JPH0645831U - 動力取出機構付車両用エンジンの負荷制御装置 - Google Patents

動力取出機構付車両用エンジンの負荷制御装置

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JPH0645831U
JPH0645831U JP8022492U JP8022492U JPH0645831U JP H0645831 U JPH0645831 U JP H0645831U JP 8022492 U JP8022492 U JP 8022492U JP 8022492 U JP8022492 U JP 8022492U JP H0645831 U JPH0645831 U JP H0645831U
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JP
Japan
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lever
load
control
rod
engine
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Application number
JP8022492U
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English (en)
Inventor
昭雄 石川
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクセルペダルおよびコントロールレバーに
よる動力取出機構付車両用エンジンの制御性を損なうこ
となくエンジン側と車体側の間の相対運動の吸収量を大
幅に改善する。 【構成】 動力取出用の補助変速機を設けた車両用エン
ジンの負荷制御装置において、アクセルケーブル4を介
してアクセルペダルに連結したロードレバー3にロッド
11の一端を結合する。コントロールケーブル10を介
してコントロールレバー7に連結したアイドルレバー9
にロッド11の他端を連結し、ロッド11の長さ方向に
沿う遊びを前記連結部に確保することにより、アクセル
ペダルによる制御時におけるロードレバー3の運動を前
記遊びで吸収させてエンジン側と車体側の間の相対運動
の吸収量を増加させるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、動力取出機構を備えた車両用エンジンの負荷制御装置に係り、詳し くは、エンジンの運転にともなうキャブの異常振動を予防するようにした負荷制 御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
動力取出用の補助変速機を設けて車両の停車状態で該車両に架装した機器を車 両用エンジンで駆動するようにした消防自動車などで代表される動力取出機構付 の車両においては、例えば図4に示したように図示しない車両用ディーゼルエン ジンに燃料を供給する燃料噴射ポンプ1のガバナ2にロードレバー3を設け、こ のロードレバー3と図示しないアクセルペダルとをアクセルケーブル4を介して 連結することにより、アクセルペダルを踏込み操作するとロードレバー3が図中 反時計廻りの方向に揺動してエンジンの負荷を増加させるようにしている。
【0003】 また、キャブの後方の車体側に設けられているブラケット6にコントロールレ バー7を取り付け、このコントロールレバー7とエンジン部品5にブラケット8 を介して取り付けたアイドルレバー9をコントロールケーブル10を介して連結 するとともに、ロードレバー3とアイドルレバー9をロッド11およびボールジ ョイント17を介して連結することにより、アクセルペダルの解放時にもコント ロールレバー7でエンジンの負荷を可変制御できるようにしている。そして、ア イドルレバー9とコントロールレバー7を連結するコントロールケーブル10の 撓みを利用して両レバー7、9の相対変位を吸収させるとともに、エンジン側と 車体側の間に生じる相対運動(振動)を吸収させるようにしていた。
【0004】 しかしながら、実際の車両においてはコントロールレバー7をアイドルレバー 9に近接配置することが多いために、両レバー7、9を連結するコントロールケ ーブル10が短くなり、このケーブル10の撓みによる相対変位(運動)の吸収 量が小さくなってしまう。従って、斯る従来のものにおいては、コントロールケ ーブル10の撓み限界を超える相対運動がエンジン側と車体側の間に生じた場合 は、アイドルレバー9にロッド11およびボールジョイント17を介して連結さ れているロードレバー3が動かされてエンジンの回転変動を招き、これにともな って車体全体が振動してキャブの異常振動を生じる可能性があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はこのような実情に鑑みてなされたものであり、エンジンの負荷制御装 置の基本構成を大幅に変更することなく、アクセルペダルによるロードレバーの 制御時にコントロールレバーが不用意に移動することを予防できるとともに、エ ンジン側と車体側との間の相対運動の吸収量を改善してキャブの異常振動を予防 できるようにした動力取出機構付車両用エンジンの負荷制御装置を提供すること を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、動力取出用の補助変速機を設けることに より、車両に架装した機器を車両用エンジンで駆動するようにするとともに、車 体側に設けたアクセルペダルおよびコントロールレバーでエンジン側に設けたロ ードレバーを揺動制御して負荷を可変制御するようにした動力取出機構付車両用 エンジンにおいて、前記アクセルケーブルを介してアクセルペダルに連結したロ ードレバーにロッドの一端を結合している。また、コントロールケーブルを介し てコントロールレバーに連結したアイドルレバーと前記ロッドの他端を該ロッド の長さ方向に沿う遊びをもって連結したを特徴としている。
【0007】
【作用】
アクセルペダルによりロードレバーを揺動操作してエンジンの負荷を制御して いるときは、コントロールレバーをアイドル位置に保持させているが、アイドル レバーに連結されているロッドはロードレバーと一体に運動する。このために、 コントロールレバーに連結されているアイドルレバーがロッドとともに運動しよ うとする。
【0008】 ところが、アイドルレバーとロッドとの連結部に該ロッドの長さ方向に沿う遊 びを設けているために、この遊びの分だけロッドとアイドルレバーとの相対運動 が許容されてロッドの運動が吸収される。従って、前記遊びの大きさを適当に設 定することにより、アクセルペダルによる制御時におけるコントロールレバーの 運動を回避できるとともに、振動にともなうロードレバーの動きが回避されるた めに、エンジンの回転変動が予防されてキャブの異常振動が防止される。
【0009】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図に基づいて詳細に説明する。図1は本考案に係る動 力取出機構付車両用エンジンの負荷制御装置の一実施例を示す側面図、図2は同 じくアクセルペダルによる制御時の側面図、図3は同じくコントロールレバーに よる制御時の側面図である。
【0010】 これらの図において、車両用ディーゼルエンジン(図示省略)に燃料を供給す る燃料噴射ポンプ1のガバナ2に設けたロードレバー3と図示しないアクセルペ ダルをアクセルケーブル4を介して連結している。そして、アクセルペダルを踏 込み操作すると、ロードレバー3が図中反時計廻りの方向に揺動してエンジンの 負荷を増加するようにしている。
【0011】 一方、キャブの後方の車体に設けられているブラケット6にコントロールレバ ー7を取り付け、このコントロールレバー7とエンジン部品5にブラケット8を 介して取り付けたアイドルレバー9をコントロールケーブル10を介して連結し ている。また、前記ロードレバー3に一端を枢支結合したロッド11の他端にナ ット12、13でクレビス14を締付固定している。
【0012】 クレビス14にはロッド11の長さ方向に沿う長孔15を形成している。そし て、前記アイドルレバー9の先端に植設したピン16を前記長孔15に摺動なら びに回動自在に挿入係合させることにより、アイドルレバー9とロッド11が長 孔15の長さよりも大きく相対運動したときにのみ相互に運動を伝達するように している。17はロッド11をロードレバー3に結合するボールジョイントであ る。
【0013】 以上のような構成になる動力取出機構付車両用エンジンの負荷制御装置におい て、エンジンがアイドル運転されているとき、つまり、アクセルペダルおよびコ ントロールレバー7がともにアイドル位置に保持されているときは、ロードレバ ー3が図1に実線で示すアイドル位置に保持されてアイドルレバー9のピン16 が長孔15の左端部に位置している。
【0014】 車両の走行時にはコントロールレバー7を図2に実線で示すアイドル位置に保 持させてアクセルペダルでロードレバー3を揺動操作する。すると、アイドルレ バー9に連結されているロッド11はロードレバー3の回動にともなって図中左 側に移動する。
【0015】 ところが、アイドルレバー9に設けたピン16をクレビス14の長孔15に回 動ならびに摺動自在に係合させている。このために、ロッド11の移動にともな ってクレビス14がピン16をガイドとして長孔15に沿って図中左側に移動す る。従って、ロードレバー3の揺動にともなってロッド11も移動するが、この ロッド11の移動にともなってアイドルレバー9が揺動することがなく、アイド ルレバー9およびコントロールレバー7はともに図2に実線で示すアイドル位置 に保持される。
【0016】 一方、車両を停車させて該車両に架装した機器を車両用エンジンで駆動すべく コントロールレバー7でエンジンを例えば全負荷運転しようとする場合は、アク セルペダルを解放した状態でコントロールレバー7を図3に二点鎖線で示すアイ ドル位置から実線で示すフル位置に移動操作する。すると、コントロールケーブ ル10が図中右側に引かれるためにアイドルレバー9が図1に示すアイドル位置 から時計廻りの方向に回動して図3に示すフル位置に回動操作され、このアイド ルレバー9に設けたピン16が図中左側に移動する。
【0017】 ピン16が図中左側に移動すると、クレビス14が図中左側に方向に移動して ロッド11を同方向に移動させる。すると、ロードレバー3が二点鎖線で示すア イドル位置から実線で示すフル位置に回動操作される。なお、コントロールレバ ー7は手動操作され、あるいは、適宜のアクチュエータにより揺動制御される。
【0018】 また、ロードレバー3がコントロールレバー7で揺動制御される場合は図示の ようにアクセルケーブル4が撓むためにアクセルペダルの位置が不用意に変化す ることがない。さらに、コントロールケーブル10の撓みおよび長孔15による 吸収作用でエンジン側と車体側との間の振動の伝達が確実に遮断されて振動によ るロードレバー3の変位を防止できるために、エンジンの回転変動が回避されて キャブの異常振動が予防される。
【0019】 上記実施例においては、クレビス14に設けた長孔15とアイドルレバー9に 設けたピン16の摺動作用を利用してアイドルレバー9とロードレバー3の間の 運動を吸収させるとともに、コントロールケーブル10の撓みを利用してエンジ ン側と車体側の相対運動を吸収させるようにしているが、長孔15とピン16の 摺動のみでロードレバー3とコントロールレバー7の間の相対運動を吸収させる こともできる。また、実施例のようにコントロールケーブル10の撓みを運動の 吸収に利用するようにした場合は、クレビス14に設ける長孔15の長さを短縮 することができる。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案に係る動力取出機構付車両用エンジンの 負荷制御装置によれば、アクセルペダルおよびコントロールレバーによる制御性 を損なうことなくアクセルペダルによる制御時におけるコントロールレバーへの 影響を回避できる。また、エンジン側と車体側の間の振動吸収能力を大きくでき るために、コントロールケーブルの撓み限界を超えた大きな運動がエンジン側と 車体側の間に生じたとしてもロードレバーが動かされることがなく、エンジンの 回転変動が回避されてキャブの異常振動が予防される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る動力取出機構付車両用エンジンの
負荷制御装置の一実施例を示す側面図である。
【図2】同じくアクセルペダルによる制御時の側面図で
ある。
【図3】同じくコントロールレバーによる制御時の側面
図である。
【符号の説明】
1 燃料噴射ポンプ 2 ガバナ 3 ロードレバー 4 アクセルケーブル 7 コントロールレバー 9 アイドルレバー 10 コントロールケーブル 11 ロッド 14 クレビス 15 長孔 16 ピン 17 ボールジョイント
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】追加
【補正内容】
【図4】 動力取出機構付車両用エンジンの負荷制御装
置の従来例を示す概略側面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力取出用の補助変速機を設けることに
    より、車両に架装した機器を車両用エンジンで駆動する
    ようにするとともに、車体側に設けたアクセルペダルお
    よびコントロールレバーでエンジン側に設けたロードレ
    バーを揺動制御して負荷を可変制御するようにした動力
    取出機構付車両用エンジンにおいて、アクセルケーブル
    を介してアクセルペダルに連結したロードレバーにロッ
    ドの一端を結合し、コントロールケーブルを介してコン
    トロールレバーに連結したアイドルレバーと前記ロッド
    の他端を該ロッドの長さ方向に沿う遊びをもって連結し
    たことを特徴とする動力取出機構付車両用エンジンの負
    荷制御装置。
JP8022492U 1992-10-26 1992-10-26 動力取出機構付車両用エンジンの負荷制御装置 Pending JPH0645831U (ja)

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