JPH0647639A - 回転物保持体の傾き調節装置 - Google Patents
回転物保持体の傾き調節装置Info
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- JPH0647639A JPH0647639A JP22218892A JP22218892A JPH0647639A JP H0647639 A JPH0647639 A JP H0647639A JP 22218892 A JP22218892 A JP 22218892A JP 22218892 A JP22218892 A JP 22218892A JP H0647639 A JPH0647639 A JP H0647639A
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- holder
- base
- respect
- rotating object
- axis
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チャックやコレット等の回転物保持体を保持
するホルダーをベース側に対して任意の傾きを得ること
について、構成部材の加工や組立が簡便で結果的にコス
トが安く、前記傾きの再調節が簡便な回転物保持体の傾
き調節装置を提供する。更には、前記傾きの調節及び再
調節を短時間で行わせる。 【構成】 回転物保持体を保持するホルダーとベースの
間に、ホルダーの軸線に対して半径方向に送り可能であ
って、且つベース側に対してホルダーの傾きを調節する
ための複数個のスペーサを介在した。更には、スペーサ
を自動送りとした。 【効果】 スペーサをホルダーの軸線に対する半径方向
に送ることで、ホルダーをベース側に対して任意の傾き
を得る。更に、スペーサを自動送りすることで、ホルダ
ーをベース側に対する傾きが自動制御できる。
するホルダーをベース側に対して任意の傾きを得ること
について、構成部材の加工や組立が簡便で結果的にコス
トが安く、前記傾きの再調節が簡便な回転物保持体の傾
き調節装置を提供する。更には、前記傾きの調節及び再
調節を短時間で行わせる。 【構成】 回転物保持体を保持するホルダーとベースの
間に、ホルダーの軸線に対して半径方向に送り可能であ
って、且つベース側に対してホルダーの傾きを調節する
ための複数個のスペーサを介在した。更には、スペーサ
を自動送りとした。 【効果】 スペーサをホルダーの軸線に対する半径方向
に送ることで、ホルダーをベース側に対して任意の傾き
を得る。更に、スペーサを自動送りすることで、ホルダ
ーをベース側に対する傾きが自動制御できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、チャックやコレット
等の回転物保持体において、保持された回転物保持体の
軸線の方向を所定の方向に調節する、いわゆる傾き調節
に関する。
等の回転物保持体において、保持された回転物保持体の
軸線の方向を所定の方向に調節する、いわゆる傾き調節
に関する。
【0002】
【従来の技術】チャックやコレット等の回転物保持体の
保持装置は、従来、エアスピンドル等に取付けられるベ
ースと、回転物保持体を保持するホルダーとから主に構
成されていた。
保持装置は、従来、エアスピンドル等に取付けられるベ
ースと、回転物保持体を保持するホルダーとから主に構
成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】回転物保持体の保持装
置では、ベース側に対するホルダーの軸線の傾きを所定
方向に確保するために、構成部材、特にベースとホルダ
ーの接触係合面を精度の極めて高い仕上げを行い、且つ
精度の高い組立を行っていた。このため、加工及び組立
が煩雑になるという問題があった。同様に、使用に伴
い、ベース側に対するホルダーの軸線の傾きが所定方向
から外れた際には、構成部材を分解、再加工及び再組立
を行うことで、ベースに対するホルダーの軸線の傾きを
所定方向に再確保する。が、これらは、大変に煩雑で手
間取る作業であり、結果的にコストが割高になるという
問題があった。
置では、ベース側に対するホルダーの軸線の傾きを所定
方向に確保するために、構成部材、特にベースとホルダ
ーの接触係合面を精度の極めて高い仕上げを行い、且つ
精度の高い組立を行っていた。このため、加工及び組立
が煩雑になるという問題があった。同様に、使用に伴
い、ベース側に対するホルダーの軸線の傾きが所定方向
から外れた際には、構成部材を分解、再加工及び再組立
を行うことで、ベースに対するホルダーの軸線の傾きを
所定方向に再確保する。が、これらは、大変に煩雑で手
間取る作業であり、結果的にコストが割高になるという
問題があった。
【0004】又、組立及び再組立において、ホルダーを
ベース側に対して所定の傾き状態にさせるには多くの時
間と手間を必要とするという問題があった。この発明
は、上記の事情に鑑みてまされたものであり、一つに
は、ベース側に対するホルダーの任意の傾きを得ること
に対し、構成部材の加工や組立が簡単で結果的にコスト
が安く、二つには、組立及び再組立の際に、簡便で僅か
な時間でホルダーをベース側に対して所定の傾き状態に
させ得る回転物保持体の傾き調節装置を提供するもので
ある。
