JPH0647850U - 真空処理装置 - Google Patents

真空処理装置

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JPH0647850U
JPH0647850U JP9054592U JP9054592U JPH0647850U JP H0647850 U JPH0647850 U JP H0647850U JP 9054592 U JP9054592 U JP 9054592U JP 9054592 U JP9054592 U JP 9054592U JP H0647850 U JPH0647850 U JP H0647850U
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JP
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vacuum processing
processing chamber
valve
exhaust line
bypass
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JP9054592U
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English (en)
Inventor
重範 仲田
真典 山口
誠作 神谷
信太郎 佐藤
隆博 内山
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Ushio Denki KK
Original Assignee
Ushio Denki KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粒子検出時のみ、粒子検出手段に導入ガス
(排気ガス)を通すことによって、真空処理室内で発生
した反応生成物質等の粒子検出手段への付着堆積を防止
する。 【構成】 粒子検出時は、初めに、本道102の第2の
バルブ82を閉じる。そして、第1のバルブ7とバイパ
ス101の第2のバルブ81を調節して、真空処理室1
内に導入ガスを導入する。この時、真空ポンプPと真空
処理室1内の高い圧力のために、排気ライン10のバイ
パス101にのみ、真空処理室1内の導入ガス(排気ガ
ス)が流れる。そのため、粒子が排気ライン10のバイ
パス101に配置された粒子検出手段9で検出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、半導体装置、LCD、ディスク等の製造装置の中で、主にスッパ タリング装置、エッチング装置、CVD装置等の真空処理装置の粒子検出方法に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、真空処理装置の粒子計測方法については面板欠陥測定器(サーフェスス キャーナ)が広く用いられてきた。これは非常に有効な検査装置であるが、ミラ ーウエハを使う方式では、実際の製造工程においてはリアルタイムで測定できず 多くの時間とコストがかかる欠点がある。更に検出可能粒径は0.1μmと高感 度であるが、実プロセス中で発生する粒子の測定はできず、処理装置単体からの 発生粒子しか測定きない。一方、パターン付きウエハを使う方式では、粒子発生 源の主要な部分を占める実プロセス中の粒子は測定できるが、この方式は高価な うえに検出粒径は0.5〜2.0μm以上と言われており感度不足が指摘されて いる。これについては、「月刊 Semiconductor World」1992年4月,第11 6頁〜121頁にも解説されている。
【0003】 これらの欠点を解決する方法として、真空処理装置に直接取り付けて真空処理 装置内の粒子を測定する方法がある。 この方法の粒子計測としては例えば特開平2−55937号公報に開示された 計測システム、具体的にはウシオ電機(株)製のパーティクルトレンドモニター PM−150XS,及びその粒子検出手段であるセンサM−20S,M−25S 等が知られている。これらのセンサは真空処理室内に取り付けて、主に重力によ って落下してくる粒子を測定したり、或いは、排気ラインに取り付けて排気ガス に乗って運びだされる粒子を検出する方法で使用されている。 特に、真空処理室内に取り付ける場合にはセンサの取り付けスペースやプラズ マ光等のノイズ光の影響を受ける等の問題が生じる場合が多いので、排気ライン にセンサを取り付けて測定する場合が比較的多い。
【0004】 以下、排気ラインにセンサを取り付けて測定する場合における、従来の一実施 例を図3を用いて説明する。 初めに、構成を説明する。 図中、1は被処理物であるウエハを処理するための真空処理室、2はウエハを 放電処理するための上部電極、3はウエハを放電処理するための下部電極、4は 導入ガスや処理ガスであるプロセスガスを吹出する吹出手段、5は吹出手段4に 設けられた導入ガスやプロセスガスを噴出する円形の噴出口、6は下部電極3を 保持する絶縁体、7は導入ガスやプロセスガスを真空処理室1に送り込む量を調 節する第1のバルブ、8は真空処理室1内を真空ポンプPによって減圧すること を調節する排気ライン10に設けられた第2のバルブ、9は排気ライン10に設 けられた粒子検出手段であるセンサ、11、12は切替えバルブをそれぞれ示す 。 なお、上部電極2は吹出手段4を含んだ状態で上部電極と呼ばれることもある 。
