JPH0646880B2 - モ−タの速度検出装置 - Google Patents
モ−タの速度検出装置Info
- Publication number
- JPH0646880B2 JPH0646880B2 JP59008958A JP895884A JPH0646880B2 JP H0646880 B2 JPH0646880 B2 JP H0646880B2 JP 59008958 A JP59008958 A JP 59008958A JP 895884 A JP895884 A JP 895884A JP H0646880 B2 JPH0646880 B2 JP H0646880B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- windings
- switching
- rotor
- excitation
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 48
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 25
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 13
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 17
- 230000005281 excited state Effects 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000005674 electromagnetic induction Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000003534 oscillatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 1
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P8/00—Arrangements for controlling dynamo-electric motors rotating step by step
- H02P8/14—Arrangements for controlling speed or speed and torque
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of Stepping Motors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、永久磁石および励磁用の巻線を有するモータ
に関し、特にその巻線に発生する誘起電圧からモータの
速度を検出するための装置に係る。
に関し、特にその巻線に発生する誘起電圧からモータの
速度を検出するための装置に係る。
発明の背景 位置決め制御では、位置決めの高速化および位置決め精
度の向上が常に望まれており、特に高精度の位置決めが
要求される制御系では、サーボ系の制御が用いられる。
このようなサーボ系の制御の操作器としてモータが多用
されている。
度の向上が常に望まれており、特に高精度の位置決めが
要求される制御系では、サーボ系の制御が用いられる。
このようなサーボ系の制御の操作器としてモータが多用
されている。
従来技術 サーボ制御では、位置検出用のセンサーが不可欠である
が、従来、この種のセンサーとしてエンコーダ、タコジ
エネレータ、ポテンショメータ、レゾルバ等が用いられ
る。またモータの内部に速度検出用のサーチコイルを付
加する形式のものも既に知られている。しかし、これら
のものでは、モータ回路と別にセンサーやサーチコイル
などが必要とされる。
が、従来、この種のセンサーとしてエンコーダ、タコジ
エネレータ、ポテンショメータ、レゾルバ等が用いられ
る。またモータの内部に速度検出用のサーチコイルを付
加する形式のものも既に知られている。しかし、これら
のものでは、モータ回路と別にセンサーやサーチコイル
などが必要とされる。
また、非励磁相の誘起電圧を検知するものもあるが、励
磁電流のスイッチング時における逆起電圧の考慮がなさ
れていないため、逆起電圧によって検出値が変動し、制
御が不安定である。
磁電流のスイッチング時における逆起電圧の考慮がなさ
れていないため、逆起電圧によって検出値が変動し、制
御が不安定である。
発明の目的 ここに本発明の目的は、閉ループ制御に用いられるモー
