JPH0645867B2 - 雰囲気熱処理制御装置 - Google Patents

雰囲気熱処理制御装置

Info

Publication number
JPH0645867B2
JPH0645867B2 JP10911484A JP10911484A JPH0645867B2 JP H0645867 B2 JPH0645867 B2 JP H0645867B2 JP 10911484 A JP10911484 A JP 10911484A JP 10911484 A JP10911484 A JP 10911484A JP H0645867 B2 JPH0645867 B2 JP H0645867B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
unit
furnace
feedback control
atmosphere
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10911484A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60251265A (ja
Inventor
正博 松本
賢治 川手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP10911484A priority Critical patent/JPH0645867B2/ja
Publication of JPS60251265A publication Critical patent/JPS60251265A/ja
Publication of JPH0645867B2 publication Critical patent/JPH0645867B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C8/00Solid state diffusion of only non-metal elements into metallic material surfaces; Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive gas, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
    • C23C8/06Solid state diffusion of only non-metal elements into metallic material surfaces; Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive gas, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using gases
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D1/00General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
    • C21D1/74Methods of treatment in inert gas, controlled atmosphere, vacuum or pulverulent material
    • C21D1/76Adjusting the composition of the atmosphere

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、雰囲気熱処理制御装置、詳しくは、雰囲気ガ
スを用いて対象物を炉で熱処理する雰囲気熱処理制御装
置に係るものである。
[従来技術] 従来、第6図(イ),(ロ)の従来例に係る雰囲気熱処
理制御装置に示す如く、炉32、52内の雰囲気ガス組
成を濃くするための雰囲気ガス、例えば、吸熱形ガス又
はエンリッチガスと、組成を薄くするための雰囲気ガ
ス、例えば窒素ガス又はキャリアガスとを導入し、上記
組成を濃くするための雰囲気ガスと組成を薄くする雰囲
気の2種類の雰囲気ガスを炉32、52へ導入してい
た。また炉32、52にてはこの雰囲気ガスを用いて対
象物の熱処理、例えば、鋼の焼なまし、焼ならし、焼入
れ、ろう付け、焼結、ガス浸炭、復炭、窒化等を行って
いた。そして炉32、52内のガス濃度の制御は、この
ガス濃度を検出する分析計33、53と、この分析計3
3、53にて検出されたガス濃度に基づいて、調節信号
を出力する調節計35、55と、この調節信号に応じて