ベース側に対して所定の傾き状態にさせるには多くの時
間と手間を必要とするという問題があった。この発明
は、上記の事情に鑑みてまされたものであり、一つに
は、ベース側に対するホルダーの任意の傾きを得ること
に対し、構成部材の加工や組立が簡単で結果的にコスト
が安く、二つには、組立及び再組立の際に、簡便で僅か
な時間でホルダーをベース側に対して所定の傾き状態に
させ得る回転物保持体の傾き調節装置を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、回転物保持
体を保持するホルダーとベースの間に、ホルダーの軸線
に対して半径方向に送り可能であって、且つベース側に
対してホルダーの傾きを調整するための複数個のスペー
サを介在させてなる回転物保持体の傾き調節装置であ
る。その詳細な構成は、(クレーム1そのもの)であ
る。スペーサを軸線に対し半径方向に送りする手段とし
て、送りネジを用いる方法、圧電素子を用いる方法等が
挙げられる。もう一つの発明は、上記の発明に加えて、
複数個のスペーサを自動送りとした回転物保持体の傾き
調節装置である。その詳細な構成は、(クレーム2その
もの)である。
体を保持するホルダーとベースの間に、ホルダーの軸線
に対して半径方向に送り可能であって、且つベース側に
対してホルダーの傾きを調整するための複数個のスペー
サを介在させてなる回転物保持体の傾き調節装置であ
る。その詳細な構成は、(クレーム1そのもの)であ
る。スペーサを軸線に対し半径方向に送りする手段とし
て、送りネジを用いる方法、圧電素子を用いる方法等が
挙げられる。もう一つの発明は、上記の発明に加えて、
複数個のスペーサを自動送りとした回転物保持体の傾き
調節装置である。その詳細な構成は、(クレーム2その
もの)である。
【0006】
【作用】一の発明においては、スペーサがベースの半径
方向に送られると、スペーサがベース又は/及びホルダ
ーの凹面若しくは凸面に従って移動し、ベースとホルダ
ーとの距離が変化する。二の発明においては、ベース側
に対してホルダーの軸線が所定の傾きになるように、複
数個のスペーサは自動的にホルダーの軸線に対して半径
方向に送られる。
方向に送られると、スペーサがベース又は/及びホルダ
ーの凹面若しくは凸面に従って移動し、ベースとホルダ
ーとの距離が変化する。二の発明においては、ベース側
に対してホルダーの軸線が所定の傾きになるように、複
数個のスペーサは自動的にホルダーの軸線に対して半径
方向に送られる。
【0007】
【実施例】この発明を、図1〜図7に示す実施例に基づ
いて詳述する。しかし、この実施例によって、この発明
が限定されるものではない。一の発明に関わる回転物保
持体の傾き調節装置1は、図1〜図6に示すように、ホ
ルダー7と、ベース8と、6個のスペーサ9が設けられ
ている。更に、回転物保持体の傾き調節装置1は、回転
物保持体の心出しを行う手段が設けられている。つま
り、図1〜図6に示すように、基板2と、板部材3及び
4と、作動体5及び6が備えられている。基板2と板部
材3の間にクロスローラガイド10及び11が介在さ
れ、板部材3は基板2に対して、心出しすべき回転物保
持体の軸線と直交する方向である矢印X方向にスライド
可能となっている。
いて詳述する。しかし、この実施例によって、この発明
が限定されるものではない。一の発明に関わる回転物保
持体の傾き調節装置1は、図1〜図6に示すように、ホ
ルダー7と、ベース8と、6個のスペーサ9が設けられ
ている。更に、回転物保持体の傾き調節装置1は、回転
物保持体の心出しを行う手段が設けられている。つま
り、図1〜図6に示すように、基板2と、板部材3及び
4と、作動体5及び6が備えられている。基板2と板部
材3の間にクロスローラガイド10及び11が介在さ
れ、板部材3は基板2に対して、心出しすべき回転物保
持体の軸線と直交する方向である矢印X方向にスライド
可能となっている。
【0008】基板2には、心出しすべき回転物保持体の
軸線と直交し且つ矢印X方向とも直交の方向である矢印
Y方向に延びる凹部12及びこの凹部12に連通するメ
ネジ孔13が形成され、板部材3には、凹部12の対向
部に矢印Y方向と3゜の角度を有して伸びる溝部14が
形成されている。そうして、基板2と板部材3の間に、
凹部13及び溝部14に係合し矢印Y方向にネジ送りさ
れる作動体5が介在されている。つまり、作動体5は、
凹部12に嵌合し矢印Y方向にスライド可能な基部15
と、溝部14に嵌合し矢印Y方向に3゜の角度の方向に
スライド可能な凸部16が備えられ、メネジ通孔13に
螺合するネジ送り部材17が挿通係止する通孔18が形
成されている。
軸線と直交し且つ矢印X方向とも直交の方向である矢印
Y方向に延びる凹部12及びこの凹部12に連通するメ
ネジ孔13が形成され、板部材3には、凹部12の対向
部に矢印Y方向と3゜の角度を有して伸びる溝部14が
形成されている。そうして、基板2と板部材3の間に、
凹部13及び溝部14に係合し矢印Y方向にネジ送りさ
れる作動体5が介在されている。つまり、作動体5は、
凹部12に嵌合し矢印Y方向にスライド可能な基部15
と、溝部14に嵌合し矢印Y方向に3゜の角度の方向に
スライド可能な凸部16が備えられ、メネジ通孔13に
螺合するネジ送り部材17が挿通係止する通孔18が形
成されている。
