JPH0647001Y2 - コ−クバケツトのシ−ル装置 - Google Patents
コ−クバケツトのシ−ル装置Info
- Publication number
- JPH0647001Y2 JPH0647001Y2 JP11684987U JP11684987U JPH0647001Y2 JP H0647001 Y2 JPH0647001 Y2 JP H0647001Y2 JP 11684987 U JP11684987 U JP 11684987U JP 11684987 U JP11684987 U JP 11684987U JP H0647001 Y2 JPH0647001 Y2 JP H0647001Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gate
- body frame
- coke
- packing
- coke bucket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coke Industry (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、コークス乾式消火設備におけるコークバケ
ツトのシール装置に関するものである。
ツトのシール装置に関するものである。
コークス乾式消火設備において、コークス炉より押し出
された赤熱コークスは、コークバケツトに収容されそし
て消火炉まで搬送され、消火炉内に装入されて消火が行
なわれる。
された赤熱コークスは、コークバケツトに収容されそし
て消火炉まで搬送され、消火炉内に装入されて消火が行
なわれる。
第6図は従来のコークバケツトの部分断面正面図、第7
図は部分断面側面図である。図面に示すように、コーク
バケツトは、格子状に組立てられた鋼製の本体フレーム
2と、本体フレーム2の内面に張られた耐熱鋳鋼からな
るライナ3とによつて赤熱コークスを収容するための容
器1を形成している。
図は部分断面側面図である。図面に示すように、コーク
バケツトは、格子状に組立てられた鋼製の本体フレーム
2と、本体フレーム2の内面に張られた耐熱鋳鋼からな
るライナ3とによつて赤熱コークスを収容するための容
器1を形成している。
容器1の上部には、コークス炉から押し出された赤熱コ
ークスを収容するための開閉可能な2枚の蓋4が設けら
れており、容器1の下部には、容器内の赤熱コークスを
消火炉内に装入するための開閉可能な2枚のゲート5が
設けられている。
ークスを収容するための開閉可能な2枚の蓋4が設けら
れており、容器1の下部には、容器内の赤熱コークスを
消火炉内に装入するための開閉可能な2枚のゲート5が
設けられている。
2枚のゲート5は、中央から左右に開く観音開き式にな
つており、容器1の両側に設けられたゲート開閉機構6
により開閉される。ゲート開閉機構6の上部には、これ
と連動してコークバケツト全体を吊り上げる吊ロツド7
が設けられている。
つており、容器1の両側に設けられたゲート開閉機構6
により開閉される。ゲート開閉機構6の上部には、これ
と連動してコークバケツト全体を吊り上げる吊ロツド7
が設けられている。
ゲート5の中央部長手方向の間には、H形状の中央梁8
が設けられており、ゲート5の閉鎖時には、ゲート5の
長手方向の端縁が中央梁8に接触する。
が設けられており、ゲート5の閉鎖時には、ゲート5の
長手方向の端縁が中央梁8に接触する。
上述した構造のコークバケツトは、高温の赤熱コークス
の収容および排出をくり返すので、熱膨脹のための逃げ
を考慮しなければならず、ゲート5および蓋4と本体フ
レーム2との間を密閉構造にすることはできない。従つ
て、赤熱コークスを収容し、ゲート5および蓋4を閉鎖
しても、ゲート5および蓋4と本体フレーム2との間の
隙間から空気を吸い込んで、赤熱コークスを燃焼させ、
特にゲート5付近が極めて高温になる。この結果、本体
フレーム2に亀裂が生じ、コークバケツトの寿命を縮め
る問題があった。
の収容および排出をくり返すので、熱膨脹のための逃げ
を考慮しなければならず、ゲート5および蓋4と本体フ
レーム2との間を密閉構造にすることはできない。従つ
て、赤熱コークスを収容し、ゲート5および蓋4を閉鎖
しても、ゲート5および蓋4と本体フレーム2との間の
隙間から空気を吸い込んで、赤熱コークスを燃焼させ、
特にゲート5付近が極めて高温になる。この結果、本体
フレーム2に亀裂が生じ、コークバケツトの寿命を縮め
る問題があった。
従つて、この考案の目的は、コークス乾式消火設備にお
けるコークバケツトのゲートと本体フレームとの間の隙
間を無くし、空気の吸い込みによるバケツト内の赤熱コ
ークスの燃焼を防止することができるコークバケツトの
シール装置を提供することにある。
けるコークバケツトのゲートと本体フレームとの間の隙
間を無くし、空気の吸い込みによるバケツト内の赤熱コ
ークスの燃焼を防止することができるコークバケツトの
シール装置を提供することにある。
この考案は、コークバケツトの本体フレームとゲートと
の接触部分における前記ゲートまたは前記本体フレーム
の周縁に、セラミツクスフアイバーの芯体と、前記芯体
の外周を包むステンレス製の網体とからなるパツキンを
