JPH0649051A - エポキシ基含有化合物の製造方法 - Google Patents
エポキシ基含有化合物の製造方法Info
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- JPH0649051A JPH0649051A JP4203763A JP20376392A JPH0649051A JP H0649051 A JPH0649051 A JP H0649051A JP 4203763 A JP4203763 A JP 4203763A JP 20376392 A JP20376392 A JP 20376392A JP H0649051 A JPH0649051 A JP H0649051A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Epoxy Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】コバルト、マンガンまたは鉄の錯化合物とケト
ン化合物の併存下に行う反応により、エポキシ基含有化
合物を得る方法。 【構成】二重結合性化合物(I)を、特定のコバルト化
合物、マンガン化合物または鉄化合物から選ばれる少な
くとも一種の錯化合物(例えば(II)′′′′)と、ケ
トン化合物(III)との存在下に、酸素含有ガスと反応
させる工程を含む、エポキシ基含有化合物(IV)の製造
方法。 〔式中R1はH、アルキル、アリール;R2,R3は
H、アルキル、アリール、アリールアルキル、又は互に
結合して環を形成;R19〜R22,R24〜R27は
H、低級アルキル、低級アルコキシ;R23,R28は
低級アルキル、アリール;R,R′,R″はアルキル、
アリール、又は互いに結合して環を形成〕
ン化合物の併存下に行う反応により、エポキシ基含有化
合物を得る方法。 【構成】二重結合性化合物(I)を、特定のコバルト化
合物、マンガン化合物または鉄化合物から選ばれる少な
くとも一種の錯化合物(例えば(II)′′′′)と、ケ
トン化合物(III)との存在下に、酸素含有ガスと反応
させる工程を含む、エポキシ基含有化合物(IV)の製造
方法。 〔式中R1はH、アルキル、アリール;R2,R3は
H、アルキル、アリール、アリールアルキル、又は互に
結合して環を形成;R19〜R22,R24〜R27は
H、低級アルキル、低級アルコキシ;R23,R28は
低級アルキル、アリール;R,R′,R″はアルキル、
アリール、又は互いに結合して環を形成〕
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエポキシ基含有化合物の
製造方法に関し、特に、コバルト、マンガンまたは鉄の
錯化合物とケトン化合物の併存下に行う新規な反応によ
り、エポキシ基含有化合物を得る方法に関する。
製造方法に関し、特に、コバルト、マンガンまたは鉄の
錯化合物とケトン化合物の併存下に行う新規な反応によ
り、エポキシ基含有化合物を得る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エポキシ基含有化合物を製造する
方法として、二重結合を有する化合物を、ベンゼン、ク
ロロホルムあるいは四塩化炭素などの不活性溶媒中で、
過安息香酸、過ギ酸、過フタル酸、過プロピオン酸、過
酪酸あるいはトリフルオロ過酢酸などの有機過酸化物で
酸化する方法が知られている。特に、工業的には、過酸
化物を生じさせる物質、例えば、氷酢酸と不飽和化合物
との混合物に、強酸触媒を加えて60〜70℃に加熱し
ながら過酸化水素を加えて過酢酸を生成させ、この過酢
酸を利用してエポキシ基含有化合物を製造する方法が行
われている。
方法として、二重結合を有する化合物を、ベンゼン、ク
ロロホルムあるいは四塩化炭素などの不活性溶媒中で、
過安息香酸、過ギ酸、過フタル酸、過プロピオン酸、過
酪酸あるいはトリフルオロ過酢酸などの有機過酸化物で
酸化する方法が知られている。特に、工業的には、過酸
化物を生じさせる物質、例えば、氷酢酸と不飽和化合物
との混合物に、強酸触媒を加えて60〜70℃に加熱し
ながら過酸化水素を加えて過酢酸を生成させ、この過酢
酸を利用してエポキシ基含有化合物を製造する方法が行
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記方
法における反応は、過敏な反応であるため、選択的にエ
ポキシ化反応を行うことが困難であり、しかもエポキシ
基含有化合物の生成に伴って、生成したエポキシ基含有
化合物の一部が重合することがある。また、この反応
は、反応温度が50℃以上の厳しい反応条件下で行なわ
れるため、副反応が生起し易く、エポキシ基含有化合物
を高収率で得ることができない。また酸化剤として使用
する過酸類は高価かつ取扱いが危険なものであるため、
工業的に高コストになるという不利がある。
法における反応は、過敏な反応であるため、選択的にエ
ポキシ化反応を行うことが困難であり、しかもエポキシ
基含有化合物の生成に伴って、生成したエポキシ基含有
化合物の一部が重合することがある。また、この反応
は、反応温度が50℃以上の厳しい反応条件下で行なわ
れるため、副反応が生起し易く、エポキシ基含有化合物
を高収率で得ることができない。また酸化剤として使用
する過酸類は高価かつ取扱いが危険なものであるため、
工業的に高コストになるという不利がある。
【0004】さらに、有機過酸化物を使用しないエポキ
シ基含有化合物の製造方法として、不飽和化合物に次亜
ハロゲン酸を使用してハロヒドリンを生成させ、次いで
このハロヒドリンをアルカリ処理し、エポキシ基を生成
する方法も知られているが、この方法は、構造の複雑な
オレフィン類には適用できない。
シ基含有化合物の製造方法として、不飽和化合物に次亜
ハロゲン酸を使用してハロヒドリンを生成させ、次いで
このハロヒドリンをアルカリ処理し、エポキシ基を生成
する方法も知られているが、この方法は、構造の複雑な
オレフィン類には適用できない。
【0005】そこで本発明の目的は、エポキシ基含有化
合物の製造に用いられてきた従来の反応に比して温和な
反応条件で行なうことができ、過酸類等の高価な酸化剤
を使用しないため工業的に低コストで行なうことがで
き、また良好な触媒効率で、エポキシ基含有化合物を得
ることができる新規な方法を提供することにある。
合物の製造に用いられてきた従来の反応に比して温和な
反応条件で行なうことができ、過酸類等の高価な酸化剤
を使用しないため工業的に低コストで行なうことがで
き、また良好な触媒効率で、エポキシ基含有化合物を得
ることができる新規な方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、一般式(I):
決するために、一般式(I):
【0007】
【化8】
【0008】〔式中、R1 は直鎖または分岐状のアルキ
ル基もしくはアリール基であり、置換基を有していても
よく、R2 およびR3 は、同一でも異なってもよく、水
素原子、アルキル基、アリール基およびアリールアルキ
ル基から選ばれる少なくとも1種の基もしくは原子であ
り、R1 とR3 は、相互に結合して環を形成していても
よく、さらに、R1 、R2 およびR3 は同時に結合して
環を形成していてもよい〕で表わされる二重結合性化合
物を、次式(II)〜(II)’’’:
ル基もしくはアリール基であり、置換基を有していても
よく、R2 およびR3 は、同一でも異なってもよく、水
素原子、アルキル基、アリール基およびアリールアルキ
ル基から選ばれる少なくとも1種の基もしくは原子であ
り、R1 とR3 は、相互に結合して環を形成していても
よく、さらに、R1 、R2 およびR3 は同時に結合して
環を形成していてもよい〕で表わされる二重結合性化合
物を、次式(II)〜(II)’’’:
【0009】
【化9】
【0010】〔式中、Mはコバルト原子、マンガン原子
