JPH0645998A - 携帯通信機及びそのプログラム書換え装置 - Google Patents

携帯通信機及びそのプログラム書換え装置

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JPH0645998A
JPH0645998A JP4194397A JP19439792A JPH0645998A JP H0645998 A JPH0645998 A JP H0645998A JP 4194397 A JP4194397 A JP 4194397A JP 19439792 A JP19439792 A JP 19439792A JP H0645998 A JPH0645998 A JP H0645998A
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JP
Japan
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program
communication device
operation program
rewriting
portable communication
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JP4194397A
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Kazuhiro Watanabe
和博 渡辺
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内蔵するCPUによって制御される携帯通信
機のプログラム書き換え作業を、効率よく行えるよう
に、又書き換えが容易すぎて、悪戯による改造は受け易
くならないようにする。 【構成】 動作プログラム5を、電源無しで記憶可能で
読み書き可能な記憶素子11に収納し、又インターフェー
ス12とコネクタ13により、外部装置から書き換え用の動
作プログラムを読込んで、電気信号により、プログラム
の書き換えを行う。又書き換え動作はROM15に収納し
ている初期プログラム16によって行う。更に初期プログ
ラム16に収納している暗証番号19が外部装置から入力さ
れなければ書き換えを行わないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内蔵する中央処理装置
により制御される携帯用通信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯用通信機には、その制御に中
央処理装置(以後CPUと言う)を用いているものがあ
る。CPUを用いて制御するにはCPUを動作させるた
めの動作プログラムが必要である。ここでは電話装置を
例に従来の例を説明する。図9は特開昭62−116099号公
報に示されているのと類似の電話装置のブロック図であ
り、この図により従来の携帯用通信機の説明を行う。な
お電話装置あるいは携帯用通信機のいずれについても以
後、通信機と言う。
【0003】図9に於て、31は通信機を示し、28は通信
機を構成する電源部、30は制御部、34は無線送受信部や
表示装置、押ボタン等で以後無線通信部と言う。1は通
信機31を制御するCPU、2はCPU1を動作させる動
作プログラムを収納する読出し専用記憶素子(以後RO
Mと言う)、3はCPU1を動作させる上で、一時的に
記憶する必要のあるデータ等を記憶する読み書き可能な
記憶素子(以後RAMと言う)、4はCPU1とROM
2とRAM3とを接続する信号母線(以後バスと言
う)、5はROM2に収納されているCPU1を動作さ
せるための動作プログラムである。
【0004】制御部30はハードウェアとしてはCPU1
とROM2とRAM3とバス4とこれらを動作させる上
で必要な図示しない周辺の電子部品及び配線等で構成さ
れている。又通信機31は制御部30と無線通信部34と電源
部28と、図示しないそれらの間の配線等で構成されてい
る。
【0005】従来の通信機31の外形の一例を図10の通信
機外形図に示す。図に於て8は筺体、9は筺体8から取
はずし可能な筺体カバー、17は通信に必要な情報、例え
ば周波数や、相手方の電話番号、電源の残量等を表示し
て、操作者の便を計るための表示装置、40は押ボタンで
ある。なお押ボタン40と表示装置17は図9のブロック図
では無線通信部34に含まれている。
【0006】次に動作について図9のブロック図により