エンリッチガス又は吸熱形ガスのガス流量を調節する操
作部36、56とにより行われていた。
ところが、二種類の雰囲気ガスを炉32、52へ供給し
なければならず雰囲気ガス発生装置をそれに応じて各々
二種類設ける必要がある。即ち、ガス吸熱形又はエンリ
ッチガスは、例えば、空気と燃料とから燃焼により、雰
囲気ガス発生装置にて発生される。この燃焼制御は簡単
な制御が行なわれるのみである。このため窒素ガス又は
キャリアガスにより雰囲気ガスの組成、全体流量を調整
しなければならない。よって、窒素ガス又はキャリアガ
スについても雰囲気ガス発生設備を設ける必要がある。
従って設備が大規模になるという欠点があった。また上
記操作部33、56が上記二種の内の一方の雰囲気ガス
のみを調整しているため、炉32、52内の複雑なガス
状態に応じてガスの組成制御を行うことができなかっ
た。しかも、ガスの全体流量制御を正確に行うことがで
きなかった。
[発明の目的] そこで、本発明の目的は、設備の小型化、簡素化を図
り、雰囲気ガスの制御精度を高め得る雰囲気熱処理制御
装置を提供することにある。
[発明の構成] かかる目的を達成するための本発明の構成は空気と燃料
とを導入し、該空気と燃料とから燃焼により雰囲気ガス
を発生し、当該雰囲気ガスを炉へ排出する雰囲気ガス発
生部と、 上記雰囲気ガスを用いて対象物を熱処理する炉と、 該炉内のガス状態量を検出する検出部と、 該検出部にて検出されたガス状態量に基づいて、上記雰
囲気ガス発生部に導入される空気又は燃料のいずれか一
方に係る流量を調節することにより、上記炉へ排出され
る雰囲気ガスの組成をフィードバック制御するフィード
バック制御部とを備えたことを特徴とする雰囲気熱処理
制御装置を要旨としている。
[実施例] 以下に本発明を実施例を挙げて図面と共に説明する。
第1図は第1実施例に係る雰囲気熱処理制御装置の構成
を示すブロック図である。図において、1は空気と燃料
とを導入し、当該空気と燃料とから燃焼により雰囲気ガ
スを発生し、当該雰囲気ガスを炉2へ排出する雰囲気発
生装置であり、炉2は上記雰囲気ガスを用いて低炭素鋼
へガス浸炭を行っている。そして3は炉2内のガス状態
量、例えばガス圧力、ガス濃度、露点、温度等を検出す
る分析計であり、例えば酸素センサ、一酸化炭素分析
計、二酸化炭素分析計、露点計である。
また、4は上記ガス状態量に係る目標値を設定する設定
部、5は分析計3からの実測値と上記設定部4からの目
標値との偏差を算出し、該偏差に応じた調節信号を出力
する調節部、6は上記調節部5からの調節信号に基づい
て上記雰囲気ガス発生装置1に導入される空気の流量を
調節する流量調節弁である。また上記設定部4、調節部
5、流量調節弁6からフィードバック制御部は構成され
ている。以上、述べた如く、本実施例によれば雰囲気ガ
ス制御装置1から炉2へ排出する雰囲気ガスを予め一種
類にしているため雰囲気ガスの品質を均質化し得る。し
かも雰囲気ガス発生装置1、分析計3、フィードバック
制御部を小型化、簡素化し得る。従って、燃料費を低減
することが可能となる。
なお、上記雰囲気ガスは例えば発熱形ガス、窒素形ガ
ス、吸熱形ガス、木炭ガス、発熱吸熱ガス、アンモニア
形ガス等が挙げられる。更に熱処理の対象の相違により
混合空気に対して一酸化炭素と水素の少ないリーンガス
又は一酸化炭素と水素の多いリッチガスが用いられる。
次に第2図に示す如き第2実施例に係る雰囲気熱処理制
御装置について説明する。
図において、第1実施例と同様に、11は雰囲気ガス発
生装置、12は炉、13は分析計、14は設定部、15
は調節部、16は空気流量調節弁である。
そして17は上記炉12内のガス圧力を検出する炉圧
計、18は上記炉圧計17にて検出された上記ガス圧力
に係る目標ガス圧力値を設定する圧力設定器、19は上
記ガス圧力と上記目標ガス圧力値との偏差を算出する演
算部、20は燃料の流量調節弁である。
そして第1フィードバック制御部は、設定部14、調節
部15、流量調節弁16から構成され、第2フィードバ
ック制御部は、圧力設定器18、演算部19、流量調節
弁20とから構成される。
かかる第1フィードバック制御部は分析計13にて検出
されたガス状態量に基づいて、上記雰囲気ガス発生装置
11に導入される空気の流量を調節することにより、上
記炉へ排出される雰囲気ガスの組成をフィードバック制
御する。
他方、第2フィードバック制御部は、燃料の流量を調節
することにより、上記炉へ排出される雰囲気ガスの流量
をフィードバック制御する。
この場合、第1フィードバック制御部にて雰囲気ガスの
組成が一定に調節されていることから、第2フィードバ
