JPH0629549Y2 - 波動歯車装置の潤滑剤流出防止装置 - Google Patents
波動歯車装置の潤滑剤流出防止装置Info
- Publication number
- JPH0629549Y2 JPH0629549Y2 JP2417289U JP2417289U JPH0629549Y2 JP H0629549 Y2 JPH0629549 Y2 JP H0629549Y2 JP 2417289 U JP2417289 U JP 2417289U JP 2417289 U JP2417289 U JP 2417289U JP H0629549 Y2 JPH0629549 Y2 JP H0629549Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flexspline
- wave gear
- outflow prevention
- gear device
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H49/00—Other gearings
- F16H49/001—Wave gearings, e.g. harmonic drive transmissions
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は波動歯車装置の潤滑剤流出防止装置に関する。
カップ状のフレクスプラインを用いた波動歯車装置で
は、フレクスプラインが撓んでサーキュラスプラインと
噛み合っているときに歯面のポンプ効果によって潤滑
剤、例えばグリースが圧力を受け、フレクスプラインの
外周面に沿ってその閉鎖端に向かって流動することがあ
る。これはスプラインの噛み合い部に必要なグリースの
量が減るという問題を生じさせる。
は、フレクスプラインが撓んでサーキュラスプラインと
噛み合っているときに歯面のポンプ効果によって潤滑
剤、例えばグリースが圧力を受け、フレクスプラインの
外周面に沿ってその閉鎖端に向かって流動することがあ
る。これはスプラインの噛み合い部に必要なグリースの
量が減るという問題を生じさせる。
この問題に鑑みて、本考案は、上記のような波動歯車装
置における潤滑剤の流出を防止する装置を提供すること
を目的とする。
置における潤滑剤の流出を防止する装置を提供すること
を目的とする。
この目的を達成するため、本考案に係る波動歯車装置
は、フレクスプライン、サーキュラスプラインおよび前
記フレクスプラインを非円形に撓めて前記サーキュラス
プラインに部分的に噛み合わせる波動発生器からなり、
前記フレクスプライン、サーキュラスプラインおよび波
動発生器を密封状態で収容したケーシングを備える波動
歯車装置において、前記サーキュラスプラインと前記フ
レクスプラインの噛み合い部から軸線方向に隔たった位
置に前記フレクスプラインの外周面と前記ケーシングの
内面との間に密着した状態で弾力性のある潤滑剤流出防
止リングを配置したことを特徴とする。
は、フレクスプライン、サーキュラスプラインおよび前
記フレクスプラインを非円形に撓めて前記サーキュラス
プラインに部分的に噛み合わせる波動発生器からなり、
前記フレクスプライン、サーキュラスプラインおよび波
動発生器を密封状態で収容したケーシングを備える波動
歯車装置において、前記サーキュラスプラインと前記フ
レクスプラインの噛み合い部から軸線方向に隔たった位
置に前記フレクスプラインの外周面と前記ケーシングの
内面との間に密着した状態で弾力性のある潤滑剤流出防
止リングを配置したことを特徴とする。
本考案の上記の構成によって、潤滑剤流出防止リングは
フレクスプラインの撓みに良く追従し、ケーシングの内
周面とフレクスプラインの外周面との間においてグリー
スがフレクスプラインの外周面に沿って噛み合い部から
離れる方向に移動する、すなわち、流出するのを防止す
る。
フレクスプラインの撓みに良く追従し、ケーシングの内
周面とフレクスプラインの外周面との間においてグリー
スがフレクスプラインの外周面に沿って噛み合い部から
離れる方向に移動する、すなわち、流出するのを防止す
る。
第１図に本考案によるグリース流出防止装置１０を組み
込んだ波動歯車装置１２を示す。波動歯車装置１２は、
二分割式のケーシング１４を備えており、このケーシン
グ内に密封状態で、カップ型フレクスプライン１６と、
このフレクスプライン１６の開口部に回転可能に嵌合さ
せた楕円形の波動発生器１８と、フレクスプライン１６
の開口部外周面に形成したスプライン歯と噛み合うスプ
ライン歯を内周面に形成したサーキュラスプライン２０
とを包含する。フレクスプライン１６の閉鎖端は出力軸
２２と連結しており、この出力軸２２はケーシング１４
の一端に形成した開口を貫いて外方に延びており、ま
た、軸受２４によって回転自在にケーシング１４に支持
されている。サーキュラスプライン２０はケーシング１
４の内周面に固定されている。
込んだ波動歯車装置１２を示す。波動歯車装置１２は、
二分割式のケーシング１４を備えており、このケーシン
グ内に密封状態で、カップ型フレクスプライン１６と、
このフレクスプライン１６の開口部に回転可能に嵌合さ
せた楕円形の波動発生器１８と、フレクスプライン１６
の開口部外周面に形成したスプライン歯と噛み合うスプ
ライン歯を内周面に形成したサーキュラスプライン２０
とを包含する。フレクスプライン１６の閉鎖端は出力軸
２２と連結しており、この出力軸２２はケーシング１４
の一端に形成した開口を貫いて外方に延びており、ま
た、軸受２４によって回転自在にケーシング１４に支持
されている。サーキュラスプライン２０はケーシング１
４の内周面に固定されている。
以上の構成において、フレクスプライン１６とサーキュ
ラスプライン２０の噛み合い部付近には組み立て時に同
時に封入したグリースが矢印で示すように循環、流動す
る。
ラスプライン２０の噛み合い部付近には組み立て時に同
時に封入したグリースが矢印で示すように循環、流動す
る。
本考案によれば、フレクスプライン１６とサーキュラス
プライン２０の噛み合い部から軸線方向に出力軸２２に
向かって隔たった位置にフレクスプライン１６外周面と
ケーシング１４内面との間にグリース流出防止装置１０
が配置してある。図示実施例では、グリース流出防止装
置１０は、第２図に示すように、スポンジ状の材料で形
成した弾力性のあるリング２６の形をしており、このリ
ング２６はフレクスプライン１６外周面とケーシング１
４内周面とに密着した状態で設置してある。その弾力性
のためにリング２６はフレクスプライン１６の撓み運動
に良く追従することができ、この位置においてグリース
がフレクスプライン１６の外周面に沿って出力軸２２の
方向へ流動することを阻止することができる。
プライン２０の噛み合い部から軸線方向に出力軸２２に
向かって隔たった位置にフレクスプライン１６外周面と
ケーシング１４内面との間にグリース流出防止装置１０
が配置してある。図示実施例では、グリース流出防止装
置１０は、第２図に示すように、スポンジ状の材料で形
成した弾力性のあるリング２６の形をしており、このリ
ング２６はフレクスプライン１６外周面とケーシング１
４内周面とに密着した状態で設置してある。その弾力性
のためにリング２６はフレクスプライン１６の撓み運動
に良く追従することができ、この位置においてグリース
がフレクスプライン１６の外周面に沿って出力軸２２の
方向へ流動することを阻止することができる。
次に、弾性リングとしては、上述したような厚手のリン
グの代わりに、第３図および第４図に示すようにな薄手
の弾性リング１０１を使用することができる。この場
合、弾性リング１０１の内周はフレクスプライン１６と
一体回転するように、その外周に密着されている。これ
に対して弾性リング１０１の外周は、ケーシング１４の
内周面に形成した環状溝１４１内に挿入された状態にあ
る。このように構成した場合においても、前述した実施
例の弾性リング２６と同様な効果を得ることができる。
グの代わりに、第３図および第４図に示すようにな薄手
の弾性リング１０１を使用することができる。この場
合、弾性リング１０１の内周はフレクスプライン１６と
一体回転するように、その外周に密着されている。これ
に対して弾性リング１０１の外周は、ケーシング１４の
内周面に形成した環状溝１４１内に挿入された状態にあ
る。このように構成した場合においても、前述した実施
例の弾性リング２６と同様な効果を得ることができる。
本考案に係る潤滑剤流出防止装置によって、グリースが
フレクスプラインとサーキュラスプラインの噛み合い部
から流出することが効果的に防止されると共に、グリー
スがこの噛み合い部周囲に限定して溜められることにな
り、波動歯車装置内の潤滑が極めて効果的に行なわれ得
る。
フレクスプラインとサーキュラスプラインの噛み合い部
から流出することが効果的に防止されると共に、グリー
スがこの噛み合い部周囲に限定して溜められることにな
り、波動歯車装置内の潤滑が極めて効果的に行なわれ得
る。
第１図は本考案によるグリース流出防止装置を組み込ん
だ波動歯車装置の概略縦断面図、第２図は第１図に示す
グリース流出防止装置のリングの形状を示す斜視図、第
３図は本考案の別の実施例を示す概略縦断面図、第４図
は第３図の弾性リングを取り出して示す斜視図である。 〔符号の説明〕 １０……グリース流出防止装置 １２……波動歯車装置、１４……ケーシング １６……フレクスプライン、１８……波動発生器 ２０……サーキュラスプライン、２２……出力軸 ２４……軸受、２６……リング
だ波動歯車装置の概略縦断面図、第２図は第１図に示す
グリース流出防止装置のリングの形状を示す斜視図、第
３図は本考案の別の実施例を示す概略縦断面図、第４図
は第３図の弾性リングを取り出して示す斜視図である。 〔符号の説明〕 １０……グリース流出防止装置 １２……波動歯車装置、１４……ケーシング １６……フレクスプライン、１８……波動発生器 ２０……サーキュラスプライン、２２……出力軸 ２４……軸受、２６……リング
Claims (1)
- 【請求項１】フレクスプライン、サーキュラスプライン
および前記フレクスプラインを非円形に撓めて前記サー
キュラスプラインに部分的に噛み合わせる波動発生器か
らなり、前記フレクスプライン、サーキュラスプライン
および波動発生器を密封状態で収容したケーシングを備
える波動歯車装置において、前記サーキュラスプライン
と前記フレクスプラインの噛み合い部から軸線方向に隔
たった位置に前記フレクスプラインの外周面と前記ケー
シングの内面との間に密着した状態で弾力性のある潤滑
剤流出防止リングを配置したことを特徴とする波動歯車
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2417289U JPH0629549Y2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 波動歯車装置の潤滑剤流出防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2417289U JPH0629549Y2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 波動歯車装置の潤滑剤流出防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02116053U JPH02116053U (ja) | 1990-09-17 |
| JPH0629549Y2 true JPH0629549Y2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=31243794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2417289U Expired - Lifetime JPH0629549Y2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 波動歯車装置の潤滑剤流出防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0629549Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3379103B1 (en) * | 2015-11-17 | 2020-08-26 | Harmonic Drive Systems Inc. | Strain-wave gear device |
-
1989
- 1989-03-02 JP JP2417289U patent/JPH0629549Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02116053U (ja) | 1990-09-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |