JPH064865U - 携帯用端末機器の車室内取付装置 - Google Patents
携帯用端末機器の車室内取付装置Info
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- JPH064865U JPH064865U JP4122592U JP4122592U JPH064865U JP H064865 U JPH064865 U JP H064865U JP 4122592 U JP4122592 U JP 4122592U JP 4122592 U JP4122592 U JP 4122592U JP H064865 U JPH064865 U JP H064865U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハンディターミナル21を取付具23に取付
る際に、ハンディターミナル21の移動距離が短く、ハ
ンディターミナル21自体が傷付きにくく、しかも取付
状態が強固に保持できるようにする。 【構成】 ハンディターミナル21の背面上部に取付用
ねじ29を装着し、取付用ねじ29の軸部29bを取付
具23の上端に形成した収納凹部37bに上端から挿入
すると、軸部29b先端のフランジ部29cが、板ばね
45によって取付具23側に押し付けられ、これにより
ハンディターミナル21が取付具23に固定される。
る際に、ハンディターミナル21の移動距離が短く、ハ
ンディターミナル21自体が傷付きにくく、しかも取付
状態が強固に保持できるようにする。 【構成】 ハンディターミナル21の背面上部に取付用
ねじ29を装着し、取付用ねじ29の軸部29bを取付
具23の上端に形成した収納凹部37bに上端から挿入
すると、軸部29b先端のフランジ部29cが、板ばね
45によって取付具23側に押し付けられ、これにより
ハンディターミナル21が取付具23に固定される。
Description
【0001】
この考案は、例えば作業用車両の運行記録用として用いられるハンディターミ ナルを、車室内の所定の位置に取付けるための携帯用端末機器の車室内取付装置 に関する。
【0002】
従来から、作業用車両に対しその運行状態を記録するためのシステムに、携帯 用のいわゆるハンディターミナルが用いられることがある。このような運行記録 システムは、図7に示すように、コントロールボックス1に、ハンディターミナ ル3を始め、車両の走行状態を検出する走行センサ5,エンジンの回転数を検出 する回転センサ7,車両に搭載した作業装置の状態を金属近接距離により判断す る近接スイッチ9,各種データを記憶する機能を備えたICカードに対してデー タの読み書きを行うICカード・リード/ライタ11が、それぞれ接続されてい る。
【0003】 ハンディターミナル3は、テンキー,ファンクションキーを始めとする各種キ ーを有するキーボード13及び、液晶表示器15を備え、車両使用時にて各種デ ータをキーボード13から入力する このようなハンディターミナル3は、車室内の所定の場所に、図8及び図9に 示すような取付具17を介して取付けられる。取付具17はハンディターミナル 3全体を包み込むような箱型のもので、取付具17が車室内の所定の場所に固定 された状態で、上端の開口部17aからハンディターミナル3を図8中で矢印A 方向に挿入することで取付が完了する。取付具17の前面部には、ハンディター ミナル3のキーボード13及び液晶表示器15が露出可能なように、上端と下端 とに支持突起17b,17cのみが形成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、このような従来の取付具17にハンディターミナル3を取付ける際 には、ハンディターミナル3全体を取付具17の上端から挿入する必要があり、 このためハンディターミナル3の挿入時での最少限の移動距離Lが、取付具17 の上端から下端までと非常に長いものとなっている。このため、車室内の限られ たスペースの中では、取付作業が不便であり、また同時にハンディターミナル3 の表面が取付部17に接触して傷等が付きやすいという不具合があった。さらに 、この従来の取付方式では、ハンディターミナル3は、単に挿入しただけである ことから、車室内のスペース上などの観点から図8及び図9のような縦置きに対 し横置きにした場合には、車両の旋回時や急停止時などに取付具17から外れて しまうという不具合がある。
【0005】 そこで、この考案は、携帯用端末機器を取付具に取付る際に、携帯用端末機器 の移動距離が短く、機器自体が傷付きにくく、しかも取付状態が強固に保持でき るようにすることを目的としている。
【0006】
前記目的を達成するために、この考案は、端末機器の背面に突出して設けた軸 部の先端にフランジ部を設け、前記軸部が径方向の移動によって挿入されてフラ ンジ部の外径より幅の狭い収納凹部を取付具の一側部に設け、この収納凹部に前 記軸部が挿入された状態でフランジ部を取付具に押し付ける押圧部材を設けた構 成としてある。