取り付け、ゲートの閉鎖時に前記パツキンにより前記本
体フレームと前記ゲートとの接触部分をシールすること
に特徴を有するものである。
の接触部分における前記ゲートまたは前記本体フレーム
の周縁に、セラミツクスフアイバーの芯体と、前記芯体
の外周を包むステンレス製の網体とからなるパツキンを
取り付け、ゲートの閉鎖時に前記パツキンにより前記本
体フレームと前記ゲートとの接触部分をシールすること
に特徴を有するものである。
次に、この考案を図面を参照しながら説明する。第5図
はこの考案に使用されるパツキンの概略垂直断面図であ
る。図面に示すように、パツキン9は、断面円形状のセ
ラミツクスフアイバーからなる芯体10と、芯体10の外周
をセラミツクスフアイバー製のガード11を介して包むス
テンレス製の網体12とからなつており、網体12は、芯体
10を包んだ後、相互に溶接等により固着した上、2つ折
りされて所定長さの取付け片13を形成している。芯体10
の直径は例えば30mm、取付け片13の長さは例えば60mm、
その厚さは例えば3mmである。
はこの考案に使用されるパツキンの概略垂直断面図であ
る。図面に示すように、パツキン9は、断面円形状のセ
ラミツクスフアイバーからなる芯体10と、芯体10の外周
をセラミツクスフアイバー製のガード11を介して包むス
テンレス製の網体12とからなつており、網体12は、芯体
10を包んだ後、相互に溶接等により固着した上、2つ折
りされて所定長さの取付け片13を形成している。芯体10
の直径は例えば30mm、取付け片13の長さは例えば60mm、
その厚さは例えば3mmである。
第1図はコークバケツトのゲート部分を閉鎖状態で示す
概略底面図である。ゲート5,5の中央梁8と接触する長
さ方向の端縁5a,5aの、前記中央梁8と接触する面、お
よび、前記端縁5a,5aとは反対側の、本体フレーム2と
接触する長さ方向の端縁5b,5bには、上述した構造のパ
ツキン9が取り付けられている。更に、ゲート5,5の幅
方向の両端縁5c,5c、5d,5dが接触する本体フレーム2に
も上述した構造のパツキン9が取り付けられている。
概略底面図である。ゲート5,5の中央梁8と接触する長
さ方向の端縁5a,5aの、前記中央梁8と接触する面、お
よび、前記端縁5a,5aとは反対側の、本体フレーム2と
接触する長さ方向の端縁5b,5bには、上述した構造のパ
ツキン9が取り付けられている。更に、ゲート5,5の幅
方向の両端縁5c,5c、5d,5dが接触する本体フレーム2に
も上述した構造のパツキン9が取り付けられている。
第2図は第1図のA−A線拡大断面図である。ゲート5
の中央梁8と接する部分の端縁5aにはシールプレート14
が固着されており、シールプレート14の先端部にパツキ
ン9がその取付け片13によりボルト等で固着されてい
る。一方、中央梁8の下部フランジ8aの端面には、逆L
字状シールプレート15が固着されている。従つて、ゲー
ト5の閉鎖時には、長さ方向の端縁5aに取り付けられた
パツキン9が、中央梁8のシールプレート15に密接し、
かくして端縁5aと中央梁8とはシールされる。
の中央梁8と接する部分の端縁5aにはシールプレート14
が固着されており、シールプレート14の先端部にパツキ
ン9がその取付け片13によりボルト等で固着されてい
る。一方、中央梁8の下部フランジ8aの端面には、逆L
字状シールプレート15が固着されている。従つて、ゲー
ト5の閉鎖時には、長さ方向の端縁5aに取り付けられた
パツキン9が、中央梁8のシールプレート15に密接し、
かくして端縁5aと中央梁8とはシールされる。
第3図は第1図のB−B線拡大断面図である。開閉軸16
が取り付けられているゲート5の他方の端縁5bには、逆
L字状のシールカバー17が固着されており、シールカバ
ー17に、パツキン9がその取付け片13によりボルト等で
固着されている。一方、端縁5bと接する本体フレーム2
の端縁には、L字状のシールカバー18が固着されてい
る。従つて、ゲート5の閉鎖時には、長さ方向の他方の
端縁5bに取り付けられたパツキン9が、本体フレーム2
のシールカバー18に密接し、かくして端縁5bと本体フレ
ーム2とはシールされる。
が取り付けられているゲート5の他方の端縁5bには、逆
L字状のシールカバー17が固着されており、シールカバ
ー17に、パツキン9がその取付け片13によりボルト等で
固着されている。一方、端縁5bと接する本体フレーム2
の端縁には、L字状のシールカバー18が固着されてい
る。従つて、ゲート5の閉鎖時には、長さ方向の他方の
端縁5bに取り付けられたパツキン9が、本体フレーム2
のシールカバー18に密接し、かくして端縁5bと本体フレ
ーム2とはシールされる。
第4図は第1図のC−C線断面図である。ゲート5の幅
方向の両端縁5c,5dが接触する本体フレーム2の端面に
は、パツキン9が、その取付け片13および取付け金具19
により固着されている。従つて、ゲート5の閉鎖時に
は、その幅方向の両端縁5c,5dがパツキン9に密接し、
かくして両端縁5c,5dと本体フレーム2とはシールされ
る。
方向の両端縁5c,5dが接触する本体フレーム2の端面に
は、パツキン9が、その取付け片13および取付け金具19
により固着されている。従つて、ゲート5の閉鎖時に
は、その幅方向の両端縁5c,5dがパツキン9に密接し、
かくして両端縁5c,5dと本体フレーム2とはシールされ
る。
上述したシールは、コークバケツトのゲート5と本体フ
レームとの間に限られるものではなく、コークバケツト
の上部に設けられた蓋と本体フレームとの間にも適用
し、同様の効果が得られる。
レームとの間に限られるものではなく、コークバケツト
の上部に設けられた蓋と本体フレームとの間にも適用
し、同様の効果が得られる。
以上述べたように、この考案によれば、コークス乾式消
火設備におけるコークバケツトのゲートと本体フレーム
との間の隙間を簡単な構造で無くすことができ、空気の
吸い込みによるバケツト内の赤熱コークスの燃焼を適確
に防止することができ、パツキンはセラミツクスフアイ
バーの芯体と、前記芯体の外周を包むステンレス製の網
体とからなつているので、耐熱性に優れしかも強靱であ
る等、多くの実用上優れた効果がもたらされる。
火設備におけるコークバケツトのゲートと本体フレーム
との間の隙間を簡単な構造で無くすことができ、空気の
吸い込みによるバケツト内の赤熱コークスの燃焼を適確
に防止することができ、パツキンはセラミツクスフアイ
バーの芯体と、前記芯体の外周を包むステンレス製の網
体とからなつているので、耐熱性に優れしかも強靱であ
る等、多くの実用上優れた効果がもたらされる。
第1図はコークバケツトのゲート部分を閉鎖状態で示す
概略底面図、第2図は第1図のA−A線拡大断面図、第
3図は第1図のB−B線拡大断面図、第4図は第1図の
C−C線断面図、第5図はこの考案に使用されるパツキ
ンの概略垂直断面図、第6図は従来のコークバケツトの
部分断面正面図、第7図は同じく部分断面側面図であ
る。図面において、 1…容器、2…本体フレーム、 3…ライナー、4…蓋、 5…ゲート、6…ゲート開閉機構、 7…吊りロツド、8…中央梁、 9…パツキン、10…芯体、 11…ガード、12…網体、 13…取付け片、14,15…シールプレート、 16…開閉軸、17,18…シールカバー、 19…取付け金具。
概略底面図、第2図は第1図のA−A線拡大断面図、第
3図は第1図のB−B線拡大断面図、第4図は第1図の
C−C線断面図、第5図はこの考案に使用されるパツキ
ンの概略垂直断面図、第6図は従来のコークバケツトの
部分断面正面図、第7図は同じく部分断面側面図であ
る。図面において、 1…容器、2…本体フレーム、 3…ライナー、4…蓋、 5…ゲート、6…ゲート開閉機構、 7…吊りロツド、8…中央梁、 9…パツキン、10…芯体、 11…ガード、12…網体、 13…取付け片、14,15…シールプレート、 16…開閉軸、17,18…シールカバー、 19…取付け金具。
Claims (1)
- 【請求項1】コークバケツトの本体フレームとゲートと
の接触部分における前記本体フレームまたは前記ゲート
の周縁に、セラミツクスフアイバーの芯体と、前記芯体
の外周を包むステンレス製の網体とからなるパツキンを
取り付け、前記パツキンにより、ゲートの閉鎖時におけ
る前記本体フレームと前記ゲートとの接触部分をシール
することを特徴とするコークバケツトのシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11684987U JPH0647001Y2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | コ−クバケツトのシ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11684987U JPH0647001Y2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | コ−クバケツトのシ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6422755U JPS6422755U (ja) | 1989-02-06 |
JPH0647001Y2 true JPH0647001Y2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=31359766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11684987U Expired - Lifetime JPH0647001Y2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | コ−クバケツトのシ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647001Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-07-31 JP JP11684987U patent/JPH0647001Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6422755U (ja) | 1989-02-06 |
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