【0009】従って、ネジ送り部材17を操作して作動
体5を矢印Yの方向にネジ送りすると、その送りの量と
3゜の角度の正接(tangent)との積だけ、基板
2と板部材3が矢印Xの方向に相対的にスライドする。
ネジ送り部材17の1ピッチが0.5mmの場合に、殆ど
の作業者が手動で確実に回転できる最小の角度を5゜と
すると、基板2に対して板部材3を矢印X方向に、最小
単位が以下に示す距離でスライドさせることができる。 0.5mm×5゜÷300゜×tan3゜≒ 0.36μm 尚、基板2と板部材3の間にクランプ手段が介在され、
ネジ送り部材17の操作によって板部材3の基板2に対
して矢印X方向の位置が得られる、つまり矢印X方向の
心出しが得られると、その位置を保持されるように構成
されている。クランプ手段は、板部材3にネジ止め固定
されるブロック19と、基板2に形成され、ブロック1
9を収納する凹部20と、基板2に形成したメネジ孔2
1に螺合し、ブロック19に当接してブロック19の位
置を規制するオネジ棒22から主に構成されている。
体5を矢印Yの方向にネジ送りすると、その送りの量と
3゜の角度の正接(tangent)との積だけ、基板
2と板部材3が矢印Xの方向に相対的にスライドする。
ネジ送り部材17の1ピッチが0.5mmの場合に、殆ど
の作業者が手動で確実に回転できる最小の角度を5゜と
すると、基板2に対して板部材3を矢印X方向に、最小
単位が以下に示す距離でスライドさせることができる。 0.5mm×5゜÷300゜×tan3゜≒ 0.36μm 尚、基板2と板部材3の間にクランプ手段が介在され、
ネジ送り部材17の操作によって板部材3の基板2に対
して矢印X方向の位置が得られる、つまり矢印X方向の
心出しが得られると、その位置を保持されるように構成
されている。クランプ手段は、板部材3にネジ止め固定
されるブロック19と、基板2に形成され、ブロック1
9を収納する凹部20と、基板2に形成したメネジ孔2
1に螺合し、ブロック19に当接してブロック19の位
置を規制するオネジ棒22から主に構成されている。
【0010】又、板部材3と板部材4の間にクロスロー
ラガイド23及び24が介在され、板部材4は板部材3
に対して、心出しすべき回転物保持体の軸線と直交し且
つ矢印X方向とも直交する方向である矢印Y方向にスラ
イド可能となっている。板部材3には、矢印X方向に延
びる凹部25及びこの凹部25に連通するメネジ通孔2
6が形成され、板部材4には、凹部25の対向部に矢印
X方向と3゜の角度を有して伸びる溝部27が形成され
ている。そうして、板部材3と板部材4の間に、凹部2
5及び溝部27に係合し矢印X方向にネジ送りされる作
動体6が介在されている。つまり、作動体6は、凹部2
5に嵌合し矢印X方向にスライド可能な基部28と、溝
部27に嵌合し矢印X方向に3゜の角度の方向にスライ
ド可能な凸部29が備えられ、メネジ通孔26に螺合す
るネジ送り部材30が挿通する通孔31が形成されてい
る。
ラガイド23及び24が介在され、板部材4は板部材3
に対して、心出しすべき回転物保持体の軸線と直交し且
つ矢印X方向とも直交する方向である矢印Y方向にスラ
イド可能となっている。板部材3には、矢印X方向に延
びる凹部25及びこの凹部25に連通するメネジ通孔2
6が形成され、板部材4には、凹部25の対向部に矢印
X方向と3゜の角度を有して伸びる溝部27が形成され
ている。そうして、板部材3と板部材4の間に、凹部2
5及び溝部27に係合し矢印X方向にネジ送りされる作
動体6が介在されている。つまり、作動体6は、凹部2
5に嵌合し矢印X方向にスライド可能な基部28と、溝
部27に嵌合し矢印X方向に3゜の角度の方向にスライ
ド可能な凸部29が備えられ、メネジ通孔26に螺合す
るネジ送り部材30が挿通する通孔31が形成されてい
る。
【0011】従って、ネジ送り部材30を操作して作動
体6を矢印Xの方向にネジ送りすると、その送り量と3
゜の角度の正接(tangent)との積だけ、板部材
3と板部材4が矢印Yの方向に相対移動する。ネジ送り
部材30の1ピッチが0.5mmの場合に、殆どの作業者
が手動で確実に回転できる最小の角度を5゜とすると、
板部材3に対して板部材4を矢印Y方向に、最小単位が
以下に示す距離でスライドさせることができる。 0.5mm×5゜÷360゜×tan3゜≒ 0.36μm 尚、板部材3と板部材4の間にクランプ手段が介在さ
れ、ネジ送り部材30の操作によって板部材4の板部材
3に対して矢印Y方向の位置が得られる、つまり矢印Y
方向の心出し得られると、その位置を保持されるように
構成されている。クランプ手段は、板部材4にネジ止め
固定されるブロック32と、板部材3に形成され、ブロ
ック32を収納する凹部33と、板部材3に形成したメ
ネジ孔34に螺合し、ブロック34に当接してブロック
32の位置を規制するネジ棒(図示省略)から主に構成
されている。
体6を矢印Xの方向にネジ送りすると、その送り量と3
゜の角度の正接(tangent)との積だけ、板部材
3と板部材4が矢印Yの方向に相対移動する。ネジ送り
部材30の1ピッチが0.5mmの場合に、殆どの作業者
が手動で確実に回転できる最小の角度を5゜とすると、
板部材3に対して板部材4を矢印Y方向に、最小単位が
以下に示す距離でスライドさせることができる。 0.5mm×5゜÷360゜×tan3゜≒ 0.36μm 尚、板部材3と板部材4の間にクランプ手段が介在さ
れ、ネジ送り部材30の操作によって板部材4の板部材
3に対して矢印Y方向の位置が得られる、つまり矢印Y
方向の心出し得られると、その位置を保持されるように
構成されている。クランプ手段は、板部材4にネジ止め
固定されるブロック32と、板部材3に形成され、ブロ
ック32を収納する凹部33と、板部材3に形成したメ
ネジ孔34に螺合し、ブロック34に当接してブロック
32の位置を規制するネジ棒(図示省略)から主に構成
されている。
【0012】回転物保持体の傾きを調整装置1におい
て、ホルダー7は、チャックやコレット等の回転物保持
体を保持するのである。ベース8は、ドーナツ板の外周
に軸方向に伸びるフランジ部35が形成されてなり、ホ
ルダー7と共に板部材4にビス止固定される構成になっ
ている。ベース8の板部材4側の面は、平らな面になっ
ている。ベース8の板部材4側と逆の面は、ホルダー7
の軸線を中心として凹面36に形成されている。互いに
対向するホルダー7とベース8の間には、6個のスペー
サ9が介在されている。スペーサ9は、同一円周上の定
位置に配置すると、スペーサ9のベース8と対向する面
が、ベース8の凹面36と対応する凸面37に形成され
ている。ホルダー7、及びスペーサ9のホルダー7と対
向する面は共に、平らに形成されている。
て、ホルダー7は、チャックやコレット等の回転物保持
体を保持するのである。ベース8は、ドーナツ板の外周
に軸方向に伸びるフランジ部35が形成されてなり、ホ
ルダー7と共に板部材4にビス止固定される構成になっ
ている。ベース8の板部材4側の面は、平らな面になっ
ている。ベース8の板部材4側と逆の面は、ホルダー7
の軸線を中心として凹面36に形成されている。互いに
対向するホルダー7とベース8の間には、6個のスペー
サ9が介在されている。スペーサ9は、同一円周上の定
位置に配置すると、スペーサ9のベース8と対向する面
が、ベース8の凹面36と対応する凸面37に形成され
ている。ホルダー7、及びスペーサ9のホルダー7と対
向する面は共に、平らに形成されている。
【0013】スペーサ9は、同一円周上の定位置に配置
すると、それぞれ互いに独立してホルダー7の軸線に対
して半径方向へのネジ送りが可能に構成されている。つ
まり、各スペーサ9は、ホルダー7の軸線に対し半径方
向に進むメネジ部38が形成されると共に、ベース8の
フランジ部35に形成した孔39を係合された送りネジ
40がメネジ部38に螺合されている。回転物保持体の
傾き調節装置1は、上述したように構成されている。従
って、送りネジ40を回転操作すると、スペーサ9はベ
ース8の半径方向にネジ送りされて、スペーサ9がベー
ス8の凹面に沿って移動し、各スペーサ9を介在させて
いる部位のベース8とホルダー7との距離が変化する。
一平面は三点で決まることより、ホルダー7のベース8
に体する傾きは、ホルダー7とベース8に介在されたス
ペーサ9のうちより大きくホルダー7とベース8を離隔
させている少なくとも3個のスペーサ9によって決まる
平面の傾きを調節することで、つまりスペーサ9のホル
ダー7の軸線に対する送りの量を調節することでベース
8に対するホルダー7の傾きを調節することができる。
すると、それぞれ互いに独立してホルダー7の軸線に対
して半径方向へのネジ送りが可能に構成されている。つ
まり、各スペーサ9は、ホルダー7の軸線に対し半径方
向に進むメネジ部38が形成されると共に、ベース8の
フランジ部35に形成した孔39を係合された送りネジ
40がメネジ部38に螺合されている。回転物保持体の
傾き調節装置1は、上述したように構成されている。従
って、送りネジ40を回転操作すると、スペーサ9はベ
ース8の半径方向にネジ送りされて、スペーサ9がベー
ス8の凹面に沿って移動し、各スペーサ9を介在させて
いる部位のベース8とホルダー7との距離が変化する。
一平面は三点で決まることより、ホルダー7のベース8
に体する傾きは、ホルダー7とベース8に介在されたス
ペーサ9のうちより大きくホルダー7とベース8を離隔
させている少なくとも3個のスペーサ9によって決まる
平面の傾きを調節することで、つまりスペーサ9のホル
ダー7の軸線に対する送りの量を調節することでベース
8に対するホルダー7の傾きを調節することができる。
【0014】二の発明である回転物保持体の傾き調節装
置1aは、図7に示すように、回転物保持体の傾き調節
装置1と主構成を同じくしている。回転物保持体の傾き
調節装置1aは、更に、ホルダー7aのベース8aに対
する傾きを検出し、その検出結果に基づきホルダー7a
の軸線が保持する回転物保持体の軸線と同じ向きとなる
ように6個のスペーサ9aを自動送りするための手段が
備えられている。つまり、回転物保持体の傾き調節装置
1aには、ベース8a側に対するホルダー7aの傾きを
検出する検出手段と、6個のスペーサ9aをホルダー7
aの軸線に対して半径方向に送る出力手段と、検出手段
からの信号に基づき、ベース8a側に対するホルダー7
aの軸線の傾きが所定方向に一致するように出力手段の
出力量を演算して制御する演算制御手段45aが備えら
れている。
置1aは、図7に示すように、回転物保持体の傾き調節
装置1と主構成を同じくしている。回転物保持体の傾き
調節装置1aは、更に、ホルダー7aのベース8aに対
