JPH06465B2 - 自動車のル−フ構造 - Google Patents

自動車のル−フ構造

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JPH06465B2
JPH06465B2 JP60260835A JP26083585A JPH06465B2 JP H06465 B2 JPH06465 B2 JP H06465B2 JP 60260835 A JP60260835 A JP 60260835A JP 26083585 A JP26083585 A JP 26083585A JP H06465 B2 JPH06465 B2 JP H06465B2
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JP
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roof
vehicle
vehicle body
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automobile
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JP60260835A
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隆徳 土屋
武 山本
武士 小西
伊勢雄 浜▲崎▼
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Mazda Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車のルーフ構造に関し、更に詳細には車
体ルーフの取付け、取外しが可能なオープントップ形式
の自動車のルーフ構造に関する。
(従来の技術) この種の自動車のルーフ構造としては、例えば英国公開
特許第2086316号に開示されているように車体両
側壁間に略逆U字形状の可倒ピラーが掛け渡され、可倒
ピラー頂部とフロントガラス頂部との間に取り外し可能
にルーフパネルを掛け渡したものが公知である。この構
造において、可倒ピラーはその両脚端部を中心に、起立
位置から座席後方の車室内に収納される傾倒位置までの
間を回動可能となっており、また、上記可倒ピラーと車
室後方部との間には一般に幌が張られている。可倒ピラ
ーを起立位置となるように立てると、可倒ピラーから車
室後方側は、幌により覆われ、この状態において可倒ピ
ラーとフロントガラスとの間ルーフパネルを掛け渡して
車体ルーフとすることができる。
(発明が解決しようとする問題点) このような構造において、車体ルーフを取り外してオー
プンタイプとするためには、まずルーフパネルを取り外
して所定の収納場所へ格納し、その後可倒ピラーを傾倒
位置に倒さねばならないというやっかいな2工程の手順
が必要であり、そのために取外し作業を迅速に行なうこ
とができなかった。このことは、車体ルーフの取付作業
についても同様である。
また、従来のルーフ構造では、上述のように可倒ピラー
から後方の車室を幌で覆うようにしているので、外観が
あまりよくなく、また高速走行時等においてこの幌が風
に打たれて振動・騒音が生ずる等の問題があった。
そこで本発明は、上記取付け、取外し作業の操作性を改
善することができるとともに、外観上の問題や高速走行
時の上記騒音等の問題も解消することのできる自動車の
ルーフ構造を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の自動車のルーフ構造は、自動車のフロントウイ
ンド上部のフロントヘッダより後方に延び、車室を覆う
ルーフであって、該ルーフはハード部材で形成され、前
記ルーフは、車幅方向の両側端部にベルトラインより下
方へ延長された車体側取付部が設けられ、前記ルーフが
車室を覆う閉位置と、自動車がオープン状態となるよう
に少なくとも一部重ね合されてリヤシート後部の格納部
に収納される開位置との間を移動可能になるように、前
記ルーフの前記車体側取付部が車体に枢着されており、
前記リヤシートには、そのシートバックの前傾を検知す
る検知手段が設けられており、この検知手段には、この
検知手段から出力信号を受けたときにのみ前記ルーフの
開閉動作を許す制御手段が接続されていることを特徴と
するものである。
(発明の効果) このように構成した本発明においては、ハード部材で形
成されたルーフを構成するルーフフロント部とルーフリ
ヤ部が、それぞれ上記車体側取付部を介して車体に枢着
されているので、これらのルーフフロント部とルーフリ
ヤ部は、単に枢動させるだけで、ルーフ形成位置すなわ
ち閉位置と収納位置すなわち開位置のいずれか取らせる
ことができる。従って、従来のように、収納するために
ルーフパネルを車体から完全に分離しなければならない
場合と異なり、ルーフの設置あるいは収納作業を、簡単
な操作により短時間で行なうことができる。また、本発
明においては、上述のようにルーフ全体がハード部材に
よって形成されているので、外観が望ましいものとな
り、また風を受けても振動騒音が生ずることがない。更
に、収納する際に、ルーフフロントとルーフリヤを少な
くとも一部重ね合せた状態で上記開位置に位置させるの
で、収納空間を比較的小さくすることができる。更に本
発明においては、上記リヤシートのシートバックの前傾
を検知したのちにルーフを作動させるようにしたので、
ルーフフロントおよびルーフリヤを枢動させてのルーフ
開閉運動時に、該シートが干渉することがない。
(実施例) 以下、添付図面を参照しつつ本発明の好ましい実施例に
よる自動車のルーフ構造について説明する。
第1図は、本発明の一実施例による自動車のルーフ構造
の側面図であり、この図において符号1は自動車の車体
を示し、符号2は、フロントウインド3上部のフロント
ヘッダ4からリヤボデイ5まで後方に延び、車室6を覆
うルーフである。このルーフ2は、鋼板等で構成された
ハード部材で形成されており、車室全部6aを覆うルー
フフロント部7と、車室後部6bを覆うルーフリヤ部8
とに車体前後方向に2つに分割されている。従来ルーフ
リヤ部8は、リヤウインド9を備えている。
上記ルーフフロント部7には、全体としてほぼ逆U字形
状をした車体側取付部(以下取付部と略称する)10が
設けられており、この取付部10の両脚部11の下端部
11aは、車体1のペルトライン12より下方にまた前
方にわずかに斜めに延びている。上記両脚部11は、第
6図に示されているように、上記下端部11aにおい
て、リヤフェンダF内方のインナパネル13のサイドド
ア14の後縁14aの内方に位置する前縁13aに枢着
ピン15によって枢着されている。なお、この取付部1
0は、ルーフ2を横断して延びる部分を省略し、単に脚
部11のみで構成してもよい。
一方、上記ルーフリヤ部8の両側部下端部には、上記ベ
ルトライン12より下方で前方に延びる車体側取付部
(以下単に取付部と称す)16が設けられている。この
取付部16は、その先端部16aにおいてインナパネル
13の枢着ピン17によって枢着されている。
ルーフ2を構成するルーフフロント部7とルーフリヤ部
8は、上記枢着ピン15と17を中心として回動し、第
1図に示す閉位置と第2図に示す開位置を取ることがで
きるようになっている。ルーフフロント部7とルーフリ
ヤ部8は、この開位置において、前後に重ね合された状
態で車室後部の収納部に収納されている。なお、上記ル
ーフフロント部7とルーフリヤ部8は、後に詳細に説明
するように上記閉位置から開位置の間を第3図に実線、
一点鎖線および二点鎖線で示されているようにして回動
する。
上記ルーフフロント部7とルーフリヤ部8は、第5図に
示されている駆動機構20によって上記閉位置と開位置
の間を作動させられるようになっている。この駆動機構
20は、駆動ギャ2を備えており、この駆動ギャ21
は、ダブルウォーム機構22を介して電気モータ23に
より回転駆動されるようになっている。駆動ギャ21に
は、ルーフ2が第1図に示す閉位置にあるとき、該駆動
ギャ21から斜め前方上方に延びる駆動アーム 24が
その下端において固定されている。取付部10の下端部
11aに固定され上方に延びる連結アーム11bの枢着
ピン15より上方の位置にも枢着ピン11cが設けられ
ている。この枢着ピン11cには、第1リンク26がそ
の上端において接着されており、この第1リンク26の
下端は駆動アーム24の上端に枢着ピン25で枢着され
ている。一方、ルーフリヤ部8のための上記取付部16
の上記枢着ピン17よりも後方の位置に枢着ピン27が
設けられている。この枢着ピン27には、第2リンク2
8がその上端において枢着されており、この第2リンク
28は第1リンク26と同様その下端において駆動アー
ム24の上端に枢着ピン25で枢着されている。
第6図および第7図に示されているように、上記取付部
16、第1および第2リンク26、28駆動アーム24
等は、リヤフェンダFとインナパネル13の間に配置さ
れており、取付部10はインナパネル13の内側に配置
されており、また連結アーム11bはインナパネル13
を横切って延びている。なお、第6図および第7図にお
いて、符号Gはウインドガラスを示す。
上記第1リンク26は、ルーフ2の閉位置においては、
第5図に詳細に示されているように、駆動アーム24に
対しほぼ一直線上に延び、そして脚部11に対してわず
かに角度をなして延びている。従って、モータ23が駆
動されて、駆動アーム24がルーフ2を開くように矢印
Aの方向に回動しても、この回動の初期には該駆動アー
ム24により第1リンク26を介しての脚部11の作動
は極めて小さくなる。従って、この回動の初期には、ル
ーフフロント部7の作動も小さいものとなる。一方、第
2リンク28は、このルーフ閉位置において、上記駆動
アーム24に対しほぼ直角方向に延びるように配置され
ており、従って上述のようにモータ23が駆動される
と、駆動アーム 24の矢印A方向の回動の初期に取付
部16を枢軸ピン17のまわりに比較的大きく回動させ
る。従って、ルーフリヤ部8は、上記回動の初期に大き
く作動するようになる。このように、ルーフ2の開動作
の初期においては、ルーフリヤ部8が早く大きく作動し
始め、ルーフフロント部7がこれに続くように小さく作
動するので、ルーフの開動作をスムースに行なうことが
できる。
一方、第8図に示したように、第2リンク26は、ルー
フ2の開位置においては、駆動アーム 24に対しわず
かな角度をなして延びている。従って、モータ23が駆
動されて、駆動アーム24がルーフ2を閉るように矢印
B方向に回動しても、この回動の初期には、該駆動アー
ム24による第2リンク28を介しての取付部16の作
動は小さくなる。従って、この回動の初期には、ルーフ
リヤ部8の作動も小さいものとなる。一方、第1リンク
26は、このルーフ開位置において、上記駆動アーム2
4に対しほぼ直角方向に延びるように配置されており、
従って上述のようにモータ23が駆動されると、駆動ア
ーム24の矢印B方向の回動の初期に大きく作動するよ
うになる。従って、ルーフフロント部7は上記回動の初
期に大きく作動するようになる。このように、ルーフヘ
2の閉動作においては、ルーフフロント部7が早く大き
く作動し始め、ルーフリヤ部8がこれに続くように小さ
く作動し始め、ルーフフロント部7が完全に閉位置に位
置付けられた後に、ルーフリヤ部8が閉位置に回動する
ので、ルーフの閉動作をスムースに行うことができる。
以上のルーフフロント部7とルーフリヤ部8の作動を第
3図および第4図に示す。これらの図において、ルーフ
フロント部7が開いて行く状態をF−閉、F−1、F−
2、F−3、F−開で示し、ルーフリヤ部8が開いて行
く状態をR−閉、R−1、R−2、R−3、R−開で示
した。
単に以上説明した構造のみでは、ルーフ2のルーフフロ
ント部7およびルーフリヤ部8をリヤシート30の背部
の格納部に収納する際、あるいはこの格納部から引き出
す際に、リヤシート30のシートバック31が、ルーフ
フロント部7およびルーフリヤ部8の運動を干渉するお
それがある。そこで本発明においては、ルーフ2の開閉
運動に先立って、上記リヤシート30のシートバック
31を前傾させたことを検知する前傾スイッチ40が設
けられるとともに、この前傾スイツチ40からの出力信
号を受けたとき、ルーフ2の作動のための上記モータ2
3を作動させる制御回路41が設けられている。
上記前項スイッチ40は、第9図に示されているよう
に、リヤシート30のシートクッション 30aの支持
ブラケット42上に支持されており、第10図に示され
ているように、シートバック31の前傾時に、該シートバ
ック31の支持ブラケット43の下端によって閉成され
るようになっている。上記制御回路41には、ルーフ2
の開閉を操作者により指示する手動の操作スイッチ44
が接続されているが、スイッチ40からの信号が制御回
路41に入力されていない場合は、この操作スイッチ4
4からの信号が制御回路41に入力されてもモータ23
の駆動は行なわれない。上記制御回路41等を電気回路
で構成した一例を第12図に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例による自動車のルーフ構造
を閉じた状態で示す側面図、 第2図は、上記ルーフ構造を開いた状態で示す側面図、 第3図は、ルーフの閉位置と開位置の間の動作を示す側
面図、 第4図は、各リンクの動作状態を示す説明図、 第5図は、上記ルーフ構造の主要部をルーフが開いた状
態で示す側面図、 第6図は、一部を第5図のB−B断面で示したC方向矢
視図、 第7図は、第5図の線A−Aに沿う断面図、 第8図は、上記ルーフ構造の主要部をルーフが開いた状
態で示した図、 第9図および、第10図は、シートバックの前傾を検出
するスイッチの配置を示すシートの概略側面図、 第11図は、上記前傾検出スイッチの閉成の作動状態を
示す側面図、 第12図は、ルーフの開閉制御を行なう回路を電気回路
で構成した場合の一例を示す回路図である。 2……ルーフ、3……フロントウインド、 4……フロントヘッダ、5……リヤボディ、 6……車室、6a……車室前部、 6b……車室後部、7……ルーフフロント部、 8……ルーフリヤ部、 10、16……車体側取付部、 F……リヤフェンダ、12……ベルトライン、 15、17……枢着ピン、31……シートバック、 40……前傾スイッチ、41……制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のフロントウインド上部のフロント
    ヘッダより後方に延び、車室を覆うルーフであって、該
    ルーフはハード部材で形成され、前記ルーフは、車幅方
    向の両側端部にベルトラインより下方へ延長された車体
    側取付部が設けられ、前記ルーフが車室を覆う閉位置
    と、自動車がオープン状態となるように少なくとも一部
    重ね合されてリヤシート後部の格納部に収納される開位
    置との間を移動可能になるように、前記ルーフの前記車
    体側取付部が車体に枢着されており、前記リヤシートに
    は、そのシートバックの前傾を検知する検知手段が設け
    られており、この検知手段にはこの検知手段から出力信
    号を受けたときにのみ前記ルーフの開閉動作を許す制御
    手段が接続されていることを特徴とする自動車のルーフ
    構造。
JP60260835A 1985-11-20 1985-11-20 自動車のル−フ構造 Expired - Lifetime JPH06465B2 (ja)

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JP60260835A JPH06465B2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20 自動車のル−フ構造
DE19863639377 DE3639377A1 (de) 1985-11-20 1986-11-18 Fahrzeugkarosserie mit zusammenklappbarem verdeck
US06/932,949 US4796943A (en) 1985-11-20 1986-11-20 Convertible vehicle body structure having a rear seat

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JP60260835A JPH06465B2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20 自動車のル−フ構造

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Publication Number Publication Date
JPS62120221A JPS62120221A (ja) 1987-06-01
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ID=17353419

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JP60260835A Expired - Lifetime JPH06465B2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20 自動車のル−フ構造

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JP3885607B2 (ja) * 2002-02-25 2007-02-21 マツダ株式会社 車両のルーフ構造

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JPS62120221A (ja) 1987-06-01

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