JPH0647761B2 - ヘルメツト - Google Patents

ヘルメツト

Info

Publication number
JPH0647761B2
JPH0647761B2 JP60212205A JP21220585A JPH0647761B2 JP H0647761 B2 JPH0647761 B2 JP H0647761B2 JP 60212205 A JP60212205 A JP 60212205A JP 21220585 A JP21220585 A JP 21220585A JP H0647761 B2 JPH0647761 B2 JP H0647761B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap body
honeycomb core
helmet
cap
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60212205A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6278205A (ja
Inventor
元 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aircraft Industry Co Ltd
Original Assignee
Showa Aircraft Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aircraft Industry Co Ltd filed Critical Showa Aircraft Industry Co Ltd
Priority to JP60212205A priority Critical patent/JPH0647761B2/ja
Publication of JPS6278205A publication Critical patent/JPS6278205A/ja
Publication of JPH0647761B2 publication Critical patent/JPH0647761B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はヘルメットに関する。
さらに詳しくは通気性に優れた特性を有するヘルメット
に関する。
「従来の技術」、「発明が解決しようとする問題点」 従来のヘルメットは殆んどすべてのものが頭部を密閉状
に覆う構造のため、通気性に難点を有し、頭部が蒸れ易
いという欠点があった。したがって、例えば、第6図に
示す如く、自転車利用者の事故による傷害の減少を図る
ため、規格(JIS)で制定された諸規定を満足するよ
う形成された帽体B、衝撃吸収ライナーC、顎紐Dおよ
び着装体Eとからなる自転車用のヘルメットAを着用し
て、特に、夏期、自転車に乗る場合には、頭部が著しく
蒸れ、激しい不快感を催すためについ着用を忌避しがち
なため、交通事故等の不慮の事故に遭遇する懸念があっ
た。
故に、通気性に優れ、特に、夏期、自転車に乗車する際
等に着用した場合においても、不快感を催すことがな
く、かつ安全、軽量性等にも優れたヘルメットの開発が
要望されていた。
「問題を解決するための手段」 本発明は上述の事情に鑑み、上記従来の問題点を解決す
べくなされたものであって、ハニカムコアで形成された
帽体本体部の少なくとも外表面に多孔板、メッシュ状材
等の通気材で形成した表面部材を添着して帽体部を構成
し、該帽体部の内面部に通気性を有するよう構成された
適宜着装体を設けるようにしたものである。
そして、このようなヘルメットにおいて、該帽体本体部
を形成するハニカムコアは、セル壁にて構成されたセル
の平面的集合体よりなり、そのセル壁そしてセルの開口
を内外方向に向けると共に、頭部に見合った略半球形状
に全体的に曲面変形されており、外部からの衝撃荷重に
対し、該セル壁の座屈により永久歪によってその衝撃エ
ネルギーを吸収可能となっている。
「作用」 開口率が95〜99%と大きく、通気性に優れており、
かつ座屈による永久歪によって一定の度合で衝撃エネル
ギーを吸収し、しかも反発作用を生じないという特性を
有すると共に、極めて軽量であるという性質もを備えた
ハニカムコアによって帽体本体部を形成し、該帽体本体
部の少なくとも外表面に通気材で形成した表面部材を添
着することによって帽体部を構成し、該帽体部の内面部
に通気性を有するよう構成された適宜着装体を設けた構
成よりなる。そこで、次の第1,第2,第3のようにな
る。第1に、帽体部の表面部材から吹き込んだ外部から
の風は、帽体本体部たるハニカムコアの内外方向に向け
られた各セル、そして着装体を経た後、頭部上部に直接
当たる。もってこのヘルメットは、通気性に優れてお
り、特に夏期に着用した場合に頭部が蒸れて不快感を催
すことがなくなる。
第2に、外部から衝撃荷重を受けた場合には、帽体本体
部たるハニカムコアの内外方向に向けられたセル壁の座
屈による永久歪によって、その衝撃エネルギーを吸収す
る。もってこのヘルメットは、衝撃荷重に耐え頭部に直
接的に衝撃が伝わることがなく、安全性に優れている。
第3に、ハニカムコアはセルの平面的集合体よりなり、
開口率が大きく軽量性に優れている。そしてこのヘルメ
ットは、このようなハニカムコアにて帽体本体部を形成
しているので、極めて軽量である。
「実施例」 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図乃至第4図において、1はヘルメット、2はヘル
メット1の帽体部であり、この帽体部2は以下の如く構
成されている。すなわちこの帽体部2は、第1図に示し
たように全体的に曲面変形され、もって頭部に見合った
略半球形状に形成されたハニカムコア製の帽体本体部3
と、この帽体本体部3の外表面に添着された多数の小孔
4a、4a…を有する多孔板で形成された表面部材4と
からなっている。なお、帽体本体部3を形成するための
ハニカムコアは、例えば、特公昭47−41851号
(第2図参照)で示されている如く、金属若しくは非金
属材の箔状素材で所定のセル形状、セルサイズ、厚さに
成形された平板状のハニカムコアの曲成予定部位におけ
る各セル壁21、21…に、これらのセル壁21、21
…が完全に切断することなくハニカムコアの一方の端面
側から、または両端面側から対向して各セル壁21、2
1…にハニカムコアの厚さ方向に沿って適宜の切込2
2、22…を形成して曲面変形を可能にした曲面成形用
のハニカムコア20、または実願昭56−157525
号(実開昭58−66056号公報参照)(第3図参
照)、特願昭59−45552号(特開昭60−190
340号公報参照(第4図参照)に示されている如く、
通常の展張によって略正六角形状のセルの平面的集合体
よりなるよう成形されたハニカムコアを、さらに展張方
向Wに所定量オーバーエキスパンドするか、或いは、未
展張状態に成形されたハニカムコアを、それを構成する
各箔状素材24、24…の長手方向(リボン方向)Lに
略沿って引張るよう加えられた力によって展張し、それ
ぞれ展張されたハニカムコアが略四辺形状の平面形状を
呈するセル23、23…の平面的集合体で構成されてい
るように成形された曲面成形用のハニカムコア30、4
0等を用いることによって、セル壁の折れ、接着部分の
剥離が生ずることなく、略均一の対衝撃吸収特性を有す
る高精度の略半球形状の帽体本体部3を構成するハニカ
ムコアを得ることができる。
いずれにしても、この帽体部2の帽体本体部3を形成す
るハニカムコアは、例えば第2図,第3図,第4図等に
示したように、セル壁21(箔状素材24)にて形成さ
れた中空柱状のセル23の平面的集合体よりなると共
に、第1図中にも示したように、そのセル壁21そして
セル23の開口を、内外方向つまり頭部と外部方向に向
けてなる。そして、外部からの衝撃荷重に対しては、セ
ル壁21の座屈による永久歪によって、その衝撃エネル
ギーを吸収可能となっている。
5は帽体部2の内面両側下端部にその基端部をそれぞれ
止着して設けられた顎紐であり、ヘルメット1を着用し
互いの顎紐D5の先端部に設けられた係止具(図示せ
ず)を係止することによって、ヘルメット1が頭部から
脱落しないよう構成されている。
6は帽体部2の内面部に設けられた着装体であり、この
着装体6は以下の如く構成されている。すなわち、それ
ぞれの基端部を帽体部2の下端部内周面に互いに所定間
隔を隔てて止着して設けられた複数の帯状織布で形成さ
れたハンモック部材7、7…と、これら各ハンモック部
材7、7…の自由端に形成された環状係止部7a、7a
…内に挿通され、ヘルメット1を着用した際、頭部と帽
体部2の頂部内周面間に所定の空間部が存するよう配設
された環紐8と、帽体部2の下端部内周面に設けられた
通気孔9a、9a…を有するサイドクッション部材9に
より構成されている。なお、10は表面部材4に一体形
成された庇である。
本発明は上述の如き構成よりなるので、例えば、夏期、
自転車に乗車する際に着用した場合においても、表面部
材4の小孔4a、4a…から吹き込んだ風はハニカムコ
ア製の帽体本体部3を経て、直接頭部上部に当たり、ま
たサイドクッション部材9に当接している部分にも、サ
イドクッション部材8に設けられた通気孔9a、9a…
から風が吹き込んでくるため、頭部が蒸れ不快感を催す
ことはない。またヘルメット1が衝撃を受けた場合には
ハニカムコア製の帽体本体部3が衝撃エネルギーを吸収
するため、頭部に直接衝撃が伝わることはない。
これらについて詳述すると、次のとおり。すなわち第1
図に示したように、このヘルメット1にあっては、まず
第1に、帽体部2の表面部材4の小孔4a、4a・・・
から吹き込んだ外部からの風は、まず帽体本体部3たる
ハニカムコアの内外方向に向けられた各セル23(第3
図,第4図を参照)、そして着装体6のサイドクッショ
ン部材9の通気孔9a、9a・・・・等を経た後、頭部
上部に直接当たる。このように、このヘルメット1は通
気性に優れており、特に夏期において着用した場合に、
頭部が蒸れて不快感を催すことはなくなる。
第2に、外部から衝撃荷重を受けた場合には、帽体本体
部3たるハニカムコアの内外方向に向けられたセル壁2
1(第2図、更に第3図、第4図の箔状素材24等も参
照)を座屈を開始し、セル壁21の座屈進行による永久
歪・変形によって、この衝撃エネルギーを吸収する。も
って、このヘルメット1は、衝撃荷重に耐え頭部に直接
的に衝撃が伝わることがなく、安全性に優れている。
