JPH064749Y2 - 車輌用シート等のバネ構造 - Google Patents

車輌用シート等のバネ構造

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JPH064749Y2
JPH064749Y2 JP2411688U JP2411688U JPH064749Y2 JP H064749 Y2 JPH064749 Y2 JP H064749Y2 JP 2411688 U JP2411688 U JP 2411688U JP 2411688 U JP2411688 U JP 2411688U JP H064749 Y2 JPH064749 Y2 JP H064749Y2
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frame
spring
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zigzag spring
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JP2411688U
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昭男 谷中
昇 早川
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東京シート株式会社
株式会社ケーシー・ワイレックス
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車輌用シート等のバネ構造に係るものであ
る。
(従来技術) 従来、座席シートA内に設けられる略四角形状の骨格フ
レームB内に、左右方向に所定の間隔をおいて前後方向
のジグザグバネCを並設し、該バネ群の後部には前枠・
後枠・左枠・右枠からなる四角形状の枠線Dを重合させ
て固定し、前記ジグザグバネCと前記枠線Dよりなるバ
ネ体Eの上面にクッション材Fを設け、該クッション材
Fの外周面を表皮Gで被覆したものにおいて、前記枠線
Dの左右枠Jは、前記ジグザグバネCのループ部Kより
外側に位置するように構成した車輌用シート等のバネ構
造のものは公知である。
また、第16図のように前記枠線Dの左右枠Jは、前記
ジグザグバネCのループ部Kの真下位置するように構成
したものも公知である。
(考案が解決しようとする問題点) 前者のものは、前記枠線Dの左右枠Jは、前記ジグザグ
バネCのループ部Kの外端よりも外側に位置しているの
で、座席シートAに荷重が掛ると、前記ジグザグバネC
が、第15図のように、左右枠Jよりも前記ジグザグバ
ネCのループ部Kの方が大きく揺動し、この部分が落込
んで支持バランスガ不良となり、座わり心地に問題があ
った。また、ジグザグバネCの揺動によってジグザグバ
ネCと枠線Dとの係止部が弛む等の悪影響を生じる問題
もあった。
後者のものは、ジグザグバネCの上下揺動により、ジグ
ザグバネCのループ部Kが枠線Dの左右枠Jの下方に移
動することがあり、これを反復するとき異音を発生させ
るという問題があった。
そこで、本願は、バネ体の構造を改善して、前記問題点
を解決したものである。
(問題を解決するための手段) よって本考案は、座席シート1内に設けられる略四角形
状の骨格フレーム2内に、左右方向に所定の間隔をおい
て前後方向のジグザグバネ6を並設し、該バネ6群の後
部には前枠8・後枠9・左枠10・右枠11からなる四角形
状の枠線7を重合させて固定し、前記ジグザグバネ6と
前記枠線7よりなるバネ体3の上面にクッション材4を
設け、該クッション材4の外周面を表皮5で被覆したも
のにおいて、前記枠線7の左枠10および右枠11の位置
は、前記ジグザグバネ6群のうちの外側に位置するジグ
ザグバネ6の下面側であり、かつそのジグザグバネ6の
左右中心線lと外側端との中間下方位置とした車輌用シ
ート等のバネ構造としたものである。
(実施例) 本考案の一実施例を図面により説明すると、1は車輌用
シートの座席シートであり、骨格フレーム2にバネ体3
を取付け、該バネ体3の上面にクッション材4を載置
し、クッション材4の外周面に表皮5を被覆する。
前記バネ体3は、第3図に示したように前後方向に長い
ジグザグバネ6を複数本所定の間隔をおいて左右側に並
設し、ジグザグバネ6の後部には略四角形状の枠線7を
重合させる(第1図、第4図)。
前記枠線7は、前枠8と、後枠9と、左枠10と、右枠11
とを鋼線を屈曲させて、略四角形状に形成したものであ
る。
前枠8の左右両端部には、前枠8を内側にV型に屈曲さ
せて前側係止部12,12を形成する。前側係止部12,12の端
部は、前後枠8,9と平行の接続部13,13により、左右
枠10,11に接続される。前側係止部12と接続部13,13は、
全体としてN型になる。
同様に、後枠9の左右両端部には、後枠9を内側にV型
に屈曲させて後側係止部14,14を形成する。後側係止部1
4、14の端部は、前後枠8,9と平行の接続部15,15によ
り、左右枠10,11に接続される。後側係止部14と接続部1
5,15は、全体としてN型になる。
前記ジグザグバネ6のトルクバー部16と枠線7の接続部
15、15を重合させて互いに係止し、同様に前記ジグザグ
バネ6のトルクバー部16と枠線7の接続部12,12を重合
させて互いに係止する。すると、前側係止部12,12,14,1
4は、ジグザグバネ6の各内側ループ部17の中央に位置
するようになる。
しかして、前記枠線7の左枠10および右枠11の位置は、
前記ジグザグバネ6群のうちの外側に位置するジグザグ
バネ6の下面側であり、かつそのジグザグバネ6の左右
中心線lと外側端との中間下方位置になるように構成す
る。
すなわち、前記ジグザグバネ6の各トルクバー部16の中
央部25を結ぶ中心線lより外側で、かつ少なくとも、第
10図、第11図に示したように、ループ部17の頂点部26の
内側線Tより中心側寄りの下方に位置するようにする。
前記前枠8と後枠9の中間部には、 型形状の屈曲部18,18を形成し、該屈曲部18,18とジグザ
グバネ6との重合部を止具によりそれぞれ固定する。
しかして、骨格フレーム2の底板19の前記枠縁7部分の
下方位置には、前記枠線7部分より大なる窓穴20を形成
し、窓穴20の内周縁の左右側部には、取付部22を形成す
る。取付部22の上面は、骨格フレーム2の外周縁部21の
上面よりも低い。
しかして、前記ジグザグバネ6は、その前端部を骨格フ
レーム2に、該バネ体3の後端部が骨格フレーム2の外
周縁部21よりも上方位置となるように取付け(第4
図)、その後、バネ体3の後端部を、上動するバネ弾力
に抗して、枠線7部分が、前記取付部22の上面位置に
なるようコイルバネ23により係止する(第6図)。
コイルバネ23は、一端を前記取付部22の上面に係止し、
他端は前記枠線7の各前側係止部12,14に係止する。
コイルスプリング23は、前記枠線7の各角部に形成した
空間部24内に位置させて、一端を前記取付リブ22の上
面に係止し、他端は前記枠線7の各係止部12,14に係止
する。すなわち、コイルスプリング23は、同じ荷重を支
持する場合、その長さを長くすると、コイルスプリング
23の巻径を小にすることができるばかりでなく、柔軟性
に富んだ弾力性を生むので、クッション性を向上させる
ことができる。そこで、コイルスプリング23は、前記枠
線7の各角部に形成した空間部24内に位置させて、前記
左右枠10,11より中央側寄りにまで相対的に突出させて
前記枠線7の各係止部12,14に係止する。
(作用) 次に作用を述べる。
座席シート1に着座し、荷重によりバネ体3が下降する
ときは、バネ体3の後端部の枠線7部分は、骨格フレー
ム2の底板19の窓穴20内を上下動する。また、枠線7部
分の止着用コイルバネ23も、同様、骨格フレーム2の底
板19の窓穴20内を上下動する。
そのため、円滑に上下動し、クッション効果がよい。
しかして、前記枠線7の左枠10および右枠11の位置は、
前記ジグザグバネ6群のうちの外側に位置するジグザグ
バネ6の下面側であり、かつそのジグザグバネ6の左右
中心線lと外側端との中間下方位置に位置するから、座
席シート1に着座すると、前記ジグザグバネ6が回動し
ようとするが、前記左右枠10,11がジグザグバネ6の下
面に当接して回り止めとなって、ジグザグバネ6の揺動
を防止する。
したがって、座席シート1の荷重を「面」によって支持
するから、バネ体3の支持バランスが良好となって、ク
ッション効果を向上させる。
また、前記枠線7の左右枠10,11は、ループ部17の頂点
部26の内側線Tより中心側寄りの下方に位置させてある
から、ループ部17が前記左右枠10,11の下方に潜り込む
のを防止し、異音の発生を防止する。
(効果) 本考案は、座席シート1内に設けられる略四角形状の骨
格フレーム2内に、左右方向に所定の間隔をおいて前後
方向のジグザグバネ6を並設し、該バネ6群の後部には
前枠8・後枠9・左枠10・右枠11からなる四角形状の枠
線7を重合させて固定し、前記ジグザグバネ6と前記枠
線7よりなるバネ体3の上面にクッション材4を設け、
該クッション材4の外周面を表皮5で被覆したものにお
いて、前記枠線7の左枠10および右枠11の位置は、前記
ジグザグバネ6群のうちの外側に位置するジグザグバネ
6の下面側であり、かつそのジグザグバネ6の左右中心
線lと外側端との中間下方位置とした車輌用シート等の
バネ構造としたものであるから、 前記左右枠10、11がジグザグバネ6の下面に当接して
回り止めとなって、ジグザグバネ6の揺動を防止する。
したがって、ジグザグバネ6の揺動によってジグザグ
バネ6と枠線7との係止部が弛む等の悪影響を防止でき
る。
座席シート1の荷重を「面」によって支持するから、
バネ体3の支持バランスが良好となって、クッション効
果を向上させる。
ループ部17が前記左右枠10,11の下方に潜り込むのを
防止し、異音の発生を防止する。
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は骨格フレームの平面図、第2図は骨格フレーム
の斜視図、第3図はバネ体の組立状態の斜視図、第4
図、第5図はバネ体の取付状態の斜視図、第6図は縦断
正面図、第7図は着座状態図、第8図は平面図、第9図
は作用状態図、第10図は要部拡大図、第11図は第10図の
断面図、第12図〜第16図は公知例図である。 符号の説明 1……座席シート、2……骨格フレーム、3……バネ
体、4……クッション材、5……表皮、6……ジグザグ
バネ、7……枠線、8……前枠、9……後枠、10……左
枠、11……右枠、12……前側係止部、13……接続部、14
……後側係止部、15……接続部、16……トルクバー部、
17……ループ部、18……屈曲部、19……底板、20……窓
穴、21……側板、22……取付部、23……コイルバネ、24
……空間部、25……中央部、26……頂点部、l……中心
線、T……内側線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】座席シート1内に設けられる略四角形状の
    骨格フレーム2内に、左右方向に所定の間隔をおいて前
    後方向のジグザグバネ6を並設し、該バネ6群の後部に
    は前枠8・後枠9・左枠10・右枠11からなる四角形状の
    枠線7を重合させて固定し、前記ジグザグバネ6と前記
    枠線7よりなるバネ体3の上面にクッション材4を設
    け、該クッション材4の外周面を表皮5で被覆したもの
    において、前記枠線7の左枠10および右枠11の位置は、
    前記ジグザグバネ6群のうちの外側に位置するジグザグ
    バネ6の下面側であり、かつそのジグザグバネ6の左右
    中心線lと外側端との中間下方位置とした車輌用シート
    等のバネ構造。
JP2411688U 1988-02-25 1988-02-25 車輌用シート等のバネ構造 Expired - Lifetime JPH064749Y2 (ja)

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