JPH0646428B2 - 金券収納装置 - Google Patents

金券収納装置

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JPH0646428B2
JPH0646428B2 JP60210043A JP21004385A JPH0646428B2 JP H0646428 B2 JPH0646428 B2 JP H0646428B2 JP 60210043 A JP60210043 A JP 60210043A JP 21004385 A JP21004385 A JP 21004385A JP H0646428 B2 JPH0646428 B2 JP H0646428B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動販売機や両替機等において使用される金
券取扱装置における金券収納装置に関する。
〔従来の技術〕
自動販売機や両替機等において使用される紙幣取扱装置
は、通常、投入された紙幣の正偽及び金種を鑑別する紙
幣鑑別装置と、この鑑別の結果正貨として受け入れた紙
幣を収納する紙幣収納装置とから成っている。紙幣収納
装置には、従来より種々のものが知られている。一旦収
納した紙幣を返金できるようにした紙幣収納装置それ自
体は公知であり、また、2種類の紙幣を別々にスタック
し得るようにした紙幣収納装置それ自体も公知である。
例えば、特開昭59−20091号や特開昭59−52
395号には、紙幣返却不可能な集積タイプの紙幣収納
装置と紙幣返却可能な巻取りタイプの紙幣収納装置を紙
幣通路に沿って順次連設した構成が示されている。ま
た、特開昭59−75387号には、紙幣通路の上下に
紙幣集積部をそれぞれ設け、紙幣の種類に応じて上又は
下の紙幣集積部に振り分けて収納するようにした構成が
示されている。この場合、上下の紙幣集積部に収納した
紙幣は返却不能である。
また、紙幣とプリペイド商品券の両方を使用できる自動
販売機も公知であるが、多種類の金種の紙幣が使用で
き、しかも必要な特定の金種に関してはそれを釣銭とし
て排出することができるようなものはなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、そのような特殊機能を持つ従来の紙幣収納装置
は、構成が大型化してしまうという欠点があった。例え
ば、一旦収納した紙幣を返金できるようにした紙幣収納
装置においてはかなり大掛かりな紙幣排出機構が必要で
あり、また、巻取りタイプの紙幣収納装置では収納枚数
が少数に限定されてしまい、かつ紙幣に巻癖がつくとい
う問題があった。
また、2種類の紙幣を上下の紙幣集積部で別々に集積し
得るようにした紙幣収納装置では、収納した紙幣の返却
ができなかった。
この発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、極めて
コンパクト化された構成でありながら金券を2種類に分
けて別々に収納することができ、しかも特定の1種類の
金種の金券に関しては極めて簡単な構成の排出機構によ
って必要に応じて随時返金することができようにした金
券収納装置を提供することを目的とする。
詳しくは、本発明は、釣銭として返金する必要のある特
定の1金種の紙幣に関しては一方の紙幣収納室に専用に
収納し、他の1又は複数の通貸金種の紙幣と商品券等
(以下両方を総称して単に金券という)に関しては他方
の紙幣収納室に一緒に収納するようにすることにより、
小型でコンパクト化された構成でありながら、多種類の
紙幣及び商品券等を収納対象とすることができ、しかも
必要な特定金種に関しては返金することもできる、機能
性に富んだ金券収納装置を提供しようとするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的の達成のために、本発明の金券収納装置は、
金券搬送路と、この金券搬送路に送り込まれた金券を収
納のための所定の位置まで搬送する搬送手段と、前記金
券搬送路を挟んで両側に形成された、金券返却口を有し
ている第1の金券収納室及び金券返却口を有していない
第2の金券収納室と、前記金券搬送路を通り抜けて前記
第1及び第2の金券収納室間を往復動することが可能で
あり、前記金券搬送路の所定の位置にある金券を前記第
1の金券収納室に収納するときは前記第2の金券収納室
から前記第1の金券収納室に向かって移動しながら該金
