JPH064875A - 光ディスク装置並びに光学ヘッド - Google Patents
光ディスク装置並びに光学ヘッドInfo
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- JPH064875A JPH064875A JP4158232A JP15823292A JPH064875A JP H064875 A JPH064875 A JP H064875A JP 4158232 A JP4158232 A JP 4158232A JP 15823292 A JP15823292 A JP 15823292A JP H064875 A JPH064875 A JP H064875A
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- optical
- lens
- fixed
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Abstract
(57)【要約】
【目的】レンズアクチュエ−タが光ビ−ムの影響を受け
ないような構造として、レンズアクチュエ−タの小型
化、低コスト化を図れるとともに、移動光学系と固定光
学系との間の光路長を短くでき、小型、かつ安価でしか
も高性能な光学ヘッド並びに該光学ヘッドを備えた光デ
ィスク装置を提供することを目的とする。 【構成】レンズアクチュエ−タ16を、対物レンズ15
を保持するレンズ保持部20が固定光学系70側に近く
なる方向に位置するように、すなわち、可動側支持部材
25が光ディスク10の外径方向かつ固定側支持部材2
6が光ディスク10の内径方向に位置するように光学ヘ
ッド1に組込んだ構成とする。
ないような構造として、レンズアクチュエ−タの小型
化、低コスト化を図れるとともに、移動光学系と固定光
学系との間の光路長を短くでき、小型、かつ安価でしか
も高性能な光学ヘッド並びに該光学ヘッドを備えた光デ
ィスク装置を提供することを目的とする。 【構成】レンズアクチュエ−タ16を、対物レンズ15
を保持するレンズ保持部20が固定光学系70側に近く
なる方向に位置するように、すなわち、可動側支持部材
25が光ディスク10の外径方向かつ固定側支持部材2
6が光ディスク10の内径方向に位置するように光学ヘ
ッド1に組込んだ構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記憶媒体である光
ディスクに光ビームを照射して情報処理を行う光ディス
ク装置並びに該ディスク装置に使用される光学ヘッドに
関する。
ディスクに光ビームを照射して情報処理を行う光ディス
ク装置並びに該ディスク装置に使用される光学ヘッドに
関する。
【0002】
【従来の技術】通常、光ディスク装置にあっては、光デ
ィスクの半径方向に沿って移動可能な光学ヘッドに対物
レンズや立上げミラ−等の移動光学系を搭載し、固定的
に設けられた固定光学系との間で光ビーム(レーザビー
ム)の授受を行う構成となっている。前記固定光学系
は、光学ヘッドの移動路の光ディスクの外周方向の延長
線上に設けられている。
ィスクの半径方向に沿って移動可能な光学ヘッドに対物
レンズや立上げミラ−等の移動光学系を搭載し、固定的
に設けられた固定光学系との間で光ビーム(レーザビー
ム)の授受を行う構成となっている。前記固定光学系
は、光学ヘッドの移動路の光ディスクの外周方向の延長
線上に設けられている。
【0003】そして、固定光学部からの光レーザは、光
学ヘッドの移動方向に沿って水平に照射され、光学ヘッ
ドに搭載された立上げミラーにより垂直に立ち上げられ
た後、この上方に設けられた対物レンズにより焦点を絞
られ光ディスクの情報記録面に照射される。また、情報
記録面からの反射光は、前記経路と逆の経路をたどって
固定光学系に戻るようになっている。
学ヘッドの移動方向に沿って水平に照射され、光学ヘッ
ドに搭載された立上げミラーにより垂直に立ち上げられ
た後、この上方に設けられた対物レンズにより焦点を絞
られ光ディスクの情報記録面に照射される。また、情報
記録面からの反射光は、前記経路と逆の経路をたどって
固定光学系に戻るようになっている。
【0004】一方、前記対物レンズは、レンズ保持部を
有するレンズアクチュエ−タにより、光ディスクの情報
記録面に対して接離する方向(フォ−カス制御方向)に
移動可能に支持され、光ディスクの面振れ等に追従して
