JPH0646823A - 発酵食品粕から乳酸及びアミノ酸ミネラル液を製造する方法 - Google Patents
発酵食品粕から乳酸及びアミノ酸ミネラル液を製造する方法Info
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- JPH0646823A JPH0646823A JP4207248A JP20724892A JPH0646823A JP H0646823 A JPH0646823 A JP H0646823A JP 4207248 A JP4207248 A JP 4207248A JP 20724892 A JP20724892 A JP 20724892A JP H0646823 A JPH0646823 A JP H0646823A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 発酵食品粕から乳酸及びアミノ酸ミネラル液
を製造する方法を提供することを目的とする。 【構成】 発酵食品粕に糠を加え混合したものを発酵原
料とし、これに乳酸発酵及びアミノ酸発酵させた後、固
液分離して乳酸及びアミノ酸ミネラル液を得る。得られ
たアミノ酸は、必須アミノ酸の脱落がなく、しかも、糠
のイノシトールが多量に含まれている。発酵食品粕とし
ては、醤油粕、ビール糖化粕、ビール酵母粕、ウィスキ
ー発酵粕、酒粕、食酢発酵粕等が用いられ、糠として
は、米糠、コーングルテン、小麦ふすま、植物性油脂搾
り粕等が用いられる。
を製造する方法を提供することを目的とする。 【構成】 発酵食品粕に糠を加え混合したものを発酵原
料とし、これに乳酸発酵及びアミノ酸発酵させた後、固
液分離して乳酸及びアミノ酸ミネラル液を得る。得られ
たアミノ酸は、必須アミノ酸の脱落がなく、しかも、糠
のイノシトールが多量に含まれている。発酵食品粕とし
ては、醤油粕、ビール糖化粕、ビール酵母粕、ウィスキ
ー発酵粕、酒粕、食酢発酵粕等が用いられ、糠として
は、米糠、コーングルテン、小麦ふすま、植物性油脂搾
り粕等が用いられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発酵食品粕と糠との混
合物から乳酸、アミノ酸ミネラル液(以下、単にアミノ
酸という)、脱塩粕及び灰分(塩基類)を分離・製造す
る方法に関するものである。
合物から乳酸、アミノ酸ミネラル液(以下、単にアミノ
酸という)、脱塩粕及び灰分(塩基類)を分離・製造す
る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発酵食品粕、例えば醤油製造工程におい
て副生する醤油粕は、大量に排出される上に多量の塩分
を含み、かつ臭気が強いので、そのまま廃棄することが
できず、飼料、調味料等の製造原料として利用する試み
がなされている。従来、特開昭60−221055号公
報には、アミノ酸発酵液を特定の条件で発酵させて乳酸
発酵液を得、これを酵母発酵させ、香味の優れた調味液
を製造する方法が記載されている。また、特開昭62−
244367号公報には、餡粕及び無機態窒素分等から
なる材料に菌体を加えて育成、増殖させた菌体を分解
し、各種呈味成分を生成させることにより、廃棄物を活
用して有用な調味料を得る方法が記載されている。しか
し、これらの公報には、醤油粕等の発酵食品粕から乳酸
及びアミノ酸を製造することについては、何も開示され
ていない。
て副生する醤油粕は、大量に排出される上に多量の塩分
を含み、かつ臭気が強いので、そのまま廃棄することが
できず、飼料、調味料等の製造原料として利用する試み
がなされている。従来、特開昭60−221055号公
報には、アミノ酸発酵液を特定の条件で発酵させて乳酸
発酵液を得、これを酵母発酵させ、香味の優れた調味液
を製造する方法が記載されている。また、特開昭62−
244367号公報には、餡粕及び無機態窒素分等から
なる材料に菌体を加えて育成、増殖させた菌体を分解
し、各種呈味成分を生成させることにより、廃棄物を活
用して有用な調味料を得る方法が記載されている。しか
し、これらの公報には、醤油粕等の発酵食品粕から乳酸
及びアミノ酸を製造することについては、何も開示され
ていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、発酵食
品粕、例えば醤油粕は、大量に排出される上に多量の塩
分を含み、かつ臭気が強いので、そのままではその利用
も廃棄も困難であり、このため、利用価値の高いものに
変換することが要望されていた。本発明は、上記の諸点
に鑑みなされたもので、発酵食品粕に糠を加えたものを
出発原料とし、これを乳酸発酵、又は乳酸発酵及びアミ
ノ酸発酵させることにより、乳酸及びアミノ酸を効率よ
く製造することができる方法を提供することを目的とす
る。
品粕、例えば醤油粕は、大量に排出される上に多量の塩
分を含み、かつ臭気が強いので、そのままではその利用
