JPH0647396U - 吊橋ケーブル断面形状計測装置 - Google Patents

吊橋ケーブル断面形状計測装置

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JPH0647396U
JPH0647396U JP8854792U JP8854792U JPH0647396U JP H0647396 U JPH0647396 U JP H0647396U JP 8854792 U JP8854792 U JP 8854792U JP 8854792 U JP8854792 U JP 8854792U JP H0647396 U JPH0647396 U JP H0647396U
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JP
Japan
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cable
movable frame
cross
fixed
sectional shape
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Withdrawn
Application number
JP8854792U
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English (en)
Inventor
竹紀 渡辺
康弘 岸
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吊橋ケーブル工事のスクイズ作業においてケ
ーブルの計測作業を自動化し測定精度および作業能率を
向上する。 【構成】 平行線ケーブル1の長手方向に移動可能な台
車2に該平行線ケーブル1に跨って固定した半円弧形固
定フレーム3と、この固定フレーム3に回転自在に取り
付けられた複数のガイドローラ5と、このガイドローラ
に支持されて固定フレーム上を基準円10に沿って回動
する半円弧形可動フレーム4と、この可動フレーム4の
両端近傍に基準円10の中心を向けて固定された距離セ
ンサー9a、9bと、可動フレーム4を回動させるモー
タ7と、可動フレーム4の回動角度を検出する回転検出
器8と、距離センサー9a、9bから得られるケーブル
表面との距離信号と回転検出器8から得る回動角信号と
を入力としてケーブルの断面形状を算出する計算装置1
5と、計算結果を表示する表示装置16とを備えた吊橋
ケーブル断面形状計測装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、吊橋ケーブル架設工事におけるスクイズ作業で使用する平行線ケー ブル断面形状計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
吊橋ケーブル工事において、架設が終了した平行線ケーブルの断面は、多数の 硬鋼線を束ねた平行線ストランド1aがほぼ6角形断面を形成して配列されてお り、その見掛断面積に対する空隙率は40%前後である。 このためそのままでは、橋荷重の変化や時間の経過と共に前記空隙率が徐々に 減少して後工程で施工するケーブルバンドやワイヤーラッピングが緩んでしまう ので、これを防ぐため予め平行線ケーブルを空隙率が20%程度の円形断面に締 め付け整形する必要がある。 この締め付け作業をスクイズ作業と呼び、その手順はワイヤーロープ巻締めに よって平行線ケーブルを空隙率30%程度の略円形にするためのプレスクイズ作 業を行なった後、油圧ジャッキ式スクイズマシンによって空隙率約20%の円形 断面に仕上げる本スクイズ作業によって行なわれる。
【0003】 これらの作業において、空隙率約20%に相当する目標外径の円形断面に平行 線ケーブルを仕上げるためには、随時ケーブル外径計測を行いその結果に基づい てスクイズ作業を行う必要がある。このために従来は図9に示すように大形ノギ ス20を使用して平行線ケーブル1の外径を測定(縦径、横径、2方向計測)し 、これに基づき断面を楕円形状と仮定して見掛断面積を算定していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このようなノギスを使用した従来のケーブル外径計測作業には次のような問題 があり、特に外径1m前後の長大吊橋ケーブルの場合、特にこの傾向が著しい。 (1)ノギスが非常な大形となり測定作業に2〜3名の作業員を要する。 (2)平行線ケーブルとノギスの直角度が確認困難なため測定誤差を招き易い。 (3)縦径、横径のみの2点計測に基づき断面を楕円形状と仮定して見掛断面積 を計算するため断面が六角形に近い締付前の状態では誤差が多い。 (4)測定箇所が非常に多いため人による測定結果の記録では記入ミスや記録紙 紛失の心配がある。
【0005】 本考案は、前記の問題を解消し、省力化と測定精度の向上を図る吊橋ケーブル 断面形状計測装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の問題を有利に解決するために本考案では、平行線ケーブル1の長手方向 に移動可能な台車2に該平行線ケーブル1に跨って固定した半円弧形固定フレー ム3と、この固定フレーム3に回転自在に取り付けられた複数のガイドローラ5 と、このガイドローラに支持されて固定フレーム上を基準円10に沿って回動す る半円弧形可動フレーム4と、この可動フレーム4の両端近傍に基準円10の中 心を向けて固定された距離センサー9a、9bと、可動フレーム4を回動させる モータ7と、可動フレーム4の回動角度を検出する回転検出器8と、距離センサ ー9a、9bから得られるケーブル表面との距離信号と回転検出器8から得る回 動角信号とを入力としてケーブルの断面形状を算出する計算装置15と、計算結 果を表示する表示装置16とを備えた吊橋ケーブル断面形状計測装置を提供する ものである。
【0007】
【作用】
本考案によれば、2個の距離センサー9により基準円10と平行線ケーブル4 との距離を計測すると同時に、可動フレーム4を基準円10に添って180°回 動させつつその回動角を回転検出器8で計測し、この両者の計測信号を計算装置 に入力・演算することにより平行線ケーブル4の断面形状等を算出できる。
【0008】
【実施例】 次に、本考案を図示の例により詳細に説明する。 図1、図2および図3は本考案による吊橋ケーブル断面形状計測装置の一例であ って、半円弧形固定フレーム3は平行線ケーブル1の上を移動可能な台車2に該 ケーブル1に跨るように取付けられている。また、半円弧形可動フレーム4は、 固定フレーム3上に回転自在に取り付けられた数個のガイドローラ5にがたつき の無いように挟まれて支持されており、図5に示すように左右90°回動可能と されている。 半円弧形可動フレーム4には、非接触式距離センサー9a、9bが予め定めた 基準円10の円周上にその中心を指向し2個が対向するように固定されており、 このセンサー9a、9bから発射される超音速またはレーザー光波9cがケーブ ル1の表面に反射して返ってくるに要する時間によってケーブル表面までの距離 を検出できる。可動フレーム4の外周には歯車4aが機械加工されており、ピニ オンギア6を駆動するモータ7によって回動される。モータ7のピニオンギア6 の反対側には回転検出器8が軸直結で連結されており、モータ軸の回転数を検出 することにより、可動フレーム4の回動角が計測できるようにしてある。
【0009】 図4は本考案でケーブル断面形状を表わすデータの関係を示すものであって、 基準円10は可動フレーム4の回動により得られる軌跡であり、半径Rとして予 め設定する。平行線ケーブル4の断面形状は、距離センサー9a、9bとケーブ ル表面との距離sを測定し、基準円10の半径Rから減じて得られるr(=R− s)と可動フレームの回動角θによって定義される点Pの座標値(r、θ)を十 分細かい間隔で全周にわたって計測記録することによって把握できる。本考案で は2個の距離センサーを用いて左右半周ずつ同時に計測するものである。この座 標値の集合を計算機に入力演算することによりケーブル4の断面形状を算出する 。このほか、見掛断面積、空隙率等が算出できる。 図5は実際の測定手順を示すもので(a)は測定を開始する前の状態である。 測定時にはまず可動フレームを反時計回りに90°回転して(b)の状態にして から開始する。測定しながら可動フレームを時計回り180°回転させて(c) の状態まで測定する。この動作により距離センサー9aで第1象限〜第2象限の 、同時に距離センサー9bで第3象限〜第4象限の測定を行うことが計測できる 。
【0010】 図6は本考案の装置をスクイズマシンと併用する場合の実施例を示すもので、 本考案のケーブル断面形状計測装置12は、塔頂ウインチロープ13の巻き上げ 繰り出しによってケーブル長さ方向に移動可能な台車2にスクイズマシン11と 隣接して取り付けられている。スクイズマシン11でケーブル締め付けながら同 時にケーブル断面計測装置12で断面形状を計測し、計測結果の表示に基づいて スクイズマシンの操作を行うことが出来る。 図7は本考案のシステム系統図であって、2個の距離センサー9a、9b、モ ータ7および回転検出装置8は入出力制御装置14を会して計算装置15と電気 的に接続されており、さらに表示装置16および記録装置17も計算装置15に 接続されている。 図8は表示装置の画面の表示例を示すもので、画面左にはケーブル断面の目標 形状と計測結果から得られたケーブル断面形状が重ねて表示されており、両者の 相違に基づいてスクイズマシンの次の操作を決めることができる。また、画面右 には断面形状によって計算した管理値が目標値と現在値を比較できるように数値 データで表示される。
【0011】
【考案の効果】
