JPH0648085B2 - 廃液処理装置 - Google Patents
廃液処理装置Info
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- JPH0648085B2 JPH0648085B2 JP63297370A JP29737088A JPH0648085B2 JP H0648085 B2 JPH0648085 B2 JP H0648085B2 JP 63297370 A JP63297370 A JP 63297370A JP 29737088 A JP29737088 A JP 29737088A JP H0648085 B2 JPH0648085 B2 JP H0648085B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、触媒を用いた廃液処理装置に関するもので
ある。
ある。
ここで廃液とは、常温で揮発し難い揮発性液体であっ
て、不揮発性物質を含むものをいう。例えば、トナー等
の不揮発性物質を含みかつイソパラフィン等の常温で揮
発し難い揮発性液体を溶媒とする、電子写真用の余剰現
像液が挙げられるが、他には、湿式複写機の現像液、マ
イクロフィルム現像液、自動車用洗浄液、クリーニング
用洗浄液、電子写真製版用の現像液、マグネトグラフィ
ー用現像液等、同様の成分を持つ種々の液体の使用後に
生じる廃液も含まれる。
て、不揮発性物質を含むものをいう。例えば、トナー等
の不揮発性物質を含みかつイソパラフィン等の常温で揮
発し難い揮発性液体を溶媒とする、電子写真用の余剰現
像液が挙げられるが、他には、湿式複写機の現像液、マ
イクロフィルム現像液、自動車用洗浄液、クリーニング
用洗浄液、電子写真製版用の現像液、マグネトグラフィ
ー用現像液等、同様の成分を持つ種々の液体の使用後に
生じる廃液も含まれる。
従来より、画像を記録する方法としては、一般的なハロ
ゲン化銀を用いる方法の他に、マグネトグラフィーによ
る方法や電子写真による方法が知られている。
ゲン化銀を用いる方法の他に、マグネトグラフィーによ
る方法や電子写真による方法が知られている。
マグネトグラフィーによる方法は、まず磁性体記録層を
塗布したドラム上に磁気潜像を形成し、次いで、この磁
気潜像に炭化水素を主成分とする現像液を塗布すること
により、現像液中に分散された粉末の磁性体を含む樹脂
トナーで現像して顕像化させ、画像を記録した後に転写
紙面へ転写して複写物を得るものである。
塗布したドラム上に磁気潜像を形成し、次いで、この磁
気潜像に炭化水素を主成分とする現像液を塗布すること
により、現像液中に分散された粉末の磁性体を含む樹脂
トナーで現像して顕像化させ、画像を記録した後に転写
紙面へ転写して複写物を得るものである。
また、電子写真による方法は、まず電子写真フィルムを
帯電させると共に画像光を照射して露光させ、電子写真
フィルムに静電荷潜像を形成し、次に、この電子写真フ
ィルムに帯電したトナー粒子を含む炭化水素を主成分と
する現像液を塗布して前記静電荷潜像を顕像化し、さら
に電子写真フィルムを乾燥させてから前記画像を定着さ
せるものである。
帯電させると共に画像光を照射して露光させ、電子写真
フィルムに静電荷潜像を形成し、次に、この電子写真フ
ィルムに帯電したトナー粒子を含む炭化水素を主成分と
する現像液を塗布して前記静電荷潜像を顕像化し、さら
に電子写真フィルムを乾燥させてから前記画像を定着さ
せるものである。
このように、前記のいずれの方法も現像時にトナー粒子
を含む現像液を用いており、ドラムまたは電子写真フィ
ルムに塗布した際に余剰現像液が生じる。従って、この
余剰現像液を何らかの方法で処理することが必要であ
る。
を含む現像液を用いており、ドラムまたは電子写真フィ
ルムに塗布した際に余剰現像液が生じる。従って、この
余剰現像液を何らかの方法で処理することが必要であ
る。
そこで、このような廃液を処理する方法として、廃液中
に繊維束等から成る芯の下端を浸し、この芯を介して毛
細管現象を利用して廃液中の揮発性成分を芯の上端まで
移動させ、芯の上方に設けた触媒によって燃焼(酸化)
させる方法が提案された。しかし、この方法では、トナ
ー等の不揮発性物質を含む廃液では、不揮発性物質がタ
ール状になって芯の表面に付着して揮発性成分の上昇を
妨げるため、短時間で燃焼が不十分になったり全く燃焼
しなくなったりする難点があり、連続して廃液を燃焼さ
せることは困難であった。
に繊維束等から成る芯の下端を浸し、この芯を介して毛
細管現象を利用して廃液中の揮発性成分を芯の上端まで
移動させ、芯の上方に設けた触媒によって燃焼(酸化)
させる方法が提案された。しかし、この方法では、トナ
ー等の不揮発性物質を含む廃液では、不揮発性物質がタ
ール状になって芯の表面に付着して揮発性成分の上昇を
妨げるため、短時間で燃焼が不十分になったり全く燃焼
しなくなったりする難点があり、連続して廃液を燃焼さ
せることは困難であった。
そこで、このような難点を解消すべく、本発明者は、第
8図及び第9図に示すような装置を案出し、特許出願し
た。この装置は、次のような構成を有するものである。
8図及び第9図に示すような装置を案出し、特許出願し
た。この装置は、次のような構成を有するものである。
第8図及び第9図において、(1)は廃液処理装置で、処
理する廃液を収容する廃液容器(2)の外側に、上下端を
開口した筒体(3)を一体的に取り付け、廃液容器(2)の上
方に廃液処理用の空間(4)を形成している。筒体(3)の上
部には、蓋(5)が周方向に回動可能に被せられ、前記空
間(4)の上端を塞いでいる。廃液容器(2)、筒体(3)及び
蓋(5)は、空間(4)内で発生した熱がこれらを通じて廃液
容器(2)の廃液に効率良く伝達するように、熱伝導性の
良い金属板で造られ、かつ互いに密接されている。
理する廃液を収容する廃液容器(2)の外側に、上下端を
開口した筒体(3)を一体的に取り付け、廃液容器(2)の上
方に廃液処理用の空間(4)を形成している。筒体(3)の上
部には、蓋(5)が周方向に回動可能に被せられ、前記空
間(4)の上端を塞いでいる。廃液容器(2)、筒体(3)及び
蓋(5)は、空間(4)内で発生した熱がこれらを通じて廃液
容器(2)の廃液に効率良く伝達するように、熱伝導性の
良い金属板で造られ、かつ互いに密接されている。
廃液容器(2)の下方には、廃液容器(2)内に収容した廃液
を加熱するための加熱装置(6)が設けてある。前記のよ
うな現像液は、安全性確保のため、一般に沸点が常温
(15℃)よりかなり高い(150〜200℃程度)液
体を使用しており、室温程度の温度では非常に揮発し難
いため、廃液中の揮発性液体を揮発させて蒸気の状態で
燃焼させようとすると、廃液を加熱して温度を上げるこ
とが必要となるからである。
を加熱するための加熱装置(6)が設けてある。前記のよ