対物レンズの焦点合わせが行えるようになっている。
有するレンズアクチュエ−タにより、光ディスクの情報
記録面に対して接離する方向(フォ−カス制御方向)に
移動可能に支持され、光ディスクの面振れ等に追従して
対物レンズの焦点合わせが行えるようになっている。
【0005】レンズアクチュエ−タは、通常、レンズ保
持部を有する可動側支持部材と、光ディスクの半径方向
に移動可能なキャリッジに形成された被取付部に固定さ
れる固定側支持部材と、これらを連結する上下2枚の平
行板ばねとで構成されている。
持部を有する可動側支持部材と、光ディスクの半径方向
に移動可能なキャリッジに形成された被取付部に固定さ
れる固定側支持部材と、これらを連結する上下2枚の平
行板ばねとで構成されている。
【0006】そして、従来は、レンズアクチュエ−タ
を、可動側支持部材が光ディスクの内径方向かつ固定側
支持部材が光ディスクの外径方向に位置するように光学
ヘッドに搭載されている。換言すれば、レンズ保持部が
固定光学系側から遠くなる状態で光学ヘッドに搭載され
ており、光ビームが上下2枚の平行板バネの間を通過す
るようになっていた。
を、可動側支持部材が光ディスクの内径方向かつ固定側
支持部材が光ディスクの外径方向に位置するように光学
ヘッドに搭載されている。換言すれば、レンズ保持部が
固定光学系側から遠くなる状態で光学ヘッドに搭載され
ており、光ビームが上下2枚の平行板バネの間を通過す
るようになっていた。
【0007】しかしながら、このような構造だと、2枚
の平行板バネの間隔は、ビ−ム径に加えて、板バネがフ
ォーカス方向に動いてもビーム径にかからないように変
位量を考慮した大きさに設定しなければならず、そのた
めにレンズアクチュエータの薄型化、ひいては光ディス
ク装置そのものの薄型化の妨げとなっていた。
の平行板バネの間隔は、ビ−ム径に加えて、板バネがフ
ォーカス方向に動いてもビーム径にかからないように変
位量を考慮した大きさに設定しなければならず、そのた
めにレンズアクチュエータの薄型化、ひいては光ディス
ク装置そのものの薄型化の妨げとなっていた。
【0008】また、固定側支持部材が固定光学系側に位
置するために、固定側支持部材に光ビ−ムが通過する透
孔を形成しなければならず、レンズアクチュエ−タを一
体成形する場合には成形金型の構造が複雑となり、製造
コストが高くなるといった問題があった。
置するために、固定側支持部材に光ビ−ムが通過する透
孔を形成しなければならず、レンズアクチュエ−タを一
体成形する場合には成形金型の構造が複雑となり、製造
コストが高くなるといった問題があった。
【0009】さらに、従来装置にあっては、対物レンズ
が光ディスクの最外周位置にきたとき、それよりもさら
に外側に平行板バネやこれを保持する固定側支持部材が
位置するため、固定光学系はさらにその外側となり光路
長の長いものとなっていた。このため、入射光と反射光
の光軸のずれ量を小さくできず、精度の高い情報処理を
行う上での障害となるといった問題があった。光軸のず
れ量は、次の式で表される。
が光ディスクの最外周位置にきたとき、それよりもさら
に外側に平行板バネやこれを保持する固定側支持部材が
位置するため、固定光学系はさらにその外側となり光路
長の長いものとなっていた。このため、入射光と反射光
の光軸のずれ量を小さくできず、精度の高い情報処理を
行う上での障害となるといった問題があった。光軸のず
れ量は、次の式で表される。
【0010】すなわち、図5に示すように、固定光学系
のガルバノミラ−Aで反射された光ビ−ムBを、移動光
学系の立上げミラーC、対物レンズ(集束レンズ)Dを
介して光ディスクEに導く構成において、 f:対物レンズDの焦点距離、 d:光軸のずれ量、 L1 :立上げミラーCと対物レンズDとの距離 L2 :ガルバノミラ−Aと立上げミラーCとの距離 としたとき、 d=2・Δd{(L1 +L2 /f)−1} となる。
のガルバノミラ−Aで反射された光ビ−ムBを、移動光
学系の立上げミラーC、対物レンズ(集束レンズ)Dを
介して光ディスクEに導く構成において、 f:対物レンズDの焦点距離、 d:光軸のずれ量、 L1 :立上げミラーCと対物レンズDとの距離 L2 :ガルバノミラ−Aと立上げミラーCとの距離 としたとき、 d=2・Δd{(L1 +L2 /f)−1} となる。
【0011】これにより明らかなように、前記ガルバノ
ミラ−Aを回動変位させてビーム角を変えることで、光
