JPH0647098U - ノズル回転位置表示装置付きタンク内洗浄機 - Google Patents

ノズル回転位置表示装置付きタンク内洗浄機

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JPH0647098U
JPH0647098U JP5684992U JP5684992U JPH0647098U JP H0647098 U JPH0647098 U JP H0647098U JP 5684992 U JP5684992 U JP 5684992U JP 5684992 U JP5684992 U JP 5684992U JP H0647098 U JPH0647098 U JP H0647098U
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JP
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tank
cylindrical portion
nozzle
displacement
rotational displacement
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JP5684992U
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English (en)
Inventor
茂 立山
弘 黒田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 タンク内面を洗浄する洗浄機の洗浄液噴出用
ノズルの回転位置を機械的に安全に検出してタンク外で
表示できるようにする。 【構成】 タンクの内部に配設される洗浄機1におい
て、鉛直軸線のまわりに回転可能の竪型円筒部cの上端
部に、水平円筒部dが水平軸線のまわりに回転可能に設
けられるとともに、一端に水平軸線と直角をなす方向に
洗浄液を噴出しうるノズルeが設けられ、他端に突設さ
れたピン3の回転変位を直線運動の変位に変換して検出
しうる第1の機械的回転変位検出機構4〜11と、外周に
形成された傾斜リング溝17に係合するリンク14により回
転変位を検出しうる第2の機械的回転変位検出機構とが
設けられて、各検出機構から得られた直線運動の変位が
ボーデン・ケーブル12,15を介しタンク外へ伝達され、
上記ノズルeの回転位置が表示器13,16により表示され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主としてタンカーのタンク内を洗浄するための洗浄機に関し、特に 洗浄機の洗浄液噴出用ノズルの回転位置をタンク外で表示できるようにした、ノ ズル回転位置表示装置付きタンク内洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
タンカーのタンク内洗浄機としては、従来から回転ノズル式のものが用いられ ている。 そして、ノズルの回転位置検出手段として、同ノズルから噴出される洗浄液が タンク内壁に衝突する音を検知し、その衝突音の変化によりノズルの回転位置の 変化を推定することが行なわれていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述のような従来のタンク内洗浄機のノズル位置検出手段では、タ ンク内に複数の洗浄機を設置した場合は、洗浄液のタンク内壁への衝突音がいず れの洗浄機のものか判然とせず、ノズル回転位置の検出が困難になるほか、ノズ ルが洗浄液を噴出していない状態では同ノズルの回転位置を検出できないという 問題点がある。 本考案は、このような問題点の解消をはかろうとするもので、タンク内におけ る洗浄機のノズルの回転位置の変化を機械的手段によりタンク外へ伝達できるよ うにして、同ノズルの回転位置を的確に表示できるようにした、ノズル回転位置 表示装置付きタンク内洗浄機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するため、本考案のノズル回転位置表示装置付きタンク内洗 浄機は、タンクの内部に配設される洗浄機において、鉛直軸線のまわりに回転し うる竪型円筒部と、同竪型円筒部の上端部に水平に嵌挿されて水平軸線のまわり に回転しうる水平円筒部と、同水平円筒部の一端に設けられて上記水平軸線と直 角をなす方向に洗浄液を噴出しうるノズルとをそなえ、上記水平円筒部の他端に 上記水平軸線から偏倚して突設されたピンの上記水平軸線まわりの回転変位を直 線運動の変位に変換して検出しうる第1の機械的回転変位検出機構と、上記竪型 円筒部の外周に形成された傾斜リング溝に係合するリンクにより同竪型円筒部の 回転変位を直線運動の変位に変換して検出しうる第2の機械的回転変位検出機構 とが設けられて、上記の第1および第2の機械的回転変位検出機構から得られた 直線運動の変位をそれぞれ上記タンクの外部へ伝達する第1および第2のボーデ ン・ケーブルと、これらの第1および第2のボーデン・ケーブルでそれぞれ伝達 された直線運動の変位に基づき上記ノズルの回転位置を上記タンクの外部で表示 するノズル回転位置表示器とが設けられたことを特徴としている。
【0005】
【作用】