説明する。通信機31に於て、他の通信機(図示しない)
又は電話局(図示しない)との通信は無線通信部34によ
り電源部28から電源を供給されて行われるが、無線通信
部34に所望の動作を行わせるのは制御部30によって行わ
れる。制御部30に於てROM2には図示しない専用の書
き込み装置を用いて、あらかじめCPU1を動作させる
ための動作プログラム5が搭載されている。
【0007】ROM2は電源が無くても、搭載されてい
る動作プログラム5が消えないものである。通信機31の
電源部28が投入されると、CPU1はROM2に搭載さ
れている動作プログラム5を読み出し、これに従って所
要の動作を開始する。動作を行う上で必要に応じ、動作
プログラム5の一部又は全部をRAM3へ転送する事は
あるが、この場合でもROM2に搭載されている動作プ
ログラム5は消される事はなく残っている。RAM3
は、CPU1が制御や演算を行う上で一時的に記憶する
必要のあるデータ、例えばシステムデータやシステムデ
ータを書き換える際の保護のためのパスワード等を記憶
している。パスワードはシステムの立上げ時、即ち、通
信機31の電池を交換した後に、押ボタン40により任意に
設定出来る。
【0008】RAM3に収納されたシステムデータの書
き換えには、改めて押ボタン40からパスワードを入力
し、これがRAM3に収納されているパスワードと一致
した時のみ書換えが行われるようになっている。ROM
2には種々の形式のものが使用されているが、携帯通信
機のごとく、小形で持運びつつ動作させる必要のあるも
のには、紫外線照射によってのみ記憶データを消去する
ことが出来、書き換えを可能とすることの出来る集積回
路素子が、専用のソケットに挿入されて用いられてい
る。この様な素子は情報の記憶維持に電源を必要としな
いので、通信機31の電源部28の電池(図示しない)を交
換する様な場合でも、プログラムが消えてしまう事がな
い。
【0009】しかし、動作プログラム5は永久不変のも
のではなく、例えば次の様な場合に変更を必要とする。
通信機31の一例として携帯用電話器の場合について説明
すると、電話器で通話相手方へのルート選択に於いて、
2ルート以上の異る電話会社線の中から、料金の安いル
ートを自動的に選択して、最適ルートを選ぶ動作が必要
であり、動作プログラム5の中に、そのためのプログラ
ムも含まれている。
【0010】しかし、料金はしばしば変更されるもので
あり、その結果、旧いプログラムでは現状に合わない結
果が出る事もあり、使用者に不利益を与えないためには
各電話会社の料金の改定のたび毎に、過去に製造販売さ
れた、上記プログラムを含む数万台にも及ぶ多数の電話
器の動作プログラム5を短期間で交換する事が必要であ
る。
【0011】図11は従来の通信機31にROM2が用いら
れている状況を示す通信機内部構造図である。図に於て
2、8、9は図9、図10と同様である。6はROM2を
挿入するソケット、7はソケット6を取付けてある基
板、18はROM2の表面に記入された動作プログラム5
の形式番号である。図は、説明の都合上、筺体カバー9
をはずしかけた状態を示している。
【0012】図には示していないがCPU1やRAM3
あるいはそれらを含めた回路構成上必要な電子部品は他
にも多数あり、大部分が基板7の上に配置されているが
説明の必要がないでの省略している。ROM2は一般に
20〜40本程度の電極足10が設けられているため、ROM
2をソケット6へ挿入したり、取はずしたりする作業は
手作業で、細心の注意を払って実施しなければ、足が折
れ曲ったりソケットが故障したり、周囲の他の部品を傷
付けたりする場合がある。
【0013】即ち、ROM2の交換は、素人にはむつか
しく、専門の技術者でも、慎重に行わねばならないため
1台だけなら簡単だが、台数が多いと疲労の大きい、作
業効率の悪い作業である。
【0014】動作プログラム5の交換を必要とする通信
機31の所有者を特定して、交換用のROM2を郵送する
等の方法は、販売台数が大変多いことと、交換作業が前
述した通り、素人にはむつかしいと言う理由から不可能
であるため、ROM2の交換方法は、まず通信機31の製
造メーカが、交換を必要とする形式のプログラム5の形
式番号18を一般使用者に対して公表し、電器店や電話局
に新しい動作プログラム5を搭載した交換用のROM2
と、交換作業を行う技術者とを待機させ、使用者が持参
した通信機31を、1台づつ交換作業する方法がとられて
いる。
【0015】ROM2に搭載されている動作プログラム
5の形式番号を、所有者が知るためには、筺体カバー9
