JPH0646241Y2 - 耕起反転作業機 - Google Patents

耕起反転作業機

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JPH0646241Y2
JPH0646241Y2 JP7506988U JP7506988U JPH0646241Y2 JP H0646241 Y2 JPH0646241 Y2 JP H0646241Y2 JP 7506988 U JP7506988 U JP 7506988U JP 7506988 U JP7506988 U JP 7506988U JP H0646241 Y2 JPH0646241 Y2 JP H0646241Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
vertical cutting
cutting blade
tillage
work machine
attached
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP7506988U
Other languages
English (en)
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JPH01178301U (ja
Inventor
敏彦 田中
良仁 生田
Original Assignee
株式会社タカキタ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、作業中においてビームに引っ掛かった廃わ
ら,廃葉などの夾雑物を即座に取り除くことができるよ
うにした耕起反転作業機に関するものである。
〔従来の技術〕
耕起反転作業機による作業中において、圃場に散在して
いる夾雑物がビームに引っ掛かってしまうことを、耕起
反転作業機の一つである多連型のその場反転プラウによ
る耕起作業を例に挙げて説明する。
第6図は、それぞれその場反転プラウを後方から見た斜
視図、第7図及び第8図は、それぞれその場反転プラウ
の平面図及び側面図であり、第9図は、土れきがその場
反転される原理を説明するための図である。
その場反転プラウは、水平切断刃2と、反転用はつ土板
4と、足払い用はつ土板6と、押え板8とから構成され
る。
水平切断刃2は、所定深さ部分の土をほぼ水平に切断す
るためのものである。反転用はつ土板4は、第9図
(ロ)に示されるように、水平切断刃2と、この水平切
断刃2の前方に配置されている垂直切断刃10とによっ
て、横断面が方形状に切断された土れき14を徐々に反転
させて最終的にはほぼ90°まで反転させるためのもので
ある。
足払い用はつ土板6は、第9図(ハ)に示されるよう
に、反転用はつ土板4によってほぼ90°まで反転された
土れき14の下端部を足払いして、この土れき14を同一方
向に更に50°近く反転させるためのものである。
押え板8は、第9図(ニ)に示されるように、反転用及
び足払い用の各はつ土板4,6の各作用によってその場で
反転されつつある土れき14を上方から押え付けて反転を
確実にするためのものである。
機体16に、進行方向Pと直角な方向に沿って一定の間隔
をおいて複数本のビームB1〜B4が装着されている。
両端を除く中央のビームB2,B3には、水平切断刃2,反転
用はつ土板4及び足払い用はつ土板6が取付けられてい
るが、土れき14の反転側と反対側の端部のビームB1
は、水平切断刃2と反転用はつ土板4とが取付けられて
おり、土れき14の反転側の端部のビームB4には、足払い
用はつ土板6のみが取付けられている。
各ビームB1〜B4の前方に設けられた水平回転軸18に、垂
直切断刃10,12が取付けられている。
垂直切断刃10は、耕起幅に対応した幅で土壌に垂直切断
溝20(第9図参照)を付けるためのものであり、垂直切
断刃12は、水平切断刃2によって水平切断されなかった
残耕部を膨軟にするためのものであり、いずれの垂直切
断刃10,12も側面視においてビームB1〜B4と大きく重な
り合っている。垂直切断刃10,12は、それぞれ各ビームB
1〜B4における土れき14の反転側と反対側の側面に近接
した部分、及び各ビームB1〜B4のほぼ中央部分に設けら
れている。
その場反転プラウは、マスト22を介してトラクター(図
示せず)に装着して牽引され、トラクターの動力が入力
軸24に入力されて水平回転軸18が駆動回転されるように
なっている。
そして、土れき14の反転側の端部に設けられているビー
ムB4を除く他のビームB1〜B3にはすべて水平切断刃2、
