JPH065750Y2 - 加熱蒸散器 - Google Patents

加熱蒸散器

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JPH065750Y2
JPH065750Y2 JP1989131368U JP13136889U JPH065750Y2 JP H065750 Y2 JPH065750 Y2 JP H065750Y2 JP 1989131368 U JP1989131368 U JP 1989131368U JP 13136889 U JP13136889 U JP 13136889U JP H065750 Y2 JPH065750 Y2 JP H065750Y2
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cord
liquid
liquid container
light
container
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隆啓 長谷川
孝信 柏原
潤一郎 目崎
昭 西村
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Earth Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、加熱蒸散器に関する。さらに詳しくは、薬液
の残量を確認しやすい加熱蒸散器に関する。
[従来の技術] 従来より加熱蒸散器における液体容器内の薬液の残量を
外部から視認する機構として、照射ランプを用いて液体
容器の斜め上方から光を照射する機構が知られている。
このような残量確認機構では、構造上、吸液芯が発熱体
のみならず照射ランプによっても加熱されるため、吸液
芯の目づまりをおこし易く、また液体容器の口から液洩
れを生じ、薬液の有効揮散率の低下をひきおこすという
欠点がある。また、液体容器を斜め上方から直接照射す
るため照射された光が液体容器の表面で反射してしま
い、薬液残量の確認さえもしにくいという問題がある。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、かかる事情に鑑み、薬液の揮散に影響を与え
ることなく液体容器内の薬液の残量を外部から容易に視
認することができるようにすることを目的とする。また
本考案は液体容器の取替を容易にし、器内へのコードの
収納および取り出しを便利にし、さらにコードを使用せ
ず直接家屋の電源コンセントなどに接続して使用しうる
加熱蒸散器を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の加熱蒸散器は、吸液芯を有する液体容器と、吸
液芯の上側部を加熱するための発熱体と、照明機構と、
これらを収容する器体とを有しており、 前記照明機構が照射ランプと該照射ランプから放射され
た光を上方向に拡散するための光拡散部から構成され、
かつ前記器体の底部近辺に設けられてなり、 前記光拡散部が下記の構成、すなわち、 (a)液体容器の下部の横または底面下に配置された、光
を散乱させるための溝を有する反射板、 (b)液体容器の周囲に設けられた透光リングおよび該透
光リングの一部に形成された切欠き、 (c)屈折レンズおよび(または)鏡面板 のうちいずれか一つから構成されてなることを特徴とす
る。
本考案において光拡散部とは、照射ランプの光を屈折さ
せたり、乱反射させたりすることにより液体容器を照ら
す機能を有しておればよく、かかる機能を発揮しうるも
のであれば、どのようなものでも用いることができる。
このような光拡散部としては、種々の形態の反射板や反
射用溝を有する光散乱部、また屈折レンズ、鏡面などを
あげることができる。
また本考案でいう底部とは実質的に器体の底部材を構成
するものであればよく、器体に一体化された底部のほか
着脱可能な底蓋を含む概念である。
さらに叙上の蒸散器の器体の下側に電源と接続するため
のコードを巻き取るコード巻き取り器を着脱自在に備え
たものが好ましい。このコード巻き取り器は器体との電
気接続のための端子を有しており、器体は液体容器を保
持するための中板を有しており、また、器体の下端付近
に器体とコード巻き取り器との電気接続用端子が設けら
れ、該端子が、下方に向けられたときに電源接続用コー
ドと接続され、水平方向に向けられたときに電源接続用
コードと分離されかつ電源と接続可能となるものである
のが好ましい。
[作用] 本考案においては、照射ランプが吸液芯から離れた器体
の底部に設けられているため、照射ランプ自身の温度が
上昇しても吸液芯の上部を過熱することがない。また、
照射ランプの投射する光は光拡散部で上方向に屈折拡散
されるので、液体容器の表面で反射することなく、薬液
の液面を直接照射する。
一般に光の照度は、照射する距離、介在物の存在により
減少するが、本考案においては、照明機構が液体容器の
下方から上方に光を向けるため液体容器の取換え時期が
近づくにつれ、すなわち液体残量が少なくなるにしたが
って、被照射物である液体と照射ランプとの距離が近く
なるので、より照度を上昇させ取換え時期を明確に示す
ことができる。
[実施例] つぎに、本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の実施例1にかかわる加熱蒸散器の内部
機構を示す一部破断斜視図、第2図は本考案の実施例2
における縦断面図、第3図は実施例3における縦断面
図、第4図は同実施例における透孔リングの斜視図、第
5図は実施例4における縦断面図、第6図は同実施例に
おける要部平面図、第7図は実施例5における縦断面
図、第8図は同実施例における要部平面図、第9図は実
施例6における縦断面図、第10図は参考例1における分
解斜視図、第11図は同参考例の部分断面図、第12図は参
考例2における部分断面図、第13図は実施例7における
縦断面図、第14図は実施例8における縦断面図である。
実施例1 第1図において、(1)は液体容器、(2)は吸液芯、(3)は
リング状ヒーター(実用新案登録請求の範囲にいう発熱
体)、(4)は照射ランプ、(5)は光散乱部、(6)は液体容
器内の薬液の残量視認窓、(7)はオンオフ型の電源スイ
ッチである。
吸液芯(2)は液体容器(1)に嵌挿されており、該吸液芯
(2)の上端はリング状ヒーター(3)の中心に遊嵌されてい
る。器体(8)には、液体容器(1)を保持する底部(9)が設
けられている。さらに、器体(8)の底部(9)には照射ラン
プ(4)が設置され、該照射ランプ(4)の上方にプラスチッ
ク板から一体に形成された光散乱部(5)および残量視認
窓(6)が設けられている。
リング状ヒーター(3)は、電源スイッチ(7)がオンとなっ
たとき通電され発熱する。吸液芯(2)には液体容器内の
薬液が浸透しているため、加熱された吸液芯(2)の上端
部において薬液が気化し、器体(8)の上部に設けられた
揮散口(10)より揮散する。
一方、電源スイッチ(7)のオン状態では照射ランプ(4)に
も通電され、照射ランプ(4)が投光する。光散乱部(5)は
実用新案登録請求の範囲にいう光拡散部の一態様であ
り、これは照射ランプ(4)の上方に置かれた反射板であ
って、その下面に幾条もの溝が形成されたものである。
なお図面上、この光散乱部(5)は水平に設置されている
が、傾斜して設けてもよい。
この実施例において、照射ランプ(4)から発せられた光
は前記光散乱部(5)によって液体容器(1)の上方に向けて
屈折、散乱され、液体容器(1)内の薬液を照射する。こ
の際、残量視認窓(6)から薬液の残量を容易に確認する
ことができる。
本考案において、発熱体は、リング状、U字状、板状、
タブレット状など形状は任意であり、その種類もニクロ
ム線などの電熱源やシート状ヒーターを耐熱製樹脂で挟
んだ通常のものなどを使用しうるが、とりわけ温度の安
定性がよい半導体を利用した正特性サーミスターが有利
である。
また、薬液の吸液芯(2)としては、使用する蒸散用薬剤
によって変形や膨脹しない材質で、かつ、150℃前後の
耐熱性があればよく、かかる吸液芯(2)の具体例として
は、たとえばフェルト芯、素焼芯、石綿芯、磁器多孔
質、グラスファイバー、石綿などの無機繊維を石膏やベ
ントナイトなどの結合剤で固めたものや、ガラス粉末、
カオリン、活性白土、タルク、ケイソウ土、クレー、パ
