JPH064791B2 - 導電塗料 - Google Patents

導電塗料

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JPH064791B2
JPH064791B2 JP60218219A JP21821985A JPH064791B2 JP H064791 B2 JPH064791 B2 JP H064791B2 JP 60218219 A JP60218219 A JP 60218219A JP 21821985 A JP21821985 A JP 21821985A JP H064791 B2 JPH064791 B2 JP H064791B2
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二三雄 仲谷
真一 脇田
久敏 村上
恒彦 寺田
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、金属銅粉を含有する導電塗料に関する。
従 来 の 技 術 公知の導電塗料により形成された導電回路に電子部品の
リード線やリードフレームを半田付けしようとしても、
該回路には半田が付着し難いため、半田付けを直接行な
うことは出来ない。そこで、先ず、導電塗料により形成
された導電回路上に化学メツキ等の方法によりCu、N
i等の金属メツキ層を形成した後、これに電子部品のリ
ード線やリードフレーム等の半田付けを行なつている。
従来技術の問題点 従来技術においては、前記導電塗料を使用して形成され
た導電回路に対し半田付けを行なおうとすれば、金属メ
ツキ形成工程を別途に必要とし、しかも公害対策上種々
問題となるメツキ排液の処理設備も必要となる。従つ
て、金属メツキに伴う処理コスト及び設備コストが大巾
に上昇することはさけられない。
問題点を解決するための手段 本発明者は、上記の如き技術の現状に鑑みて種々実験及
び研究を重ねた結果、導電塗料として特定のキレート形
成剤と金属表面活性剤とを配合する場合には、金属メツ
キ層を形成することなく、スクリーン印刷法により得ら
れる導電回路上に直接半田付けを行なうことが可能でし
かも該導電回路上に全面に均一な半田被覆層を容易に形
成し得ることを見い出した。
即ち、本発明は、(i)金属銅粉85〜95重量%、(ii)
熱硬化性樹脂15〜5重量%との合計100重量部に対
し、(iii)キレート形成剤4〜50重量部及び(iv)ロジ
ン、変性ロジン、モノアミノジカルボン酸、モノアミノ
ジカルボン酸塩、グリセリン及びDLリンゴ酸からなる
群から選ばれた金属表面活性剤の少なくとも1種0.2
〜25重量部を含有することを特徴とする導電塗料に係
る。
本発明で使用する金属銅粉は、樹枝状、フレーク状、不
定形のいずれの形状のものであつても良いが、粒径は1
00μm以下であることが好ましく、1〜30μm程度
がより好ましい。
熱硬化性樹脂は、本発明導電塗料中の銅粉及びその他の
成分をバインドするものであり、常温では液状で、加熱
によつて硬化し、高分子物質となるものであれば、特に
限定されないが、レゾール型フエノール樹脂が好ましい
ものとして例示される。
キレート形成剤としては、モノエタノールアミン、ジエ
タノールアミン、トリエタノールアミン、エチレンジア
ミン、トリエチレンジアミン、トリエチレンテトラミン
等の脂肪族アミンが挙げられる。
金属表面活性剤としては、ロジン、変性ロジン、モノア
ミノジカルボン酸、モノアミノジカルボン酸塩、グリセ
リン及びDLリンゴ酸の少なくとも1種を使用する。ロ
ジンとしては、生松ヤニを水蒸気蒸留により精製したア
ビエチン酸を主成分とするもの;ロジンの不飽和二重結
合を水添した水添ロジン;ロジンの共役二重結合を脱水
素反応によつて安定なベンゼン環配置に変化させた不均
化ロジン;ロジンの不飽和二重結合を低温で酸触媒で重
合させた重合ロジン;ロジン中の主成分であるアビエチ
ン酸の−COOH基をグリセリン、ペンタエリスリトー
ル等の多価アルコールによりエステル化したロジンエス
テル等が例示される。モノアミノジカルボン酸として
は、アスパラギン酸、グルタミン酸が例示され、その塩
としてはこれ等酸のナトリウム塩等が例示される。これ
らの金属表面活性剤は、熱硬化性樹脂及びキレート形成
剤と相乗的に作用し合って、銅粉に優れた抗酸化性を付
与し、銅粉表面を活性化するとともに、及び半田付け時
にフラックス作用を発揮して、塗膜の導電性を改善し、
且つ半田付け性を向上させる。
本発明導電塗料は、金属銅粉85〜95重量%と熱硬化
性樹脂15〜5重量%との合計100重量部に対し、キ
レート形成剤4〜50重量部及びロジン等の金属表面活
性剤0.2〜25重量部を配合することが好ましい。金
属銅粉と熱硬化性樹脂との混合割合において、後者の比
が5重量%未満の場合には、金属銅粉のバインド効果が
不充分となつて導電性が低下するのに対し、後者の比が
15重量%を上回る場合には、半田付け性が低下する。
金属銅粉と熱硬化性樹脂との合計量100重量部に対す
るキレート形成剤の量が4重量部を下回る場合には、導
電塗料の粘度が高くなつてスクリーン印刷による導電回
路形成が困難となり且つ得られる導電回路の導電性が不
充分となる。一方、キレート形成剤の量が50重量部を
上回る場合には、塗料の粘度が低くなり過ぎてやはりス
クリーン印刷が困難となる。ロジン等の金属表面活性剤