タ例えばユニポーラ型式のステッピングモータにおい
て、特別なセンサーを用いずに、モータの非励磁巻線す
なわち空コイルの誘起電圧を利用して、モータの速度を
間接的に検出し、かつその巻線のスイッチング時の逆起
電力による影響を少なくするとともに、逆起電力の検出
のための構成も簡単なものとすることである。
タ例えばユニポーラ型式のステッピングモータにおい
て、特別なセンサーを用いずに、モータの非励磁巻線す
なわち空コイルの誘起電圧を利用して、モータの速度を
間接的に検出し、かつその巻線のスイッチング時の逆起
電力による影響を少なくするとともに、逆起電力の検出
のための構成も簡単なものとすることである。
発明の概要 そこで本発明は、モータの複数の巻線に対し、励磁電流
が順次切り替えて流されることに着目し、非励磁状態の
巻線部分に発生する誘起電圧を順次切り替えて検出する
ことにより、巻線自体にセンサー機能を分担させるとと
もに、その巻線部分へ電流が流れなくなってから、所定
の時間の経過後に上記検出を行い、これによって励磁電
流のスイッチング時における逆起電圧の影響を小さくな
るようにしている。また、誘起電圧を検出するためのス
イッチのオンオフ状態の切り替えは、励磁電流を切り替
える励磁切替え用スイッチを制御する制御信号によって
行うようにし、構成も簡単にしている。
が順次切り替えて流されることに着目し、非励磁状態の
巻線部分に発生する誘起電圧を順次切り替えて検出する
ことにより、巻線自体にセンサー機能を分担させるとと
もに、その巻線部分へ電流が流れなくなってから、所定
の時間の経過後に上記検出を行い、これによって励磁電
流のスイッチング時における逆起電圧の影響を小さくな
るようにしている。また、誘起電圧を検出するためのス
イッチのオンオフ状態の切り替えは、励磁電流を切り替
える励磁切替え用スイッチを制御する制御信号によって
行うようにし、構成も簡単にしている。
実施例の構成 以下、本発明の各実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。
する。
まず、第1図は、永久磁石型のステッピングモータ1を
示しており、ロータ2は、永久磁石であり、その周囲の
励磁用の巻線31、32、33、34は、ステータ4に
固定されている。これらの巻線31、32および巻線3
3、34の接続点は、共通の端子5を経て電源端子10
に接続されている。また、巻線31、32、33、34
の各端部は、それぞれの端子6、7、8、9およびスイ
ッチ11、12、13、14を経て、共通のアース15
に接続されている。また端子6、7、8、9は、それぞ
れの速度信号検出用のスイッチ21、22、23、24
を経て、高入力インピーダンスの波形整形回路16の一
方の入力端に接続されている。なお、この波形整形回路
16は、電源端子10にも他方の入力端により接続され
ている。
示しており、ロータ2は、永久磁石であり、その周囲の
励磁用の巻線31、32、33、34は、ステータ4に
固定されている。これらの巻線31、32および巻線3
3、34の接続点は、共通の端子5を経て電源端子10
に接続されている。また、巻線31、32、33、34
の各端部は、それぞれの端子6、7、8、9およびスイ
ッチ11、12、13、14を経て、共通のアース15
に接続されている。また端子6、7、8、9は、それぞ
れの速度信号検出用のスイッチ21、22、23、24
を経て、高入力インピーダンスの波形整形回路16の一
方の入力端に接続されている。なお、この波形整形回路
16は、電源端子10にも他方の入力端により接続され
ている。
そして励磁切替え用のスイッチ11、12、13、14
は、1相励磁、2相励磁または1−2相励磁などの励磁
方式、回転方向およびステップ数と対応し、順次切り替
えられる。この切り替えによって巻線31、32、3
3、34は、励磁電流iによる磁界で、ロータ2の磁極
を順次吸引し、それに回転を与える。一方、速度信号検
出用のスイッチ21、22、23、24は、対応の巻線
31、32、33、34が励磁されていないとき、すな
わち励磁電流iが流れないときにオンとなるように、上
記スイッチ11、12、13、14と連動して切り替え
られる。
は、1相励磁、2相励磁または1−2相励磁などの励磁
方式、回転方向およびステップ数と対応し、順次切り替
えられる。この切り替えによって巻線31、32、3
3、34は、励磁電流iによる磁界で、ロータ2の磁極
を順次吸引し、それに回転を与える。一方、速度信号検
出用のスイッチ21、22、23、24は、対応の巻線
31、32、33、34が励磁されていないとき、すな
わち励磁電流iが流れないときにオンとなるように、上
記スイッチ11、12、13、14と連動して切り替え
られる。
今、例えばスイッチ11が閉じており、これに対応し巻
線31に励磁電流iが流れているとき、スイッチ22ま
たはスイッチ23がオンの状態に設定される。永久磁石
のロータ2が回転しているとき、非励磁状態の巻線3
2、33、34に誘起電圧Eが発生しているが、そのう
ちの巻線32または巻線33の誘起電圧Eは、オン状態
のスイッチ22、23を経て、波形整形回路16の入力
端に印加される。このときの波形整形回路16の入力電
圧つまり誘起電圧Eは、ロータ2の回転速度に正比例の
関係にある。このため波形整形回路16の出力電圧によ
って、ステッピングモータ1の回転速度が間接的に測定
できることになる。
線31に励磁電流iが流れているとき、スイッチ22ま
たはスイッチ23がオンの状態に設定される。永久磁石
のロータ2が回転しているとき、非励磁状態の巻線3
2、33、34に誘起電圧Eが発生しているが、そのう
ちの巻線32または巻線33の誘起電圧Eは、オン状態
のスイッチ22、23を経て、波形整形回路16の入力
端に印加される。このときの波形整形回路16の入力電
圧つまり誘起電圧Eは、ロータ2の回転速度に正比例の
関係にある。このため波形整形回路16の出力電圧によ
って、ステッピングモータ1の回転速度が間接的に測定
できることになる。
つぎに、第2図は、第1図の基本的な回路構成のうち、
2相励磁方式による実施例を示している。2つの入力端
子17、18に第3図に示すような2相の制御信号φ
1、φ2がそれぞれ印加されており、直接またはインバ
ータ19、20を経て、スイッチング用のトランジスタ
25、26、27、28のベースにそれぞれ印加されて
いる。このトランジスタ25、26、27、28は、前
記スイッチ11、12、13、14と対応している。ま
た、この制御信号φ1、φ2およびそれぞれの反転信号
は、2入力型のアンドゲート35、36、37、38の
入力端にそれぞれ接続されている。そしてこれらのアン
ドゲート35、36、37、38の出力信号は、それぞ
れ対応のスイッチ21、22、23、24の駆動信号と
なり、直接または適当な駆動回路を経て、それらのオ
ン、オフ状態を制御する。
2相励磁方式による実施例を示している。2つの入力端
子17、18に第3図に示すような2相の制御信号φ
1、φ2がそれぞれ印加されており、直接またはインバ
ータ19、20を経て、スイッチング用のトランジスタ
25、26、27、28のベースにそれぞれ印加されて
いる。このトランジスタ25、26、27、28は、前
記スイッチ11、12、13、14と対応している。ま
た、この制御信号φ1、φ2およびそれぞれの反転信号
は、2入力型のアンドゲート35、36、37、38の
入力端にそれぞれ接続されている。そしてこれらのアン
ドゲート35、36、37、38の出力信号は、それぞ
れ対応のスイッチ21、22、23、24の駆動信号と
なり、直接または適当な駆動回路を経て、それらのオ
ン、オフ状態を制御する。
実施例の作用 つぎに、第3図を参照しながら、速度検出時の作用を説
明する。
明する。
制御信号φ1、φ2は、回転方向およびステップ数に応
じて外部コントローラから入力端子17、18に位相差
θのもとに順次入力されている。制御信号φ1、φ2が
“H”レベルにあるとき、トランジスタ25、27が位
相差θでオンの状態に設定され、また制御信号φ1、φ
2が“L”レベルに設定されているとき、これがインバ
ータ19、20によって“H”レベルに変換されるた
め、トランジスタ26、28がオンの状態に設定され
る。これらのトランジスタ25、26、27、28がオ
ンの状態に設定されているとき、電源端子10から対応
の巻線31、32、33、34に励磁電流iがアース1
5に向けて流れるため、巻線31、32、33、34
は、第3図に示すように順次励磁されていく。なお、図
面上、巻線31、32、33、34についての“H”レ
ベルは、励磁状態と対応しており、また“L”レベル
は、非励磁状態と対応している。このようにして巻線3
1、32、33、34が順次励磁されていくため、これ
と同期してロータ2が回転することになる。
じて外部コントローラから入力端子17、18に位相差
θのもとに順次入力されている。制御信号φ1、φ2が
“H”レベルにあるとき、トランジスタ25、27が位
相差θでオンの状態に設定され、また制御信号φ1、φ
2が“L”レベルに設定されているとき、これがインバ
ータ19、20によって“H”レベルに変換されるた
め、トランジスタ26、28がオンの状態に設定され
る。これらのトランジスタ25、26、27、28がオ
ンの状態に設定されているとき、電源端子10から対応
の巻線31、32、33、34に励磁電流iがアース1
5に向けて流れるため、巻線31、32、33、34
は、第3図に示すように順次励磁されていく。なお、図
面上、巻線31、32、33、34についての“H”レ
ベルは、励磁状態と対応しており、また“L”レベル
は、非励磁状態と対応している。このようにして巻線3
1、32、33、34が順次励磁されていくため、これ
と同期してロータ2が回転することになる。
一方、この制御信号φ1、φ2およびその反転信号がそ
れぞれアンドゲート35、36、37、38の入力信号
となっているため、それらは両入力が共に“H”レベル
にあるとき、“H”レベルの出力を発生し、これによっ
て直接または間接的に対応のスイッチ21、22、2
3、24をオンの状態に設定する。ここでスイッチ2
1、22、23、24に関し、“H”レベルは、図面
上、オン状態と対応している。この結果、4個のスイッ
チ群のうち1個のものが位相差θで順次オンの状態に切
り替えられていく。しかもこのオン状態にあるスイッチ
の一端は、非励磁状態にある巻線と対応している。
れぞれアンドゲート35、36、37、38の入力信号
となっているため、それらは両入力が共に“H”レベル
にあるとき、“H”レベルの出力を発生し、これによっ
て直接または間接的に対応のスイッチ21、22、2
3、24をオンの状態に設定する。ここでスイッチ2
1、22、23、24に関し、“H”レベルは、図面
上、オン状態と対応している。この結果、4個のスイッ
チ群のうち1個のものが位相差θで順次オンの状態に切
り替えられていく。しかもこのオン状態にあるスイッチ
の一端は、非励磁状態にある巻線と対応している。
さて、ロータ2の回転中に、非励磁状態の例えば巻線3
1には、電磁誘導作用によって、ロータ2の回転に比例
した誘起電圧Eが発生している。そしてその誘起電圧E
は、閉じた状態のスイッチ21を経て、波形整形回路1
6に入力されている。それぞれの巻線31、32、3
3、34についての誘起電圧Eは、位相を異にしている
ため、不連続の状態にあるが、これらが波形整形回路1
6の共通の入力端に順次印加されるため、波形整形回路
16の入力電圧すなわち誘起電圧Eは、連続しているこ
とになる。そこで波形整形回路16は、これらの誘起電
圧Eの波形を整形し、それをロータ2の速度情報として
出力する。なお、この波形整形回路16は、既に述べた
ように、高入力インピーダンスとなっている。
1には、電磁誘導作用によって、ロータ2の回転に比例
した誘起電圧Eが発生している。そしてその誘起電圧E
は、閉じた状態のスイッチ21を経て、波形整形回路1
6に入力されている。それぞれの巻線31、32、3
3、34についての誘起電圧Eは、位相を異にしている
ため、不連続の状態にあるが、これらが波形整形回路1
6の共通の入力端に順次印加されるため、波形整形回路
16の入力電圧すなわち誘起電圧Eは、連続しているこ
とになる。そこで波形整形回路16は、これらの誘起電
圧Eの波形を整形し、それをロータ2の速度情報として
出力する。なお、この波形整形回路16は、既に述べた
ように、高入力インピーダンスとなっている。
しかも例えばスイッチ21が巻線31の誘起電圧Eを検
出する時点では、その巻線31が励磁状態から非励磁状
態に切り替えられた後、所定の遅れ時間ΔTだけ常に経
過していることになるから、その巻線31の誘起電圧E
は、励磁電流iのスイッチング時における逆起電力の影
響をほとんど受けないことになる。
出する時点では、その巻線31が励磁状態から非励磁状
態に切り替えられた後、所定の遅れ時間ΔTだけ常に経
過していることになるから、その巻線31の誘起電圧E
は、励磁電流iのスイッチング時における逆起電力の影
響をほとんど受けないことになる。
このように特別なセンサーが必要とされず、非励磁状態
の巻線31、32、33、34の誘起電圧を所定の遅れ
時間後に検出することによって、ロータ2の速度情報が
連続的に、しかも正確に得られる。このような速度情報
は、高速位置決めのためのサーボ情報として利用でき
る。
の巻線31、32、33、34の誘起電圧を所定の遅れ
時間後に検出することによって、ロータ2の速度情報が
連続的に、しかも正確に得られる。このような速度情報
は、高速位置決めのためのサーボ情報として利用でき