も廃棄も困難であり、このため、利用価値の高いものに
変換することが要望されていた。本発明は、上記の諸点
に鑑みなされたもので、発酵食品粕に糠を加えたものを
出発原料とし、これを乳酸発酵、又は乳酸発酵及びアミ
ノ酸発酵させることにより、乳酸及びアミノ酸を効率よ
く製造することができる方法を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明の発酵食品粕から乳酸及びアミノ
酸を製造する方法は、発酵食品製造工程から副生する粕
に穀類精製時に発生する糠を加え混合したものを発酵原
料とし、この発酵原料を乳酸発酵させるか、又は乳酸発
酵及びアミノ酸発酵させた後、固液分離することを特徴
としている。本発明の方法においては、乳酸発酵の後に
アミノ酸発酵を行うのが望ましいが、乳酸及びアミノ酸
ミネラル液の純度が低くても良いような場合は、乳酸発
酵のみを行って、アミノ酸発酵を省略することも可能で
ある。発酵食品製造工程から副生する粕としては、醤油
粕、ビール糖化粕、ビール酵母粕、ウィスキー発酵粕、
酒粕及び食酢発酵粕等からなる群より選ばれた少なくと
も1種が用いられる。また、糠としては、米糠、コーン
グルテン、大豆粕、小麦ふすま及び植物性油脂搾り粕等
からなる群より選ばれた少なくとも1種が用いられる。
成するために、本発明の発酵食品粕から乳酸及びアミノ
酸を製造する方法は、発酵食品製造工程から副生する粕
に穀類精製時に発生する糠を加え混合したものを発酵原
料とし、この発酵原料を乳酸発酵させるか、又は乳酸発
酵及びアミノ酸発酵させた後、固液分離することを特徴
としている。本発明の方法においては、乳酸発酵の後に
アミノ酸発酵を行うのが望ましいが、乳酸及びアミノ酸
ミネラル液の純度が低くても良いような場合は、乳酸発
酵のみを行って、アミノ酸発酵を省略することも可能で
ある。発酵食品製造工程から副生する粕としては、醤油
粕、ビール糖化粕、ビール酵母粕、ウィスキー発酵粕、
酒粕及び食酢発酵粕等からなる群より選ばれた少なくと
も1種が用いられる。また、糠としては、米糠、コーン
グルテン、大豆粕、小麦ふすま及び植物性油脂搾り粕等
からなる群より選ばれた少なくとも1種が用いられる。
【0005】乳酸発酵は、自然発酵でもよく、又は人為
的に乳酸菌を添加・接種して乳酸発酵させてもよい。
又、乳酸の純度が低くても良いような場合はアミノ酸発
酵のみを行って、乳酸発酵を省略することも可能であ
る。また、アミノ酸発酵は、自然発酵でもよく、又は人
為的に蛋白分解能力を有する菌もしくは酸素を添加ある
いは作用させてアミノ酸発酵させてもよい。乳酸発酵及
びアミノ酸発酵時にpH調整材を用いてpHを制御するのが
望ましい。この場合、乳酸発酵及びアミノ酸発酵時のpH
制御域を、pH2.0〜8.0、望ましくはpH4.5〜
5.5の範囲とする。pH調整材としては、Ca(OH)
2 、CaO、Mg(OH)2 などのアルカリが用いられ
るが、とくにCa(OH)2 を飽和以上に水に混入した
石灰乳を用いるのが望ましい。pHが2.0未満及びpH
8.0を超える場合は、乳酸菌の生育速度が著しく低く
なり、さらに蛋白質を分解してアミノ酸の生成する速度
も著しく低くなり、乳酸及びアミノ酸の生成時間が長く
なるという不都合がある。また、乳酸発酵及びアミノ酸
発酵時における塩分含有量を0.1〜20.0重量%望
ましくは0.1〜10.0重量%とする。塩分含有量が
0.1重量%未満の場合は、雑菌が繁殖しやすく乳酸、
アミノ酸発酵の生成が行われる前に腐敗してしまう恐れ
があるという不都合があり、一方、塩分含有量が20.
0重量%を超える場合は、乳酸、アミノ酸の生成に長期
を要するという不都合がある。
的に乳酸菌を添加・接種して乳酸発酵させてもよい。
又、乳酸の純度が低くても良いような場合はアミノ酸発
酵のみを行って、乳酸発酵を省略することも可能であ
る。また、アミノ酸発酵は、自然発酵でもよく、又は人
為的に蛋白分解能力を有する菌もしくは酸素を添加ある
いは作用させてアミノ酸発酵させてもよい。乳酸発酵及
びアミノ酸発酵時にpH調整材を用いてpHを制御するのが
望ましい。この場合、乳酸発酵及びアミノ酸発酵時のpH
制御域を、pH2.0〜8.0、望ましくはpH4.5〜
5.5の範囲とする。pH調整材としては、Ca(OH)
2 、CaO、Mg(OH)2 などのアルカリが用いられ
るが、とくにCa(OH)2 を飽和以上に水に混入した
石灰乳を用いるのが望ましい。pHが2.0未満及びpH
8.0を超える場合は、乳酸菌の生育速度が著しく低く
なり、さらに蛋白質を分解してアミノ酸の生成する速度
も著しく低くなり、乳酸及びアミノ酸の生成時間が長く
なるという不都合がある。また、乳酸発酵及びアミノ酸
発酵時における塩分含有量を0.1〜20.0重量%望
ましくは0.1〜10.0重量%とする。塩分含有量が
0.1重量%未満の場合は、雑菌が繁殖しやすく乳酸、
アミノ酸発酵の生成が行われる前に腐敗してしまう恐れ
があるという不都合があり、一方、塩分含有量が20.