券を第1の面で押圧することにより該金券の収納を行
い、他方、該金券を前記第2の金券収納室に収納すると
きは前記第1の金券収納室から前記第2の金券収納室に
向かって移動しながら該金券を前記第1の面の反対側の
第2の面で押圧することにより該金券の収納を行う金券
押圧部材と、前記金券押圧部材内に設けられ、該押圧部
材の前記第1の面にて露出している金券搬送部材を有
し、該金券搬送部材を駆動することにより該搬送部材に
接した前記第1の金券収納室内の金券を金券返却口に排
出する金券排出機構とを具えたことを特徴とする。
〔作用〕
金券搬送路を挟んだ両側に2つの金券収納室を設け、各
金券収納室に別々の種類の金券を収納できるようにした
ので、2つの金券収納室が一体の収納構造体からなるよ
うにすることができ、極めてコンパクトである。
また、金券を金券収納室に収納するための押圧動作を行
う金券押圧部材が、中央の金券搬送路を通り抜けて両金
券収納空間を往復動することにより、両方の金券収納室
への金券収納動作に共用される構成であるため、各金券
収納室毎に金券収納機構を設ける必要が無く、その分、
構成を簡単化することができる。
また、この金券押圧部材の内部に金券排出機構を設けた
ので、金券排出機構の構成が簡単となり、装置全体をか
なりコンパクトにすることができる。
第1の金券収納室が金券返却口を有しており、この第1
の金券収納室に収納した金券を返却することが可能であ
る。従って、釣銭として返金する必要のある特定の1金
種の紙幣を第1の金券収納室に専用に収納するように
し、他の1又は複数の通貨金種の金券と商品券等(以下
両方を総称して単に金券という)を第2の金券収納室に
一緒に収納するようにすることができる。これにより、
簡単な構成でありながら、多種類の紙幣や商品券を取扱
うことができるようにし、かつ、そのうち特定の1金種
を釣銭として返却できるようにする場合に最適である。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例につき詳細
に説明しよう。
第1図乃至第4図に示された金券収納装置では、第1図
で右側に示された第1の金券収納室41に収納した金券
の返却が可能であり、左側に示された第2の金券収納室
42に収納した金券の返却は不可能である。また、この
実施例では、通貨としての紙幣のみならずペリペイド型
の商品券をも対象としている。
まず、概略を説明すると、この金券収納装置は、金券取
扱装置本体の下半分に位置しており、該金券取扱装置本
体の上半分には金券鑑別装置Xが配される。この金券収
納装置は、長尺の筐体1から成っており、その上部の略
中央に金券入口2が設けられている。この金券入口2の
下方に、金券の両側を挟持して該金券を下方へ搬送す
る。該金券の長手寸法よりやや長めの金券搬送路3を設
ける。この金券搬送路3により二分された前後空間を金
券収納室41,42と成し、一方の金券収納室41の上
方に返却口40を設ける。金券搬送路3の前後には金券
幅より幅狭の空間部5を左右1対づつのリブ51,52
により夫々形成する。筐体の下部には前後方向に往復動
する往復動機構6が設けてあり、この往復動機構6の上
部に前記空間部5より幅狭の金券押圧部材7が固定して
あり、往復動機構6の動作に伴い金券押圧部材7は前記
空間部5,金券搬送路3を通過して前後の金券収納室4
1,42の中程まで達する間を往復動する。この金券押
圧部材7内には金券収納室41に収納された金券を返却
口40へ送り出す金券排出機構8が内蔵してある。
金券の返却が可能な右側の金券収納室41には、釣銭と
して使用することを予定している紙幣、例えば1,00
0円紙幣(これを金券Rとする)を収納する。金券の返
却が不可能な左側の金券収納室42には、釣銭として使
用することを予定していない紙幣、例えば10,000
円紙幣や5,000円紙幣、プリペイド商品券(これら
を金券Lとする)を一緒に収納するものとする。
次に、細部について説明すると、金券鑑別装置Xとして
は、金券と商品券の両方の正偽を鑑別できるもの(例え
ば特開昭60−220485号や特開昭61−1018
90号に示されたの)を用いることができる。金券鑑別
装置Xは、投入された金券の正偽並びに種別を判定し、
自動販売機又は両替機の販売動作の実行に基づき与えら
れる金券取込信号に応じて、金券を本発明の金券収納装
置の金券入口2まて搬送する。
金券入口2の近傍には、光学的に金券の有無を検知する