ディスクEのトラッキング方向(半径方向)にビームを
振る場合、光路長が長くなるほど入射光と反射光の光軸
のずれ量dが大きくなる。
ミラ−Aを回動変位させてビーム角を変えることで、光
ディスクEのトラッキング方向(半径方向)にビームを
振る場合、光路長が長くなるほど入射光と反射光の光軸
のずれ量dが大きくなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の光
学ヘッドは、光ビ−ムが平行板ばね間を通過するために
レンズアクチュエ−タの薄型化が行えない。固定側支持
部材に光ビ−ムが通過する透孔を形成しなければならず
製造コストが高くなる。しかも、移動光学系と固定光学
系との間の光路長が必然的に長くなって入射光と反射光
の光軸のずれ量が大きくなり、情報処理精度が損なわれ
るといった問題がある。また、これを使用する光ディス
ク装置も同様の問題があった。
学ヘッドは、光ビ−ムが平行板ばね間を通過するために
レンズアクチュエ−タの薄型化が行えない。固定側支持
部材に光ビ−ムが通過する透孔を形成しなければならず
製造コストが高くなる。しかも、移動光学系と固定光学
系との間の光路長が必然的に長くなって入射光と反射光
の光軸のずれ量が大きくなり、情報処理精度が損なわれ
るといった問題がある。また、これを使用する光ディス
ク装置も同様の問題があった。
【0013】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、レンズアクチュエ−タが光ビ−ムの影響を受けない
ような構造として、レンズアクチュエ−タの小型化、低
コスト化を図れるとともに、移動光学系と固定光学系と
の間の光路長を短くでき、小型、かつ安価でしかも高性
能な光学ヘッド並びに該光学ヘッドを備えた光ディスク
装置を提供することを目的とする。
で、レンズアクチュエ−タが光ビ−ムの影響を受けない
ような構造として、レンズアクチュエ−タの小型化、低
コスト化を図れるとともに、移動光学系と固定光学系と
の間の光路長を短くでき、小型、かつ安価でしかも高性
能な光学ヘッド並びに該光学ヘッドを備えた光ディスク
装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための光ディスク装置として、光ディスクを保持し
て回転駆動するディスク駆動手段と、このディスク駆動
手段により回転される前記光ディスクに光ビームを集光
させる対物レンズを含む移動光学系および弾性支持板を
介して支持部材に連結され前記対物レンズを保持するレ
ンズ保持部を有し該レンズ保持部をその光軸方向に移動
可能に支持するレンズアクチュエ−タを搭載し前記光デ
ィスクの半径方向に沿って移動可能な光学ヘッドと、こ
の光学ヘッドの移動路の光ディスクの外周方向の延長線
上に設けられ前記光学ヘッドに搭載された前記移動光学
系と光ビームの授受を行う固定光学系とを具備してなる
光ディスク装置であって、前記レンズアクチュエ−タ
を、前記対物レンズを保持するレンズ保持部が前記固定
光学系側に近くなる方向に位置するように光学ヘッドに
組込んだものである。
するための光ディスク装置として、光ディスクを保持し
て回転駆動するディスク駆動手段と、このディスク駆動
手段により回転される前記光ディスクに光ビームを集光
させる対物レンズを含む移動光学系および弾性支持板を
介して支持部材に連結され前記対物レンズを保持するレ
ンズ保持部を有し該レンズ保持部をその光軸方向に移動
可能に支持するレンズアクチュエ−タを搭載し前記光デ
ィスクの半径方向に沿って移動可能な光学ヘッドと、こ
の光学ヘッドの移動路の光ディスクの外周方向の延長線
上に設けられ前記光学ヘッドに搭載された前記移動光学
系と光ビームの授受を行う固定光学系とを具備してなる
光ディスク装置であって、前記レンズアクチュエ−タ
を、前記対物レンズを保持するレンズ保持部が前記固定
光学系側に近くなる方向に位置するように光学ヘッドに
組込んだものである。
【0015】また、上記課題を解決するための光学ヘッ
ドとして、光ディスクに光ビームを集光させる対物レン
ズと、この対物レンズを保持するレンズ保持部を有し該
レンズ保持部を前記対物レンズの光軸方向に移動可能に
支持するレンズアクチュエ−タと、このレンズアクチュ
エ−タを搭載し前記光ディスクの半径方向に沿って移動
可能なキャリッジと、前記レンズアクチュエ−タにより
移動可能に支持された前記レンズ保持部を対物レンズの