第3に、ハニカムコアは各セル23の平面的集合体より
なり、開口率が大きく、軽量性に優れている。そしてこ
のヘルメット1は、このようなハニカムコアにて帽体本
体部3を形成しているので、極めて軽量である。
第5図は本発明の他の実施例を示すもので、この実施例
においてはハニカムコ製の帽体本体部3の内表面にも多
数の小孔14a、14a…を有する多孔板で形成された
内部表面部材14が添着されている。よって、この実施
例によれば、帽体本体部3を構成するハニカムコアの材
質、密度および厚さ等が同一でハニカムコアの強度が同
一の場合、より強固な帽体本体部3が得られるため、よ
り大きな衝撃に耐えることができるヘルメット1を成形
することができる。なお、この実施例における着装体1
6は、帽体本体部3の内表面に添着された内部表面部材
14の小孔14a、14a…と対応する位置関係に通気
孔9a、9a…を設けたサイドクッション部材9と、帽
体部2の頂部内周面に設けられた内部表面部材14の小
孔14a、14a…と連通するよう形成された通気孔若
しくは通気溝(図示せず)を有するヘッドクッション部
材11と、ヘルメット1を着用した際、両耳部に対応す
る位置関係に帽体部2の両側下部に懸装された耳覆部材
12により構成されている。
なお、上述の各実施例は、帽体部2を構成する表面部材
4、14を多孔板で形成する構成について説明したが、
表面部材4、14の構成は実施例に限定されるものでは
なく、例えば、メッシュ状材で形成する構成であっても
よい。
本発明に係るヘルメット1は帽体本体部3をハニカムコ
アで形成する構成よりなるので、ハニカムコアの材質、
密度等を設定することによって、容易に所定の衝撃荷重
に耐え得るヘルメット1を成形することができる。
また、例えば、部分的に衝撃を受けて、表面部材がハニ
カムコアから剥離した場合においても、ハニカムコアが
衝撃を吸収するという作用は損なわれないため、極めて
安全性に優れたヘルメットが得られる。
「発明の効果」 以上、詳述した如く本発明に係るヘルメットによれば、
帽体部が通気性を有するよう構成されていると共に、帽
体部の内面部に設けられた着装体も通気性を有するよう
構成されているため、例えば、特に、夏期、自転車に乗
車する際等に着用した場合においても頭部が蒸れ、不快
感を催すことはない。また帽体本体部を構成するハニカ
ムコアが衝撃エネルギーを吸収するため、安全性にも優
れており、更に軽量でもある等、その有する効果は顕著
にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す縦断面図、第2図乃至第
4図は曲面成形用のハニカムコアを示すもので、第2図
は一実施例の要部の縦断面図、第3図、第4図はそれぞ
れ曲面成形用のハニカムコアの他の実施例の要部の平面
図、第5図は本発明の他の実施例の縦断面図、第6図は
従来例の縦断面図である。 図中1はヘルメット、2は帽体部、3は帽体本体部、4
は表面部材、4a、14aは小孔、5は顎紐、6、16
は着装体、7はハンモック部材、7aは環状係止部、8
は環紐、9はサイドクッション、9aは通気孔、10は
庇、11はヘッドクッション部材、12は耳覆部材、1
4は内部表面部材、21はセル壁、22は切込、23は
セル、24は箔状素材、20、30、40は曲面成形用
のハニカムコア、Wは展張方向、Lは箔状素材の長手方
向(リボン方向)である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハニカムコアで形成された帽体本体部の少
    なくとも外表面に多孔板、メッシュ状材等の通気材で形
    成した表面部材を添着して帽体部を構成し、該帽体部の
    内面部に通気性を有するよう構成された適宜着装体を有
    してなり、 該帽体本体部を形成するハニカムコアは、セル壁にて構
    成されたセルの平面的集合体よりなり、そのセル壁そし
    てセルの開口を内外方向に向けると共に、頭部に見合っ
    た略半球形状に全体的に曲面変形されており、外部から
    の衝撃荷重に対し、該セル壁の座屈による永久歪によっ
    てその衝撃エネルギーを吸収可能となっていること、を
    特徴とするヘルメット。
JP60212205A 1985-09-27 1985-09-27 ヘルメツト Expired - Lifetime JPH0647761B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60212205A JPH0647761B2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27 ヘルメツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60212205A JPH0647761B2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27 ヘルメツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6278205A JPS6278205A (ja) 1987-04-10
JPH0647761B2 true JPH0647761B2 (ja) 1994-06-22

