JPH0648210Y2 - ギヤヘッド付モータにおけるギヤヘッドのグリスシール構造 - Google Patents

ギヤヘッド付モータにおけるギヤヘッドのグリスシール構造

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JPH0648210Y2
JPH0648210Y2 JP1988115704U JP11570488U JPH0648210Y2 JP H0648210 Y2 JPH0648210 Y2 JP H0648210Y2 JP 1988115704 U JP1988115704 U JP 1988115704U JP 11570488 U JP11570488 U JP 11570488U JP H0648210 Y2 JPH0648210 Y2 JP H0648210Y2
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JP
Japan
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motor
gear head
gear
motor shaft
grease
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JP1988115704U
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一則 小池
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Oriental Motor Co Ltd
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Oriental Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、ギヤヘッド付モータにおけるギヤヘッドのグ
リスシール構造に関する。
b.従来の技術 モータの回転数を所望の回転数に減速して出力するため
のギヤヘッド付モータが用いられている。
このようなギヤヘッド付モータには、モータとギヤヘッ
ドを予め一体に製造する一体型のものと、別個に製造し
ておき、必要に際して一体に組付ける分離型のものがあ
る。
しかし、小型のギヤヘッドとモータを使用する場合に
は、ギヤヘッドの減速比を選べるという利点から分離型
のものが広く用いられている。
第3図は、分離型のギヤヘッド付モータを示したもの
で、モータ100のモータケース101の開口端に圧入された
ブラケット102の突出端にギヤヘッド103のギヤケース10
4を嵌合し、図示しないボルトにより一体に組付けたも
のである。
このような、ギヤヘッド付モータにおいて、回転の伝達
を円滑に行なうため、モータシャフトにヘリカル歯切り
を施し、ギヤヘッドのヘリカルギヤに組付ける構造が採
用されている。
しかしながら、ヘリカル歯切りされたモータシャフトの
歯筋を通してギヤヘッド内のヘリカルギヤに付着してい
るグリスが回転に伴って流れ出し、モータケース内に侵
入してくる不具合があった。
そこで従来では、ギヤヘッド内のグリスがモータケース
内に侵入するのを防ぐため各種の対策が講じられてい
る。
第4図のものはオイルシールを使う方法、第5図のもの
はVリングを使う方法、第6図のものは円板を使う方法
である。
各図において、102はモータケースのブラケット、105は
ギヤヘッド103の側板、106は軸受107を介してブラケッ
ト102外に突設されたモーターシャフト、106aはその歯
切り部、108はモータシャフト106に噛合したギヤヘッド
103のヘリカルギヤである。
第4図の場合、ブラケット102のモータシャフト106取り
出し口にオイルシール109を設け、オイルシール109の外
側のモータシャフト106a部分に歯切りを施したものであ
る。
第5図の場合、モータシャフト106の突出部にVリング1
10を装着し、このVリング110の外側にストッパー111を
装着したものである。このストッパー111の外側にモー
タシャフト106の歯切り部106aが来るようにしてある。
第6図の場合、モータシャフト106の突出部にブラケッ
ト102の外側に突き出た円板112を装着し、円板112によ
って流入するグリスを遮断するようにしたものである。
c.考案が解決しようとする課題 しかしながら、第4図のオイルシール109を使う方法
は、モータシャフト106との接触により、摩擦負荷が加
わり低出力モータでは損失の割合が大きくなる。また、
モータシャフト106の歯切れ個所を避けてオイルシール1
09を設けなければならないので、その長さを考慮した寸
法が必要となる。
また、第5図のVリング110を使う方法は、Vリング110
のリップ110aがモータケースのブラケット102端面に接
触するため、摩擦による損失が大きくなる。また、Vリ
ング110のズレを防止するためのストッパー111が必要と
なる。
さらに、第6図の円板112を使う方法は、側板105とモー
タケースのブラケット102端面との隙間が小さい場合
は、円板112からグリスが外側に落ちるため、それが円
板112の下にまわり込みシール効果がなくなる欠点があ
る。
本考案は上記課題を解決し、ギヤヘッド内のグリスがモ
ータ内に流入するのを防止し得るギヤヘッド付モータに
おけるギヤヘッドのグリスシール構造を提供することを
目的とする。
d.課題を解決するための手段 本考案は、上記課題を解決するため、モータとギヤヘッ
ドを並設し、モータシャフトの先端部にヘリカル歯切り
を施し、該ヘリカルギヤ部にギヤヘッドのヘリカルギヤ
を噛合わせたギヤヘッド付モータにおけるギヤヘッドの
グリスシール構造において、上記噛み合い部を残して上
記ギヤヘッドの側板からモータケース内の軸受にかけて
のモータシャフトの基端部周囲に、モータケース内への
グリスの流入を阻止する可撓性チューブを設けたことに
ある。
e.作用 ギヤヘッド内のグリスがヘリカルギヤからモータシャフ
トに付着し、モータシャフトのヘリカル歯切りの歯筋を
伝わってグリスがモータシャフト基部側に来ると、モー
タシャフトの基端部に設けられた可撓性チューブによっ
て流れが遮断される。これによって、ギヤヘッドの側板
から外側にグリスが流出するのを防止する。
f.実施例 以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら詳細に説
明する。
第1図は、モータシャフトを上方に突出させ、その上に
ギヤヘッドを配置した状態を示す断面図である。1はモ
ータケースに設けられたブラケット、2はモータケース
のブラケト1の開口端3から突出したモータシャフトで
あり、軸受4を介してブラケット1に支持されている。
このモータシャフト2の先端部にはヘリカル歯切れ2aを
施したピニオン部5が設けられ、噛合い部を残してグリ
スを遮断する可撓性チューブ6が被包されている。7は
モータケースに組付けられたギヤヘッドの側板であり、
この側板7の内側にモータシャフト2に噛合うヘリカル
ギヤ8が内装されている。
上記可撓性チューブ6は第2図のように噛合い部を残し
て側板7内からモータケース1の軸受4にかけて歯筋を
覆うように装着されている。
次に上記ギヤヘッド付モータにおけるギヤヘッドのグリ
スシール構造の作用を説明する。
モータの駆動により、モータシャフト2が回転すると、
モータシャフト2のピニオン部5に噛合うギヤヘッドの
ヘリカルギヤ8が回転する。モータシャフト2が矢印の
方向に回転すると、ヘリカルギヤ8の回転に伴ってモー
タシャフト2のピニオン部5では矢印の方向にグリスが
歯筋に沿って押し出される。押し出されたグリスは可撓
性チューブ6によって遮断され、それ以上流れなくな
る。そして、可撓性チューブ6まで流れて来たグリスは
可撓性チューブ6端面から側板7内面に沿って流れ、外
部への流出が防げる。
なお、上記実施例の可撓性チューブ6の代わりに、モー
タシャフト2の先端を除いた基端部を樹脂液に浸漬させ
てモータシャフト2に樹脂膜(可撓性チューブ)を形成
するようにしてもよい。
g.考案の効果 以上述べたように、本考案によるギヤヘッド付モータに
おけるギヤヘッドのグリスシール構造によれば、モータ
とギヤヘッドを並設し、モータシャフトの先端部にヘリ
カル歯切りを施し、該ヘリカルギヤ部にギヤヘッドのヘ
リカルギヤを噛合わせたギヤヘッド付モータにおけるギ
ヤヘッドのグリスシール構造において、上記噛み合い部
を残して上記ギヤヘッドの側板からモータケース内の軸
受にかけてモータシャフトの基端部周囲に、モータケー
ス内へのグリスの流入を阻止する可撓性チューブを設け
たので、ギヤヘッド内のグリスがモータ側に流入するこ
とはない。また、可撓性チューブはモータケースと非接
触なので、摩擦損失が生じない。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案によるギヤヘッド付モータにおけるギヤ
ヘッドのグリスシール構造の一実施例を示す断面図、第
2図は第1図のモータシャフトを示す斜視図、第3図は
従来のギヤヘッド付モータの構造を示す断面図、第4図
ないし第6図は従来のギヤヘッド付モータにおけるギヤ
ヘッドのグリスシール構造を示す断面図である。 1……ブラケット 2……モータシャフト 2a……ヘリカル歯切れ部 5……ピニオン部 6……可撓性チューブ 7……側板 8……ヘリカルギヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータとギヤヘッドを並設し、モータシャ
    フトの先端部にヘリカル歯切りを施し、該ヘリカルギヤ
    部にギヤヘッドのヘリカルギヤを噛合わせたギヤヘッド
    付モータにおけるギヤヘッドのグリスシール構造におい
    て、上記噛み合い部を残して上記ギヤヘッドの側板から
    モータケース内の軸受にかけてのモータシャフトの基端
    部周囲に、モータケース内へのグリスの流入を阻止する
    可撓性チューブを設けたことを特徴とするギヤヘッド付
    モータにおけるギヤヘッドのグリスシール構造。
JP1988115704U 1988-09-02 1988-09-02 ギヤヘッド付モータにおけるギヤヘッドのグリスシール構造 Expired - Lifetime JPH0648210Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0236659U JPH0236659U (ja) 1990-03-09
JPH0648210Y2 true JPH0648210Y2 (ja) 1994-12-12

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