を開き、複雑に配置された図示しない多くの電子部品の
中から、ROM2をさがし出し、そこに書かれた形式番
号18を読む必要があるため、素人の一般所有者には困難
である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯通信機は以
上の様に構成されているので、第1の課題として、通信
機1台のみであれば、動作プログラムの交換はさほど手
間のかかる作業でもないが、販売された大量の通信機の
プログラムを一せいに交換作業する場合には、実務上は
作業技術者の数にもかぎりがあるので、交換のため通信
機を持参した所有者が長時間順番待ちしなければならな
かったり、あるいは、通信機を電器店に数日間預ける必
要が生じ、その間通信機を使用出来ないなどの不便が生
じる等、短時間で交換出来ないと言う意味で作業性が良
くないと言う問題点があった。
【0017】又、第2の課題として、RAMに収納して
いるシステムデータの書き換えには、システム立上げ時
にRAMに登録した暗証番号による保護が、なされてい
るとは言え、暗証番号を知らなくても任意に登録し直せ
ば、システムデータの書き換えは自由に行う事が出来
る。又、ROMの交換作業には、何の保護も行われてい
ないため、悪意の第3者が存在した場合、改造した動作
プログラムを含むROMと容易に交換されてしまうと言
う問題があった。
【0018】又、第3の課題として、長期の使用期間中
には、通信機の所有者は、所有する通信機に搭載されて
いる動作プログラムの形式番号が何であったか、忘れて
しまうのが普通である。又、所有者が通信機を外部から
見るだけでは、その動作プログラムの形式番号がわから
ないようになっている。このため、通信機メーカがプロ
グラム交換の呼掛けを行っても、所有者が交換の申出を
行わず、結果的に現状に適合しない動作プログラムを有
する通信機が、そのまま使用され続けると言う問題があ
った。
【0019】又、第4の課題として、専門の作業者が行
う場合でも動作プログラムの交換、即ちROMの交換に
は専用の交換機等はなく、1台ずつ手作業で行わざるを
得ないため作業効率が低いと言う問題があった。
【0020】この発明は上記のような問題点を解消する
ために、なされたもので、1つは動作プログラムの交換
作業を、それほどの慎重さを必要としない簡易な作業に
変える事により、大量の通信機の動作プログラムの一斉
交換作業の作業性を向上することであり、これにより、
プログラムの交換のため通信機を持参した所有者の待ち
時間を減らす事を目的としている。
【0021】又、第2には、上記交換作業を容易にする
とは言え、容易すぎて、悪意の第3者による改造等が簡
単に行われることのないようなシステムあるいは構造に
する事を目的としている。
【0022】又、第3には、現在使用中の通信機に搭載
されている動作プログラムが、いかなる型式のものであ
るかが、技術には全く素人の一般所有者にも容易に知る
ことが出来、かつ又、プログラムの形式番号を記憶して
おく必要がないようにすることである。
【0023】又、第4には、プログラムの書き換え作業
効率を向上し、プログラム書き換えのため、通信機を持
参した所有者の書き換え待ち時間を、更に減らす事の出
来るプログラム書き換え装置を提供するものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明に係る携帯通信
機及びそのプログラム書き換え装置の内、携帯通信機に
ついては以下の手段を用いる。第1には、その動作プロ
グラムを記憶する記憶素子として、電源無しで記憶の維
持が可能で、電気信号によって情報の読み出しと書き込
みが可能なRAMを用い、書き換えるべき新しい動作プ
ログラムを外部の装置から読み込むための電気式又は光
式コネクターを有するインターフェース部を有し、前記
新しい動作プログラムをRAMへ書き込むための通信機
内の動作を規定した初期プログラムを収納したROMを
有するものである。
【0025】更に、この初期プログラムは、製造者のみ
が知っていて、所有者には知らせていない携帯通信機の
個有の暗証番号データを含み、又、外部装置から入力さ
れた暗証番号と前記個有の暗証番号とを対比し、これが
一致した場合のみ、前記RAMへの新動作プログラムの
書き込み動作を開始するものである。
【0026】第2には、第1の手段に更に加えて、前記
新しい動作プログラムを外部装置から読み込むインター
フェース部のコネクタとして、通信機の筺体内に設けら
れていて、外面に露出していないコネクタを用い、か