0重量%を超える場合は、乳酸、アミノ酸の生成に長期
を要するという不都合がある。
【0006】つぎに、発酵食品粕の一例として、醤油製
造過程で副産物として得られる醤油粕を原料として、乳
酸及びアミノ酸を製造する方法について説明する。この
場合の製造方法は、醤油粕に、米糠、ふすま、大豆粕及
びコーン絞り粕等の澱粉質を含む脱穀粕の少なくとも1
種を加えて発酵原料とし、これに発酵乳酸菌を加えての
乳酸発酵とアミノ酸発酵とを温度5〜80℃、望ましく
は約47℃にてpH2.0〜8.0、望ましくはpH4.5
〜5.5に石灰乳(Ca(OH)2)を加えて調整しつ
つ、発酵処理した後、乳酸、乳酸カルシウム及び粕を完
全に除去し、アミノ酸ミネラル液を得るものである。
造過程で副産物として得られる醤油粕を原料として、乳
酸及びアミノ酸を製造する方法について説明する。この
場合の製造方法は、醤油粕に、米糠、ふすま、大豆粕及
びコーン絞り粕等の澱粉質を含む脱穀粕の少なくとも1
種を加えて発酵原料とし、これに発酵乳酸菌を加えての
乳酸発酵とアミノ酸発酵とを温度5〜80℃、望ましく
は約47℃にてpH2.0〜8.0、望ましくはpH4.5
〜5.5に石灰乳(Ca(OH)2)を加えて調整しつ
つ、発酵処理した後、乳酸、乳酸カルシウム及び粕を完
全に除去し、アミノ酸ミネラル液を得るものである。
【0007】以下、本発明の方法を発酵食品粕が醤油粕
の場合について、図面に基づいて詳細に説明する。図1
は、本発明の方法を示す工程図であり、図2〜図8は、
図1の一部分の詳細を示す工程図である。原材料として
は、図2に示すように醤油粕、米糠及びふすまを用い
る。米糠とふすまは蒸煮装置10で水蒸気を加えて蒸煮
を行ない、醤油粕と混合機12で混合し、造粒機14に
かけて3〜4mmの粒状物に造粒し、乾燥機16に導入し
て水分12〜13重量%の乳酸発酵用原料をつくる。
の場合について、図面に基づいて詳細に説明する。図1
は、本発明の方法を示す工程図であり、図2〜図8は、
図1の一部分の詳細を示す工程図である。原材料として
は、図2に示すように醤油粕、米糠及びふすまを用い
る。米糠とふすまは蒸煮装置10で水蒸気を加えて蒸煮
を行ない、醤油粕と混合機12で混合し、造粒機14に
かけて3〜4mmの粒状物に造粒し、乾燥機16に導入し
て水分12〜13重量%の乳酸発酵用原料をつくる。
【0008】上記の発酵用原料を、図3に示すように、
乳酸発酵槽20に仕込み、余剰発酵液及び発酵乳酸菌液
を入れ乳酸発酵を行って、乳酸菌による蛋白質の分解を
行う。乳酸発酵は液温度約47℃、pH4.5〜5.5を
常に保つように石灰乳を投入する。また、発酵槽20の
液は常に少量循環を行い、温度及びpHの調整を行う。こ
れにより、粒状原料から蛋白質の抽出を行い、乳酸菌に
よる乳酸発酵により乳酸とアミノ酸に分けることができ
る。22は加熱器である。乳酸発酵槽20からの粕、乳
酸、アミノ酸、乳酸カルシウム、その他の混合液は、ス
クリュープレス等の脱水機24に導入され、粕と発酵液
とに分離され、粕は乾燥機26により乾燥される。
乳酸発酵槽20に仕込み、余剰発酵液及び発酵乳酸菌液
を入れ乳酸発酵を行って、乳酸菌による蛋白質の分解を
行う。乳酸発酵は液温度約47℃、pH4.5〜5.5を
常に保つように石灰乳を投入する。また、発酵槽20の
液は常に少量循環を行い、温度及びpHの調整を行う。こ
れにより、粒状原料から蛋白質の抽出を行い、乳酸菌に
よる乳酸発酵により乳酸とアミノ酸に分けることができ
る。22は加熱器である。乳酸発酵槽20からの粕、乳
酸、アミノ酸、乳酸カルシウム、その他の混合液は、ス
クリュープレス等の脱水機24に導入され、粕と発酵液
とに分離され、粕は乾燥機26により乾燥される。
【0009】乳酸発酵は連続的に行われ、発酵最終缶の
余剰発酵液を時間当り常に一定量投入し、発酵槽から常
に一定量次の発酵槽へ移動するように構成する。1つの
発酵槽は、1日分の発酵用原料を入れることができる大
きさとし、通常5〜6槽とする。また、発酵日数とし
て、5〜6日を要する。発酵完了は、発酵槽内の原料を
サンプリングして残量蛋白質を計ることにより判定し、
残留液は余剰発酵液槽へ、粕は槽下部に取り付けられて
いるスクリューフィーダを介して取り出し、スクリュー
プレス等の脱水機24で脱水を行い、液と固体に分離
し、液は発酵液とし、固体は粕として取り出し乾燥機2
6で乾燥して飼料用原料とする。得られた混合液は、乳
酸、乳酸カルシウム、アミノ酸、塩、可溶性蛋白質、そ
の他からなる固形分約12重量%を含んでいる。
余剰発酵液を時間当り常に一定量投入し、発酵槽から常