の量が0.2重量部未満の場合には、半田付けが実質上
不可能となり、一方25重量部を上回る場合には、導電
性が大巾に低下する。
なお、本発明導電塗料には、粘度調整のために、この種
の塗料において通常使用されている有機溶剤を配合する
ことを妨げないが、この際にも、塗料の貯蔵及び保管中
に溶剤が揮散して粘度を著るしく上昇させたり或いは金
属銅粉を腐食させたりすることのない様に、溶剤の種類
及び配合量に留意する必要がある。
実 施 例 以下に実施例及び比較例を示し、本発明の特徴とすると
ころをより一層明らかにする。
実施例1〜10 銅粉、熱硬化性樹脂、キレート形成剤及び金属表面活性
剤を第1表に示す割合(重量比)で配合した導電塗料を
ガラスエポキシ基板にスクリーン印刷した後、形成され
た導電回路の導電性及び半田付け性を判定した。結果を
第1表に併せて示す。
スクリーン印刷性の評価基準 ○:導電回路形成が容易に行ない得る。
△:導電回路形成がやや困難である。
×:導電回路形成が非常に困難である。
尚、第1表に示す半田付け性の判定および導電性の測定
は、以下の様にして行なつた。
半田付け性の判定方法: スクリーン印刷法により、巾0.5mm、長さが520
mmの導電回路をガラスエポキシ基板上に形成し、15
0〜160℃×30分で塗膜を硬化させた後、市販の有
機酸系フラツクスを塗布し、JIS C 5012に準
拠して平行DIP法で235±5℃×3秒間半田付けを
おこない、下記の基準により半田付性を評価した。
○:全面に半田が附着している。
△:部分的に下地が露出している。
×:部分的にしか半田が付着していない。
導電性の測定方法: 導電性(1); スクリーン印刷法により、ガラスエポキシ基板上に巾
0.5mm、長さ520mmの導電回路を形成し、15
0〜160℃×30分間で塗膜を硬化させた後、得られ
た硬化導電回路の両末端に形成した電極間の体積固有抵
抗率をデイジタルマルチメータにより測定した。
導電性(2); 上記と同様にして形成した硬化導電回路に市販の有機酸
系フラツクスを塗布し、その全面にわたつて半田付けを
行ない、半田被覆層を施した後、回路両末端に形成した
電極間の体積固有抵抗率をデイジタルマルチメータによ
り測定した。
比較例1〜9 原料配合割合を第2表に示す通りとした以外は実施例1
〜10と同様にして導電塗料を調製し、更に導電回路を
形成した。結果を第2表に併せて示す。
本発明導電塗料は、特定の材料を特定の割合で組合せる
ことによつてはじめてスクリーン印刷性及び導電塗料自
体の導電性を損ねることなく、すぐれた半田付け性を得
ていることが実施例1〜10,比較例1〜9からわか
る。殊に半田付け性においては、実施例1〜10に示す
ように非常にすぐれているために、導電塗料で形成され
た回路上の全面にわたつて均一に半田被覆することが可
能となつている。
このように導電塗料で形成された回路上の全面にわたつ
て均一に半田被覆することによつて、回路全体の導電性
を大巾に向上(体積固有抵抗率をほぼ1桁近く下げる)
させていることが実施例1〜10からわかる。この場
合、半田付け性が良好でないと、導電塗料で形成された
回路上の全面にわたつて均一に半田被覆をおこなつたと
しても、比較例3,4に示すように回路全体の導電性の
向上をはかることはできない。
発 明 の 効 果 本発明によれば、以下の如き効果が奏される。
(i)本発明導電塗料により形成される導電回路には、
予め金属メツキ層を形成することなく、電子部品のリー
ド線、リードフレーム等を直接半田付けすることが出来
る。
(ii)導電回路自体への半田付け性が極めて良好なの
で、回路上の全面にわたつて良好な半田被覆層を設ける
ことも可能である。従つて、導電性がより優れた回路を
形成することが可能であり、又、万一、半田被覆層が損
傷した場合にも、導電塗料による高導電性回路が有効に
機能するので、回路全体が使用不能となることはない。
(iii)高価なめつき排液の処理設備が不要となるの
で、導電回路基板の形成コストが大巾に低減される。
(iv)導電塗料として各種の基板に対する印刷性に優れ
ている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 久敏 大阪府東大阪市岩田町2丁目3番1号 タ ツタ電線株式会社内 (72)発明者 寺田 恒彦 大阪府東大阪市岩田町2丁目3番1号 タ ツタ電線株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−117606(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(i)金属銅粉85〜95重量%、 (ii)熱硬化性樹脂15〜5重量%との合計 100重量部に対し、 (iii)キレート形成剤4〜50重量部及び (iv)ロジン、変性ロジン、モノアミノジカルボン酸、モ
    ノアミノジカルボン酸塩、グリセリン及びDLリンゴ酸
    からなる群から選ばれた金属表面活性剤の少なくとも1
    種0.2〜25重量部を含有することを特徴とする導電
    塗料。
JP60218219A 1985-09-30 1985-09-30 導電塗料 Expired - Fee Related JPH064791B2 (ja)

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