JPH0648889U - 液体イオン化装置 - Google Patents

液体イオン化装置

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JPH0648889U JP9117892U JP9117892U JPH0648889U JP H0648889 U JPH0648889 U JP H0648889U JP 9117892 U JP9117892 U JP 9117892U JP 9117892 U JP9117892 U JP 9117892U JP H0648889 U JPH0648889 U JP H0648889U
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忠信 武藤
健 柏田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両端開口の円筒状の中空ケースの内周面に半
円筒の第1、第2の部材を配置し、第1の部材をアルミ
ニユウム板とし、第2の部材を炭素乃至銅板若しくはス
テンレス板とするとともに、アルミニユウム板とケース
内面との間に亜鉛層を形成することにより中空ケースの
変形を抑制する。 【構成】 両端開口の円筒状の中空ケース10の内周面
に半円筒の第1、第2の部材40、41が配置してあ
り、第1の部材40はアルミニユウム板であり、第2の
部材41は炭素乃至銅板若しくはステンレス板としてあ
る。このアルミニユウム板と中空ケース10内面との間
には亜鉛層42が形成されている。これにより、イオン
化すべき水等の導電性液体内のカルシウムなどの塩の結
晶化及び沈殿を抑制し、かつアルミニユウム板の溶出に
伴うアルミニユウム板の隆起部の発生に起因する中空ケ
ース10の変形を抑制する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は水等の導電性液体をイオン化する装置に関するもので、より具体的 には液体中に電気エネルギーを流動させて液体をイオン化する装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の液体のイオン化装置としては負極部材であるアルミニユウム製 筒体内に正極であるカーボンロツドを配設し、これら両部材を電気抵抗体で接続 すると共にその間に介在する水などの電解液を両部材間の電圧でもってイオン化 する装置が特公平3−4297号公報に実施例として記載され、一応の成果を収 めている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記公知例では前記アルミニユウム製筒体内にカーボンロツドが配設してある ため、このアルミニユウム製筒体を流れる水などの導電性液体の流路面積がこの カーボンロツドで狭められ、充分な水などの導電性液体の流量を得ることが出来 ないと共に、導電性液体の流体圧を受けてカーボンロツドが前記アルミニユウム 製筒体から脱落分離するおそれがある。 この考案は前記公知例同様に硬度の高い水の場合でも水中に溶解したカルシウ ム、マグネシウム及びシリカ等の塩の結晶化を防止し、幅広い硬度の水に有効に 使用可能とするとともに信頼性の高い液体イオン化装置を提供することを目的と する。 この考案の他の目的は、前記公知例に記載されたイオン化装置の如き、アルミ ニユウム製筒体内にカーボンロツドを配置することなく、液体の流路面積を大き くとり、中空ケースの変形を伴わずに偏見循環温水のイオン化効率を向上させる と共に、その構造を簡略化しコストを低減した液体イオン化装置を市場に提供す ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するため、特定考案の液体のイオン化装置は液体管路は両端開 口の円筒状の中空ケースからなり、このケースの内周面に半円筒の第1、第2の 部材が配置してあり、これら第1、第2の部材の両端部同士は電気的抵抗器によ り前記ケースの内で接続され、前記第1の部材はアルミニユウム板であり、前記 第2の部材は炭素乃至銅板若しくはステンレス板としてあり、このアルミニユウ ム板と前記ケース内面との間には亜鉛層が形成されていることを特徴とする。 前記課題を達成するため、関連考案の液体イオン化装置は液体管路は両端開口 の円筒状の中空ケースからなり、このケースの内周面に半円筒の第1、第2の部 材が配置してあり、これら第1、第2の部材の両端部同士は電気的抵抗器により 前記ケースの内で接続され、前記第1の部材はアルミニユウム板であり、前記第 2の部材は炭素乃至銅板若しくはステンレス板としてあり、このアルミニユウム 板と前記ケース内面との間には亜鉛層が形成されている液体イオン化装置として ある。 前記課題を達成するため、この液体のイオン化装置における前記亜鉛層は、前 記アルミニユウム板の外周面に含浸して形成されていることを特徴とする。
【0005】
【作用】
請求項1に記載された考案では前記液体管路は両端開口の円筒状の中空ケース からなり、このケースの内周面に半円筒の第1、第2の部材が配置してあるため 、イオン化処理すべき水などの導電性液体のみにより第1と第2の部材は電気接 続されるため、導電性液体内のカルシウムなどの塩の結晶化及び沈澱は抑制され る。 この際、前記第1の部材はアルミニユウム板であり、前記第2の部材は炭 素乃至銅板であるため、このアルミニユウム板の溶出に伴うアルミニユウムイオ ンの凝集剤としての効果により、導電性液体(例えば、浴槽の循環水)が常に白 濁することなく清浄に保たれる。 前記のような溶出に伴いアルミニユウム板の内周面には、小さな隆起部が多数 発生するが、前記中空ケースとこのアルミニユウム板の間には前記亜鉛層が形成 されているため、腐食による隆起が発生せずこれら小さなアルミニユウム板の隆 起部の発生に起因して前記中空ケースはいびつに変形せず、元の管路形状を維持 する。
【0006】 請求項2に記載された考案では前記液体管路は両端開口の円筒状の中空ケース からなり、このケースの内周面に半円筒の第1、第2の部材が配置してあり、こ れら第1、第2の部材の両端部同士は電気的抵抗器により前記ケースの内で接続 されているため、イオン化処理すべき水などの導電性液体のみにより第1と第2 の部材は電気接続してなく、前記抵抗器により電気接続されているため、この抵 抗器で導電性液体を介して量部材間への電流の流れは低減し、両部材間の電圧が 上昇し、導電性液体内のカルシウムなどの塩の結晶化及び沈澱は効率良く抑制さ れる。 この際、前記第1の部材はアルミニユウム板であり、前記第2の部材は炭素乃 至銅板であるため、このアルミニユウム板の溶出に伴うアルミニユウムイオンの 凝集剤としての効果により、導電性液体(例えば、浴槽の循環水)が常に白濁す ることなく清浄に保たれる。 前記のような溶出に伴いアルミニユウム板の内周面には、小さな隆起部が多数 発生するが、前記中空ケースとこのアルミニユウム板の間には前記亜鉛層が形成 されているため、腐食による隆起が発生せずこれら小さなアルミニユウム板の隆 起部の発生に起因して前記中空ケースはいびつに変形せず、元の管路形状を維持 する。 請求項3に記載された考案においては、前記亜鉛層は、前記アルミニユウム板 の外周面に含浸して形成されていることを特徴としてあるため、請求項1に記載 された考案と同様に作用すると共に、前記含浸された亜鉛層により中空のケース の変形はより少なくなる。
【0007】
【実施例】
実施例1 請求項2乃至請求項3に記載された考案の代表的な実施例を次に説明する。 この実施例における液体イオン化装置Aの液体管路は両端開口30、31の円 筒状の中空ケース10からなり、このケース10の内周面に半円筒の第1、第2 の部材40、41がこの中空ケース10の内方で長手方向に形成した一対の隆起 部13間に配置してあり、これら第1、第2の部材40、41の両端部同士は1 ΜΩ乃至2ΜΩ程度の電気的抵抗器14により前記中空ケース10の内で接続さ れている(図1参照)。 即ち、この抵抗器14の両端子の一方は、第1の部材40に、また他方の端子 は第2の部材41にロー付け、カシメ加工などにより、電気接続されている。 前述のこの実施例の隆起部13の高さは、第1、第2の部材40、41の厚み より若干大きい寸法程度としてある(図2参照)。
【0008】 前記中空ケース10における一方の開口端部(イオン化すべき水等の導電性液 体の流れに対して下流側)31には、第1、第2の部材40、41をこの中空ケ ース10内に固定保持するための中空の絶縁性固定ギャップ50が着脱自在に取 り付けられている(図1及び図3参照)。この中空ケース10の他方の開口端部 (イオン化すべき水等の導電性液体の流れに対して上流側)には第1、第2の部 材40、41をこの中空ケース10内に固定保持するための掛合顎51が設けて ある(図6参照)。この顎51は中空ケース10の内周全周でも一部でもよい。 前記の第1の部材40はアルミニユウム板からなり、第2の部材41は銅板( 又は炭素板若しくはステンレス板)からなる。 この際、第1の部材40であるアルミニユウム板の外周面には、亜鉛層42が 含浸して形成され、この亜鉛層42を介して前記第1の部材40であるアルミニ ユウム板は中空ケース10の内面と間接接触する状態で配置されている。 好適には、このアルミニユウム板の厚さを2mmとした時の亜鉛層42の含浸 深とは約100μm程度で充分である。 前述の第1、第2部材40、41を中空ケース10に組み付けるときには、キ ャップ50を中空ケース10から外し、この端部から電気的抵抗器14で接続し てある第1、第2部材40、41を各隆起部13間に入れ、先端を前記の顎51 にそれぞれ掛合させた後、キャップ50を中空ケース10に嵌合し、キャップ5 0先端部で、第1、第2部材40、41を押さえ、これらを中空ケース10内周 面に固定する。