ーライト、ベントナイト、アルミナ、シリカ、アルミナ
シリカ、チタニウム、ガラス質火山岩の焼成粉末やガラ
ス質火山灰の焼成粉末などの鉱物質粉末の1種または2
種以上またはこれら粉末と木粉、炭粉、活性炭などとの
混合物をたとえばデキストリン、デンプン、シリコーン
樹脂、フッ素樹脂、アラビアゴム、カルボキシメチルセ
ルロース、合成糊などのバインダーで固めたものなどが
あげられる。とくに好ましい吸液芯としては、前記鉱物
質粉末100重量部と木粉または該木粉に等重量までの炭
粉および/または活性炭を混合した混合物10〜300重量
部とを混合し、これに全吸液芯重量の5〜25重量%の前
記バインダーを配合し、さらにこれらに水を加えて混練
後、押出成形し、乾燥することにより製造されたものが
あげられる。該吸液芯は吸液速度が1〜40時間、好まし
くは8〜21時間であるのが望ましい。かかる吸液速度と
は、液温25℃のn-パラフィン液中に直径7mm×長さ70mm
の吸液芯をその下部より15mmまで浸漬し、吸液芯の芯頂
にn-パラフィンが達するまでの時間を測定することによ
り求められた値を意味する。また上記吸液芯(2)には、
さらに必要に応じてマカライトグリーンなどの色素、ソ
ルビン酸およびその塩類、デヒドロ酢酸などのカビ止め
剤などを配合することもできる。
照射ランプ(4)としては、タングステン電球も使用しう
るが、照射ランプ自身の発熱を極力低く抑さえるため、
紫外線螢光ランプ、ネオンランプ、発光ダイオードなど
を用いるのが好ましい。
本考案において液体容器に容れられる薬液としては、加
熱により気化・蒸散する物質であれば殺虫剤、殺菌剤、
殺ダニ剤、忌避剤、医薬品、化粧品など任意である。
実施例2 第2図には実施例2の蒸散器が示されている。この実施
例の器体(8)は円錘台であり、上部(8a)と下部(8b)と
が、ネジ部(11)で螺合されている。前記上部(8a)の中板
(12)には液体容器(1)の取付口(20)が設けられ、該取付
口(20)に液体容器(1)の上部が螺着されている。器体(8)
の底部(9)には、液体容器(1)の底部を照射するための照
射ランプ(4)が設けられおり、液体容器(1)の底面には光
散乱部(5)が形成されている。
この実施例では、照射ランプ(4)が液体容器(1)の底面を
下から照射するので液体容器(1)の底面を照らし出しや
すく、また吸液芯(2)が直接照射ランプ(4)の熱を受ける
ことがないので目づまりをおこすことがなく、ひいては
薬液の揮散率に影響を及ぼさないといった利点を奏す
る。
実施例3 第3〜4図には、実施例3の蒸散器が示されている。こ
の実施例では底部(9)の上面であって液体容器(1)の周囲
に透孔リング(13)が設けられている。このリング(13)の
一部には切欠き(14)が形成されていて、その切欠き(14)
の上面には光散乱部(5)が形成されている。そして切欠
き(14)の内部には球状の照射ランプ(4)が設けられてい
る。その余の構成は第1〜2図のものと実質的に同一で
ある。
この実施例では照射ランプ(4)からの光が光散乱部(5)で
拡散され、その光が透孔リング(13)によって反射される
ので液体容器(1)の底部全周が照らされる。そのため、
液体の残量を視認しやすいという利点がある。
実施例4 第5〜6図には、実施例4の蒸散器が示されている。器
体(8)に対し底蓋(9a)が着脱自在に取付けられ、該底蓋
(9a)上に屈折レンズ(15)が設けられている。また該屈折
レンズ(15)に対向する位置であって器体(8)の底部(9)上
に照射ランプ(4)が取付けられている。前記屈折レンズ
(15)は光を拡散するもので、実用新案登録請求の範囲に
いう光拡散部の一態様である。また器体(8)の残量視認
窓(6)の内部には、凸レンズである液面用レンズ(17)が
設置され、上記底蓋(9a)と液体容器(1)の底面との間に
は該底蓋(9a)上に支持片(18)が設けられている。その余
の構成は第1図のものと実質的に同一である。
この実施例では、照射ランプ(4)から出た光が屈折レン
ズ(15)で液体容器(1)底面を照射するので、液体容器(1)
の残液の液面の位置を明確に照らし出し、この位置はさ
