JPH0646049U - バケット式掘削装置 - Google Patents

バケット式掘削装置

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JPH0646049U JP8181192U JP8181192U JPH0646049U JP H0646049 U JPH0646049 U JP H0646049U JP 8181192 U JP8181192 U JP 8181192U JP 8181192 U JP8181192 U JP 8181192U JP H0646049 U JPH0646049 U JP H0646049U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バケットに設けたブレーカを長期に亙って良
好に作動させる。 【構成】 バケット24の先端部に設けたチゼル30を
挿通案内する摩耗ブッシュ34によりチゼル30の復動
限界位置を規定し、ブレーカ本体23aに対して直接地
盤からの反力を作用させないようにし、またブレーカ本
体23aから打撃ピストン36に与えられた打撃力を効
率よくメインツース22aに伝えるよう構成し、少ない
打撃数で高い破砕能力を発揮させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧ショベル等の掘削機のバケットに装着されるバケット式掘削装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5に示す油圧ショベル1は、建設作業現場等で地盤や舗装路の掘削に用いる もので、無限軌道付きの下部走行体2に上部旋回体3を旋回自在に支持し、上部 旋回体3から揺動可能に延びるブーム4の先端に、アーム5を介してバケット6 が組み付けてある。ブーム4は、油圧のブームシリンダ4aを駆動することで上 下に揺動し、ブーム4先端にピン結合したアーム5もまた、油圧のアームシリン ダ5aを駆動することで上下に揺動する。バケット6は、結合ピン7によりアー ム5先端に回動自在に取り付けられ、ヘッド側をアーム5に連結されたバケット シリンダ6aから伸びるロッド8の先端が、結合ピン9によりブラケット6bに 連結されている。このため、ロッド8の伸縮に応じてバケット6は前後に首振り 運動を行い、先端のカッティングエッジでもって地盤を掘削する。
【0003】 上記の油圧ショベル1は、土丹や軟岩或いは大礫などの硬質の地盤を掘削する ときや、或いは舗装道路をリッピング作業するときなど、地盤が硬いために通常 の掘削力をそのままバケット6に伝えていたのでは、思うような掘削ができない ときには、アーム5先端のバケット6を硬質地盤の破砕作業に適した油圧ブレー カ(図示せず)に付け替え、油圧ブレーカが発する衝撃や振動により掘削能率を 高める方法がとられるようになっている。
【0004】 しかし、油圧ブレーカは硬質地盤の破砕作業には適するが、削り出された岩石 や土砂を運搬車等に積み込む積み込み作業にはまったく不向きであり、このため 積み込み作業を行うときは、油圧ブレーカを元のバケット6に付け替え直さなけ ればならなかった。また、地盤の土質が硬軟の変化に富んでいるような場合も、 土質が変化するつど、油圧ブレーカとバケット6を頻繁に交換しなければならず 、アーム5先端の掘削具の交換に時間がかかるため、掘削作業の能率低下が避け られなかった。
【0005】 一方、こうした問題に対処するため、油圧ブレーカをバケットに組み付けて一 体化させ、必要に応じて油圧ブレーカを動作させる形式の油圧ショベルが提案さ れている。しかし、例えば実開平1−138949号「バケット式掘削装置」に 開示された油圧ショベルは、地盤の性状に合わせてバケットと油圧ブレーカを使 い分ける構成であり、バケットと油圧ブレーカを同時に使用することができない ために、破砕しつつ掘削することができなかった。一方、地盤の性状に応じてバ ケットが自動的に動作する構成を採用したものもあり、例えば特開昭61−25 7541号「ブレーカ装着バケット」に開示された図6に示すバケット式掘削装 置11は、バケット12の底部に油圧で駆動されるブレーカ本体13を収納し、 バケット12のカッティングエッジから前方に突出する掘削歯14を、ブレーカ 本体13の打撃ピストン15に弾性体16を介して連結固定して構成してある。 このバケット式掘削装置11は、油圧回路に工夫が施してあり、掘削抵抗の大き な地盤を掘削するときはブレーカ13本体を動作させ、破砕された土砂等をバケ ット12ですくって積み込むときはブレーカ13本体が作動しないような回路構 成としてある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の油圧バケット式掘削装置11は、地盤に応じて自動的に油圧ブレー カ13を動作させることができるが、舗装道路を掘削するリッピング作業などの ように、掘削歯14を道路に圧し当てて地盤に衝撃力を及ぼしながら掘削する作 業では、打撃ピストン15が掘削歯を打ち込むときにブレーカ本体13には大き な負荷が作用し、また打ち込み直後の掘削歯14の反動で打撃ピストン15が押 し戻されるときに、強大な力がブレーカ本体13に作用する。この地盤からの反 力は、ブレーカ本体13でまともに受けるならば繰り返し受ける衝撃荷重により ブレーカ本体13の劣化を早めてしまうため、ブレーカ本体13の背後に設けた 弾性体16によりブレーカ本体13を緩衝支持させ、直接的な悪影響がブレーカ 本体13に及ばないよう配慮されていた。しかし、弾性体16の緩衝支持により ブレーカ本体13がブレるために、ブレーカ本体13から打撃ピストン15に与 えられる打撃力が掘削歯14に有効に伝わらず、打撃数の割に破砕能力が発揮さ れないなどの課題があった。
【0007】 また、受金18と打撃ピストン15の間の摺接面は、掘削歯14を案内保持す る筒状の受金19により外界とは遮断するよう配慮されてはいるが、この受金1 9と掘削歯14の間のシールが完全でないために、掘削により生じた土砂等が受 金19と掘削歯14の間から受金18と打撃ピストン15の摺接面に侵入し、受 金18,19の摩耗を進行させやすいといった課題を抱えていた。
【0008】 本考案の目的は、油圧ブレーカに作用する反力を、実質的にバケットにて受け 、ブレーカ本体には不必要な負荷を及ぼさず、ブレーカ本体の長寿命化を図ると ともに、掘削能率の向上を図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、バケット先端部に所定区間だけ往復動自在に挿通保持されたチゼル と、このチゼルの先端部に取り付けた掘削歯と、流体圧力により打撃ピストンを 駆動して前記チゼルに打撃を与えるブレーカ本体と、前記バケットの前記チゼル 挿通保持部分に嵌合されて該チゼルを摺動案内し、先端に設けたフランジ部が前 記チゼルの復動限界位置を規定する摩耗ブッシュとを具備することを特徴とする バケット式掘削装置を提供することにより、前記目的を達成するものである。
【0010】 また、本考案のバケット式掘削装置は、前記バケットの先端部分と前記チゼル との間に、チゼルの往復変位空間を囲繞して伸縮自在にシールを設け、該チゼル と前記摩耗ブッシュの間の摺接面を外界から遮断する構成としたことを特徴とす るものである。
【0011】 さらにまた、本考案のバケット式掘削装置は、前記チゼルの末端部を前記ブレ ーカ本体内に延在させ、該ブレーカ本体内に係止させたピンを前記末端部に形成 した係合溝に係合させることにより、前記チゼルの回り止めと往動限界位置を規 定することを特徴とするものである。
【0012】
【作用】
上記構成に基づき、摩耗ブッシュがチゼルの復動限界位置を規定し、ブレーカ 本体に対して直接地盤からの反力を作用させないようにし、またブレーカ本体か ら打撃ピストンに与えられた打撃力を効率よく掘削歯に伝えるようにし、少ない 打撃数で高い破砕能力を発揮させることができる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案のバケット式掘削装置の駆動装置の実施例について、図1ないし 図4を参照して説明する。図1は、本考案のバケット式掘削装置を適用した油圧 ショベルの一実施例を示す側面図、図2は、図1に示した油圧ショベルのバケッ ト部分の縦断面図、図3は、図1に示した油圧ショベルのバケット部分の平面図 、図4は、図1に示した油圧ショベルの油圧ブレーカ部分の縦断面図である。
