JPH0646907U - すべり勾配面加工用治具 - Google Patents

すべり勾配面加工用治具

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Publication number
JPH0646907U
JPH0646907U JP8502492U JP8502492U JPH0646907U JP H0646907 U JPH0646907 U JP H0646907U JP 8502492 U JP8502492 U JP 8502492U JP 8502492 U JP8502492 U JP 8502492U JP H0646907 U JPH0646907 U JP H0646907U
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JP
Japan
Prior art keywords
slip
edge
slope
slope surface
sawing
Prior art date
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Pending
Application number
JP8502492U
Other languages
English (en)
Inventor
章嗣 大元
憲彦 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 追掛け大せん継ぎのすべり勾配面を正確に加
工する。 【構成】 すべり勾配面加工用治具3に当て部6を設け
る。当て部をすべり被加工材の鋸挽面5aにあてがい、
固定する。当て部には、すべり勾配面のすべり勾配と同
じ勾配を有する第1の端縁7aと逆向きの勾配を有する
第2の端縁7bとを設ける。第1の端縁を使って女木の
すべり勾配面のけがきと鋸挽きとを行い、第2の端縁を
使って男木のすべり勾配面のけがきと鋸挽きとを行う。
このため、すべり勾配面は正確に合致する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、追掛け大せん継ぎ等におけるすべり勾配面を加工するために用いら れるすべり勾配面加工用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、追掛け大せん継ぎ等におけるすべり勾配面を加工するには、差金等を用 いて被加工材にけがきを行い、しかる後、けがき線に沿って手鋸、丸鋸等で切削 している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のようにけがき及び鋸挽きを全くの手作業によって行 うと、男木と女木との間ですべり勾配面の勾配や平滑性等に誤差を生じ易く、継 手部分にガタツキを来すおそれがある。
【0004】 本考案は、そのような不都合を解消するべく、すべり勾配面を正確に加工する ことのできる治具を提供することをその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、すべり勾配面の形成のための鋸が入れら れるべき被加工材の鋸挽面にあてがわれ固定される当て部を有し、上記すべり勾 配面のすべり勾配と同じ勾配を有する第1の端縁と該勾配とは逆向きの勾配を有 する第2の端縁とが上記当て部に設けられたすべり勾配面加工用治具の構成を採 用している。
【0006】
【作用】
すべり勾配面を形成するに際し、当て部の第1の端縁が鋸挽き線に合致するよ うに、該当て部が女木側被加工材の鋸挽き面にあてがわれ、固定される。
【0007】 第1の端縁に沿ってけがき材が滑らされることにより、鋸挽きされるべき線に 沿ってけがき線が描かれる。 次に、鋸挽き工具の端縁と鋸刃との間の距離だけ当て部がずらされ、固定され る。
【0008】 当て部の第1の端縁に沿って鋸挽き工具の端縁が滑らされることにより、上記 けがき線に沿って鋸挽きがなされ、女木にすべり勾配面が形成される。 また、男木側被加工材に対しては、第2の端縁が鋸挽き線に合致するように、 当て部が鋸挽き面にあてがわれ、固定され、上記と同様にしてけがき線が描かれ る。また、該第2の端縁の利用により鋸挽きがなされ、男木にすべり勾配面が形 成される。
【0009】 このように、けがき線の記入と鋸挽きとが端縁に沿ってなされ、かつそれらが 同じ端縁の使用によりなされるので、すべり勾配面が正確に加工される。また、 互いに逆向きの勾配を有する端縁が一基の治具に設けられているので、男木と女 木とに対しすべり勾配面を簡易に形成することができる。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例について説明する。 図8及び図9に示されるように、追掛け大せん継ぎ等による継手においては、 その結合にすべり勾配面1a,2aが用いられている。
【0011】 この継手は、図10に示されるような女木1と、図11に示されるような男木 2とよりなり、夫々が互いに逆向きの勾配B/A,−B/Aとなったすべり勾配 面1a,2aを有している。継手の形成に際して両すべり勾配面1a,2aが密 接することにより、継手としての結合度が高められる。
【0012】 図1乃至図7に示されるように、このすべり勾配面1a,2aを加工する際に 用いられるすべり勾配面加工用治具3は、すべり勾配面1a,2aの形成のため の鋸が入れられるべき被加工材5の鋸挽面5aにあてがわれ固定される当て部6 を有しており、該当て部6には、上記すべり勾配面1a,2aのすべり勾配B/ A,−B/Aと同じ勾配Z/Y,−Z/Yを有する第1の端縁7aと第2の端縁 7bが設けられている。
【0013】 当て部6は、被加工材5の幅Aよりも大きい前後幅Yを有した略四辺形の板材 で構成されており、その下面6aは被加工材5の表面5aに接触する平滑面とな っている。
【0014】 当て部6の前後には、該当て部6から垂直に起立する前起立板8と後起立板9 が夫々設けられている。後起立板9は被加工材5の鋸挽面5aに直角な面5b( 上ば)にあてがわれるもので、その内面9aは被加工材5の表面に接触しうる平 滑面となっている。前起立板8は被加工材5の鋸挽面5aに直角な他の面に対向 しており、固定用ネジ10が取り付けられている。固定用ネジ10は前起立板8 に固着されたナット11に螺合し、その先端が上記後起立板9の内面9aに対向 している。固定用ネジ10の後端にはノブ10aが固着されており、該ノブ10 aが操作者により把持され回されることにより、固定用ネジ10の先端が被加工 材5を上記後起立板9と共に前後から挟持したり、或いは解放したりする。固定 用ネジ10の操作により被加工材5が挟持されると、当該すべり勾配面加工用治 具3が被加工材5の所定箇所に固定されることとなる。
