状態での防塵は勿論のこと、上刃及び下刃が水
に濡れても、その水の刈刃駆動筐の内部への浸入を確実
に阻止することができ、刈刃駆動筐の内部の部品の腐食
等を防止することができる往復刃型刈刃装置を提供しよ
うとするものである。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するため、本考案は、刈刃駆動筐から一
側へ突出し相対的に摺動して往復駆動される上刃及び下
刃を備えた往復刃型刈刃装置において、前記刈刃駆動筐
4寄りの前記上刃と前記下刃との接触面に前記刃の往復
方向を横切るように隙間を形成した構成としたものであ
り、前記隙間にはグリスを充填することもできる。
側へ突出し相対的に摺動して往復駆動される上刃及び下
刃を備えた往復刃型刈刃装置において、前記刈刃駆動筐
4寄りの前記上刃と前記下刃との接触面に前記刃の往復
方向を横切るように隙間を形成した構成としたものであ
り、前記隙間にはグリスを充填することもできる。
[作用] 本考案よれば、上刃及び下刃は互いに摺動して往復駆動
されるものであるため、上刃及び下刃が水に濡れると、
前記した従来の往復刃型刈刃装置と同様に、水等が上刃
と下刃との間を伝わってその往復方向に移動しようとす
る。しかし、本考案では、前記した従来の往復刃型刈刃
装置と異なり、刈刃駆動筐寄りの上刃と下刃との間に往
復方向を横切るように隙間が形成されているので、該隙
間によって、上刃と下刃との間をその往復方向に伝わっ
てあがろうとした水等のそこから先の移動が阻止され、
上刃及び下刃を駆動する刈刃駆動筐の内部への水等の浸
入が阻止され、刈刃駆動筐の内部の部品の腐食事故等を
防止することができる。
されるものであるため、上刃及び下刃が水に濡れると、
前記した従来の往復刃型刈刃装置と同様に、水等が上刃
と下刃との間を伝わってその往復方向に移動しようとす
る。しかし、本考案では、前記した従来の往復刃型刈刃
装置と異なり、刈刃駆動筐寄りの上刃と下刃との間に往
復方向を横切るように隙間が形成されているので、該隙
間によって、上刃と下刃との間をその往復方向に伝わっ
てあがろうとした水等のそこから先の移動が阻止され、
上刃及び下刃を駆動する刈刃駆動筐の内部への水等の浸
入が阻止され、刈刃駆動筐の内部の部品の腐食事故等を
防止することができる。
[実施例] 以下に、本考案の一実施例を図面について説明する。
第1図には、本考案に係る往復刃型刈刃装置3を用いた
刈払機の斜視図が示されている。
刈払機の斜視図が示されている。
同図において、1は原動機たる空冷2サイクル内燃機関
等のエンジン、2は該エンジン1から延長された駆動軸
(図示せず)が内部に挿通された操作桿、3は往復刃型
刈刃装置、4は前記駆動軸より伝達された動力を変換し
て前記往復刃型刈刃装置3を往復動せしめる機構を内部
に備えた刈刃駆動筐、5は操作ハンドルである。
等のエンジン、2は該エンジン1から延長された駆動軸
(図示せず)が内部に挿通された操作桿、3は往復刃型
刈刃装置、4は前記駆動軸より伝達された動力を変換し
て前記往復刃型刈刃装置3を往復動せしめる機構を内部
に備えた刈刃駆動筐、5は操作ハンドルである。
そして、前記往復刃型刈刃装置3は、第2図及び第3図
に示すように、刈刃駆動筐4から一側へ突出して相対的
に摺動して往復駆動される上刃3a及び下刃3bから構成さ
れ、図示例では、前記刈刃駆動筐4内の機構により、前
記上刃3aが前記刈刃駆動筐4に固着された下刃3bに対し
て往復動されるようになっている。
に示すように、刈刃駆動筐4から一側へ突出して相対的
に摺動して往復駆動される上刃3a及び下刃3bから構成さ
れ、図示例では、前記刈刃駆動筐4内の機構により、前
記上刃3aが前記刈刃駆動筐4に固着された下刃3bに対し
て往復動されるようになっている。
また、前記上刃3aには、その往復動方向Xに対する側方
の片側(両側でも可)に側刃部6が複数形成され、図面
には表われていないが、前記下刃3bについても同様であ
る。
の片側(両側でも可)に側刃部6が複数形成され、図面
には表われていないが、前記下刃3bについても同様であ
る。
そして、本考案では、前記刈刃駆動筐4寄りに前記上刃
3aと前記下刃3bとの接合面3cに、両刃3a,3bを互いに離
れる方向へ屈曲せしめて前記往復方向Xを横切るように
刈刃の往復動ストロークより長い隙間7が形成される。
図面実施例の場合、前記隙間7は、前記刈刃駆動筐4寄
りに1箇所しか形成されていないが、適当な箇所に複数
形成しておけば、一層効果的である。
3aと前記下刃3bとの接合面3cに、両刃3a,3bを互いに離
れる方向へ屈曲せしめて前記往復方向Xを横切るように
刈刃の往復動ストロークより長い隙間7が形成される。
図面実施例の場合、前記隙間7は、前記刈刃駆動筐4寄
りに1箇所しか形成されていないが、適当な箇所に複数
形成しておけば、一層効果的である。
前記構成の本考案に係る往復刃型刈刃装置3によれば、
従来の往復刃型刈刃装置と同様に、上刃3a及び下刃3bの
側方に形成された側刃部6によって芝や生垣などの背を
刈り揃えたり、水田の畔を刈ったりすることができるも
のである。
従来の往復刃型刈刃装置と同様に、上刃3a及び下刃3bの
側方に形成された側刃部6によって芝や生垣などの背を
刈り揃えたり、水田の畔を刈ったりすることができるも
のである。
そして、本考案に係る往復刃型刈刃装置3においても、
上刃3a及び下刃3bは互いに摺動して往復駆動されるもの
であるため、上刃3a及び下刃3bが水に濡れたりすると、
従来の往復刃型刈刃装置と同様に、水等が上刃3aと下刃
3bとの間を伝わってその往復方向Xに移動しようとす
る。しかし、本考案では、前記刈刃駆動筐4寄りの上刃
3aと下刃3bとの接合面3cに隙間7が形成されているの
で、該隙間7によって、上刃3aと下刃3bとの間を伝わっ
てその往復方向に移動しようとした水等が阻止され、上
刃3a及び下刃3bを駆動する刈刃駆動筐4の内部への水の
浸入等が阻止され、刈刃駆動筐4の内部の部品の腐食等
を防止することができる。
上刃3a及び下刃3bは互いに摺動して往復駆動されるもの
であるため、上刃3a及び下刃3bが水に濡れたりすると、
従来の往復刃型刈刃装置と同様に、水等が上刃3aと下刃
3bとの間を伝わってその往復方向Xに移動しようとす
る。しかし、本考案では、前記刈刃駆動筐4寄りの上刃
3aと下刃3bとの接合面3cに隙間7が形成されているの
で、該隙間7によって、上刃3aと下刃3bとの間を伝わっ
てその往復方向に移動しようとした水等が阻止され、上
刃3a及び下刃3bを駆動する刈刃駆動筐4の内部への水の
浸入等が阻止され、刈刃駆動筐4の内部の部品の腐食等
を防止することができる。
なお、前記隙間7にグリスを充填しておけば、より完全
に水の浸入を阻止することができるとともに、その潤滑
作用によって上刃3a及び下刃3bの往復動がよりスムーズ
になる。
に水の浸入を阻止することができるとともに、その潤滑
作用によって上刃3a及び下刃3bの往復動がよりスムーズ
になる。
また、第2図に仮想線にて示した如く、一方、又は両方
の刈刃を側方へ屈曲せしめた膨出部8を形成することに
より隙間7′を設ける等、種々の変更も可能である。
の刈刃を側方へ屈曲せしめた膨出部8を形成することに
より隙間7′を設ける等、種々の変更も可能である。
[考案の効果] 本考案によれば、上刃及び下刃が水に濡れる等しても、
その水等の刈刃駆動筐の内部への浸入を阻止することが
でき、刈刃駆動筐の内部の部品の腐食事故等を効果的に
防止することができる効果が得られるものである。ま
た、上刃と下刃との間の刈刃駆動筐寄りに往復方向を横
切るように形成された隙間にグリスを充填しておけば、
より完全に水の浸入を阻止することができるとともに、
その潤滑作用によって上刃及び下刃の往復動がよりスム
ーズとなる効果が得られるものである。
その水等の刈刃駆動筐の内部への浸入を阻止することが
でき、刈刃駆動筐の内部の部品の腐食事故等を効果的に
防止することができる効果が得られるものである。ま
た、上刃と下刃との間の刈刃駆動筐寄りに往復方向を横
切るように形成された隙間にグリスを充填しておけば、
より完全に水の浸入を阻止することができるとともに、
その潤滑作用によって上刃及び下刃の往復動がよりスム
ーズとなる効果が得られるものである。
図面は本考案の一実施例の往復刃型刈刃装置を用いた刈
払機を示すもので、第1図は全体斜視図、第2図はその
要部拡大平面図、第3図は同じく要部拡大側面図であ
る。 3……往復刃型刈刃装置、3a……上刃、3b……下刃、3c
……接合面、4……刈刃駆動筐、7……隙間。
払機を示すもので、第1図は全体斜視図、第2図はその
要部拡大平面図、第3図は同じく要部拡大側面図であ
る。 3……往復刃型刈刃装置、3a……上刃、3b……下刃、3c
……接合面、4……刈刃駆動筐、7……隙間。
Claims (2)
- 【請求項1】刈刃駆動筺4から一側へ突出して相対的に
摺動して往復駆動される上刃3a及び下刃3bを備えた往復
刃型刈刃装置において、前記刈刃駆動筺4寄りの前記上
刃3aと前記下刃3bとの接合面3cに前記刃の往復方向Xを
横切るように隙間7が形成されてなることを特徴とする
往復刃型刈刃装置。 - 【請求項2】前記隙間7にグリスが充填されてなること
を特徴とする請求項1記載の往復刃型刈刃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6302389U JPH0649140Y2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 往複刃形刈刃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6302389U JPH0649140Y2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 往複刃形刈刃装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH035325U JPH035325U (ja) | 1991-01-18 |
JPH0649140Y2 true JPH0649140Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=31592706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6302389U Expired - Lifetime JPH0649140Y2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 往複刃形刈刃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649140Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9506807D0 (en) * | 1995-04-01 | 1995-05-24 | Gen Motors Corp | Kntted covers |
JP4609787B2 (ja) * | 2001-08-28 | 2011-01-12 | コマニー株式会社 | メッシュ間仕切り装置 |
JP5874129B2 (ja) * | 2011-12-20 | 2016-03-02 | 株式会社やまびこ | 往復摺動刈刃構造 |
CN113039928A (zh) * | 2019-12-26 | 2021-06-29 | 南通富来威农业装备有限公司 | 一种电动蔬菜收获机 |
-
1989
- 1989-05-31 JP JP6302389U patent/JPH0649140Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH035325U (ja) | 1991-01-18 |
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