つ、このコネクタをおおう筺体カバーにスイッチを設け
るものであり、このスイッチは通信機の電源に接続され
ているものである。
【0027】第3には、第1又は第2の手段に加えて更
に、通信機を動作させたとき、現に搭載している動作プ
ログラムの形式番号が表示される、表示装置が通信機外
面に設けられているものである。
【0028】次にプログラム書き換え装置については、
第1の手段に示す通信機の動作プログラムを書き換える
ため、外部から通信機に動作プログラムを送り込むプロ
グラム書き換え装置であって、複数台の通信機に同時に
アクセスする電気式又は光式コネクタ付の複数個のイン
ターフェースと、このインターフェースに接続された複
数台の通信機の、第1の手段に示す暗証番号を、入力す
る装置とを有するものにすることである。
【0029】
【作用】この発明による通信機の、手段の第1に示すよ
うに構成されているものは、動作プログラムがRAMに
収納されるため、その書き換えに際してはインターフェ
ース部に設けられたコネクタを外部装置に接続し、新し
い動作プログラムを外部装置から読み込むことで、動作
プログラムの書き換えが出来る。又、ROMに搭載され
た初期プログラムに書込まれた暗証番号と同じ番号を、
外部装置から入力しないと動作プログラムの書き換えが
開始されない。
【0030】手段の第2に示す構成の通信機は、新しい
動作プログラムを読み込むコネクタが、通信機の内部に
設けられていて、筺体のカバーを分解しなければ、書換
えのためのコネクタが接続出来ないので不用意な悪戯が
行われない作用がある。又筺体カバーに設けられたスイ
ッチにより、筺体カバーを開くと通信機の電源が切れ、
同様に安易な悪戯防止の作用がある。
【0031】手段の第3に示す構成の通信機は、前記第
1の手段による作用、及び第2の手段による作用に加え
て、更に通信機を動作させたときに、操作者が通信機表
面に表示された動作プログラムの形式番号を読みとるだ
けで、特別な技術的知識を必要とせずに、現に、この通
信機に搭載されている動作プログラムの形式が何である
か、容易に知る事が出来ると言う作用がある。
【0032】手段の第4に示す構成のプログラム書き換
え装置は、1台のプログラム書き換え装置が、同時に複
数台の通信機の動作プログラムを同時に書き換えること
が出来る。従って大量の通信機の動作プログラムの書き
換え作業の効率を高くする様に作用する。
【0033】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図1
の制御部ブロック図により説明する。図に於て1,3〜
5と30は従来と同様であるので説明を省略する。11は、
読み書き可能な記憶素子であって、記憶の保持に電源を
必要としないもの(以後EEPROMと言うが、例え
ば、フラッシュメモリ、ELECTRICALLY E
RASABLE AND PROGRAMMABLE
ROM等がある)、12は、EEPROM11と図示しない
外部装置とを接続するためのインターフェース部、13
は、インターフェース部12と外部装置を接続する電気式
又は光式のコネクタである。
【0034】14は、動作プログラム5が、搭載されてい
るか否かに関係なく、外部装置(図示しない)からコネ
クタ13及びインターフェース部12を経由して動作プログ
ラム5を読み込み、EEPROM11に書き込む動作を行
うための初期プログラム書込装置(以後IPLと言
う)、15は、IPL14に組込まれた読み出し専用で、記
憶保持に電源を必要としない記憶素子である。素子ハー
ドウェアはROM2と同じ物であるが使われている場所
が異なるので、区別するため便宜上以後、IPLROM
と言う。16はIPL14に前記の所定の動作をさせる初期
プログラムでありIPLROM15に搭載されている。19
は初期プログラム16中に含まれた通信機31の個有の暗証
番号である。暗証番号は所有者には知らせず通信機31の
製造者だけが知っているものである。
【0035】実施例1の構成をより詳しく説明するた
め、表1に図1の製造部30の初期プログラム16と動作プ
ログラム5に含まれるプログラムやデータの概要を示
す。表1に於て動作プログラム5は更に詳細に分ける事
も可能であるがここでは必要がないので詳細は示さな
い。
【0036】
【表1】
【0037】図1の制御部30に於て、EEPROM11は
電源が無くても記憶の維持が可能であるので、電源部28
の電池(図示していない)を交換するため取はずす等の
場合にも、記憶している動作プログラム5が失われる事
は無い。又、EEPROM11は記憶している情報の書き
換えが電気信号のみによって容易に行うことが出来るの
で、搭載している動作プログラム5を書き換える必要が
生じた場合には、次の手順によって動作プログラム5を
書き換える。
【0038】まず、書き換えるべき新しい動作プログラ
ム5を有する外部装置(図示しない)をコネクタ13に接
続する。次に初期プログラム16に含まれている暗証番号
19と同じ入力番号(図示しない)を図示しない外部装置
に入力する。外部装置からコネクタ13を通じインターフ
ェース部12へ前記入力番号が送られると、通信機内では
記憶されている旧い動作プログラム5が停止し、初期プ
ログラム16が起動して以下の動作が初期プログラム16に
従って進められる。
【0039】まず、制御部30では、送られて来た入力番
号と、もともと初期プログラム16内に含まれている通信
機個有の暗証番号19との比較を行い、互に一致した場合
には、一致信号(図示しない)を発信する。この一致信
号を受けて外部装置は、新しい動作プログラム5を制御
部30に向けて送信し、制御部30ではEEPROM11内に
新しい動作プログラム5が書き込まれる。この時、当
然、旧い動作プログラム5が消去されることになるが、
プログラムの書き換え等、上記の一連の動作は全て、I
PL14に含まれる初期プログラム16によって行われてい
るので、全く何の支障も生じない。
【0040】ここで、通信機個有の暗証番号19とは、そ
の通信機の形式の個有番号であって、この通信機の製造
者のみが把握しているものである。これにより悪意の第
3者、例えば通信機所有者の悪戯によるプログラムの改
造の機会を減らすことが出来る。
【0041】実施例2.実施例2の通信機の一実施例を
図2の斜視図に示す。図中7〜9は従来例と同様である
ので説明を省略する。13は図1に於けるコネクタ13の取
付状態を示している。29は筺体カバー9の開閉によって
動作するスイッチである。図2に於ては筺体カバー9を
開かなければコネクタ13に、外部装置(図示しない)の
接続を行うことが出来ない構造となっていて、一定レベ
ルの知識を有するものでなければ操作が出来ない構造と
なっている。
【0042】図2に示す通信機のスイッチ29を含む回路
の一例を図3の電源回路図に示す。図中31は通信機全体
を示し、32は電源部28の電池、33はダイオードである。
コネクタ13の端子aは電池32のプラス極に、又端子bは
ダイオード33のカソード側に接続された上、制御部30の
電源端子のプラス側に接続されている。35はコネクタ13
に挿入される外部装置(図示しない)の相手方コネクタ
でa,b端子が互に短絡されている。コネクタ13と相手
方コネクタ35のa,b以外の端子には、図示しないがプ
ログラムを伝送するための配線が接続されている。
【0043】スイッチ29は筺体カバー9を閉じれば閉と
なり、筺体カバー9をはずすと開となるので、筺体カバ
ー9をとりはずした状態では無線通信部34に電源が供給
されず、通信は出来ない。筺体カバー9を閉じれば無線
通信部34には直接に、又ダイオード33を通じて制御部30
へも電源が供給され、通信機31内の全回路が動作可能と
なる。
【0044】コネクタ13は挿入すべき相手方コネクタ35
の短絡回路により、相手方コネクタ35を挿入すること
で、スイッチ29が閉じていなくても、制御部30にのみ電
源が供給される。したがって筺体カバー9を開き、短絡
回路を設けた専用の相手方コネクタ35を用いれば、プロ
グラムの書き換えを行う準備が整えられ、又書き換え中
に外部から通話呼出しがかかる等の不具合も防止でき
る。
【0045】図3に示したコネクタ13と相手方コネクタ
35とによる、短絡回路に代る方法として、基板7上に短
絡スイッチを設ける方法でもよい。又基板上に適当な短
絡専用のコネクタを設けてもよい。又フォトダイオード
やリードスイッチを用いる等してもよい。
【0046】実施例3.図4に本発明実施例3の通信機
の外形の一例図を示す。図中17は従来例に示す表示装置
と類似の表示装置であるが、下記に示す形式番号18の表
示機能を有するものである。動作プログラム5の形式番
号18は、通常の通信操作には全く必要がないが、通信機
が動作することによって表示装置17上に自動的に表示さ
れる。
【0047】通信機の操作者は形式番号18を読むことに
より、又一方で、通信機メーカや電話局から公表される
更新を要するプログラム形式番号を知ることにより、自
分が所有する通信機31の動作プログラム5が更新を要す
るものか否か判断することが出来る。
【0048】図4の形式番号18を表示するための通信機
ブロック図を図5に示す。EEPROM11内の、動作プ
ログラム5の中に収納されている動作プログラムの形式
番号18は、通信機31の電源を投入した時、一担RAM3
に転送された後、レジスタ36に読出される。レジスタ36
のデータはドライバ37を経由して表示装置17を駆動する
結果、表示装置17に動作プログラム5の形式番号18が表
示される。なお、形式番号18は動作プログラム5の中に
書き込まれているため、動作プログラム5を更新すると
形式番号18も更新される。
【0049】実施例4.図6は本発明のプログラム書き
換え装置の構成の一例を示すブロック図である。図に於
て20は、プログラム書き換え装置、21は、プログラム書
換え装置20を制御する中央処理装置(以後CPUと言
う)、22は、書き換えるべき、通信機31の新しい動作プ
ログラムを収納した記憶装置であり、例えばフロッピー
ディスク、あるいは読み出し専用記憶素子等が用いられ
ている(以後F.Dと言う)。23は、プログラム書き換
え装置20を、人が操作するためのキーボードで、暗証番
号を入力することが出来る(以後T.Bと言う)。
【0050】24は、通信機31と結合するための相手方コ
ネクタ35を有するインターフェースであり、以後I.F
と言うI.F24とコネクタ35とは複数組用いられてい
る。25は、CPU21と、F.D22とT.B23と複数個の
I.F24とを互に接続する通信母線である。
【0051】通信機31は複数台がプログラム書換え装置
20に接続された状態を示している。プログラム書換え装
置20では、厳密な意味では複数の相手方コネクタ35に完
全に同時に同じ出力が出力される必要はなく、いわゆる
タイムシエアリングあるいはバッチ処理手法等により、
人が同時と感じる程度に同時に出力を行う事で十分であ
る。
【0052】プログラム書換え装置20の外形の一例を図
7に示す。プログラム書換え装置20を使用する上では、
まず、新しい動作プログラムをF.D22に装荷した上
で、複数個の相手方コネクタ35に必要な台数の通信機31
を接続する。次に、通信機31の接続台数相当分の個有暗
証番号19と同じ番号(以後、入力番号と言う)をT.B
23から入力する。
【0053】全ての入力が完了した後に、書き換え開始
指令をT.B23から入力すれば、プログラム書換え装置
20は、複数の通信機31に順次入力番号を送り、通信機31
の内実施例1に示した一致信号が返信されて来たものに
対して、新しい動作プログラムを送信する。通信機31は
実施例1に説明した動作により、新しい動作プログラム
を読込んで、旧い動作プログラムを書き換える。
【0054】実施例5.図8に本発明の他の実施例5の
電源回路の一部分を示す。図に於て41は外部の光を受け
て電圧を発生する光発電素子、42はRAM3に専用的に
用いられる充電可能なRAM専用電池でその片極は光発
電素子41及びRAM3の電源端子の片極に接続されてい
る。43は通信機31の電源を入切するため、電池32に接続
されたスイッチ、44は逆流防止ダイオードであり、光発
電素子41の逆流防止及びRAM専用電池42への逆流防
止、及び電池32への逆流防止のため用いられている。
【0055】図8の場合、RAM3の必要な電圧は少く
ともRAM専用電池42で常時確保されており、電池32を
交換のため取はずしても記憶している動作プログラム5
が消えることはない。又RAM専用電池42は光発電素子
41、あるいは電池32により、機会ある毎に充電される。
この方法によれば動作プログラム5の記憶素子として、
一般的には高価であるEEPROM11を用いる代りに安
価なRAM3(いわゆるスタティックRAM)を用いる
事が出来、経済的であると言う効果を有する。
【0056】
【発明の効果】この発明の携帯通信機は動作プログラム
の記憶素子に読み出し専用素子を用いておらず、記憶保
持に電源を必要とせず読み書き可能な記憶素子を用いて
いるので、動作プログラムの変更に際しては、手間のか
かる読み出し専用素子の抜きとり、挿入作業が無くな
り、信号によって動作プログラムの書き換えが可能とな
るので、大量の携帯通信機の書き換えを一斉に行う上で
作業性が向上すると言う効果を有する。
【0057】又一方、通信機個有の暗証番号を知ってい
なければ動作プログラムの書き換えが出来ないので不用
意な書き換えが防止出来ると言う効果を有する。又、プ
ログラムを送り込むコネクタは通信機の筺体内に設けら
れており、筺体カバーを開かなければコネクタの接続が
出来ず、筺体カバーを開くと筺体カバーに設けたスイッ