【0015】 上記第1と第2の端縁7a,7bは、上記当て部6の左右縁に夫々形成されて いる。 第1の端縁7aは女木側被加工材5にすべり勾配面1aを形成するためのもの で、該すべり勾配面1aのすべり勾配B/Aと同じ勾配Z/Yが付与されている 。第2の端縁7bは男木側被加工材にすべり勾配面2aを形成するためのもので 、該すべり勾配面2aのすべり勾配−B/Aと同じ勾配−Z/Yが付与されてい る。また、第1と第2の端縁7a,7bには、鋸挽きに際し鋸挽き工具である例 えば丸鋸12を案内し易くするために夫々凸条13が設けられている。
【0016】 しかして、女木側にすべり勾配面1aを形成するには、図4及び図5に示され るように、まず、当て部6の第1の端縁7aが鋸挽き線に合致するように、該当 て部6を女木側被加工材5の鋸挽き面5aに当て、固定用ネジ10を回して当該 治具3を被加工材5に固定する。
【0017】 次いで、第1の端縁7aに沿ってけがき材(図示せず)を滑らせれば、鋸挽き されるべき線に沿ってけがき線を描くことができる。 その後、図4の斜線部分で示される箇所14を予めチェーンノミ等によりくり ぬく。また、図6及び図7に示されるように、丸鋸12の左ガイド面15と鋸刃 16との間の距離Hだけ当て部6をずらして固定する。一方、丸鋸12を調整し 、定盤17下の鋸刃16の突出量を図4に示される切り込み深さDに合わせる。
【0018】 この後、当て部6の第1の端縁7aに沿って凸条13を利用しつつ丸鋸12の 左ガイド面15を滑らせれば、上記けがき線に沿って鋸挽きを行うことができる 。該鋸挽きにより、女木にすべり勾配面1aが形成される。
【0019】 男木側にすべり勾配面2aを形成するには、当て部6の第2の端縁7bを利用 する。 すなわち、当て部6の第2の端縁7bが鋸挽き線に合致するように、該当て部 6を男木側被加工材の鋸挽き面に固定し、該第2の端縁7bに沿ってけがき材を 滑らせるようにしてけがき線を描く。また、予めチェーンノミ等によるくり抜き 加工をする。
【0020】 次に、図6に示される丸鋸12の右ガイド面18と鋸刃16との間の距離Tだ け当て部6をずらして固定する。なお、切り込み深さDは女木の場合と同じであ る。
【0021】 この後、当て部6の第2の端縁7bの凸条13に沿って丸鋸12の右ガイド面 18を滑らせれば、上記けがき線に沿って鋸挽きを行うことができる。該鋸挽き により、男木にすべり勾配面2aが形成される。
【0022】 上記女木と男木は、その後他の切断加工等がなされ、図10及び図11のよう な完成品とされ、両すべり勾配面1a,2aを擦り合せるようにして図8及び図 9の如く結合され、継手として完成される。
【0023】
【考案の効果】
本考案によれば、すべり勾配面を形成するに際し、当て部の端縁に沿ってけが き線を描き、かつ同じ端縁を利用してけがき線に沿いつつ鋸挽きを行うことがで きる。従って、男木と女木のすべり勾配面を正確な勾配、平滑性等が得られるよ うに加工し、両者の継手部分にガタツキが生じないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るすべり勾配面加工用治具の平面図
である。
【図2】上記すべり勾配面加工用治具の側面図である。
【図3】上記すべり勾配面加工用治具の背面図である。
【図4】女木側被加工材にけがき記入が可能な状態に取
り付けられた上記すべり勾配面加工用治具の背面図であ
る。
【図5】女木側被加工材にけがき記入が可能な状態に取
り付けられた上記すべり勾配面加工用治具の平面図であ
る。
【図6】女木側被加工材に鋸挽きが可能な状態に取り付
けられた上記すべり勾配面加工用治具を鋸挽き工具と共
に示す平面図である。
【図7】図6中VII矢視図である。
【図8】追掛け大せん継ぎにより継手部分の平面図であ
る。
【図9】追掛け大せん継ぎにより継手部分の側面図であ
る。
【図10】上記継手部分における女木を示す斜視図であ
る。
【図11】上記継手部分における男木を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1a,2a…すべり勾配面 3…すべり勾配面加工用治具 5…被加工材 5a…鋸挽面 6…当て部 7a…第1の端縁 7b…第2の端縁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 すべり勾配面の形成のための鋸が入れら
    れるべき被加工材の鋸挽面にあてがわれ固定される当て
    部を有し、上記すべり勾配面のすべり勾配と同じ勾配を
    有する第1の端縁と該勾配とは逆向きの勾配を有する第
    2の端縁とが上記当て部に設けられていることを特徴と
    するすべり勾配面加工用治具。
JP8502492U 1992-12-10 1992-12-10 すべり勾配面加工用治具 Pending JPH0646907U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8502492U JPH0646907U (ja) 1992-12-10 1992-12-10 すべり勾配面加工用治具

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JP8502492U JPH0646907U (ja) 1992-12-10 1992-12-10 すべり勾配面加工用治具

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JPH0646907U true JPH0646907U (ja) 1994-06-28

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JP8502492U Pending JPH0646907U (ja) 1992-12-10 1992-12-10 すべり勾配面加工用治具

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JP (1) JPH0646907U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56506B2 (ja) * 1975-04-09 1981-01-08
JPH0231704B2 (ja) * 1981-04-01 1990-07-16 Arufua Chem Itariaana Spa

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56506B2 (ja) * 1975-04-09 1981-01-08
JPH0231704B2 (ja) * 1981-04-01 1990-07-16 Arufua Chem Itariaana Spa

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