【0014】 図1に示す油圧ショベル21は、油圧により掘削歯22を駆動する油圧ブレー カがバケット24内に組み込んである。掘削歯22は、図3に示したように、メ インツース22aとその両側に配設したサブツース22bからなり、サブツース 22bは固定歯であるため、メインツース22aだけが油圧ブレーカ23による 駆動を受ける。バケット24は、図2,3に示したように、アーム5の先端に連 結する結合ピン7のためのピン穴25とロッド8先端を連結する結合ピン9のた めのピン穴26がブラケット27に穿設してある。ブラケット27に一体化され た背板28の先端には、切削刃となるカッティングエッジ28aが形成されてお り、このカッティングエッジ28aの側板29付近に、上記のサブツース22b が固着してある。左右のサブツース22bの中央部分に位置するメインツース2 2aは、チゼル30の先端に結合ピン31により結合されている。
【0015】 チゼル30は、図4に示したように、先端の尖った棒状部材を先端側から大径 部30a,中径部30b,小径部30cの順で3段階に縮径した形状をなし、背 板28とその上面中央部分を覆う保護板32の間に所定区間だけ往復動自在に保 持される。すなわち、背板28と保護板32の間に形成された先端開口部は、孔 付きのブッシュに33により閉塞され、このブッシュ33に嵌合させた摩耗ブッ シュ34にチゼル30の中径部30bを摺動自在に嵌合させてある。チゼル30 の小径部30bは、ブレーカ本体23a内に延在しており、ブレーカ本体23a により打撃駆動される。ブレーカ本体23aは、バケット24外部に設けた油圧 回路(図示せず)からホースを介して供給される作動油を、2位置3ポート切換 弁35により給排制御され、油圧によりチゼル30を前後に駆動する。なお、実 施例では、メインツース22とチゼル30とブレーカ本体23a並びに2位置3 ポート切換弁35等が、油圧ブレーカ23を構成する。
【0016】 ブレーカ本体23aは、2箇所に大径部36a,36bを有するスプール型の 打撃ピストン36とチゼル30の小径部30cとを、シリンダ37内に所定区間 摺動可能に嵌合させたものであり、シリンダ37内には、チゼル30と打撃ピス トン36のための衝合空間37aの外に、ピストン高圧室37b、パイロット室 37c、排油室37d、ピストン反転室37e、打撃ピストン36を緩衝するガ ス室37fが画成されている。ピストン高圧室37bは、打撃ピストン36の前 方大径部36aに高圧を作用させるための空間であり、2位置3ポート切換弁3 5の小径受圧部35aに連通接続されており、給油管路38から作動油の供給を 受ける。パイロット室37cは、打撃ピストン36の変位を内部の作動油圧力と して検出するための空間であり、2位置3ポート切換弁35の大径受圧部35b に連通接続されている。排油室37dは、打撃ピストン36の前方及び後方の大 径部36a,36b間の作動油を油圧回路側に排出させるための空間を形成して おり、排油管路39に連通接続されている。ピストン反転室37eは、2位置3 ポート切換弁35から作動油の供給を受けて打撃ピストン36を復動から往動に 反転させる働きをする。ガス室37fには、打撃ピストン36の末端部が延在し ており、内部に充填されたガスが圧縮されて昇圧することで打撃ピストン36を 緩衝する。
【0017】 ところで、2位置3ポート切換弁35が図示のごとくピストン反転室37eと 排油管路39を連通する状態において、ピストン高圧室37b内に作動油が送り 込まれると、打撃ピストン36は復動し始め、打撃ピストン36の復動とともに ピストン高圧室37bがパイロット室37cに連通する。パイロット室37c内 の作動油は2位置3ポート切換弁35の大径受圧部35bに作用するが、大径受 圧部35bの受圧面積は小径受圧部35aの受圧面積よりも大であるために、2 位置3ポート切換弁35は図示の状態から切り替わり、ピストン反転室37eが 給油管路38に連通する。その結果、給油管路38からの作動油がピストン反転 室37e内に導かれ、打撃ピストン36は復動行程から往動行程に反転する。こ のときに、ガス室37f内のガス圧力が打撃ピストン36に作用するため、打撃 ピストン36は非常に大きな駆動力を受けて往動する。打撃ピストン36が往動 限界近くまで往動すると、打撃ピストン36の先端がチゼル30を打撃し、メイ ンツース22aは衝撃的に前進する。また、このときにパイロット室37cが排 油室37dに連通するため、大径受圧部35b内の作動油の圧力が低下し、小径 受圧部35aに供給される給油管路38からの作動油の圧力により、2位置3ポ ート切換弁35は図示の状態に復帰する。
【0018】 なお、打撃ピストン36が打撃するチゼル30は、中径部30bを摩耗ブッシ ュ34により、また小径部30cをシリンダ37にそれぞれ摺動自在に保持され ており、このためチゼル30に伝わる打撃ピストン36の衝撃は常に同じ軸線上 でメインツース22aに伝えることができる。また、後述するごとく、ブレーカ 本体23aのシリンダ37に対しては掘削反力が直接作用せず、シリンダ37が 前後左右に揺れたりしないため、打撃ピストン36からチゼル30に伝えられる 衝撃力も、きわめて高い効率で掘削力に変換される。
【0019】 ここで、シリンダ37内に延在するチゼル30の小径部30cの周面には、一 定の距離範囲に亙って係合溝40が形成してあり、シリンダ37のチゼル摺動面 に穿設した係止溝41に回転可能に係止するピン42が、この係合溝40に係合 している。このため、チゼル30は係合溝40に係合するピン42よりシリンダ 37に対して回り止めされ、同時にまたチゼル30の往復距離を規定する往動限 界と復動限界のうち、往動限界が係合溝40の後端部がピン42に衝合したとき に規定される。ただし、復動限界については、係合溝40の前端部がピン42に 衝合する直前に、摩耗ブッシュ34がチゼル30を係止して規定する。
【0020】 すなわち、バケット24のチゼル挿通保持部分に嵌合する摩耗ブッシュ34は 、チゼル30を摺動案内する円筒状のブッシュ本体34aと、このブッシュ本体 34aの先端に鍔状に一体形成したフランジ部34bからなり、チゼル30の大 径部30aと中径部30bの間の段差部分で形成される係止面とフランジ34b の前面とで形成される間隙δ1が、ピン42と係合溝40で形成される間隙δ2よ りも小となるよう設計してある。このため、メインツース22aが掘削反力を受 けたときの荷重は、チゼル30の復動限界位置を規定するフランジ部34bによ り受けられることになる。
【0021】 また、バケット24の先端部分とチゼル30との間には、チゼル30の往復変 位空間を囲繞する伸縮自在のシール43が配設してある。このシール43は、先 端がチゼル30の大径部30aに固着され、後端が摩耗ブッシュ34のフランジ 部34bの側面及びブッシュ33の先端部側面に固着されており、チゼル30の 動きに合わせ余裕をもって軸方向に伸縮することができる。従って、チゼル30 と摩耗ブッシュ34の間の摺接面は、チゼル30の動きに合わせて軸方向に伸縮 するシール43により常に外界から遮断されることになり、ブッシュ33と摩耗 ブッシュ34の間や摩耗ブッシュ34とチゼル30の間に、土砂や奮迅等の異物 が侵入することはなく、摩耗ブッシュ34の不要な摩耗を確実に抑制することが できる。
【0022】 ただし、摩耗限界に達した摩耗ブッシュ34は、シール43を取り外し、チゼ ル30を引き抜いたあと、ブッシュ33から簡単に取り外すことができ、備品と して用意された新品と交換することができる。
【0023】 このように、バケット24に油圧ブレーカ23を一体化させたバケット式掘削 装置44は、バケット24のチゼル挿通保持部分に摩耗ブッシュ34を嵌合して チゼル30を摺動案内し、摩耗ブッシュ34の先端に設けたフランジ部34bに よりチゼル30の復動限界位置を規定する構成としたから、例えば地盤が比較的 柔らかいためにブレーカ本体23aを作動させる必要がなく、バケット24だけ で掘削作業を行えばよいためにメインツース22aが復動限界位置に固定される ときや、或いはまたリッピング作業にさいしてブレーカ本体23aを動作させ、 打ち込み直後のメインツース22aの反動で打撃ピストン36が復動限界位置ま で押し戻されるときでも、ブレーカ本体23a内のピン42ではなく摩耗ブッシ ュ34のフランジ部34bがチゼル30を係止するために、ブレーカ本体23a に対して直接地盤からの掘削反力が作用することはなく、従ってブレーカ本体2 3aが無理な力を受けて損傷するといったことはない。またチゼル30自体は摩 耗ブッシュ34により常に軸線方向に摺動案内されるため、メインツース22a を連続的に打ち込むような場合に、ブレーカ本体23aから打撃ピストン36に 与えられた打撃力を効率よくメインツース22aに伝えることができ、従って少 ない打撃数で高い破砕能力を発揮することができる。