する傾きを検出し、その検出結果に基づきホルダー7a
の軸線が保持する回転物保持体の軸線と同じ向きとなる
ように6個のスペーサ9aを自動送りするための手段が
備えられている。つまり、回転物保持体の傾き調節装置
1aには、ベース8a側に対するホルダー7aの傾きを
検出する検出手段と、6個のスペーサ9aをホルダー7
aの軸線に対して半径方向に送る出力手段と、検出手段
からの信号に基づき、ベース8a側に対するホルダー7
aの軸線の傾きが所定方向に一致するように出力手段の
出力量を演算して制御する演算制御手段45aが備えら
れている。
【0015】ベース8a側に対するホルダー7aの傾き
を検出する検出手段は、スペーサ9aと同様にホルダー
7aの軸線をほぼ中心とする一円上に配設され、ホルダ
ー7aの軸線に対する半径方向の変位を検出する6個の
変位検出器41aと、基板2aに固定されて変位検出器
41aを定位置に保持する保持金具42aから主に構成
されている。スペーサ9aをホルダー7aの軸線に対し
て半径方向に送る出力手段は、スペーサ9aに形成され
たメネジ部38aと、ベース8aのフランジ部35aに
挿通して回転可能で支持され、メネジ部38aに螺合す
る送りネジ40aと、回転力を出力するギヤードモータ
43aと、ギヤードモータ43aの出力軸と送りネジ4
0aを連結するジョイント44aから主に構成されてい
る。
を検出する検出手段は、スペーサ9aと同様にホルダー
7aの軸線をほぼ中心とする一円上に配設され、ホルダ
ー7aの軸線に対する半径方向の変位を検出する6個の
変位検出器41aと、基板2aに固定されて変位検出器
41aを定位置に保持する保持金具42aから主に構成
されている。スペーサ9aをホルダー7aの軸線に対し
て半径方向に送る出力手段は、スペーサ9aに形成され
たメネジ部38aと、ベース8aのフランジ部35aに
挿通して回転可能で支持され、メネジ部38aに螺合す
る送りネジ40aと、回転力を出力するギヤードモータ
43aと、ギヤードモータ43aの出力軸と送りネジ4
0aを連結するジョイント44aから主に構成されてい
る。
【0016】演算制御手段45aは、変位検出器41a
からの検出信号に基づき、つまり、6個の変位検出器4
1aの求める、ベース8a側である基板2aの特定の位
置からホルダー7a(実質的には、ホルダー7aの軸
線)までの6個の距離に基づいて、ベース8aに対する
ホルダー7aの傾きの方向及び程度を演算し、更に、こ
の傾きをホルダー7aの軸線のベース8a側に対する傾
きに変換する演算部(図示省略)が設けられている。演
算制御手段45aは、更に、前記演算部が、演算結果に
基づいて、ホルダー7aの軸線の傾きがベース8a側の
軸線傾きと一致するための各スペーサ9aの位置、つま
りギヤードモータ43a出力させるべき量を演算するも
のである。演算制御手段45aは、演算部からギヤード
モータ43aの出力させるべき量を受けて、ギヤードモ
ータ43aの出力を制御する制御部(図示省略)が設け
られている。
からの検出信号に基づき、つまり、6個の変位検出器4
1aの求める、ベース8a側である基板2aの特定の位
置からホルダー7a(実質的には、ホルダー7aの軸
線)までの6個の距離に基づいて、ベース8aに対する
ホルダー7aの傾きの方向及び程度を演算し、更に、こ
の傾きをホルダー7aの軸線のベース8a側に対する傾
きに変換する演算部(図示省略)が設けられている。演
算制御手段45aは、更に、前記演算部が、演算結果に
基づいて、ホルダー7aの軸線の傾きがベース8a側の
軸線傾きと一致するための各スペーサ9aの位置、つま
りギヤードモータ43a出力させるべき量を演算するも
のである。演算制御手段45aは、演算部からギヤード
モータ43aの出力させるべき量を受けて、ギヤードモ
ータ43aの出力を制御する制御部(図示省略)が設け
られている。
【0017】回転物保持体の傾き調節装置1aは、上述
したように構成されている。従って、ホルダー7aに回
転物保持体であるチャック(図示省略)を保持させた際
に、上記検出手段、出力手段及び演算制御手段45aを
作動させる。変位検出器41aはベース8a側である基
板2aに対して当接しているホルダー7aの各部位の位
置を検出して、その検出結果を演算制御手段45aに信
号で送る。演算制御手段45aの演算部は、この検出結
果に基づいてホルダー7aの軸線がベース8a側に対し
てどの方向にどれだけ傾いているかを演算する。続い
て、演算制御手段45aの制御部は、ホルダー7aの軸
線が本来あるべき方向、つまりホルダー7aの軸線がベ
ース8a側に対して直交の方向とさせるべき各スペーサ
9aの位置を得るように、ギヤードモータ43aの出力
を制御する。つまり、演算制御手段45aの制御部は、
スペーサ9のホルダー7の軸線に対する送りの量を調節
すべく、ギヤードモータ43aに制御信号を送る。
したように構成されている。従って、ホルダー7aに回
転物保持体であるチャック(図示省略)を保持させた際
に、上記検出手段、出力手段及び演算制御手段45aを
作動させる。変位検出器41aはベース8a側である基
板2aに対して当接しているホルダー7aの各部位の位
置を検出して、その検出結果を演算制御手段45aに信
号で送る。演算制御手段45aの演算部は、この検出結
果に基づいてホルダー7aの軸線がベース8a側に対し