チにより通信機の動作が停止するので、通信機を再起動
する知識を有するか、又は、通信機を再起動する設備を
有する者でなければ、動作プログラムの書き換えを行う
ことは出来ず、素人の悪戯による動作プログラムの書き
換えを防止出来ると言う効果を有する。
【0058】又、現に使用している動作プログラムの形
式番号が通信機の表示装置上に表示されるので、通信機
の所有者が、使用中の動作プログラムの形式番号を記憶
している必要がなく、任意の時に容易に知る事が出来る
ので、使用している動作プログラムが交換を必要とする
ものであるか否かの判断が、所有者にもいつでも容易に
行うことが出来ると言う効果を有する。
【0059】又、この発明の携帯通信機用プログラム書
換え装置は、同時に複数台の携帯通信機の動作プログラ
ムを書き換える事が出来るので、プログラム書き換え作
業の作業効率が向上し、書き換えを希望する所有者の待
ち時間を減らす事が出来ると言う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による通信機の制御部ブロ
ック図である。
【図2】この発明の実施例2による通信機の斜視図であ
る。
【図3】図2の通信機の電源回路図である。
【図4】この発明の実施例3による通信機の外形図であ
る。
【図5】図4の通信機の通信機ブロック図である。
【図6】この発明の実施例4によるプログラム書き換え
装置のブロック図である。
【図7】図6のプログラム書き換え装置の外形図であ
る。
【図8】本発明の他の実施例5の電源回路である。
【図9】従来の電話装置のブロック図である。
【図10】図8の通信機の外形図である。
【図11】図9の通信機の内部構造図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置 3 読み書き可能な記憶素子 5 動作プログラム 8 筺体 9 筺体カバー 11 電源無しで記憶可能であって読み書き可能な記憶素
子 12 インターフェース部 13 電気式又は光式コネクタ 15 読み出し専用記憶素子 16 初期プログラム 17 表示装置 18 形式番号 19 暗証番号 20 プログラム書き換え装置 28 電源部 29 スイッチ 31 携帯通信機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置を有するプログラム制御式
    の携帯通信機において、電源無しで記憶可能であって電
    気信号により書き換えが可能な読み書き可能記憶素子
    と、携帯通信機として動作するための動作プログラムを
    外部装置から読み込むための電気式又は光式コネクター
    を備えたインターフェース部と、前記動作プログラムを
    読み込んで前記読み書き可能記憶素子へ書き込み動作を
    行うための初期プログラムを記憶した読み出し専用記憶
    素子とを備え、該初期プログラムは、該携帯通信機の個
    有暗証番号を備え外部装置から入力された暗証番号と前
    記個有暗証番号とが一致した場合のみ前記動作プログラ
    ムの書き込みを開始することを特徴とする携帯通信機。
  2. 【請求項2】 動作プログラムを外部装置から読み込む
    ための請求項1記載のコネクターが、携帯通信機の筺体
    内に内設され、通信機の電源回路に接続されたスイッチ
    に連動する筺体カバーにより、隠蔽されていることを特
    徴とする請求項1記載の携帯通信機。
  3. 【請求項3】 筺体外面に電気信号によって動作する表
    示装置を有し、記憶している動作プログラムを動作させ
    る事により、該動作プログラムの形式番号を前記表示装
    置に表示する事を特徴とする請求項1又は2記載の携帯
    通信機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の携帯通信機に、前記動作
    プログラムを送り込むためのプログラム書き換え装置に
    於て、複数台の携帯通信機に、同時に接続するための電
    気式又は光式コネクターを有する複数のインターフェー
    ス部と、該インターフェース部に接続された複数の携帯
    通信機がそれぞれに有する請求項1記載の個有暗証番号
    に相応する番号を入力する入力装置とを有する事を特徴
    とする、請求項1記載の携帯通信機のプログラム書き換
    え装置。
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