JPH064878U - 自動販売機用リモデルリングドア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動販売機の旧の前面扉を残したまま、その
前面扉の意匠及び又は構造を全面的に変改し擬似的に新
機とするため該前面扉に重設・被覆して使用されるリモ
デルリング用のドアを提供する。 【構成】 前面扉に重設される薄葉状ドアであって、少
なくとも商品選択押ボタン、商品取出口、釣銭・代金出
入口を有し、前面扉と別異の意匠・構造を有し、もとの
前面扉を透視しない構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動販売機の従前の前面扉を残したまましかも該扉の意匠及び又は 構造を全面的に変改し擬似的な新機を提供するためのリモデルリングドアに関す る。

【０００２】

【従来の技術】

自動販売機の意匠及び構造は、日進月歩であって、特に人の目に最も触れ易い 前面扉の部分において顕著である。そのうえ、新機であっても、屋外等に設置す るものは比較的急速に衰損することもあって、前面扉部分だけでも短期間にそっ くり新台と交換又は改造せざるを得なくなることも屡々発生する。 しかしながら、前面扉の交換改造は、価格及び又は工事時間等を考慮する場合 、可成り煩雑であって屡々実施することは極めて困難であることが多い。 以上の如き実状に鑑みて、前面扉の全面的な更新改造等に代わる新たな着想が 求められていたものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、敍上の実状に鑑みてなされたもので、自動販売機の従来の前面扉を 残したまま、しかもその前面扉の意匠及び又は構造を全面的に変改して擬似的に 新機とするため該前面扉に重設して被覆するリモデルリングドア（Ｒｅｍｏｄｅ ｌｌｉｎｇ Ｄｏｏｒ）を提供することをその目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、 ａ．自動販売機の前面扉に重設される薄葉状ドアであって、 ｂ．少なくとも商品選択押ボタン、商品取出口及び釣銭・代金出入口を有すると ともに、 ｃ．前面扉とは別異の意匠及び又は構造を有してなり、 ｄ．前面扉を透視し得ないよう被覆する ｅ．自動販売機用リモデルリングドア。 をその要旨として成立するものである。

【０００５】

【実施例】

図１は本考案に係るリモデルリングドアが自動販売機の在来の前面扉に重設さ れた状態を示す説明図である。

【０００６】 自動販売機Ａには、前面扉Ｂが取付けられる。前面扉の取付方式等は問わない が、通常その片側が蝶番等を使用して本体に取付けられる。前面扉には、商品の 選択押ボタン１１、商品の取出口１２その他図示しないが商品見本陳列棚、釣銭 及び代金の出入口等が殆んどの販売機に設置される。

【０００７】 本考案のリモデルリングドア１は、その厚さが約２ｍｍ程度の例えば強化プラ スチック板からなる比較的薄葉状のドアであって、前面扉Ｂの表面に貼着等をも って重設される。ドア１は、少なくとも、商品選択押ボタン２、商品取出口３及 び釣銭・代金出入口４を有して顧客が商品を選択し、コイン等の代金を挿入し、 かつ、釣銭を受け、商品を取出す基本的な機能を有している。この場合、選択押 ボタン２の夫々には、自動販売機の前面扉Ｂの選択押ボタン１１に連結されてい た個々のセレクトハーネスが対応的に連結され、商品の選択機能は以前と全く同 様に保持される。また、商品取出口３又は釣銭・代金の出入口４は勿論既に前面 扉には付設されていたものを利用することもできるが、新たなドア１の商品取出 口及び釣銭・代金の出入口に対応する前面扉の位置に例えば一部分を穿設して新 規のドア１の商品取出口３及び釣銭・代金の出入口を形成することもできる。要 は、本考案に係るドア１にあっては、前面扉に既設の設備が利用でき、又は、前 面扉を若干改造して例えば僅かな加工、修正をすることにより、すっかり変った 意匠及び構造を有する新規の前面扉に再生することができる。さらに、ドア１に 旧の前面扉にとって変るものであるから、旧前面扉を透視することは適当でなく 、不透明又は着色等であって、前面扉を完全に被覆するものである。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は以上の構成に基づくものであって、新のドアは自動販売機の旧の前面 扉に貼着、鋲着等によって容易に重設される薄葉板であるが取付けが簡単であり 、しかも、少なくとも商品選択押ボタン、商品取出口及び釣銭・代金出入口が具 有せしめられるので、当該自動販売機本来の諸機能を全く損うことなく、また、 旧の前面扉とは全く別異の意匠及び又は構造を有せしめうるので、購売欲を刺激 しうる外観を呈せしめてオーナー及び顧客を満足させることができ、さらに、旧 来の前面扉を透視し得ないよう被覆するものであるから、新規の前面扉を有する 新機種の自動販売機の存在を見てその斬新性を高く評価される等多くの好ましい 利点を有するものであって極めて有用な考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るリモデルリングドアが自動販売機
の旧の前面扉に重設された状態を示す説明図である。

【符号の説明】

１ リモデルリングドア ２ リモデルリングドアの選択押ボタン ３ リモデルリングドアの商品取出口 ４ リモデルリングドアの釣銭・代金出入口 Ａ 自動販売機 Ｂ 自動販売機の前面扉（旧） １１ 前面扉（旧）の選択押ボタン １２ 前面扉（旧）の商品取出口

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動販売機の前面扉に重設される薄葉状
   ドアであって、少なくとも商品選択押ボタン、商品取出
   口及び釣銭・代金出入口を有するとともに、前記前面扉
   とは別異の意匠及び又は構造を有してなり、前記前面扉
   を透視し得ないように被覆することを特徴とする自動販
   売機用リモデルリングドア。
2. 【請求項２】 厚さが約２ｍｍである請求項１に記載の
   自動販売機用リモデルリングドア。