てどの方向にどれだけ傾いているかを演算する。続い
て、演算制御手段45aの制御部は、ホルダー7aの軸
線が本来あるべき方向、つまりホルダー7aの軸線がベ
ース8a側に対して直交の方向とさせるべき各スペーサ
9aの位置を得るように、ギヤードモータ43aの出力
を制御する。つまり、演算制御手段45aの制御部は、
スペーサ9のホルダー7の軸線に対する送りの量を調節
すべく、ギヤードモータ43aに制御信号を送る。
【0018】出力手段は、演算制御手段45aの制御部
からの信号を受けて、信号の通りに出力を行う。つま
り、各ギヤードモータ43aが出力すると、それぞれ連
結されている送りネジ40aが回転し各スペーサ9aは
ホルダー7aの軸線に対して半径方向に送られて、結果
的にベース8aに対するホルダー7aの傾きが所望の傾
きとなり、よってホルダー7aの軸線はベース8a側に
対して直交の位置を得る。従って、各部材の仕上げの程
度によってホルダー7aの軸線がベース8a側に対して
直交の位置を得るのが難しいということもなく、しかも
ホルダー7aの軸線をベース8a側に対して直交の位置
にさせるのが簡便で短時間の内に行うことができる。回
転物保持体の傾き調節装置1及び1aは、ホルダー7及
び7aの安定性を得るために、ホルダー7とベース8の
間に6個のスペーサ9を、ホルダー7aとベース8aの
間に6個のスペーサ9aがそれぞれ介在されている。
が、一平面の傾きは三点で決まることより、スペーサ9
及び9aの数は、3個以上であればよい。
からの信号を受けて、信号の通りに出力を行う。つま
り、各ギヤードモータ43aが出力すると、それぞれ連
結されている送りネジ40aが回転し各スペーサ9aは
ホルダー7aの軸線に対して半径方向に送られて、結果
的にベース8aに対するホルダー7aの傾きが所望の傾
きとなり、よってホルダー7aの軸線はベース8a側に
対して直交の位置を得る。従って、各部材の仕上げの程
度によってホルダー7aの軸線がベース8a側に対して
直交の位置を得るのが難しいということもなく、しかも
ホルダー7aの軸線をベース8a側に対して直交の位置
にさせるのが簡便で短時間の内に行うことができる。回
転物保持体の傾き調節装置1及び1aは、ホルダー7及
び7aの安定性を得るために、ホルダー7とベース8の
間に6個のスペーサ9を、ホルダー7aとベース8aの
間に6個のスペーサ9aがそれぞれ介在されている。
が、一平面の傾きは三点で決まることより、スペーサ9
及び9aの数は、3個以上であればよい。
【0019】回転物保持体の傾き調節装置1及び1aで
はそれぞれ、ベース8とスペーサ9の間及びベース8a
とスペーサ9aの間に凹凸係合が介在されている。が、
凹凸係合はホルダー7とスペーサ9の間及びホルダー7
aとスペーサ9aの間に介在されていてもよい。スペー
サ9及び9aの凸面の程度、及び送りネジ40及び40
aのピッチは、制御の精度に合わせて適宜選択するのが
望ましい。スペーサと、ホルダー又は/及びベースとの
凹凸係合は、一方が凹面であって他方が凸面であればよ
い。
はそれぞれ、ベース8とスペーサ9の間及びベース8a
とスペーサ9aの間に凹凸係合が介在されている。が、
凹凸係合はホルダー7とスペーサ9の間及びホルダー7
aとスペーサ9aの間に介在されていてもよい。スペー
サ9及び9aの凸面の程度、及び送りネジ40及び40
aのピッチは、制御の精度に合わせて適宜選択するのが
望ましい。スペーサと、ホルダー又は/及びベースとの
凹凸係合は、一方が凹面であって他方が凸面であればよ
い。
【0020】
【発明の効果】一の発明は、ベースと、回転物保持体を
保持するホルダーとの間に、ホルダーの軸線に対して半
径方向に送りすることによってベース側に対するホルダ
ーの傾きを調節するための複数個のスペーサを介在させ
たことにより、構成部材の加工や組立、特に表面仕上げ
の加工を簡便に済すことができ、従って製造コストが安
く、又、ベース側に対するホルダーの傾きの再調節が簡
便な回転物保持体の傾き調節装置である。二の発明は、
上記一の発明に加えて、ベース側に対するホルダーの傾
きを所望の傾きとする際に、その傾きを決めるスペーサ
の位置までの送りを自動としたこにより、ベース側に対
するホルダーの傾きを所望の傾きにする作業が簡便で極
めて短い時間で行い得る回転物保持体の傾き調節装置で
ある。
保持するホルダーとの間に、ホルダーの軸線に対して半
径方向に送りすることによってベース側に対するホルダ
ーの傾きを調節するための複数個のスペーサを介在させ
たことにより、構成部材の加工や組立、特に表面仕上げ
の加工を簡便に済すことができ、従って製造コストが安
く、又、ベース側に対するホルダーの傾きの再調節が簡
便な回転物保持体の傾き調節装置である。二の発明は、
上記一の発明に加えて、ベース側に対するホルダーの傾
きを所望の傾きとする際に、その傾きを決めるスペーサ
の位置までの送りを自動としたこにより、ベース側に対
するホルダーの傾きを所望の傾きにする作業が簡便で極
めて短い時間で行い得る回転物保持体の傾き調節装置で
ある。
【図1】一の発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す実施例の要部分解斜視図である。
【図3】図1に示す実施例の要部分解斜視図である。
【図4】図1に示す実施例の要部分解斜視図である。
【図5】図1に示す実施例のI−I断面図である。
【図6】図1に示す実施例のII−II断面図である。
【図7】二の発明の一実施例を示す、図5相当図であ
る。
る。
1,1a …… 回転物保持体の傾き調節
装置 2,2a …… 基板 3,3a,4,4a …… 板部材 5,5a,6 …… 作動体 7,7a …… ホルダー 8,8a …… ベース 9,9a …… スペーサ 35,35a …… フランジ部 36 …… 凹面 37 …… 凸面 38,38a …… メネジ部 40,40a …… 送りネジ 41a …… 変位検出器(検出手段) 43a …… ギヤードモータ(出力手
段) 45a …… 演算制御手段
装置 2,2a …… 基板 3,3a,4,4a …… 板部材 5,5a,6 …… 作動体 7,7a …… ホルダー 8,8a …… ベース 9,9a …… スペーサ 35,35a …… フランジ部 36 …… 凹面 37 …… 凸面 38,38a …… メネジ部 40,40a …… 送りネジ 41a …… 変位検出器(検出手段) 43a …… ギヤードモータ(出力手
段) 45a …… 演算制御手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、回転物保持
体を保持するホルダーとベースの間に、ホルダーの軸線
に対して半径方向に送り可能であって、且つベース側に
対してホルダーの傾きを調整するための複数個のスペー
サを介在させてなる回転物保持体の傾き調節装置であ
る。その詳細な構成は、ベースと、そのベースに対向し
て配設され、回転物保持体を保持するホルダーと、それ
らベースとホルダーの間に介在され、それぞれ独立して
ホルダーの軸線に対し半径方向に送り可能な複数個のス
ペーサが備えられ、上記ベース及びスペーサ若しくはス
ペーサ及びホルダーの少なくとも一組において、一方側
の係合面がホルダー軸線を中心とする凹面又は凸面に形
成され、且つ、その凹面又は凸面にそれぞれ対応して他
方側の係合面が凸面又は凹面に形成されてなる回転物保
持体の傾き調節装置である。スペーサを軸線に対し半径
方向に送りする手段として、送りネジを用いる方法、圧
電素子を用いる方法等が挙げられる。もう一つの発明
は、上記の発明に加えて、複数個のスペーサを自動送り
とした回転物保持体の傾き調節装置である。その詳細な
構成は、ベースと、そのベースに対向して配設され、回
転物保持体を保持するホルダーと、それらホルダーとベ
ースの間に介在され、それぞれ独立してホルダーの軸線
に対し半径方向に送り可能である複数個のスペーサが備
えられ、上記ベース及びスペーサ若しくはスペーサ及び
ホルダーの少なくとも一組において、一方側の係合面が
ホルダーの軸線を中心とする凹面又は凸面に形成され、
且つ、その凹面又は凸面にそれぞれ対応して他方側の係
合面が凸面又は凹面に形成され、加えて、ベース側に対
するホルダーの傾きを検出する検出手段と、上記複数個
のスペーサを前記半径方向に送る出力手段と、検出手段
からの信号に基づき、ベース側に対するホルダーの軸線
の傾きが所定方向に一致するように出力手段の出力量を
演算して制御する演算制御手段が備えられてなる回転物
保持体の傾き調節装置である。
体を保持するホルダーとベースの間に、ホルダーの軸線
に対して半径方向に送り可能であって、且つベース側に
対してホルダーの傾きを調整するための複数個のスペー
サを介在させてなる回転物保持体の傾き調節装置であ
る。その詳細な構成は、ベースと、そのベースに対向し
て配設され、回転物保持体を保持するホルダーと、それ
らベースとホルダーの間に介在され、それぞれ独立して
ホルダーの軸線に対し半径方向に送り可能な複数個のス
ペーサが備えられ、上記ベース及びスペーサ若しくはス
ペーサ及びホルダーの少なくとも一組において、一方側
の係合面がホルダー軸線を中心とする凹面又は凸面に形
成され、且つ、その凹面又は凸面にそれぞれ対応して他
方側の係合面が凸面又は凹面に形成されてなる回転物保
持体の傾き調節装置である。スペーサを軸線に対し半径
方向に送りする手段として、送りネジを用いる方法、圧
電素子を用いる方法等が挙げられる。もう一つの発明
は、上記の発明に加えて、複数個のスペーサを自動送り
とした回転物保持体の傾き調節装置である。その詳細な
構成は、ベースと、そのベースに対向して配設され、回
転物保持体を保持するホルダーと、それらホルダーとベ
ースの間に介在され、それぞれ独立してホルダーの軸線
に対し半径方向に送り可能である複数個のスペーサが備
えられ、上記ベース及びスペーサ若しくはスペーサ及び
ホルダーの少なくとも一組において、一方側の係合面が
ホルダーの軸線を中心とする凹面又は凸面に形成され、
且つ、その凹面又は凸面にそれぞれ対応して他方側の係
合面が凸面又は凹面に形成され、加えて、ベース側に対
するホルダーの傾きを検出する検出手段と、上記複数個
のスペーサを前記半径方向に送る出力手段と、検出手段
からの信号に基づき、ベース側に対するホルダーの軸線
の傾きが所定方向に一致するように出力手段の出力量を
演算して制御する演算制御手段が備えられてなる回転物
保持体の傾き調節装置である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ベースと、そのベースに対向して配設さ
れ、回転物保持体を保持するホルダーと、それらベース