本考案によれば、従来の大形ノギスによる外形計測作業に比べて次のような改 善効果が得られる。 (1)作業員1名による自動計測が可能になり省力化できるとともに、計測作業 時間が短縮できて能率向上できる。 (2)装置は常にケーブル軸方向に直角に配置されているので大形ノギスのよう な斜め計測による誤差が発生しない。 (3)従来の方法(縦径、横径2点計測)に比べ全周にわたる多点計測による正 確な断面形状に基づき断面積を積分計算できるため測定精度が飛躍的に向上する 。 (4)計測結果は自動記録されるので従来の手帳記入による方法に比べて正確か つ確実に記録できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による実施例を示す正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】本考案による断面形状の測定データの関係を示
す説明図である。
【図5】本考案の装置による測定方法の説明図である。
【図6】本考案の装置をスクイズマシンに応用した例を
示す説明図である。
【図7】本考案のシステム系統図である。
【図8】本考案の表示装置における計算結果の表示例を
示す図である。
【図9】従来の大形ノギスによる計算方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 平行線ケーブル 1a ケーブルストランド 2 移動台車 3 固定フレーム 4 可動フレーム 4a 歯車 5 ガイドローラ 6 ピニオンギア 7 モータ 8 回転検出器 9 距離センサー 9c 超音波またはレーザ光波 10 基準円 11 スクイズマシン 12 ケーブル断面形状計測装置 13 塔頂ウインチロープ 14 入出力制御装置 15 計算装置 16 表示装置 17 記録装置 20 大形ノギス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行線ケーブル1の長手方向に移動可能
    な台車2に該平行線ケーブル1に跨って固定した半円弧
    形固定フレーム3と、この固定フレーム3に回転自在に
    取り付けられた複数のガイドローラ5と、このガイドロ
    ーラに支持されて固定フレーム上を基準円10に沿って
    回動する半円弧形可動フレーム4と、この可動フレーム
    4の両端近傍に基準円10の中心を向けて固定された距
    離センサー9a、9bと、可動フレーム4を回動させる
    モータ7と、可動フレーム4の回動角度を検出する回転
    検出器8と、距離センサー9a、9bから得られるケー
    ブル表面との距離信号と回転検出器8から得る回動角信
    号とを入力としてケーブルの断面形状を算出する計算装
    置15と、計算結果を表示する表示装置16とを備えた
    吊橋ケーブル断面形状計測装置。
JP8854792U 1992-12-02 1992-12-02 吊橋ケーブル断面形状計測装置 Withdrawn JPH0647396U (ja)

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JP8854792U JPH0647396U (ja) 1992-12-02 1992-12-02 吊橋ケーブル断面形状計測装置

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JPH0647396U true JPH0647396U (ja) 1994-06-28

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JP8854792U Withdrawn JPH0647396U (ja) 1992-12-02 1992-12-02 吊橋ケーブル断面形状計測装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7337096B2 (en) 2003-11-19 2008-02-26 Yazaki Corporation Calculation method for packing a plurality of wires and calculation apparatus using the same
US7480594B2 (en) 2002-08-02 2009-01-20 Yazaki Corporation Method of calculating a wire packing diameter, apparatus therefor, and program therefor
US10230164B2 (en) 2016-09-14 2019-03-12 Raytheon Company Antenna positioning mechanism
CN112379382A (zh) * 2020-09-14 2021-02-19 山东省计量科学研究院 特高压线缆压接后截面自动测量、标定设备及标定方法

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Effective date: 19970306