及び反転用はつ土板4が取付けられており、第9図
(イ)に示されるように、土中に入り込んでいるビーム
B1〜B3の先端部分には、反転途中の土れき14が常時接触
してビームB1〜B3に対して相対的に流れているため、廃
わら,廃葉などの夾雑物が引っ掛かることはない。
しかし、土れき14の反転側の端部に設けられたビームB4
は、反転途中の土れき14の接触がないため、夾雑物がビ
ームB4の先端部に引っ掛かり、その量が多くなると、大
きな牽引抵抗になって牽引力が無駄に増大すると共に、
機体16を浮き上がらせ、これにより耕深が浅くなって耕
起反転性能が低下されるという問題があった。これを防
止するには、作業中において定期的にビームB4に引っ掛
かった夾雑物を取り除かねばならず、これが極めて面倒
な作業となっていた。
なお、上記の例においては、ビームB4の一側面に垂直切
断刃10が、側面視において部分的に重なった状態で設け
られているため、ビームB4に引っ掛かった夾雑物は、こ
の垂直切断刃10の回転作用によって一部は取り除かれる
が、垂直切断刃10はビームB4の一側面のみに設けられて
いるので、ビームB4に引っ掛かった夾雑物が完全に取り
除かれることはない。また、側面視において、ビームと
垂直切断刃とが全く重なり合っていない場合には、ビー
ムに対する夾雑物の引っ掛かり量は、上記したその場反
転プラウに比較して著しく多くなる。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、上記したような不具合に鑑み、耕起反転作業
機において、土れきの反転側の端部のビームに引っ掛か
った夾雑物が、前方に設けられた垂直切断刃によって完
全に取り除かれるようにすることを課題としてなされた
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、はつ土板を取付けた複数本のビームが進行方
向と直角な方向に沿って所定の間隔をおいて機体に装着
され、ビームの前方に進行方向と直角な方向に沿って設
けられた水平回転軸に垂直切断刃が取付けられ、垂直切
断刃によって所定幅に垂直切断された土れきを、ビーム
に取付けられたはつ土板によって耕起反転させる構成の
耕起反転作業機において、土れきの反転側の端部に設け
られた前記ビームと、前記垂直切断刃とを側面視におい
て部分的に重なり合わせると共に、該ビームの両側面に
垂直切断刃を近接させた状態にして、該ビームの両側部
にそれぞれ垂直切断刃を配設したことを特徴とするもの
である。
〔考案の作用〕
圃場に散在している夾雑物が、土れきの反転側の端部に
位置しているビームに引っ掛かるが、土れきの反転側の
端部に設けられたビームと、垂直切断刃とを側面視にお
いて部分的に重なり合わせると共に、このビームの両側
面に垂直切断刃を近接させた状態にして、このビームの
両側部にそれぞれ垂直切断刃が配設されているので、垂
直切断刃の回転によってこのビームの一方の側面に引っ
掛かっている夾雑物が前方に放てきされた直後に、別の
垂直切断刃によって他方の側面に引っ掛かっている夾雑
物が前方に放てきされる。
このように、ビームに引っ掛かった夾雑物は、ビームの
前方に設けられた垂直切断刃の回転作用によって即座に
取り除かれるため、牽引力が軽減されると共に、耕起反
転作業の性能が向上する。
〔実施例〕
第1図ないし第5図に、本考案の一実施例が示されてお
り、上記した「従来の技術」の項目で説明した部分と同
一部分には同一符号を付し、重複説明を避けて本考案の
特徴的部分についてのみ詳細に説明する。
第1図及び第2図に示されるように、土れき14の反転側
の端部に設けられたビームB4の両側面にそれぞれ垂直切
断刃10a,10bが配設されており、この垂直切断刃10a,10b
は、ビームB4の側面に近接していると共に、垂直切断刃
10a,10bとビームB4とは側面視において僅かの重なり部
Aを有している。
また、垂直切断刃10a,10bは、水平回転軸18に対しては
回転方向に沿って180°位相がずれた状態で取付けられ
ている。
作業中においては、第3図に示されるように、土れき14
の反転側の端部のビームB4の先端部分に、廃わら,廃葉
などの夾雑物26が引っ掛かる。この場合、第4図に示さ
れるように、ビームB4の一方の側面に引っ掛かっている
夾雑物26は、垂直切断刃10aの回転作用によって前方に
放てきされ、その直後に、第5図に示されるように、ビ
ームB4の他方の側面に引っ掛かっている夾雑物26が、他
方の垂直切断刃10bの回転作用によって前方に放てきさ
れる。
ビームB4の前方に配設されている垂直切断刃10a,10bの