らに液面用レンズ(17)で拡大されるので、一層明確に視
認することができる。またたとえ残液が少量になったば
あいでも、液体容器(1)の底面を照射する方式なので最
後の量まではっきりと視認できる利点がある。なお、屈
折レンズ(15)の長さは、照射ランプ(4)のネオン球の1/2
〜3倍程度であればよい。
実施例5 第7〜8図には実施例5の蒸散器が示されている。この
実施例では、底蓋(9a)の表面が鏡面(19)となっている。
この鏡面(19)は実用新案登録請求の範囲にいう光拡散部
の一態様である。本実施例において、その余の構成は第
5図の実施例4と実質的に同一である。
本実施例では、照射ランプ(4)の光が鏡面(19)によって
反射され液体容器(1)の底面を均一に照射できる利点が
ある。
実施例6 第9図には実施例6の蒸散器が示されている。この実施
例では残量視認窓(6)の内がわに接するように液面用レ
ンズ(17)を設けた以外は第1図の実施例1と実質的に同
一である。このばあい、上記液面用レンズ(17)を設けた
ので、器体(8)から多少離れた場所からでも残量が視認
できる利点がある。
参考例1 第10〜11図には参考例1の蒸散器が示されている。この
参考例では、器体の下部に電源へ連絡するためのコード
(21)を巻き取るコード巻き取り器(22)を備えている。コ
ード巻き取り器(22)は扁平な有底筒状のハウジング(23)
を有し、このハウジングは中央部から分割されて上部ハ
ウジング(23a)と下部ハウジング(23b)にわかれている。
なお上部ハウジング(23a)の上端面は、その上に連絡さ
れる器体との連通のために開口されている。ハウジング
(23)内部には、うず巻きばね(24)とコード(21)を巻くた
めのコードリール(25)からなるコード巻き取り部(26)
と、その上側に液体容器(1)を載置するためのボトルホ
ルダ(27)とが収納されている。
コード巻き取り部(26)は第11図に示すように下部ハウジ
ング(23b)内側の底部中央に突設された円筒形の固定軸
(28)と、その固定軸(28)に内側端(29)が固着され、かつ
ある程度巻き込まれたうず巻きばね(24)と、そのうず巻
きばね(24)の外側に同心で配置されたコード(21)が巻回
される有底円筒状のコードリール(25)とから構成されて
いる。
うず巻きばね(24)の外側端(30)はそのコードリール(25)
の内側の一点に固着されている。そしてコード(21)はそ
のコードリール(25)の外周上の一点に固着されかつ前記
うず巻きばね(24)と同一方向に巻かれている。したがっ
てコード(21)を外へ引き出すと前記コードリール(25)が
うず巻きばねをさらに巻き込む方向に回転する。それに
よってうず巻きばねにはコードを巻き取ろうとするばね
力が発生し、コードの自動巻き取りが可能となり便利で
ある。
また前記コードリール(25)の上端面には前記コードリー
ル(21)に連絡された摺動式の端子(31)が設けられてい
る。そしてコードリール(25)上側に配置されかつ上部ハ
ウジング(23a)に内挿固定されたボトルホルダ(27)の下
端に設けられた端子(32)と摺動接触により接続される。
このボトルホルダ(27)は、その上端面に液体容器(1)を
支持するための半円筒状の支持片(18)を有しており、ま
た照射ランプ(4)と光散乱部(5)を載置した液体容器(1)
のほぼ下部に有している。
なお、コードリール(25)に巻かれたコードは摺動式端子
(31)、(32)によってボトルホルダ(27)を経由し、内部電
線によりON-OFFスイッチ(7)へ連絡されている。スイッ
チ(7)からはさらに電線によって一方は照射ランプ(4)
へ、他方は上部ハウジング(23a)に設けられている器体
との接続用端子(37)に連絡されている。液体容器(1)は
上部ハウジング(23a)の前記開口部から挿入されて、前
記ボトルホルダ(27)の支持片(18)に嵌入され支持され
る。
つぎに器体は、第10図に示すように有底筒状のハウジン
グ(8c)とその中に下側開口より挿入固定される有底筒状
の器体本体(8d)とからなる。器体外部の一部には液体容
器内の薬液の残量視認窓(6)が設けられ、その内部に液
面用レンズ(17)が嵌入されている。
一方器体の下端には上部ハウジング(23a)に設けられた
端子(37)に差し込み接続される電極端子(38)が設けられ
ている。そしてその端子からヒータ(3)までは、電線に
より連絡されている。そして器体(8)はその下端にコー
ド巻き取り器(22)との連結用に可撓性を有する係止部材
(39)を備えている。この係止部材(39)は可撓性の長方形
板からなり、一端が器体に固着された下向きの片持ちば
りの形態を呈し、他端に水平方向外側へ曲げられた爪(3
9a)が形成されている。したがって、この係止部材(39)
を押圧により器体の内側へ撓ませた状態(爪が器体内部
にかくれる)で器体下部をコード巻き取り器(22)の上部
ハウジング上端面の開口へ押入する。このとき同時に器
体下端の端子(38)を上部ハウジングに設けられた端子(3
7)に差し込んで接続する。その後係止部材(39)から押圧
力を解放すると前記爪(39a)部がもとの位置に復帰し上
部ハウジング内に設けられた段部(40)(第11図参照)に
係止され、器体(8)とコード巻き取り器(22)が連絡され
る。連絡を解くばあいは同じく係止部材(39)を押圧した
ままコード巻き取り器から器体を引き抜けば容易にはず
せる。いわゆるワンタッチ取付、取外しが可能となる。
参考例2 第12図には第10図の蒸散器のコード巻き取り器にかえ
て、うず巻きばねを使用しない手動のコード巻き取り器
を設けたものである。
このものは、コードリールの中心部に下向に軸(33)が固
着されており、その軸((33)(第1軸)が下部ハウジン
グ(23b)の底面に設けられた開口を貫通して、下部ハウ
ジングの下側に設けられたつまみ(34)の付いた円板(35)
の軸(36)(第2軸)に固着連結されている。本参考例で
はコード巻き取り器の構造がさらに簡単になる。
実施例7 第13図には、実施例7の蒸散器が示されている。
この実施例では器体の本体(8d)内部に設けられた中板(1
2)の中央部に、液体容器取付口(20)として雌ネジが形成
された孔が設けられている。その取付口(20)に、上部に
雄ネジが形成された液体容器(1)が螺着されている。
そしてボトルホルダは設けられておらず、照射ランプ
(4)と光散乱部(5)はコード巻き取り部(26)の上部ハウジ
ング(23a)の開口部付近に設けられている。またコード
リール(25)上端面に設けられた摺動式端子(31)と接続さ
れる端子(32)が上部ハウジング(23a)内に設けられてい
る。その余の構成は第10図のものと実質的に同一であ
る。
この実施例によれば、ボトルホルダを用いないのでコー
ド巻き取り器の構造が簡素化され、液体容器は器体側に
螺着されているだけなので特別な支持部材も必要なく器
体の構造のシンプルさは失なわれず、液体容器の着脱も
容易である。
実施例8 第14図には、実施例8の蒸散器が示されている。
この実施例では器体とコード巻き取り器との接続端子と
してプラグとコンセントを用いている。
その余の構成は第12図のものと実質的に同一である。
器体の下端付近の外面にプラグ(41)が設けられており、
その刃(41a)が水平方向外側へ向く位置から、90°回転
して鉛直下方向へ向く位置まで回転自在に支持されてい
る。プラグの刃(41a)を鉛直下向きにすると、コード巻
き取り器側に設けられたコンセント(42)と接続可能とな
る。そのばあいプラグ(41)の外側の面(41b)は器体の外
周面と一体面となる。
またプラグを水平方向外側へ向けると、器体はコード巻
き取り器から外された状態で家屋内などに設けられたコ
ンセントに接続可能となる。
したがってこの実施例の蒸散器は器体だけでコードレス
蒸散器としても使用できるし、一方コード巻き取り器側
は器体を取り付けずにテーブルタップとしても使用でき
る。
なお照射ランプと光散乱部をコード巻き取り器内にかえ
て器体内の液体容器下部の周囲に位置するように設けて
もよい。
[考案の効果] 本考案によれば、薬液の揮散に影響を与えることなく液
体容器内の薬液の残量を外部から容易に視認することが
できる。
またコード巻き取り器を備えた蒸散器についてはコード
の収納および取り出しが容易であり、かつ液体容器の取
り替えも簡単になしうる。さらに回転自在のプラグを備
えたものにあっては器体のみでコードレスタイプの蒸散
器として使用でき、他方コード巻き取り器はそれ自体で
テーブルタップとして使用できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例1にかかわる加熱蒸散器の内部
機構を示す一部破断斜視図、第2図は本考案の実施例2
における縦断面図、第3図は実施例3における縦断面
図、第4図は同実施例における透孔リングの斜視図、第
5図は実施例4における縦断面図、第6図は同実施例に
おける要部平面図、第7図は実施例5における縦断面
図、第8図は同実施例における要部平面図、第9図は実
施例6における縦断面図、第10図は参考例1における分
解斜視図、第11図は同参考例の部分断面図、第12図は参
考例2における部分断面図、第13図は実施例7における
縦断面図、第14図は実施例8における縦断面図である。 (図面の主要符号) (1):液体容器 (2):吸液芯 (3):リング状ヒーター (4):照射ランプ (5):光散乱部 (6):残量視認窓 (8):器体 (13):透孔リング (15):屈折レンズ (17):液面用レンズ (19):鏡面 (22):コード巻き取り器 (25):コードリール (26):コード巻き取り部 (27):ボトルホルダ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸液芯を有する液体容器と、吸液芯の上側
    部を加熱するための発熱体と、照明機構と、これらを収
    容する器体とを有しており、 前記照明機構が照射ランプと該照射ランプから放射され
    た光を上方向に拡散するための光拡散部とから構成さ
    れ、かつ前記器体の底部近辺に設けられてなり、 前記光拡散部が下記の構成、すなわち、 (a)液体容器の下部の横または底面下に配置された、光
    を散乱させるための溝を有する反射板、 (b)液体容器の周囲に設けられた透光リングおよび該透
    光リングの一部に形成された切欠き、 (c)屈折レンズおよび(または)鏡面板 のうちいずれか一つから構成されてなることを特徴とす
    る加熱蒸散器。
  2. 【請求項2】前記器体の内部に液体容器を螺着するため
    の中板が設けられており、器体の下方に電源接続用コー
    ドを巻き取りかつ送り出すためのコード巻き取り器が着
    脱自在に設けられており、前記コード巻き取り器がコー
    ドリールを内臓しており、器体の下端付近に、前記発熱
    体と電気的に連結されかつ水平方向と下方とに回動自在
    の端子が備えられており、該端子を下方に向けたときに
    前記電源接続用コードと接続され、端子を水平方向に向
    けたときには電気接続用コードと分離されかつ電源と接
    続可能となるように構成されてなる請求項1記載の加熱
    蒸散器。
JP1989131368U 1988-12-27 1989-11-10 加熱蒸散器 Expired - Lifetime JPH065750Y2 (ja)

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JP1989131368U JPH065750Y2 (ja) 1988-12-27 1989-11-10 加熱蒸散器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17151788 1988-12-27
JP63-171517 1989-07-14
JP8323689 1989-07-14
JP1-83236 1989-07-14
JP1989131368U JPH065750Y2 (ja) 1988-12-27 1989-11-10 加熱蒸散器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0374283U JPH0374283U (ja) 1991-07-25
JPH065750Y2 true JPH065750Y2 (ja) 1994-02-16

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