JPH0646483B2 - 回転ヘツド形デイジタル信号再生装置 - Google Patents

回転ヘツド形デイジタル信号再生装置

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JPH0646483B2
JPH0646483B2 JP62160836A JP16083687A JPH0646483B2 JP H0646483 B2 JPH0646483 B2 JP H0646483B2 JP 62160836 A JP62160836 A JP 62160836A JP 16083687 A JP16083687 A JP 16083687A JP H0646483 B2 JPH0646483 B2 JP H0646483B2
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和仁 遠藤
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は,回転ヘッド形ディジタル信号再生装置,特
に回転ヘッドを用いて磁気テープ上にPCM信号を記録
再生する磁気記録再生装置に使用する回転ヘッド形ディ
ジタル信号再生装置に関するものである。
[従来の技術] 上記磁気記録再生装置の例としてディジタル・オーディ
オ・テープレコーダがあり,通称DATと略されてい
る。DATでは回転ドラム上にA,B2個の録音再生ヘ
ッドを設け,一般的にはこのA,B2個のヘッドが互い
に180゜対向するように配置されている。従って,磁
気テープ上に記録された信号を上記A,B2個のヘッド
にて再生すると得られる再生信号は第4図(a)のように
なる。(25),(27)はそれぞれAヘッドが磁気テープ
上を走査した場合に得られる再生信号,(26)はBヘッ
ドが走査した場合に得られる再生信号である。第4図か
ら明らかなように磁気テープ上に記録された再生信号
(25),(26),(27)はA,B2個のヘッドにより不連
続的に得られる。
また,DATでは,A,B各ヘツドより得られる再生信
号(25),(26)中には,PCMオーディオ信号の他に
曲番、経過時間等のデータから成るサブコード信号など
も含まれている。
従って,再生信号(25),(26),(27)がA,B2個の
ヘッドにより得られる期間を判別すると共に上記PCM
オーディオ信号の再生信号(25),(26),(27)中より
抽出する場合,上記PCMオーディオ信号が得られる期
間をも判別する必要がある。
従来の装置では上記PCMオーディオ信号を判別するた
めに回転ドラム上にパルスジェネレータ(PG)を置
き,このPGをより得られた第4図の(31)の回転ドラ
ム上の位置を示す信号(以下,DPGと略す)を用いてい
る。このDPG(31)はドラム1回転に付き1回“ロ
ー”レベルとなり,Aヘッドからの再生信号(25),(2
7)が出力される時点に一致している。
そこで,判別法の一例として,DATでは複数のディジ
タル信号をブロック化して磁気テープ上に記録している
ので,再生時,再生信号(25),(26),(27)中のディ
ジタル信号をブロック単位でカウントし所定のブロック
数領域を検出することで所望のPCMオーディオ信号が
得られる期間であることを判別している。これは特開昭
61−107506号公報にも同様な方法が示されてお
り,これを第5図を用いて以下に説明する。
(1A)は水晶発振器であり,この出力は分周回路(21)
に入力された後,タイミング発生回路(22)に入力され
る。ここでは,例えばPCMデータ中の誤りを訂正さ
せ,またはPCMデータを蓄えるメモリをアクセスさせ
るために必要なクロックが作成され,出力端子(23)より
各信号処理部へ出力される。また,水晶発振器(1A)の出
力はまた,分周回路(5)にも入力され,ここで,PCM
データの標本化周波数(f)をN/M(N,Mは整数)
倍したクロックに分周され,A/DまたはD/A変換器
を制御する制御信号として端子(6)より出力される。さ
らに分周回路(5)の出力は分周回路(24)にも入力さ
れ,出力端子(20)より出力され,回転ドラム,キャプ
スタン,リールモータ等の回転制御あるいは再生信号の
トラッキング制御を行うためのサーボ基準信号などに用
いられる。
さて,上記のようにDPG信号を基準とし所定の信号ブ
ロック数だけカウントし,再生信号中でPCM信号が記
録されている領域を判別する手段は以下の回路で達成で
