JPH0649011B2 - 椅子の枕調節装置 - Google Patents

椅子の枕調節装置

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JPH0649011B2
JPH0649011B2 JP15153589A JP15153589A JPH0649011B2 JP H0649011 B2 JPH0649011 B2 JP H0649011B2 JP 15153589 A JP15153589 A JP 15153589A JP 15153589 A JP15153589 A JP 15153589A JP H0649011 B2 JPH0649011 B2 JP H0649011B2
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JP
Japan
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pillow
support rod
pillar
bracket
backrest
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JP15153589A
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JPH0316510A (ja
Inventor
昇 小川
貞夫 結城
Original Assignee
呉羽シート株式会社
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Publication date
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主にバスや乗用車用シートの枕、その他の椅
子の背凭れ、特にリクライニング背凭れに取付ける枕の
調節装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の枕は、第7図図示のように、背凭れ1の
上端より起立した支柱3に枕本体4を覆い被せ、該枕本
体4を支柱3の下部に設けた支軸8に、大きな摩擦抵抗
をもって前後方向に揺動可能に取付けたものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
長距離のバス旅行で特に夜間走行の場合に、乗客の殆ど
が背凭れを倒して就眠するが、その際に第7図図示の状
態のままで背凭れを倒すと、第8図の実線のように頭の
一部に枕が当るため、疲れを早めるものであり、2点鎖
線のように枕を支軸を中心として後方へ倒すと、枕が低
くなって寝心地が悪くなるものであった。
本発明は以上の従来の欠点を解消できるように、特に背
凭れを倒した際に、枕を寝心地の良い状態に調節するこ
とが出来る手段を開発したものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による解決手段は、背凭れの上端より起立した支
柱に枕本体を覆い被せて、支柱の上部に設けた支軸に前
後に揺動可能に取付け、支柱の下部に支持杆を起立して
上下動及び前後に揺動自在に枢着し、該支持杆の先端部
を枕本体より突出したブラケットに枢支してあると共
に、ブラケットの支持杆との枢支部が、支持杆の前後方
向への揺動によって支柱の前後に移動可能に形成し、支
持杆の支柱との枢着部と、ブラケットの支持杆との枢支
部間に圧縮スプリングを介在したものである。
〔作用〕
枕本体を支柱の上部に枢着したもので、背凭れを倒した
場合に、枕本体の下部を前方へ押し出すと、圧縮スプリ
ングが枕本体を後方へ押圧していた状態から直立状態の
デットポイントを過ぎて前方へ押圧する状態に変化し、
枕本体が前方へ支軸を中心として回動してその状態を保
持する。しかも枕本体の下部を前へ出すことによって、
枕本体の前面が背凭れとほぼ平行状になり、寝心地の良
い状態となるものである。
〔実施例〕
本発明による枕の調節装置を具体的に説明すると、第5
図に図示のように、バスのリクライニングシートに取付
けたものであって、第3図に示すように、背凭れ1を形
成する骨格2の上端より左右一対の支柱3,3を突設
し、両支柱3,3に跨がって枕本体4を覆い被せて取付
けるが、その取付け施工上から、枕本体4を金属製の中
枠5とこれに被せる金属製の外枠6で形成し、外枠6の
外面にクッション材7を付着したものである。
そこで第1図と第3図に図示するように、両支柱3,3
の上端部間に支軸8を架設し、下端部間に固定軸9を設
け、両支柱3,3に覆い被せた中枠5を上の支軸8に回
転自在に軸支し、下の固定軸9の左右部にそれぞれ筒状
の支持杆10,10を回転自在に取付けると共に、各支
持杆10の固定軸9を通す孔11を長手方向に長くあけ
て、支持杆10を上下動できるように設ける。この支持
杆10の先端部を中枠5内に突設したブラケット12に
ピン13で枢支し、更に第4図図示のように各支持杆1
0内に圧縮スプリング14を固定軸9とピン13に圧接
した状態に内装してある。上記のように取付けた中枠5
にクッション材7を付着した外枠6を被せて、ビス15
で外枠6を中枠5に一体的に固着したものである。更
に、枕本体4の下端に帯状の引手16を背凭れ1の前面
側に垂れ下がるように設けてある。
ところで前記圧縮スプリング14によって枕本体4を、
デットポイントを境として前方に及び後方へ交互に押圧
できるように、中枠5より突設したブラケット12の支
持杆10との枢支点(ピン13)が、固定軸9より垂直
に立てた仮想中心線aより前後に位置するように形成し
たものである。
尚、中枠5と外枠6の形状は前面が垂直に起立し、後面
は下へ至に従って後方へ広がるように傾斜するものであ
る。また図中17は両支柱3,3間を保持する補強杆で
ある。
以上の構造であるから、第5図図示のように背凭れ1を
起立している時には、枕本体4の下部を後方へ押し付け
ることによって、第1図図示の如く枕本体4の下部が圧
縮スプリング14で後方へ押し付けた状態が保持され
る。一方背凭れ1を第6図のように倒した場合には、引
手16によって枕本体4の下部を前方に引き寄せること
によって、第2図図示の如くその引き寄せた状態が圧縮
スプリング14によって保持され、枕本体4の前面が背
凭れ1とほぼ平行状に突出するものである。
〔発明の効果〕
本発明による椅子の枕調節装置は、支柱の上部に設けた
枕本体を揺動可能に設け、支柱の下部に上下動と前後へ
揺動する支持杆を突設し、その上端部を枕本体より突出
したブラケットに枢支し、支持杆内に圧縮スプリングを
内装し、支持杆の前後への揺動に応じて、デッドポイン
トを境として枕本体を前方に及び後方に交互に押圧する
ように構成したもので、枕本体の枢着点を支柱の上部に
設けたものであるから、枕本体の下部を前方へ押出すこ
とにより、枕本体の前面が背凭れの前面とほぼ平行状に
前へ突出し、横に伏した人の頭部がほぼ全面的に当接
し、しかも顎を締め付けたり、頭が後ろへ下がることが
なく、一応個人差はあるが一般的に寝た時の自然体の状
態を保持することが出来、長時間の就眠にも疲れること
なくなり、寝心地のよい状態に調節できるものである。
また枕本体を前へあるいは後へ押付けた状態を圧縮スプ
リングで保持するものであるから、就寝中に枕本体が揺
れ動く恐れがなく安定した状態で使用されるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による椅子の枕調節装置を後方へ押付け
た状態で示す側面より見た断面図、第2図は同じく前方
へ押付けた状態で示す側面より見た断面図、第3図は正
面より見た断面図、第4図は支持杆の取付け状態を示す
断面図、第5図は背凭れを起立した時の枕本体の状態を
示す側面図、第6図は背凭れを倒した時の枕本体の状態
を示す側面図、第7図は従来例の側面図、第8図は従来
例の背凭れを倒したときの状態を示す側面図である。 1……背凭れ、3……支柱、4……枕本体、5……中
枠、6……外枠、7……クッション材、8……支軸、9
……固体軸、10……支持杆、12……ブラッケット、
13……ピン、14……圧縮スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背凭れ(1)の上端より起立した支柱
    (3)に枕本体(4)を覆い被せて、支柱(3)の上部
    に設けた支軸(8)に前後に揺動可能に取付け、支柱
    (3)の下部に起立した支持杆(10)を上下動及び前
    後に揺動自在に枢着し、支持杆(10)の先端部を枕本
    体(4)より突出したブラケット(12)に枢支し、該
    ブラケット(12)の支持杆(10)との枢支部が、支
    持杆(10)の前後方向への揺動によって支柱(3)の
    前後へ移動可能に形成し、支持杆(10)の支柱(3)
    との枢着部と、ブラケット(12)の支持杆(10)と
    の枢支部間に圧縮スプリング(14)を介在してあるこ
    とを特徴とする椅子の枕調節装置
JP15153589A 1989-06-14 1989-06-14 椅子の枕調節装置 Expired - Fee Related JPH0649011B2 (ja)

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JPH0316510A JPH0316510A (ja) 1991-01-24
JPH0649011B2 true JPH0649011B2 (ja) 1994-06-29

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