光軸方向に移動させるレンズ駆動手段とを具備してなる
光学ヘッドであって、前記レンズアクチュエ−タが、前
記レンズ保持部を有する可動側支持部材と、この可動側
支持部材に対してある間隔を存し前記キャリッジに形成
された被取付部に固定される固定側支持部材と、この固
定側支持部材と前記可動側支持部材とを連結すべく一体
化された平行な2枚の弾性支持板とを具備してなり、前
記固定側支持部材が光ディスクの内径方向かつ前記可動
側支持部材が光ディスクの外径方向に位置するように前
記キャリッジに搭載されるものである。
ドとして、光ディスクに光ビームを集光させる対物レン
ズと、この対物レンズを保持するレンズ保持部を有し該
レンズ保持部を前記対物レンズの光軸方向に移動可能に
支持するレンズアクチュエ−タと、このレンズアクチュ
エ−タを搭載し前記光ディスクの半径方向に沿って移動
可能なキャリッジと、前記レンズアクチュエ−タにより
移動可能に支持された前記レンズ保持部を対物レンズの
光軸方向に移動させるレンズ駆動手段とを具備してなる
光学ヘッドであって、前記レンズアクチュエ−タが、前
記レンズ保持部を有する可動側支持部材と、この可動側
支持部材に対してある間隔を存し前記キャリッジに形成
された被取付部に固定される固定側支持部材と、この固
定側支持部材と前記可動側支持部材とを連結すべく一体
化された平行な2枚の弾性支持板とを具備してなり、前
記固定側支持部材が光ディスクの内径方向かつ前記可動
側支持部材が光ディスクの外径方向に位置するように前
記キャリッジに搭載されるものである。
【0016】
【作用】上述した光ディスク装置並びに光学ヘッドにあ
っては、レンズアクチュエ−タを、対物レンズを保持す
るレンズ保持部が固定光学系側に近くなる方向に位置す
るように、すなわち、可動側支持部材が光ディスクの外
径方向かつ固定側支持部材が光ディスクの内径方向に位
置するように光学ヘッドに組込んだから、固定側支持部
材および平行な2枚の弾性支持板を光ビ−ム位置に関係
なく配置できる。これによりレンズアクチュエ−タの薄
型化が可能となる。また、固定側支持部材に光ビ−ムが
通過する透孔を形成しなくても済み、レンズアクチュエ
−タを一体成形する場合には成形金型の構造が簡単とな
り製造コストの低減が可能となる。
っては、レンズアクチュエ−タを、対物レンズを保持す
るレンズ保持部が固定光学系側に近くなる方向に位置す
るように、すなわち、可動側支持部材が光ディスクの外
径方向かつ固定側支持部材が光ディスクの内径方向に位
置するように光学ヘッドに組込んだから、固定側支持部
材および平行な2枚の弾性支持板を光ビ−ム位置に関係
なく配置できる。これによりレンズアクチュエ−タの薄
型化が可能となる。また、固定側支持部材に光ビ−ムが
通過する透孔を形成しなくても済み、レンズアクチュエ
−タを一体成形する場合には成形金型の構造が簡単とな
り製造コストの低減が可能となる。
【0017】さらに、固定光学系を光ディスクの最外周
位置に、より近い位置に配置できるようにしから、従来
に比べて光路長を短くできて入射光と反射光の光軸のず
れ量を小さくでき、精度の高い情報処理が可能となる。
これらにより、小型、かつ安価でしかも高性能な光学ヘ
ッド並びに該光学ヘッドを備えた光ディスク装置を提供
可能となる。
位置に、より近い位置に配置できるようにしから、従来
に比べて光路長を短くできて入射光と反射光の光軸のず
れ量を小さくでき、精度の高い情報処理が可能となる。
これらにより、小型、かつ安価でしかも高性能な光学ヘ
ッド並びに該光学ヘッドを備えた光ディスク装置を提供
可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0019】まず、図1および図2を参照して、光ディ
スク装置の主要部の構成を概略的に示すもので、情報記
憶媒体である光ディスク10を保持して回転駆動するデ
ィスク駆動手段としてのスピンドルモ−タ50と、この
スピンドルモ−タ50により回転される前記光ディスク
10に光ビーム(レ−ザビ−ム)LBを集光させる対物
レンズ15を含む移動光学系60および前記対物レンズ
15を保持してその光軸方向に移動可能に支持するレン
ズアクチュエ−タ16を有し前記光ディスク10の下面
側をその半径方向に沿って移動可能な光学ヘッド1と、
この光学ヘッド1の移動路の光ディスク10の外周方向
の延長線上に設けられ前記光学ヘッド1に搭載された前