きる。DATでは複数個のディジタル信号に同期信号,
ブロックアドレスを付加して1ブロックとし,ブロック
単位で信号を記録されるので,第5図では,水晶発振器
(50)と分周回路(51)にて再生信号より上記ブロック
アドレスをカウントする信号を作成し,カウンタ(13)
に入力されるように構成した例を示した。
ここで,第4図に示したDPG信号(31)が第5図の入
力端子(16)より入力されると,アンドゲート(15)を
通り,上記信号が“ロー”の時,カウンタ(13)にリセ
ットがかけられる。従って,Aヘッドの再生信号(2
5),(27)が得られ始める時点においてカウンタ(13)
は上記ブロック数のカウントを始める。このカウンタ
(13)の出力はデコーダ(17)に入力される。このデコ
ーダ(17)は,カウント数値が例えば再生信号中におい
てPCM領域が存在すると推定されるブロック数となっ
た時点で,出力端子(19)よりPCM領域を示す信号が
出力されるように構成してある。但し,再生信号はヘッ
ドの回転ムラ等によりジッタを持つので,PCM領域を
示す信号の出力開始時点と終了時点には数ブロック程度
のマージンを設けておけば,再生信号中のPCM領域を
見逃すことはない。また,デコーダ(17)は特開昭61
−107506号公報に記載されているようにPCM領
域を示す信号を得るだけでなく,他の領域を示す信号も
出力されるように構成されている。例えば,PCM領域
の外側にある,曲番,時間などを記録したサブコード領
域を示す信号を出力するようにも構成されている。この
場合,デコーダ(17)に出力端子(18)を設けたサブコ
ード領域を示す信号を出力させると,出力端子(19)よ
り出力されるPCM領域を示す信号と合わせて,信号処
理回路に用いられているメモリ上のアドレス制御を行わ
せることもできる。このことはDATの信号フォーマッ
トが全てブロック単位で構成されているため,カウンタ
(13)およびデコーダ(17)により所定の信号領域を検
出することができるからである。
ところで,カウンタ(13)のカウント基準となるDPG
信号は回転ドラム1回転に付き1回得られるので,Aヘ
ッドの再生信号(25),(27)の入力開始時点でのみ入
力される。そこで,Bヘッドの再生信号(26)の入力開
始時間はカウンタ(13)にてカウントさせ,判別する必
要がある。Bヘッド検出回路(14)は,Bヘッドの再生
信号(26)が入力されるべき時点を判別すると,リセッ
ト信号を出力するので,これがアンドゲート(15)を通
り,カウンタ(13)にリセットがかかる。
従って,Aヘッドの場合と同様にBヘッドの場合もデコ
ーダ(17)において所定の信号領域を検出することが可
能となる。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のような従来の回転ヘッド形ディジタル信号再生装
置では,再生信号中のPCM領域はカウンタ(13)にて
所定のブロック数をカウントすることにより容易に得る
ことができる。
ところで,PCMオーディオデータの標本化周波数はD
ATの場合,32KHz,44.1KHz,48KHz
の3種類があるが,再生ピッチを可変にした再生を行う
場合,信号処理回路においてデータの送出周波数を十数
%程変化させ,PCMオーディオデータの送出速度を変
更し,D/A変換後のアナログ再生音をへ化させる動作
を行う。この動作は,以下ピッチコントロールと略して
以下に説明する。
この場合,回転ドラム1回転あたりに送出されるPCM
オーディオデータ数を同じにするため,ピッチコントロ
ールにより回転ドラムの回転数等も変化することにな
る。従って,第4図(a)の通常再生時と第4(b)のピッ
チコントールによりデータ送出周波数を増加させた場合
を比較すると再生信号が得られる期間が短くなる。ま
た,第4図(c)の場合,データ送出周波数を減少させれ
ば再生信号が得られる期間は長くなる。
よって,ピッチコントロールにより再生信号中のPCM
領域も変化することは明らかである。いま,従来例のよ
うに水晶発振器(50)の出力を分周回路(51)を通して
得た一定周波数のクロックにて,前記のように所定のブ
ロック数をカウンタ(13)にてカウントする場合は以下
のようになる。
上記の場合,デコード(17)においてピッチコントロー
ルによりPCM領域が変化した分だけ,検出すべきカウ
ンタ(13)のカウント値を変える必要が生じるという問
