JPH064894A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
光ピックアップ装置Info
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- JPH064894A JPH064894A JP4165106A JP16510692A JPH064894A JP H064894 A JPH064894 A JP H064894A JP 4165106 A JP4165106 A JP 4165106A JP 16510692 A JP16510692 A JP 16510692A JP H064894 A JPH064894 A JP H064894A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】構成部品点数及び組付け工数を大幅に削減で
き、しかも線膨張率の相違による分割受光素子が位置ず
れが生じない光ピックアップ装置を提供する。 【構成】光ピックアップ装置本体１をモールド一体成型
し、その際分割受光素子８，９の分割受光チップを光ピ
ックアップ装置本体１の所定位置に入れて成型してい
る。
き、しかも線膨張率の相違による分割受光素子が位置ず
れが生じない光ピックアップ装置を提供する。 【構成】光ピックアップ装置本体１をモールド一体成型
し、その際分割受光素子８，９の分割受光チップを光ピ
ックアップ装置本体１の所定位置に入れて成型してい
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザ等の光源
を対物レンズで微小スポットに絞って記録媒体に照射
し、その記録媒体から反射光を分割受光素子に入射し、
その分割受光素子により得られる差出力を用いて前記対
物レンズのフォーカス制御及びビームスポットのトラッ
キング制御を行う光学的情報記録再生装置の光ピックア
ップ装置に関する。
を対物レンズで微小スポットに絞って記録媒体に照射
し、その記録媒体から反射光を分割受光素子に入射し、
その分割受光素子により得られる差出力を用いて前記対
物レンズのフォーカス制御及びビームスポットのトラッ
キング制御を行う光学的情報記録再生装置の光ピックア
ップ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】上記形式の光学的情報記録再生装置は公
知であり、記録媒体として光ディスク、光磁気ディスク
を用いている。この種の光学的情報記録再生装置の光ピ
ックアップ装置の一構成例を図６に示す。
知であり、記録媒体として光ディスク、光磁気ディスク
を用いている。この種の光学的情報記録再生装置の光ピ
ックアップ装置の一構成例を図６に示す。
【０００３】図６において、符号５０はレーザダイオー
ド、５１はビームスプリッタ、５２はコリメートレン
ズ、５３は反射プリズム、５４は対物レンズ、５５は集
光レンズ、５６はナイフエッジプリズム、５７，５８は
分割受光素子である。この光ピックアップ装置は、レー
ザダイオード５０から出射された光ビームがビームスプ
リッタ５１を通り、反射プリズム５３で反射され対物レ
ンズ５４によって記録媒体５８上にビームスポットとし
て集光される。そして、記録媒体５９で反射された反射
光は、再び対物レンズ５４を通り、反射プリズム５３、
ビームスプリッタ５１を介してその一部がナイフエッジ
プリズム５５で反射されて分割受光素子５７に入射さ
れ、他の反射光は分割受光素子５８に入射されることに
より、記録及び再生を行っている。
ド、５１はビームスプリッタ、５２はコリメートレン
ズ、５３は反射プリズム、５４は対物レンズ、５５は集
光レンズ、５６はナイフエッジプリズム、５７，５８は
分割受光素子である。この光ピックアップ装置は、レー
ザダイオード５０から出射された光ビームがビームスプ
リッタ５１を通り、反射プリズム５３で反射され対物レ
ンズ５４によって記録媒体５８上にビームスポットとし
て集光される。そして、記録媒体５９で反射された反射
光は、再び対物レンズ５４を通り、反射プリズム５３、
ビームスプリッタ５１を介してその一部がナイフエッジ
プリズム５５で反射されて分割受光素子５７に入射さ