ック制御部にて自由に炉圧制御、すなわち全体流量の制
御をし得る。
以上述べた如く、本実施例によれば、雰囲気ガス制御装
置11から炉12へ排出する雰囲気ガスを予め一種類に
して炉12へ供給しているため雰囲気ガスの組成を均質
化し炉17内での処理を安定化し得る。又、雰囲気ガス
発生装置11へ供給される空気、燃料のみを制御してい
るため、雰囲気ガス発生装置11、分析計13、フィー
ドバック制御部を小型化、簡素化し得る。従って、燃料
費を低減することが可能となる。
そして、炉17内のガス状態に応じて空気の流量を調節
することにより雰囲気ガスの組成を制御するとともに、
燃料の流量を調節することにより雰囲気ガスの流量制御
を同時に行っているため雰囲気ガスの制御精度を高める
ことが可能である。
尚、炉圧計17の替わりに、流量計を用いても良い。
次いで、第3図に示す如き第3実施例に係る雰囲気熱処
理制御装置について説明する。図において、第1実施
例、第2実施例と同様に21は雰囲気ガス発生装置、2
2は炉、24、28は設定部、25、29は調節部、2
6、30は流量調節弁である。そして、123は炉22
内のガス中の二酸化炭素濃度を検出する二酸化炭素分析
計、124は、炉22内のガス中の一酸化炭素を検出す
る一酸化炭素分析計である。
かかる構成を更に詳しく説明する。本実施例に係る雰囲
気熱処理制御装置は、上記炉22内の雰囲気ガスの一酸
化炭素と二酸化炭素の濃度に係る実測値を各々検出する
二酸化炭素分析計123,一酸化炭素分析計124を有
し、上記ガス濃度の比、即ち一酸化炭素分圧Pcoの2乗
と二酸化炭素分圧Pcoとの比(Pco)2/Pcoに係る
目標値を設定する設定部24を有している。
また、雰囲気熱処理制御装置は、上記一酸化炭素と二酸
化炭素との実測値の比と上記目標値との偏差を算出し、
当該偏差に応じた調節信号を出力する調節部25と、該
調節信号に基づいて空気の流量を制御する流量調節弁2
6とを有する。
更に、雰囲気熱処理制御装置は、二酸化炭素濃度の目標
値を設定する設定部28と、二酸化炭素分析計123に
て検出された二酸化炭素の実測値と上記目標値との偏差
を算出し、当該偏差に応じて調節信号を出力する調節部
29と、該調節信号に基づいて燃料の流量を制御する流
量調節弁30とを有する。
なお、第3フィードバック制御部は、設定部24、調節
部25、流量調節弁26とから、第4フィードバック制
御部は、設定部28、調節部29、流量調節弁30とか
ら構成される。
したがって、第3フィードバック制御部は、上記炉22
内のガス中の一酸化炭素と二酸化炭素との濃度に係る比
を目標比にフィードバック制御するとともに、上記第4
フィードバック制御部は、上記炉22内の上記二酸化炭
素のガス濃度を所定の目標値にフィードバック制御する
よう構成されている。
以上述べた如く、本実施例によれば、雰囲気ガス発生装
置21から炉22へ排出する雰囲気ガスを予め一種類に
して炉22へ供給しているため、雰囲気ガスの組成を均
質化し、炉22内での処理を安定化し得る。又、雰囲気
ガス発生装置21へ供給される空気、燃料のみを制御し
ているため、雰囲気ガス発生装置21、分析計23、フ
ィードバック制御部を小型化・簡素化し得る。従って、
燃料費を低減することが可能である。
そして、炉22内のガス状態に応じて空気の流量を調節
することにより雰囲気ガスの組成を制御するとともに、
燃料の流量を調節することにより雰囲気ガスの流量制御
を同時に行っているため雰囲気ガスの制御精度を高める
ことができる。
又、(Pco)2/Pcoは、いわゆるポテンシャル・ファ
クターと呼ばれており、本実施例にては、ポテンシャル
・ファクターを一定値に保っている。従って雰囲気ガス
にすすが発生し、材料が真黒になる不良品が発生するこ
とを防止し製品の歩留りを高めることが可能である。
次に、フィードバック制御をマイクロプロセッサ200
を用いて実現した第4実施例について説明する。即ち、
第4図に示す如く設定部、調節部、圧力設定器、演算器
等に代えて入力部201、CPU202、RAM20
3、バックアップRAM204、ROM205、出力部
206を有するマイクロプロセッサ200を接続し雰囲
気ガスを制御する。いいかえれば、分析計223、22
4から炉222のガス状態量に係るアナログ信号を入力
部201のA/D変換器・マルチプレクサ等のを用いて
ディジタル信号にA/D変換する。
そして、当該ディジタル信号を一旦RAM203に格納
した後、予めROM205に格納された実施例に係る雰
囲気ガスフィードバック制御プログラムを用いて、RA
M203に格納された上記ディジタル信号に基づいてC
PU202にて所定の演算処理を行い、処理されたデー