に一定量次の発酵槽へ移動するように構成する。1つの
発酵槽は、1日分の発酵用原料を入れることができる大
きさとし、通常5〜6槽とする。また、発酵日数とし
て、5〜6日を要する。発酵完了は、発酵槽内の原料を
サンプリングして残量蛋白質を計ることにより判定し、
残留液は余剰発酵液槽へ、粕は槽下部に取り付けられて
いるスクリューフィーダを介して取り出し、スクリュー
プレス等の脱水機24で脱水を行い、液と固体に分離
し、液は発酵液とし、固体は粕として取り出し乾燥機2
6で乾燥して飼料用原料とする。得られた混合液は、乳
酸、乳酸カルシウム、アミノ酸、塩、可溶性蛋白質、そ
の他からなる固形分約12重量%を含んでいる。
【0010】図4は、アミノ酸発酵工程及び混合液の清
浄工程まわりを示している。乳酸、乳酸カルシウム、ア
ミノ酸ミネラルから成る発酵液はアミノ酸発酵槽30に
供給される。ここで、可溶性蛋白質等の十分にアミノ酸
に分解されていないもののアミノ酸への分解を4〜5日
の液の貯蔵により達成する。この場合、温度約47℃、
pH4.5〜5.5(石灰乳を添加して調整)にて発酵を
行う。発酵後の液に珪藻土を加えて加熱殺菌装置32で
90℃以上に加熱して殺菌を行い、フィルタープレス等
のろ過機34を用いて珪藻土を取り除き、清浄混合液を
得る。
浄工程まわりを示している。乳酸、乳酸カルシウム、ア
ミノ酸ミネラルから成る発酵液はアミノ酸発酵槽30に
供給される。ここで、可溶性蛋白質等の十分にアミノ酸
に分解されていないもののアミノ酸への分解を4〜5日
の液の貯蔵により達成する。この場合、温度約47℃、
pH4.5〜5.5(石灰乳を添加して調整)にて発酵を
行う。発酵後の液に珪藻土を加えて加熱殺菌装置32で
90℃以上に加熱して殺菌を行い、フィルタープレス等
のろ過機34を用いて珪藻土を取り除き、清浄混合液を
得る。
【0011】図5は、乳酸カルシウムの分離工程まわり
を示している。乳酸カルシウムの晶析のため、固形分1
2重量%程度の清浄混合液を、固形分30重量%以上の
溶液に蒸発缶36を用いて濃縮する。この濃縮液をろ過
機38で再度ろ過し、液温20℃前後まで冷却器40で
冷却し、連続式晶析機、助晶機又は結晶缶等の晶析装置
42に導入して乳酸カルシウムを晶析させる。助晶機の
場合、4〜5時間要する。この母液を遠心分離機等の分
離機44にかけて、乳酸カルシウムを取り除き、乳酸、
アミノ酸を含む混合液を得る。乳酸カルシウムが少量残
る場合、再度液を溶解し、蒸発缶36の前に戻し、蒸発
缶で濃縮を行い、晶析工程及び分離工程を行う。得られ
た乳酸カルシウムは、温風乾燥機(図示せず)等で乾燥
させて水分を除く。
を示している。乳酸カルシウムの晶析のため、固形分1
2重量%程度の清浄混合液を、固形分30重量%以上の
溶液に蒸発缶36を用いて濃縮する。この濃縮液をろ過
機38で再度ろ過し、液温20℃前後まで冷却器40で
冷却し、連続式晶析機、助晶機又は結晶缶等の晶析装置
42に導入して乳酸カルシウムを晶析させる。助晶機の
場合、4〜5時間要する。この母液を遠心分離機等の分
離機44にかけて、乳酸カルシウムを取り除き、乳酸、
アミノ酸を含む混合液を得る。乳酸カルシウムが少量残
る場合、再度液を溶解し、蒸発缶36の前に戻し、蒸発
缶で濃縮を行い、晶析工程及び分離工程を行う。得られ
た乳酸カルシウムは、温風乾燥機(図示せず)等で乾燥
させて水分を除く。
【0012】図6は、乳酸の液体分離工程まわりを示し
ている。上記のようにして得られた乳酸とアミノ酸液を
含む混合溶液を蒸気蒸留装置46に導入して、乳酸液と
アミノ酸ミネラル液との分離を行う。すなわち、塔頂か
ら沸点の低い乳酸が得られ、塔底からアミノ酸ミネラル
液が得られる。さらに詳しく説明すると、混合液を水蒸
気等による加熱器48で約180℃に加熱し、蒸留装置
46にて乳酸を蒸気蒸留し、これを冷却器50で冷却し
て乳酸と水との混合物を得る。1回の蒸留で乳酸の分離
ができない場合は、破線で示すように、この工程を2〜
3回繰り返す。
ている。上記のようにして得られた乳酸とアミノ酸液を
含む混合溶液を蒸気蒸留装置46に導入して、乳酸液と
アミノ酸ミネラル液との分離を行う。すなわち、塔頂か
ら沸点の低い乳酸が得られ、塔底からアミノ酸ミネラル
液が得られる。さらに詳しく説明すると、混合液を水蒸
気等による加熱器48で約180℃に加熱し、蒸留装置
46にて乳酸を蒸気蒸留し、これを冷却器50で冷却し
て乳酸と水との混合物を得る。1回の蒸留で乳酸の分離
ができない場合は、破線で示すように、この工程を2〜
3回繰り返す。
【0013】図7は、イオン交換膜電気透析装置まわり
を示している。上記のようにして得られた粗アミノ酸液
をイオン交換膜電気透析装置60に導入して、選択透過
性をもつ膜を隔て電位包配を与える事により、粗アミノ
酸液中の灰分である。Ca、Mg、K、Cl、Na等の
塩基類の分離を行ないアミノ酸液を得る。
を示している。上記のようにして得られた粗アミノ酸液
をイオン交換膜電気透析装置60に導入して、選択透過
性をもつ膜を隔て電位包配を与える事により、粗アミノ
酸液中の灰分である。Ca、Mg、K、Cl、Na等の
塩基類の分離を行ないアミノ酸液を得る。
【0014】図8は、アミノ酸液の仕上げ工程まわりを
示している。上記のようにして得られたアミノ酸液をろ
過器52でろ過した後、蒸発缶54にて固形分50重量
%程度に濃縮し、ついで冷却器56で冷却した後、アミ
ノ酸液の製品を得る。58は貯蔵槽である。
示している。上記のようにして得られたアミノ酸液をろ
過器52でろ過した後、蒸発缶54にて固形分50重量
%程度に濃縮し、ついで冷却器56で冷却した後、アミ
ノ酸液の製品を得る。58は貯蔵槽である。
【0015】製造されたアミノ酸液は、通常の酸分解に
よるアミノ酸製造の欠点であるメチオニンや、トリプト
ファン等の必須アミノ酸シスチン及びチロシン等のアミ
ノ酸の脱落がない。そして、米糠からのイノシトールが
多量に含まれ、特色のあるアミノ酸ミネラル液が得られ
る。また、醤油用アミノ酸液を、醤油粕と他の原料との
割合を変えることにより製造することができる。なお、
前記のイノシトールは肝脂肪の防止、コレステロールの
低下作用があるといわれている。また、副産物としての
粕には、微量の塩分が含まれるのみである。この量の塩
分は、グルテンフィードとして全く差し支えない量であ
る。また、乳酸カルシウムは精製乳酸カルシウム用原料
として利用できる。
よるアミノ酸製造の欠点であるメチオニンや、トリプト
ファン等の必須アミノ酸シスチン及びチロシン等のアミ
ノ酸の脱落がない。そして、米糠からのイノシトールが
多量に含まれ、特色のあるアミノ酸ミネラル液が得られ
る。また、醤油用アミノ酸液を、醤油粕と他の原料との
割合を変えることにより製造することができる。なお、
前記のイノシトールは肝脂肪の防止、コレステロールの
低下作用があるといわれている。また、副産物としての
粕には、微量の塩分が含まれるのみである。この量の塩
分は、グルテンフィードとして全く差し支えない量であ
る。また、乳酸カルシウムは精製乳酸カルシウム用原料
として利用できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 実施例1 本実施例は、図1に示すフロー、すなわち図2〜図8に
示すフローに従って行った。原料として、醤油粕(水分
30重量%)20kg、米糠(水分12重量%)5kg、ふ
すま(水分12重量%)5kgを用いた。米糠とふすまは
蒸煮装置10で水蒸気を加えて蒸煮を行ない、醤油粕と
混合機12で混合し、造粒機14にかけて平均粒径3〜
4mmの粒状物に造粒し、乾燥機16に導入して水分1
2.6重量%の乳酸発酵用原料をつくった。上記の発酵
用原料を、乳酸発酵槽20に仕込み、発酵乳酸菌液を入
れ乳酸発酵を行って、乳酸菌による蛋白質の分解を行っ
た。乳酸発酵は液温度47℃、pH4.8を常に保つよう
に石灰乳を投入した。また、発酵槽20の液は常に少量
循環を行い、温度及びpHの調整を行った。液の循環量は
時間当り100%程度とした。乳酸発酵槽20からの
粕、乳酸、アミノ酸、乳酸カルシウム、その他の混合液
を脱水機24に導入し、粕と発酵液とに分離し、粕を乾
燥機26により乾燥した。この脱塩粕の水分は13重量
%で、13.0kg得られた。
示すフローに従って行った。原料として、醤油粕(水分
30重量%)20kg、米糠(水分12重量%)5kg、ふ
すま(水分12重量%)5kgを用いた。米糠とふすまは
蒸煮装置10で水蒸気を加えて蒸煮を行ない、醤油粕と
混合機12で混合し、造粒機14にかけて平均粒径3〜
4mmの粒状物に造粒し、乾燥機16に導入して水分1
2.6重量%の乳酸発酵用原料をつくった。上記の発酵
用原料を、乳酸発酵槽20に仕込み、発酵乳酸菌液を入
れ乳酸発酵を行って、乳酸菌による蛋白質の分解を行っ
た。乳酸発酵は液温度47℃、pH4.8を常に保つよう
に石灰乳を投入した。また、発酵槽20の液は常に少量
循環を行い、温度及びpHの調整を行った。液の循環量は
時間当り100%程度とした。乳酸発酵槽20からの
粕、乳酸、アミノ酸、乳酸カルシウム、その他の混合液
を脱水機24に導入し、粕と発酵液とに分離し、粕を乾
燥機26により乾燥した。この脱塩粕の水分は13重量
%で、13.0kg得られた。
【0017】得られた発酵液は、乳酸、乳酸カルシウ
ム、アミノ酸、塩、可溶性蛋白質、その他からなる固形
分12重量%を含んでいた。この発酵液をアミノ酸発酵
槽30に供給し、ここで、可溶性蛋白質等の十分にアミ
ノ酸に分解されていないもののアミノ酸発酵を4日間行
った。この場合、温度47℃、pH4.8(石灰乳を添加
して調整)にて発酵を行った。発酵後の液に珪藻土を加
えて加熱殺菌装置32で、90℃に加熱して殺菌を行
い、ろ過機34を用いて珪藻土を取り除き、清浄混合液
を得た。
ム、アミノ酸、塩、可溶性蛋白質、その他からなる固形
分12重量%を含んでいた。この発酵液をアミノ酸発酵
槽30に供給し、ここで、可溶性蛋白質等の十分にアミ
ノ酸に分解されていないもののアミノ酸発酵を4日間行
った。この場合、温度47℃、pH4.8(石灰乳を添加
して調整)にて発酵を行った。発酵後の液に珪藻土を加
えて加熱殺菌装置32で、90℃に加熱して殺菌を行
い、ろ過機34を用いて珪藻土を取り除き、清浄混合液
を得た。
【0018】乳酸カルシウムの晶析のため、固形分12
重量%の清浄混合液を、固形分40重量%の溶液に蒸発
缶36を用いて濃縮した。この濃縮液をろ過機38で再
度ろ過し、液温20℃まで冷却器40で冷却し、晶析機
に導入して乳酸カルシウムを晶析させた。この母液を遠
心分離機44にかけて、乳酸カルシウムを取り除き、乳
酸、アミノ酸を含む混合溶液を得た。
重量%の清浄混合液を、固形分40重量%の溶液に蒸発
缶36を用いて濃縮した。この濃縮液をろ過機38で再
度ろ過し、液温20℃まで冷却器40で冷却し、晶析機
に導入して乳酸カルシウムを晶析させた。この母液を遠
心分離機44にかけて、乳酸カルシウムを取り除き、乳
酸、アミノ酸を含む混合溶液を得た。
【0019】上記のようにして得られた乳酸、アミノ酸
液を含む混合溶液を蒸気蒸留装置46に導入して、乳酸
液とアミノ酸液との分離を行った。すなわち、塔頂から
沸点の低い乳酸液を得、塔底からアミノ酸液を得た。混
合液を水蒸気等による加熱器48で180℃に加熱し、
蒸留装置46にて乳酸を蒸気蒸留し、これを冷却器50
で冷却して乳酸と水との混合物を得た。上記のようにし
て得られたアミノ酸液をろ過器52でろ過した後、蒸発
缶54にて固形分50重量%に濃縮し、水分50重量%
アミノ酸液10.1kgを得た。脱塩粕及びアミノ酸液の
主要成分は表1の如くであった。
液を含む混合溶液を蒸気蒸留装置46に導入して、乳酸
液とアミノ酸液との分離を行った。すなわち、塔頂から
沸点の低い乳酸液を得、塔底からアミノ酸液を得た。混
合液を水蒸気等による加熱器48で180℃に加熱し、
蒸留装置46にて乳酸を蒸気蒸留し、これを冷却器50
で冷却して乳酸と水との混合物を得た。上記のようにし
て得られたアミノ酸液をろ過器52でろ過した後、蒸発
缶54にて固形分50重量%に濃縮し、水分50重量%
アミノ酸液10.1kgを得た。脱塩粕及びアミノ酸液の
主要成分は表1の如くであった。
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ので、つぎのような効果を奏する。 (1) 発酵食品粕と糠とを原料として、利用価値の高
い製品、すなわち、脱塩粕及び食品用及び飼料用のアミ
ノ酸を製造することができる。 (2) 本発明の方法により製造されたアミノ酸は、通
常の酸分解によるアミノ酸製造の欠点であるメチオニ
ン、トリプトファンの様な必須アミノ酸の脱落及びシス
チン、チロシンの様なアミノ酸の脱落がない。 (3) 本発明の方法により製造されたアミノ酸は、米
糠のイノシトールが多量に含まれており、肝脂肪の防止
作用やコレステロールの低下作用を奏する。
ので、つぎのような効果を奏する。 (1) 発酵食品粕と糠とを原料として、利用価値の高
い製品、すなわち、脱塩粕及び食品用及び飼料用のアミ
ノ酸を製造することができる。 (2) 本発明の方法により製造されたアミノ酸は、通
常の酸分解によるアミノ酸製造の欠点であるメチオニ
ン、トリプトファンの様な必須アミノ酸の脱落及びシス
チン、チロシンの様なアミノ酸の脱落がない。 (3) 本発明の方法により製造されたアミノ酸は、米
糠のイノシトールが多量に含まれており、肝脂肪の防止
作用やコレステロールの低下作用を奏する。
【図1】本発明の発酵食品粕から乳酸及びアミノ酸ミネ
ラル液を製造する方法の一実施例を示す工程図である。
ラル液を製造する方法の一実施例を示す工程図である。