スイッチSW1が設けられており、このスイッチSW1
金券鑑別装置Xより送り込まれた金券が光路を遮断して
いる間ON出力を送出する。
金券搬送路3は、搬送駆動手段301と金券挟持手段3
2との間に形成されている。搬送駆動手段301は、モ
ーターMO1によって駆動される左右1対の駆動プーリ
31と、左右1対の従動プーリ32と、駆動プーリと従
動プーリとの間に懸架する1対の搬送ベルト33とから
成る。金券挟持手段302は、前記左右の搬送ベルト3
3と夫々対向する複数個所にローラ34を遊動自在に配
した前後動自在の1対のリブ35と、このリブ35を前
後動する為の1対のソレノイドSOLとから成る。搬送
路3の全長は金券の長手寸法よりも長尺に構成してあ
る。
この金券搬送路3では、前記スイッチSW1のONに応
じてモーターMO1をONすると共にソレノイドSOL
を励磁し、これによりリブ35を第1図の実線から2点
鎖線の位置に動かして挿入された金券の両側を搬送ベル
ト33とローラ34との間で挟持し、金券を下方へ搬送
する。金券の後端がスイッチSW1を通り過ぎてから所
定時間後にモーターMO1をOFFし、送りを停止す
る。この状態で金券は、金券搬送路3内に保持されたま
まの状態である。尚、モーターMO1は後述するように
金券の先端検知スイッチSW5の出力に応じて停止する
ようにしてもよい。
第4図に示すように、往復動機構6は、筐体1の下部に
設けたモーターMO2によって回転する回転板61と、
この回転板61に上向きに植設したピン62と、このピ
ン62に係合する横長のスリット63を有する摺動部6
5とを有する。この摺動部65は、筐体1の壁面間に橋
架されたシャフト64に案内されてモーターMO2の回
転に従って前後に(第1図では左右に)往復動する。金
券押圧部材7は、摺動部65上に固定してあり、モータ
ーMO2が回転すると第2図に示すAの位置から第1図
に示すBの位置までの間を、後述する制御回路の制御に
従い、適宜往復動する。SW2,SW3は金券押圧部材7
の位置検出スイッチであり、SW2は金券押圧部材7が
後側の金券収納室41に金券をスタックするための待機
位置Aにある事を検出するためのもの、またSW3は金
券押圧部材7が前側の金券収納室42に金券をスタック
するための待機位置Bにある事を検出するためのもので
ある。
金券押圧部材7内には金券排出機構8が内蔵してあり、
この金券排出機構8は、モータMO3と減速機構81
と、この減速機構81を介してモータMO3の作動によ
り回転するローラー82とからなる。ローラー82の周
囲にはゴム等摩擦係数の大きい材料からなる接触面83
を有しており、この接触面83は金券押圧部材7の後面
にて第1の金券収納室41の側で露出している。空間部
5は金券搬送路3の前後に搬送ベルトに沿って設けた左
右1対づづのリブ51,52により形成されており、左
右リブの間隔つまり空間部5の幅は金券の幅よりも幅狭
になっている。なお、第2の金券収納室42側のリブ5
2として、金券挟持用のリブ35がその機能を兼務して
いる。
91,92はバネ9により金券収納室41,42内に収
納した金券を内方へ押圧する押え板である。金券収納室
42に収納した紙幣及び商品券(金券L)を内側に押圧
するための押え板92は板バネから成っている。また、
金券収納室41に収納した紙幣(金券R)を内側に押圧
するための押え板91はリンク機構90を介して往復動
機構6に連動するようになっており、金券返却時に収納
室41の金券束Rを背後から支え、金券排出機構8のロ
ーラ82による押圧に抗する。11は金券送込及び送出
用の羽車である。
第2図は金券押圧部材7が待機位置Aにある状態を示
す。この状態では、金券押圧部材7は左側の金券収納室
42にきて押え板92との間で金券Lを挟持しており、
右側の金券収納室41の金券Rはリブ51と押え板91
との間に挟まれており、投入された金券を右側の金券収
納室41に収納することが可能である。金券押圧部材7
は、収納すべき金券が金券搬送路3に完全に入った後、
収納室41の方向に移動し該金券をリブ51の後方まで
押圧した後待機位置A又はBまで戻って停止する。
第1図は金券押圧部材7が待機位置Bにある状態を示
す。この状態では、金券押圧部材7は右側の金券収納室
41にきて押え板91との間で金券Rを挟持しており、
左側の金券収納室42の金券Lはリブ35(52)と押
え板92との間に挟まれており、投入された金券を左側
の金券収納室42に収納することが可能である。金券押