【0005】 次に、動作を説明する。 真空処理室1の構造及び真空ポンプPの能力等で決まる基礎圧力まで減圧され た真空処理室1内の圧力を第1のバルブ7,第2のバルブ8を調節して、プロセ スガスを真空処理室1内に導入して、不図示のウエハを処理するための圧力にな るように調節する。そして、この状態で、不図示のウエハを処理する。次に、ウ エハの処理終了後は第1のバルブ7を閉じ、第2のバルブ8を全開にして真空処 理室1内を真空ポンプPによって基礎圧力になるまで排気を行う。通常はこれら の工程を繰り返し行っているが、粒子検出時には第1のバルブ7,第2のバルブ 8を調節し、例えば、N2 (窒素)等の導入ガスにより真空処理室1内の圧力を 排気ライン10に設けられたセンサ9に粒子を運ぶことができる圧力まで高める 。 すなわち、この時、真空処理室1内を比較的高い圧力に一定に保つために第2 のバルブ8を適量開け真空ポンプPの排気によって真空処理室1から排気ライン 10の方向に導入ガスが流れ、粒子がこの導入ガス流に乗ってセンサ9へと運ば れ検出される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、センサを排気ラインに配置した場合、以下のような問題が生じ る場合がある。 ウエハ表面に膜を形成するCVD(ケミカル ベイパー ディポジション)装 置の場合、どのような物質の膜を形成するかによっても異なるが、ここでは、一 例として、タングステンCVD装置について説明する。 タングステンCVD装置の場合、ウエハ表面にタングステンの膜を形成するた めに、プロセスガス中にタングステンが含まれている。そして、このプロセスガ スを真空処理室1内に導入して、薄膜形成処理を行い、ウエハ表面にタングステ ン膜を形成する。この時、プロセスガスの全てがウエハ表面のタングステン膜を 形成するために使われるのではなく、かなりの割合でタングステン化合物が真空 処理室1内に付着したり、排気ライン10に運ばれ排気ライン10の内壁に付着 することが知られている。
【0007】 また、エッチング装置の場合においても、同様な問題が生じる場合がある。 ここでは、一例としてウエハ表面のAl(アルミニウム)のエッチングについ て説明する。 真空処理室1内にウエハを挿入して、そのウエハ表面のAl(アルミニウム) をエッチングする時、真空処理室1内には、AlCl3 (塩化アルミニウム)等 の反応生成物が生成される。このAlCl3 は、昇華点が約摂氏80度と高温の ため通常のエッチング処理工程では、真空処理室1内に付着したり、排気ライン 10に運ばれ排気ライン10の内壁に付着しやすいことが知られている。
【0008】 このような場合、これらのCVD装置やエッチング装置の排気ラインにセンサ を直接配置すると、センサの窓や光学系部品にこれらの反応生成物等が付着堆積 してしまう。従って、センサの粒子検出能力が低下し粒子検出精度が低下する。 また、その結果、得られた粒子検出データは、真空処理室内の正確な汚染状態を 示したものではない。 さらには、センサの窓や光学系部品に付着堆積したこれらの反応生成物等を取 り除くために、真空処理室装置を停止して、頻繁にセンサをクリーニングしなけ ればならかった。
【0009】 この考案はかかる従来の課題を解決するためになされたもので、その目的は、 真空処理室内の粒子を排気ラインの途中に形成したバイパスもしくはそのバイパ スに対して本道となる排気ライン部分に粒子検出手段を配置して、粒子検出時の み、粒子検出手段に真空処理室内からの導入ガス(排気ガス)を通すことによっ て、真空処理室内の粒子汚染状態を正確に測定することができる真空処理装置を 提供することにある。
【0010】
【課題を解決する手段】
この考案の真空処理装置は、被処理物を処理するための真空処理室と、該真空 処理室内の処理ガス、或いは、導入ガスを排気する真空ポンプと、前記真空処理 室と前記真空ポンプの間に設けられた排気ラインと、前記真空処理室と前記真空 ポンプとを連結する前記排気ラインの途中にバイパスを形成した真空処理装置で あって、 該バイパスもしくは該バイパスに対して本道となる排気ライン部分に、バルブ と粒子検出手段を配置してなることを特徴とする。
【0011】
【作用】
このような真空処理装置において、真空処理室内で被処理物を処理した後、そ の真空処理室内に導入ガスを導入して、真空処理室内の圧力を高める。さらに、 排気ラインの途中に設けられているバイパスもしくはバイパスに対して本道とな る排気ライン部分に設けられているそれぞれのバルブ調節することによって、粒 子検出時のみ、粒子検出手段に真空処理室内からの導入ガス(排気ガス)を通す 。
【0012】
【実施例】
図1は、この考案のー実施例である粒子検出装方法の概略説明図を示す。 初めに構成を説明する。 図中、101は排気ライン10の途中に設けられたバイパス、102は排気ラ イン10の途中に設けられたバイパス101に対する本道、81はバイパス10 1に設けられた第2のバルブ、82は本道102に設けられた第2のバルブ、そ の他、図3と同一符号は同一部分を示す。 次に、動作を説明する。 真空処理室1の構造及び真空ポンプPの能力等で決まる基礎圧力まで減圧され た真空処理室1内の圧力を第1のバルブ7と排気ライン10の本道102に設け られた第2のバルブ82を調節して、処理ガスであるプロセスガスを真空処理室 1内に導入して、不図示の被処理物であるウエハを処理するための圧力になるよ うに調節する。なお、この時、排気ライン10のバイパス101に設けられた第 2のバルブ81は閉じられた状態である。そして、この状態で、不図示のウエハ を処理する。次に、ウエハの処理終了後は第1のバルブ7を閉じ、第2のバルブ 82を全開にして真空処理室1内を真空ポンプPによって基礎圧力になるまで排 気を行う。