題点があった。
また,上記従来例のようにBヘッド検出回路(14)にお
いてBヘッドの再生信号(26)が得られる時点の検出も
変更しなければならない。このことから,従来装置で
は,結果的にピッチコントロールは段階的にしか行えな
いことになり,またPCM領域検出のためのデコード
(17)におけるハードウェア量も増大するという問題点
があつた。
この発明は,かかる問題点を解決するためになされたも
ので,ピッチコントロールにより再生信号中のPCM領
域が連続的に変化しても,それに追従できる回転ヘッド
形ディジタル信号再生装置を得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る回転ヘッド形ディジタル信号再生装置
は,記録媒体に複数の標本化周波数のいずれかで標本化
されて記録された複数のディジタル信号を回転ヘッドに
より再生する回転ヘッド形ディジタル信号再生装置にお
いて、前記複数の標本化周波数の第1の整数倍の周波数
をもつ複数の第1のクロック信号を発生する水晶発振
器、前記複数の標本化周波数の第1の整数倍の中心周波
数をもち、かつピッチコントロールに応じた可変周波数
をもつ複数の可変クロック信号を発生するバリアブル発
振器、再生モードに応じて前記第1のクロック信号及び
可変クロック信号のいずれかひとつを選択するセレク
タ、このセレクタの出力を分周して前記記録媒体に記録
されているディジタル信号の標本化周波数の第2の整数
倍の周波数をもつ第2のクロック信号を発生する第1の
クロック分周回路、前記複数の標本化周波数間の最小公
倍数の分周比で前記第2のクロック信号を分周して単一
周波数の基準クロック信号を発生する第2のクロック分
周回路、並びに前記基準クロック信号及び前記回転ヘッ
ドの位置を示す信号に基づいて再生されたディジタル信
号の所定の信号領域を検出し前記所定の信号領域を示す
信号を出力する検出回路を備えたものである。
[作用] この発明においては,上記検出回路により前記ピッチコ
ントロールが行われないために上記再生信号中の検出す
べき所定の信号領域が連続的に変化しても該再生信号領
域中の所定の期間を見逃すことなく該期間であることを
示す信号を出力できる。
[実施例] 以下,この発明の一実施例について説明する。
第1図は,第4図に示した再生信号よりPCMオーディ
オデータを抽出する場合に用いるPCM領域を検出する
回路を前記と同様にDATを例として示したこの発明の
一実施例を示すブロック図である。(1)は水晶発振器
であって、標本化周波数の整数倍、例えば32×128
×4=16.384MHz、44.1×128×4=2
2.5792MHz及び48×128×4=24.57
6MHzのクロック信号を磁気テープに記録されている
PCMオーディオデータの標本化周波数に基づき選択的
に出力し、その出力は分周回路(21)およびタイミング
発生回路(22)を通り,出力端子(23)よりメモリ制
御,誤り訂正を行うのに必要なクロックを信号処理各部
に供給するように従来例として示した第5図と同様に構
成されている。なお,この発明の検出回路は,カウンタ
(36),デコーダ(37),Bヘッド検出回路(38),入
力端子(39)およびアンドゲート(40)から構成され、
この発明に係る水晶発振器はこの実施例では水晶発振器
(1)に相当し、この発明に係るバリアブル発振器はこ
の実施例では入力端子(2)に接続されるバリアブル発
振器に相当し、この発明に係るセレクタはこの実施例で
はセレクタ(3)に相当し、この発明に係る第1のクロ
ック分周回路はこの実施例では分周回路(5)に相当
し、この発明に係る第2のクロック分周回路はこの実施
例では分周回路(7)、(8)及び(9)並びにセレク
タ(10)から構成されている。また,ピッチコントロ
ールを行う場合,再生信号中のPCM領域を検出するの
に必要な回路として以下のように構成されている。
第1図ではPCMオーディオデータの標本化周波数のN
/M倍(N,Mは整数)を基準とし,周波数を十数%程変
化させるこのができるバリアブル発振器の出力を入力端
子(2)により入力する場合の構成例である。このバリア
ブル発振器は、中心周波数が標本化周波数の整数倍、例
えば32×128×4=16.384MHz、44.1
×128×4=22.5792MHz及び48×128
×4=24.576MHzであって、周波数がピッチコ
ントロールに応じて上記中心周波数の十数%程度変化す
るクロック信号を磁気テープに記録されているPCMオ
ーディオデータの標本化周波数に基づき選択的に出力す
る。まず,セレクタ(3)において制御入力端子(4)より
選択信号を入力し,入力端子(2)の出力を分周回路(5)
に接続するようにすれば,入力端子(2)より入力される
バリアブル発振器の出力が選択され,ピッチコントロー
ル可能となるように構成されている。また,通常再生時
は,水晶発振器(1)の出力をセレクタ(3)において選択
するので,この出力が分周回路(5)に入力され,第5図
の従来例の場合と同様に一定周波数の信号で以後の回路
が動作することになる。従って,分周回路(5)より出力
端子(6)に出力されるA/DおよびD/A変換器を制御
する信号は,ピッチコントロール時は記録時の標本化周
波数をN/M倍した深信号基準として変化するので,再
生信号より得られるPCMオーディオデータの送出速度
が変化し,D/A変換後,得られる再生音が変化する。
一方,通常再生時には,水晶発振器(1)で発生した一定
周波数の信号出力が分周回路(5)を通り,A/Dおよび
D/A変換器に出力され,PCMオーディオデータの送
出速度が一定となるため再生音は変化しない。次に,分
周回路(5)の出力は,さらに分周回路(7),(8),(9)
にも入力される。これは,DATにおいて標本化周波数
は32KMz,44.1KHz,48KHzの3種のも
のが記録されているためで,各々の最小公倍数が該回路
の分周比となるように構成されている。これらの分周回
路(7),(8),(9)の出力はセレクタ(10)において,
磁気テープに記録されているPCMオーディオデータの
標本化周波数に基づき制御入力端子(11)より入力され
る制御信号により選択される。ここで,分周比は一例と
して,標本化周波数の128倍のクロックを分周回路
(7),(8),(9)に入力するものとすると,32KH
z,44.1KHz,48KHzの標本化周波数に対
し、それぞれ1/320,1/441,1/480とな
るように分周比を決めると,出力される信号の周波数は
12.8KHzとなり,一定周波数の信号が得られる。
従って,ピッチコントロール時,分周回路(7),(8),
(9)に入力される信号が標本化周波数の128倍を基準
として変化するように入力端子(2)に入力される上記バ
リアブル発振器の周波数を設定するとセレクタ(10)よ
り出力される信号の周波数は12.8KHzを基準とし
てピッチコントロールした分だけ変化する。次に,上記
セレクタ(10)の出力信号は,サーボ基準信号などとし
てサーボ基準信号の出力端子(20)より出力されると共
にカウンタ(36)にも入力される。
従って,ピッチコントロール時,カウンタ(36)に入力
されるセレクタ(10)の出力信号の周波数と回転ドラム
上のヘツドより得られる再生信号の1ブロックあたりの
周波数はほぼ相対的に変化するように構成されている。
ところで,再生信号にはサーボ基準信号が変化した場合
の回転ドラム等の追従誤差または回転ムラ等によるジッ
タがあり,磁気テープより得られる再生信号の1ブロッ
クあたりの周波数は変動する。そこで,カウンタ(36)
のカウント値に上記再生信号の変動分として数ブロック
相当のマージンを設けておけば,ピッチコントロール時
でもカウンタ(36)のカウント値を入力するデコーダ
(37)において再生信号中のPCM領域を見逃すことな
く検出できる。このことは前記DPG信号が回転ドラム
1回転毎に入力端子(39)よりアンドゲート(40)を通
って入力されると,カウンタ(36)はリセットされるの
で,上記変動によるPCM領域の検出誤差は回転ドラム
1回転分以上蓄積されずに済むからである。
さらに,Bヘッド検出回路(38)もカウンタ(36)の出
力を用いてBヘッドの再生信号(26)が入力され始める
時点を検出しているので,ピッチコントロール時の変化
分に追従して検出間隔も変化する。このBヘツド検出回
路(38)の出力はアンドゲート(40)を通りカウンタ
(36)をリセットするので,Bヘツドによる再生信号中
のPCM領域も検出できる。
以上のようにしてこの発明による回転ヘツド形ディジタ
ル信号再生装置は,ピッチコントロールにより再生信号
中に含まれるPCMデータ領域が存在する期間が連続的
に変化してもこれを見逃すことなく判別できる。また,
分周回路(7),(8),(9)およびセレクタ(10)により
記録されているPCMデータの標本化周波数が変化して
