JPH0646600Y2 - 直線機 - Google Patents
直線機Info
- Publication number
- JPH0646600Y2 JPH0646600Y2 JP8523589U JP8523589U JPH0646600Y2 JP H0646600 Y2 JPH0646600 Y2 JP H0646600Y2 JP 8523589 U JP8523589 U JP 8523589U JP 8523589 U JP8523589 U JP 8523589U JP H0646600 Y2 JPH0646600 Y2 JP H0646600Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- machine
- strain relief
- pinch roll
- strain
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Continuous Casting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、バーインコイル及び番線コイルの丸棒を連続
的に直線に矯正し送出す直線機に係わり、詳しくは連続
鋳造設備において脱酸を目的としてアルミ線を溶鋼中に
供給する線材供給用直線機に関するものである。
的に直線に矯正し送出す直線機に係わり、詳しくは連続
鋳造設備において脱酸を目的としてアルミ線を溶鋼中に
供給する線材供給用直線機に関するものである。
[従来の技術] 従来、バーインコイル及び番線コイルの丸棒を連続的に
直線に矯正し送出す矯正機は、送りロールを上下に交互
に配置して線材を波形に交互に歪みを与えて矯正して送
出すピンチロール方式の歪み取機がある。
直線に矯正し送出す矯正機は、送りロールを上下に交互
に配置して線材を波形に交互に歪みを与えて矯正して送
出すピンチロール方式の歪み取機がある。
また、別方式である通常の直線機としては、線材の進行
方に沿って湾曲溝を有する誘導子をそれ等の湾曲溝を上
下に相対して相互に配置して断続的な波形屈曲通路を構
成した歪み取機と、その歪み取機の線材入口側と出口側
に送り装置であるピンチロールを配置した構造のものが
ある。このようなものには、例えば第7図に示されたよ
うなものがあり、下部にモータ30及び減速機31をボック
ス32内に収容した駆動部33と、そのボックス32の上に線
材の入口側ピンチロール34部と、送出し側ピンチロール
部35が設けられ、この両ピンチロール34,35間に前記歪
み取機36が設置され、前記駆動部33よりプーリ及びベル
ト伝動37によって歪み取機36を回転するようにしたもの
があり、ピンチロールの駆動を歪み取機36とは別に出力
を取出し、チェーン及びマイタギヤを介して駆動してい
る。
方に沿って湾曲溝を有する誘導子をそれ等の湾曲溝を上
下に相対して相互に配置して断続的な波形屈曲通路を構
成した歪み取機と、その歪み取機の線材入口側と出口側
に送り装置であるピンチロールを配置した構造のものが
ある。このようなものには、例えば第7図に示されたよ
うなものがあり、下部にモータ30及び減速機31をボック
ス32内に収容した駆動部33と、そのボックス32の上に線
材の入口側ピンチロール34部と、送出し側ピンチロール
部35が設けられ、この両ピンチロール34,35間に前記歪
み取機36が設置され、前記駆動部33よりプーリ及びベル
ト伝動37によって歪み取機36を回転するようにしたもの
があり、ピンチロールの駆動を歪み取機36とは別に出力
を取出し、チェーン及びマイタギヤを介して駆動してい
る。
[考案が解決しようとする課題] 前記の従来方式において、前者の送りロール方式は矯正
が上下の2方向でるのに比べて、後者の歪み取機は回転
させるので360度の全方向から線材矯正が可能で、線材
の矯正には後者の直線機が優れているが、ピンチロール
の駆動を歪み取機とは別に出力を取出し、チェーン及び
マイタギヤを介して駆動していたため、装置的にコンパ
クト化が困難であった。このため、例えば、連続鋳造設
備のタンディッシュからモールドに鋳込まれる溶鋼中に
脱酸を目的としてアルミを供給する場合のアルミ線供給
装置として用いる場合不適であり、また、通常の異なる
線材供給装置では、バーインコイル及び番線コイルと同
様にアルミ線には巻線のくせがあり、その歪みをとらな
ければ溶鋼のストリーム中心に供給することは困難でモ
ールド内溶鋼断面に偏出されやすく、このため製造鋳片
の高品質、均一化に問題点があった。
が上下の2方向でるのに比べて、後者の歪み取機は回転
させるので360度の全方向から線材矯正が可能で、線材
の矯正には後者の直線機が優れているが、ピンチロール
の駆動を歪み取機とは別に出力を取出し、チェーン及び
マイタギヤを介して駆動していたため、装置的にコンパ
クト化が困難であった。このため、例えば、連続鋳造設
備のタンディッシュからモールドに鋳込まれる溶鋼中に
脱酸を目的としてアルミを供給する場合のアルミ線供給
装置として用いる場合不適であり、また、通常の異なる
線材供給装置では、バーインコイル及び番線コイルと同
様にアルミ線には巻線のくせがあり、その歪みをとらな
ければ溶鋼のストリーム中心に供給することは困難でモ
ールド内溶鋼断面に偏出されやすく、このため製造鋳片
の高品質、均一化に問題点があった。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案における直線機は、バ
ーインコイル及び番線コイルの丸棒を波形に屈曲させて
連続的に直線にする直線機に於いて、ベース11上に誘導
子7の湾曲溝6を上下交互に通過させながら回転して連
続的に直線にする歪み取機3と、歪み取機3を回転する
インバータ制御方式のモータ1と、歪み取機3への線材
入口側と出口側にピンチロール18,19とを設置し、前記
送出し装置であるピンチロール19を、前記歪み取機3か
らベース11上に設置した減速機13を介して駆動するよう
にしたもので、その伝動は歪み取機3の軸4と、線材の
送出し装置として配置されたピンチロール19を回転する
減速機13の入力軸14にはそれぞれプーリ16,15を取付
け、プーリ16と15とにタイミングベルト17を掛渡して伝
動するようにしたものである。
ーインコイル及び番線コイルの丸棒を波形に屈曲させて
連続的に直線にする直線機に於いて、ベース11上に誘導
子7の湾曲溝6を上下交互に通過させながら回転して連
続的に直線にする歪み取機3と、歪み取機3を回転する
インバータ制御方式のモータ1と、歪み取機3への線材
入口側と出口側にピンチロール18,19とを設置し、前記
送出し装置であるピンチロール19を、前記歪み取機3か
らベース11上に設置した減速機13を介して駆動するよう
にしたもので、その伝動は歪み取機3の軸4と、線材の
送出し装置として配置されたピンチロール19を回転する
減速機13の入力軸14にはそれぞれプーリ16,15を取付
け、プーリ16と15とにタイミングベルト17を掛渡して伝
動するようにしたものである。
[作用] インバータ制御方式のモータ1により歪み取機3が回転
されると、その軸4よりウォーム減速機13の入力軸14が
回転され、減速機13により上下のピンチロール18が駆動
され回転する。
されると、その軸4よりウォーム減速機13の入力軸14が
回転され、減速機13により上下のピンチロール18が駆動
され回転する。
バーインコイル及び番線コイルの線材Aは、入力側のピ
ンチロール18を通り歪み取機3内の誘導子7の湾曲溝6
を上下に交互に波形に屈曲され歪みを与えられながら通
過すると共に、歪み取機3の回転によって360度の全方
向から矯正され、歪み取機3よりプーリ16,15及びタイ
ミングベルト17を介して減速機13に入力された回転動力
により駆動回転されている上下ピンチロール19,19間を
通り直線としてピンチロール速度で所定位置に送出する
ことができる。
ンチロール18を通り歪み取機3内の誘導子7の湾曲溝6
を上下に交互に波形に屈曲され歪みを与えられながら通
過すると共に、歪み取機3の回転によって360度の全方
向から矯正され、歪み取機3よりプーリ16,15及びタイ
ミングベルト17を介して減速機13に入力された回転動力
により駆動回転されている上下ピンチロール19,19間を
通り直線としてピンチロール速度で所定位置に送出する
ことができる。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
第1図〜第5図において、ベース11の上に、インバータ
制御方式のモータ1と、軸受台2,2を介して歪み取機3
の軸4を軸架して回転自由に設置する。
制御方式のモータ1と、軸受台2,2を介して歪み取機3
の軸4を軸架して回転自由に設置する。
この歪み取機3は、両側に軸4,4を備えた回転筒体5
と、軸4,4間の回転筒体5内の軸心方向に沿って上下に
それぞれ湾曲溝6を有する誘導子7…を、それらの湾曲
溝6を上下交互に相対して配置して取付けて、断続的な
波形通路8を構成している。5aは誘導子7の昇降調節用
ネジで、波形屈曲の高低差による歪み量を調節する。
と、軸4,4間の回転筒体5内の軸心方向に沿って上下に
それぞれ湾曲溝6を有する誘導子7…を、それらの湾曲
溝6を上下交互に相対して配置して取付けて、断続的な
波形通路8を構成している。5aは誘導子7の昇降調節用
ネジで、波形屈曲の高低差による歪み量を調節する。
歪み取機3の線材入口側の軸4に取付けたプーリ9と前
記モータ1のプーリ10とに渡り、ベルト12を張設し、歪
み取機3は連続的に回転するようになっている。
記モータ1のプーリ10とに渡り、ベルト12を張設し、歪
み取機3は連続的に回転するようになっている。
13は歪み取機3の線材出口側のベース11上に設置した減
速機で、ウォーム減速機が用いられ、この減速機の入力
軸14に取付けたプーリ15と前記軸4に取付けたプーリ16
とにわたりタイミングベルト17を掛渡して伝動するよう
にしてある。なお、上記のインバータ制御方式のモータ
1から歪み取機3の軸4への伝達にも互いに噛合うよう
なタイミングベルト及びタイミングプーリを使用しても
よい。
速機で、ウォーム減速機が用いられ、この減速機の入力
軸14に取付けたプーリ15と前記軸4に取付けたプーリ16
とにわたりタイミングベルト17を掛渡して伝動するよう
にしてある。なお、上記のインバータ制御方式のモータ
1から歪み取機3の軸4への伝達にも互いに噛合うよう
なタイミングベルト及びタイミングプーリを使用しても
よい。
19は前記減速機13により回転されるピンチロールで、歪
み取機3の線材中心線に合せて設置されている。
み取機3の線材中心線に合せて設置されている。
18は線材の入口側に設置してあるピチロールである。こ
のピチロール18は通常回転力を与えなくてもよい、もし
動力的に回転する場合は、前記の線材出口側と同様に、
歪み取機3の軸4にもう一つプーリを取付け、このプー
リよりタイミングベルトで減速機に伝達してピンチロー
ル18を駆動するように設備すればよい。
のピチロール18は通常回転力を与えなくてもよい、もし
動力的に回転する場合は、前記の線材出口側と同様に、
歪み取機3の軸4にもう一つプーリを取付け、このプー
リよりタイミングベルトで減速機に伝達してピンチロー
ル18を駆動するように設備すればよい。
20,21はピンチロール18,19の支持枠で、それらの上部に
は、対のピンチロール18,18、19,19間を線材径に応じ
て、また圧下力を調整するため上側のピンチロールを昇
降調節する上下調節ハンドル22が設けられている。
は、対のピンチロール18,18、19,19間を線材径に応じ
て、また圧下力を調整するため上側のピンチロールを昇
降調節する上下調節ハンドル22が設けられている。
第6図は、本考案の直線機を連続鋳造設備に使用した例
を示すもので、タンディッシュ23からモールド24に鋳込
まれる溶鋼のストリーム25中心に本直線機からアルミ線
26を供給するようにしたものである。
を示すもので、タンディッシュ23からモールド24に鋳込
まれる溶鋼のストリーム25中心に本直線機からアルミ線
26を供給するようにしたものである。
[考案の効果] 本考案は上記の構成からなり、ベース上に歪み取機及び
その線材の入口側及び出口側の両側に、ピンチロールを
設置し、歪み取機の回転軸をモータよりプーリ及びベル
トを介して回転すると共に、歪み取機の回転軸よりプー
リ及びタイミングベルトによって減速機を介して線材出
口側のピンチロールを駆動するようにしたから、設備が
平面又は垂直面的にセットできるため、非常にコンパク
トに出来る。また、駆動部品が少ないためトラブルが少
ない。特に番線コイルの直線機に適する。従って、連続
鋳造設備において、脱酸の目的でアルミ線をタンディッ
シュからモールドに鋳込まれる溶鋼のストリーム中心に
供給する直線機として最適で、従来のピンチロール方式
に比べ変動量が1/6に低減し得られ、製造鋳片の品質の
向上、高級化の設備面で大きな利点があるほか、この直
線機は従来の同等の精度のものと比べ1/6〜1/5の費用で
製作し得られ、極めて経済的である等の効果がある。
その線材の入口側及び出口側の両側に、ピンチロールを
設置し、歪み取機の回転軸をモータよりプーリ及びベル
トを介して回転すると共に、歪み取機の回転軸よりプー
リ及びタイミングベルトによって減速機を介して線材出
口側のピンチロールを駆動するようにしたから、設備が
平面又は垂直面的にセットできるため、非常にコンパク
トに出来る。また、駆動部品が少ないためトラブルが少
ない。特に番線コイルの直線機に適する。従って、連続
鋳造設備において、脱酸の目的でアルミ線をタンディッ
シュからモールドに鋳込まれる溶鋼のストリーム中心に
供給する直線機として最適で、従来のピンチロール方式
に比べ変動量が1/6に低減し得られ、製造鋳片の品質の
向上、高級化の設備面で大きな利点があるほか、この直
線機は従来の同等の精度のものと比べ1/6〜1/5の費用で
製作し得られ、極めて経済的である等の効果がある。
第1図は本考案の直線機の平面図、第2図は正面図で一
部を切欠する、第3図は同側面図、第4図は歪み取機の
平面図、第5図は同正面図で一部を切欠する、第6図は
従来の歪み取り機の概略を示す正面図、第7図は側面図
である。 1…モータ、2…軸受台、3…歪み取機、4…歪み取機
の軸、13…減速機、14…入力軸、15,16…プーリ、17…
タイミングベルト、19…送出し装置であるピンチロー
ル。
部を切欠する、第3図は同側面図、第4図は歪み取機の
平面図、第5図は同正面図で一部を切欠する、第6図は
従来の歪み取り機の概略を示す正面図、第7図は側面図
である。 1…モータ、2…軸受台、3…歪み取機、4…歪み取機
の軸、13…減速機、14…入力軸、15,16…プーリ、17…
タイミングベルト、19…送出し装置であるピンチロー
ル。
Claims (1)
- 【請求項1】バーインコイル及び番線コイルの丸棒を通
過させながら回転して連続的に直線にする直線機に於い
て、ベース上に歪み取機と、歪み取機を回転するモータ
と、歪み取機の線材入口と出口にピンチロールとを設置
し、送込み装置である前記ピンチロールを、前記歪み取
機からベース上に設置した減速機及びプーリとタイミン
グベルトを介して駆動することを特徴とする直線機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8523589U JPH0646600Y2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 直線機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8523589U JPH0646600Y2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 直線機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0324353U JPH0324353U (ja) | 1991-03-13 |
JPH0646600Y2 true JPH0646600Y2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=31634255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8523589U Expired - Lifetime JPH0646600Y2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 直線機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0646600Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-19 JP JP8523589U patent/JPH0646600Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0324353U (ja) | 1991-03-13 |
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