【図2】図1における原材料調整工程の詳細を示す説明
図である。
図である。
【図3】図1における乳酸発酵工程まわりの詳細を示す
説明図である。
説明図である。
【図4】図1におけるアミノ酸発酵工程及び混合液の清
浄工程まわりの詳細を示す説明図である。
浄工程まわりの詳細を示す説明図である。
【図5】図1における乳酸カルシウムの固液分離工程ま
わりの詳細を示す説明図である。
わりの詳細を示す説明図である。
【図6】図1における乳酸液の蒸気蒸留工程まわりの詳
細を示す説明図である。
細を示す説明図である。
【図7】図1における粗アミノ酸液の脱塩工程まわりの
詳細を示す説明図である。
詳細を示す説明図である。
【図8】図1におけるアミノ酸液の仕上げ工程まわりの
詳細を示す説明図である。
詳細を示す説明図である。
20 乳酸発酵槽 30 アミノ酸発酵槽 32 加熱殺菌装置 36 蒸発缶 42 晶析装置 46 蒸気蒸留装置 54 蒸発缶 60 イオン交換膜電気透析装置
フロントページの続き (72)発明者 水上 裕之 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 佐々木 大策 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内
Claims (10)
- 【請求項1】 発酵食品製造工程から副生する粕に穀類
精製時に発生する糠を加え混合したものを発酵原料と
し、この発酵原料を乳酸発酵させた後、固液分離するこ
とを特徴とする発酵食品粕から乳酸及びアミノ酸ミネラ
ル液を製造する方法。 - 【請求項2】 発酵食品製造工程から副生する粕に穀類
精製時に発生する糠を加え混合したものを発酵原料と
し、この発酵原料を乳酸発酵及びアミノ酸発酵させた
後、固液分離することを特徴とする発酵食品粕から乳酸
及びアミノ酸ミネラル液を製造する方法。 - 【請求項3】 発酵食品製造工程から副生する粕が、醤
油粕、ビール糖化粕、ビール酵母粕、ウィスキー発酵
粕、酒粕及び食酢発酵粕からなる群より選ばれた少なく
とも1種であることを特徴とする請求項1又は2記載の
発酵食品粕から乳酸及びアミノ酸ミネラル液を製造する
方法。 - 【請求項4】 糠が、米糠、コーングルテン、大豆粕、
小麦ふすま及び植物性油脂搾り粕からなる群より選ばれ
た少なくとも1種であることを特徴とする請求項1、2
又は3記載の発酵食品粕から乳酸及びアミノ酸ミネラル
液を製造する方法。 - 【請求項5】 自然発酵又は人為的に乳酸菌を接種して
乳酸発酵させることを特徴とする請求項1〜4のうちい
ずれかに記載の発酵食品粕から乳酸及びアミノ酸ミネラ
ル液を製造する方法。 - 【請求項6】 自然発酵又は人為的に蛋白分解能力を有
する菌もしくは酵素を添加あるいは作用させてアミノ酸
発酵させることを特徴とする請求項2〜4のうちいずれ
かに記載の発酵食品粕から乳酸及びアミノ酸ミネラル液
を製造する方法。 - 【請求項7】 乳酸発酵及びアミノ酸発酵時にpH調整材
を用いてpHを制御することを特徴とする請求項2、5又
は6記載の発酵食品粕から乳酸及びアミノ酸ミネラル液
を製造する方法。 - 【請求項8】 乳酸発酵及びアミノ酸発酵時のpH制御域
が、pH2.0〜8.0の範囲であることを特徴とする請
求項2、5、6又は7記載の発酵食品粕から乳酸及びア
ミノ酸ミネラル液を製造する方法。 - 【請求項9】 乳酸発酵及びアミノ酸発酵時における塩
分含有量が0.1〜20.0重量%であることを特徴と
する請求項2、5、6、7又は8記載の発酵食品粕から
乳酸及びアミノ酸ミネラル液を製造する方法。 - 【請求項10】 粗アミノ酸液から、選択透過性の膜を
持つイオン交換膜電気透析装置により脱塩(脱塩基類)
されたアミノ酸ミネラル液を製造する請求項1記載の発
酵食品粕から乳酸及びアミノ酸ミネラル液を製造する方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4207248A JP2594491B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 発酵食品粕から乳酸及びアミノ酸ミネラル液を製造する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4207248A JP2594491B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 発酵食品粕から乳酸及びアミノ酸ミネラル液を製造する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0646823A true JPH0646823A (ja) | 1994-02-22 |
JP2594491B2 JP2594491B2 (ja) | 1997-03-26 |
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ID=16536669
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4207248A Expired - Fee Related JP2594491B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 発酵食品粕から乳酸及びアミノ酸ミネラル液を製造する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594491B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014098277A1 (ko) * | 2012-12-18 | 2014-06-26 | 청운대학교산학협력단 | 주박으로부터 효소분해와 유산균발효의 연속 공정에 의한 조미 소재의 제조 방법 |
CN113621674A (zh) * | 2021-08-27 | 2021-11-09 | 泸州老窖股份有限公司 | 利用白酒丟糟生产l-乳酸的方法 |
KR20220087719A (ko) * | 2020-12-18 | 2022-06-27 | 롯데칠성음료주식회사 | 풍미강화 소재 조성물 및 이의 제조방법 |
KR20230142846A (ko) * | 2022-04-01 | 2023-10-11 | 주식회사 센티넬이노베이션 | 술지게미를 이용한 식품 제조 시스템 및 이의 제조 방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6120263A (ja) * | 1984-07-05 | 1986-01-29 | Omron Tateisi Electronics Co | 磁気書込装置 |
JPS61239861A (ja) * | 1985-04-16 | 1986-10-25 | Genichi Shigehiro | 調味液の製造法 |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP4207248A patent/JP2594491B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6120263A (ja) * | 1984-07-05 | 1986-01-29 | Omron Tateisi Electronics Co | 磁気書込装置 |
JPS61239861A (ja) * | 1985-04-16 | 1986-10-25 | Genichi Shigehiro | 調味液の製造法 |
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WO2014098277A1 (ko) * | 2012-12-18 | 2014-06-26 | 청운대학교산학협력단 | 주박으로부터 효소분해와 유산균발효의 연속 공정에 의한 조미 소재의 제조 방법 |
KR20220087719A (ko) * | 2020-12-18 | 2022-06-27 | 롯데칠성음료주식회사 | 풍미강화 소재 조성물 및 이의 제조방법 |
CN113621674A (zh) * | 2021-08-27 | 2021-11-09 | 泸州老窖股份有限公司 | 利用白酒丟糟生产l-乳酸的方法 |
CN113621674B (zh) * | 2021-08-27 | 2022-06-21 | 泸州老窖股份有限公司 | 利用白酒丟糟生产l-乳酸的方法 |
KR20230142846A (ko) * | 2022-04-01 | 2023-10-11 | 주식회사 센티넬이노베이션 | 술지게미를 이용한 식품 제조 시스템 및 이의 제조 방법 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2594491B2 (ja) | 1997-03-26 |
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