上記した回転作用によって、ビームB4の先端部に引っ掛
かった夾雑物26は、その直後に完全に取り除かれる。こ
のため、作業機の牽引力が軽減されると共に、耕起反転
作業の性能が向上する。
なお、上記実施例の垂直切断刃10aは、ロータリ爪で構
成されているが、これに替えて円盤(ディスクコール
タ)を使用することも可能である。また、上記実施例で
は、機体16に各ビームB1〜B4が、進行方向Pに沿って同
一位相位置に装着されているが、機体16に対する各ビー
ムB1〜B4の装着位置が、進行方向Pに沿ってずれている
耕起反転作業機に本考案を実施することも可能である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、耕起反転作業機の機体に装着された複
数本のビームのうち、土れきの反転側の端部のビームに
引っ掛かる夾雑物を、このビームの前方に設けられた垂
直切断刃の回転作用によって即座に取り除くことができ
るので、牽引力を軽減させることができると共に、耕起
反転作業の性能を向上させることができる。
また、本考案の実施に際しては、従来設けられていた垂
直切断刃のビームに対する位置関係を変更するのみでよ
いので、新たな部品などを一切必要とせず、全くコスト
アップすることなく実施することがでてきる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は、本考案を説明するための図であ
る。第1図は、本考案に係わる耕起反転作業機の平面
図、第2図は、ビームB4に対する垂直切断刃10a,10bの
位置関係を示す側面図、第3図ないし第5図は、本考案
の作用を説明するための図であって、各図において
(イ),(ロ)は、それぞれビームB4及び垂直切断刃10
a,10bの部分の平面図及び側面図である。 第6図ないし第8図は、従来の技術を説明するための図
であって、第6図は、従来の耕起反転作業機を後方から
見た斜視図、第7図及び第8図は、それぞれ従来の耕起
反転作業機の平面図及び側面図である。 第9図(イ)ないし(ニ)は、土れきがその場反転され
る原理、及び土れきの反転側の端部のビームに夾雑物が
引っ掛かることを説明するための図である。 〔主要部分の符号の説明〕 A:重なり部、B1〜B4:ビーム 10a,10b:垂直切断刃 16:機体、18:水平回転軸 26:夾雑物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】はつ土板を取付けた複数本のビームが進行
    方向と直角な方向に沿って所定の間隔をおいて機体に装
    着され、ビームの前方に進行方向と直角な方向に沿って
    設けられた水平回転軸に垂直切断刃が取付けられ、垂直
    切断刃によって所定幅に垂直切断された土れきを、ビー
    ムに取付けられたはつ土板によって耕起反転させる構成
    の耕起反転作業機において、 土れきの反転側の端部に設けられた前記ビームと、前記
    垂直切断刃とを側面視において部分的に重なり合わせる
    と共に、該ビームの両側面に垂直切断刃を近接させた状
    態にして、該ビームの両側部にそれぞれ垂直切断刃を配
    設したことを特徴とする耕起反転作業機。
JP7506988U 1988-06-06 1988-06-06 耕起反転作業機 Expired - Lifetime JPH0646241Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7506988U JPH0646241Y2 (ja) 1988-06-06 1988-06-06 耕起反転作業機

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JP7506988U JPH0646241Y2 (ja) 1988-06-06 1988-06-06 耕起反転作業機

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Publication Number Publication Date
JPH01178301U JPH01178301U (ja) 1989-12-20
JPH0646241Y2 true JPH0646241Y2 (ja) 1994-11-30

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ID=31300150

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