も,適宜分周比が選択され,ピッチコントロールによる
変化分のみを含む同一周波数のクロックが得られる。従
って,デコーダ(37)に入力されるカウンタ(36)のカ
ウント値に対するPCM領域の検出値は一定値に設定で
き,従来のものと比べ検出に必要なハードウェア量を削
減することが可能となる。
なお,この実施例では前記バリアブル発振器の出力を入
力端子(2)より入力する場合を例として説明したが,出
力端子(6)において再生時PCMオーディオデータを送
出するための基準となるクロックの周波数がピッチコン
トロール時,変化するような信号源を第1図の回路に備
えても良い。この場合,水晶発振器(1)の出力でも動作
させたい時,入力端子(2)と上記信号源と置き換える。
その際,信号源の周波数は記録されているデータの標本
化周波数の整数倍となるようにすると,次段の分周回路
(7),(8),(9)の構成が簡単になる。また,水晶発振
器(1)の出力を用いないならば,分周回路(7),(8),
(9)に信号源を接続する。さらに,上記実施例ではDA
Tを例としているので記録されているPCMオーディオ
データの標本化周波数は3種ある。そこで,分周回路
(7),(8),(9)と3個用いた。一般に他の装置におい
ても,分数回路を構成したい場合は,記録されているデ
ィジタル信号の標本化周波数が変化してもセレクタ(1
0)より出力される信号の周波数が常に一定値になるよ
うに分周比を決め,適宜複数個の分周回路を用いて構成
すれば上記実施例と同様の動作を行わせることができ
る。
また,デコーダ(37)からは出力端子(19)より上記実
施例においてはPCM領域の検出信号が出力されるよう
になっている他,出力端子(18)より曲番,経過時間等
を記録したサブコード領域の検出信号も出力されるよう
に構成されている。これを第4図に示した再生信号から
得られる各データ領域を第2図に示すと,DATの場
合,(28)および(30)がサブコード領域,(29)がP
CM領域となるので,出力端子(18),(19)より,そ
れぞれサブコード領域検出信号(32),PCM領域検出
信号(33)が第2図の如く出力される。また,第3図に
おいては、上記検出信号(32),(33)と,Aヘッドの
再生信号(25),Bヘッドの再生信号(26)との関係
を,(a)通常再生時,(b)ピッチコントロールによりデ
ータの送出周波数を増加させた時,(c)ピッチコントロ
ールによりデータの送出周波数を減少させた時,の場合
に分けて示されている。上記検出信号(32),(33)は
例えば,再生データをメモリ上に書き込む時,PCMデ
ータとサブコードデータを書き込むエリアのアドレス制
御に用いても良く,上記検出信号(32)または(33)を
用いて構成される回路により使用法はそれぞれ異なる。
さらに,上記の他にデコーダ(37)においてトラック制
御信号(ATFと略される)が記録されている領域を検
出しても良い。この場合はピッチコントロールに応じて
第2図の領域(34),(35)で示したトラック制御信号
が含まれる領域が変化しても,その変化に応じた領域判
定が可能である。
上記いずれの場合でも,再生信号領域内の所定の期間を
検出できるようにデコーダ(37)を適宜構成すればピッ
チコントロール時,第4図のように再生信号(25),
(26),(27)が得られる期間が変化しても所望の検出
領域を見逃すことなく検出可能である。
また,カウンタ(36)のカウント開始時期を前記DPG
基準として構成したが,トラック制御信号や,プリアン
ブル信号を基準として構成してもこの発明は達せられ
る。
[発明の効果] この発明は以上説明したとおり,記録媒体に複数の標本
化周波数のいずれかで標本化されて記録された複数のデ
ィジタル信号を回転ヘッドにより再生する回転ヘッド形
ディジタル信号再生装置において、前記複数の標本化周
波数の第1の整数倍の周波数をもつ複数の第1のクロッ
ク信号を発生する水晶発振器、前記複数の標本化周波数
の第1の整数倍の中心周波数をもち、かつピッチコント
ロールに応じた可変周波数をもつ複数の可変クロック信
号を発生するバリアブル発振器、再生モードに応じて前
記第1のクロック信号及び可変クロック信号のいずれか
ひとつを選択するセレクタ、このセレクタの出力を分周
して前記記録媒体に記録されているディジタル信号の標
本化周波数の第2の整数倍の周波数をもつ第2のクロッ
ク信号を発生する第1のクロック分周回路、前記複数の
標本化周波数間の最小公倍数の分周比で前記第2のクロ
ック信号を分周して単一周波数の基準クロック信号を発
生する第2のクロック分周回路、並びに前記基準クロッ
ク信号及び前記回転ヘッドの位置を示す信号に基づいて
再生されたディジタル信号の所定の信号領域を検出し前
記所定の信号領域を示す信号を出力する検出回路を備え
たので、前記再生ピッチを可変にした再生を行ったため
に前記再生信号領域内において検出すべき所定の期間が
連続的に変化しても,前記期間の変化に追従した検出動
作が行え,また,前記標本化周波数FのN/M倍の信
号としてn種の標本化周波数(Fs1,Fs2,‥‥Fsn)の
最小公倍数の整数倍の信号を用いたので,前記検出回路
へは前記n種の標本化周波数の最大公約数のK/L倍
(K,Lは整数)である一定周波数の信号が入力される
ため標本化周波数に応じて前記検出回路の検出基準を変
更せずに済み,ハードウェアの削減をはかれるなどの効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による回転ヘッド形ディジ
タル信号再生装置における再生信号領域内の所定の期間
を検出するための回路を示すブロック図,第2図はこの
発明の一実施例のDATの再生信号フォーマットと第1
図の検出回路の各検出信号との関係を示すタイミング
図,第3図は第2図における上記検出信号と再生信号と
の関係を示すための説明図,第4図は従来の装置の動作
を説明するための説明図,第5図は従来の装置における
再生信号領域内の所定の期間を検出するための回路を示
すブロック図である。 図において,(1)……水晶発振器,(3),(10)……セ
レクタ,(5),(7),(8),(9),(21)……分周回路,
(22)……タイミング発生回路,(36)……カウンタ,
(37)……デコーダ,(38)……Bヘッド検出回路,
(39)……入力端子,(40)……アンドゲートである。 なお,各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−107506(JP,A) 特開 昭61−50256(JP,A) 特開 昭60−66368(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に複数の標本化周波数のいずれか
    で標本化されて記録された複数のディジタル信号を回転
    ヘッドにより再生する回転ヘッド形ディジタル信号再生
    装置において、 前記複数の標本化周波数の第1の整数倍の周波数をもつ
    複数の第1のクロック信号を発生する水晶発振器、 前記複数の標本化周波数の第1の整数倍の中心周波数を
    もち、かつピッチコントロールに応じた可変周波数をも
    つ複数の可変クロック信号を発生するバリアブル発振
    器、 再生モードに応じて前記第1のクロック信号及び可変ク
    ロック信号のいずれかひとつを選択するセレクタ、 このセレクタの出力を分周して前記記録媒体に記録され
    ているディジタル信号の標本化周波数の第2の整数倍の
    周波数をもつ第2のクロック信号を発生する第1のクロ
    ック分周回路、 前記複数の標本化周波数間の最小公倍数の分周比で前記
    第2のクロック信号を分周して単一周波数の基準クロッ
    ク信号を発生する第2のクロック分周回路、 並びに 前記基準クロック信号及び前記回転ヘッドの位置を示す
    信号に基づいて再生されたディジタル信号の所定の信号
    領域を検出し前記所定の信号領域を示す信号を出力する
    検出回路 を備えたことを特徴とする回転ヘッド形ディジタル信号
    再生装置。
JP62160836A 1987-06-30 1987-06-30 回転ヘツド形デイジタル信号再生装置 Expired - Lifetime JPH0646483B2 (ja)

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JPS6150256A (ja) * 1984-08-16 1986-03-12 Mitsubishi Electric Corp 記録再生装置
JPS61107506A (ja) * 1984-10-31 1986-05-26 Hitachi Ltd デイジタル信号再生装置

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