とホルダーの間に介在され、それぞれ独立してホルダー
の軸線に対し半径方向に送り可能な複数個のスペーサが
備えられ、 上記ベース及びスペーサ若しくはスペーサ及びホルダー
の少なくとも一組において、一方側の係合面がホルダー
軸線を中心とする凹面又は凸面に形成され、且つ、その
凹面又は凸面にそれぞれ対応して他方側の係合面が凸面
又は凹面に形成されてなる回転物保持体の傾き調節装
置。 - 【請求項2】 ベースと、そのベースに対向して配設さ
れ、回転物保持体を保持するホルダーと、それらホルダ
ーとベースの間に介在され、それぞれ独立してホルダー
の軸線に対し半径方向に送り可能である複数個のスペー
サが備えられ、 上記ベース及びスペーサ若しくはスペーサ及びホルダー
の少なくとも一組において、一方側の係合面がホルダー
の軸線を中心とする凹面又は凸面に形成され、且つ、そ
の凹面又は凸面にそれぞれ対応して他方側の係合面が凸
面又は凹面に形成され、 加えて、ベース側に対するホルダーの傾きを検出する検
出手段と、上記複数個のスペーサを前記半径方向に送る
出力手段と、検出手段からの信号に基づき、ベース側に
対するホルダーの軸線の傾きが所定方向に一致するよう
に出力手段の出力量を演算して制御する演算制御手段が
備えられてなる回転物保持体の傾き調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22218892A JP3290470B2 (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 回転物保持体の傾き調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22218892A JP3290470B2 (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 回転物保持体の傾き調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647639A true JPH0647639A (ja) | 1994-02-22 |
JP3290470B2 JP3290470B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=16778537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22218892A Expired - Fee Related JP3290470B2 (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 回転物保持体の傾き調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3290470B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007260885A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-11 | Hiroshima Univ | 工作機械におけるツールホルダの傾き検出方法および傾き検出装置 |
JP2008119823A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Thielenhaus Technologies Gmbh | 刃物台配列装置 |
JP2020059085A (ja) * | 2018-10-10 | 2020-04-16 | ファナック株式会社 | 精度調整装置、精度調整方法及び精度調整プログラム |
CN112756637A (zh) * | 2021-01-28 | 2021-05-07 | 浙江陀曼精密机械有限公司 | 轴承内套圈沟道加工车床 |
-
1992
- 1992-07-29 JP JP22218892A patent/JP3290470B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007260885A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-11 | Hiroshima Univ | 工作機械におけるツールホルダの傾き検出方法および傾き検出装置 |
JP2008119823A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Thielenhaus Technologies Gmbh | 刃物台配列装置 |
JP2020059085A (ja) * | 2018-10-10 | 2020-04-16 | ファナック株式会社 | 精度調整装置、精度調整方法及び精度調整プログラム |
CN112756637A (zh) * | 2021-01-28 | 2021-05-07 | 浙江陀曼精密机械有限公司 | 轴承内套圈沟道加工车床 |
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---|---|
JP3290470B2 (ja) | 2002-06-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |