JPH0646171Y2 - 電力管に於ける石綿被覆部の切削装置 - Google Patents

電力管に於ける石綿被覆部の切削装置

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JPH0646171Y2
JPH0646171Y2 JP6617690U JP6617690U JPH0646171Y2 JP H0646171 Y2 JPH0646171 Y2 JP H0646171Y2 JP 6617690 U JP6617690 U JP 6617690U JP 6617690 U JP6617690 U JP 6617690U JP H0646171 Y2 JPH0646171 Y2 JP H0646171Y2
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JP
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asbestos
hole
cutter
power tube
blade
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Application number
JP6617690U
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JPH0425414U (ja
Inventor
康雄 宮崎
明 神出
Original Assignee
株式会社大阪防水建設社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は電力管に於ける石綿被覆部の切削装置に関す
る。
従来技術とその問題点 地下に埋設されている既設の電力管の多くは通常コンク
リート製であって、第7〜8図に示すように管本体
(a)に複数本の貫通孔(b)が形成され、該孔(b)
の内周壁は石綿セメント管で被覆されている。近時通信
技術の高度化、多様化につれ電力管の需要が増加し、そ
の対応策の一つとして、貫通孔(b)内より石綿被覆部
(c)を取り除き、該孔(b)の有効径を拡大すること
が試案されている。ところが石綿被覆部(c)を構成し
ている石綿セメント管は表面が相当に硬く、既設埋設管
の管内清掃に適用されている掻取り方式のクリーニング
手段などでは取り除くことができない。
本考案はこのような石綿被覆部の取り除きに適用して有
用な切削装置を提供することを目的としてなされたもの
である。
問題点を解決するための手段 本考案は、電力管の貫通孔内に設置されて遠隔操作的に
管軸方向に牽引移動されるカッターを具備し、該カッタ
ーの中心軸部の外周面から放射方向に多数板の刃板が張
出され、各刃板は上記貫通孔の半径より該孔の内周壁を
構成する石綿被覆部の肉厚を越えない範囲で、大きい張
出し巾を有していることを特徴とする電力管に於ける石
綿被覆部の切削装置に係る。
実施例 以下に本考案の一実施例を添附図面にもとづき説明する
と次の通りである。
本考案による切削装置は、コンクリート製電力管の管本
体(a)(第7〜8図参照)の貫通孔(b)内に設置さ
れて遠隔操作例えばロープ(1)の牽引操作により管軸
方向に移動されるカッター(2)を具備し、該カッター
(2)には、貫通孔(b)内での移動をスムーズに行な
わせるために、第1図に示すように、その前後に自在接
手(3)(3)を介しガイド(4)(4)を備えること
ができる。このようなガイド(4)としては、管内クリ
ーニング装置などに適用されている公知の各種構成のも
のを用い得る。図に示されたガイド(4)は中心軸(4
1)に於て自在接手(3)に結合され、該軸(41)上に
フリーに嵌挿された支持管(42)上に90°間隔配置の4
枚のガイド板(43)が備えられている(第5図参照)。
カッター(2)は中心軸(21)の両端に於て自在接手
(3)(3)に結合され、中心軸(21)の外周面から多
数枚例えば24枚(第4図参照)の刃板(22)が放射方向
に張出されている。
刃板(22)は、石綿被覆部(C)の肉厚を超えない範囲
で、貫通孔(b)の半径より大きい張出し巾を有し、第
1図には刃板(22)の刃部(225)が肉厚の略々全体に
くい込んでいる状況が示されている。
第2図の分解図から明らかなようにカッター(2)は中
心軸(21)、刃板(22)、止め環(23)及びナット(2
4)とから構成されている。
中心軸(21)は大径部(211)に放射方向に延出する、
刃板挿着用スリット(212)を刃板の装着枚数分だけ有
している。スリット(212)は外方と後方に対し開口さ
れ、前方に対しては凹入部(213)を介し閉じられてい
る。
刃板(22)は、スリット(212)の深さに対応する上下
巾の下部(221)に於て該スリット(212)内に外から内
に向けて挿し込まれ、次いで前方へ押し込まれる。この
押し込みにより、下部(221)の前方突出部(222)がス
リット(212)前部の凹入部(213)内に挿し込まれ、こ
の挿し込みにより、刃板(22)の外方への抜脱が防止さ
れる。この挿着状態に於て刃板(22)の下部(221)の
後端は、大径部(211)の後端と略々面一の状態で終結
している。刃板(22)の上部(223)は、下部(221)を
少し超える前後巾を有し、外端は第1図に示されるよう
に石綿被覆部(C)の少し手前で終結している。上部
(223)の後部寄りに石綿被覆部(C)の深部に至る突
出長さの上方突出部(224)が突成され、その前縁に刃
部(225)が形成されている。
止め環(23)が中心軸(21)の大径部(211)の後端よ
り後方へ延出する、スリット(212)の深さ分だけ小径
の中間軸部(214)上に嵌装され且つセットビス(231)
で軸部(214)に固定されている。更に中間軸部(214)
より後方へ延出されたねじ付軸部(216)にナット(2
4)が螺着される。この止め環(23)とナット(24)に
より、刃板(22)は後方への抜脱が防止される。また之
等ナット(24)及び止め環(23)を取り外すことによ
り、刃板(22)の取換えが可能となる。中心軸(21)は
前後両端のピン穴(217)付軸部(218)(218)に於
て、自在接手(3)(3)に連結される。止め輪(23)
の前面の外周部に輪状突出部(232)を形成し、これを
刃板(22)の後部の切欠部(226)に嵌入することによ
り刃板(22)の抜脱をより一層完全に防止できる。
第1図に示す貫通孔(b)内設置状態に於て、ロープ
(1)操作をしてカッター(2)をガイド(4)(4)
の案内のもとに管軸方向に移動して行くと、石綿被覆部
(C)にくい込んでいる刃板(22)の刃部(225)がこ
の管内移動につれ該被覆部(C)を切削して行く。この
切削は刃部(225)の管軸方向への直進移動によって行
なわれるので、比較的切削抵抗が小さく、スムーズに行
うことができる。
第6図は石綿被覆部(C)の切削後の状況を示し、該被
覆部(C)には刃板(22)の装着枚数に対応する数の切
削溝(C1)が形成されている。而してこのようなカッタ
ー(2)の管内移動を、刃板(22)の位相をずらして数
回繰返し行うことにより、石綿被覆部(C)の全てを貫
通孔(b)の内周壁より切削除去でき、貫通孔(b)を
石綿被覆部(C)の肉厚分だけ拡張できる。尚貫通孔
(b)内よりの切削屑の除去は、通常の管内清掃手段の
適用で容易に行うことができる。また拡張された貫通孔
(b)の内周壁は、プラッシングなどの適用により仕上
加工してもよい。
石綿被覆部(C)は水で濡らすと、硬度が低下するの
で、該被覆部(C)に水を噴射しつつカッター(2)で
切削するようにしてもよい。
またカッター(2)の管内移動を継続しつつ、進行方向
後方側から管内に送水し、カッター(2)の各刃板(2
2)の間から前方に向け水を噴射させることにより、切
削屑による刃板(22)間の目詰り防止と、切削屑の管内
よりの搬出の目的を同時に達成できる。
効果 本考案の切削装置によれば、刃板の刃部が石綿被覆部内
にくい込んだ状態で管軸方向に直進移動するので、該被
覆部が比較的硬く強度のある石綿セメント管から構成さ
れているに拘わらず、これを支障なく切削除去でき、電
力管の貫通孔拡張に適用して極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例及びその一使用状況を示す一
部縦断面図、第2図はそのカッターの分解図、第3図は
第2図のA〜A線に沿う断面図、第4図は刃板の張出し
状況を概略的に示す説明図、第5図はガイドのガイド板
備付け状況を示す縦断面図、第6図は石綿被覆部の切削
状況を示す説明図、第7図は電力管の布設状況を示す縦
断面図、第8図は電力管の断面図である。 図に於て、(1)はロープ、(2)はカッター、(3)
は自在接手、(4)はガイドである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力管の貫通孔内に設置されて遠隔操作的
    に管軸方向に牽引移動されるカッターを具備し、該カッ
    ターの中心軸部の外周面から放射方向に多数板の刃板が
    張出され、各刃板は上記貫通孔の半径より該孔の内周壁
    を構成する石綿被覆部の肉厚を越えない範囲で、大きい
    張出し巾を有していることを特徴とする電力管に於ける
    石綿被覆部の切削装置。
JP6617690U 1990-06-21 1990-06-21 電力管に於ける石綿被覆部の切削装置 Expired - Lifetime JPH0646171Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0425414U JPH0425414U (ja) 1992-02-28
JPH0646171Y2 true JPH0646171Y2 (ja) 1994-11-24

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