れ、他の反射光は分割受光素子５８に入射されることに
より、記録及び再生を行っている。
【０００４】かく構成の光ピックアップ装置は、図７に
示すように、レーザダイオード５０、ビームスプリッタ
５１、コリメートレンズ５２、反射プリズム５３、ナイ
フエッジプリズム５５がアルミダイカストにより作られ
たピックアップ装置本体としてのハウジング６０に接着
またはねじ止めによって固定支持している。そして、分
割受光素子５７，５８はホルダーに接着固定もしくは半
田付けして固定し、ホルダーをねじ止めによってハウジ
ングに調整固定している。
示すように、レーザダイオード５０、ビームスプリッタ
５１、コリメートレンズ５２、反射プリズム５３、ナイ
フエッジプリズム５５がアルミダイカストにより作られ
たピックアップ装置本体としてのハウジング６０に接着
またはねじ止めによって固定支持している。そして、分
割受光素子５７，５８はホルダーに接着固定もしくは半
田付けして固定し、ホルダーをねじ止めによってハウジ
ングに調整固定している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに組付けると、環境の温度変化があった場合、個々の
線膨張率の相違により、分割受光素子５７，５８が位置
ずれを起こしてしまい、光ピックアップの特性を満足で
きないという問題があった。
うに組付けると、環境の温度変化があった場合、個々の
線膨張率の相違により、分割受光素子５７，５８が位置
ずれを起こしてしまい、光ピックアップの特性を満足で
きないという問題があった。
【０００６】さらに、従来ではハウジングにシーク用の
シークモータやエンコーダをねじ止めしており、またベ
アリング保持用のシャフトをハウジングに圧入してい
た。従って、製造コストが嵩むという問題もあった。
シークモータやエンコーダをねじ止めしており、またベ
アリング保持用のシャフトをハウジングに圧入してい
た。従って、製造コストが嵩むという問題もあった。
【０００７】本発明は、上記した従来の問題を解消し、
構成部品点数及び組付け工数を大幅に削減でき、しかも
線膨張率の相違による分割受光素子が位置ずれが生じな
い光ピックアップ装置を提供することを目的としてい
る。
構成部品点数及び組付け工数を大幅に削減でき、しかも
線膨張率の相違による分割受光素子が位置ずれが生じな
い光ピックアップ装置を提供することを目的としてい
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、半導体レーザ等の光源を対物レンズで微小スポ
ットに絞って記録媒体に照射し、その記録媒体から反射
光を分割受光素子に入射し、その分割受光素子により得
られる差出力を用いて前記対物レンズのフォーカス制御
及びビームスポットのトラッキング制御を行う光学的情
報記録再生装置の光ピックアップ装置において、光ピッ
クアップ装置本体が、一体に作られた透明な材料による
モールド成型品であり、該モールド成型品が前記分割受
光素子の分割受光チップを入れて同時成型したことを特
徴としている。
発明は、半導体レーザ等の光源を対物レンズで微小スポ
ットに絞って記録媒体に照射し、その記録媒体から反射
光を分割受光素子に入射し、その分割受光素子により得
られる差出力を用いて前記対物レンズのフォーカス制御
及びビームスポットのトラッキング制御を行う光学的情
報記録再生装置の光ピックアップ装置において、光ピッ
クアップ装置本体が、一体に作られた透明な材料による
モールド成型品であり、該モールド成型品が前記分割受
光素子の分割受光チップを入れて同時成型したことを特
徴としている。
【０００９】さらに、前記モールド一体成型された光ピ
ックアップ装置本体の所定位置に、前記分割受光素子に
入射する反射光の光軸に直交する軸の回りを回動可能で
入射位置を移動調整するための光透過板を取り付ける取
付部を同時成型により設けたことを特徴としている。
ックアップ装置本体の所定位置に、前記分割受光素子に
入射する反射光の光軸に直交する軸の回りを回動可能で
入射位置を移動調整するための光透過板を取り付ける取
付部を同時成型により設けたことを特徴としている。
【００１０】さらにまた、前記光透過板を取り付ける取
付部を複数個設けたことを特徴としている。