タに応じて出力部206の駆動回路から流量調節弁22
6、230へ調節信号を出力し、雰囲気ガス発生装置2
21を制御するよう構成している。
次に上記制御プログラムについて説明する。第5図にこ
の制御プログラムのメインルーチンを示す。図において
300は二酸化炭素分析計223,一酸化炭素分析計2
24からの信号を入力し一酸化炭素、二酸化炭素の濃度
,Cを検出するステップを表わす。301はポテ
ンシャル・ファクターFを計算するステップを表わす。
ポテンシャル・ファクターはF=C1 2/Cで与えられ
る。302は処理対象、処理条件により目標ポテンシャ
ル・ファクターFを設定するステップを表わす。30
3はポテンシャル・ファクターFと目標ポテンシャル・
ファクターFとが等しいか否かを判定するステップを
表わす。304はポテンシャル・ファクターFと目標ポ
テンシャル・ファクターFとの偏差を算出するステッ
プを表わす。305は上記偏差F−Fに応じて雰囲気
ガスの組成を制御するための制御量を設定するステップ
を表わす。306は上記制御量に基づいて出力部206
から電磁弁226へ制御信号を出力し電磁弁206を駆
動するステップを表わす。次いで307は処理対象、処
理条件により目標二酸化炭素濃度Cを設定するステッ
プを表わす。308はステップ300にて検出された二
酸化炭素濃度Cと目標二酸化炭素濃度Cとが等しい
か否かを判定するステップを表わす。309は二酸化炭
素濃度Cと目標二酸化炭素濃度Cとの偏差が算出す
るステップを表わす。310は上記偏差C−Cに応
じて雰囲気ガスの全体流量を制御するための制御量を設
定するステップを表わす。311は上記制御量に基づい
て出力部206から電磁弁230へ制御信号を出力する
ステップを表わす。
上記の如き構成において、まずメインルーチンの処理が
開始されると、ステップ300、301、302と処理
され、次いでステップ303にてF≠Fと判定された
場合はF=Fとなるようステップ304、305の処
理が行われて、ステップ306へ移行しステップ306
にて電磁弁226が駆動される。ステップ303にてF
=Fと判定された場合はそのままステップ307へ移
行する。
次いでステップ307の処理が行われた後、ステップ3
08にて、C≠Cと判定された場合はC=C
なるようステップ309、310の処理が行われた後ス
テップ311へ移行し、ステップ311にて電磁弁22
6が駆動される。ステップ308にてC=Cと判定
された場合はそのままステップ300に戻り、以後繰り
返し同様な処理が行われ、雰囲気ガスの組成と全体流量
とが制御される。
以上述べた如く、本実施例によれば、雰囲気ガス発生装
置221から炉222へ排出する雰囲気ガスを予め一種
類にして炉222へ供給するため、雰囲気ガスの組成を
均質化し、炉222内での処理を安定化し得る。又、雰
囲気ガス発生装置221へ供給される空気、燃料のみを
制御しているため雰囲気ガス発生装置21、分析計22
3、フィードバック制御部を小型化・簡素化し得る。従
って燃料費を低減することが可能である。
そして、炉222内のガス状態に応じて空気の流量を調
節することにより雰囲気ガスの組成を制御するとともに
燃料の流量を調節することにより雰囲気ガスの流量制御
を同時に行っているため、雰囲気ガスの制御精度を高め
ることが可能である。
又、一酸化炭素と二酸化炭素とに係るポテンシャル・フ
ァクターを一定値に制御しているためすすが発生せず製
品の歩留りを高め得る。
更に、マイクロプロセッサを用いているため制御部を簡
素化し得る。そして処理条件、処理対象によりポテンシ
ャル・ファクター−を設定しているため、炉内での処理
の自由度を高めることができる。
尚、マイクロプロセッサは第3実施例の第3、第4フィ
ードバック制御部に該当する。
尚、第1実施例においては、流量調節弁6を燃料側に設
けても良く、第2実施例、第3実施例いずれにおいて
も、各々の流量調節弁の位置を入れ替えて空気により雰
囲気ガスの全体流量を、燃料により雰囲気ガスの組成を
制御しても良い。そして、第3、第4実施例において
は、二酸化炭素濃度に代えて一酸化炭素濃度に基づいて
燃料の流量制御を行っても良く、更に検出部にて一酸化
炭素濃度及び二酸化炭素濃度に代えて、水蒸気圧力及び
水素分圧を検出し、当該圧力をフィードバック制御に用
いても良い。
以上本発明にいくつかの実施例を説明したが本発明はこ
のような実施例に何等限定されることなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る
ことは勿論である。
[発明の効果] 以上詳記したように本発明に係る雰囲気熱処理制御装置
は空気と燃料とを導入し、該空気と燃料とから燃焼によ
り雰囲気ガスを発生し、当該雰囲気ガスを炉へ排出する
雰囲気ガス発生部と、 上記雰囲気ガスを用いて対象物を熱処理する炉と、 該炉内のガス状態量を検出する検出部と、 該検出部にて検出されたガス状態量に基づいて、上記雰
囲気ガス発生部に導入される空気又は燃料のいずれか一
方に係る流量を調節することにより、上記炉へ排出され
る雰囲気ガスの組成をフィードバック制御するフィード
バック制御部とを備えている。
このため、雰囲気ガス発生装置にて予め雰囲気ガスを発
生させて一種類にして炉へ供給し、雰囲気ガスの組成を
均質化することができる。
又、従来の設備が二種類の雰囲気ガス発生装置を有し設
備が大規模であるのに対し、一種類の雰囲気ガス発生装
置を有していることから、雰囲気ガス発生部、検出部、
フィードバック制御部を小型化・簡素化し得る。従って
燃料費を低減することが可能である。又、雰囲気ガスの
流量制御と組成制御とを同時に行っていることから雰囲
気ガスの制御精度を高めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例に係る雰囲気熱処理制御装置のブロ
ック図、第2図は第2実施例に係る雰囲気熱処理制御装
置のブロック図、第3図は第3実施例に係る雰囲気熱処
理制御装置のブロック図、第4図は第4実施例に係る雰
囲気ガス制御装置のブロック図、第5図は第4実施例に
係るマイクロプロセッサにて実行される制御プログラム
のフローチャート、第6図(イ)、(ロ)は従来例に係
る雰囲気熱処理制御装置のブロック図を各々表わす。 1,11,21……雰囲気ガス発生装置 2,12,22……炉 3,13……分析計 4,14,24,28……設定部 5,15,25,29……調節部 6,16,20,26,30,226,230……流量
調節弁 123,223……二酸化炭素分析計 124,224……一酸化炭素分析計

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気と燃料とを導入し、該空気と燃料とか
    ら燃焼により雰囲気ガスを発生し、当該雰囲気ガスを炉
    へ排出する雰囲気ガス発生部と、 上記雰囲気ガスを用いて対象物を熱処理する炉と、 該炉内のガス状態量を検出する検出部と、 該検出部にて検出されたガス状態量に基づいて、上記雰
    囲気ガス発生部に導入される空気又は燃料のいずれか一
    方に係る流量を調節することにより、上記炉へ排出され
    る雰囲気ガスの組成をフィードバック制御するフィード
    バック制御部とを備えたことを特徴とする雰囲気熱処理
    制御装置。
  2. 【請求項2】上記雰囲気熱処理制御装置の炉内のガス状
    態量を検出する他の検出部と、 該他の検出部にて検出されたガス状態量に基づいて、上
    記雰囲気熱処理制御装置の雰囲気ガス発生部に導入され
    る上記フィードバック制御部にて制御される空気及び燃
    料以外の一方の流量も調節することにより、上記炉へ排
    出される雰囲気ガスの流量をフィードバック制御する他
    のフィードバック制御部を設けてなる特許請求の範囲第
    1項記載の雰囲気熱処理制御装置。
  3. 【請求項3】上記検出部及び他の検出部は炉内のガス状
    態量を検出するとともに、上記フィードバック制御部及
    び他のフィードバック制御部は、各々、上記ガス状態量
    に係る目標値を設定する設定部と、上記検出部からの実
    測値と上記設定部からの目標値との偏差を算出し、該偏
    差に応じた調節信号を出力する調節部と、上記調節部か
    らの調節信号に基づいて、上記雰囲気ガス発生部に導入
    される上記空気又は燃料の流量を調節する操作部とを有
    する特許請求の範囲第2項記載の雰囲気熱処理制御装
    置。
  4. 【請求項4】上記他のフィードバック制御部の検出部
    は、上記炉内のガス圧力を検出する炉圧計であり、上記
    他のフィードバック制御部の上記設定部は上記炉圧計に
    て検出された上記ガス圧力に係る目標ガス圧力値を設定
    する圧力設定器であり、上記他のフィードバック制御部
    の上記調節部は、上記ガス圧力と上記目標ガス圧力値と
    の偏差を算出する演算器であり、上記フィードバック制
    御部の操作部及び他のフィードバック制御部の操作部
    は、流量調節弁である特許請求の範囲第4項記載の雰囲
    気熱処理制御装置。
  5. 【請求項5】上記検出部は、上記炉内の一酸化炭素濃度
    及び二酸化炭素濃度を検出し、上記フィードバック制御