【0013】 通常はこれらの工程を繰り返し行っているが、粒子検出時には、初めに、排気 ライン10の本道102に設けられた第2のバルブ82を閉じた状態にする。そ して、第1のバルブ7と排気ライン10のバイパス101に設けられた第2のバ ルブ81を調節し、例えば、N2 (窒素)等の導入ガスにより真空処理室1内の 圧力を上げて、バイパス101に設けられたセンサ9に粒子を運び出し、粒子を 検出する。 すなわち、粒子検出期間中、真空処理室1内を比較的高い圧力に一定に保つた めに第2のバルブ81を適量開け真空ポンプPの排気によって真空処理室1から 排気ライン10のバイパス101にだけ導入ガス(排気ガス)を流し、粒子がこ の導入ガス流に乗ってセンサ9へと運ばれ検出される。 この粒子検出期間中は、実際のウエハ処理工程を行っていないため、導入ガス (排気ガス)がセンサ部を通過してもセンサの窓や光学系部品に反応生成物の付 着はほとんどない。
【0014】 この一実施例は、排気ライン10のバイパス101に粒子検出手段であるセン サ9を配置したが、他の実施例としては、排気ライン10のバイパス101に換 えて本道102にセンサ9を配置しても良い。 この場合、通常の排気工程の時は、センサ9が配置されている本道102に設 けられた第2のバルブ82を閉じた状態にして、バイパス101を使って、真空 処理室1内を排気する。 そして、粒子検出期間中は、排気ライン10のバイパス101に設けられた第 2のバルブ81を閉じた状態にして、本道102に設けられた第2のバルブ82 を調節して、真空処理室1から導入ガス(排気ガス)を本道102にだけ流し、 粒子がこの導入ガス流に乗ってセンサ9へと運ばれ検出される。
【0015】 さらに、他の実施例として、図2を用いて説明する。なお、図1と同一符号は 同一部分を示す。 図2は、排気ライン10のバイパス101と本道102が排気ライン10の途 中で一体になって真空処理室1につながるのではなく、それぞれ独立した状態で 真空処理室1の異なる位置につながっている。 また、図2で示す真空処理装置の通常の動作方法及び粒子検出方法は、前述し た図1と同様なのでここでは説明を省略する。
【0016】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、この考案によれば、排気ラインにバイパスを形成 することにより、通常の真空処理室内の排気工程は、排気ラインの本道を使って 排気する。一方、粒子検出期間中は、この排気ラインの本道をその本道に設けら れたバルブによって閉じ、粒子検出手段が配置されているバイパスにのみ、導入 ガス(排気ガス)を流して、粒子を検出する。この結果、粒子検出を行う時だけ 、粒子検出手段に導入ガス(排気ガス)が流れるので、粒子検出手段の窓や光学 系部品に、真空処理室内で発生した反応生成物等の付着堆積を防止することがで きる。従って、反応生成物の付着堆積の激しい装置においても、真空処理室内の 粒子汚染状態が正確に、再現性良く、測定できる。さらには、長期間、粒子検出 手段をクリーニングする必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この考案の真空処理装置の概略説明図
を示す。
【図2】図2は、この考案の真空処理装置の他の概略説
明図を示す。
【図3】図3は、従来の真空処理装置の概略説明図を示
す。
【符号の説明】
1 真空処理室 2 上部電極 3 下部電極 4 吹出手段 5 噴出口 6 絶縁体 7 第1のバルブ 8 第2のバルブ 81 第2のバルブ 82 第2のバルブ 9 センサ 10 排気ライン 101 バイパス 102 本道 11 切替えバルブ 12 切替えバルブ P 真空ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 信太郎 静岡県御殿場市駒門1−90 ウシオ電機株 式会社内 (72)考案者 内山 隆博 静岡県御殿場市駒門1−90 ウシオ電機株 式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物を処理するための真空処理室
    と、 該真空処理室内の処理ガス、或いは、導入ガスを排気す
    る真空ポンプと、 前記真空処理室と前記真空ポンプの間に設けられた排気
    ラインと、 前記真空処理室と前記真空ポンプとを連結する前記排気
    ラインの途中にバイパスを形成した真空処理装置であっ
    て、 該バイパスもしくは該バイパスに対して本道となる排気
    ライン部分に、バルブと粒子検出手段を配置してなるこ
    とを特徴とする真空処理装置。
JP9054592U 1992-12-11 1992-12-11 真空処理装置 Pending JPH0647850U (ja)

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