付部を複数個設けたことを特徴としている。
【００１１】さらにまた、前記モールド一体成型された
光ピックアップ装置本体に、シークモータボビンを同時
成型により設けたことを特徴としている。
光ピックアップ装置本体に、シークモータボビンを同時
成型により設けたことを特徴としている。
【００１２】さらにまた、前記モールド一体成型された
光ピックアップ装置本体に、シーク用ベアリングを保持
するためのシャフトを同時成型により設けたことを特徴
としている。
光ピックアップ装置本体に、シーク用ベアリングを保持
するためのシャフトを同時成型により設けたことを特徴
としている。
【００１３】さらにまた、前記モールド一体成型された
光ピックアップ装置本体に、シーク位置検出用のエンコ
ーダを同時成型により設けたことを特徴としている。
光ピックアップ装置本体に、シーク位置検出用のエンコ
ーダを同時成型により設けたことを特徴としている。
【００１４】さらにまた、前記モールド一体成型された
光ピックアップ装置本体に、対物レンズの傾き調整用の
穴と、対物レンズの傾き調整するアクチュエータ固定用
のねじ穴を同時成型により設けたことを特徴としてい
る。
光ピックアップ装置本体に、対物レンズの傾き調整用の
穴と、対物レンズの傾き調整するアクチュエータ固定用
のねじ穴を同時成型により設けたことを特徴としてい
る。
【００１５】さらにまた、前記モールド一体成型された
光ピックアップ装置本体に、前記シャフトに取り付ける
シーク用ベアリングをシークシャフトに押しつける与圧
弾性部材をを同時成型により設けたことを特徴としてい
る。
光ピックアップ装置本体に、前記シャフトに取り付ける
シーク用ベアリングをシークシャフトに押しつける与圧
弾性部材をを同時成型により設けたことを特徴としてい
る。
【００１６】さらにまた、前記光ピックアップ装置本体
にしぼまたは黒塗装を施したことを特徴としている。
にしぼまたは黒塗装を施したことを特徴としている。
【００１７】
【作用】上記の構成によれば、光ピックアップ装置本体
が、光学素子とともに一体に作られた透明な材料による
モールド成型品であり、該モールド成型品が前記分割受
光素子の分割受光チップを入れて同時成型したので、部
品点数及び組立工数が大幅に低減でき、しかもピックア
ップ光学特性が向上される。
が、光学素子とともに一体に作られた透明な材料による
モールド成型品であり、該モールド成型品が前記分割受
光素子の分割受光チップを入れて同時成型したので、部
品点数及び組立工数が大幅に低減でき、しかもピックア
ップ光学特性が向上される。
【００１８】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に従って説明す
る。図１は、本発明に係る光ピックアップ装置の一実施
例を示す斜視図、図２はその平面図である。図１及び図
２において、符号１は光ピックアップ装置本体（以下、
装置本体という）であり、装置本体１にはレーザダイオ
ードを有するレーザユニット２、ビームスプリッタ３、
コリメートレンズ４、反射プリズム５、集光レンズ６、
ナイフエッジプリズム７及び分割受光素子８，９の光学
部品が設けられている。本実施例では、装置本体１とコ
リメートレンズ４、反射プリズム５、集光レンズ６及び
ナイフエッジプリズム７の光学部品とが透明なプラスチ
ックまたはガラスによるモールド一体成型によって設け
られている。そして、分割受光素子８，９の分割受光チ
ップがモールド一体成型時に装置本体１の所定位置に入
れて成型している。
る。図１は、本発明に係る光ピックアップ装置の一実施
例を示す斜視図、図２はその平面図である。図１及び図
２において、符号１は光ピックアップ装置本体（以下、
装置本体という）であり、装置本体１にはレーザダイオ
ードを有するレーザユニット２、ビームスプリッタ３、
コリメートレンズ４、反射プリズム５、集光レンズ６、
ナイフエッジプリズム７及び分割受光素子８，９の光学
部品が設けられている。本実施例では、装置本体１とコ
リメートレンズ４、反射プリズム５、集光レンズ６及び
ナイフエッジプリズム７の光学部品とが透明なプラスチ
ックまたはガラスによるモールド一体成型によって設け
られている。そして、分割受光素子８，９の分割受光チ
ップがモールド一体成型時に装置本体１の所定位置に入
れて成型している。
【００１９】分割受光素子８，９の分割受光チップを装
置本体１の所定位置に入れて成型する具体的方法の一例
としては、成型時にトラッキング分割受光素子８及びフ
ォーカス分割受光素子９のチップをマグネットを有する
金型に位置決め固定し成型すれば達成できる。所謂イン
サート成型と同じ方法である。なお、分割受光素子８，
９のチップの後側に凸部を設け、金型側に凹部を設けて
おけば、凸部と凹部の嵌合により位置決め精度も向上で
きる。
置本体１の所定位置に入れて成型する具体的方法の一例
としては、成型時にトラッキング分割受光素子８及びフ
ォーカス分割受光素子９のチップをマグネットを有する
金型に位置決め固定し成型すれば達成できる。所謂イン
サート成型と同じ方法である。なお、分割受光素子８，
９のチップの後側に凸部を設け、金型側に凹部を設けて
おけば、凸部と凹部の嵌合により位置決め精度も向上で
きる。
【００２０】かく構成された光ピックアップ装置は、モ
ールド一体成型の装置本体１を成型するときに分割受光
素子８，９を入れて成型するので、分割受光素子８，９
のホルダーや取付けねじや接着作業が必要なくなり、組
付け工数が低減される。
ールド一体成型の装置本体１を成型するときに分割受光
素子８，９を入れて成型するので、分割受光素子８，９
のホルダーや取付けねじや接着作業が必要なくなり、組
付け工数が低減される。
【００２１】また、本発明の光ピックアップ装置は図１
及び図２に示すように、分割受光素子９へ入射するビー
ムスポット位置を調整する光透過板１０を取り付けるた
めの取付部としての穴１１が装置本体１の成型時に同時
成型されている。この光透過板１０は、分割受光素子９
に入射する反射光の光軸に直交する軸の回りを回動可能
に穴１１に保持される。
及び図２に示すように、分割受光素子９へ入射するビー
ムスポット位置を調整する光透過板１０を取り付けるた
めの取付部としての穴１１が装置本体１の成型時に同時
成型されている。この光透過板１０は、分割受光素子９
に入射する反射光の光軸に直交する軸の回りを回動可能
に穴１１に保持される。
【００２２】かくして、光透過板１０は反射光の光軸に
直交する軸の回りを回動させることで、集束光スポット
を移動できるので、入射位置を微少変位量で移動調整す
ることができる。従って、分割受光素子９は予め所定位
置に成型で埋め込まれているので、位置調整の移動でき
ないが、光透過板１０によって集束光スポットを分割受
光素子９の位置に合せて調整移動できる。なお、本例で
は光透過板１０をフォーカス分割受光素子９にのみ設け
たが、光透過板１０を複数にしてトラッキング分割受光
素子８に設けることもできる。
直交する軸の回りを回動させることで、集束光スポット
を移動できるので、入射位置を微少変位量で移動調整す
ることができる。従って、分割受光素子９は予め所定位
置に成型で埋め込まれているので、位置調整の移動でき
ないが、光透過板１０によって集束光スポットを分割受
光素子９の位置に合せて調整移動できる。なお、本例で
は光透過板１０をフォーカス分割受光素子９にのみ設け
たが、光透過板１０を複数にしてトラッキング分割受光
素子８に設けることもできる。
【００２３】さらに、本発明の光ピックアップ装置は図
１及び図２に示すように、モールド一体成型された装置
本体１に、対物レンズ（図示せず）の傾き調整用の基準
穴１２と、対物レンズの傾き調整するアクチュエータ
（図示せず）固定用のねじ穴１３を同時成型により設け
ている。基準穴１２には、対物レンズを支持しているア
クチュエータが着座し、この場合、基準穴１２の凹面は
対物レンズの中心点から同一円周上になるように形成さ
れている。
１及び図２に示すように、モールド一体成型された装置
本体１に、対物レンズ（図示せず）の傾き調整用の基準
穴１２と、対物レンズの傾き調整するアクチュエータ
（図示せず）固定用のねじ穴１３を同時成型により設け
ている。基準穴１２には、対物レンズを支持しているア
クチュエータが着座し、この場合、基準穴１２の凹面は
対物レンズの中心点から同一円周上になるように形成さ
れている。
【００２４】かく構成すれば、従来、対物レンズを支持
しているアクチュエータを傾き調整しながら取り付けて
いたアルミダイキャストのハウジングが必要なくなり、
工数と部品点数が低減し、アクチュエータの傾き調整も
基準穴１２の凹面は対物レンズの中心点から同一円周上
になるように形成されているので、アクチュエータの傾
き調整がきわめて簡単である。
しているアクチュエータを傾き調整しながら取り付けて
いたアルミダイキャストのハウジングが必要なくなり、
工数と部品点数が低減し、アクチュエータの傾き調整も
基準穴１２の凹面は対物レンズの中心点から同一円周上
になるように形成されているので、アクチュエータの傾
き調整がきわめて簡単である。
【００２５】図３及び図４は、本発明の別の実施例を示
す斜視図及び説明図である。図３及び図４において、モ
ールド一体成型された光ピックアップ装置本体に、シー
ク位置検出用のエンコーダ１４が同時成型により設けら
れている。
す斜視図及び説明図である。図３及び図４において、モ
ールド一体成型された光ピックアップ装置本体に、シー
ク位置検出用のエンコーダ１４が同時成型により設けら
れている。
【００２６】かく構成すれば、エンコーダ１４を装置本
体１にねじ止めする必要がなくなり、工数と部品点数が
低減することができる。さらに、シーク系の剛性を高め
られ、サーボ特性も向上する。ここで問題になるのは、
エンコーダ１４の平面度であるが、これはエンコーダ１
４の裏側にリブを設けたり、肉逃げを設けることによっ
て対応可能である。また、射出成型時の成型条件であ
る、金型温度や射出成型圧力によっても修正可能であ
る。
体１にねじ止めする必要がなくなり、工数と部品点数が
低減することができる。さらに、シーク系の剛性を高め
られ、サーボ特性も向上する。ここで問題になるのは、
エンコーダ１４の平面度であるが、これはエンコーダ１
４の裏側にリブを設けたり、肉逃げを設けることによっ
て対応可能である。また、射出成型時の成型条件であ
る、金型温度や射出成型圧力によっても修正可能であ
る。
【００２７】また、図３及び図４において、モールド一
体成型する装置本体１にはシークモータボビン１５が同
時成型により設けられ、シークモータボビン１５にはコ
イル１６が巻回されている。なお、図４の符号１７はヨ
ークである。
体成型する装置本体１にはシークモータボビン１５が同
時成型により設けられ、シークモータボビン１５にはコ
イル１６が巻回されている。なお、図４の符号１７はヨ
ークである。
【００２８】かく構成すれば、従来、コイルを巻回した
シークモータボビンをアルミダイキャストの装置本体の
ハウジングにねじ止めしていたが、本発明では装置本体
１と一体のシークモータボビン１５にコイル１６を巻回
するだけでよく、部品点数の削減ができる。しかも、従
来のねじ止めではシーク時の振動や温度による熱膨張率
の違いにより、ねじの緩みによるがたつきが生ずる可能
性があり、サーボ特性に悪影響を及ぼすが、本発明では
シークモータボビン１５が一体成型なので、シーク系の
剛性を高められ、サーボ特性も向上する。
シークモータボビンをアルミダイキャストの装置本体の
ハウジングにねじ止めしていたが、本発明では装置本体
１と一体のシークモータボビン１５にコイル１６を巻回
するだけでよく、部品点数の削減ができる。しかも、従
来のねじ止めではシーク時の振動や温度による熱膨張率
の違いにより、ねじの緩みによるがたつきが生ずる可能
性があり、サーボ特性に悪影響を及ぼすが、本発明では
シークモータボビン１５が一体成型なので、シーク系の
剛性を高められ、サーボ特性も向上する。
【００２９】さらに、図３において、モールド一体成型
された装置本体１には図４に示すシーク用ベアリング１
９を保持するためのシャフト１８が同時成型により設け
られている。
された装置本体１には図４に示すシーク用ベアリング１
９を保持するためのシャフト１８が同時成型により設け
られている。
【００３０】かく構成すれば、従来、ベアリング保持用
のシャフト１８をアルミダイキャストの装置本体のハウ
ジングに圧入していたたため、シャフトやハウジングの
圧入公差が厳しく部品コストが高くなるという問題があ
った。また、圧入ミス等によりシャフトが傾いてしま
い、これに気づかずに組み立てしまうと、シーク不具合
が生ずる問題もあった。本発明では、シャフト１８を装
置本体１と一体成型しているので、このような問題がす
べて解消され、シーク系の剛性を高められ、サーボ特性
も向上する。なお、シャフト１８の中心部を中空にする
ことで、シャフト１８の剛性を高められ、また中空部に
ステンレス棒をインサートすれば、シャフト１８の剛性
はさらに高めることができる。
のシャフト１８をアルミダイキャストの装置本体のハウ
ジングに圧入していたたため、シャフトやハウジングの
圧入公差が厳しく部品コストが高くなるという問題があ
った。また、圧入ミス等によりシャフトが傾いてしま
い、これに気づかずに組み立てしまうと、シーク不具合
が生ずる問題もあった。本発明では、シャフト１８を装
置本体１と一体成型しているので、このような問題がす
べて解消され、シーク系の剛性を高められ、サーボ特性
も向上する。なお、シャフト１８の中心部を中空にする
ことで、シャフト１８の剛性を高められ、また中空部に
ステンレス棒をインサートすれば、シャフト１８の剛性
はさらに高めることができる。
【００３１】図５は、本発明のさらに別の実施例を示す
断面説明図である。図５において、モールド一体成型さ
れた装置本体１には、シャフト１８に取り付けたシーク
用ベアリング１９をシークシャフト２０に押しつける与
圧弾性部材としての弾性シャフト２１が同時成型により
設けられている。この場合、弾性シャフト２１は材料ま
たは形状により弾性力を得るように構成している。そし
て、弾性シャフト２１にはコロ２２を取り付けてシャフ
ト２３に走行可能に当接させていることにより、シーク
用ベアリング１９をシークシャフト２０に押しつけられ
る。
断面説明図である。図５において、モールド一体成型さ
れた装置本体１には、シャフト１８に取り付けたシーク
用ベアリング１９をシークシャフト２０に押しつける与
圧弾性部材としての弾性シャフト２１が同時成型により
設けられている。この場合、弾性シャフト２１は材料ま
たは形状により弾性力を得るように構成している。そし
て、弾性シャフト２１にはコロ２２を取り付けてシャフ
ト２３に走行可能に当接させていることにより、シーク
用ベアリング１９をシークシャフト２０に押しつけられ
る。
【００３２】かく構成すれば、従来、ベアリング保持用
のシャフト１８をアルミダイキャストの装置本体のハウ
ジングにねじ止めしていた弾性シャフト２１を装置本体
１と一体成型しているので、工数と部品点数が低減でき
る。しかも、従来ではねじの緩みによるがたつきが生ず
る可能性があったが、本発明では弾性シャフト２１が一
体成型なので、シーク系の剛性を高められ、サーボ特性
も向上する。
のシャフト１８をアルミダイキャストの装置本体のハウ
ジングにねじ止めしていた弾性シャフト２１を装置本体
１と一体成型しているので、工数と部品点数が低減でき
る。しかも、従来ではねじの緩みによるがたつきが生ず
る可能性があったが、本発明では弾性シャフト２１が一
体成型なので、シーク系の剛性を高められ、サーボ特性
も向上する。
【００３３】なお、本発明はモールド成型品の装置本体
１は透明材料で作られているので、装置本体１をしぼま
たは黒塗装を施すことにより、フレア光が反射してピッ
クアップ光学特性が低下してしまうことが防止できる。
１は透明材料で作られているので、装置本体１をしぼま
たは黒塗装を施すことにより、フレア光が反射してピッ
クアップ光学特性が低下してしまうことが防止できる。
【００３４】
【発明の効果】請求項１の構成によれば、分割受光素子
のホルダーや取付けねじや接着作業が必要なくなり、部
品点数及び組立工数が大幅に低減できる。
のホルダーや取付けねじや接着作業が必要なくなり、部
品点数及び組立工数が大幅に低減できる。
【００３５】請求項２及び３の構成によれば、一体成型
で予め所定位置に埋め込まれている分割受光素子は位置
調整の移動できないが、光透過板によって集束光スポッ
トを分割受光素子の位置に合せて調整移動できる。
で予め所定位置に埋め込まれている分割受光素子は位置
調整の移動できないが、光透過板によって集束光スポッ
トを分割受光素子の位置に合せて調整移動できる。
【００３６】請求項４の構成によれば、部品点数の削減
ができ、しかも振動や温度による熱膨張率の違いによる
サーボ特性に悪影響を及ぼすことが防止され、シーク系
の剛性を高められる。
ができ、しかも振動や温度による熱膨張率の違いによる
サーボ特性に悪影響を及ぼすことが防止され、シーク系
の剛性を高められる。
【００３７】請求項５の構成によれば、シーク系の剛性
を高められ、サーボ特性も向上することができる。
を高められ、サーボ特性も向上することができる。
【００３８】請求項６の構成によれば、エンコーダを装
置本体にねじ止めする必要がなくなり、工数と部品点数
が低減することができる。
置本体にねじ止めする必要がなくなり、工数と部品点数
が低減することができる。
【００３９】請求項７の構成によれば、工数と部品点数
が低減し、しかもアクチュエータの傾き調整も基準穴の
凹面は対物レンズの中心点から同一円周上になるように
形成されているので、傾き調整がきわめて簡単である。
が低減し、しかもアクチュエータの傾き調整も基準穴の
凹面は対物レンズの中心点から同一円周上になるように
形成されているので、傾き調整がきわめて簡単である。
【００４０】請求項８の構成によれば、工数と部品点数
が低減でき、しかもシーク系の剛性を高められ、サーボ
特性も向上する。
が低減でき、しかもシーク系の剛性を高められ、サーボ
特性も向上する。
【００４１】請求項９の構成によれば、フレア光が反射
してピックアップ光学特性が低下してしまうことが防止
できる。
してピックアップ光学特性が低下してしまうことが防止
できる。
【図１】本発明に係る光ピックアップ装置の一実施例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図２】図１の平面図である。
【図３】本発明の別の実施例の光ピックアップ装置の一
部分を示す斜視図である。
部分を示す斜視図である。
【図４】図３の一部を断面にした説明図である。
【図５】本発明のさらに別の実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図６】光ピックアップ装置の一構成例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図７】従来の光ピックアップ装置の断面説明図であ
る。
る。
１ 光ピックアップ装置本体 ８，９ 分割受光素子 １０ 光透過板 １１ 穴 １２ 基準穴 １３ ねじ穴 １４ エンコーダ １５ シークモータボビン １６ コイル １８ シャフト １９ シーク用ベアリング ２１ 弾性シャフト
Claims (9)
- 【請求項１】 半導体レーザ等の光源を対物レンズで微
小スポットに絞って記録媒体に照射し、その記録媒体か
ら反射光を分割受光素子に入射し、その分割受光素子に
より得られる差出力を用いて前記対物レンズのフォーカ
ス制御及びビームスポットのトラッキング制御を行う光
学的情報記録再生装置の光ピックアップ装置において、 光ピックアップ装置本体が、一体に作られた透明な材料
によるモールド成型品であり、該モールド成型品が前記
分割受光素子の分割受光チップを入れて同時成型したこ
とを特徴とする光ピックアップ装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の光ピックアップ装置に
おいて、前記モールド一体成型された光ピックアップ装
置本体の所定位置に、前記分割受光素子に入射する反射
光の光軸に直交する軸の回りを回動可能で入射位置を移
動調整するための光透過板を取り付ける取付部を同時成
型により設けたことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 【請求項３】 請求項２に記載の光ピックアップ装置に
おいて、前記光透過板を取り付ける取付部を複数個設け
たことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 【請求項４】 請求項１乃至３にの１つに記載の光ピッ
クアップ装置において、前記モールド一体成型された光
ピックアップ装置本体に、シークモータボビンを同時成
型により設けたことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 【請求項５】 請求項１ないし５の１つに記載の光ピッ
クアップ装置において、前記モールド一体成型された光
ピックアップ装置本体に、シーク用ベアリングを保持す
るためのシャフトを同時成型により設けたことを特徴と
する光ピックアップ装置。 - 【請求項６】 請求項１ないし５の１つに記載の光ピッ
クアップ装置において、前記モールド一体成型された光
ピックアップ装置本体に、シーク位置検出用のエンコー
ダを同時成型により設けたことを特徴とする光ピックア
ップ装置。 - 【請求項７】 請求項１ないし６の１つに記載の光ピッ
クアップ装置において、前記モールド一体成型された光
ピックアップ装置本体に、対物レンズの傾き調整用の穴
と、対物レンズの傾き調整するアクチュエータ固定用の
ねじ穴を同時成型により設けたことを特徴とする光ピッ
クアップ装置。 - 【請求項８】 請求項５に記載の光ピックアップ装置に
おいて、前記モールド一体成型された光ピックアップ装
置本体に、前記シャフトに取り付けるシーク用ベアリン
グをシークシャフトに押しつける与圧弾性部材をを同時
成型により設けたことを特徴とする光ピックアップ装
置。 - 【請求項９】 請求項１ないし８の１つに記載の光ピッ
クアップ装置において、前記光ピックアップ装置本体に
しぼまたは黒塗装を施したことを特徴とする光ピックア
ップ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4165106A JPH064894A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 光ピックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4165106A JPH064894A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 光ピックアップ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH064894A true JPH064894A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15806014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4165106A Pending JPH064894A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 光ピックアップ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH064894A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5689108A (en) * | 1995-05-27 | 1997-11-18 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Integrated optical pick-up |
| CN111811439A (zh) * | 2020-05-13 | 2020-10-23 | 河北省计量监督检测研究院廊坊分院 | 刀口形直尺工作棱边直线度自动测量方法 |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP4165106A patent/JPH064894A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5689108A (en) * | 1995-05-27 | 1997-11-18 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Integrated optical pick-up |
| CN1079977C (zh) * | 1995-05-27 | 2002-02-27 | 日本胜利株式会社 | 整体光拾取器 |
| CN111811439A (zh) * | 2020-05-13 | 2020-10-23 | 河北省计量监督检测研究院廊坊分院 | 刀口形直尺工作棱边直线度自动测量方法 |
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