JPH0646712A - 模様入り真珠の製造方法 - Google Patents

模様入り真珠の製造方法

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JPH0646712A
JPH0646712A JP4204070A JP20407092A JPH0646712A JP H0646712 A JPH0646712 A JP H0646712A JP 4204070 A JP4204070 A JP 4204070A JP 20407092 A JP20407092 A JP 20407092A JP H0646712 A JPH0646712 A JP H0646712A
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pearl
core
nucleus
oyster
pattern
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Tomio Okubo
富雄 大久保
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    • Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 模様を入れた核を真珠貝に入れて、同真珠貝
によって核の表面に真珠層を形成させて、核の模様をそ
の表面に現出できる。 【構成】 真珠の核の表面に、色糸、金属性糸或いは金
属片を介して模様を形成した後に、その核を真珠貝に入
れて、真珠貝によって、核の表面に真珠層を形成させ
て、核の模様をその表面に現出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、模様を入れた核を真珠
貝に入れて、同真珠貝によって核の表面に真珠層を形成
させて、核の模様をその表面に現出できる模様入り真珠
の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ネックレスや指輪等に使用される
装飾用材料として、真珠が多く利用されている。かかる
真珠は、真珠貝に小径とした核を入れて、真珠貝中の嚢
において分泌物が核に付着して、核の周りに外套上皮を
形成し、そして、この外套上皮が重なり合って核の周囲
に0.3 〜0.5mm の真珠層を形成するものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の真珠
は、未だ、以下の解決すべき課題を有していた。即ち、
真珠は、独特の光沢を有しているが、デザイン、色彩等
を単調なものであり、近年では、真珠自体が美的なもの
が望まれているが、真珠自体に、色彩、模様等を付ける
ことができないので、デザイン的な向上を図ることがで
きないという不具合があった。
【０００４】また、真珠を利用した装飾品としては、真
珠に挿通孔を開けて、ネックレスとするか、或いは指輪
台上に載せて指輪としており、その利用も限られたもの
であった。
【０００５】本発明は、上記した課題を解決することが
できる模様入り真珠の製造方法を提供することを目的と
する。
【０００６】
【問題点を解決するための手段】本発明では、真珠の核
の表面に模様を形成した後に、その核を真珠貝に入れ
て、真珠貝によって、核の表面に真珠層を形成させたこ
とを特徴とする模様入り真珠の製造方法を提供するもの
である。
【０００７】また、本発明は、真珠の核の表面に色糸を
介して模様を形成した後に、その核を真珠貝に入れて、
真珠貝によって、核の表面に真珠層を形成させたことを
特徴としている。
【０００８】また、本発明は、真珠の核を球状、四角形
状、三角形状或いは不定形状に形成したことを特徴とし
ている。
【０００９】
【実施例】以下、添付図である図１に示す実施例を参照
して模様入り真珠１の製造方法について具体的に説明す
る。まず、真珠貝に入れる核２を用意し、同核２は、セ
ラミックス製或いは貝殻等で形成されている。
【００１０】本実施例では、図１及び図２示すように、
上記の核２の表面に、色糸、金属製糸、針金或いは金属
片等によって模様３を凸状に形成し、その模様３を形成
した後に、核２を真珠貝に入れて、真珠貝によって、核
２の表面に真珠層４を形成させるようにしている。ま
た、他の実施例として、針金等で核２を形成し、その核
２を真珠貝に入れて、その核２の周りに真珠層４を形成
することも可能としている。
【００１１】即ち、本実施例では、核２の表面に、細い
金糸５等を打ち込んで、例えば、模様３としてのアルフ
ァベット3aを形成する。この場合、金糸５の径を0.3 〜
0.5mm としており、真珠貝の嚢にその核２を入れて、同
嚢中において、同真珠貝が分泌する上皮によって、同核
２の表面に、0.5 〜0.7mm 程度の真珠層４を形成させ
る。
【００１２】また、他の実施例として、金糸５を核２の
表面に巻付けたり、或いは接着剤等を介して核２の表面
に接着することも可能としている。
【００１３】本実施例では、図２に示すように、真珠層
４中に、模様３の金糸５を埋設した状態として、その表
面を面一状態としている。また、図２において、核２の
表面に凹部2aを設け、同凹部2aに金糸5aを嵌合させて、
その取付けを行うこともできる。さらに、核２の表面に
真珠層４を形成する際に、金糸5aの部分において、真珠
層４を盛上げて、真珠層４を真珠１の表面に設けた盛り
上部4aによって、デザインの向上を図るようにしてい
る。
【００１４】そして、核２に形成した模様３を真珠層４
を透過させて、真珠１の表面に、その模様３を現出させ
るようにしている。
【００１５】また、本実施例では、核２を球状に形成し
たものについてその製造方法を詳説したが、図３に示す
ように、核２自体をその他の形状として、四角形状、三
角形状或いは不定形状に形成して、球状以外の真珠１と
することも可能とするものである。
【００１６】上記方法によって構成された真珠１は、各
種形状によって装飾品として、ネックレス等の他に、例
えば、各形状の真珠１を接続して、ブレスレット、時計
用ベルトに利用したり、或いは基板に四角形状の模様を
有する真珠１を貼り付けて、ベルトのバックル等に利用
することにより、真珠１を広範囲に利用することができ
る。
【００１７】
【発明の効果】本発明では、核自体に模様を形成し、そ
して、模様を形成した核を真珠貝に入れて、同真珠貝が
分泌する上皮によって、核の表面に肉薄状の真珠層を形
成させることにより、多種多様な真珠を得ることがで
き、装飾品のデザイン的に向上させることができる。
【００１８】また、核の形状の球状以外の形状としてい
るので、その形状のまま真珠層が形成されることによ
り、各種形状の真珠を製造し、その為、各真珠１を接続
して、ブレスレット、時計用ベルトに利用したり、或い
は基板に四角形状の模様を有する真珠を貼り付けて、ベ
ルトのバックル等に利用することにより、真珠を広範囲
に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る真珠の説明図である。
【図２】本発明の方法によって製造された真珠の断面図
である。
【図３】他の形状の核の斜視図である。
【符号の説明】
１ 真珠 ２ 核 ３ 模様 ４ 真珠層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 真珠の核の表面に模様を形成した後に、
    その核を真珠貝に入れて、真珠貝によって、核の表面に
    真珠層を形成させたことを特徴とする模様入り真珠の製
    造方法。
  2. 【請求項２】 真珠の核の表面に、色糸、金属性糸或い
    は金属片を介して模様を形成した後に、その核を真珠貝
    に入れて、真珠貝によって、核の表面に真珠層を形成さ
    せたことを特徴とする請求項１に記載の模様入り真珠の
    製造方法。
  3. 【請求項３】 真珠の核を球状、四角形状、三角形状或
    いは不定形状に形成したことを特徴とする請求項１又は
    ２に記載の模様入り真珠の製造方法。
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