記移動光学系60と光ビームとしてのレ−ザビ−ムLB
の授受を行う固定光学系70とを有する。
スク装置の主要部の構成を概略的に示すもので、情報記
憶媒体である光ディスク10を保持して回転駆動するデ
ィスク駆動手段としてのスピンドルモ−タ50と、この
スピンドルモ−タ50により回転される前記光ディスク
10に光ビーム(レ−ザビ−ム)LBを集光させる対物
レンズ15を含む移動光学系60および前記対物レンズ
15を保持してその光軸方向に移動可能に支持するレン
ズアクチュエ−タ16を有し前記光ディスク10の下面
側をその半径方向に沿って移動可能な光学ヘッド1と、
この光学ヘッド1の移動路の光ディスク10の外周方向
の延長線上に設けられ前記光学ヘッド1に搭載された前
記移動光学系60と光ビームとしてのレ−ザビ−ムLB
の授受を行う固定光学系70とを有する。
【0020】前記スピンドルモ−タ50は、光ディスク
10の回転中心部に設けられた金属製のハブ部(図示し
ない)を磁気的に吸着保持するとともに光ディスク10
の位置決め部を行うタ−ンテ−ブル51と、このタ−ン
テ−ブル51を駆動するモ−タ52とからなる。また、
光学ヘッド1は、図3に詳図するように、2本のガイド
シャフト2,2により矢印A方向に往復動自在に設けら
れたキャリッジ3を有する。
10の回転中心部に設けられた金属製のハブ部(図示し
ない)を磁気的に吸着保持するとともに光ディスク10
の位置決め部を行うタ−ンテ−ブル51と、このタ−ン
テ−ブル51を駆動するモ−タ52とからなる。また、
光学ヘッド1は、図3に詳図するように、2本のガイド
シャフト2,2により矢印A方向に往復動自在に設けら
れたキャリッジ3を有する。
【0021】このキャリッジ3は、ガイドシャフト2,
2によって兼用されるヨ−クと、ガイドシャフト(ヨ−
ク)2,2と平行に設けられたマグネット4,4と、キ
ャリッジ3の軸受部3a,3a,3b,3bに取付けら
れたコイル5…よりなるリニアモ−タ6によって前記矢
印A方向、すなわち、情報記憶媒体である光ディスク1
0の半径方向(トラック制御方向)に移動するようにな
っている。キャリッジ3には、対物レンズ15を保持し
たレンズアクチュエ−タ16および立上げミラ−17
(図1参照)が搭載されている。
2によって兼用されるヨ−クと、ガイドシャフト(ヨ−
ク)2,2と平行に設けられたマグネット4,4と、キ
ャリッジ3の軸受部3a,3a,3b,3bに取付けら
れたコイル5…よりなるリニアモ−タ6によって前記矢
印A方向、すなわち、情報記憶媒体である光ディスク1
0の半径方向(トラック制御方向)に移動するようにな
っている。キャリッジ3には、対物レンズ15を保持し
たレンズアクチュエ−タ16および立上げミラ−17
(図1参照)が搭載されている。
【0022】そして、前記対物レンズ15および立上げ
ミラ−17により構成される移動光学系60と、光学ヘ
ッド1の移動路の光ディスク10の外周方向の延長線上
に設けられた固定光学系70との間でレ−ザビ−ムLB
の授受を行うようになっている。
ミラ−17により構成される移動光学系60と、光学ヘ
ッド1の移動路の光ディスク10の外周方向の延長線上
に設けられた固定光学系70との間でレ−ザビ−ムLB
の授受を行うようになっている。
【0023】固定光学系70は、図示しない半導体レ−
ザやコリメ−トレンズ、ビ−ムスプリッタ、ガルバノミ
ラ−などの光学部材を有してなり、前記移動光学系60
は、この固定光学系70から導かれたレ−ザビ−ムLB
を光ディスク10の情報記録面に当てたり、光ディスク
10から反射されたレ−ザビ−ムLBを固定光学系70
に戻すようになっている。固定光学系70に戻されたレ
−ザビ−ムLBは、図示しない情報検知用のディテク
タ、フォーカシング用ディテクタ、トラッキング用ディ
テクタに導かれるようになっている。
ザやコリメ−トレンズ、ビ−ムスプリッタ、ガルバノミ
ラ−などの光学部材を有してなり、前記移動光学系60
は、この固定光学系70から導かれたレ−ザビ−ムLB
を光ディスク10の情報記録面に当てたり、光ディスク
10から反射されたレ−ザビ−ムLBを固定光学系70
に戻すようになっている。固定光学系70に戻されたレ
−ザビ−ムLBは、図示しない情報検知用のディテク
タ、フォーカシング用ディテクタ、トラッキング用ディ
テクタに導かれるようになっている。
【0024】また、レンズアクチュエ−タ16の前記対
物レンズ15を保持するレンズ保持部20には、フォ−
カス制御コイル21が密着固定されているとともに、キ
ャリッジ3には、フォ−カス制御コイル21に向かって
所望の方向の磁界を提供するためのマグネット22,2
2がそれぞれ配置されている。そして、対物レンズ15
を保持する前記レンズ保持部20を矢印B方向、すなわ
ち、光ディスク10に接離する方向(フォ−カス制御方
向)に移動させるレンズ駆動手段23を構成している。
物レンズ15を保持するレンズ保持部20には、フォ−
カス制御コイル21が密着固定されているとともに、キ
ャリッジ3には、フォ−カス制御コイル21に向かって
所望の方向の磁界を提供するためのマグネット22,2
2がそれぞれ配置されている。そして、対物レンズ15
を保持する前記レンズ保持部20を矢印B方向、すなわ
ち、光ディスク10に接離する方向(フォ−カス制御方
向)に移動させるレンズ駆動手段23を構成している。
【0025】また、前記レンズアクチュエ−タ16は、
図4にも示すように、前記レンズ保持部20を有する樹
脂製の可動側支持部材25と、この可動側支持部材25
に対してある間隔を存し前記キャリッジ3に形成された
被取付部3c,3cに固定される樹脂製の固定側支持部
材26と、この固定側支持部材26と前記可動側支持部
材25とを連結すべくこれらと一体成型される板ばねか
らなる平行な第1,第2の弾性支持板27,28とから
なる。
図4にも示すように、前記レンズ保持部20を有する樹
脂製の可動側支持部材25と、この可動側支持部材25
に対してある間隔を存し前記キャリッジ3に形成された
被取付部3c,3cに固定される樹脂製の固定側支持部
材26と、この固定側支持部材26と前記可動側支持部
材25とを連結すべくこれらと一体成型される板ばねか
らなる平行な第1,第2の弾性支持板27,28とから
なる。
【0026】上側に位置する第1の弾性支持板27は、
固定側支持部材26と前記レンズ保持部20との間に2
本のア−ム部27a,27aが存在する形状となってい
る。また、下側に位置する第2の弾性支持板28は、前
記固定側支持部材26と前記可動側支持部材25との間
かつ2本のア−ム部27a,27aの中間に対応して1
本のア−ム部28aが存在する形状となっている。
固定側支持部材26と前記レンズ保持部20との間に2
本のア−ム部27a,27aが存在する形状となってい
る。また、下側に位置する第2の弾性支持板28は、前
記固定側支持部材26と前記可動側支持部材25との間
かつ2本のア−ム部27a,27aの中間に対応して1
本のア−ム部28aが存在する形状となっている。
【0027】前記レンズ保持部20を上端側に有する可
動側支持部材25は、上下方向が長さ方向となる帯板状
を呈し、前記キャリッジ3の立上り壁3dに垂直方向に
沿って形成された溝30内に上下動可能に介在されてい
る。そして、この溝30により横振れ方向の不必要な動
きが規制されるようになっている。
動側支持部材25は、上下方向が長さ方向となる帯板状
を呈し、前記キャリッジ3の立上り壁3dに垂直方向に
沿って形成された溝30内に上下動可能に介在されてい
る。そして、この溝30により横振れ方向の不必要な動
きが規制されるようになっている。
【0028】一方、固定側支持部材26は、板状に成型
され、かつその両側端部前面に円弧状の位置決め突起3
1,31を有している。そして、これら位置決め突起3
1,31を前記キャリッジ3に形成された被取付部3
c,3cの円弧状の位置決め溝32,32に係合させる
ことによりキャリッジ3に対する位置決めが行われるよ
うになっている。また、固定側支持部材26は、位置決
めされた状態において、接着剤により接着固定されキャ
リッジ3と一体化されるものである。
され、かつその両側端部前面に円弧状の位置決め突起3
1,31を有している。そして、これら位置決め突起3
1,31を前記キャリッジ3に形成された被取付部3
c,3cの円弧状の位置決め溝32,32に係合させる
ことによりキャリッジ3に対する位置決めが行われるよ
うになっている。また、固定側支持部材26は、位置決
めされた状態において、接着剤により接着固定されキャ
リッジ3と一体化されるものである。
【0029】また、この様に構成されたレンズアクチュ
エ−タ16は、図1および図2に示すように、対物レン
ズ15を保持するレンズ保持部20が固定光学系70側
に近くなる方向に位置するように、すなわち、可動側支
持部材25が光ディスク10の外径方向かつ固定側支持