うな現像液は、安全性確保のため、一般に沸点が常温
(15℃)よりかなり高い(150〜200℃程度)液
体を使用しており、室温程度の温度では非常に揮発し難
いため、廃液中の揮発性液体を揮発させて蒸気の状態で
燃焼させようとすると、廃液を加熱して温度を上げるこ
とが必要となるからである。
廃液容器(2)の内部には、外形が略円柱形で、内部をハ
ニカム形状とした案内部材(7)が設けてある。この案内
部材(7)は、上下方向に延びる断面六角形の多数の室(8)
を形成するように、屈曲した案内壁(9)を有している。
この案内壁(9)により、廃液容器(2)の内部は、上下両端
部を開口した多数の室(8)に分割されている。案内部材
(7)は、厚さ0.1〜0.2mm程度の金属薄板を多数
屈曲・接合したものである。
ニカム形状とした案内部材(7)が設けてある。この案内
部材(7)は、上下方向に延びる断面六角形の多数の室(8)
を形成するように、屈曲した案内壁(9)を有している。
この案内壁(9)により、廃液容器(2)の内部は、上下両端
部を開口した多数の室(8)に分割されている。案内部材
(7)は、厚さ0.1〜0.2mm程度の金属薄板を多数
屈曲・接合したものである。
この案内部材(7)は、その外側端及び下端面を、廃液容
器(2)の内側面及び内底面に各々接するように嵌挿さ
れ、廃液容器(2)には接合されていない。従って、廃液
容器(2)の内側面と案内壁(9)の外側端との間及び廃液容
器(2)の内底面と案内壁(9)の下端との間には、非常に小
さな隙間が生じており、各室(8)はこれらの隙間を通じ
て互いに連通している。廃液容器(2)に供給された廃液
は、これらの隙間を通って徐々に移動して、各室(8)内
に入ることができる。また、案内部材(7)の高さは、そ
の上端が廃液容器(2)の上端よりも低くなるように設定
されている。
器(2)の内側面及び内底面に各々接するように嵌挿さ
れ、廃液容器(2)には接合されていない。従って、廃液
容器(2)の内側面と案内壁(9)の外側端との間及び廃液容
器(2)の内底面と案内壁(9)の下端との間には、非常に小
さな隙間が生じており、各室(8)はこれらの隙間を通じ
て互いに連通している。廃液容器(2)に供給された廃液
は、これらの隙間を通って徐々に移動して、各室(8)内
に入ることができる。また、案内部材(7)の高さは、そ
の上端が廃液容器(2)の上端よりも低くなるように設定
されている。
前記廃液容器(2)の外側面には、下端付近に廃液を供給
するための供給管(10)が接続してある。供給管(10)は、
前記筒体(3)の下端部に設けた切欠部(11)を介して筒体
(3)の外部まで延びている。
するための供給管(10)が接続してある。供給管(10)は、
前記筒体(3)の下端部に設けた切欠部(11)を介して筒体
(3)の外部まで延びている。
前記筒体(3)の内部には、略中央付近に触媒部(12)が設
けてある。触媒部(12)は、外周端を筒体(3)の内面に固
着された、中央部に矩形の窓(13a)を持つ第一の円形支
持板(13)と、この第一の支持板(13)の上方に近接して移
動可能に設けられた、矩形の窓(14a)を持つ第二の円形
支持板(14)と、前記両支持板(13)(14)によって挟持され
た板状の廃液処理用の触媒(15)とから構成されている。
けてある。触媒部(12)は、外周端を筒体(3)の内面に固
着された、中央部に矩形の窓(13a)を持つ第一の円形支
持板(13)と、この第一の支持板(13)の上方に近接して移
動可能に設けられた、矩形の窓(14a)を持つ第二の円形
支持板(14)と、前記両支持板(13)(14)によって挟持され
た板状の廃液処理用の触媒(15)とから構成されている。
この触媒(15)は、四本の締付ネジ(16)によって締付・固
定されており、その表面は、前記両支持板(13)(14)の窓
(13a)(14a)を介して両支持板(13)(14)の間より上下に露
出している。触媒(15)には、ガラス繊維あるいはセラミ
ック等よりなる不燃性物質を担体として板状に形成し
た、白金触媒を使用している。
定されており、その表面は、前記両支持板(13)(14)の窓
(13a)(14a)を介して両支持板(13)(14)の間より上下に露
出している。触媒(15)には、ガラス繊維あるいはセラミ
ック等よりなる不燃性物質を担体として板状に形成し
た、白金触媒を使用している。
前記筒体(3)の上部には、周方向に一定間隔をおいて複
数の空気(酸素)取り入れ用の孔(17)が設けてある。
数の空気(酸素)取り入れ用の孔(17)が設けてある。
前記蓋(5)には、その底部の下面に、前記触媒(15)に点
火するための電気式ヒータから成る点火装置(18)が取り
付けてある。この点火装置(18)は、本体部から下方に延
びる一対の腕(19)の下端に設けたフィラメント(20)が、
前記触媒(15)の表面に接するように配置されている。点
火装置(18)用の電源に通じるリード線(21)は、蓋(5)に
設けた孔(22)を通って外部に引き出されている。また、
底部の中心には、排気用の大きな孔(23)が設けられてい
る。
火するための電気式ヒータから成る点火装置(18)が取り
付けてある。この点火装置(18)は、本体部から下方に延
びる一対の腕(19)の下端に設けたフィラメント(20)が、
前記触媒(15)の表面に接するように配置されている。点
火装置(18)用の電源に通じるリード線(21)は、蓋(5)に
設けた孔(22)を通って外部に引き出されている。また、
底部の中心には、排気用の大きな孔(23)が設けられてい
る。
前記蓋(5)の側面部には、周方向に一定間隔をおいて空
気(酸素)取り入れ用の複数の孔(24)が設けてある。こ
れらの孔(24)には、前記筒体(3)の孔(17)と同数あり、
蓋(5)を被せたときに互いに重なり合うように配置され
ている。
気(酸素)取り入れ用の複数の孔(24)が設けてある。こ
れらの孔(24)には、前記筒体(3)の孔(17)と同数あり、
蓋(5)を被せたときに互いに重なり合うように配置され
ている。
なお、(25)は前記加熱装置(6)のフィラメント、(26)は
リード線である。
リード線である。
この廃液処理装置(1)を使用する場合は、まず、処理す
る廃液を供給管(10)から廃液容器(2)に供給する。廃液
は、案内部材(7)の案内壁(9)により形成された複数の室
(8)に分割して収容される。
る廃液を供給管(10)から廃液容器(2)に供給する。廃液
は、案内部材(7)の案内壁(9)により形成された複数の室
(8)に分割して収容される。
次に、加熱装置(6)に通電して廃液を加熱すると、廃液
の温度が上昇して多量の蒸気が発生するようになる。こ
の蒸気は、案内壁(9)に沿って上昇するので、触媒部(1
2)の下方の空間(4a)内の蒸気密度が高くなると共に、一
部の蒸気は触媒(15)の表面に接触する。
