JPH0645841A - 電圧/電流変換器の制御回路 - Google Patents
電圧/電流変換器の制御回路Info
- Publication number
- JPH0645841A JPH0645841A JP4196860A JP19686092A JPH0645841A JP H0645841 A JPH0645841 A JP H0645841A JP 4196860 A JP4196860 A JP 4196860A JP 19686092 A JP19686092 A JP 19686092A JP H0645841 A JPH0645841 A JP H0645841A
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- current
- transistor
- current converter
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電圧/電流変換部のパワー損失を低減する。
【構成】 演算増幅器Amp1,Amp2およびトラン
ジスタT1,T2からなる電圧/電流変換部に対して演
算増幅器Amp3、パルス幅変調器PWMおよびインダ
クタL,コンデンサC,ダイオードDi,トランジスタ
T3およびバッテリBAからなる電力変換部を設け、演
算増幅器Amp3により負荷端の電圧VRを検出し、こ
れに応じてパルス幅変調器PWMによりバッテリBAの
電圧VpをVp’に低下させることにより、トランジス
タT2での発熱量を抑制し、信頼性を向上させる。
ジスタT1,T2からなる電圧/電流変換部に対して演
算増幅器Amp3、パルス幅変調器PWMおよびインダ
クタL,コンデンサC,ダイオードDi,トランジスタ
T3およびバッテリBAからなる電力変換部を設け、演
算増幅器Amp3により負荷端の電圧VRを検出し、こ
れに応じてパルス幅変調器PWMによりバッテリBAの
電圧VpをVp’に低下させることにより、トランジス
タT2での発熱量を抑制し、信頼性を向上させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工業プロセス信号処
理用などに用いられる電圧/電流変換器、特にそのため
の制御回路に関する。
理用などに用いられる電圧/電流変換器、特にそのため
の制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は電圧/電流変換部の従来例を示す
回路図である。同図において、Viは入力電圧、Amp
1は演算増幅器で、このAmp1は次式の関係が成立す
るように、トランジスタT1の制御を行なう。R1は抵
抗である。 Ii=Vi/R1 …(1) (1)式の電流Iiは抵抗R2にも流れ、したがって、
その両端の電圧V2は、 V2=R2・Ii …(2) となる。
回路図である。同図において、Viは入力電圧、Amp
1は演算増幅器で、このAmp1は次式の関係が成立す
るように、トランジスタT1の制御を行なう。R1は抵
抗である。 Ii=Vi/R1 …(1) (1)式の電流Iiは抵抗R2にも流れ、したがって、
その両端の電圧V2は、 V2=R2・Ii …(2) となる。
【0003】つまり、入力電圧ViはV2に変換される
とともに、 V2=R2/R1・Vi …(3) のように、電源電圧Vp基準の信号に変換される。Am
p2はトランジスタT2の制御を行なう演算増幅器であ
り、(3)式の電圧V2を一定となるように制御する。
したがって、トランジスタT2の出力電流Ioは、 Io={R2/(R1・R3)}Vi …(4) となり、入力電圧Viに比例する電流を得ることができ
る。
とともに、 V2=R2/R1・Vi …(3) のように、電源電圧Vp基準の信号に変換される。Am
p2はトランジスタT2の制御を行なう演算増幅器であ
り、(3)式の電圧V2を一定となるように制御する。
したがって、トランジスタT2の出力電流Ioは、 Io={R2/(R1・R3)}Vi …(4) となり、入力電圧Viに比例する電流を得ることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
回路は電流出力源として働き、その出力負荷抵抗Rl は
設置される距離に応じて変化する。ここでは、出力負荷
抵抗Rl は0Ω以上で、Rl (max)Ω未満となり、
Rl (max)は次式の如く電源電圧Vpに依存する値
となる。 Rl (max)={Vp−R3・Io−Vce(SAT)}/Io…(5) ここに、Vce(SAT)はトランジスタT2のコレク
タ−エミッタ間の飽和電圧を示す。つまり、負荷抵抗値
Rl によって、トランジスタT2に掛かる電力が大きく
変化する。
回路は電流出力源として働き、その出力負荷抵抗Rl は
設置される距離に応じて変化する。ここでは、出力負荷
抵抗Rl は0Ω以上で、Rl (max)Ω未満となり、
Rl (max)は次式の如く電源電圧Vpに依存する値
となる。 Rl (max)={Vp−R3・Io−Vce(SAT)}/Io…(5) ここに、Vce(SAT)はトランジスタT2のコレク
タ−エミッタ間の飽和電圧を示す。つまり、負荷抵抗値
Rl によって、トランジスタT2に掛かる電力が大きく
変化する。
【0005】すなわち、トランジスタT2に掛かる電力
をPT2とすると、 PT2={Vp−(R3+Rl )・Io}・Io …(6) と表わされ、Rl の値に依存してVce(SAT)・I
o(min)を越え、{Vp−R3・Io(max)}
・Io(max)以下の間で変化する。なお、Io(m
in)はViが零(最小)のときの出力電流値、Io
(max)はViが最大のときの出力電流値をそれぞれ
示す。そして、上記電力消費はトランジスタT2の発熱
となり、機器の信頼度を著しく低下させる原因ともな
る。したがって、この発明の課題はトランジスタによる
電力消費を抑制し、その発熱を抑制し得るようにするこ
とにある。
をPT2とすると、 PT2={Vp−(R3+Rl )・Io}・Io …(6) と表わされ、Rl の値に依存してVce(SAT)・I
o(min)を越え、{Vp−R3・Io(max)}
・Io(max)以下の間で変化する。なお、Io(m
in)はViが零(最小)のときの出力電流値、Io
(max)はViが最大のときの出力電流値をそれぞれ
示す。そして、上記電力消費はトランジスタT2の発熱
となり、機器の信頼度を著しく低下させる原因ともな
る。したがって、この発明の課題はトランジスタによる
電力消費を抑制し、その発熱を抑制し得るようにするこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、この発明では、入力電圧に応じた電流を流す電
流回路と、その電流を増幅する電流増幅手段とを備え、
この電流増幅手段を介して入力電圧に比例する電源基準
の電流を負荷に供給する電圧/電流変換器に対し、前記
電流増幅手段へ一定の電圧を供給する電源と、負荷端の
電圧を検出する検出手段と、検出された負荷端電圧に応
じて前記電源電圧を低下させる制御手段とを設け、この
制御手段により前記電流増幅手段に掛かる電圧を低くし
てその損失の低下を図ることを特徴としている。
るため、この発明では、入力電圧に応じた電流を流す電
流回路と、その電流を増幅する電流増幅手段とを備え、
この電流増幅手段を介して入力電圧に比例する電源基準
の電流を負荷に供給する電圧/電流変換器に対し、前記
電流増幅手段へ一定の電圧を供給する電源と、負荷端の
電圧を検出する検出手段と、検出された負荷端電圧に応
じて前記電源電圧を低下させる制御手段とを設け、この
制御手段により前記電流増幅手段に掛かる電圧を低くし
てその損失の低下を図ることを特徴としている。
【0007】
【作用】電圧/電流変換部の供給電源を制御可能とする
ことにより、電流源となる部分のパワー損失を低減す
る。
ことにより、電流源となる部分のパワー損失を低減す
る。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示す回路図で、図
2に示す電圧/電流変換部に対して演算増幅器Amp
3、パルス幅変調器PWM、インダクタL,コンデンサ
C,ダイオードDi、トランジスタT3およびバッテリ
BAなどからなる電力変換部(降圧形チョッパ)を付加
して構成される。なお、このような電力変換部はスイッ
チングレギュレータとも呼ばれ、トランジスタT3はス
イッチング動作を行なう。このトランジスタT3によっ
てスイッチングされた供給電圧Vpはスイッチングデュ
ーティDで矩形波に変換され、インダクタL,コンデン
サCおよびダイオードDiにより平滑化され、次式で示
されるような直流電圧Vp’となる。 D=Ton/T,Vp’=D・Vp (TはT3のスイッチング周期を示し、TonはT3の
オン時間を示す)…(7)
2に示す電圧/電流変換部に対して演算増幅器Amp
3、パルス幅変調器PWM、インダクタL,コンデンサ
C,ダイオードDi、トランジスタT3およびバッテリ
BAなどからなる電力変換部(降圧形チョッパ)を付加
して構成される。なお、このような電力変換部はスイッ
チングレギュレータとも呼ばれ、トランジスタT3はス
イッチング動作を行なう。このトランジスタT3によっ
てスイッチングされた供給電圧Vpはスイッチングデュ
ーティDで矩形波に変換され、インダクタL,コンデン
サCおよびダイオードDiにより平滑化され、次式で示
されるような直流電圧Vp’となる。 D=Ton/T,Vp’=D・Vp (TはT3のスイッチング周期を示し、TonはT3の
オン時間を示す)…(7)
【0009】Amp3およびパルス幅変調器PWMはト
ランジスタT3のスイッチングを制御する部分であり、
Amp3は出力負荷Rl および出力電流Ioを検出す
る。つまり、出力負荷Rl と出力電流Ioとの積で示さ
れる負荷端電圧VR を検出し、その出力Vcを、 Vc=Vp’=α・VR +VB =Rl ・Io+Vce(const)+R3・Io(max)…(8) となるように演算増幅する。ここに、VB はバイアス電
圧、αは係数、Vce(const)は出力トランジス
タT2に掛かる一定電圧である。パルス幅変調器PWM
は演算増幅器Amp3の出力Vcを、そのレベルに比例
する一定周期のパルス幅信号に変換する。これにより、
デューティDが可変となる。
ランジスタT3のスイッチングを制御する部分であり、
Amp3は出力負荷Rl および出力電流Ioを検出す
る。つまり、出力負荷Rl と出力電流Ioとの積で示さ
れる負荷端電圧VR を検出し、その出力Vcを、 Vc=Vp’=α・VR +VB =Rl ・Io+Vce(const)+R3・Io(max)…(8) となるように演算増幅する。ここに、VB はバイアス電
圧、αは係数、Vce(const)は出力トランジス
タT2に掛かる一定電圧である。パルス幅変調器PWM
は演算増幅器Amp3の出力Vcを、そのレベルに比例
する一定周期のパルス幅信号に変換する。これにより、
デューティDが可変となる。
【0010】以上により、出力トランジスタT2での消
費電力PT2は、 PT2=Vce(const)・Io(max) <{Vp−R3・Io(max}・Io(max) の如く低減される。また、回路電流Ipが出力電流Io
と比較して十分小さいとすると、電圧/電流変換部の最
大消費電力はVp’・Io(max)であり、インダク
タL,コンデンサC,ダイオードDi,トランジスタT
3およびバッテリBAなどから構成される電力変換部で
のパワー変換効率を理想的に100%とすれば、 Vp’・Io(max)=Vp・Ip であり、Vp’=Vp/2であれば、従来に比べて1/
2の消費電力とすることが可能となる。
費電力PT2は、 PT2=Vce(const)・Io(max) <{Vp−R3・Io(max}・Io(max) の如く低減される。また、回路電流Ipが出力電流Io
と比較して十分小さいとすると、電圧/電流変換部の最
大消費電力はVp’・Io(max)であり、インダク
タL,コンデンサC,ダイオードDi,トランジスタT
3およびバッテリBAなどから構成される電力変換部で
のパワー変換効率を理想的に100%とすれば、 Vp’・Io(max)=Vp・Ip であり、Vp’=Vp/2であれば、従来に比べて1/
2の消費電力とすることが可能となる。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、電圧/電流変換部の
供給電源を制御することにより、電流源となる部分のパ
ワー損失を低減することができ、信頼性を著しく向上さ
せることができる利点が得られる。
供給電源を制御することにより、電流源となる部分のパ
ワー損失を低減することができ、信頼性を著しく向上さ
せることができる利点が得られる。
【図1】この発明の実施例を示す回路図である。
【図2】電圧/電流変換部の従来例を示す回路図であ
る。
る。
Amp1〜Amp3…演算増幅器、T1〜T3…トラン
ジスタ、PWM…パルス幅変調器、R1〜R3,Rl …
抵抗、L…インダクタ、C…コンデンサ、Di…ダイオ
ード、BA…バッテリ、Vi…入力電圧、Vp…回路電
源、VR …検出電圧、Vc…制御電圧。
ジスタ、PWM…パルス幅変調器、R1〜R3,Rl …
抵抗、L…インダクタ、C…コンデンサ、Di…ダイオ
ード、BA…バッテリ、Vi…入力電圧、Vp…回路電
源、VR …検出電圧、Vc…制御電圧。
Claims (1)
- 【請求項1】 入力電圧に応じた電流を流す電流回路
と、その電流を増幅する電流増幅手段とを備え、この電
流増幅手段を介して入力電圧に比例する電源基準の電流
を負荷に供給する電圧/電流変換器に対し、 前記電流増幅手段へ一定の電圧を供給する電源と、負荷
端の電圧を検出する検出手段と、検出された負荷端電圧
に応じて前記電源電圧を低下させる制御手段とを設け、
この制御手段により前記電流増幅手段に掛かる電圧を低
くしてその損失の低下を図ることを特徴とする電圧/電
流変換器の制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196860A JPH0645841A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 電圧/電流変換器の制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196860A JPH0645841A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 電圧/電流変換器の制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645841A true JPH0645841A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16364864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4196860A Pending JPH0645841A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 電圧/電流変換器の制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645841A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1988008606A1 (en) * | 1987-04-28 | 1988-11-03 | Fujitsu Ten Limited | Method and apparatus for data transfer |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP4196860A patent/JPH0645841A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1988008606A1 (en) * | 1987-04-28 | 1988-11-03 | Fujitsu Ten Limited | Method and apparatus for data transfer |
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