【0024】 また、バケット式掘削装置44は、バケット24の先端部分とチゼル30との 間に、チゼル30の往復変位空間を囲繞する伸縮自在のシール43を設け、チゼ ル30と摩耗ブッシュ34の間の摺接面を外界から遮断する構成としたから、掘 削により生じた土砂等がチゼル30と摩耗ブッシュ34の間の摺接面に侵入する ことはなく、土砂等の異物によって摺接面が汚損されることはない。
【0025】 さらにまた、バケット式掘削装置44は、チゼル30の末端部をブレーカ本体 23a内に延在させ、ブレーカ本体23a内に係止させたピン42を末端部に形 成した係合溝40に係合させることにより、チゼル30の回り止めと往動限界位 置を規定することができる。
【0026】 なお、上記のバケット式掘削装置44は、油圧ショベル21以外の例えばホイ ールローダやドーザショベルのごとく、油圧ブレーカ23を一体化させたバケッ ト24を用いる建設機械すべてに適用できるものである。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、摩耗ブッシュによりチゼルの復動限界 位置を規定するようにしたので、ブレーカ本体に対して直接地盤からの反力が作 用することはなく、またブレーカ本体から打撃ピストンに与えられた打撃力を効 率よく掘削歯に伝えることができるので、少ない打撃数で高い破砕能力を発揮す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバケット式掘削装置を適用した油圧シ
ョベルの一実施例を示す側面図である。
【図2】図1に示した油圧ショベルのバケット部分の縦
断面図である。
【図3】図1に示した油圧ショベルのバケット部分の平
面図である。
【図4】図1に示した油圧ショベルの油圧ブレーカ部分
の縦断面図である。
【図5】従来の油圧ショベルの一例を示す側面図であ
る。
【図6】従来のバケット式掘削装置の一例を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
22a メインツース 23 油圧ブレーカ 23a ブレーカ本体 24 バケット 30 チゼル 34 摩耗ブッシュ 36 打撃ピストン 43 シール 33 バケット式掘削装置

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バケット先端部に所定区間だけ往復動自
    在に挿通保持されたチゼルと、このチゼルの先端部に取
    り付けた掘削歯と、流体圧力により打撃ピストンを駆動
    して前記チゼルに打撃を与えるブレーカ本体と、前記バ
    ケットの前記チゼル挿通保持部分に嵌合されて該チゼル
    を摺動案内し、先端に設けたフランジ部が前記チゼルの
    復動限界位置を規定する摩耗ブッシュとを具備すること
    を特徴とするバケット式掘削装置。
  2. 【請求項2】 前記バケットの先端部分と前記チゼルと
    の間に、チゼルの往復変位空間を囲繞して伸縮自在に設
    けられ、該チゼルと前記摩耗ブッシュの間の摺接面を外
    界から遮断するシールを設けたことを特徴とする請求項
    1記載のバケット式掘削装置。
  3. 【請求項3】 前記チゼルは、末端部が前記ブレーカ本
    体内に延在しており、該ブレーカ本体内に係止させたピ
    ンが前記末端部に形成した係合溝に係合し、前記チゼル
    の回り止めと往動限界位置を規定することを特徴とする
    請求項1記載のバケット式掘削装置。
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