る。
他の実施例の構成 つぎに第4図は、2つの波形整形回路16a、16bが
設けられており、これと対応してスイッチ21、22の
一端が一方の波形整形回路16aの入力端に接続されて
おり、また他のスイッチ23、24の一端が他の波形整
形回路16bの入力端に接続されている例を示してい
る。したがってこの実施例では、2種類の誘起電圧Eす
なわち速度情報が同時に得られることになる。
設けられており、これと対応してスイッチ21、22の
一端が一方の波形整形回路16aの入力端に接続されて
おり、また他のスイッチ23、24の一端が他の波形整
形回路16bの入力端に接続されている例を示してい
る。したがってこの実施例では、2種類の誘起電圧Eす
なわち速度情報が同時に得られることになる。
そして第5図は、上記第4図の基本回路構成のうち、前
記実施例と同様に、2相励磁方式による実施例を示して
いる。2相の制御信号φ1、φ2がスイッチング用のト
ランジスタ25、26、27、28を駆動する部分は、
前記第2図の実施例と同様である。しかし、この実施例
では、アンドゲート35、36、37、38が用いられ
おらず、制御信号φ1、φ2は、直接およびインバータ
19、20を経て、スイッチ21、22、23、24を
駆動するための信号となっている。そして波形整形回路
16a、16bの出力端は、比較回路29の入力端にそ
れぞれ接続されている。
記実施例と同様に、2相励磁方式による実施例を示して
いる。2相の制御信号φ1、φ2がスイッチング用のト
ランジスタ25、26、27、28を駆動する部分は、
前記第2図の実施例と同様である。しかし、この実施例
では、アンドゲート35、36、37、38が用いられ
おらず、制御信号φ1、φ2は、直接およびインバータ
19、20を経て、スイッチ21、22、23、24を
駆動するための信号となっている。そして波形整形回路
16a、16bの出力端は、比較回路29の入力端にそ
れぞれ接続されている。
実施例の作用 つぎに上記実施例の作用を第6図に基づいて説明する。
この実施例では、アンド条件が取られていないため、4
個のスイッチ21、22、23、24のうち常に2個の
ものがオンの状態に切り替えられ、かつオン状態のもの
の一端は、それぞれ非励磁状態の巻線31、32、3
3、34に接続されている。2つのスイッチ21、23
がオン状態に設定されているとき、非励磁状態の巻線3
1、33の誘起電圧Eが波形整形回路16a、16bに
よってそれぞれ検出される。このように2種類の誘起電
圧Eが同時に検出されるから、2つの用途例えば位置決
めの高速化および位置決めの高精度化を計るためのサー
ボ情報として個別に利用できることになる。しかもそれ
ぞれの波形整形回路16a、16bの出力すなわち波形
整形出力が共に比較回路2くに送られ、そこで比較され
るため、その比較結果も回転状態を検出するための情報
として利用できる。なお、この場合、例えば一方の巻線
31について遅れ時間ΔTの後に誘起電圧Eが検出され
ると、他方の巻線33について遅れ時間ΔTの区間にお
いて誘起電圧Eが検出されるから、その少なくとも一方
の誘起電圧Eは、励磁電流iのスイッチングによる逆起
電力の影響を受けていないことなる。
個のスイッチ21、22、23、24のうち常に2個の
ものがオンの状態に切り替えられ、かつオン状態のもの
の一端は、それぞれ非励磁状態の巻線31、32、3
3、34に接続されている。2つのスイッチ21、23
がオン状態に設定されているとき、非励磁状態の巻線3
1、33の誘起電圧Eが波形整形回路16a、16bに
よってそれぞれ検出される。このように2種類の誘起電
圧Eが同時に検出されるから、2つの用途例えば位置決
めの高速化および位置決めの高精度化を計るためのサー
ボ情報として個別に利用できることになる。しかもそれ
ぞれの波形整形回路16a、16bの出力すなわち波形
整形出力が共に比較回路2くに送られ、そこで比較され
るため、その比較結果も回転状態を検出するための情報
として利用できる。なお、この場合、例えば一方の巻線
31について遅れ時間ΔTの後に誘起電圧Eが検出され
ると、他方の巻線33について遅れ時間ΔTの区間にお
いて誘起電圧Eが検出されるから、その少なくとも一方
の誘起電圧Eは、励磁電流iのスイッチングによる逆起
電力の影響を受けていないことなる。
さて、位置決めの高速化は、つぎのようにして実現でき
る。
る。
すなわち一般にロータ2の位置決めは、励磁電流iつま
りステッピング電流を切ってから、所定の時間遅れ後に
逆励磁をすることになどの時間的な制御に頼っている。
しかしこの間に負荷が変化したとき、従来では、その対
応が充分なされていなかった。しかし本発明では、常に
ロータ2の回転速度およびその方向(正回転および逆回
転)を比較回路29の比較結果から判別できる。そこ
で、第7図に示すように、速度Vが正方向のときには、
逆励磁Aを行い、また速度が逆方向のときには、通常の
励磁Bを行うような切り替えを行うことによって、ロー
タ2の停止指令後、停止までの過渡的な時間tを可及的
に早めることができる。このことはまた、ロータ2の振
動的回転を極力押さえられることにもなる。
りステッピング電流を切ってから、所定の時間遅れ後に
逆励磁をすることになどの時間的な制御に頼っている。
しかしこの間に負荷が変化したとき、従来では、その対
応が充分なされていなかった。しかし本発明では、常に
ロータ2の回転速度およびその方向(正回転および逆回
転)を比較回路29の比較結果から判別できる。そこ
で、第7図に示すように、速度Vが正方向のときには、
逆励磁Aを行い、また速度が逆方向のときには、通常の
励磁Bを行うような切り替えを行うことによって、ロー
タ2の停止指令後、停止までの過渡的な時間tを可及的
に早めることができる。このことはまた、ロータ2の振
動的回転を極力押さえられることにもなる。
また、一方の速度情報は、位置決めの高精度化のために
用いられる。すなわちロータ2に負荷がかかった状態の
ときには、ロータ2の停止位置が磁極の安定点から負荷
の値に比例してずれることになる。この位相のずれた状
態で、ロータ2に電流の切り替え順序を替えて振動を与
えると、巻線31、32、33、34のうち2つについ
ての誘起電圧Eに位相的なずれが発生する。そのずれの
方向が比較回路29の出力信号の極性によって判明する
から、その比較内容に基づいてロータ2の正しい位置へ
修正することが可能となる。なお、この修正は、ロータ
2の停止後に行われるため、ロータの回転中での回転速
度の検出と異なるが、速度の検出と同様の構成によって
実現できるから、本発明の原理の一つの利用態様と言え
る。
用いられる。すなわちロータ2に負荷がかかった状態の
ときには、ロータ2の停止位置が磁極の安定点から負荷
の値に比例してずれることになる。この位相のずれた状
態で、ロータ2に電流の切り替え順序を替えて振動を与
えると、巻線31、32、33、34のうち2つについ
ての誘起電圧Eに位相的なずれが発生する。そのずれの
方向が比較回路29の出力信号の極性によって判明する
から、その比較内容に基づいてロータ2の正しい位置へ
修正することが可能となる。なお、この修正は、ロータ
2の停止後に行われるため、ロータの回転中での回転速
度の検出と異なるが、速度の検出と同様の構成によって
実現できるから、本発明の原理の一つの利用態様と言え
る。
発明の変形例 上記実施例は、いずれもロータ2を永久磁石とし、巻線
31、32、33、34をステータ側に固定している
が、この永久磁石と巻線との関係は実施例と逆の関係に
あってもよい。また本発明は、ステッピングモータに限
らず、永久磁石と巻線との間で相対的な回転を得る直流
モータにも応用できる。また、励磁電流iのスイッチン
グ後の所定の送り時間ΔTは、上実施例のように、制御
信号φ1、φ2のレベルとの関係で得るのがもっとも理
想的である。またその遅れ時間ΔTは、励磁電流iのス
イッチングによる逆起電力の影響を受けない位相であれ
ば、非励磁状態の区間内で任意に設定できる。
31、32、33、34をステータ側に固定している
が、この永久磁石と巻線との関係は実施例と逆の関係に
あってもよい。また本発明は、ステッピングモータに限
らず、永久磁石と巻線との間で相対的な回転を得る直流
モータにも応用できる。また、励磁電流iのスイッチン
グ後の所定の送り時間ΔTは、上実施例のように、制御
信号φ1、φ2のレベルとの関係で得るのがもっとも理
想的である。またその遅れ時間ΔTは、励磁電流iのス
イッチングによる逆起電力の影響を受けない位相であれ
ば、非励磁状態の区間内で任意に設定できる。
発明の効果 本発明では、下記の特有の効果が得られる。まず、励磁
用の巻線のうち非励磁状態の巻線がそのまま速度信号の
センサーとして利用できるから、速度情報がエンコー
ダ、タコジエネレータなどの特別なセンサーを必要とせ
ず、簡単な構成によって検出できる。また、その誘起電
圧の検出が励磁電流のスイッチング時点から一定の遅れ
時間ののちに検出されるから、励磁電流のスイッチング
における逆起電力の影響のない状態で、誘起電圧が検出
でき、したがってモータの回転情報が正確に検出でき
る。また、誘起電圧を検出するための速度信号検出用ス
イッチのオンオフ状態の切り替えは、励磁電流を切り替
える励磁切替え用スイッチを制御する制御信号によって
行うように構成したから、上記一定の遅れ時間の時間制
御も特別な構成も必要なく達成することができ、構成も
非常に簡単なものとすることができる。さらに、同時に
2以上の速度情報が検出できる実施例では、それらの情
報が異なる目的例えば位置決めの高速化および高精度化
のために独立して用いられるため、より高度な制御が可
能となる。
用の巻線のうち非励磁状態の巻線がそのまま速度信号の
センサーとして利用できるから、速度情報がエンコー
ダ、タコジエネレータなどの特別なセンサーを必要とせ
ず、簡単な構成によって検出できる。また、その誘起電
圧の検出が励磁電流のスイッチング時点から一定の遅れ
時間ののちに検出されるから、励磁電流のスイッチング
における逆起電力の影響のない状態で、誘起電圧が検出
でき、したがってモータの回転情報が正確に検出でき
る。また、誘起電圧を検出するための速度信号検出用ス
イッチのオンオフ状態の切り替えは、励磁電流を切り替
える励磁切替え用スイッチを制御する制御信号によって
行うように構成したから、上記一定の遅れ時間の時間制
御も特別な構成も必要なく達成することができ、構成も
非常に簡単なものとすることができる。さらに、同時に
2以上の速度情報が検出できる実施例では、それらの情
報が異なる目的例えば位置決めの高速化および高精度化
のために独立して用いられるため、より高度な制御が可
能となる。
第1図は本発明の基本的な回路図、第2図は第1図のも
のの具体的な回路図、第3図は第2図の回路での動作時
のタイムチヤート図、第4図は他の実施例での基本回路
図、第5図は第4図のものでの具体的な回路図、第6図
は第5図の回路での動作時のタイムチヤート図、第7図
はロータの停止時における振動特性を示すグラフであ
る。 1……永久磁石型のステッピングモータ、2……ロー
タ、31、32、33、34……巻線、4……ステー
タ、11、12、13、14……励磁切替え用のスイッ
チ、16、16a、16b……波形整形回路、21、2
2、23、24……速度信号検出用のスイッチ、29…
…比較回路。
のの具体的な回路図、第3図は第2図の回路での動作時
のタイムチヤート図、第4図は他の実施例での基本回路
図、第5図は第4図のものでの具体的な回路図、第6図
は第5図の回路での動作時のタイムチヤート図、第7図
はロータの停止時における振動特性を示すグラフであ
る。 1……永久磁石型のステッピングモータ、2……ロー
タ、31、32、33、34……巻線、4……ステー
タ、11、12、13、14……励磁切替え用のスイッ
チ、16、16a、16b……波形整形回路、21、2
2、23、24……速度信号検出用のスイッチ、29…
…比較回路。
Claims (1)
- 【請求項1】ロータおよびステーターのいずれか一方を
磁石とし、他方を複数の巻線とし、該複数の巻線に励磁
電流を流すための励磁切替え用のスイッチをそれぞれ接
続し、該励磁切替え用スイッチを制御することにより、
上記複数の巻線のうち一部の巻線に励磁電流を流し、か
つ、その巻線を順次切り替えることにより、上記ロータ
を回転させるモータにおいて、上記複数の巻線にそれぞ
れ速度検出用のスイッチを接続し、該速度信号検出用ス
イッチのオンオフ状態の切り替えを、上記励磁切替え用
スイッチを制御する制御信号によって行うとともに、上
記速度信号検出用スイッチの切り替えは、上記励磁電流
が流れる巻線とは異なる巻線部分に発生する誘起電圧を
検出するよう構成するとともに、この巻線部分へ電流が
流れなくなってから所定の時間後に上記誘起電圧の検出
を行うように構成したことを特徴とするモータの速度検
出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59008958A JPH0646880B2 (ja) | 1984-01-20 | 1984-01-20 | モ−タの速度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59008958A JPH0646880B2 (ja) | 1984-01-20 | 1984-01-20 | モ−タの速度検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60152300A JPS60152300A (ja) | 1985-08-10 |
JPH0646880B2 true JPH0646880B2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=11707178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59008958A Expired - Lifetime JPH0646880B2 (ja) | 1984-01-20 | 1984-01-20 | モ−タの速度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0646880B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2530430B2 (ja) * | 1986-03-28 | 1996-09-04 | 株式会社コパル | 位置検出装置 |
JPH03145998A (ja) * | 1989-10-31 | 1991-06-21 | Seikosha Co Ltd | モータの回転検出方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5211514U (ja) * | 1975-07-14 | 1977-01-26 |
-
1984
- 1984-01-20 JP JP59008958A patent/JPH0646880B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60152300A (ja) | 1985-08-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0719473B1 (en) | Pulse width modulating motor controller | |
JP2875529B2 (ja) | センサレスブラシレスモータの駆動装置 | |
EP0123807B1 (en) | Driving and detection of back emf in permanent magnet step motors | |
US5747962A (en) | Method and apparatus for increasing the starting torque of a two-phase switched reluctance motor | |
JPH0667258B2 (ja) | ブラシレスモ−タ | |
US7122985B2 (en) | Sensorless brushless motor | |
US6400116B1 (en) | Motor drive control apparatus | |
EP1219013B1 (en) | State advance controller commutation loop for brushless d.c. motors | |
JPH01308192A (ja) | センサレス・ブラシレスモータの起動方法 | |
JP2000175478A (ja) | 多相モ―タの駆動装置及び駆動方法 | |
GB2345204A (en) | Motor control | |
JPS5843200A (ja) | ステツプモ−タの励磁方式 | |
JPH0646880B2 (ja) | モ−タの速度検出装置 | |
JPS61177198A (ja) | 永久磁化した回転子を備えたモータ駆動装置 | |
GB2319908A (en) | Starting and direction control of two phase switched reluctance machine | |
JP2897210B2 (ja) | ブラシレスモータのセンサレス駆動装置 | |
JPH027280B2 (ja) | ||
JPH0739194A (ja) | ステッピングモータ駆動装置 | |
JPS6122553B2 (ja) | ||
GB2266816A (en) | Speed/torque control of electric motors | |
JPS6227038Y2 (ja) | ||
JPH04173000A (ja) | ステッピングモータの駆動回路 | |
JPH01298983A (ja) | ブラシレスモータの制御装置 | |
Cooke | Stepper motors: Principles and characteristics | |
JPH0426348A (ja) | 同期モータ |