Family

ID=16618661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60212205A Expired - Lifetime JPH0647761B2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27 ヘルメツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0647761B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7191396B2 (ja) * 2020-11-30 2022-12-19 株式会社谷沢製作所 ヘルメット

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56156834U (ja) * 1980-04-23 1981-11-24
JPS587832U (ja) * 1981-07-03 1983-01-19 市川 征二 空冷ヘルメツト
JPS5933724U (ja) * 1982-08-21 1984-03-02 昭栄化工株式会社 ヘルメツト

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6278205A (ja) 1987-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101081672B1 (ko) 안전헬멧용 두부보호체와 이러한 두부보호체를 구비한안전헬멧
US6817039B1 (en) Protective helmet, such as firefighter's helmet, with inner pads
US10736373B2 (en) Helmet with shock absorbing inserts
KR930007472Y1 (ko) 헬 멧
US5343569A (en) Protective helmet containing dye capsules
JPS5851041B2 (ja) ツメモノコウゾウタイ
US2739309A (en) Headgear structure
US20050278832A1 (en) Infant protective head covering
JP5091197B2 (ja) 簡易組み立て帽子
JPH0647761B2 (ja) ヘルメツト
KR20060089967A (ko) 안전모용 내피 및 이를 구비한 안전모
KR100406219B1 (ko) 헬멧
CN214407176U (zh) 一种减震透气的军警防弹头盔
JPH09105013A (ja) ヘルメット
JP2001003220A (ja) ヘルメット
CA1230702A (en) Inflatable baffled liner for protective headgear and other protective equipment
JP5994732B2 (ja) 帽子用保護具及び帽子
JP2001115325A (ja) 簡易組立式保護帽
CN216906983U (zh) 一种轻质防护软帽
JPH09105015A (ja) ヘルメット用緩衝材の製造方法
JPS6315313Y2 (ja)
CN216568574U (zh) 一种建筑工程施工管理用的安全帽
KR20230148996A (ko) 단열 차양 모자
JPH0638093Y2 (ja) ヘルメットの帽体
JP3017309U (ja) 透湿性ヘルメット