【0009】 実施例2 請求項1に記載された考案の代表的な実施例であり、実施例1と異なるところ は、前記抵抗器14が存在してなく、前記第1、第2の部材40、41は相互に 電気接続されてない(図4参照)。 その他の構成においては、実施例1と同一の符号のものは同一の構成、作用を なす。 前記実施例の作用は対応する請求項に記載された考案の作用と同じため、ここ での説明を省略する。
【0010】
【考案の効果】
請求項1に記載された考案では液体管路は両端開口の円筒状の中空ケースから なり、このケースの内周面に半円筒の第1、第2の部材が配置してあり、前記第 1の部材はアルミニユウム板であり、前記第2の部材は炭素乃至銅板若しくはス テンレス板としてあり、このアルミニユウム板と前記ケース内面との間には亜鉛 層が形成されているため、イオン化すべき水等の導電性液体内のカルシウムなど の塩の結晶化及び沈殿を抑制できる。
【0011】 請求項2に記載された考案では液体管路は両端開口の円筒状の中空ケースから なり、このケースの内周面に半円筒の第1、第2の部材が配置してあり、これら 第1、第2の部材の両端部同士は電気的抵抗器により前記ケースの内で接続され 、前記第1の部材はアルミニユウム板であり、前記第2の部材は炭素乃至銅板若 しくはステンレス板としてあり、このアルミニユウム板と前記ケース内面との間 には亜鉛層が形成されているため、この抵抗器によりイオン化すべき水等の導電 性液体を介して両部材間への電流の流れを低減でき、両部材間の電圧を上昇させ 、イオン化すべき水等の導電性液体内のカルシウムなどの塩の結晶化及び沈澱を 抑制できると共に、この抵抗器により、管路内を流れる水等の導電性液体の白濁 を低減できる。かつ、前記亜鉛層の形成により、中空ケースの変形を抑制できる 。 更に、前記第1の部材はアルミニユウム板であり、前記第2の部材は炭素乃至 銅板若しくはステンレス板であるため、このアルミニユウム板の溶出に伴うアル ミニユウムイオンの凝集剤としての効果により浴槽の循環水などの導電性液体を 常に白濁することなく清浄に保つことができる。
【0012】 請求項3に記載された考案では前記亜鉛層の形成が容易となり、かつその寿命 を長くできる。 前記実施例の効果とし、前記中空ケースの一方の開口端部には、第1、第2の 部材をこの中空ケース内に固定保持するための掛合顎が設けてあり、また他方の 開口端部にはこれら部材をこの中空ケース内に固定保持するための中空の絶縁性 固定キャップが着脱自在に取り付けられているため、この中空ケース内を流れる イオン化すべき水等の導電性液体の流速により前記第1、第2の部材がこの中空 ケース内から剥がれ流出してまうおそれをなくし、この中空ケース内に保持され た状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の液体イオン化装置の半截断面図であ
る。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】図1の中空キャップを示す半截断面図である。
【図4】実施例2の液体イオン化装置の半截断面図であ
る。
【符号の説明】
10 中空ケース 40 第1の部材 41 第2の部材 42 亜鉛層

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体管路は両端開口の円筒状の中空ケース
    からなり、このケースの内周面に半円筒の第1、第2の
    部材が配置してあり、前記第1の部材はアルミニユウム
    板であり、前記第2の部材は炭素乃至銅板若しくはステ
    ンレス板としてあり、このアルミニユウム板と前記ケー
    ス内面との間には亜鉛層が形成されている液体イオン化
    装置。
  2. 【請求項2】液体管路は両端開口の円筒状の中空ケース
    からなり、このケースの内周面に半円筒の第1、第2の
    部材が配置してあり、これら第1、第2の部材の両端部
    同士は電気的抵抗器により前記ケースの内で接続され、
    前記第1の部材はアルミニユウム板であり、前記第2の
    部材は炭素乃至銅板若しくはステンレス板としてあり、
    このアルミニユウム板と前記ケース内面との間には亜鉛
    層が形成されている液体イオン化装置。
  3. 【請求項3】前記亜鉛層は、前記アルミニユウム板の外
    周面に含浸して形成されていることを特徴とする請求項
    1乃至請求項2に記載された液体イオン化装置。
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