JPH0646709U - 手術用覆い布 - Google Patents

手術用覆い布

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JPH0646709U
JPH0646709U JP8382192U JP8382192U JPH0646709U JP H0646709 U JPH0646709 U JP H0646709U JP 8382192 U JP8382192 U JP 8382192U JP 8382192 U JP8382192 U JP 8382192U JP H0646709 U JPH0646709 U JP H0646709U
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JP
Japan
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opening
cloth
sheet
base cloth
covering
Prior art date
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Pending
Application number
JP8382192U
Other languages
English (en)
Inventor
哲 野崎
秀行 石川
Original Assignee
ユニテック株式会社
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Publication date
Application filed by ユニテック株式会社 filed Critical ユニテック株式会社
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Publication of JPH0646709U publication Critical patent/JPH0646709U/ja
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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 覆い布の身体露出孔における圧迫力を弱め
る。 【構成】 覆い布1を、第1開孔6を有する第1基布2
と、第1開孔6周縁で第1基布2に接合する第2基布3
とによって構成する。第2基布3は、伸縮性不織布であ
って、第1開孔6の内側に第1開孔6よりも小さい身体
露出用の開孔8を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、手術対象部位の腕や脚などの身体の一部を露出させる一方、その 他の身体部位を被覆するために使用する外科手術用の覆い布に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、この種覆い布の使用状態の一例を示す。この図において、患者は、手 術の対象である脚15を露出し、脚のつけ根より上部は覆い布1で覆うことによ り、塵埃などが術部へ行かないようにしたり、術部から薬液や血液が流れて行か ないようにしてある。従来、この覆い布には、次のようなものがある。 (1)不織布の中央部に大き目の第1開孔を設け、ゴムシートや伸縮性のフィル ムなどの伸縮性シートを第1開孔周囲において不織布に接合するとともに、この 伸縮性シートには、第1開孔の内側にそれよりも小さな第2開孔を設けたもの。 第2開孔に挿通した腕や脚には、伸縮性シートが密着する。 (2)前記(1)と同様に構成するが、伸縮性シートの代りに非伸縮性の織布や フィルムなどのシート材料を使用し、これらに第2開孔を設けるとともに、第2 開孔周縁に沿って糸ゴムを設け、第2開孔をギャザー仕立にしたもの。第2開孔 に挿通した腕や脚には、糸ゴムの伸縮作用によって非伸縮性シートが密着する。 (3)覆い布の側縁の一つにU字型の切り込みを入れ、切り込みの縁に沿って両 面粘着テープを貼着したもの。U字型切り込み部分に腕や脚をおさめ、腕や脚の 周囲に粘着テープの片面を貼着する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の覆い布において、(1)の伸縮性シートを利用したものでは、開孔 に腕や脚を挿通しておくと、このシートが、手術の間、終始患者の腕や脚を圧迫 している。したがって、手術が長時間に及ぶ場合や、第2開孔が腕や脚に比べて 小さすぎる場合には、その圧迫力が自然な血行を阻害し、患者に不快感を与える という問題がある。(2)の非伸縮性材料をギャザー仕立にしたものでは、開孔 に挿通した腕や脚の周囲への密着性に劣り、しかもギャザー仕立のための縫製作 業に手間を要するという問題がある。(3)の両面粘着テープを利用したもので は、肌が濡れているときにはテープの粘着力が作用せず、また、粘着面に異物が 付着すると粘着力を失ってしまうという問題がある。加えて、粘着剤がかぶれの 原因になるという問題もある。
【0004】 そこで、この考案では伸縮性の不織布に腕や脚などの身体の一部を挿通または 露出するための開孔を設け、その伸縮性を利用して覆い布を身体に密着可能にす ることにより前記従来技術の問題を解決することを課題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案が前記課題を解決するために前提とするのは、身体を局部的に露出さ せるための開孔を備えた手術用の覆い布である。
【0006】 かかる前提において、前記覆い布を第1開孔を備えた第1基布と、第1開孔周 縁に沿って第1基布に接合する第2基布とによって構成する。さらに、この第2 基布が伸縮性不織布であり、かつ、前記第1開孔の内側に第1開孔よりも小さい 前記露出のための第2開孔を備えていることが、この考案の特徴である。
【0007】 この考案の好ましい実施態様において、第1基布には、第1開孔周縁外側の第 1基布とその周縁内側の第2基布とを被覆する第3基布が、第2基布が接合する 面と反対側の面に設けてある。
【0008】
【作用】
このように構成した覆い布は、第1開孔の大きさを例えば腕や脚の太さよりも 十分に大きくしておき、第2開孔の大きさを該孔に挿通した腕や脚に密着可能な 大きさにして使用する。第2基布は伸縮性不織布であって、これが伸長して腕や 脚に密着すると、その伸長応力は時間の経過に伴い緩和する。したがって、手術 が長時間に及ぶ場合や、腕や脚の太さが第2開孔の大きさよりもはるかに大きい 場合であっても自然の血行を阻害することが少なくなる。
【0009】 第3基布を不透液性シートでつくり、これを術部側に向けるようにして覆い布 を使用すると、薬液などが覆い布に浸透するのを効果的に防止できる。
【0010】
【実施例】
この考案に係る覆い布の詳細を添付の図面に基づいて説明すると、以下のとお りである。
【0011】 図1、図2は、覆い布1の平面図と、そのA−A線断面図である。覆い布1は 、本体シート2と、本体シート2の片面に接合した身体露出用シート3と、本体 シート2の反対側の面に接合したカバーシート4とで構成してある。本体シート 2は、非伸縮性の不織布からなり、適宜の部位に設けた大き目の開孔6を有する 。露出用シート3は、伸縮性不織布からなり、開孔6の周縁に沿って接着剤7に より本体シート2に接合し、開孔6の内側に開孔6よりも小さい露出孔8を有す る。露出孔8は、ここに腕や脚などの身体の一部を挿通し、例えば、挿通した先 の部分を露出したり、本体シート2で身体を被覆したうえで所要部位のみを露出 するために使用する。カバーシート4は、非伸縮性不織布からなり、接着剤9に より本体シート2に接合し、接着剤7により露出用シート3に接合している。も っとも、カバーシート4は、表面シート2または露出用シート3のいずれか一方 にのみ接合するものでもよい。カバーシート4は、開孔6周縁近傍において周縁 外側の本体シート2を被覆し、かつ、周縁内側の露出用シート3をも被覆してい る。カバーシート4は、露出孔8と同心で、露出孔8よりも大きく、開孔6より も小さい開孔10を有する。
【0012】 露出用シート3に使用する伸縮性不織布には、目付が30〜200g/m2で 、弾性伸長率1.1倍以上を有し、10%伸長応力が200g/25mm幅以下 であって疎水性のもの、より好ましくは撥水性のものを使用する。かかる不織布 の伸縮性を得るためには、例えば、ポリエステルその他の熱可塑性繊維を含有す る繊維ウエブを不織布原料に使用し、このウエブを不織布化する工程の前後いず れかにおいて、熱可塑性繊維に機械的処理によって捲縮を付与したり、熱可塑性 繊維に複合繊維を使用し、これを熱処理して捲縮を発現させたりする方法を利用 することができる。不織布原料として繊維配列に方向性のあるカードウエブなど を使用するときには、その配列が互いに交叉するように複数枚のウエブを重ね合 わせ、不織布の伸縮性や強度に方向性がないようにすることが好ましい。
【0013】 このような伸縮性の不織布は、大きな伸長倍率にすると繊維どうしの絡み合い がはずれて伸長応力が低下したり、また、小さな伸長倍率でも伸長が長時間に及 ぶと同じように絡み合いがはずれたり、伸長した繊維がそのままの変形状態とな って収縮力が低下したりすることにより、伸長応力のいわゆる緩和現象を呈する 。使用する不織布が、エンボス加工や接着剤により、間欠的に接合してある場合 でも、接合部位どうしの間においてそのような緩和現象がある。したがって、腕 や脚を露出孔8に挿通したときに、きつめで露出用シート3の圧迫力が強くても 、その圧迫力は時間の経過とともに緩和する。
【0014】 本体シート2とカバーシート4とは、材料費を考慮して非伸縮性不織布にして あるが、これを伸縮性の不織布や織布、プラスチックフィルムなど適宜のシート 材料に代えることができる。本体シート2もカバーシート4も、疎水性または撥 水性であることが好ましい。カバーシート4は、特に露出孔8近傍において覆い 布1の不透液性を向上させたり、本体シート2と露出用シート3との接合部位か らの液の浸透を防止する。本体シート2、露出用シート3、カバーシート4を互 いに接合するには、ホットメルト接着剤などの接着剤の他に、これらシートを融 着する技術を利用することができる。
【0015】 なお、図3は、覆い布1の一般的な使用状態を示す図であるが、便宜上本考案 に係る覆い布1が使用してある。
【0016】
【考案の効果】 このように構成した覆い布では、身体露出用の開孔を備えたシートが伸縮性不 織布にしてあり、この不織布は伸長応力の緩和現象を呈するから、腕や脚の太さ に比べて開孔が小さめである場合や、覆い布を長時間使用する場合でも、開孔に 挿通した腕や脚に対する圧迫力が強すぎるということがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】覆い布の平面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】覆い布の使用状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 覆い布 2 第1基布(本体シート) 3 第2基布(身体露出用シート) 6 第1開孔 8 第2開孔(露出孔) 10 第3基布(カバーシート)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】身体を局部的に露出させるための開孔を備
    えた手術用覆い布において、 前記覆い布が、第1開孔を備えた第1基布と、前記第1
    開孔周縁に沿って前記第1基布に接合する第2基布とか
    らなり、該第2基布が伸縮性不織布であり、かつ、前記
    第1開孔の内側に該第1開孔よりも小さい前記露出のた
    めの第2開孔を備えていることを特徴とする前記覆い
    布。
  2. 【請求項2】前記第1基布には、前記第1開孔周縁外側
    の第1基布と該周縁内側の第2基布とを被覆する第3基
    布が前記第2基布が接合する面と反対側の面に設けてあ
    る請求項1記載の覆い布。
JP8382192U 1992-12-04 1992-12-04 手術用覆い布 Pending JPH0646709U (ja)

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JP8382192U JPH0646709U (ja) 1992-12-04 1992-12-04 手術用覆い布

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JPH0646709U true JPH0646709U (ja) 1994-06-28

Family

ID=13813362

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JP8382192U Pending JPH0646709U (ja) 1992-12-04 1992-12-04 手術用覆い布

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006016612A1 (ja) * 2004-08-10 2006-02-16 Olympus Corporation 患者保護シート

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990601