【0007】
このような構成の携帯用端末機器の車室内取付装置によれば、機器背面の軸部 を取付具の収納凹部に挿入すると、この状態でフランジ部は押圧部材により取付 具に押付けられて携帯用端末機器が固定される。
【0008】
以下、この考案の実施例を図面に基づき説明する。
【0009】 図1,図2及び図3は、携帯用端末機器としてのハンディターミナル21が、 車室内の所定の位置に固定される取付具23に取付られた状態を示す、正面図, 一部断面部分を含む側面図及び背面図である。
【0010】 ハンディターミナル21の背面の上部には、図2のB部の詳細を示す図4のよ うに、インサートナット25が、ハンディターミナル21のハウジング27と一 体成形されており、インサートナット25には取付用ねじ29がねじ込まれてい る。取付用ねじ29は、ねじ部29aより大径の軸部29b及び、軸部29bよ りさらに大径のフランジ部29cを備えている。
【0011】 取付具23は、背面図である図5及び、図5のC−C断面図である図6に示す ように、板状部材をプレス加工したもので、車室内の所定の位置の壁面30に固 定するための固定面31を備えている。固定面31より上部側は屈曲部33によ って折り曲げられて機器取付部35が形成され、機器取付部35の上端部には前 記取付用ねじ29の軸部29bが挿入される凹部37が形成されている。凹部3 7は、軸部29bを挿入しやすいように、挿入口付近に拡開部37aが形成され 、拡開部37aの先端に軸部29bより若干大径の収納凹部37bが形成されて いる。
【0012】 屈曲部33を上端としてそれより下方には、開口部39が形成され、開口部3 9の下端には前記屈曲部33と同方向に屈曲部41にて折り曲げられたばね取付 部43が形成されている。ばね取付部43は、前記凹部37が形成された機器取 付部35より固定面31側に位置している。
【0013】 ばね取付部43のハンディターミナル21側の面には、押圧部材としての板ば ね45がねじ47により装着されている。板ばね45は、図4に示すように、開 口部39内に挿入された状態にあり、下端がねじ47によりばね取付部43に固 定され、上部側は壁面30と機器取付部35との間に位置している。板ばね45 の上端部は、機器取付部35側が凸となるような折り曲げ部45aが形成され、 機器取付部35側に常時押付けている。
【0014】 取付具23の下端部は、ハンディターミナル21の受部49として折り曲げら れている。受部49は、ハンディターミナル21の下端部が載置される底面部4 9aと、同下部前後を挟み込む保持部49b及び49cとからなる。後面側の保 持部49cと固定面31との間には、傾斜部51が形成され、これにより保持部 49cと機器取付部35とはほぼ同一面上に位置し、取付状態でのハンディター ミナル21の背面と固定面31との間に空間53が形成されてハンディターミナ ル21の取付具23に対する非接触領域が形成される。
【0015】 上記取付具23にハンディターミナル21を取付ける際には、ハンディターミ ナル21の下部を取付具23の受部49に挿入しつつ、ハンディターミナル21 背面の取付用ねじ29の軸部29bを取付具23の凹部37に入り込ませる。こ のとき、取付用ねじ29のフランジ部29cを、板ばね45の折り曲げ部45a 上面に押付けながら、板ばね45を壁面30側に変位させ、軸部29bを凹部3 7の収納凹部37bまで挿入する。軸部29bが収納凹部37bまで挿入された 時点で、取付用ねじ29のフランジ部29cが折り曲げ部45aの下部に入り込 み、これと同時にハンディターミナル21の下部が受部49内に収納される。
【0016】 取付用ねじ29のフランジ部29cが折り曲げ部45aの下部に入り込むと、 板ばね45はフランジ部29cを取付具23の機器取付部35に押付け、これに よりハンディターミナル21は取付具23を介して壁面30に固定されることに なる。板ばね45はフランジ部29cを押し付けてハンディターミナル21を取 付具23から離反させる方向に押し付けるので、ハンディターミナル21の背面 は取付具23の機器取付部35から僅かな隙間をもって離れた状態となる。
【0017】 ハンディターミナル21の取付具23への取付時における取付具23に対する 移動距離は、図3に示すように、凹部37の深さ+(フランジ部29cの半径− 軸部29bの半径)=Hにほぼ相当する長さだけであるので、車室内の限られた スペースの中での、取付作業が容易である。また、ハンディターミナル21は、 取付具23に取付けた状態で、取付具23に接触する部位は受部49に挿入した 下部付近だけであるので、表面に傷が付きにくく、外観を損ねることを防止でき る。さらに、ハンディターミナル21は、板ばね45で押し付けられ固定されて いるので、例えば車室内のスペース上などの観点から横置きにした場合であって も、取付具23から外れることはなく、車両が旋回したり、急停止したとしても 、外れにくいものとなる。
【0018】
以上説明してきたように、この考案によれば、端末機器背面の軸部を取付具の 凹部に挿入した状態で、軸部先端のフランジ部が押圧部材により取付具の背面側 に押付けられるよう構成したので、端末機器を取付具に取付る際の端末機器の移 動距離は、ほぼ凹部の深さ分だけでよいので短くて済み、取付作業が容易となる 。また、端末機器は、フランジ部が押圧部材により取付具の背面側に押付けられ ることによって固定されるので、取付具としては端末機器全体を包み込む必要が なく、これにより端末機器自体は取付具によって傷付きにくく、外観を損ねるこ とを防止できるとともに、取付状態を強固に維持できる。
【図1】この考案の一実施例におけるハンディターミナ
ルを取付具に取付けた状態を示す正面図である。
ルを取付具に取付けた状態を示す正面図である。
【図2】図1の一部断面を含む右側面図である。
【図3】図1の背面図である。
【図4】図2におけるB部の拡大された側面図である。
【図5】図1に示されるの取付具の背面図である。
【図6】図5のC−C断面図である。
【図7】ハンディターミナルを利用したシステム全体の
構成図である。
構成図である。
【図8】従来例における取付作業を示す作用説明図であ
る。
る。
【図9】従来例における取付状態を示す斜視図である。
21 ハンディターミナル(端末機器) 23 取付具 29b 軸部 29c フランジ部 37b 収納凹部 45 板ばね(押圧部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 端末機器の背面に突出して設けた軸部の
先端にフランジ部を設け、前記軸部が径方向の移動によ
って挿入されてフランジ部の外径より幅の狭い収納凹部
を取付具の一側部に設け、この収納凹部に前記軸部が挿
入された状態でフランジ部を取付具に押し付ける押圧部
材を設けたことを特徴とする携帯用端末機器の車室内取
付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992041225U JP2576618Y2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 携帯用端末機器の車室内取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992041225U JP2576618Y2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 携帯用端末機器の車室内取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064865U true JPH064865U (ja) | 1994-01-21 |
JP2576618Y2 JP2576618Y2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=12602468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992041225U Expired - Fee Related JP2576618Y2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 携帯用端末機器の車室内取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576618Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6124808A (ja) * | 1984-07-12 | 1986-02-03 | 富士ゼロックス株式会社 | 外装カバ−等の取付けガタ防止装置 |
JPH0431855U (ja) * | 1990-07-06 | 1992-03-16 |
-
1992
- 1992-06-16 JP JP1992041225U patent/JP2576618Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6124808A (ja) * | 1984-07-12 | 1986-02-03 | 富士ゼロックス株式会社 | 外装カバ−等の取付けガタ防止装置 |
JPH0431855U (ja) * | 1990-07-06 | 1992-03-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2576618Y2 (ja) | 1998-07-16 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |