JPH064827A - 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法Info
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- JPH064827A JPH064827A JP18310992A JP18310992A JPH064827A JP H064827 A JPH064827 A JP H064827A JP 18310992 A JP18310992 A JP 18310992A JP 18310992 A JP18310992 A JP 18310992A JP H064827 A JPH064827 A JP H064827A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】薄膜技術で形成される一対のコア部の端部を機
械的に突き合せることなく磁気ギャップを形成し、コイ
ル膜を単層でコア部に設けて必要なターン数を確保す
る。 【構成】スライダの外側面に少なくとも一方がC形を成
す一対の薄膜コア部が全体としてO形を成すように向き
合せて付着され、薄膜コア部の下側の下部導体パターン
と薄膜コア部の上側の上部導体パターンにより薄膜コイ
ル部が形成されている。この薄膜磁気ヘッドの製造方法
は、スライダの外側面に下部導体パターンを付着してか
ら、少なくとも一方がC形の一対の薄膜コア部をそれら
の対向した端部どおし重なるように、かつ片側の端部ど
おしの間に非磁性ギャップ材を挟んで下部導体パターン
上に形成し、その後、下部導体膜パターンと接続するよ
うに上部導体膜パターンを薄膜コア部上に付着し、非磁
性ギャップ材側の薄膜コア部の重なった端部を面一に削
除する。
械的に突き合せることなく磁気ギャップを形成し、コイ
ル膜を単層でコア部に設けて必要なターン数を確保す
る。 【構成】スライダの外側面に少なくとも一方がC形を成
す一対の薄膜コア部が全体としてO形を成すように向き
合せて付着され、薄膜コア部の下側の下部導体パターン
と薄膜コア部の上側の上部導体パターンにより薄膜コイ
ル部が形成されている。この薄膜磁気ヘッドの製造方法
は、スライダの外側面に下部導体パターンを付着してか
ら、少なくとも一方がC形の一対の薄膜コア部をそれら
の対向した端部どおし重なるように、かつ片側の端部ど
おしの間に非磁性ギャップ材を挟んで下部導体パターン
上に形成し、その後、下部導体膜パターンと接続するよ
うに上部導体膜パターンを薄膜コア部上に付着し、非磁
性ギャップ材側の薄膜コア部の重なった端部を面一に削
除する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電算機の外部記
憶装置となるハードディスク駆動装置に組み込まれる浮
上形磁気ヘッド、特にスライダ側部に薄膜コアおよびコ
イル膜を成膜技術等により形成した薄膜磁気ヘッドおよ
びその製造方法に関する。
憶装置となるハードディスク駆動装置に組み込まれる浮
上形磁気ヘッド、特にスライダ側部に薄膜コアおよびコ
イル膜を成膜技術等により形成した薄膜磁気ヘッドおよ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電算機用磁気ヘッドとしては、従来、磁
性体のスライダの後端部にC形コアを固着して該C形コ
アに巻線したモノリシックタイプ、非磁性スライダの後
端部に磁気媒体走行方向にスリットを形成し、該スリッ
トに例えばC形とI形のコア片を接合したヘッドコア部
を埋め込んだコンポジットタイプ、あるいは非磁性スラ
イダの後端部に磁性薄膜およびコイル膜を薄膜成膜技術
で形成した薄膜タイプヘッド等が知られている。代表的
な薄膜ヘッドでは、非磁性スライダの後端面に下部磁性
体膜を形成し、その上に複数層に各々絶縁膜を挟んでコ
イル膜を積層し、該コイル膜の中心部からコイル外周側
の下部磁性体膜まで橋渡しするように上部磁性体膜を形
成し、コイル膜の中心部を通して前記上部磁性体膜を前
記下部磁性体膜に接合するとともに、スライダ浮上面に
隣接したコイル外周側の前記上部磁性体膜を非磁性ギャ
ップ材を介して前記下部磁性体膜に接合した構造を有し
ている。
性体のスライダの後端部にC形コアを固着して該C形コ
アに巻線したモノリシックタイプ、非磁性スライダの後
端部に磁気媒体走行方向にスリットを形成し、該スリッ
トに例えばC形とI形のコア片を接合したヘッドコア部
を埋め込んだコンポジットタイプ、あるいは非磁性スラ
イダの後端部に磁性薄膜およびコイル膜を薄膜成膜技術
で形成した薄膜タイプヘッド等が知られている。代表的
な薄膜ヘッドでは、非磁性スライダの後端面に下部磁性
体膜を形成し、その上に複数層に各々絶縁膜を挟んでコ
イル膜を積層し、該コイル膜の中心部からコイル外周側
の下部磁性体膜まで橋渡しするように上部磁性体膜を形
成し、コイル膜の中心部を通して前記上部磁性体膜を前
記下部磁性体膜に接合するとともに、スライダ浮上面に
隣接したコイル外周側の前記上部磁性体膜を非磁性ギャ
ップ材を介して前記下部磁性体膜に接合した構造を有し
ている。
【0003】上述の磁気ヘッドはいずれもC形コア片、
I形コア片あるいは磁性コア膜をスライダの磁気媒体走
行方向下流側のスライダ後端面に設けた例であるが、ヘ
ッドコア部を磁気媒体走行方向に平行なスライダ外側部
に形成したものも開示されている。例えば特開昭63−
74115号公報に示される磁気ヘッドは、非磁性スラ
イダのレール状浮上面の一部がスライダ後端側へ延出さ
れ、かつこの延出部が巻線窓をもつように前記スライダ
からC形に分割され、前記スライダからその後端延出部
にかけての外側部にコア埋込溝が形成されかつ該コア埋
込溝に磁性コア膜が薄膜技術で埋められており、前記C
形の延出部に巻線コイルが取り付けられる。製造工程で
みた場合は、前記コア埋込溝および磁性コア膜は前記延
出部が分割される前の非磁性スライダブロックの段階で
形成され、この状態で前記延出部に相当する部分が前記
スライダブロックから切り離されてスライダ後端部に接
合される際に、この間に非磁性ギャップ材が介在されて
前記磁性コア膜に磁気ギャップが形成される。
I形コア片あるいは磁性コア膜をスライダの磁気媒体走
行方向下流側のスライダ後端面に設けた例であるが、ヘ
ッドコア部を磁気媒体走行方向に平行なスライダ外側部
に形成したものも開示されている。例えば特開昭63−
74115号公報に示される磁気ヘッドは、非磁性スラ
イダのレール状浮上面の一部がスライダ後端側へ延出さ
れ、かつこの延出部が巻線窓をもつように前記スライダ
からC形に分割され、前記スライダからその後端延出部
にかけての外側部にコア埋込溝が形成されかつ該コア埋
込溝に磁性コア膜が薄膜技術で埋められており、前記C
形の延出部に巻線コイルが取り付けられる。製造工程で
みた場合は、前記コア埋込溝および磁性コア膜は前記延
出部が分割される前の非磁性スライダブロックの段階で
形成され、この状態で前記延出部に相当する部分が前記
スライダブロックから切り離されてスライダ後端部に接
合される際に、この間に非磁性ギャップ材が介在されて
前記磁性コア膜に磁気ギャップが形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のモノリシックあ
るいはコンポジットヘッドにおいては、C形コアとスラ
イダ後端部との接合、あるいは非磁性スライダの後端ス
リットに挿入するC形とI形のコア片どおしの接合は、
接合面の鏡面研磨後に非磁性ギャップ材を挟んで接合し
なければならず、しかも磁気ヘッドの磁気ギャップはサ
ブミクロンの単位であるため、機械的な接合で正確なギ
ャップ厚みを得るのが難しく、接合時の位置決め誤差や
機械加工時の破損が生じ歩留りの低下をきたす。
るいはコンポジットヘッドにおいては、C形コアとスラ
イダ後端部との接合、あるいは非磁性スライダの後端ス
リットに挿入するC形とI形のコア片どおしの接合は、
接合面の鏡面研磨後に非磁性ギャップ材を挟んで接合し
なければならず、しかも磁気ヘッドの磁気ギャップはサ
ブミクロンの単位であるため、機械的な接合で正確なギ
ャップ厚みを得るのが難しく、接合時の位置決め誤差や
機械加工時の破損が生じ歩留りの低下をきたす。
【0005】一方、コア膜およびコイル膜を薄膜成膜技
術で形成する従来の薄膜ヘッドは、スライダ上の下部磁
性体膜の上に上部の磁性体膜全体を重ねて積層する構成
であるため、両磁性体膜間の間隔が極少であり、この積
層体の極少の隙間にフォトリソグラフィー技術等でコイ
ル膜を複数層(通常3〜4層、40ターン以上)重ねて
形成しなければならず、この作業が非常に煩雑であり、
コイル膜の1層形成ごとにコイル溝を絶縁材で埋めて平
坦化し、その上に次のコイル膜層を重ねていくという操
作を複数回繰り返し、かつ下部磁性体膜と上部磁性体膜
のバックギャップは閉じるという工程を経るので工程増
による高価格化が避けられなかった。
術で形成する従来の薄膜ヘッドは、スライダ上の下部磁
性体膜の上に上部の磁性体膜全体を重ねて積層する構成
であるため、両磁性体膜間の間隔が極少であり、この積
層体の極少の隙間にフォトリソグラフィー技術等でコイ
ル膜を複数層(通常3〜4層、40ターン以上)重ねて
形成しなければならず、この作業が非常に煩雑であり、
コイル膜の1層形成ごとにコイル溝を絶縁材で埋めて平
坦化し、その上に次のコイル膜層を重ねていくという操
作を複数回繰り返し、かつ下部磁性体膜と上部磁性体膜
のバックギャップは閉じるという工程を経るので工程増
による高価格化が避けられなかった。
【0006】また、上述の特開昭63−74115号公
報に記載の磁気ヘッドは、非磁性スライダの後端部分を
ブロック状に切り離し、この切離部側のブロックをC形
に加工して前記スライダのC形後端延出部とし、これを
スライダのレール状浮上面と一致させてかつギャップ材
を挟んで再び接合するという工程を経るので、加工箇所
が多く、モノリシックタイプ等と同様機械的接合により
磁気ギャップを形成することに変りはない。しかも分割
したC形延出部とスライダ間の窓孔に線材コイルを巻き
付ける構造であって、このような構造は前記C形延出部
およびスライダの外側部の溝に埋め込む磁性体膜の磁気
抵抗を極力小さくしかつ磁路を短かくして読出し出力の
低下をきたさないようにするために前記C形延出部の巻
線窓をできるだけ小さくする必要があり、モノリシック
タイプヘッドの場合と同様に巻線作業の自動化が困難
で、手巻き作業に頼らざるを得ず、巻線数も限定される
という問題が残っていた。
報に記載の磁気ヘッドは、非磁性スライダの後端部分を
ブロック状に切り離し、この切離部側のブロックをC形
に加工して前記スライダのC形後端延出部とし、これを
スライダのレール状浮上面と一致させてかつギャップ材
を挟んで再び接合するという工程を経るので、加工箇所
が多く、モノリシックタイプ等と同様機械的接合により
磁気ギャップを形成することに変りはない。しかも分割
したC形延出部とスライダ間の窓孔に線材コイルを巻き
付ける構造であって、このような構造は前記C形延出部
およびスライダの外側部の溝に埋め込む磁性体膜の磁気
抵抗を極力小さくしかつ磁路を短かくして読出し出力の
低下をきたさないようにするために前記C形延出部の巻
線窓をできるだけ小さくする必要があり、モノリシック
タイプヘッドの場合と同様に巻線作業の自動化が困難
で、手巻き作業に頼らざるを得ず、巻線数も限定される
という問題が残っていた。
【0007】本発明は、薄膜技術で形成される一対のコ
ア部の端部を機械的に突き合せることなく磁気ギャップ
を形成でき、記録トラックを画成する磁気ギャップ巾を
正確にとることができ、また対向した一対のコア部の中
間部分の間隔をO形に広く形成してコア部に形成するコ
イル膜を多層に積層することなく必要な巻数を確保でき
る薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法を提供することに
ある。
ア部の端部を機械的に突き合せることなく磁気ギャップ
を形成でき、記録トラックを画成する磁気ギャップ巾を
正確にとることができ、また対向した一対のコア部の中
間部分の間隔をO形に広く形成してコア部に形成するコ
イル膜を多層に積層することなく必要な巻数を確保でき
る薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による薄膜磁気ヘ
ッドは、非磁性スライダの磁気媒体走行方向に平行な外
側面に、少なくとも一方がC形を成す2体の薄膜コアが
全体としてO状を成すように向き合せて付着され、前記
薄膜コアの少なくとも一方が、単層短冊状の下部導体パ
ターンと上部導体パターンから成るコイル膜で囲包され
ている。
ッドは、非磁性スライダの磁気媒体走行方向に平行な外
側面に、少なくとも一方がC形を成す2体の薄膜コアが
全体としてO状を成すように向き合せて付着され、前記
薄膜コアの少なくとも一方が、単層短冊状の下部導体パ
ターンと上部導体パターンから成るコイル膜で囲包され
ている。
【0009】本発明による薄膜磁気ヘッドを製造するに
は、まず、非磁性スライダの磁気媒体走行方向に平行な
外側面に単層短冊状の下部導体パターンを付着し、少な
くとも一方がC形を成す2体の薄膜コアを、それらの端
部どおしが前記外側面に対して垂直な方向に重なるよう
に向き合せて、かつスライダ浮上面に隣接した側の薄膜
コアどおしの重なった端部間に非磁性ギャップ材を介在
させて、前記外側面に付着し、次に、前記非磁性ギャッ
プ材が介在されているコア端部の外側の重なり部分を平
坦に削除し、単層短冊状の上部導体パターンを、前記薄
膜コアを挟んで前記下部導体パターンに接続するように
付着してこれらの上部および下部導体パターンによりコ
イル膜を形成する。
は、まず、非磁性スライダの磁気媒体走行方向に平行な
外側面に単層短冊状の下部導体パターンを付着し、少な
くとも一方がC形を成す2体の薄膜コアを、それらの端
部どおしが前記外側面に対して垂直な方向に重なるよう
に向き合せて、かつスライダ浮上面に隣接した側の薄膜
コアどおしの重なった端部間に非磁性ギャップ材を介在
させて、前記外側面に付着し、次に、前記非磁性ギャッ
プ材が介在されているコア端部の外側の重なり部分を平
坦に削除し、単層短冊状の上部導体パターンを、前記薄
膜コアを挟んで前記下部導体パターンに接続するように
付着してこれらの上部および下部導体パターンによりコ
イル膜を形成する。
【0010】
【実施例】次に、本発明を実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の実施例に係る電算機用薄膜
磁気ヘッドの要部を示す部分的な斜視図である。全体と
して矩形状の非磁性スライダ1は磁気媒体の走行方向
(図1矢印方向)にのびた一対のレール状浮上面2,3
が形成され、また該スライダの外側面4は前記レール状
浮上面に対して垂直でかつ前記磁気媒体走行方向に平行
に形成されている。スライダ後端部側へ寄った位置で該
スライダ1の一方の外側面4には、一対のC形薄膜コア
部5,6が全体としてO形となるように互いに向き合っ
て付着されている。また両コア部5,6のそれぞれ一方
の端部5a,6aどおしは部分的に重なって接合してい
る。なおこれらのC形コア部5,6は、後述するように
例えば金属蒸着等の手段により一層の薄膜磁性体として
形成される。各C形コア部5,6にはそのO形内を通し
て該コア部を囲包するようにコイル部7,8が付着さ
れ、これによって両側のコア部を通る閉磁路が形成され
る。
て説明する。図1は本発明の実施例に係る電算機用薄膜
磁気ヘッドの要部を示す部分的な斜視図である。全体と
して矩形状の非磁性スライダ1は磁気媒体の走行方向
(図1矢印方向)にのびた一対のレール状浮上面2,3
が形成され、また該スライダの外側面4は前記レール状
浮上面に対して垂直でかつ前記磁気媒体走行方向に平行
に形成されている。スライダ後端部側へ寄った位置で該
スライダ1の一方の外側面4には、一対のC形薄膜コア
部5,6が全体としてO形となるように互いに向き合っ
て付着されている。また両コア部5,6のそれぞれ一方
の端部5a,6aどおしは部分的に重なって接合してい
る。なおこれらのC形コア部5,6は、後述するように
例えば金属蒸着等の手段により一層の薄膜磁性体として
形成される。各C形コア部5,6にはそのO形内を通し
て該コア部を囲包するようにコイル部7,8が付着さ
れ、これによって両側のコア部を通る閉磁路が形成され
る。
【0011】スライダ1の片側のレール状浮上面2に隣
接した側のコア部の端部5b,6bは同一平面で対向
し、その間に磁気ギャップ9が形成され、コア部6の厚
み(スライダ外側面に垂直な方向の厚み)によって記録
トラック巾Wが画成される。なお、コイル部7,8は、
後述する如く、前記コア部の成膜工程において導電金属
蒸着等の手段によりコイル膜体として形成される。この
実施例でコイル部7,8は各C形コア部5,6に対して
単層かつ数ターンのコイルであり、各コイル部7,8と
C形コア部5,6間の絶縁、コイル膜パターンの形成等
は公知の例えばフォトリソグラフィー技術等の手段が用
いられる。
接した側のコア部の端部5b,6bは同一平面で対向
し、その間に磁気ギャップ9が形成され、コア部6の厚
み(スライダ外側面に垂直な方向の厚み)によって記録
トラック巾Wが画成される。なお、コイル部7,8は、
後述する如く、前記コア部の成膜工程において導電金属
蒸着等の手段によりコイル膜体として形成される。この
実施例でコイル部7,8は各C形コア部5,6に対して
単層かつ数ターンのコイルであり、各コイル部7,8と
C形コア部5,6間の絶縁、コイル膜パターンの形成等
は公知の例えばフォトリソグラフィー技術等の手段が用
いられる。
【0012】図2〜図6は図1に示す薄膜磁気ヘッドの
製造工程を、工程順序にしたがって示した部分的な斜視
図であ。まず図2に示す工程で非磁性スライダ1の外側
面4に、非磁性金属導体膜を電極膜スパッタ,ミリン
グ,メッキあるいはフレームフォト等の手段で付着し、
フォトリソグラフィー技術等によって下部導体膜パター
ン(この実施例では複数本平行に隔置された短冊状の左
右2列のパターン)を各々単層で形成する。さらに各列
のパターンについて、その短冊状の導体膜10,11の
各々の中央をまたぐように数100〜1000オングス
トローム(0.05〜0.1μm)の電気的絶縁層12
(SiO2 ,ガラス膜等)で被覆する。
製造工程を、工程順序にしたがって示した部分的な斜視
図であ。まず図2に示す工程で非磁性スライダ1の外側
面4に、非磁性金属導体膜を電極膜スパッタ,ミリン
グ,メッキあるいはフレームフォト等の手段で付着し、
フォトリソグラフィー技術等によって下部導体膜パター
ン(この実施例では複数本平行に隔置された短冊状の左
右2列のパターン)を各々単層で形成する。さらに各列
のパターンについて、その短冊状の導体膜10,11の
各々の中央をまたぐように数100〜1000オングス
トローム(0.05〜0.1μm)の電気的絶縁層12
(SiO2 ,ガラス膜等)で被覆する。
【0013】上述の図2の工程の後、その表面全体に薄
膜磁性体をスパッタ等により付着せしめ、フォトリソグ
ラフィー技術を用いて片側の短冊状導体膜10の電気的
絶縁層12に重なったC形の薄膜コア部5が残るように
エッチングする。これによって図3に示す如く一方の非
磁性の下部導体パターンの端部10aが一方のC形薄膜
コア部5をはさむようにスライダ外側面4に露出する。
なおこの一方のC形薄膜コア部5の一端5bにつながる
一辺部はスライダ下面の片側のレール状浮上面2に隣接
している(図3)。
膜磁性体をスパッタ等により付着せしめ、フォトリソグ
ラフィー技術を用いて片側の短冊状導体膜10の電気的
絶縁層12に重なったC形の薄膜コア部5が残るように
エッチングする。これによって図3に示す如く一方の非
磁性の下部導体パターンの端部10aが一方のC形薄膜
コア部5をはさむようにスライダ外側面4に露出する。
なおこの一方のC形薄膜コア部5の一端5bにつながる
一辺部はスライダ下面の片側のレール状浮上面2に隣接
している(図3)。
【0014】この後、図4に示す如く、スライダ1のレ
ール状浮上面2に隣接したC形薄膜コア部5の前記一辺
部およびその長手方向前後の領域を帯状に覆うように非
磁性ギャップ材13を付着する。
ール状浮上面2に隣接したC形薄膜コア部5の前記一辺
部およびその長手方向前後の領域を帯状に覆うように非
磁性ギャップ材13を付着する。
【0015】そしてさらに、上述と同様のスパッタ処理
およびフォトリソグラフィー技術を用いて前記C形薄膜
コア部5に向き合うように、他方のC形薄膜コア部6を
他方の下部導体パターン(短冊状導体膜11)の電気的
絶縁層12上に形成し、かつこれらのC形薄膜コア部
5,6の対向した端部5aと6a,および5bと6b´
どおしが互いに重なるようにする。この状態が図5の状
態である。図7に明示されるように、スライダ1のレー
ル状浮上面2に隣接した側の両薄膜コア部5,6の端部
5b,6b´はその間に非磁性ギャップ材13を挟んで
重なっている。
およびフォトリソグラフィー技術を用いて前記C形薄膜
コア部5に向き合うように、他方のC形薄膜コア部6を
他方の下部導体パターン(短冊状導体膜11)の電気的
絶縁層12上に形成し、かつこれらのC形薄膜コア部
5,6の対向した端部5aと6a,および5bと6b´
どおしが互いに重なるようにする。この状態が図5の状
態である。図7に明示されるように、スライダ1のレー
ル状浮上面2に隣接した側の両薄膜コア部5,6の端部
5b,6b´はその間に非磁性ギャップ材13を挟んで
重なっている。
【0016】次に図2で説明した処理と類似して、かつ
C形薄膜コア部5に対して絶縁層を形成した上でその上
面に、下部導体膜パターンの短冊状導体膜10の左右の
端部10a,10aを互い違いにつなぐように、斜めに
並んだ単層の上部短冊状導体膜15から成る上部導体膜
パターンを付着する。このようにして各々単層の下部お
よび上部導体膜パターンにより前記一方のC形薄膜コア
部5を囲包するコイル膜が形成される。他方のC形薄膜
コア部6側の下部導体膜パターンに対しても同様に上部
短冊状導体膜16を付着し、これによって前記他方のC
形薄膜コア部6を囲包するコイル膜が形成される。なお
この場合、両方のコイル膜の通電によって両側のC形薄
膜コア部5,6間に同一方向の閉磁束回路が形成される
ように両方のコイル膜を形成して両コイル膜の片端どう
しを接続し、全体として連続したコイル体とする。
C形薄膜コア部5に対して絶縁層を形成した上でその上
面に、下部導体膜パターンの短冊状導体膜10の左右の
端部10a,10aを互い違いにつなぐように、斜めに
並んだ単層の上部短冊状導体膜15から成る上部導体膜
パターンを付着する。このようにして各々単層の下部お
よび上部導体膜パターンにより前記一方のC形薄膜コア
部5を囲包するコイル膜が形成される。他方のC形薄膜
コア部6側の下部導体膜パターンに対しても同様に上部
短冊状導体膜16を付着し、これによって前記他方のC
形薄膜コア部6を囲包するコイル膜が形成される。なお
この場合、両方のコイル膜の通電によって両側のC形薄
膜コア部5,6間に同一方向の閉磁束回路が形成される
ように両方のコイル膜を形成して両コイル膜の片端どう
しを接続し、全体として連続したコイル体とする。
【0017】最後に、非磁性ギャップ材13が介在され
ている側の、前記一方のC形薄膜コア部5に重なってい
る前記他方のC形薄膜コア部6の端部6b´(図5,図
7)を、前記一方の薄膜コア部5の端部5bと面一とな
るように平坦面に削除し、図6に示すようなC形薄膜コ
ア部5,6の一端部どおしが突き合せ状態となってその
間に前記非磁性ギャップ材13による磁気ギャップ9が
形成された薄膜磁気ヘッドが得られる。図7を参照すれ
ば明らかなように、一方のC形薄膜コア部6の重なり端
部6b´を切除することにより、該重なり端部6b´を
通る磁束がなくなり、磁気ギャップ9を磁気媒体走行方
向に横切る磁束のみとなる。磁気ギャップ9の間隔は図
4の工程で付着する非磁性ギャップ材13の膜厚で規制
され、また磁気ギャップ9の巾(記録トラック巾W)は
C形薄膜コア部5,6の膜厚で定められるので、正確な
磁気ギャップ寸法が容易に得られる。
ている側の、前記一方のC形薄膜コア部5に重なってい
る前記他方のC形薄膜コア部6の端部6b´(図5,図
7)を、前記一方の薄膜コア部5の端部5bと面一とな
るように平坦面に削除し、図6に示すようなC形薄膜コ
ア部5,6の一端部どおしが突き合せ状態となってその
間に前記非磁性ギャップ材13による磁気ギャップ9が
形成された薄膜磁気ヘッドが得られる。図7を参照すれ
ば明らかなように、一方のC形薄膜コア部6の重なり端
部6b´を切除することにより、該重なり端部6b´を
通る磁束がなくなり、磁気ギャップ9を磁気媒体走行方
向に横切る磁束のみとなる。磁気ギャップ9の間隔は図
4の工程で付着する非磁性ギャップ材13の膜厚で規制
され、また磁気ギャップ9の巾(記録トラック巾W)は
C形薄膜コア部5,6の膜厚で定められるので、正確な
磁気ギャップ寸法が容易に得られる。
【0018】一対のC形薄膜コア部を向き合せることに
より中央が大きく空いたO形のヘッドコア部となり、そ
の広いO形内を通して両側のC形コア部5,6にそれぞ
れコイル膜を形成でき、単層のコイル膜でも充分なター
ン数が得られる。しかし本発明は両側のコア部にそれぞ
れコイル膜を設けることに限定されるものでなく、いず
れか片側の薄膜コイル部にのみコイル膜を形成してもよ
い。またC形のコア部どおしを向き合せたものに限定さ
れず、図8に示すように一方がC形、他方がI形の薄膜
コア部6,17を、重なった片側の端部間に非磁性ギャ
ップ材を挟んで、端部どおし重なるようにスライダ外側
面に付着し、次工程で外側の重なり端部を削除したもの
でもよい。さらに図9に示すように一対のL形薄膜コア
部18,19を全体として中央にO形のスペースが生じ
るように上下逆向きに向き合せて各端部を重ね合せ、非
磁性ギャップ材側の重なった端部の外側を削除してもよ
い。したがって本発明においては、C形を成す薄膜コア
部としてこのようなL形ないし「へ」の字、「く」の字
の鉤形コア部形状も含むものである。図8,図9におい
てコア部の重なり端部を削除することでC形とI形ある
いはL形どおしの片側の端部は磁気ギャップ9を介して
突き合せ状態となる。
より中央が大きく空いたO形のヘッドコア部となり、そ
の広いO形内を通して両側のC形コア部5,6にそれぞ
れコイル膜を形成でき、単層のコイル膜でも充分なター
ン数が得られる。しかし本発明は両側のコア部にそれぞ
れコイル膜を設けることに限定されるものでなく、いず
れか片側の薄膜コイル部にのみコイル膜を形成してもよ
い。またC形のコア部どおしを向き合せたものに限定さ
れず、図8に示すように一方がC形、他方がI形の薄膜
コア部6,17を、重なった片側の端部間に非磁性ギャ
ップ材を挟んで、端部どおし重なるようにスライダ外側
面に付着し、次工程で外側の重なり端部を削除したもの
でもよい。さらに図9に示すように一対のL形薄膜コア
部18,19を全体として中央にO形のスペースが生じ
るように上下逆向きに向き合せて各端部を重ね合せ、非
磁性ギャップ材側の重なった端部の外側を削除してもよ
い。したがって本発明においては、C形を成す薄膜コア
部としてこのようなL形ないし「へ」の字、「く」の字
の鉤形コア部形状も含むものである。図8,図9におい
てコア部の重なり端部を削除することでC形とI形ある
いはL形どおしの片側の端部は磁気ギャップ9を介して
突き合せ状態となる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、磁
気ギャップを形成する一対のコア部を機械的に突き合せ
ることなく薄膜技術によりスライダの外側面に設けるこ
とができ、磁気ギャップの形成が容易で、しかも従来の
薄膜ヘッドと異なり薄膜コア部間のコイルスペースがO
形に広くなっているので、コイル膜を構成する下部導体
膜パターンと上部導体膜パターンを短冊状にかつそれぞ
れ単層で形成して必要なターン数を得ることができ、工
程が極めて簡単になる。記録トラックは非磁性ギャップ
材の厚みで管理でき、磁気ギャップの寸法および薄膜コ
ア部の厚み寸法も正確となるので、高密度記録トラック
を実現でき、また機械的な加工部分が少ない等多くの効
果がもたらされる。
気ギャップを形成する一対のコア部を機械的に突き合せ
ることなく薄膜技術によりスライダの外側面に設けるこ
とができ、磁気ギャップの形成が容易で、しかも従来の
薄膜ヘッドと異なり薄膜コア部間のコイルスペースがO
形に広くなっているので、コイル膜を構成する下部導体
膜パターンと上部導体膜パターンを短冊状にかつそれぞ
れ単層で形成して必要なターン数を得ることができ、工
程が極めて簡単になる。記録トラックは非磁性ギャップ
材の厚みで管理でき、磁気ギャップの寸法および薄膜コ
ア部の厚み寸法も正確となるので、高密度記録トラック
を実現でき、また機械的な加工部分が少ない等多くの効
果がもたらされる。
【図1】本発明の実施例に係る電算機用薄膜磁気ヘッド
の部分的な斜視図である。
の部分的な斜視図である。
【図2】本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造工程中の下
部導体パターンの形成状態を示す側面図である。
部導体パターンの形成状態を示す側面図である。
【図3】本発明に係る製造工程中の一方のC形薄膜コア
部の付着状態を示す側面図である。
部の付着状態を示す側面図である。
【図4】本発明に係る製造工程中の非磁性ギャップ材の
付着状態を示す側面図である。
付着状態を示す側面図である。
【図5】本発明に係る製造工程中における一方のC形薄
膜コア部付着後の他方のC形薄膜コア部の付着状態を示
す斜視図である。
膜コア部付着後の他方のC形薄膜コア部の付着状態を示
す斜視図である。
【図6】本発明に係る製造工程中の上部導体パターンの
形成状態および両C形薄膜コア部の外側重なり端部の切
徐後の状態を示す側面図である。
形成状態および両C形薄膜コア部の外側重なり端部の切
徐後の状態を示す側面図である。
【図7】図6のG部の拡大斜視図である。
【図8】本発明の他の実施例による薄膜磁気ヘッドの部
分的な側面図である。
分的な側面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例の部分的な側面図で
ある。
ある。
1 スライダ 2,3 レール状浮上面 4 スライダ外側面 5,6 C形薄膜コア部 7,8 コイル部 9 磁気ギャップ 10,11 下部短冊状導体膜 12 電気的絶縁層 13 非磁性ギャップ材 15,16 上部短冊状導体膜 17 I形薄膜コア部 18,19 L形薄膜コア部
Claims (2)
- 【請求項1】非磁性スライダの磁気媒体走行方向に平行
な外側面に、少なくとも一方がC形を成す2体の薄膜コ
アが全体としてO状を成すように向き合せて付着され、
前記薄膜コアの少なくとも一方が、単層短冊状の下部導
体パターンと上部導体パターンから成るコイル膜で囲包
されることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項2】非磁性スライダの磁気媒体走行方向に平行
な外側面に単層短冊状の下部導体パターンを付着し、少
なくとも一方がC形を成す2体の薄膜コアを、それらの
端部どおしが前記外側面に対して垂直な方向に重なるよ
うに向き合せて、かつスライダ浮上面に隣接した側の薄
膜コアどおしの重なった端部間に非磁性ギャップ材を介
在させて、前記外側面に付着し、次に、前記非磁性ギャ
ップ材が介在されているコア端部の外側の重なり部分を
平坦に削除し、単層短冊状の上部導体パターンを、前記
薄膜コアを挟んで前記下部導体パターンに接続するよう
に付着してこれらの上部および下部導体パターンにより
コイル膜を形成することを特徴とする薄膜磁気ヘッドの
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18310992A JPH064827A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18310992A JPH064827A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064827A true JPH064827A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=16129935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18310992A Withdrawn JPH064827A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064827A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8169743B2 (en) | 2007-07-20 | 2012-05-01 | Hitachi Global Storage Technologies, Netherlands B.V. | Minimizing slider vibration effects on a magnetic transducer |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP18310992A patent/JPH064827A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8169743B2 (en) | 2007-07-20 | 2012-05-01 | Hitachi Global Storage Technologies, Netherlands B.V. | Minimizing slider vibration effects on a magnetic transducer |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |