JP2003237375A - 折畳み可能なハードトップを備えたキャブリオレ自動車 - Google Patents

折畳み可能なハードトップを備えたキャブリオレ自動車

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JP2003237375A JP2003026644A JP2003026644A JP2003237375A JP 2003237375 A JP2003237375 A JP 2003237375A JP 2003026644 A JP2003026644 A JP 2003026644A JP 2003026644 A JP2003026644 A JP 2003026644A JP 2003237375 A JP2003237375 A JP 2003237375A
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    • B60J7/14Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position foldable; Tensioning mechanisms therefor, e.g. struts with a plurality of rigid plate-like elements or rigid non plate-like elements, e.g. with non-slidable, but pivotable or foldable movement
    • B60J7/143Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position foldable; Tensioning mechanisms therefor, e.g. struts with a plurality of rigid plate-like elements or rigid non plate-like elements, e.g. with non-slidable, but pivotable or foldable movement for covering the passenger compartment
    • B60J7/145Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position foldable; Tensioning mechanisms therefor, e.g. struts with a plurality of rigid plate-like elements or rigid non plate-like elements, e.g. with non-slidable, but pivotable or foldable movement for covering the passenger compartment at least two elements being folded in clamp-shell fashion

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折畳み可能なルーフの移動容積と、格納位置
における格納容積を小さくする。 【解決手段】 本発明は、剛性のあるリヤウインドウ1
8が自動車室内を覆う閉鎖位置と、自動車10の格納室
54に収納される格納位置との間で操作可能であり、ハ
ードトップ12がフロントウインドウを縁取りするルー
フ横方向部材20に連結可能な前側ルーフ部分14と、
この前側ルーフ部分に連結されかつこの前側ルーフ部分
と相対的に移動可能な後側ルーフ部分16とを備えてい
る、折畳み可能なルーフ、特に折畳み可能なハードトッ
プ12を備えたキャブリオレ自動車10に関する。リヤ
ウインドウ18は本発明に従い、車体と相対的にかつ後
側ルーフ部分16と相対的に移動可能なリヤウインドウ
要素18に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剛性のあるリヤウ
インドウが自動車室内を覆う閉鎖位置と、自動車の格納
室に収納される格納位置との間で操作可能であり、折畳
み可能なルーフがフロントウインドウを縁取りするルー
フ横方向部材に連結可能な前側ルーフ部分と、この前側
ルーフ部分に連結されかつこの前側ルーフ部分と相対的
に移動可能な後側ルーフ部分とを備えている、折畳み可
能なルーフ、特に折畳み可能なハードトップを備えたキ
ャブリオレ自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動車は公知である(例えば特
許文献1参照)。この公知の自動車の場合、折畳み可能
なハードトップが前側ルーフ部分と、この前側ルーフ部
分に連結された後側ルーフ部分を備えている。この後側
ルーフ部分には、剛性のあるリヤウインドウが固定挿入
されている。後側ルーフ部分は閉鎖位置で車体近くおよ
び自動車前側近くの端範囲において、自動車横方向に延
びる揺動軸回りに揺動可能に車体に枢着されている。後
側ルーフ部分は、自動車後部近くにある第2の案内ピン
によって、案内軌道内で回転可能および摺動可能に案内
されている。
【0003】前側ルーフ部分と後側ルーフ部分は、前側
ルーフ部分が後側ルーフ部分と相対的に摺動可能である
ように、4リンク−クランク機構を介して互いに連結さ
れている。その際、前側ルーフ部分は、後側ルーフ部分
と相対的な角度位置を変更しない。
【0004】更に、3つの部分からなる折畳み可能なハ
ードトップを備えたキャブリオレ自動車が公知である
(例えば特許文献2参照)。この自動車の場合、前側ル
ーフ部分と、剛性のあるリヤウインドウを固定挿入した
後側ルーフ部分との間に、中央ルーフ部分が配置されて
いる。この中央ルーフ部分は、平行四辺形リンク−クラ
ンク機構を介して後側ルーフ部分に連結され、かつヒン
ジを介して前側ルーフ部分に連結されている。
【0005】この公知の実施形の場合、そこに示された
折畳み可能なルーフは、格納位置で大きな格納容積を必
要とし、かつ閉鎖位置と格納位置の間でルーフを操作す
る際に大きな移動容積を必要とするという欠点がある。
【0006】
【特許文献1】独国特許第19930616号明細書
【0007】
【特許文献2】独国特許出願公開第19642154明
細書
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、折畳み可能なルーフの移動容積と、格納位置にお
ける格納容積が小さい、冒頭に述べた種類の自動車を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題は独立請求項記
載の特徴によって解決される。
【0010】本発明の他の有利な実施形と発展形態は、
従属請求項から明らかである。
【0011】本発明は、冒頭に述べた技術水準におい
て、リヤウインドウが車体と相対的にかつ後側ルーフ部
分と相対的に移動可能なリヤウインドウ要素に形成され
ている。
【0012】本願において、ルーフ構造体のない車両胴
部を車体と呼ぶ。
【0013】多くの最新の自動車の場合、リヤウインド
ウは自動車横方向において比較的に大きな曲率を有す
る。リヤウインドウは更に、空気力学的な理由から一般
的に、自動車横方向に延びる軸線の回りに自動車前側に
傾斜するように配置されている。これにより、リヤウイ
ンドウは、自動車横方向中央の範囲において、自動車側
部の近くの範囲よりもはるかに大きな自動車縦方向寸法
を有する。後側ルーフ部分が通常のごとく、格納位置と
閉鎖位置の間で、自動車横方向に延びる軸線回りに、自
動車の座席列の背後に設けられた格納室内へ揺動させら
れると、自動車横方向中央の範囲内の後側ルーフ部分の
大きな縦方向寸法は、必要な大きな格納室を生じること
になる。
【0014】リヤウインドウが本発明に従って後側ルー
フ部分とは別体に形成され、この後側ルーフ部分と相対
的に移動可能であるリヤウインドウ要素に形成されてい
ることにより、このリヤウインドウ要素は、閉鎖位置か
ら格納位置に移動する際に、先ず最初に閉鎖位置から自
動車内部に部分的に移動し、それによって第2のルーフ
要素の全長が(閉鎖位置において自動車縦方向に測定し
たときに)非常に短くなる。換言すると、後側のルーフ
要素とリヤウイドウ要素は自動車縦方向において互いに
入り込み、それによってそれらの全体寸法が短縮され
る。
【0015】本発明は、折畳み可能なハードトップ、す
なわち少なくとも1個の剛性のあるルーフアウタパネル
を備えたルーフにきわめて有利に適用可能であるので、
次に、本発明の有利な発展形態について、このようなハ
ードトップの例について説明する。しかし、本発明が、
例えば布張りルーフのような、少なくとも部分的に可撓
性のルーフアウタパネルを備えたルーフにも使用可能で
あることは明らかである。
【0016】リヤウインドウ要素が自動車横方向の側方
エッジで、車体に枢着された各々1個のリヤウインドウ
要素−回転リンクに枢着されていると、リヤウインドウ
要素のためのきわめて簡単で有利な運動機構が生じる。
【0017】通常のごとく、後側ルーフ部分が2個のル
ーフピラーを備え、このルーフピラーがそれぞれその一
方の縦方向端部で、自動車の一方の側と相対的に移動可
能にこの自動車の一方の側に連結され、ルーフピラーが
その他方の縦方向端部で、自動車のほぼ横方向に延びる
ルーフ要素によって互いに連結されるように、後側ルー
フ部分を形成することができる。この場合、リヤウイン
ドウ要素は閉鎖位置で側方をルーフピラーによって、そ
して上方をルーフ要素によって囲まれてシールされる。
このルーフピラーはルーフの閉鎖位置では、閉鎖された
乗用車のCピラーにほぼ一致している。本発明によれ
ば、閉鎖位置でリヤウインドウ要素と協働する後側ルー
フ部分のエッジ範囲および/または後側ルーフ部分と協
働するリヤウインドウ要素のエッジ範囲は、シール要素
を備えている。したがって、リヤウインドウ要素と後側
ルーフ部分の間に形成された隙間は閉鎖位置でシールさ
れる。
【0018】ハードトップのためのきわめて簡単な運動
機構は、後側ルーフ部分が自動車のほぼ横方向に延びる
揺動軸回りに揺動可能に車体に連結されていることによ
って達成可能である。
【0019】車体における後側ルーフ部分の枢着点が、
車体に連結されたルーフピラーの縦方向端部の、自動車
前側近くの範囲内に設けられていると、後側ルーフ部分
の上記の揺動運動はきわめて小さなスペースで行うこと
ができる。
【0020】閉鎖位置と格納位置の間におけるハードト
ップの摩擦なしの操作のためには、個々のルーフ部分と
リヤウインドウ要素の相互の調和した動作進行が重要で
ある。このような調和は、後側ルーフ部分がリヤウイン
ドウ要素−連結リンクを介してリヤウインドウ要素に連
結され、このリヤウインドウ要素−連結リンクが後側ル
ーフ部分とリヤウインドウ要素に枢着されていることに
よって達成されるかまたは少なくとも補助される。
【0021】この場合、後側ルーフ部分の運動をリヤウ
インドウ要素にあるいはその逆に伝達することができ
る。その際、リヤウインドウ要素−連結リンクが後側ル
ーフ部分とリヤウインドウ要素に枢着されているので、
これらのハードトップ部分を個々に案内するために或る
程度の遊びが保たれる。
【0022】本願の範囲内では、“或る物体に枢着され
ている”は、“物体と相対的に回転可能または揺動可能
にこの物体に連結されている”と同義であると理解され
る。枢着以外に何も言わない場合には、自動車のほぼ横
方向に延びる回転軸線回りの回転を意味する。
【0023】リヤウインドウ要素の必要な運動を行うこ
とができるようにするために、リヤウインドウ要素が案
内装置(案内軌道装置、案内レール)に沿って摺動可能
に車体に連結されるように、ハードトップを形成するこ
とができる。
【0024】構造の大きな自由度と、自動車への案内装
置の格納のために、リヤウインドウ要素がリヤウインド
ウ要素−案内リンクに固定連結され、リヤウインドウ要
素−案内リンクが案内装置に沿って摺動可能に案内され
ていると有利である。
【0025】ハードトップ構成部品の動作進行を良好に
調和させるためおよび前側ルーフ部分と後側ルーフ部分
の間で運動を伝達するために、後側ルーフ部分を前側ル
ーフ部分に連結するルーフ部分−連結リンクが設けら
れ、このルーフ部分−連結リンクが前側ルーフ部分に枢
着され、かつ後側ルーフ部分と相対的に移動可能にこの
後側ルーフ部分に連結されるように、ハードトップが形
成されている。
【0026】前側ルーフ部分と後側ルーフ部分はそれら
を連結するルーフ部分−連結リンクに加えて、それらの
向き合ったエッジ範囲においてヒンジを介して連結可能
である。このヒンジは、自動車のほぼ横方向に延びる回
転軸線回りのルーフ部分の相対回転を可能にする。それ
によって、ハードトップを操作する際に前側ルーフ部分
は閉鎖位置に近い範囲において、好ましくは全操作範囲
にわたって、自動車に対する角度位置を実質的に変更し
ない。それによって、ハードトップが必要とする移動空
間を更に低減することができる。
【0027】その代わりに、ヒンジを、前側ルーフ部分