部材26が光ディスク10の内径方向に位置するように
光学ヘッド1に組込まれている。
エ−タ16は、図1および図2に示すように、対物レン
ズ15を保持するレンズ保持部20が固定光学系70側
に近くなる方向に位置するように、すなわち、可動側支
持部材25が光ディスク10の外径方向かつ固定側支持
部材26が光ディスク10の内径方向に位置するように
光学ヘッド1に組込まれている。
【0030】したがって、この発明のものにあっては、
固定側支持部材26と平行な2枚の弾性支持板27,2
8が光ディスク10の内径側に配置されており、外径側
に設けられた固定光学系70との間のレ−ザビ−ムLB
の入射光と反射光には形状を左右されない。よって、レ
ンズアクチュエ−タ16の薄型化が可能となる。また、
固定側支持部材26にレ−ザビ−ムLBが通過する透孔
を形成しなくても済み、レンズアクチュエ−タ16を一
体成形する場合には成形金型の構造が簡単となり製造コ
ストの低減が可能となる。
固定側支持部材26と平行な2枚の弾性支持板27,2
8が光ディスク10の内径側に配置されており、外径側
に設けられた固定光学系70との間のレ−ザビ−ムLB
の入射光と反射光には形状を左右されない。よって、レ
ンズアクチュエ−タ16の薄型化が可能となる。また、
固定側支持部材26にレ−ザビ−ムLBが通過する透孔
を形成しなくても済み、レンズアクチュエ−タ16を一
体成形する場合には成形金型の構造が簡単となり製造コ
ストの低減が可能となる。
【0031】さらに、固定光学系70を光ディスク10
の最外周位置に、より近い位置に配置できるようにしか
ら、従来に比べて光路長を短くできて入射光と反射光の
光軸のずれ量を小さくでき、精度の高い情報処理が可能
となる。なお、本発明は、上記一実施例に限らず、本発
明の要旨を変えない範囲で種々変形実施可能なことは勿
論である。
の最外周位置に、より近い位置に配置できるようにしか
ら、従来に比べて光路長を短くできて入射光と反射光の
光軸のずれ量を小さくでき、精度の高い情報処理が可能
となる。なお、本発明は、上記一実施例に限らず、本発
明の要旨を変えない範囲で種々変形実施可能なことは勿
論である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ンズアクチュエ−タが光ビ−ムの影響を受けないような
構造として、レンズアクチュエ−タの小型化、低コスト
化を図れるとともに、移動光学系と固定光学系との間の
光路長を短くでき、小型、かつ安価でしかも高性能な光
学ヘッド並びに該光学ヘッドを備えた光ディスク装置を
提供することができるといった効果を奏する。
ンズアクチュエ−タが光ビ−ムの影響を受けないような
構造として、レンズアクチュエ−タの小型化、低コスト
化を図れるとともに、移動光学系と固定光学系との間の
光路長を短くでき、小型、かつ安価でしかも高性能な光
学ヘッド並びに該光学ヘッドを備えた光ディスク装置を
提供することができるといった効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例の光ディスク装置の主要部の
構成を概略的に示す側面図。
構成を概略的に示す側面図。
【図2】同じく光ディスク装置の主要部の構成を概略的
に示す斜視図。
に示す斜視図。
【図3】本発明の光学ヘッドの一実施例を示す斜視図。
【図4】同実施例における光学ヘッドの主要部の分解斜
視図。
視図。
【図5】光路長と光軸のずれとの関係を示す説明図。
1…光学ヘッド、2…ガイドシャフト、3…キャリッ
ジ、6…リニアモ−タ、10…光ディスク、15…対物
レンズ、16…レンズアクチュエ−タ、17…立上げミ
ラ−、20…レンズ保持部、21…フォ−カス制御コイ
ル、22…マグネット、23…レンズ駆動手段、25…
可動側支持部材、26…固定側支持部材、27…第1の
弾性支持板、50…スピンドルモ−タ(ディスク駆動手
段)、60…移動光学系、70…固定光学系、LB…レ
−ザビ−ム(光ビ−ム)。
ジ、6…リニアモ−タ、10…光ディスク、15…対物
レンズ、16…レンズアクチュエ−タ、17…立上げミ
ラ−、20…レンズ保持部、21…フォ−カス制御コイ
ル、22…マグネット、23…レンズ駆動手段、25…
可動側支持部材、26…固定側支持部材、27…第1の
弾性支持板、50…スピンドルモ−タ(ディスク駆動手
段)、60…移動光学系、70…固定光学系、LB…レ
−ザビ−ム(光ビ−ム)。
Claims (2)
- 【請求項1】 光ディスクを保持して回転駆動するディ
スク駆動手段と、 このディスク駆動手段により回転される前記光ディスク
に光ビームを集光させる対物レンズを含む移動光学系お
よび弾性支持板を介して支持部材に連結され前記対物レ
ンズを保持するレンズ保持部を有し該レンズ保持部をそ
の光軸方向に移動可能に支持するレンズアクチュエ−タ
を搭載し前記光ディスクの半径方向に沿って移動可能な
光学ヘッドと、 この光学ヘッドの移動路の光ディスクの外周方向の延長
線上に設けられ前記光学ヘッドに搭載された前記移動光
学系と光ビームの授受を行う固定光学系と、を具備して
なる光ディスク装置であって、 前記レンズアクチュエ−タを、前記対物レンズを保持す
るレンズ保持部が前記固定光学系側に近くなる方向に位
置するように光学ヘッドに組込んだことを特徴とする光
ディスク装置。 - 【請求項2】 光ディスクに光ビームを集光させる対物
レンズと、 この対物レンズを保持するレンズ保持部を有し該レンズ
保持部を前記対物レンズの光軸方向に移動可能に支持す
るレンズアクチュエ−タと、 このレンズアクチュエ−タを搭載し前記光ディスクの半
径方向に沿って移動可能なキャリッジと、 前記レンズアクチュエ−タにより移動可能に支持された
前記レンズ保持部を対物レンズの光軸方向に移動させる
レンズ駆動手段と、を具備してなる光学ヘッドであっ
て、 前記レンズアクチュエ−タが、前記レンズ保持部を有す
る可動側支持部材と、この可動側支持部材に対してある
間隔を存し前記キャリッジに形成された被取付部に固定
される固定側支持部材と、この固定側支持部材と前記可
動側支持部材とを連結すべく一体化された平行な2枚の
弾性支持板とを具備してなり、 前記固定側支持部材が光ディスクの内径方向かつ前記可
動側支持部材が光ディスクの外径方向に位置するように
前記キャリッジに搭載されることを特徴とする光学ヘッ
ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4158232A JPH064875A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 光ディスク装置並びに光学ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4158232A JPH064875A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 光ディスク装置並びに光学ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064875A true JPH064875A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15667167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4158232A Pending JPH064875A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 光ディスク装置並びに光学ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064875A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7458326B2 (en) | 2005-02-25 | 2008-12-02 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Overlock sewing machine |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP4158232A patent/JPH064875A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7458326B2 (en) | 2005-02-25 | 2008-12-02 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Overlock sewing machine |
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