上述の本考案のノズル回転位置表示装置付きタンク内洗浄機では、タンク内に おけるノズルの回転位置が、同ノズルを一端に有する水平円筒部の回転変位を直 線運動の変位に変換して検出する第1の機械的回転変位検出機構と、上記水平円 筒部を回転可能に支承する竪型円筒部の回転変位を直線運動の変位に変換して検 出する第2の機械的回転変位検出機構とで、総合的に検出されるようになる。 そして、これらの第1および第2の機械的回転変位検出機構から得られた直線 運動の変位が、それぞれ第1および第2のボーデン・ケーブル(Bowden cable) によりタンク外へ伝達され、これらのボーデン・ケーブルに接続された表示器に より上記ノズルの回転位置が表示される。
【0006】
【実施例】
以下、図面により本考案の一実施例としてのノズル回転位置表示装置付きタン ク内洗浄機について説明すると、図1はその全体構成を示す模式図、図2はその 第1の機械的回転変位検出機構を示す正面図、図3はその第2の機械的回転変位 検出機構を示す正面図である。
【0007】 図1に示すように、このタンク内洗浄機1は、竪型に配置された洗浄水供給配 管aと、同配管aの上端部bに水密に嵌挿されて鉛直軸線のまわりに回転しうる 竪型円筒部cとをそなえるとともに、同竪型円筒部cの上端部に水平に嵌挿され て水平軸線のまわりに回転しうる水平円筒部dと、同水平円筒部dの一端に設け られて上記水平軸線と直角をなす方向に洗浄水を噴出しうるノズルeをそなえて 構成されている。
【0008】 そして、竪型円筒部cおよび水平円筒部dの回転駆動は、図示しないオイルモ ーターなどの駆動手段により行なわれるようになっている。また、洗浄水供給配 管aを介して供給された洗浄水は、竪型円筒部cと水平円筒部dとを通じてノズ ルeへ供給され、同ノズルeから噴出される洗浄水は船体上甲板uの下方の船内 貨油タンクの内面へ噴き付けられるようになっている。すなわち、この洗浄機1 は、タンクの内部に設置されるようになっている。 水平円筒部dの他端には、同水平円筒部dと一体に水平軸線のまわりに回転す る円板2が固設されており、同円板2には上記水平軸線から偏倚するようにして ピン3が突設されている。
【0009】 そして、図1および図2に示すごとく、水平円筒部dの回転に伴うピン3の上 記水平軸線のまわりの回転変位を直線運動の変位に変換して検出しうるように、 同ピン3にベルト4を介して連結されたローラ5と、同ローラ5を支承する上下 動受レール6と、同レール6に連結されて固定ガイド7により案内される上下動 伝達レバー8と、同レバー8の下端に枢着されて支点9のまわりに揺動しうる揺 動リンク10と同リンク10に連結された上下動リンク11とからなる第1の機械的回 転変位検出機構が設けられている。 また、図1および図3に示すごとく、竪型円筒部cの回転変位を直線運動の変 位に変換して検出しうるように、竪型円筒部cの外周に形成された傾斜リング溝 17と、同傾斜リング溝17に上端屈曲部14aを係合して固定ガイド7により案内さ れる変換リンク14とで構成された第2の機械的回転変位検出機構が設けられてい る。
【0010】 上述の第1および第2の機械的回転変位検出機構から得られた直線運動の変位 は、それぞれ第1および第2のボーデン・ケーブル12,15によりタンクの外部へ 伝達されるようになっている。すなわち、第1の機械的回転変位検出機構におけ る上下動リンク11に第1のボーデン・ケーブル12の一端が連結され、同ケーブル 12の他端はタンク外における第1のノズル回転位置表示計13に接続されている。 また、第2の機械的回転変位検出機構における変換リンク14には第2のボーデン ・ケーブル15の一端が連結され、同ケーブル15の他端はタンク外における第2の ノズル回転位置表示計16に接続されている。
【0011】 本実施例のノズル回転位置表示装置付きタンク内洗浄機は、上述のように構成 されているので、水平円筒部dの一端において水平軸線と直角に設けられたノズ ルeの水平軸線まわりの回転位置は第1のノズル回転位置表示計13に表示され、 またノズルeの鉛直軸線まわりの回転位置は第2のノズル回転位置表示計16に表 示されるようになる。すなわち、ノズルeを一端にそなえた水平円筒部dの水平 軸線まわりの回転変位は、ピン3から第1の機械的回転変位検出機構におけるベ ルト4、ローラ5、上下動受レール6、上下動伝達レバー8、揺動リンク10およ び上下動リンク11を介し直線運動の変位に変換されて検出され、その検出量は第 1のボーデン・ケーブル12を介して第1の回転位置表示計13に表示されるのであ る。同様に、ノズルe付き水平円筒部dを支承する竪型円筒部cの鉛直軸線のま わりの回転変位は、第2の機械的回転変位検出機構における傾斜リング溝17に上 端屈曲部14aを係合した変換リンク14を介し直線運動の変位に変換されて検出さ れ、その検出量は第2のボーデン・ケーブル15を介して第2の回転位置表示計16 に表示される。このようにして、ノズルeの全体としての回転位置は、ノズル回 転位置表示器としての第1および第2のノズル回転位置表示計13,16により、総 合的に表示されるようになる。
【0012】 上述のように、本実施例のノズル回転位置表示装置付きタンク内洗浄機によれ ば、ノズルeの水平軸線まわりの回転変位および鉛直軸線まわりの回転変位がそ れぞれ直線運動の変位に変換されるので、簡素な構造のボーデン・ケーブルによ り確実にタンク外へ伝達されるのであり、しかも第1および第2の機械的回転変 位検出機構および各ボーデン・ケーブル12,15を介しタンク内ではすべて機械的 な作用が行なわれるので、タンク内に可燃性ガスが充満している場合でも十分に 安全性が保たれるのである。 なお、第1および第2のボーデン・ケーブル12,15を介しタンク外へ取り出さ れた直線運動の変位量をそれぞれ回転変位量に戻すようにして、ノズルe、水平 円筒部dおよび竪型円筒部cを含む模型的表示器により、ノズルeの回転位置が 一目瞭然の状態で表示されるようにしてもよい。
【0013】
【考案の効果】
以上、詳述したように、本考案のノズル回転位置表示装置付きタンク内洗浄機 によれば、次のような効果ないし利点が得られる。 (1) ノズルの水平軸線まわりの回転変位および鉛直軸線まわりの回転変位が、そ れぞれ第1および第2の機械的回転変位検出機構を介し直線運動の変位に変換さ れるので、簡素な構造のボーデン・ケーブルにより確実にタンク外へ伝達される ようになる。 (2) 上述の第1および第2の機械的回転変位検出機構および各ボーデン・ケーブ ルを介しタンク内ではすべて機械的な作用が行なわれるので、タンク内に可燃性 ガスが充満している場合でも十分に安全性が保たれるようになる。 (3) タンク内に複数の洗浄機を設置した場合でも各洗浄機のノズルの回転位置が 的確に検出され、タンク外のノズル回転位置表示器に表示されるようになる。 (4) 洗浄機が不作動の状態にあっても、そのノズルの回転位置が常にタンク外で 表示されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としてのノズル回転位置表示
装置付きタンク内洗浄機の全体構成を示す模式図であ
る。
【図2】図1の洗浄機における第1の機械的回転変位検
出機構を示す正面図である。
【図3】図1の洗浄機における第2の機械的回転変位検
出機構を示す正面図である。
【符号の説明】
a 洗浄水供給配管 b 配管aの上端部 c 竪型円筒部 d 水平円筒部 e ノズル 1 洗浄機 2 円板 3 ピン 4 ベルト 5 ローラ 6 上下動受レール 7 固定ガイド 8 上下動伝達レバー 9 支点 10 揺動リンク 11 上下動リンク 12 第1のボーデン・ケーブル 13 第1のノズル回転位置表示計 14 変換リンク 14a 変換リンク14の上端屈曲部 15 第2のボーデン・ケーブル 16 第2のノズル回転位置表示計 17 傾斜リング溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクの内部に配設される洗浄機におい
    て、鉛直軸線のまわりに回転しうる竪型円筒部と、同竪
    型円筒部の上端部に水平に嵌挿されて水平軸線のまわり
    に回転しうる水平円筒部と、同水平円筒部の一端に設け
    られて上記水平軸線と直角をなす方向に洗浄液を噴出し
    うるノズルとをそなえ、上記水平円筒部の他端に上記水
    平軸線から偏倚して突設されたピンの上記水平軸線まわ
    りの回転変位を直線運動の変位に変換して検出しうる第
    1の機械的回転変位検出機構と、上記竪型円筒部の外周
    に形成された傾斜リング溝に係合するリンクにより同竪
    型円筒部の回転変位を直線運動の変位に変換して検出し
    うる第2の機械的回転変位検出機構とが設けられて、上
    記の第1および第2の機械的回転変位検出機構から得ら
    れた直線運動の変位をそれぞれ上記タンクの外部へ伝達
    する第1および第2のボーデン・ケーブルと、これらの
    第1および第2のボーデン・ケーブルでそれぞれ伝達さ
    れた直線運動の変位に基づき上記ノズルの回転位置を上
    記タンクの外部で表示するノズル回転位置表示器とが設
    けられたことを特徴とする、ノズル回転位置表示装置付
    きタンク内洗浄機。
JP5684992U 1992-07-21 1992-07-21 ノズル回転位置表示装置付きタンク内洗浄機 Withdrawn JPH0647098U (ja)

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JPH0647098U true JPH0647098U (ja) 1994-06-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017056531A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 オリンパス株式会社 内視鏡及び内視鏡システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017056531A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 オリンパス株式会社 内視鏡及び内視鏡システム
JP6173624B1 (ja) * 2015-09-30 2017-08-02 オリンパス株式会社 内視鏡

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