の温度が上昇して多量の蒸気が発生するようになる。こ
の蒸気は、案内壁(9)に沿って上昇するので、触媒部(1
2)の下方の空間(4a)内の蒸気密度が高くなると共に、一
部の蒸気は触媒(15)の表面に接触する。
そこで、点火装置(18)に通電すると、触媒(15)に引火す
る。触媒(15)には、多量の酸素が活性化された状態で吸
着されているので、加熱により、廃液の蒸気はこの酸素
と結合して酸化・発熱するのである。
る。触媒(15)には、多量の酸素が活性化された状態で吸
着されているので、加熱により、廃液の蒸気はこの酸素
と結合して酸化・発熱するのである。
こうして、触媒(15)において生じた熱は、一方では輻射
ないし対流により、他方では筒体(3)及び廃液容器(2)を
介して伝導により、廃液容器(2)内の廃液に伝達され、
廃液を加熱するので、燃焼が開始した後は、廃液は自動
的に加熱されることになる。このため、触媒(15)に引火
すると、加熱装置(6)はOFFにする。
ないし対流により、他方では筒体(3)及び廃液容器(2)を
介して伝導により、廃液容器(2)内の廃液に伝達され、
廃液を加熱するので、燃焼が開始した後は、廃液は自動
的に加熱されることになる。このため、触媒(15)に引火
すると、加熱装置(6)はOFFにする。
以上のように、前記廃液処理装置(1)は、前述した現像
液等の廃液を連続して処理することができると共に、触
媒に引火後は廃液の加熱が不要となる等の利点を有する
ものである。
液等の廃液を連続して処理することができると共に、触
媒に引火後は廃液の加熱が不要となる等の利点を有する
ものである。
しかし前記の廃液処理装置(1)は、加熱装置(6)または廃
液蒸気の燃焼熱によって廃液容器(2)内の廃液を加熱す
ることにより、自然揮発によって廃液蒸気を発生させて
いるので、触媒(15)への廃液蒸気の供給量が周囲温度に
応じて変化する特性を持つ。このため、周囲温度が常温
よりかなり高いときは、廃液蒸気の供給量が多すぎて廃
液蒸気の燃焼が不十分になり、悪臭を放つ未燃焼ガスが
多量に発生する難点がある。前記廃液処理装置(1)は、
燃焼をほとんど閉鎖された空間(4)内で行い、燃焼に要
する酸素を空気取り入れ用の孔(17)(24)を介して供給す
る構成であるため、このような事態が発生しやすいもの
と考えられる。
液蒸気の燃焼熱によって廃液容器(2)内の廃液を加熱す
ることにより、自然揮発によって廃液蒸気を発生させて
いるので、触媒(15)への廃液蒸気の供給量が周囲温度に
応じて変化する特性を持つ。このため、周囲温度が常温
よりかなり高いときは、廃液蒸気の供給量が多すぎて廃
液蒸気の燃焼が不十分になり、悪臭を放つ未燃焼ガスが
多量に発生する難点がある。前記廃液処理装置(1)は、
燃焼をほとんど閉鎖された空間(4)内で行い、燃焼に要
する酸素を空気取り入れ用の孔(17)(24)を介して供給す
る構成であるため、このような事態が発生しやすいもの
と考えられる。
また、前記廃液処理装置(1)では、廃液容器(2)の形状が
縦長であり、廃液の量の変動に伴い廃液面が上下に大き
く変動する。
縦長であり、廃液の量の変動に伴い廃液面が上下に大き
く変動する。
さらに、触媒(15)が廃液容器(2)の上端よりかなり離れ
て配置してあるため、触媒(15)において生じる熱は、主
として、廃液容器(2)及び筒体(3)を介して伝導によって
間接的に廃液容器(2)内の廃液に伝達され、空間(4)内で
輻射及び対流によって直接的に伝達される割合は小さ
い。周囲温度の変動により、空間(4)内で燃焼によって
生じる熱の外部への放散量が大きく変動することから、
廃液への熱の伝達量は周囲温度の増減に応じてかなり増
減すると考えられる。
て配置してあるため、触媒(15)において生じる熱は、主
として、廃液容器(2)及び筒体(3)を介して伝導によって
間接的に廃液容器(2)内の廃液に伝達され、空間(4)内で
輻射及び対流によって直接的に伝達される割合は小さ
い。周囲温度の変動により、空間(4)内で燃焼によって
生じる熱の外部への放散量が大きく変動することから、
廃液への熱の伝達量は周囲温度の増減に応じてかなり増
減すると考えられる。
そこで、前記廃液処理装置(1)は、周囲温度の変動のみ
ならず、廃液の量によっても廃液の加熱量が大きく変動
する特性を持ち、従って、周囲温度がかなり低いときに
廃液容器(2)内の廃液の量が少なくなると、廃液への熱
量の伝達量が極端に減少する結果になり、廃液の加熱が
不十分になって燃焼が停止してしまう場合がある。
ならず、廃液の量によっても廃液の加熱量が大きく変動
する特性を持ち、従って、周囲温度がかなり低いときに
廃液容器(2)内の廃液の量が少なくなると、廃液への熱
量の伝達量が極端に減少する結果になり、廃液の加熱が
不十分になって燃焼が停止してしまう場合がある。
この発明は、以上のような従来装置の難点を解決すべく
なされたものであり、その目的とするところは、周囲温
度が高くなっても未燃焼ガスが発生し難いと共に、周囲
温度が低いときに廃液の燃焼が停止する恐れがなく、さ
らに周囲温度の高低や廃液容器内の廃液量の多少にかか
わらず、常に安定した廃液蒸気の燃焼(酸化)状態を維
持できる。前記種類の廃液処理装置を提供することであ
る。
なされたものであり、その目的とするところは、周囲温
度が高くなっても未燃焼ガスが発生し難いと共に、周囲
温度が低いときに廃液の燃焼が停止する恐れがなく、さ
らに周囲温度の高低や廃液容器内の廃液量の多少にかか
わらず、常に安定した廃液蒸気の燃焼(酸化)状態を維
持できる。前記種類の廃液処理装置を提供することであ
る。
前記目的を達成するため、この発明では、次のような技
術的手段を講じている。
術的手段を講じている。
すなわち、上端を開口しかつ底浅く形成された、処理す
る廃液を収容する廃液容器(52)と、 前記廃液容器(52)内に設けられた、上下方向に延びかつ
少なくとも上端を開口した複数の室(54)を形成する案内
壁(55)であって、前記各室(54)は、前記廃液容器(52)内
に供給された廃液が各室(54)に徐々に供給されるように
互いに連通しているものと、 前記廃液容器(52)内で前記案内壁(55)の上方に形成され
た空間(56)と、 前記廃液容器(52)の上端を塞ぐ、孔(58)を有する蓋(57)
と、 少なくとも一部を前記蓋(57)の孔(58)から前記空間(56)
に露出して前記蓋(57)に設けられた、廃液の蒸気を酸化
させる触媒(59)と、 前記触媒(59)に点火するための点火手段と、 前記廃液容器(52)内の廃液を加熱し、前記点火手段によ
って前記触媒(29)に点火した後は加熱を停止する加熱手
段とを備えていることを特徴とするものである。
る廃液を収容する廃液容器(52)と、 前記廃液容器(52)内に設けられた、上下方向に延びかつ
少なくとも上端を開口した複数の室(54)を形成する案内
壁(55)であって、前記各室(54)は、前記廃液容器(52)内
に供給された廃液が各室(54)に徐々に供給されるように
互いに連通しているものと、 前記廃液容器(52)内で前記案内壁(55)の上方に形成され
た空間(56)と、 前記廃液容器(52)の上端を塞ぐ、孔(58)を有する蓋(57)
と、 少なくとも一部を前記蓋(57)の孔(58)から前記空間(56)
に露出して前記蓋(57)に設けられた、廃液の蒸気を酸化
させる触媒(59)と、 前記触媒(59)に点火するための点火手段と、 前記廃液容器(52)内の廃液を加熱し、前記点火手段によ
って前記触媒(29)に点火した後は加熱を停止する加熱手
段とを備えていることを特徴とするものである。
前記触媒(59)は、板状の不燃性物質を担体として構成
し、窓(61)を有する押さえ部材(60)によって前記蓋(57)
に取り外し可能に取り付けるのが好ましい。
し、窓(61)を有する押さえ部材(60)によって前記蓋(57)
に取り外し可能に取り付けるのが好ましい。
以上のように構成すると、蓋(57)に取り付けられた触媒
(59)は、上面が廃液容器(52)の外部に露出しているた
め、触媒(59)による廃液の燃焼時に必要な酸素は、廃液
容器(52)の周囲から容易かつ充分に供給されることがで
き、従って、周囲温度が常温よりかなり高く廃液蒸気の
量がかなり多いときであっても、不完全燃焼する恐れが
なくなる。
(59)は、上面が廃液容器(52)の外部に露出しているた
め、触媒(59)による廃液の燃焼時に必要な酸素は、廃液
容器(52)の周囲から容易かつ充分に供給されることがで
き、従って、周囲温度が常温よりかなり高く廃液蒸気の
量がかなり多いときであっても、不完全燃焼する恐れが
なくなる。
また、触媒(59)は、底浅く形成された廃液容器(52)の上
端に取り付けてあるため、触媒(59)と廃液容器(52)内に
収容された廃液面との距離が小さい。このため、触媒(5
9)で発生する熱は大部分が輻射によって効率良く廃液に
伝達されることができると共に、廃液容器(52)内の廃液
の量が最大であるときと最小であるときの液面の変動が
小さくなり、廃液の量が非常に少なくなっても、廃液に
加わる熱量が極端に少なくなる恐れはない。
端に取り付けてあるため、触媒(59)と廃液容器(52)内に
収容された廃液面との距離が小さい。このため、触媒(5
9)で発生する熱は大部分が輻射によって効率良く廃液に
伝達されることができると共に、廃液容器(52)内の廃液
の量が最大であるときと最小であるときの液面の変動が
小さくなり、廃液の量が非常に少なくなっても、廃液に
加わる熱量が極端に少なくなる恐れはない。
以下、添付図面を参照しながら、この発明の実施例を説
明する。
明する。
第1図〜第4図は、この発明に係る廃液処理装置の第1
実施例を示したもので、廃液処理装置(51)は、処理する
廃液を収容する廃液容器(52)が、上端を開口した底浅の
(偏平な)円筒形とされている。
実施例を示したもので、廃液処理装置(51)は、処理する
廃液を収容する廃液容器(52)が、上端を開口した底浅の
(偏平な)円筒形とされている。
廃液容器(52)の内部には、外形が略円柱形で、内部をハ
ニカム形状とした案内部材(53)が設けてある。この案内
部材(53)は、第3図及び第4図に見るように、上下方向
に延びる断面正六角形の多数の室(54)を形成するよう
に、屈曲した案内壁(55)を有している。この案内壁(55)
により、廃液容器(52)の内部は、上下両端部を開口した
多数の室(54)に分割されている。従って、廃液容器(52)
内に供給された廃液は、各室(54)内に分割して収容さ
れ、廃液の蒸気は、前記各室(54)を通って別個に案内部
材(53)の上端まで移動することになる。
ニカム形状とした案内部材(53)が設けてある。この案内
部材(53)は、第3図及び第4図に見るように、上下方向
に延びる断面正六角形の多数の室(54)を形成するよう
に、屈曲した案内壁(55)を有している。この案内壁(55)
により、廃液容器(52)の内部は、上下両端部を開口した
多数の室(54)に分割されている。従って、廃液容器(52)
内に供給された廃液は、各室(54)内に分割して収容さ
れ、廃液の蒸気は、前記各室(54)を通って別個に案内部
材(53)の上端まで移動することになる。
案内壁(55)の高さは、廃液容器(2)の上端よりも少し低
くなるように設定してあり、従って案内部材(53)の上方
には空間(56)が形成されている。各室(54)から発生した
廃液の蒸気は、いったんこの空間(56)内に集まってから
後述の触媒に接触するようになっている。
くなるように設定してあり、従って案内部材(53)の上方
には空間(56)が形成されている。各室(54)から発生した
廃液の蒸気は、いったんこの空間(56)内に集まってから
後述の触媒に接触するようになっている。
案内部材(53)は、その外側端及び下端面を、廃液容器(5
2)の内側面及び内底面に各々接するように嵌挿され、廃
液容器(52)には接合されていない。従って、廃液容器(5
2)の内側面と案内壁(55)の外側端との間及び廃液容器(5
2)の内底面と案内壁(55)の下端との間には、非常に小さ
な隙間が生じており、各室(54)はこれらの隙間を通じて
互いに連通している。廃液容器(52)に供給された廃液
は、これらの隙間を通って徐々に移動して各室(54)内に
入ることができる。
2)の内側面及び内底面に各々接するように嵌挿され、廃
液容器(52)には接合されていない。従って、廃液容器(5
2)の内側面と案内壁(55)の外側端との間及び廃液容器(5
2)の内底面と案内壁(55)の下端との間には、非常に小さ
な隙間が生じており、各室(54)はこれらの隙間を通じて
互いに連通している。廃液容器(52)に供給された廃液
は、これらの隙間を通って徐々に移動して各室(54)内に
入ることができる。
案内壁(55)は、この実施例では、厚さ0.1〜0.2m
m程度のアルミニウム合金板から構成してあり、案内部
材(53)は、多数のアルミニウム合金板を屈曲・接合して
造られている。
m程度のアルミニウム合金板から構成してあり、案内部
材(53)は、多数のアルミニウム合金板を屈曲・接合して
造られている。
廃液容器(52)の上端には、蓋(57)が取り外し可能に取り
付けてあり、廃液容器(52)の上端開口部を塞いでいる。
蓋(57)は平坦な板状であり、その中央部に矩形の孔(58)
が設けてある。
付けてあり、廃液容器(52)の上端開口部を塞いでいる。
蓋(57)は平坦な板状であり、その中央部に矩形の孔(58)
が設けてある。
蓋(57)の上面中央部には、板状に形成した触媒(59)が設
けてある。この触媒(59)は、板状の押さえ部材(60)によ
って蓋(57)の上面に押圧して保持されており、その上面
は、押さえ部材(60)に設けた前記蓋(57)の矩形孔(58)と
同じ矩形の窓(61)から露出している。触媒(59)の下面
は、前記蓋(57)の矩形孔(58)から空間(56)に露出してい
る。押さえ部材(60)は、四本のネジ(62)によって蓋(57)
に固定されているので、押さえ部材(60)を取り外せば、
触媒(59)の交換を容易に行うことができる。
けてある。この触媒(59)は、板状の押さえ部材(60)によ
って蓋(57)の上面に押圧して保持されており、その上面
は、押さえ部材(60)に設けた前記蓋(57)の矩形孔(58)と
同じ矩形の窓(61)から露出している。触媒(59)の下面
は、前記蓋(57)の矩形孔(58)から空間(56)に露出してい
る。押さえ部材(60)は、四本のネジ(62)によって蓋(57)
に固定されているので、押さえ部材(60)を取り外せば、
触媒(59)の交換を容易に行うことができる。
前記触媒(59)は、従来より懐炉で用いられている触媒、
例えば白金、バナジウム、ロジウム等の白金族の金属触
媒を用いて形成することができる。この実施例では、ガ
ラス繊維あるいはセラミック等よりなる不燃性物質を担
体として板状に形成した、白金触媒を使用している。
例えば白金、バナジウム、ロジウム等の白金族の金属触
媒を用いて形成することができる。この実施例では、ガ
ラス繊維あるいはセラミック等よりなる不燃性物質を担
体として板状に形成した、白金触媒を使用している。
蓋(57)の上面には、さらに、前記触媒(59)に点火するた
めの点火装置(63)が設けてある。この点火装置(63)は、
この実施例では電気ヒーターとされ、本体部(64)を支柱
(65)によって回動可能として蓋(57)に取り付け、本体部
(64)の一面から触媒(59)の近傍まで延びる一対の可撓性
の腕(66)の先端にフィラメント(図示せず)を設けてい
ると共に、他面にはリード線(67)が接続されている。
めの点火装置(63)が設けてある。この点火装置(63)は、
この実施例では電気ヒーターとされ、本体部(64)を支柱
(65)によって回動可能として蓋(57)に取り付け、本体部
(64)の一面から触媒(59)の近傍まで延びる一対の可撓性
の腕(66)の先端にフィラメント(図示せず)を設けてい
ると共に、他面にはリード線(67)が接続されている。
この点火装置(63)は、触媒(59)の取り付け及び交換のと
きには、腕(66)を上方に撓ませながら支柱(65)を軸とし
て水平面内で本体部(64)を回動して、触媒(59)から引き
離し、取付ないし交換が終了すると、再び反対方向に回
動してフィラメントを触媒(59)に近接させることができ
るようになっている。
きには、腕(66)を上方に撓ませながら支柱(65)を軸とし
て水平面内で本体部(64)を回動して、触媒(59)から引き
離し、取付ないし交換が終了すると、再び反対方向に回
動してフィラメントを触媒(59)に近接させることができ
るようになっている。
前記廃液容器(52)の下方には、廃液容器(52)内の廃液を
加熱するための加熱装置(68)が設けてあり、この加熱装
置(68)の上面凹部に廃液容器(52)の下端を嵌入して設置
するようになっている。加熱装置(68)は、この実施例で
は電気ヒータとされており、リード線(69)を介してフィ
ラメント(70)に通電して加熱するようになっている。
加熱するための加熱装置(68)が設けてあり、この加熱装
置(68)の上面凹部に廃液容器(52)の下端を嵌入して設置
するようになっている。加熱装置(68)は、この実施例で
は電気ヒータとされており、リード線(69)を介してフィ
ラメント(70)に通電して加熱するようになっている。
さらに、前記廃液容器(52)の側面には、下端付近に廃液
を供給するための供給管(71)が接続されている。
を供給するための供給管(71)が接続されている。
次に、以上の構成とした廃液処理装置(51)の使用状態
を、電子写真装置の余剰現像液を処理する場合を例にと
って説明する。この現像液は、電気絶縁性が高く沸点が
約150〜200℃の範囲のイソパラフィン(C10H22
〜C12H26)を溶媒とし、その中に直径0.3μm程度
のカーボンブラック及び定着ポリマーの微小粒子からな
るトナーを分散ポリマーと共に混合したものである。こ
れらの不揮発成分は、全液体に対しておよそ0.1重量
%含まれているものが代表的なもので、種類によっては
0.02〜0.5重量%含まれている。
を、電子写真装置の余剰現像液を処理する場合を例にと
って説明する。この現像液は、電気絶縁性が高く沸点が
約150〜200℃の範囲のイソパラフィン(C10H22
〜C12H26)を溶媒とし、その中に直径0.3μm程度
のカーボンブラック及び定着ポリマーの微小粒子からな
るトナーを分散ポリマーと共に混合したものである。こ
れらの不揮発成分は、全液体に対しておよそ0.1重量
%含まれているものが代表的なもので、種類によっては
0.02〜0.5重量%含まれている。
まず、処理する現像液を、供給管(71)を通って廃液容器
(52)に供給する。前述のように、案内部材(53)は、廃液
容器(52)の内部全体を複数の室(54)に分割しているの
で、廃液容器(52)の開口部(52a)に達した現像液は、当
該開口部(52a)に面した室(54)には直ちに供給される
が、案内壁(55)によって妨げられて他の室(54)にはすぐ
には供給されない。他の室(54)には、案内壁(55)の外端
と廃液容器(52)の内側面及び内底面の間に生じている隙
間を通って非常に遅い速度で供給される。
(52)に供給する。前述のように、案内部材(53)は、廃液
容器(52)の内部全体を複数の室(54)に分割しているの
で、廃液容器(52)の開口部(52a)に達した現像液は、当
該開口部(52a)に面した室(54)には直ちに供給される
が、案内壁(55)によって妨げられて他の室(54)にはすぐ
には供給されない。他の室(54)には、案内壁(55)の外端
と廃液容器(52)の内側面及び内底面の間に生じている隙
間を通って非常に遅い速度で供給される。
現像液の供給量は、案内壁(55)の上端を越えない量にす
ることが必要である。供給量が多すぎて触媒(59)の下面
が現像液に接すると、触媒(59)による現像液の酸化(燃
焼)ができなくなり、また、そこまで多くなくても、現
像液の表面が案内壁(55)の上端を越えると、案内壁(55)
によって現像液を各室(54)に分割した意味がなくなるか
らである。
ることが必要である。供給量が多すぎて触媒(59)の下面
が現像液に接すると、触媒(59)による現像液の酸化(燃
焼)ができなくなり、また、そこまで多くなくても、現
像液の表面が案内壁(55)の上端を越えると、案内壁(55)
によって現像液を各室(54)に分割した意味がなくなるか
らである。
案内壁(55)を設けたことにより、新たに供給された現像
液が廃液容器(52)内の現像液をかき混ぜて、対流により
現像液の温度分布を乱す恐れをなくすことができるとい
う利点がある。現像液の温度分布が乱れると、現像液中
の揮発成分の揮発状態も乱れて、蒸気の燃焼状態が一定
に保たれないため、これは非常に大きな利点である。
液が廃液容器(52)内の現像液をかき混ぜて、対流により
現像液の温度分布を乱す恐れをなくすことができるとい
う利点がある。現像液の温度分布が乱れると、現像液中
の揮発成分の揮発状態も乱れて、蒸気の燃焼状態が一定
に保たれないため、これは非常に大きな利点である。
次に、現像液を揮発しやすくするため、加熱装置(68)に
通電して廃液容器(52)内の現像液を加熱する。このとき
の加熱温度は、廃液の種類によって異なるが、一般に約
50℃程度である。加熱によって温度が上昇すると、現
像液の蒸気が多量に発生するようになり、各室(54)内に
ある現像液から発生した蒸気は、案内壁(55)に沿って上
昇して触媒(59)の下方の空間(56)に到達する。こうし
て、空間(56)内の蒸気密度が高くなると共に、一部の蒸
気は触媒(59)の表面に接触する。
通電して廃液容器(52)内の現像液を加熱する。このとき
の加熱温度は、廃液の種類によって異なるが、一般に約
50℃程度である。加熱によって温度が上昇すると、現
像液の蒸気が多量に発生するようになり、各室(54)内に
ある現像液から発生した蒸気は、案内壁(55)に沿って上
昇して触媒(59)の下方の空間(56)に到達する。こうし
て、空間(56)内の蒸気密度が高くなると共に、一部の蒸
気は触媒(59)の表面に接触する。
この状態で、点火装置(63)に通電してフィラメントを加
熱すると、触媒(59)に引火する。触媒(59)には、多量の
酸素が活性化された状態で吸着されているので、加熱に
より、現像液の蒸気はこの酸素と結合して酸化・発熱す
るのである。
熱すると、触媒(59)に引火する。触媒(59)には、多量の
酸素が活性化された状態で吸着されているので、加熱に
より、現像液の蒸気はこの酸素と結合して酸化・発熱す
るのである。
触媒(59)は、上面が押さえ部材(60)の窓(61)より外部に
露出しているので、酸化(燃焼)に必要な酸素は、周囲
の空気から容易かつ充分に供給されることができ、ま
た、燃焼によって生じた気体(主として二酸化炭素と水
蒸気)は、ただちに外部に放散されることができる。一
方、酸化によって発生した熱も、外部に輻射熱として放
散されやすくなっている。輻射による放熱の量は、高温
側物体の温度でほぼ決まるので、対流や伝導によって熱
が放射される場合に比べて外気温の影響を受け難い。
露出しているので、酸化(燃焼)に必要な酸素は、周囲
の空気から容易かつ充分に供給されることができ、ま
た、燃焼によって生じた気体(主として二酸化炭素と水
蒸気)は、ただちに外部に放散されることができる。一
方、酸化によって発生した熱も、外部に輻射熱として放
散されやすくなっている。輻射による放熱の量は、高温
側物体の温度でほぼ決まるので、対流や伝導によって熱
が放射される場合に比べて外気温の影響を受け難い。
廃液容器(52)には、上下方向に延びる案内壁(55)が設け
てあるので、触媒(59)で発生した熱は効率良く廃液容器
(52)の廃液に伝達されることができ、以後は、廃液はこ
の熱によって自動的に加熱される。従って、この時点で
加熱装置(68)の電源はOFFにされる。また、廃液容器
(52)に収容された廃液の液面と触媒(59)との距離が、か
なり小さく設定されているので、熱の伝達は大部分輻射
によって行われ、廃液の加熱状態が周囲温度の影響を受
け難くなっている。
てあるので、触媒(59)で発生した熱は効率良く廃液容器
(52)の廃液に伝達されることができ、以後は、廃液はこ
の熱によって自動的に加熱される。従って、この時点で
加熱装置(68)の電源はOFFにされる。また、廃液容器
(52)に収容された廃液の液面と触媒(59)との距離が、か
なり小さく設定されているので、熱の伝達は大部分輻射
によって行われ、廃液の加熱状態が周囲温度の影響を受
け難くなっている。
このようにして、すべての現像液が処理されると、廃液
容器(52)中にはトナー等の不揮発性物質が残る。この不
揮発性物質は、ある程度の量がたまったときに蓋(57)を
取り外して廃棄すればよい。
容器(52)中にはトナー等の不揮発性物質が残る。この不
揮発性物質は、ある程度の量がたまったときに蓋(57)を
取り外して廃棄すればよい。
なお、前記実施例では、案内部材(53)の案内壁(55)をハ
ニカム形状に形成して各室(54)をすべて独立させている
が、各室(54)は必ずしもすべて独立している必要はな
く、例えば図示した案内部材(53)のいくつかの隣接する
室(54)を、案内壁(55)に孔をあける等によって互いに連
通させてもよい。また、各室(54)は、上端が開口してい
れば、下端は必ずしも開口している必要はないが、各室
(54)への廃液の移動が速やかに行われるように、下端が
開口しているのが好ましい。
ニカム形状に形成して各室(54)をすべて独立させている
が、各室(54)は必ずしもすべて独立している必要はな
く、例えば図示した案内部材(53)のいくつかの隣接する
室(54)を、案内壁(55)に孔をあける等によって互いに連
通させてもよい。また、各室(54)は、上端が開口してい
れば、下端は必ずしも開口している必要はないが、各室
(54)への廃液の移動が速やかに行われるように、下端が
開口しているのが好ましい。
さらに、室(54)の断面形状は、六角形に限られないこと
は勿論であり、例えば多数の円形パイプを結合・一体化
して構成することにより、断面円形の室として簡単に実
施することもできる。この場合、室の目詰まりを防止す
るために、円形パイプの直径は1mm以上にするのが好
ましい。
は勿論であり、例えば多数の円形パイプを結合・一体化
して構成することにより、断面円形の室として簡単に実
施することもできる。この場合、室の目詰まりを防止す
るために、円形パイプの直径は1mm以上にするのが好
ましい。
前述した案内部材(53)の役割を考えれば、廃液の蒸気の
発生状態が、新たに廃液容器(52)内に供給され廃液によ
って乱されないように、また、廃液の蒸気の酸化により
空間(56)で発生した熱がムダなく廃液容器(52)内の廃液
に伝達されるように、案内壁(55)によって廃液容器(52)
内部が多数の室(54)に分割されていれば充分である。熱
伝導を一層良くするため、案内部材(53)は熱伝導性のよ
い金属薄板によって構成するのが好ましい。
発生状態が、新たに廃液容器(52)内に供給され廃液によ
って乱されないように、また、廃液の蒸気の酸化により
空間(56)で発生した熱がムダなく廃液容器(52)内の廃液
に伝達されるように、案内壁(55)によって廃液容器(52)
内部が多数の室(54)に分割されていれば充分である。熱
伝導を一層良くするため、案内部材(53)は熱伝導性のよ
い金属薄板によって構成するのが好ましい。
第5図は、この発明の第2実施例を示したものである。
この第2実施例は、押さえ部材(60)と点火装置(63)のみ
が前記第1実施例と異なっている。第1実施例では、押
さえ部材(60)は平坦な板状であったが、第2実施例で
は、窓(61)の周縁の内周部分(60a)が外周部分(60b)より
上方に屈曲しており、内周部分(60a)と蓋(57)の間に触
媒(59)を押圧しながら収容している。このため、触媒(5
9)と蓋(57)の間に隙間が生じたり、触媒(59)を強く押圧
し過ぎる恐れがないという利点がある。
が前記第1実施例と異なっている。第1実施例では、押
さえ部材(60)は平坦な板状であったが、第2実施例で
は、窓(61)の周縁の内周部分(60a)が外周部分(60b)より
上方に屈曲しており、内周部分(60a)と蓋(57)の間に触
媒(59)を押圧しながら収容している。このため、触媒(5
9)と蓋(57)の間に隙間が生じたり、触媒(59)を強く押圧
し過ぎる恐れがないという利点がある。
また、点火装置(63)は、固定部材(72)により二本の腕(6
6)を押圧・保持することによって、押さえ部材(60)の内
周部分(60a)に固定してある。二本の腕(66)の先端に
は、フィラメント(73)が取り付けてあり、リード線(67)
は、二本の腕(66)の基端に接続してある。このため、押
さえ部材(60)の着脱と共に点火装置(63)も着脱すること
ができる。
6)を押圧・保持することによって、押さえ部材(60)の内
周部分(60a)に固定してある。二本の腕(66)の先端に
は、フィラメント(73)が取り付けてあり、リード線(67)
は、二本の腕(66)の基端に接続してある。このため、押
さえ部材(60)の着脱と共に点火装置(63)も着脱すること
ができる。
第6図及び第7図に示されたのは、この発明の第3実施
例である。この第3実施例は、第2実施例と同じ点火装
置(63)を蓋(57)の上面に直接固定し、触媒(59)を蓋(57)
の下面に取り付けたものである。押さえ部材(60)は第2
実施例と同じものであるが、蓋(57)の下面から触媒(59)
を押圧・保持しているので、触媒(59)は廃液容器(52)の
内部に配置され、外部には窓(61)からその表面が見える
だけである。このように、触媒(59)は、蓋(57)の内外両
面に設けることが可能である。
例である。この第3実施例は、第2実施例と同じ点火装
置(63)を蓋(57)の上面に直接固定し、触媒(59)を蓋(57)
の下面に取り付けたものである。押さえ部材(60)は第2
実施例と同じものであるが、蓋(57)の下面から触媒(59)
を押圧・保持しているので、触媒(59)は廃液容器(52)の
内部に配置され、外部には窓(61)からその表面が見える
だけである。このように、触媒(59)は、蓋(57)の内外両
面に設けることが可能である。
この発明の効果を確認するため、下記の仕様で、この発
明の廃液処理装置(51)と従来の廃液処理装置(1)を実際
に製作し、周囲温度を変えて燃焼状態の比較実験を行っ
た。
明の廃液処理装置(51)と従来の廃液処理装置(1)を実際
に製作し、周囲温度を変えて燃焼状態の比較実験を行っ
た。
(この発明の装置) 全体形状が第1図に示すような形状で、廃液容器(52)を
直径80mm、高さ35mmの円筒形とし、廃液容器(5
2)の上端に蓋(57)を取り付けると共に、蓋(57)の中央部
に設けた触媒(59)の上下の露出面(蓋(57)の孔(58)及び
押さえ部材(60)の窓(61))を、一辺の長さ35mmの正
方形にしている。
直径80mm、高さ35mmの円筒形とし、廃液容器(5
2)の上端に蓋(57)を取り付けると共に、蓋(57)の中央部
に設けた触媒(59)の上下の露出面(蓋(57)の孔(58)及び
押さえ部材(60)の窓(61))を、一辺の長さ35mmの正
方形にしている。
(従来の装置) 全体形状が第8図に示すような形状であり、廃液容器
(2)を直径64mmの円筒形とし、その外側に円筒形の
筒体(3)を取り付けて、廃液容器の底面から高さ60m
mに位置に触媒(15)を設けている。触媒(15)の材質及び
形状、支持板(13)(14)の窓(13a)(14a)の大きさ及び形状
は、この発明の装置(51)と同じである。
(2)を直径64mmの円筒形とし、その外側に円筒形の
筒体(3)を取り付けて、廃液容器の底面から高さ60m
mに位置に触媒(15)を設けている。触媒(15)の材質及び
形状、支持板(13)(14)の窓(13a)(14a)の大きさ及び形状
は、この発明の装置(51)と同じである。
(実験方法及び結果) 周囲温度を15℃に保ち、廃液容器(2)(52)内に前記
電子写真用の現像液を100cc収容して燃焼させた。
電子写真用の現像液を100cc収容して燃焼させた。
この発明の装置(51)では、廃液はすべて燃焼したのに対
し、従来装置(1)では25ccの廃液が残存していた。
し、従来装置(1)では25ccの廃液が残存していた。
周囲温度を30℃とし、燃焼後の排気ガス中に含まれ
る未燃焼ガスの濃度を測定すると、この発明の装置(51)
では30ppmであったのに対し、従来装置(1)では5
0ppmであった。
る未燃焼ガスの濃度を測定すると、この発明の装置(51)
では30ppmであったのに対し、従来装置(1)では5
0ppmであった。
この結果より、この発明の装置(51)は、周囲温度が変化
しても、従来装置(1)よりも安定した燃焼が行われるこ
とが判明した。
しても、従来装置(1)よりも安定した燃焼が行われるこ
とが判明した。
以上に述べたところから明らかなように、この発明は次
のような優れた効果を有するものである。
のような優れた効果を有するものである。
触媒(59)と廃液容器(52)内に収容された廃液面との距
離が小さく、触媒(59)で発生する熱は大部分が輻射によ
って効率良く廃液に伝達されるので、廃液への熱の伝達
量は周囲温度によってほとんど変動しない。しかも、廃
液容器(52)内の廃液の表面は、燃焼によって廃液の量が
減少しても大きく低下しないため、廃液への熱の伝達量
の変動幅は小さい。
離が小さく、触媒(59)で発生する熱は大部分が輻射によ
って効率良く廃液に伝達されるので、廃液への熱の伝達
量は周囲温度によってほとんど変動しない。しかも、廃
液容器(52)内の廃液の表面は、燃焼によって廃液の量が
減少しても大きく低下しないため、廃液への熱の伝達量
の変動幅は小さい。
従って、廃液容器(52)の周囲の温度のみならず廃液の量
によっても加熱量が変動し難く、常に触媒(59)の安定し
た燃焼(酸化)状態を維持することができる。
によっても加熱量が変動し難く、常に触媒(59)の安定し
た燃焼(酸化)状態を維持することができる。
触媒(59)の上面が廃液容器(52)の外部に露出してお
り、廃液の燃焼時に必要な酸素は、廃液容器(52)の周囲
から容易かつ充分に供給されるため、周囲温度が常温よ
りかなり高いときであっても不完全燃焼し難く、廃液の
燃焼によって悪臭が生じる恐れが少ない。
り、廃液の燃焼時に必要な酸素は、廃液容器(52)の周囲
から容易かつ充分に供給されるため、周囲温度が常温よ
りかなり高いときであっても不完全燃焼し難く、廃液の
燃焼によって悪臭が生じる恐れが少ない。
さらに、高温部である触媒(59)を露出させていることの
効果として、外部へ放出される全熱量の中で輻射放熱の
占める割合が増加するため、外気温の影響を受け難くな
る点がある。
効果として、外部へ放出される全熱量の中で輻射放熱の
占める割合が増加するため、外気温の影響を受け難くな
る点がある。
周囲温度が低いときに廃液容器(52)内の廃液の量が非
常に少なくなっても、廃液の加熱が充分に行われるた
め、廃液蒸気の不足に起因して触媒(59)における燃焼が
停止する恐れがない。
常に少なくなっても、廃液の加熱が充分に行われるた
め、廃液蒸気の不足に起因して触媒(59)における燃焼が
停止する恐れがない。
第1図〜第4図は、この発明に係る廃液処理装置の第1
実施例を示したもので、第1図は廃液処理装置の正面断
面説明図、第2図は蓋を取り付けた廃液容器を、点火装
置と加熱装置を除いて示す斜視図、第3図は蓋を取り外
した状態の廃液容器の平面図、第4図は案内部材の一部
拡大斜視図である。 第5図は、この発明に係る廃液処理装置の第2実施例を
示す全体斜視図である。 第6図及び第7図は、この発明に係る廃液処理装置の第
3実施例を示し、第6図はその全体斜視図、第7図は内
側から見た蓋の斜視図である。 第8図及び第9図は、従来の廃液処理装置の一例を示し
たもので、第8図は半断面正面図、第9図は分解斜視図
である。 (51)……廃液処理装置、(52)……廃液容器 (52a)……開口部、(53)……案内部材 (54)……室、(55)……案内壁 (56)……空間、(57)……蓋 (58)……蓋の孔、(59)……触媒 (60)……押さえ部材 (60a)……押さえ部材の内周部分 (60b)……押さえ部材の外周部分 (61)……押さえ部材の窓 (63)……点火装置、(68)……加熱装置 (71)……供給管
実施例を示したもので、第1図は廃液処理装置の正面断
面説明図、第2図は蓋を取り付けた廃液容器を、点火装
置と加熱装置を除いて示す斜視図、第3図は蓋を取り外
した状態の廃液容器の平面図、第4図は案内部材の一部
拡大斜視図である。 第5図は、この発明に係る廃液処理装置の第2実施例を
示す全体斜視図である。 第6図及び第7図は、この発明に係る廃液処理装置の第
3実施例を示し、第6図はその全体斜視図、第7図は内
側から見た蓋の斜視図である。 第8図及び第9図は、従来の廃液処理装置の一例を示し
たもので、第8図は半断面正面図、第9図は分解斜視図
である。 (51)……廃液処理装置、(52)……廃液容器 (52a)……開口部、(53)……案内部材 (54)……室、(55)……案内壁 (56)……空間、(57)……蓋 (58)……蓋の孔、(59)……触媒 (60)……押さえ部材 (60a)……押さえ部材の内周部分 (60b)……押さえ部材の外周部分 (61)……押さえ部材の窓 (63)……点火装置、(68)……加熱装置 (71)……供給管
Claims (2)
- 【請求項1】不揮発性物質を含みかつ常温で揮発し難い
揮発性の廃液を処理する装置であって、 上端を開口しかつ底浅く形成された、処理する廃液を収
容する廃液容器と、 前記廃液容器内に設けられた、上下方向に延びかつ少な
くとも上端を開口した複数の室を形成する案内壁であっ
て、前記各室は、前記廃液容器内に供給された廃液が各
室に徐々に供給されるように互いに連通しているもの
と、 前記廃液容器内で前記案内壁の上方に形成された空間
と、 前記廃液容器の上端を塞ぐ、孔を有する蓋と、 少なくとも一部を前記蓋の孔から前記空間に露出して前
記蓋に設けられた、廃液の蒸気を酸化させる触媒と、 前記触媒に点火するための点火手段と、 前記廃液容器内の廃液を加熱し、前記点火手段によって
前記触媒に点火した後は加熱を停止する加熱手段と を備えていることを特徴とする廃液処理装置。 - 【請求項2】前記触媒が、板状の不燃性物質を担体とし
て構成され、さらに窓を有する押さえ部材によって前記
蓋に取り外し可能に取り付けてある請求項1に記載の廃
液処理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63297370A JPH0648085B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | 廃液処理装置 |
US07/933,912 US5294406A (en) | 1988-11-02 | 1992-08-27 | Waste solution treatment apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63297370A JPH0648085B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | 廃液処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02143009A JPH02143009A (ja) | 1990-06-01 |
JPH0648085B2 true JPH0648085B2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=17845611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63297370A Expired - Fee Related JPH0648085B2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-24 | 廃液処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648085B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114963209A (zh) * | 2022-05-27 | 2022-08-30 | 苏州宇瀚化工技术有限公司 | 一种甲醇制氢残液、含氢废气净化处理及导热油汽相供热系统 |
-
1988
- 1988-11-24 JP JP63297370A patent/JPH0648085B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02143009A (ja) | 1990-06-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |