JPH0647185Y2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH0647185Y2
JPH0647185Y2 JP1990051664U JP5166490U JPH0647185Y2 JP H0647185 Y2 JPH0647185 Y2 JP H0647185Y2 JP 1990051664 U JP1990051664 U JP 1990051664U JP 5166490 U JP5166490 U JP 5166490U JP H0647185 Y2 JPH0647185 Y2 JP H0647185Y2
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JP
Japan
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valve
chamber
solenoid
valve rod
spring
Prior art date
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JP1990051664U
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JPH0410173U (ja
Inventor
達也 石月
三造 石月
Original Assignee
大島 マサヱ
三造 石月
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Description

【考案の詳細な説明】 『産業上の利用分野』 本考案は電磁弁の改良に関するもので、さらに詳しく
は、ソレノイドに通電して弁を開くようになした電磁弁
を停電時も弁を開いた状態で使用することができるよう
になした電磁弁の改良に関するものである。
『従来の技術』 従来、電磁弁を停電時も開くことができるようになした
ものとしては、以下のごとき方式が提案されている。
電磁弁の電源にバッテリーを収納し、停電時はこの
バッテリーを使用するバッテリー方式。
停電時は手動レバー等で電磁弁を開の状態に係止し
ておく、手動レバー方式。
停電時は電磁弁を介さず、バイパス流路を使用する
バイパス方式。
『考案が解決しようとする課題』 上記各方式は夫々長所および短所を有し、バッテリー方
式は、そのバッテリーに充電可能なものを使用すること
で比較的構成が簡易となり近時はもっとも汎用されてい
る。しかし、このバッテリー方式もバッテリーの充電容
量に制約があり、通電されない状態で長時間使用できな
いという根本的欠点を有し、手動レバー方式およびバイ
パス方式はこのバッテリー方式に比較すると停電状態が
いくら長く継続しても弁を開いたと同じ結果を維持でき
るが、手動レバー方式は構造が複雑となり高価であった
り故障の危険性が大きいという欠点を有していた。ま
た、バイパス方式は比較的構成は簡単で故障の危険性は
少ないが、電磁弁の他に手動の弁とバイパス流路とが必
要となり、大型となるため狭い場所に設置できない場合
が生じ、かつ高価であるという欠点を有していた。
『目的』 そこで本考案は上記欠点に鑑みなされたもので、従来の
電磁弁と略同一構造で停電時は電磁弁を開き続けること
ができる、構造が簡易で安価な電磁弁を提供することが
できる電磁弁を提供することを目的としたものである。
『課題を解決するための手段』 上記の目的に沿い、先述実用新案登録請求の範囲を要旨
とする本考案の構成は前述課題を解決するために、一端
を流入口1a、他端を流出口1bとなした本体1内に、該流
入口1aと流出口1bとを連通する流路2を設け、この流路
2の途中には弁座部3を設け、この弁座部3の上方には
弁本体4を収納する弁室5を設け、 上記弁室5はその頂面を略平面の弁室頂面部5aとなすと
ともに、その中央部位には下端が弁室5内に連通し上端
を蓋部6aで密封した非磁性体からなる弁棒収納室6を立
設し、 上記弁棒収納室6内には、下端を上記弁本体4に連結し
た磁性体弁棒4aを収納し、また、この弁棒収納室6内ま
たは前記弁室5内には弁本体4を弁座部3に押圧するよ
う付勢するスプリング7を収納し、 さらに、上記弁室頂面部5a上には、通電時に上記磁性体
弁棒4a乃至弁本体4をスプリング7の付勢力に抗して引
上げるリング形状のソレノイド8aと、同じくリング状で
装着時に常時上記磁性体弁棒4a乃至弁本体4をスプリン
グ7の付勢力に抗して引上げる永久磁石体8bとのいずれ
かを、その中央空部81a,81b内に弁棒収納室6が挿通す
る様になして着脱交換可能に装着してなる技術的手段を
講じたものである。
『作用』 それ故、本考案電磁弁は、常時は弁室頂面部5a上にソレ
ノイド8aを装着して使用する。すると、この場合の構成
は従来の電磁弁と略同一で、作用は従来の電磁弁と全く
同じ作用を呈する。
そして、停電時に電磁弁の弁本体4をスプリング7の付
勢力に抗して引上げたい場合は、上記ソレノイド8aが着
脱可能であるから、これを脱着し、代わりに弁室頂面部
5a上に永久磁石体8bを装着する。すると、この電磁弁の
磁性体弁棒4aは該永久磁石8bの吸引力によってスプリン
グ7の付勢力に抗して引上げた状態を保つ作用を呈す
る。
『実施例』 次ぎに、本考案の実施例を添附図面に従って説明すれば
以下の通りである。
図中、1は弁本体で、この本体1には一端を流入口1a、
他端を流出口1bとなし、該流入口1aと流出口1bとを連通
する流路2を設け、この流路2の途中には弁座部3を設
け、この弁座部3の上方には弁本体4を収納する弁室5
を設けてあるのは従来と同じである。
上記弁室5はその頂面を略平面の弁室頂面部5aとなすと
ともに、その中央部位には下端が弁室5内に連通し上端
を蓋部6aで密封した非磁性体からなる弁棒収納室6を立
設してある。この弁棒収納室6は、図示例に於ては、弁
室5を形成する蓋容器形状の弁箱体51と一体構成となし
てあるが、弁箱体51は弁室5を気密に保つためにその本
体1と接触部位はある程度強固に形成する必要性があ
り、容易には変形しない硬質材でパッキン10による気密
を保証しているが、反面、該弁棒収納室6は後述ソレノ
イド8aまたは永久磁石体8bの磁力を有効に利用するため
に肉薄に形成することが望ましく、そのためには、この
弁棒収納室6を上記弁箱体51とは別個に構成して、該弁
箱体51に気密を保って止着するようになしてもよい。な
お、この弁室頂面部5aはソレノイド8aまたは永久磁石体
8bを安定して載置できる程度に平であればよく、また、
この弁棒収納室6の高さは、その中を後述する磁性体弁
棒4aが上下動できる余裕を有するようになすことは無論
である。
そして、上記弁棒収納室6内には、下端を上記弁本体4
に連結した磁性体弁棒4aを収納し、また、この弁棒収納
室6内または前記弁室5内には弁本体4を弁座部3に押
圧するよう付勢するスプリング7を収納してある。この
スプリング7は図示例に於ては、磁性体弁棒4aの頂面と
蓋部6aの内面との間に配してあるが、弁本体4の上面と
弁室頂面部5aの内面との間に配してもよい。但し、この
スプリング7を蓋部6aの内面と弁本体4の上面との間に
配すると磁性体弁棒4aの外側にこのスプリング7が通る
空間が必要となり、ソレノイド8aまたは永久磁石体8bと
この磁性体弁棒4aとの距離が大きくなって磁力の有効利
用ができなくなるので望ましくない。
さらに、上記弁室頂面部5a上には、通電時に上記磁性体
弁棒4a乃至弁本体4をスプリング7の付勢力に抗して引
上げるリング形状のソレノイド8aと、同じくリング状で
装着時に常時上記磁性体弁棒4a乃至弁本体4をスプリン
グ7の付勢力に抗して引上げる永久磁石体8bとのいずれ
かを、その中央空部81a,81b内に弁棒収納室6が挿通す
る様になして着脱交換可能に装着してなる。
上記ソレノイド8aは着脱可能となした他は従来の電磁弁
に使用されるものと同じものが使用できるが、ソレノイ
ド巻き線が露出しないようにソレノイド巻き線の外側は
ヨーク8′で覆ったものを使用するとよい、なお、この
ソレノイド8aはその中央空部81a内に弁棒収納室6が挿
入され、下端は弁室頂面部5a上に載置されるようになせ
ばよいが、図示例では係止爪11で係止するようになって
いる。この係止爪11は板バネ材で構成され、基端部を弁
箱体51等の適宜固定位置に固定し先端には係合孔12を設
けてなり、ソレノイド8aに設けた係合突起13が係合孔12
内に係入することで係止されるようになしてある。
また、上記永久磁石体8bは、中央空部内81bに弁棒収納
室6が挿入され、下端は弁室頂面部5a上に載置されるよ
うに設置すると、その磁力で磁性体弁棒4a乃至弁本体4
をスプリング7の付勢力に抗して引上げるものが使用さ
れ、図示例では上下部位が異極のものを使用して、該永