または鉄原子であり、R4〜R6 、R8 〜R10およびR
12〜R14は同一でも異なってもよく、低級アルキル基、
アリール基、低級アルコキシ基、ハロゲン化アルキル
基、下記式(a)もしくは下記式(b): −CO2 R15
(a) (ここで、R15はアルキル基またはアリール基である) −N(R16)(R17)
(b) (ここで、R16およびR17は同一でも異なってもよく、
アルキル基またはアリール基であり、R16およびR17は
相互に結合して環を形成していてもよく、環内に酸素原
子または窒素原子を含んでいてもよい。)で表わされる
基であり、また、R4 〜R6 、R8 〜R10およびR12〜
R14の隣合うものはそれぞれ相互に結合して環を形成し
ていてもよく、環内に窒素原子を含んでいてもよく、さ
らに結合して芳香環を形成してもよく、この芳香環は置
換基を有していてもよい。また、X1 およびX2 は酸素
原子または窒素原子であり、X1 およびX2 が酸素原子
である場合、R7 およびR11は存在しないものとし、X
1 およびX2 が窒素原子である場合、R7 およびR11は
同一でも異なってもよく、低級アルキル基、アリール
基、低級アルコキシ基またはハロゲン化アルキル基を示
し、R7 とR11はそれぞれ相互に結合して環を形成して
いてもよく、環内に窒素原子を含んでいてもよく、さら
に結合して、芳香環を形成してもよく、この芳香環は置
換基を有していてもよい。また、Yは、ハロゲン原子ま
たは陰イオン、もしくは一般式(c): −OCOR18
(c) (R18はアルキル基またはアリール基を示す)で表され
る基である〕で表されるコバルト化合物、マンガン化合
物または鉄化合物から選ばれる少なくとも一種の錯化合
物と、一般式(III):
または鉄原子であり、R4〜R6 、R8 〜R10およびR
12〜R14は同一でも異なってもよく、低級アルキル基、
アリール基、低級アルコキシ基、ハロゲン化アルキル
基、下記式(a)もしくは下記式(b): −CO2 R15
(a) (ここで、R15はアルキル基またはアリール基である) −N(R16)(R17)
(b) (ここで、R16およびR17は同一でも異なってもよく、
アルキル基またはアリール基であり、R16およびR17は
相互に結合して環を形成していてもよく、環内に酸素原
子または窒素原子を含んでいてもよい。)で表わされる
基であり、また、R4 〜R6 、R8 〜R10およびR12〜
R14の隣合うものはそれぞれ相互に結合して環を形成し
ていてもよく、環内に窒素原子を含んでいてもよく、さ
らに結合して芳香環を形成してもよく、この芳香環は置
換基を有していてもよい。また、X1 およびX2 は酸素
原子または窒素原子であり、X1 およびX2 が酸素原子
である場合、R7 およびR11は存在しないものとし、X
1 およびX2 が窒素原子である場合、R7 およびR11は
同一でも異なってもよく、低級アルキル基、アリール
基、低級アルコキシ基またはハロゲン化アルキル基を示
し、R7 とR11はそれぞれ相互に結合して環を形成して
いてもよく、環内に窒素原子を含んでいてもよく、さら
に結合して、芳香環を形成してもよく、この芳香環は置
換基を有していてもよい。また、Yは、ハロゲン原子ま
たは陰イオン、もしくは一般式(c): −OCOR18
(c) (R18はアルキル基またはアリール基を示す)で表され
る基である〕で表されるコバルト化合物、マンガン化合
物または鉄化合物から選ばれる少なくとも一種の錯化合
物と、一般式(III):
【0011】
【化10】
【0012】〔ここで、R、R′およびR″は同一でも
異なっていてもよく、直鎖もしくは分岐状のアルキル基
またはアリール基であり、RとR′およびR′とR″は
互いに結合して環を形成していてもよい〕で表されるケ
トン化合物との存在下に、酸素含有ガスと反応させる工
程を含む、一般式(IV):
異なっていてもよく、直鎖もしくは分岐状のアルキル基
またはアリール基であり、RとR′およびR′とR″は
互いに結合して環を形成していてもよい〕で表されるケ
トン化合物との存在下に、酸素含有ガスと反応させる工
程を含む、一般式(IV):
【0013】
【化11】
【0014】〔R1 〜R3 は前記一般式(I)において
定義した通りである〕で表されるエポキシ基含有化合物
の製造方法を提供するものである。
定義した通りである〕で表されるエポキシ基含有化合物
の製造方法を提供するものである。
【0015】以下、本発明のエポキシ基含有化合物の製
造方法(以下、「本発明の方法」という)について詳細
に説明する。
造方法(以下、「本発明の方法」という)について詳細
に説明する。
【0016】本発明の方法における出発物質である二重
結合性化合物を表す一般式(I)において、R1 は直鎖
または分岐状のアルキル基もしくはアリール基である。
R1の直鎖または分岐状のアルキル基としては、例え
ば、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、sec
−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n
−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−
ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデ
シル基等が挙げられる。アリール基としては、例えば、
フェニル基、p−メトキシフェニル基、p−クロロフェ
ニル基、p−フルオロフェニル基、ナフチル基等が挙げ
られる。また、R1 は置換基を有していてもよい。
結合性化合物を表す一般式(I)において、R1 は直鎖
または分岐状のアルキル基もしくはアリール基である。
R1の直鎖または分岐状のアルキル基としては、例え
ば、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、sec
−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n
−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−
ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデ
シル基等が挙げられる。アリール基としては、例えば、
フェニル基、p−メトキシフェニル基、p−クロロフェ
ニル基、p−フルオロフェニル基、ナフチル基等が挙げ
られる。また、R1 は置換基を有していてもよい。
【0017】R2 およびR3 は同一でも異なってもよ
く、水素原子、置換もしくは非置換のアルキル基または
アリール基である。この置換もしくは非置換のアルキル
基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブ
チル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチ
ル基等が挙げられ、アリール基としては、例えば、フェ
ニル基、p−メトキシフェニル基、p−クロロフェニル
基、p−フルオロフェニル基、ナフチル基等が挙げられ
る。またR2 とR3 は相互に結合して環を形成してもよ
く、例えば、相互に結合してシクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基等の
環を形成していてもよい。
く、水素原子、置換もしくは非置換のアルキル基または
アリール基である。この置換もしくは非置換のアルキル
基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブ
チル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチ
ル基等が挙げられ、アリール基としては、例えば、フェ
ニル基、p−メトキシフェニル基、p−クロロフェニル
基、p−フルオロフェニル基、ナフチル基等が挙げられ
る。またR2 とR3 は相互に結合して環を形成してもよ
く、例えば、相互に結合してシクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基等の
環を形成していてもよい。
【0018】またR1 とR3 は相互に結合して環を形成
してもよく、例えば、相互に結合して、ノルボルニル基
などの基を形成してもよい。
してもよく、例えば、相互に結合して、ノルボルニル基
などの基を形成してもよい。
【0019】前記一般式(I)で表される二重結合性化
合物の代表例として、下記式(I−1)〜(I−10)
で表されるものが挙げられる。
合物の代表例として、下記式(I−1)〜(I−10)
で表されるものが挙げられる。
【0020】
【化12】
【0021】本発明の方法は、前記一般式(I)で表さ
れる二重結合性化合物を、前記一般式(II)〜(I
I)’’’で表されるコバルト化合物、マンガン化合物
および鉄化合物から選ばれる少なくとも一種の錯化合物
と、前記一般式(V)で表されるケトン化合物の共存下
に、酸素含有ガスと反応させる方法である。
れる二重結合性化合物を、前記一般式(II)〜(I
I)’’’で表されるコバルト化合物、マンガン化合物
および鉄化合物から選ばれる少なくとも一種の錯化合物
と、前記一般式(V)で表されるケトン化合物の共存下
に、酸素含有ガスと反応させる方法である。
【0022】本発明で用いられるコバルト、マンガンま
たは鉄化合物を表す前記一般式(II)〜(I
I)’’’において、Mはコバルト原子、マンガン原子
または鉄原子であり、R4 〜R6 、R8 〜R10、R12〜
R14は同一でも異なってもよく、低級アルキル基、アリ
ール基、低級アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基、あ
るいは前記式(a)または(b)で表される基である。
この低級アルキル基としては、例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル
基などが挙げられ、アリール基としては、フェニル基、
p−メトキシフェニル基、p−クロロフェニル基などが
挙げられる。アルコキシ基としては、例えば、メトキシ
基、エトキシ基、プロピルオキシ基、フェノキシ基等が
挙げられる。ハロゲン化アルキル基としては、例えば、
トリフルオロメチル基等が挙げられる。
たは鉄化合物を表す前記一般式(II)〜(I
I)’’’において、Mはコバルト原子、マンガン原子
または鉄原子であり、R4 〜R6 、R8 〜R10、R12〜
R14は同一でも異なってもよく、低級アルキル基、アリ
ール基、低級アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基、あ
るいは前記式(a)または(b)で表される基である。
この低級アルキル基としては、例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル
基などが挙げられ、アリール基としては、フェニル基、
p−メトキシフェニル基、p−クロロフェニル基などが
挙げられる。アルコキシ基としては、例えば、メトキシ
基、エトキシ基、プロピルオキシ基、フェノキシ基等が
挙げられる。ハロゲン化アルキル基としては、例えば、
トリフルオロメチル基等が挙げられる。
【0023】また、前記式(a)において、R15はアル
キル基またはアリール基であり、このアルキル基として
は、例えば、メチル基、エチル基等が挙げられ、アリー
ル基としてはフェニル基などが挙げられる。
キル基またはアリール基であり、このアルキル基として
は、例えば、メチル基、エチル基等が挙げられ、アリー
ル基としてはフェニル基などが挙げられる。
【0024】さらに、前記式(b)において、R16およ
びR17は同一でも異なってもよく、アルキル基またはア
リール基であり、このアルキル基としては、例えば、メ
チル基、エチル基等が挙げられ、アリール基としてはフ
ェニル基などが挙げられ、またR16およびR17は相互に
結合してピロリジン環、ピペリジン環等を形成していて
もよく、環内に酸素原子または窒素原子を含んでモルフ
ォリン環等を形成してもよい。
びR17は同一でも異なってもよく、アルキル基またはア
リール基であり、このアルキル基としては、例えば、メ
チル基、エチル基等が挙げられ、アリール基としてはフ
ェニル基などが挙げられ、またR16およびR17は相互に
結合してピロリジン環、ピペリジン環等を形成していて
もよく、環内に酸素原子または窒素原子を含んでモルフ
ォリン環等を形成してもよい。
【0025】また、R4 〜R6 、R8 〜R10、R12〜R
14の隣合うものはそれぞれ相互に結合して環を形成して
いてもよく、環内に窒素原子を含んでいてもよく、さら
に結合して芳香環を形成してもよく、この芳香環に、メ
チル基、エチル基等の低級アルキル基、メトキシ基、エ
トキシ基等の低級アルコキシ基、あるいはフッ素、塩
素、臭素等のハロゲン原子等の置換基を有していてもよ
い。
14の隣合うものはそれぞれ相互に結合して環を形成して
いてもよく、環内に窒素原子を含んでいてもよく、さら
に結合して芳香環を形成してもよく、この芳香環に、メ
チル基、エチル基等の低級アルキル基、メトキシ基、エ
トキシ基等の低級アルコキシ基、あるいはフッ素、塩
素、臭素等のハロゲン原子等の置換基を有していてもよ
い。
【0026】また式(II)〜(II)’’’中、X1
およびX2 は酸素または窒素から選ばれる原子を示し、
X1 およびX2 が酸素原子である場合、R7 、R11は存
在しないものとし、X1 およびX2 が窒素原子である場
合、R7 、R11は同一でも異なってもよく、メチル基、
エチル基等の低級アルキル基、フェニル基、ナフチル基
等のアリール基を示す。R7 とR11はそれぞれ相互に結
合して環を形成していてもよく、例えば、−CH2 CH
2 −基や−CH2 CH2 CH2 −基等の脂環式の環を形
成してもよい。さらにこの環が芳香環をなしていてもよ
く、フェニル基の1、2−位やナフチル基の2、3−位
となっていてもよく、この芳香環はメチル基等の低級ア
ルキル基やメトキシ基等の低級アルコキシ基を有してい
てもよく、また、脂環式の環や芳香環の中に酸素や窒素
などの原子が含まれていてもよく、それが、例えば、−
CH2 CH2 CH2 N(CH3 )CH2 CH2 CH2 −
やピリジンの2、3−位となっていてもよい。
およびX2 は酸素または窒素から選ばれる原子を示し、
X1 およびX2 が酸素原子である場合、R7 、R11は存
在しないものとし、X1 およびX2 が窒素原子である場
合、R7 、R11は同一でも異なってもよく、メチル基、
エチル基等の低級アルキル基、フェニル基、ナフチル基
等のアリール基を示す。R7 とR11はそれぞれ相互に結
合して環を形成していてもよく、例えば、−CH2 CH
2 −基や−CH2 CH2 CH2 −基等の脂環式の環を形
成してもよい。さらにこの環が芳香環をなしていてもよ
く、フェニル基の1、2−位やナフチル基の2、3−位
となっていてもよく、この芳香環はメチル基等の低級ア
ルキル基やメトキシ基等の低級アルコキシ基を有してい
てもよく、また、脂環式の環や芳香環の中に酸素や窒素
などの原子が含まれていてもよく、それが、例えば、−
CH2 CH2 CH2 N(CH3 )CH2 CH2 CH2 −
やピリジンの2、3−位となっていてもよい。
【0027】また、Yは、ハロゲン原子または陰イオ
ン、もしくは前記式(c)で表される基である。一般式
(c)において、R18はアルキル基またはアリール基で
あり、例えば、前記式(a)のR15について例示のもの
と同じ基が挙げられる。
ン、もしくは前記式(c)で表される基である。一般式
(c)において、R18はアルキル基またはアリール基で
あり、例えば、前記式(a)のR15について例示のもの
と同じ基が挙げられる。
【0028】さらに、前記式(II)、(II)’、
(II)’’および(II)’’’で表されるコバルト
化合物の代表例として、下記一般式(II)″″
(II)’’および(II)’’’で表されるコバルト
化合物の代表例として、下記一般式(II)″″
【0029】
【化13】
【0030】で表されるコバルト化合物が挙げられる。
この一般式(II)″″において、R 19〜R22、R24〜
R27は低級アルキル基または低級アルコキシ基を示し、
低級アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル
基、プロピル基、tert−ブチル基等が挙げられ、ま
た低級アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エ
トキシ基等が挙げられる。また、R23またはR28は低級
アルキル基を示し、R23とR28は互いに結合して環を形
成してもよく、例えば、−CH2 CH2 −基や−CH2
CH2 CH2 −基を形成してもよく、さらにこの環が芳
香環をなしていてもよく、フェニル基の1、2−位やナ
フチル基の2、3−位となっていてもよく、その芳香環
中に酸素や窒素などの原子が含まれていてもよく、例え
ば−CH2 CH2 CH2 N(CH3 )CH2 CH2 CH
2 −やピリジンの2、3−位となっていてもよい。
この一般式(II)″″において、R 19〜R22、R24〜
R27は低級アルキル基または低級アルコキシ基を示し、
低級アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル
基、プロピル基、tert−ブチル基等が挙げられ、ま
た低級アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エ
トキシ基等が挙げられる。また、R23またはR28は低級
アルキル基を示し、R23とR28は互いに結合して環を形
成してもよく、例えば、−CH2 CH2 −基や−CH2
CH2 CH2 −基を形成してもよく、さらにこの環が芳
香環をなしていてもよく、フェニル基の1、2−位やナ
フチル基の2、3−位となっていてもよく、その芳香環
中に酸素や窒素などの原子が含まれていてもよく、例え
ば−CH2 CH2 CH2 N(CH3 )CH2 CH2 CH
2 −やピリジンの2、3−位となっていてもよい。
【0031】この一般式(II)〜(II)’’’で表
されるコバルト、マンガンまたは鉄化合物または(I
I)″″で表されるコバルト化合物の代表例として下記
式(II−1)〜(II−32)で表される化合物を挙
げることができる。
されるコバルト、マンガンまたは鉄化合物または(I
I)″″で表されるコバルト化合物の代表例として下記
式(II−1)〜(II−32)で表される化合物を挙
げることができる。
【0032】
【化14】
【0033】
【化15】
【0034】本発明の方法において、(II)〜(I
I)’’’で表されるコバルト、マンガンまたは鉄化合
物、および(II)″″で表されるコバルト化合物は、
1種単独でも2種以上を組み合わせてもよい。
I)’’’で表されるコバルト、マンガンまたは鉄化合
物、および(II)″″で表されるコバルト化合物は、
1種単独でも2種以上を組み合わせてもよい。
【0035】また、これらのコバルト、マンガンまたは
鉄化合物は、いずれの方法によって得られたものでもよ
く、特に限定されない。また、市販品を用いてもよい。
鉄化合物は、いずれの方法によって得られたものでもよ
く、特に限定されない。また、市販品を用いてもよい。
【0036】これらのコバルト、マンガンまたは鉄化合
物の錯化合物は、例えば、所望のコバルト、マンガンま
たは鉄化合物に対応する配位子をCoCl2 、MnCl
3 、FeCl3 とを用いて、脱塩法で製造することがで
きる。このようにして得られた錯化合物は、反応溶媒等
を除去した後、乾燥してそのまま使用してもよいし、有
機溶媒で抽出精製してもよいし、減圧下、昇華精製して
使用してもよい。
物の錯化合物は、例えば、所望のコバルト、マンガンま
たは鉄化合物に対応する配位子をCoCl2 、MnCl
3 、FeCl3 とを用いて、脱塩法で製造することがで
きる。このようにして得られた錯化合物は、反応溶媒等
を除去した後、乾燥してそのまま使用してもよいし、有
機溶媒で抽出精製してもよいし、減圧下、昇華精製して
使用してもよい。
【0037】本発明の方法において、前記一般式(I
I)〜(II)’’’で表される錯化合物、もしくは
(II)″″で表されるコバルト化合物の使用量は、通
常、出発原料である前記式(I)で表される二重結合性
化合物1モルに対して0.005〜30モル%の割合で
あり、特に、エポキシ基含有化合物の収率が高い点で、
0.1モル%〜10モル%の割合が一般的である。
I)〜(II)’’’で表される錯化合物、もしくは
(II)″″で表されるコバルト化合物の使用量は、通
常、出発原料である前記式(I)で表される二重結合性
化合物1モルに対して0.005〜30モル%の割合で
あり、特に、エポキシ基含有化合物の収率が高い点で、
0.1モル%〜10モル%の割合が一般的である。
【0038】本発明の方法においては、前記一般式(I
I)〜(II)’’’で表されるコバルト、マンガンま
たは鉄化合物、もしくは(II)″″で表されるコバル
ト化合物とともに、前記一般式(III)で表されるケ
トン化合物が用いられる。
I)〜(II)’’’で表されるコバルト、マンガンま
たは鉄化合物、もしくは(II)″″で表されるコバル
ト化合物とともに、前記一般式(III)で表されるケ
トン化合物が用いられる。
【0039】一般式(III)において、R、R′およ
びR″は同一でも異なってもよく、直鎖または分岐状の
アルキル基もしくはアリール基を示す。直鎖または分岐
状のアルキル基としては、例えば、エチル基、n−プロ
ピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−
ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプ
チル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル
基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基等が挙げられ
る。アリール基としては、例えば、フェニル基、p−メ
トキシフェニル基、p−クロロフェニル基、p−フルオ
ロフェニル基、ナフチル基等が挙げられる。また、Rと
R′、R′とR″は互いに結合して環を形成していても
よく、例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、
シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロノニル基
等を形成していてもよい。
びR″は同一でも異なってもよく、直鎖または分岐状の
アルキル基もしくはアリール基を示す。直鎖または分岐
状のアルキル基としては、例えば、エチル基、n−プロ
ピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−
ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプ
チル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル
基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基等が挙げられ
る。アリール基としては、例えば、フェニル基、p−メ
トキシフェニル基、p−クロロフェニル基、p−フルオ
ロフェニル基、ナフチル基等が挙げられる。また、Rと
R′、R′とR″は互いに結合して環を形成していても
よく、例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、
シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロノニル基
等を形成していてもよい。
【0040】また、この一般式(III)で表されるケ
トン化合物の代表例として、一般式(III)’:
トン化合物の代表例として、一般式(III)’:
【0041】
【化16】
【0042】で表される化合物が挙げられる。この一般
式(III)’において、Ra 、Rb、Rc およびRd
のうち少なくとも一つは水素原子を示し、他は水素原子
または低級アルキル基である。またnは1〜10の整数
を示す。
式(III)’において、Ra 、Rb、Rc およびRd
のうち少なくとも一つは水素原子を示し、他は水素原子
または低級アルキル基である。またnは1〜10の整数
を示す。
【0043】この一般式(III)、(III)’で表
されるケトン化合物の代表例として下記式(III−
1)〜(III−15)で表される化合物を挙げること
ができる。
されるケトン化合物の代表例として下記式(III−
1)〜(III−15)で表される化合物を挙げること
ができる。
【0044】
【化17】
【0045】本発明において、前記一般式(III)、
(III)’で表されるケトン化合物は、1種単独でも
2種以上を組み合わせても用いられる。
(III)’で表されるケトン化合物は、1種単独でも
2種以上を組み合わせても用いられる。
【0046】本発明の方法において、この一般式(II
I)、(III)’で表されるケトン化合物の使用量
は、出発物質である前記一般式(I)で表される二重結
合性化合物1モルに対して、通常、1モル以上、好まし
くは1〜100モルが一般的であり、溶媒として用いて
もよい。
I)、(III)’で表されるケトン化合物の使用量
は、出発物質である前記一般式(I)で表される二重結
合性化合物1モルに対して、通常、1モル以上、好まし
くは1〜100モルが一般的であり、溶媒として用いて
もよい。
【0047】また、本発明の方法において、反応は他の
不活性溶媒を用いて行うこともできる。用いられる不活
性溶媒としては、ヘキサン、ベンゼン等の炭化水素系溶
媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル溶媒、または
ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素溶媒が好まし
い。
不活性溶媒を用いて行うこともできる。用いられる不活
性溶媒としては、ヘキサン、ベンゼン等の炭化水素系溶
媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル溶媒、または
ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素溶媒が好まし
い。
【0048】本発明の方法で用いられる酸素含有ガス
は、酸素ガス(純酸素)でもよいし、酸素含有窒素ガス
(例えば空気)等の酸素含有不活性ガスでもよい。
は、酸素ガス(純酸素)でもよいし、酸素含有窒素ガス
(例えば空気)等の酸素含有不活性ガスでもよい。
【0049】酸素含有ガス中の酸素の分圧は、好ましく
は0.1〜10atm程度、さらに好ましくは0.2〜
2.0atm程度である。
は0.1〜10atm程度、さらに好ましくは0.2〜
2.0atm程度である。
【0050】反応温度は、通常30〜180℃であり、
さらに40〜150℃が好ましい。
さらに40〜150℃が好ましい。
【0051】反応圧力は、溶媒が気化しない限り、常圧
で十分である。
で十分である。
【0052】以上の反応によって得られる反応混合物か
ら、目的のエポキシ基含有化合物を、公知の方法、例え
ば、蒸留、吸着による方法、抽出、再結晶等の方法を組
み合わせて得ることができる。
ら、目的のエポキシ基含有化合物を、公知の方法、例え
ば、蒸留、吸着による方法、抽出、再結晶等の方法を組
み合わせて得ることができる。
【0053】本発明の方法で得られる前記一般式(I
V)で表されるエポキシ基含有化合物の代表的なものと
して、下記式(IV−1)〜(IV−10)で示される
ものが挙げられる。
V)で表されるエポキシ基含有化合物の代表的なものと
して、下記式(IV−1)〜(IV−10)で示される
ものが挙げられる。
【0054】
【化18】
【0055】また本発明の方法は、下記式:
【0056】
【化19】
【0057】で表される含窒素化合物から選ばれる少な
くとも1種を添加して行ってもよく、これは用いるコバ
ルト化合物に配位させるためのものであるから、その使
用量は用いるコバルト化合物に対して、通常、1〜10
倍モル、好ましくは1〜3倍モルの添加で十分である
くとも1種を添加して行ってもよく、これは用いるコバ
ルト化合物に配位させるためのものであるから、その使
用量は用いるコバルト化合物に対して、通常、1〜10
倍モル、好ましくは1〜3倍モルの添加で十分である
【0058】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げ、本発明を具体
的に説明する。
的に説明する。
【0059】(実施例1〜8)各例において、前記式
(I−1)で表されるオレフィン3.0mmol、前記
式(II−6)で表されるコバルト化合物0.06mm
ol(2.0mol%)、および表1に示すケトン化合
物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で6時
間加熱撹拌して反応させて、前記式(IV−1)で表さ
れるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガスクロ
マトグラフィーで求めた。結果を表1に示す。
(I−1)で表されるオレフィン3.0mmol、前記
式(II−6)で表されるコバルト化合物0.06mm
ol(2.0mol%)、および表1に示すケトン化合
物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で6時
間加熱撹拌して反応させて、前記式(IV−1)で表さ
れるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガスクロ
マトグラフィーで求めた。結果を表1に示す。
【0060】
【表1】
【0061】(実施例9〜17)各例において、前記式
(I−1)で表されるオレフィン3.0mmol、前記
式(II−7)で表されるコバルト化合物0.06mm
ol(2.0mol%)、および表2に示すケトン化合
物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で6時
間加熱撹拌して反応させて、前記式(IV−1)で表さ
れるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガスクロ
マトグラフィーで求めた。結果を表2に示す。
(I−1)で表されるオレフィン3.0mmol、前記
式(II−7)で表されるコバルト化合物0.06mm
ol(2.0mol%)、および表2に示すケトン化合
物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で6時
間加熱撹拌して反応させて、前記式(IV−1)で表さ
れるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガスクロ
マトグラフィーで求めた。結果を表2に示す。
【0062】
【表2】
【0063】(実施例18〜20)各例において、前記
式(I−4)で表されるオレフィン3.0mmol、前
記式(II−7)で表されるコバルト化合物0.06m
mol(2.0mol%)、および表3に示すケトン化
合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で6
時間加熱撹拌して反応させて、前記式(IV−4)で表
されるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガスク
ロマトグラフィーで求めた。結果を表3に示す。
式(I−4)で表されるオレフィン3.0mmol、前
記式(II−7)で表されるコバルト化合物0.06m
mol(2.0mol%)、および表3に示すケトン化
合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で6
時間加熱撹拌して反応させて、前記式(IV−4)で表
されるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガスク
ロマトグラフィーで求めた。結果を表3に示す。
【0064】
【表3】
【0065】(実施例21〜30)各例において、前記
式(I−6)で表されるオレフィン3.0mmol、前
記式(II−13)で表されるコバルト化合物0.06
mmol(2.0mol%)、および表4に示すケトン
化合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で
6時間加熱撹拌して反応させて、前記式(IV−6)で
表されるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガス
クロマトグラフィーで求めた。結果を表4に示す。
式(I−6)で表されるオレフィン3.0mmol、前
記式(II−13)で表されるコバルト化合物0.06
mmol(2.0mol%)、および表4に示すケトン
化合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で
6時間加熱撹拌して反応させて、前記式(IV−6)で
表されるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガス
クロマトグラフィーで求めた。結果を表4に示す。
【0066】
【表4】
【0067】(実施例31〜37)各例において、前記
式(I−1)で表されるオレフィン3.0mmol、表
5に示すコバルト化合物0.06mmol(2.0mo
l%)、および前記式(III−6)で表されるケトン
化合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で
6時間加熱撹拌して反応させて、前記式(IV−1)で
表されるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガス
クロマトグラフィーで求めた。結果を表5に示す。
式(I−1)で表されるオレフィン3.0mmol、表
5に示すコバルト化合物0.06mmol(2.0mo
l%)、および前記式(III−6)で表されるケトン
化合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で
6時間加熱撹拌して反応させて、前記式(IV−1)で
表されるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガス
クロマトグラフィーで求めた。結果を表5に示す。
【0068】
【表5】
【0069】(実施例38〜43)各例において、前記
式(I−4)で表されるオレフィン3.0mmol、表
6に示すコバルト化合物0.06mmol(2.0mo
l%)、および前記式(III−6)で表されるケトン
化合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で
6時間加熱撹拌して反応させて、前記式(IV−4)で
表されるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガス
クロマトグラフィーで求めた。結果を表6に示す。
式(I−4)で表されるオレフィン3.0mmol、表
6に示すコバルト化合物0.06mmol(2.0mo
l%)、および前記式(III−6)で表されるケトン
化合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で
6時間加熱撹拌して反応させて、前記式(IV−4)で
表されるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガス
クロマトグラフィーで求めた。結果を表6に示す。
【0070】
【表6】
【0071】(実施例44〜51)各例において、前記
式(I−6)で表されるオレフィン3.0mmol、表
7に示すコバルト化合物0.06mmol(2.0mo
l%)、および前記式(III−6)で表されるケトン
化合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で
6時間加熱撹拌して反応させて、前記式(IV−6)で
表されるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガス
クロマトグラフィーで求めた。結果を表7に示す。
式(I−6)で表されるオレフィン3.0mmol、表
7に示すコバルト化合物0.06mmol(2.0mo
l%)、および前記式(III−6)で表されるケトン
化合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で
6時間加熱撹拌して反応させて、前記式(IV−6)で
表されるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガス
クロマトグラフィーで求めた。結果を表7に示す。
【0072】
【表7】
【0073】(実施例52〜58および95)各例にお
いて、前記式(I−6)で表されるオレフィン3.0m
mol、表8に示すコバルト化合物0.06mmol
(2.0mol%)、および前記式(III−6)で表
されるケトン化合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気
下、75℃で6時間加熱撹拌して反応させ、前記式(I
V−6)で表されるエポキシ基含有化合物を得、その生
成量をガスクロマトグラフィーで求めた。結果を表8に
示す。
いて、前記式(I−6)で表されるオレフィン3.0m
mol、表8に示すコバルト化合物0.06mmol
(2.0mol%)、および前記式(III−6)で表
されるケトン化合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気
下、75℃で6時間加熱撹拌して反応させ、前記式(I
V−6)で表されるエポキシ基含有化合物を得、その生
成量をガスクロマトグラフィーで求めた。結果を表8に
示す。
【0074】
【表8】
【0075】(実施例59〜66)各例において、前記
式(I−4)で表されるオレフィン3.0mmol、表
9に示すマンガン化合物0.06mmol(2.0mo
l%)、および前記式(III−6)で表されるケトン
化合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で
6時間加熱撹拌して反応させ、前記式(IV−4)で表
されるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガスク
ロマトグラフィーで求めた。結果を表9に示す。
式(I−4)で表されるオレフィン3.0mmol、表
9に示すマンガン化合物0.06mmol(2.0mo
l%)、および前記式(III−6)で表されるケトン
化合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で
6時間加熱撹拌して反応させ、前記式(IV−4)で表
されるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガスク
ロマトグラフィーで求めた。結果を表9に示す。
【0076】
【表9】
【0077】(実施例67〜70)各例において、前記
式(I−4)で表されるオレフィン3.0mmol、表
10に示すマンガン化合物0.06mmol(2.0m
ol%)、および前記式(III−6)で表されるケト
ン化合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃
で6時間加熱撹拌して反応させ、前記式(IV−4)で
表されるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガス
クロマトグラフィーで求めた。結果を表10に示す。
式(I−4)で表されるオレフィン3.0mmol、表
10に示すマンガン化合物0.06mmol(2.0m
ol%)、および前記式(III−6)で表されるケト
ン化合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃
で6時間加熱撹拌して反応させ、前記式(IV−4)で
表されるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガス
クロマトグラフィーで求めた。結果を表10に示す。
【0078】
【表10】
【0079】(実施例71、72)各例において、前記
式(I−1)で表されるオレフィン3.0mmol、表
11に示すマンガン化合物0.06mmol(2.0m
ol%)、および前記式(III−6)で表されるケト
ン化合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃
で6時間加熱撹拌して反応させ、前記式(IV−1)で
表されるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガス
クロマトグラフィーで求めた。結果を表11に示す。
式(I−1)で表されるオレフィン3.0mmol、表
11に示すマンガン化合物0.06mmol(2.0m
ol%)、および前記式(III−6)で表されるケト
ン化合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃
で6時間加熱撹拌して反応させ、前記式(IV−1)で
表されるエポキシ基含有化合物を得、その生成量をガス
クロマトグラフィーで求めた。結果を表11に示す。
【0080】
【表11】
【0081】(実施例73〜75)各例において、前記
式(I−4)で表されるオレフィン3.0mmol、表
12に示す鉄化合物0.06mmol(2.0mol
%)、および表12に示すケトン化合物5.0mlとと
もに、純酸素雰囲気下、75℃で6時間加熱撹拌して反
応させ、前記式(IV−4)で表されるエポキシ基含有
化合物を得、その生成量をガスクロマトグラフィーで求
めた。結果を表12に示す。
式(I−4)で表されるオレフィン3.0mmol、表
12に示す鉄化合物0.06mmol(2.0mol
%)、および表12に示すケトン化合物5.0mlとと
もに、純酸素雰囲気下、75℃で6時間加熱撹拌して反
応させ、前記式(IV−4)で表されるエポキシ基含有
化合物を得、その生成量をガスクロマトグラフィーで求
めた。結果を表12に示す。
【0082】
【表12】
【0083】(実施例76〜88)各例において、表1
3に示すオレフィン3.0mmol、表13に示すコバ
ルト化合物0.06mmol(2.0mol%)、およ
び前記式(III−6)で表されるケトン化合物5.0
mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で6時間加熱撹
拌して反応させ、表13に示すエポキシ基含有化合物を
得、その生成量をガスクロマトグラフィーで求めた。結
果を表13に示す。特に、実施例76および77におい
て、エポキシ基含有化合物1molの生成に対して消費
された2−メチルシクロヘキサノンの量を測定したとこ
ろ、各々0.70molおよび1.02molであるこ
とがわかった。また、同様に、実施例78では、エポキ
シ基含有化合物1molの生成に対して1.01mol
の2−メチルシクロヘキサノンが消費されていた。
3に示すオレフィン3.0mmol、表13に示すコバ
ルト化合物0.06mmol(2.0mol%)、およ
び前記式(III−6)で表されるケトン化合物5.0
mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で6時間加熱撹
拌して反応させ、表13に示すエポキシ基含有化合物を
得、その生成量をガスクロマトグラフィーで求めた。結
果を表13に示す。特に、実施例76および77におい
て、エポキシ基含有化合物1molの生成に対して消費
された2−メチルシクロヘキサノンの量を測定したとこ
ろ、各々0.70molおよび1.02molであるこ
とがわかった。また、同様に、実施例78では、エポキ
シ基含有化合物1molの生成に対して1.01mol
の2−メチルシクロヘキサノンが消費されていた。
【0084】
【表13】
【0085】(実施例89〜94)各例において、前記
式(I−6)で表されるオレフィン3.0mmol、表
14に示すコバルト化合物0.06mmol(2.0m
ol%)、および表14に示す含窒素化合物を表14に
示す量添加し、前記式(III−6)で表されるケトン
化合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で
6時間加熱撹拌して反応させ、表14に示すエポキシ基
含有化合物を得、その生成量をガスクロマトグラフィー
で求めた。結果を表14に示す。
式(I−6)で表されるオレフィン3.0mmol、表
14に示すコバルト化合物0.06mmol(2.0m
ol%)、および表14に示す含窒素化合物を表14に
示す量添加し、前記式(III−6)で表されるケトン
化合物5.0mlとともに、純酸素雰囲気下、75℃で
6時間加熱撹拌して反応させ、表14に示すエポキシ基
含有化合物を得、その生成量をガスクロマトグラフィー
で求めた。結果を表14に示す。
【0086】
【表14】
【0087】
【発明の効果】本発明の方法によれば、エポキシ基含有
化合物の製造に用いられてきた従来の反応に比して温和
な反応条件で、酸素含有ガスにより簡便な操作で効率良
くエポキシ基含有化合物を製造できる。本発明の方法
は、過酸類等の高価な酸化剤を使用しないため工業的に
低コストで行なうことができ、また良好な触媒効率で、
エポキシ基含有化合物を得ることができるため、工業的
に有用である。また本発明の方法においては、反応で共
存させるケトンの消費量が生成するエポキシ化合物に対
して1等量程度と少なくてすむという利点も有してい
る。
化合物の製造に用いられてきた従来の反応に比して温和
な反応条件で、酸素含有ガスにより簡便な操作で効率良
くエポキシ基含有化合物を製造できる。本発明の方法
は、過酸類等の高価な酸化剤を使用しないため工業的に
低コストで行なうことができ、また良好な触媒効率で、
エポキシ基含有化合物を得ることができるため、工業的
に有用である。また本発明の方法においては、反応で共
存させるケトンの消費量が生成するエポキシ化合物に対
して1等量程度と少なくてすむという利点も有してい
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 303/16 // C07B 61/00 300 (72)発明者 萬 清 隆 千葉県袖ヶ浦市長浦字拓二号580番32 三 井石油化学工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】一般式(I): 【化1】 〔式中、R1 は、水素原子、直鎖または分岐状のアルキ
ル基もしくはアリール基であり、置換基を有していても
よく、R2 およびR3 は同一でも異なってもよく、水素
原子、アルキル基、アリール基およびアリールアルキル
基から選ばれる少なくとも1種の基もしくは原子であ
り、R1 とR3 は相互に結合して環を形成していてもよ
く、さらに、R1 、R2 およびR3 は同時に結合して環
を形成していてもよい〕で表わされる二重結合性化合物
を、次式(II)〜(II)’’’: 【化2】 〔式中、Mはコバルト原子、マンガン原子または鉄原子
であり、R4〜R6 、R8 〜R10およびR12〜R14は同
一でも異なってもよく、低級アルキル基、アリール基、
低級アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基、下記式
(a)もしくは下記式(b): −CO2 R15
(a) (ここで、R15はアルキル基またはアリール基である) −N(R16)(R17)
(b) (ここで、R16およびR17は同一でも異なってもよく、
アルキル基またはアリール基であり、R16およびR17は
相互に結合して環を形成していてもよく、環内に酸素原
子または窒素原子を含んでいてもよい。)で表わされる
基であり、また、R4 〜R6 、R8 〜R10およびR12〜
R14の隣合うものはそれぞれ相互に結合して環を形成し
ていてもよく、環内に窒素原子を含んでいてもよく、さ
らに結合して芳香環を形成してもよく、この芳香環は置
換基を有していてもよい。また、X1 およびX2 は酸素
原子または窒素原子であり、X1 およびX2 が酸素原子
である場合、R7 およびR11は存在しないものとし、X
1 およびX2 が窒素原子である場合、R7 およびR11は
同一でも異なってもよく、低級アルキル基、アリール
基、低級アルコキシ基またはハロゲン化アルキル基を示
し、R7 とR11はそれぞれ相互に結合して環を形成して
いてもよく、環内に窒素原子を含んでいてもよく、さら
に結合して、芳香環を形成してもよく、この芳香環は置
換基を有していてもよい。また、Yは、ハロゲン原子ま
たは陰イオン、もしくは一般式(c): −OCOR18
(c) (R18はアルキル基またはアリール基を示す)で表され
る基である〕で表されるコバルト化合物、マンガン化合
物または鉄化合物から選ばれる少なくとも一種の錯化合
物と、一般式(III): 【化3】 〔ここで、R、R′およびR″は同一でも異なっていて
もよく、直鎖もしくは分岐状のアルキル基またはアリー
ル基であり、RとR′およびR′とR″は互いに結合し
て環を形成していてもよい〕で表されるケトン化合物と
の存在下に、酸素含有ガスと反応させる工程を含む、一
般式(IV): 【化4】 〔R1 〜R3 は前記一般式(I)において定義した通り
である〕で表されるエポキシ基含有化合物の製造方法。 - 【請求項2】前記錯化合物が、一般式(II)″″: 【化5】 〔式中、R19〜R22、R24〜R27は同一でも異なっても
よく、水素原子または低級アルキル基もしくは低級アル
コキシ基である。また、R23とR28は低級アルキル基ま
たはアリール基であり、これらは相互に結合して環を形
成していてもよく、環内に窒素原子を含んでいてもよ
く、さらに結合して芳香環を形成してもよく、この芳香
環は置換基を有していてもよい〕で表されるコバルト化
合物である請求項1に記載のエポキシ基含有化合物の製
造方法。 - 【請求項3】前記ケトン化合物が、下記式(II
I)’: 【化6】 〔式中、Ra 、Rb 、Rc およびRd のうち少なくとも
一つは水素原子を示し、他は、水素原子または低級アル
キル基を示す。またnは1〜10の整数を示す〕で表さ
れるケトン化合物である請求項1に記載のエポキシ基含
有化合物の製造方法。 - 【請求項4】下記式(V): 【化7】 で表される含窒素化合物から選ばれる少なくとも1種の
存在下に反応を行う請求項2または3に記載のエポキシ
基含有化合物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4203763A JPH0649051A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | エポキシ基含有化合物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4203763A JPH0649051A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | エポキシ基含有化合物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0649051A true JPH0649051A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=16479426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4203763A Withdrawn JPH0649051A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | エポキシ基含有化合物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649051A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007225469A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Sii Nanotechnology Inc | 蛍光x線分析装置 |
US7582786B2 (en) | 1992-12-07 | 2009-09-01 | Eukarion Inc. | Synthetic catalytic free radical scavengers useful as antioxidants for prevention and therapy of disease |
JP2009533336A (ja) * | 2006-04-07 | 2009-09-17 | インペリアル イノヴェイションズ リミテッド | テロメラーゼ阻害剤 |
CN112608793A (zh) * | 2020-12-10 | 2021-04-06 | 河南中烟工业有限责任公司 | 凸显中式卷烟甜味特征的吡喃酮香原料的制备方法及应用 |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP4203763A patent/JPH0649051A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7582786B2 (en) | 1992-12-07 | 2009-09-01 | Eukarion Inc. | Synthetic catalytic free radical scavengers useful as antioxidants for prevention and therapy of disease |
JP2007225469A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Sii Nanotechnology Inc | 蛍光x線分析装置 |
JP2009533336A (ja) * | 2006-04-07 | 2009-09-17 | インペリアル イノヴェイションズ リミテッド | テロメラーゼ阻害剤 |
CN112608793A (zh) * | 2020-12-10 | 2021-04-06 | 河南中烟工业有限责任公司 | 凸显中式卷烟甜味特征的吡喃酮香原料的制备方法及应用 |
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