と後側ルーフ部分を連結するリンク機構連結部として形
成可能である。
【0028】このような限界条件または他の限界条件を
有する、前側ルーフ部分と後側ルーフ部分の間の相対運
動は、ルーフ部分−連結リンクが後側ルーフ部分との連
結のために、後側ルーフ部分に枢着された調整リンクに
枢着されていることによって可能である。
【0029】基本的には、自動車および/またはリヤウ
インドウ要素に、シールを設けることができる。このシ
ールは閉鎖位置で、車体とリヤウインドウ要素の間に形
成された隙間をシールする。しかし、事情によっては、
リヤウインドウ要素の移動時に損傷しないシールによっ
て、リヤウインドウ要素の運動自由度が制限される。こ
のような制限は、後側ルーフ部分にシール支持体が枢着
され、このシール支持体がハードトップの閉鎖位置で、
車体に向いたリヤウインドウ要素のエッジ範囲を、車体
に対して少なくとも部分的にシールしていることによっ
て回避可能である。このようなシール支持体は、ハード
トップの操作時に、適切に設けた運動機構によって、シ
ール位置から外に迅速に移動し、したがってリヤウイン
ドウ要素の移動路を開放可能である。
【0030】ハードトップの操作時のシール支持体の簡
単で、低コストでそれにもかかわらず確実である案内
は、ハードトップを閉鎖位置から格納位置に操作する際
に、シール支持体がその移動路の少なくとも一部に沿っ
て車体固定のスライド軌道に載置されて案内されること
によって達成される。
【0031】ハードトップを閉鎖するために、前側ルー
フ部分は例えば手動、電気式、油圧式、空気圧式等で、
ルーフ横方向部材またはフロントウインドウパネルに固
定可能である。類似の固定方法またはロック方法(例え
ば格納固定)を、その他のルーフ構成部品のために用い
ることができる。
【0032】シール作用を高めるために、リヤウインド
ウ要素−案内リンクが閉鎖位置でシール支持体を車体お
よび/またはリヤウインドウ要素に、好ましくはリヤウ
インドウ要素の縁の枠に押し付けるように、シール支持
体はリヤウインドウ要素−案内リンクと協働する。
【0033】ハードトップは閉鎖位置と格納位置の間で
手動で操作可能である。この場合、前側ルーフ部分が操
作人の操作部分としての働きをする。今日では多くの場
合乗員は、キャブリオレのリッドまたはハードトップを
手動で操作しなくてもよい。半自動操作または好ましく
は全自動操作のために、電気式、油圧式または空気圧式
駆動装置が設けられている。この駆動装置は手動操作の
場合のように、必要な操作力を低減するために、ばね、
特にガスばねの力によって補助することが可能である。
駆動装置は、後側ルーフ部分に対して直接、すなわち伝
達手段なしに作用可能であり、例えば回転点を介して作
用可能である。他方では、設計者は自動車内の制限され
たスペースに基づいて、駆動装置の取付け場所を自由に
選択できないので、駆動装置とハードトップ部品との間
の伝達手段が必要になることがある。駆動装置とハード
トップの間の力の伝達は例えば、後側ルーフ部分がその
揺動軸に対してほぼ平行な回転軸回りに回転可能な駆動
クランクに連結されていることによって達成可能であ
る。駆動クランク自体は駆動装置に連結可能であるの
で、ハードトップの部品にトルクを伝達することができ
る。
【0034】駆動クランクが調整板に枢着され、この調
整板が後側ルーフ部分に枢着されていると、後側ルーフ
の揺動軸線と駆動クランクの回転軸線のずれを補償する
ことができる。
【0035】その際、調整板がルーフ部分−連結リンク
の調整リンクとしての働きをすることにより、部品の数
を減らすことができる。
【0036】後側ルーフ要素に枢着され、ルーフ要素を
互いにおよび/または後側ルーフ要素とリヤウインドウ
要素を連結するいろいろなリンクの間の力伝達による負
荷を、後側ルーフ要素が受けないようにするために、後
側ルーフ部分は好ましくは自動車に枢着されたルーフピ
ラーの縦方向端部で、ルーフ部分−案内リンクに固定連
結され、後側ルーフ部分に直接枢着されたすべてのリン
クは調整板を含めて、上記ルーフ部分−案内リンクに枢
着されている。
【0037】ハードトップの上記の実施形の場合、ハー
ドトップを閉鎖位置と格納位置の間で操作するための駆
動装置は1個で充分である。
【0038】
【発明の実施の形態】図を参照して本発明を好ましい実
施の形態に基づいて例示的に説明する。
【0039】図1には、自動車10に設けたハードトッ
プ12の閉鎖位置が示してある。ハードトップ12は、
前側ルーフ部分14と後側ルーフ部分16とリヤウイン
ドウ要素18とを備えている。前側ルーフ部分14と後
側ルーフ部分16は特に、回転ヒンジ19を介して、ほ
ぼ自動車横方向に延びる回転軸線回りに相対的に回転可
能に互いに連結されている。
【0040】前側ルーフ部分14は図1に示した閉鎖位
置で、前進方向前側のそのエッジがルーフ横方向部材2
0に載っている。このルーフ横方向部材20は図示して
いないフロントウインドウの縁の枠の一部である。
【0041】前側ルーフ部分14には、ルーフ部分−連
結リンク24の一端22が枢着されている。ルーフ部分
−連結リンク24の他端26は、V字状の調整板(調整
リンク)28の一方の脚部の端部に枢着されている。V
字状の調整板28は両V字脚部を接続するその尖端部
が、後側ルーフ部分16に固定連結されたルーフ部分−
案内リンク30に枢着されている。
【0042】後側ルーフ部分16は互いにほぼ平行な2
個のルーフピラー32(1個だけが示してある)と、ほ
ぼ自動車横方向に(すなわち、図1の図面の平面に対し
て直交するように)延びている、ルーフピラー32を連
結するルーフ要素34とを備えている。その際、ルーフ
部分−案内リンク30は、ルーフ要素から離れたルーフ
ピラー32の縦方向端部に配置され、自動車前側近くの
その端範囲36において、自動車横方向に延びる揺動軸
回りに揺動可能に車体に枢着されている。
【0043】調整板28の他方の脚部の端部には、駆動
クランク38が枢着されている。この駆動クランク38
は、自動車横方向に延びる回転軸線回りに回転可能に、
図示していない自動車固定の駆動装置に連結されてい
る。
【0044】リヤウインドウ要素18は、それに固定連
結されたリヤウインドウ要素−案内リンク40を備えて
いる。このリヤウインドウ要素−案内リンク40は、案
内レール42(案内装置、案内軌道)沿って摺動可能に
配置されている。リヤウインドウ要素18は更に、自動
車横方向側方のそのエッジ範囲が、高さのほぼ中間(閉
鎖位置で見て)の範囲においてリヤウインドウ要素−回
転リンク43に枢着されている。このリヤウインドウ要
素−回転リンクは更に、ほぼ自動車横方向に延びる回転
軸の回りに回転可能に車体に固定されている。リヤウイ
ンドウ要素−連結リンク44は一端がリヤウインドウ要
素−案内リンク40に枢着され、他端が後側ルーフ部分
16のルーフ部分案内リンク30に枢着され、それによ
って後側ルーフ部分16とリヤウインドウ要素18を連
結している。リヤウインドウ要素18は閉鎖位置で自動
車10の車体に対して、シール支持体46によってシー
ルされている。このシール支持体はルーフ部分−案内リ
ンク30に枢着されている。後側ルーフ部分に対してリ
ヤウインドウ要素をシールするために、リヤウインドウ
要素の外周エッジにシール48が設けられている。
【0045】シール支持体46はその下面に、載置部5
0を備えている。この載置部50によってシール支持体
46は、ハードトップを格納位置に操作する際にスライ
ド軌道52に載置され、このスライド軌道52上を載置
案内される。
【0046】図2には、ハードトップ12がその閉鎖位
置から格納位置の方に部分的に操作された状態を示して
いる。
【0047】前側ルーフ部分14は、自動車10に対す
るその角度をほとんど変えていない。前側ルーフ部分1
4と後側ルーフ部分16はそれらの互いに向き合ったエ
ッジで、回転ヒンジ19の代わりに、クランク機構、例
えば4リンクを介して連結してもよい。
【0048】図3〜6には、格納位置に益々近づく、図
1、2のハードトップの中間位置が示してある。図7に
は、ハードトップが格納室54内の格納位置に収容され
た状態が示してある。好ましい実施の形態の場合、格納
室54は格納位置において前側ルーフ部分14によって
閉鎖され、閉鎖位置においてリヤウインドウ要素18と
シール支持体46によって閉鎖される。したがって、特
別な被覆リッドが不要である。
【0049】リヤウインドウ要素18が案内軌道装置4
2に沿って摺動する際に自動車内部へ部分的に移動し、
後側ルーフ部分16によって三方から取り囲まれる様子
が、中間位置と最終位置から明らかである(図3〜7参
照)。
【0050】図1〜7は個々のルーフ要素の相互の運動
を概略的に示している。図1〜7は特に相互の長さと角
度が正確ではない。
【0051】若干の実施の形態の場合更に、後側におい
て、別体のサイドウインドウが不要である。これはコス
トに関しても重量に関しても有利に作用する。
【0052】上記、図面および特許請求の範囲に開示し
た本発明の特徴は、個別的にも任意の組み合わせでも本
発明を実施するために重要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハードトップを備えた本発明によるキャブリオ
レ自動車のルーフ範囲の閉鎖位置を示す概略的な断面図
である。
【図2】閉鎖位置から格納位置に操作しているときの、
図1に示したハードトップの中間位置を示す図である。
【図3】閉鎖位置から格納位置に操作しているときの、
図1に示したハードトップの他の中間位置を示す図であ
る。
【図4】閉鎖位置から格納位置に操作しているときの、
図1に示したハードトップの他の中間位置を示す図であ
る。
【図5】閉鎖位置から格納位置に操作しているときの、
図1に示したハードトップの他の中間位置を示す図であ
る。
【図6】閉鎖位置から格納位置に操作しているときの、
図1に示したハードトップの他の中間位置を示す図であ
る。
【図7】ハードトップを備えた本発明によるキャブリオ
レ自動車のルーフ範囲の格納位置を示す概略的な断面図
である。
【符号の説明】
10…自動車、12…ハードトップ、14…前側ルーフ
部分、16…後側ルーフ部分、18…リヤウインドウ要
素、19…回転ヒンジ、20…ルーフ横方向部材、22
…ルーフ部分−連結リンクの端部、24…ルーフ部分−
連結リンク、26…ルーフ部分−連結リンクの端部、2
8…調整板、30…ルーフ部分−案内リンク、32…ル
ーフピラー、34…ルーフ要素、36…リンク30の端
範囲、38…駆動クランク、40…リヤウインドウ要素
−案内リンク、42…案内軌道装置、43…リヤウイン
ドウ要素−回転リンク、44…リヤウイドウ要素−連結
リンク、46…シール支持体、48…シール、50…滑
り載置部、52…スライド軌道、54…格納室
フロントページの続き (72)発明者 ユルゲン ステンフェルス ドイツ連邦共和国、81375 ミュンヘン、 ドロッツァヴィーク 15 (72)発明者 ミカエル レスポンデーク ドイツ連邦共和国、81249 ミュンヘン、 アム ロッホハウザー ヒューゲル 12A (72)発明者 トーマス ディントナー ドイツ連邦共和国、82256 フュルステン フェルトブルック、アム ズルツボーゲン 78 (72)発明者 大土井 耕三 広島県安芸郡府中町八幡3−11−1−706

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剛性のあるリヤウインドウ(18)が自
    動車室内を覆う閉鎖位置と、自動車(10)の格納室
    (54)に収納される格納位置との間で操作可能であ
    り、折畳み可能なルーフ(12)がフロントウインドウ
    を縁取りするルーフ横方向部材(20)に連結可能な前
    側ルーフ部分(14)と、この前側ルーフ部分に連結さ
    れかつこの前側ルーフ部分と相対的に移動可能な後側ル
    ーフ部分(16)とを備えている、折畳み可能なルー
    フ、特に折畳み可能なハードトップ(12)を備えたキ
    ャブリオレ自動車(10)において、リヤウインドウ
    (18)が車体と相対的にかつ後側ルーフ部分(16)
    と相対的に移動可能なリヤウインドウ要素(18)に形
    成されていることを特徴とするキャブリオレ自動車(1
    0)。
  2. 【請求項2】 後側ルーフ部分(16)が2個のルーフ
    ピラー(32)を備え、このルーフピラーがそれぞれそ
    の一方の縦方向端部で、自動車の一方の側と相対的に移
    動可能にこの自動車の一方の側に連結され、ルーフピラ
    ーがその他方の縦方向端部で、自動車のほぼ横方向に延
    びるルーフ要素(34)によって互いに連結されている
    ことを特徴とする請求項1記載のキャブリオレ自動車
    (10)。
  3. 【請求項3】 後側ルーフ部分(16)が自動車のほぼ
    横方向に延びる揺動軸回りに揺動可能に車体に連結され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載のキャブ
    リオレ自動車(10)。
  4. 【請求項4】 車体における後側ルーフ部分(16)の
    枢着点が、車体に連結されたルーフピラー(32)の縦
    方向端部の、自動車前側近くの範囲(36)内に設けら
    れていることを特徴とする請求項2または3記載のキャ
    ブリオレ自動車(10)。
  5. 【請求項5】 後側ルーフ部分(16)がリヤウインド
    ウ要素−連結リンク(44)を介してリヤウインドウ要
    素(18)に連結され、このリヤウインドウ要素−連結
    リンクが後側ルーフ部分(16)とリヤウインドウ要素
    (18)に枢着されていることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか一つに記載のキャブリオレ自動車(1
    0)。
  6. 【請求項6】 リヤウインドウ要素(18)が案内装置
    (42)に沿って摺動可能に車体に連結されていること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のキャ
    ブリオレ自動車(10)。
  7. 【請求項7】 リヤウインドウ要素(18)がリヤウイ
    ンドウ要素−案内リンク(40)に固定連結され、リヤ
    ウインドウ要素−案内リンクが案内装置(42)に沿っ
    て摺動可能に案内されていることを特徴とする請求項6
    記載のキャブリオレ自動車(10)。
  8. 【請求項8】 後側ルーフ部分(16)を前側ルーフ部
    分(14)に連結するルーフ部分−連結リンク(24)
    が設けられ、このルーフ部分−連結リンクが前側ルーフ
    部分(14)に枢着され、かつ後側ルーフ部分(16)
    と相対的に移動可能にこの後側ルーフ部分に連結されて
    いることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記
    載のキャブリオレ自動車(10)。
  9. 【請求項9】 ルーフ部分−連結リンク(24)が後側
    ルーフ部分(16)との連結のために、後側ルーフ部分
    (16)に枢着された調整リンク(28)に枢着されて
    いることを特徴とする請求項8記載のキャブリオレ自動
    車(10)。
  10. 【請求項10】 後側ルーフ部分(16)にシール支持
    体(46)が枢着され、このシール支持体がハードトッ
    プ(12)の閉鎖位置で、車体に向いたリヤウインドウ
    要素のエッジ範囲を、車体に対して少なくとも部分的に
    シールしていることを特徴とする請求項1〜9のいずれ
    か一つに記載のキャブリオレ自動車(10)。
  11. 【請求項11】 ハードトップ(12)を閉鎖位置から
    格納位置に操作する際に、シール支持体(46)がその
    移動路の少なくとも一部に沿って車体固定のスライド軌
    道(52)に載置されて案内されることを特徴とする請
    求項10記載のキャブリオレ自動車(10)。
  12. 【請求項12】 後側ルーフ部分(16)がその揺動軸
    に対してほぼ平行な回転軸回りに回転可能な駆動クラン
    ク(38)に連結されていることを特徴とする請求項1
    〜11のいずれか一つに記載のキャブリオレ自動車(1
    0)。
  13. 【請求項13】 駆動クランク(38)が調整板(2
    8)に枢着され、この調整板が後側ルーフ部分(16)
    に枢着されていることを特徴とする請求項12記載のキ
    ャブリオレ自動車(10)。
  14. 【請求項14】 調整板(28)がルーフ部分−連結リ
    ンク(24)の調整リンク(28)としての働きをする
    ことを特徴とする請求項9または13記載のキャブリオ
    レ自動車(10)。
  15. 【請求項15】 後側ルーフ部分(16)が好ましくは
    自動車(10)に枢着されたルーフピラー(32)の縦
    方向端部で、ルーフ部分−案内リンク(30)に固定連
    結され、後側ルーフ部分(16)に直接枢着されたすべ
    てのリンク(28、44、46)が調整板(28)を含
    めて、前記ルーフ部分−案内リンクに枢着されているこ
    とを特徴とする請求項1〜14のいずれか一つに記載の
    キャブリオレ自動車(10)。
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