久磁石体8bをその下面が弁室頂面部5a上に載置された位
置に於て、この永久磁石体8bの中央空部内81bに挿通さ
れた磁性体弁棒4aが上下方向に突出する量が同一になろ
うとする吸引を利用している。なお、この永久磁石にも
ヨーク8″,8″を設けることが望ましく、図では省略し
たが外側のヨーク8″にはソレノイド8aに設けたと同様
な係合突起13を設けておくことが望ましい。なお、この
ヨーク8″を配設する目的は、ヨーク本来の目的である
磁気回路の一部を形成して磁力を有効に利用することで
あるが、その他に永久磁石体8bの破損を防止するため
に、さらには、図示したごとくヨーク8″,8″を永久磁
石体8bよりさらに下方に突出させて該永久磁石体8bを弁
室頂面部5a上に載置する際の位置決め用にも利用してい
る。
なお、図中、14は流路2の流入口1a側に配したストレー
ナ、15はソレノイド8aより取り出したリード線を示すも
のである。
『考案の効果』 本考案は上記のごときであるので、ソレノイド8aを装着
して使用する限り、その構成は従来の電磁弁と略同一で
構成を複雑化するところは全く無く、安価で故障の少な
い信頼性の高い電磁弁を提供することができる。そし
て、停電時等ソレノイド8aに通電しないで該電磁弁を開
の状態となす場合は、該ソレノイド8aを永久磁石体8bに
交換するだけでよく、この永久磁石体8bによる弁本体4
の引上げは、該弁本体4乃至磁性体弁棒4aに何ら機械的
連動機構を連結しなくてよいため、構造が簡易であるば
かりか、駆動部材が弁箱51等を気密を保って貫通する必
要性が無いため、製造が容易でかつ長期間の使用によっ
て上記駆動部材が弁箱51等を気密を保って貫通する部位
よりの漏れを生ずることが無い信頼性の高い電磁弁を提
供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案電磁弁の一実施例を示す縦断面図である。 1〜本体、1a〜流入口、1b〜流出口、2〜流路、3〜弁
座部、4〜弁本体、4a〜磁性体弁棒、5〜弁室、5a〜弁
室頂面部、6〜弁棒収納室、6a〜蓋部、7〜スプリン
グ、8a〜ソレノイド、8b〜永久磁石体、81a,81b〜中央
空部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端を流入口1a、他端を流出口1bとなした
    本体1内に、該流入口1aと流出口1bとを連通する流路2
    を設け、この流路2の途中には弁座部3を設け、この弁
    座部3の上方には弁本体4を収納する弁室5を設け、 上記弁室5はその頂面を略平面の弁室頂面部5aとなすと
    ともに、その中央部位には下端が弁室5内に連通し上端
    を蓋部6aで密封した非磁性体からなる弁棒収納室6を立
    設し、 上記弁棒収納室6内には、下端を上記弁本体4に連結し
    た磁性体弁棒4aを収納し、また、この弁棒収納室6内ま
    たは前記弁室5内には弁本体4を弁座部3に押圧するよ
    う付勢するスプリング7を収納し、 さらに、上記弁室頂面部5a上には、通電時に上記磁性体
    弁棒4a乃至弁本体4をスプリング7の付勢力に抗して引
    上げるリング形状のソレノイド8aと、同じくリング状で
    装着時に常時上記磁性体弁棒4a乃至弁本体4をスプリン
    グ7の付勢力に抗して引上げる永久磁石体8bとのいずれ
    かを、その中央空部81a,81b内に弁棒収納室6が挿通す
    る様になして着脱交換可能に装着してなる電磁弁。
JP1990051664U 1990-05-17 1990-05-17 電磁弁 Expired - Lifetime JPH0647185Y2 (ja)

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JPH0410173U JPH0410173U (ja) 1992-01-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6124883A (ja) * 1984-07-11 1986-02-03 Jeol Ltd 定圧リリ−ス弁
JPS6328979U (ja) * 1986-08-11 1988-02-25

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