圧部材7は、収納すべき金券が金券搬送路3に完全に入
った後、収納室42の方向に移動し該金券をリブ35の
前方まで押圧した後待機位置B又はAまで戻って停止す
る。
第1の金券収納室41内の金券Rを返却する場合は、金
券押圧部材7の裏面が返却口40の直下となる返金位置
Cまで金券押圧部材7を移動し(第3図参照)、この状
態で金券押圧部材7の裏面側に当接している一枚の金券
Rを金券排出機構8のローラー82の反時計方向の回転
により返却口40へと上送りする。
尚、受入待機位置A及びBあるいは返金位置Cへの金券
押圧部材7の位置決めは、往復動機構6が夫々の位置に
達した事を検出する複数の位置検出スイッチの出力を利
用して制御するようにしてもよいし、あるいは往復動機
構6の基準位置を検出する1個のスイッチとこのスイッ
チのON,OFFによってスタートする複数のタイマー
の出力を利用して制御するようにしてもよい。
第1図〜第4図に示した装置の動作は、マイクロコンピ
ュータによって第5図〜第9図に示すようなフローチャ
ートに従って以下説明するように制御するようにしてよ
い。
金券押圧部材7が位置Aにある状態を本金券収納装置の
待機状態として、以下説明する。
金券鑑別装置Xに金券が挿入されると、第5図のプログ
ラムがスタートする。まず、ステップ100において、
挿入された金券が光学的・磁気的に検査され、金券の正
偽及び種別が判定される。ここで偽券と判明すると金券
鑑別装置Xの送り機構が逆転し金券は挿入口への返却さ
れる。
金券鑑別装置Xが正金券と判定した場合、直ちにスタッ
ク動作とはならない。挿入された金券は自動販売機又は
両替機で販売又は両替が実行されたことを示す信号(以
下販売開始信号という)が与えられるまでは返却可能な
状態で金券鑑別装置X内に一時保持されている。この一
時保持状態において販売開始信号があると金券取込信号
が与えられ、この金券取込信号によって始めてスタック
動作が開始する。
(金券Rの場合) 投入された金券が所定の釣銭用金種の紙幣つまり金券R
の場合、ステップ101からステップ102に進み、上
記金券取込信号が与えられるまで待つ。
金券取込信号が与えられると、金券鑑別装置Xの送り機
構によって金券Rは金券入口2内に送り込まれる。金券
入口2の手前に設けられたステップSW1が、送り込ま
れた金券を検知すると(ステップ105のYES)、タ
イマT0をスタートすると共にモータMO1とソレノイド
SOLを作動する(ステップ106,107)。このソ
レノイドSOLの作動により、リブ35を第2図におけ
る実線から2点鎖線の位置に引き寄せ、金券を搬送路3
に沿って搬送する。こうして、金券は搬送路3に沿って
下方へ送られる。金券の後端がステップSW1を抜け出
ると、タイマT1がスタートする(ステップ108,1
09)。他方、タイマT0の時間中に金券の後端がスイ
ッチSW1を抜け出なかった場合は、故障とみなして
「SET STOP」へ行く(ステップ110)。タイ
マT0の設定時間は、金券の1スタックサイクルに通常
要する時間であり、この時間内にスタック動作が完了す
るか否かを監視するためのタイマである。一方、タイマ
1の設定時間は、金券が搬送路3において押圧部材7
に対応する所定の位置に到達するまでに相当する時間で
ある。
ステップ111ではタイマT1の設定時間が経過したか
否かを調べる。タイマT1の動作時間中は、ステップ1
12で金券搬送路3の下端に設けられたスイッチSW5
により金券が検知されたか否かを調べる。タイマT1
設定時間が経過するか、スイッチSW5により金券が検
知されるか、のどちらかに応じてステップ113へ進
み、モータMO1とソレノイドSOLをOFFする。こ
のソレノイドSOLのOFFにより、リブ35を2点鎖
線から実線の位置に戻してやり、該金券をフリーにす
る。これにより、金券は、搬送路3における押圧部材7
に対応する所定の位置で停止すると共にベルト33とコ
ロ34との間で挟持された状態から解放される。なお、
モータMO1とソレノイドSOLのOFFは、タイマT1
かスイッチSW5のどちらか一方の条件だけで制御して
もよい。
次に、ソレノイドSOLがOFFされたことを確認し
(ステップ114)、モータMO2をONする(ステッ
プ115)。これにより、金券押圧部材7は、第2図に
示す待機位置Aから図の右方向に移動して搬送路3にあ
る金券を押圧し、該金券を後側(図で右側)の金券収納
室41にスタックする。その後、モータMO2の回転の
持続により、金券押圧部材7は、第1図の左方向に戻
り、待機位置Aまで戻って停止する。この1サイクルの
スタック動作は、スイッチSW2,SW3の出力に応じて
制御される。すなわち、モータMO2の回転を開始した
後、順番に、スイッチSW2がOFFし、スイッチSW3
がONし、スイッチSW3がOFFし、スイッチSW2
ONしたか(つまり、押圧部材7がスイッチSW2に対
応する位置Aを離れ、スイッチSW3に対応する位置B
に到達し、次に位置Bを離れ、最後に位置Aに到達した
か)をステップ116〜119で確認し、全て満たされ
ていればモータMO2を停止すると共にタイマT0をリセ
ットしてスタック動作を完了する(ステップ120,1
21)。なお、上述のタイマT0の時間内にスタック動
作が完了しなかった場合は、故障とみなして「SET
STOP」へ行く(ステップ122)。
(金券Lの場合) 投入された金券が所定の釣銭用金種以外の紙幣または商
品券つまり金券Lの場合、ステップ101から第6図の
ステップ123に進み、往復動機構6のモータMO2
回転する。これにより、金券押圧部材7は、第2図に示
す待機位置Aから図の右方向に移動する。スイッチSW
2がOFFし、スイッチSW3がONしたことを確認する
と、モータMO2を停止する(ステップ124〜12
6)。こうして金券押圧部材7は、第1図に示された待
機位置Bに設定される。次に、第5図のステップ105
から114までの処理と同様の処理が行われる。すなわ
ち、金券取込信号が与えられると、金券を搬送路3内に
送り込み、該金券が搬送路3における押圧部材7に対応
する所定の位置まで搬送されると、該金券の搬送を停止
すると共にベルト33とコロ34との間で挟持した状態
から該金券を解放する。そして、ソレノイドSOLがO
FFされたことを確認した後、ステップ180へ行く。
ステップ180では、モータMO2の駆動により往復動
機構6を駆動する。これにより、金券押圧部材7は、第
1図に示す位置Bから図の左方向に移動して搬送路3に
ある金券を押圧し、該金券を左側の金券収納室42にス
タックする。この金券押圧部材7の移動に伴いスイッチ
SW3がOFFし、スイッチSW2がONしたことを確認
すると、タイマT3の動作時間だけソレノイドSOLを
ONする(ステップ181〜186)。この間、モータ
MO2の駆動は続いており、金券押圧部材7の更なる移
動に伴い、スイッチSW2がOFFし、スイッチSW3
ONし、スイッチSW3がOFFし、スイッチSW2が再
びONしたことを確認すると、モータMO2を停止する
(ステップ187〜191)。最後にタイマT0をリセ
ットしてスタック動作を完了する(ステップ192)。
なお、スタックストローク中にソレノイドSOLをO
N,OFFするのは、金券Lとして商品券等厚手のもの
も扱うことがあるのでスタックを確実にするためであ
る。なお、前述と同様に、上述のタイマT0の時間内に
スタック動作が完了しなかった場合は、故障とみなして
「SET STOP」へ行く(ステップ135)。
(金券Rの返金動作) 金券収納室41に収納している金券Rを返金することを
命ずる返金信号が自動販売機又は両替機等の制御装置か
ら与えられると、第7図の処理を実行する。
まず、ステップ136では返金信号があるかを調べ、返
金信号があれば、ステップ137に進み、モータMO2
を駆動する。続くステップ138〜142の処理を経て
モータMO2を停止する。これにより、金券押圧部材7
は、第2図の位置Aから図の右方向に移動して金券収納
室41の金券束Rを押圧しながら位置Bに至り、その
後、モータMO2の回転の接続により、金券押圧部材7
は、図の左方向に戻り、第3図の位置Cで停止する。こ
の動作は、ステップSW2,SW3及びタイマT4の出力
に応じて制御される。すなわち、モータMO2の回転を
開始した後、順番に、スイッチSW2がOFFし、スイ
ッチSW3がONし、スイッチSW3がOFFしたか(つ
まり、押圧部材7がスイッチSW2に対応する位置Aを
離れ、スイッチSW3に対応する位置Bに到達し、そし
て位置Bを離れたか)をステップ138〜140で確認
し、スイッチSW3がOFFしたときにスタートするタ
イマT4の時間が経過したときにモータMO2を停止す
る。タイマT4の時間は金券押圧部材7が位置Bから位
置Cに移動するのに要する時間に相当する時間に設定さ
れている。
金券押圧部材7が位置Cに位置決めされた状態で、金券
排出機構8のモータMO3が正転され(図においてロー
ラ82に反時計方向の回転を与えるモータMO3の回転
を正転とし、時計方向の回転を与えるモータMO3の回
転を逆転とする)、ローラ82が反時計方向に回転し、
該ローラ82の接触面83に接している金券収納室41
の金券束Rの左端の金券が上方に送り出される(ステッ
プ144)。送り出された金券は返却口40を介して羽
車11を通り、金券鑑別装置Xに入る。
2枚重ね検出スイッチSW4は金券が2枚重ねで送り出
されたか否かを検出する透過光量検知スイッチから成る
もので、スイッチSW1と同様の位置に設けられるもの
である(この実施例では特別にスイッチSW4を設けず
に、スイッチSW1を共用するものとしている)。上方
に送り出された金券の先端が2枚重ね検出スイッチSW
4の位置に達すると、ステップ145がYESとなり、
ステップ146に進み、モータMO3を間欠運転する。
モータMO3の間欠運転は、金券が2枚重ね(2枚以上
も含む)で送り出されている場合、ローラ82に接触面
83と接触していない余分の金券を振り落すために行
う。この間欠運転の間にスイッチSW4の出力を解析し
て、送り出しつつある金券が1枚か、2枚以上重なって
いるかを判定する。この判定はスイッチSW4で検知し
た透過光量レベルを判定する周知の光量レベル弁別器等
により行う。
2枚重ねが無いと判定されると、ステップ147のNO
からステップ148,149に進む。ここでは金券の後
端がスイッチSW4を通過することにより該スイッチS
4がOFFするまでモータMO3を回転し、該スイッチ
SW4がOFFするとモータMO3を停止する。なお、図
示していないが、返金信号とスイッチSW4のONに応
じて金券鑑別装置Xの金券送り機構が逆転動作を開始
し、本金券収納装置から戻された金券を更に移送して金
券挿入口まで返却するようになっている。
こうして1枚の金券が第1の金券収納装置41から返却
される。第7図のステップ150では、更に連続して返
金信号が与えられているかを調べ、NOならば、モータ
MO2を回転し、金券押圧部材7を第3図の位置Cから
図の左方向に移動する(ステップ151)。金券押圧部
材7が待機位置Aに達すると、ステップSW2がONし
(ステップ152)、モータMO2が停止される(ステ
ップ153)。
連続して返金を行う場合は、ステップ150のYESか
ら第9図のステップ154,155に進み、モータMO
2を回転して金券押圧部材7を第3図の位置Cから図の
左方向に移動し、スイッチSW2のONにより該押圧部
材7が待機位置Aに達したことを確認する。そして、第
7図のステップ138に戻り、前述と同様の金券返金処
理を繰り返す。このように連続返金時に1枚の金券を排
出する毎に金券押圧部材7の往復動を行う理由は、第3
図の位置Cで金券を押圧したままの状態で連続排出を行
うと2枚重ね排出が起り易いため、これを防止するため
である。
(2枚重ねが検出された場合) 金券Rの排出動作中に2枚重ねが検知された場合は、第
7図のステップ147のYESから第8図の処理に移
る。ここでは、モータMO3を逆転して金券を収納室4
1に戻す。金券の後端がスイッチSW4を抜け出ると、
タイマT2をスタートし、タイマT2の時間が経過する
と、モータMO3を停止する。タイマT2の設定時間
は、金券が収納室41に戻るまでに相当する時間であ
る。次に、モータMO2を回転して金券押圧部材7を第
3図の位置Cから図の左方向に移動し、スイッチSW2
のONにより該押圧部材7が待機位置Aに達したことを
確認し、更にスイッチSW2のOFFにより該押圧部材
7が待機位置Aから図の右方向に移動したことを確認す
る。そして、第7図のステップ139に戻り、前述と同
様の金券返金処理を再実行する。
図の例では、2枚重ねが検知されなくなるまで上述のル
ーチンが何度でも繰り返されるようになっているが、繰
返し回数を設定し、その回数だけ繰り返しても2枚重ね
解消処理を行うようにしてよい。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、金券搬送路を挟んだ両側
に2つの金券収納室を設け、各金券収納室に別々の種類
の金券を収納できるようにしたので、2つの金券収納室
が一体の収納構造体からなるようにすることができ、極
めてコンパクトである。また、金券を金券収納室に収納
するための押圧動作を行う金券押圧部材が、中央の金券
搬送路を通り抜けて両金券収納室間を往復動することに
より、両方の金券収納室への金券収納動作に共用される
構成であるため、各金券収納室毎に金券収納機構を設け
る必要が無く、その分、構成を簡単化することができ
る。また、この金券押圧部材の内部に金券排出機構を設
けたので、金券排出機構の構成が簡単となり、装置全体
をかなりコンパクトにすることができる。更に、第1の
金券収納室が金券返却口を有しており、この第1の金券
収納室に収納した金券を返却することが可能であるの
で、釣銭として返却する必要のある特定の1金種の紙幣
を第1の金券収納室に専用に収納するようにし、他の1
又は複数の通貨金種の金券と商品券等を第2の金券収納
室に一緒に収納するようにすることができるようにな
り、これにより、簡単な構成でありながら、多種類の紙
幣や商品券を取扱うことができるようになり、かつ、そ
のうち特定の1金種を釣銭として返却できるので、多彩
な機能とコンパクトな構成の両方を達成することができ
るものである。
すなわち、2種類以上の金種の金券及び商品券等を使用
対象として、釣銭として使用する1種類の金種の金券を
専ら一方の収納室に収納し、この収納室の金券を返却可
能にする一方で、他の金券、商品券等は他方の収納室に
一緒に収納するようにすることにより、コンパクトな構
成でありながら、釣銭として使用できる金券金種を1種
類確保し、かつ、多種類の金券を収納することができ
る、という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の金券収納装置の一実施例を示す側面
断面図であり、金券を全くスタックしていない状態を示
すもの、 第2図は同実施例において金券押圧部材のストローク位
置を切り換えた状態を示す側面断面図、 第3図は金券排出状態における同実施例の側面断面図、 第4図は第2図のIV−IV線に沿う断面図、 第5図及び第6図は同実施例における金券収納動作を制
御するプログラムの一例を示すフローチャート、 第7図乃至第9図は同実施例における第1の金券収納室
からの金券排出動作を制御するプログラムの一例を示す
フローチャート、である。 1……筐体、2……金券入口、3……金券搬送路、4
1,42……金券収納室、40……返却口、5……空間
部、6……往復動機構、7……金券押圧部材、8……金
券排出機構。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金券搬送路と、 この金券搬送路に送り込まれた金券を収納のための所定
    の位置まで搬送する搬送手段と、 前記金券搬送路を挟んで両側に形成された、金券返却口
    を有している第1の金券収納室及び金券返却口を有して
    いない第2の金券収納室と、 前記金券搬送路を通り抜けて前記第1及び第2の金券収
    納室間を往復動することが可能であり、前記金券搬送路
    の所定の位置にある金券を前記第1の金券収納室に収納
    するときは前記第2の金券収納室から前記第1の金券収
    納室に向かって移動しながら該金券を第1の面で押圧す
    ることにより該金券の収納を行い、他方、該金券を前記
    第2の金券収納室に収納するときは前記第1の金券収納
    室から前記第2の金券収納室に向かって移動しながら該
    金券を前記第1の面の反対側の第2の面で押圧すること
    により該金券の収納を行う金券押圧部材と、 前記金券押圧部材内に設けられ、該押圧部材の前記第1
    の面にて露出している金券搬送部材を有し、該金券搬送
    部材を駆動することにより該搬送部材に接した前記第1
    の金券収納室内の金券を金券返却口に排出する金券排出
    機構と を具えた金券収納装置。
  2. 【請求項2】前記金券排出機構は、ローラから成る前記
    金券搬送部材と、このローラを駆動するモータとを有す
    るものである特許請求の範囲第1項記載の金券収納装
    置。
  3. 【請求項3】所定の一種類の金種の金券を前記第1の金
    券収納室に収納し、他の一または複数の金種の金券を前
    記第2の金券収納室に一緒に収納する特許請求の範囲第
    1項記載の金券収納装置。
  4. 【請求項4】前記第2の金券収納室に収納する金券には
    商品券が含まれている特許請求の範囲第3項記載の金券
    収納装置。
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