    部は、上記検出部にて検出されたガス中の一酸化炭素濃
    度の2乗と二酸化炭素濃度との比を目標比にフィードバ
    ック制御するとともに、他のフィードバック制御部を別
    途設け、該他のフィードバック制御部は、上記炉内の上
    記一酸化炭素又は二酸化炭素のうちのいずれか一方の上
    記ガス濃度を所定の目標値にフィードバック制御してな
    る特許請求の範囲第1項記載の雰囲気熱処理制御装置。
  6. 【請求項6】上記フィードバック制御部は、上記ガス濃
    度に係る目標比を設定する設定部と、上記実測値の比と
    上記目標値との偏差を算出し、当該偏差に応じた調節信
    号を出力する調節部と、該調節信号に基づいて、上記流
    量を制御する操作部を有するとともに、 上記他のフィードバック制御部は、上記実測された一酸
    化炭素又は二酸化炭素のいずれかに係る上記ガス濃度の
    目標値を設定する設定部と、当該ガス成分の上記検出部
    からの実測値と上記目標値との偏差を算出し、当該偏差
    に応じて調節信号を出力する調節部と、該調節信号に基
    づいて上記流量を制御する操作部とを有する特許請求の
    範囲第5項記載の雰囲気熱処理制御装置。
  7. 【請求項7】上記雰囲気ガスは一酸化炭素と水素の少な
    いリーンガス又は一酸化炭素と水素の多いリッチガスで
    ある特許請求の範囲第1項乃至第6項いずれかに記載の
    雰囲気熱処理制御装置。
JP10911484A 1984-05-29 1984-05-29 雰囲気熱処理制御装置 Expired - Lifetime JPH0645867B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10911484A JPH0645867B2 (ja) 1984-05-29 1984-05-29 雰囲気熱処理制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10911484A JPH0645867B2 (ja) 1984-05-29 1984-05-29 雰囲気熱処理制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60251265A JPS60251265A (ja) 1985-12-11
JPH0645867B2 true JPH0645867B2 (ja) 1994-06-15

Family

ID=14501912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10911484A Expired - Lifetime JPH0645867B2 (ja) 1984-05-29 1984-05-29 雰囲気熱処理制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0645867B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150027099A (ko) * 2012-07-04 2015-03-11 간토 야낀 고교 가부시키가이샤 열처리 방법 및 열처리 장치, 및 열처리 시스템

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0699795B2 (ja) * 1986-08-12 1994-12-07 三菱自動車工業株式会社 連続ガス浸炭方法
KR100517647B1 (ko) * 2000-06-29 2005-09-29 주식회사 포스코 연속소둔로 다중 이슬점 자동분석 장치
JP4885606B2 (ja) 2006-04-28 2012-02-29 Ntn株式会社 浸炭窒化方法および機械部品の製造方法
FR2920439B1 (fr) 2007-09-03 2009-11-13 Siemens Vai Metals Tech Sas Procede et dispositif d'oxydation/reduction controlee de la surface d'une bande d'acier en defilement continu dans un four a tubes radiants en vue de sa galvanisation
JP2009235451A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Taiyo Nippon Sanso Corp 熱処理方法
JP2008308767A (ja) * 2008-08-11 2008-12-25 Honda Motor Co Ltd 窒化処理方法及びそれに用いる窒化処理装置
JP5534629B2 (ja) * 2012-03-27 2014-07-02 関東冶金工業株式会社 熱処理方法および熱処理装置、並びに熱処理システム
JP6332957B2 (ja) * 2013-12-17 2018-05-30 大同プラント工業株式会社 連続式鋼管焼鈍炉の雰囲気制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150027099A (ko) * 2012-07-04 2015-03-11 간토 야낀 고교 가부시키가이샤 열처리 방법 및 열처리 장치, 및 열처리 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60251265A (ja) 1985-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0541711B1 (en) Method for controlling the conversion of iron-containing reactor feed into iron carbide
US7435929B2 (en) Methods for monitoring or controlling the ratio of hydrogen to water vapor in metal heat treating atmospheres
EP1225247A3 (en) Carburizing method and carburizing apparatus
JPH0645867B2 (ja) 雰囲気熱処理制御装置
US4781358A (en) Apparatus for monitoring an article in sintering furnace
JPS57177969A (en) Controlling method for carbon potential in furnace
US3522035A (en) Determining operation of furnace vessel
US4719073A (en) Method of monitoring an article in sintering furnace
KR100512187B1 (ko) 열처리로의 분위기 제어방법 및 장치
US5392312A (en) Method and device for regulating the combustion air flow rate of a flue rate gas collection device of a metallurgical reactor, corresponding collection device and metallurgical reactor
JPS62243754A (ja) 浸炭炉雰囲気制御装置
JPS63199859A (ja) 鋼の自動熱処理装置
CN1174241A (zh) 包括h2、h2o炉区控制的热处理方法和装置
US6051078A (en) Method and apparatus for controlling the atmosphere in heat treatment furnace
JPS6412252A (en) Method and apparatus for monitoring content of poisonous substance of exhaust gas for internal combustion engine
EP0024106B1 (en) Method of heat treating ferrous workpieces
JP2003056828A (ja) 燃焼式除害装置
JPS641547B2 (ja)
JP5390139B2 (ja) カーボンポテンシャル演算装置
JPS648073B2 (ja)
JPS5713169A (en) Method for controlling concentration of carbon in carburizing atmosphere
JPH0664049B2 (ja) 水質分析計のデータ処理方法
JPH0555765B2 (ja)
KR920008683B1 (ko) Cog(coke oven gas)사용 소둔 공정에서의 직화로 무산화 분위기 제어 시스템
KR930001008B1 (ko) 열처리 가열로의 분위기 조절방법