JPH0645749Y2 - 回転自在継手 - Google Patents

回転自在継手

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JPH0645749Y2
JPH0645749Y2 JP1989011212U JP1121289U JPH0645749Y2 JP H0645749 Y2 JPH0645749 Y2 JP H0645749Y2 JP 1989011212 U JP1989011212 U JP 1989011212U JP 1121289 U JP1121289 U JP 1121289U JP H0645749 Y2 JPH0645749 Y2 JP H0645749Y2
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JP
Japan
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groove
main body
packing
semicircular
forms
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Application number
JP1989011212U
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JPH02102093U (ja
Inventor
勲 塩田
Original Assignee
岩田塗装機工業株式会社
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  • Joints Allowing Movement (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、高圧流体の通路途中に、その管路が自由に回
転する機構を設ける場合に用いられ、その多くは、管路
を接続する継手部分に組み入れたものとして用いられ
る。
[従来の技術] 従来この種の装置としては、環状のシールパッキンを用
いたものが多く、その代表的な構造として第2図の如き
自在継手がある。この継手は塗料用の継手であり、流体
である塗料の圧力が300kg/cm2程度まで使用される高圧
用継手であり、しかも手持ちの装置、例えば液圧霧化式
のスプレーガン等に使用されるため回転自在とする必要
がある。これは、高圧流体の場合その耐圧上の問題か
ら、供給ホースは硬くて柔軟性がないため、その先に付
けるスプレーガンの操作性が供給ホースによって損なわ
れるために、継手部に回転自在機構を設けるものであ
る。
このように高圧流体が内部に通ることにより、パッキン
は高圧でシールが可能であり、かつ回転による洩れが生
じないV形パッキン等が用いられる。また高圧による背
圧によって、接続部が分離しないよう配慮する必要があ
り、これは頻繁な回転によっても維持される必要があ
る。
第2図に示す装置の場合、外周面に断面半円の溝27を形
成したシート22に本体23が嵌合されており、両者がその
状態を維持したまま自由に回転できるよう鋼球24が入れ
られている。鋼球24は、シート22及び本体23に形成され
たそれぞれ半円の溝27,28が向かい合って形成される円
形断面の円周空間内にいくつか挿入され、回転ベアリン
グの働きをさせている。しかしこの場合は、鋼球24を挿
入するために挿入孔25、及び鋼球24の飛び出しを防止す
るため埋金26が設けられている。
[考案が解決しようとする問題点] 第3図の点線で示す如く、第2図の従来例では、本体23
(又はシート22)が回転すると鋼球24が挿入孔25の残り
部、あるいは埋金26の下面部に当り回転不良を起こすこ
とになる。また、この部分は局部的に当ることから摩耗
も多くなり、一度ガタが生じると衝撃力も加わり、前記
挿入孔25の残り部および前記埋金26の下面部に当ること
による摩耗が特に著しくなって回転不良となる。とくに
高圧使用時ほどその影響が大きく耐久性に問題があっ
た。
本考案は、この種の装置として重要な機能である回転
を、長期間にわたり円滑に行いうるための継手構造を得
ることを目的とし、上記鋼球挿入部の孔、及び埋金を削
除し、局部摩耗をなくしたものである。
[問題点を解決するための手段] 中心を流体通路が貫通し、一側外周部にパッキンが嵌合
される外径シート面を形成、中間の外周面に断面半円の
溝を設けた中心部材と、該中心部材の外側に回転自在に
嵌合し、前記外径シート面と対応する内面は大径部とし
てパッキン挿入部を形成すると共に、他端は前記半円状
の溝と連続して円状溝を構成する半円の1/2の面取り部
を形成した本体と、該本体と結合固定されて前記半円の
1/2溝を形成する面取り部と連続して半円の1/2の溝を形
成する面取り部を内面に形成したカバーとを設け、該カ
バーを前記本体にねじこみとりつけることにより、前記
半円の溝と前記両半円の1/2の溝とで円形溝を形成し、
該円形溝内にボールを介装することにより回転自在とし
たものである。
[作用] 以上の構成によれば、シート面とパッキン挿入部間に嵌
合されるパッキンによって中心の流体通路のシールは確
実に行われ、洩れのない管路が維持される。また中心部
材の半円溝と、カバー及び本体にそれぞれ形成された半
円の1/2の溝が組み合わされて形成される半円溝との間
にボールが組み込まれると、本体部と中心部材とはボー
ルを介し、軸方向の移動が規制され、回転に対しては、
ボールの転がり摩擦によってなめらかに回転することに
なる。
[実施例] 前記本考案の構成を、以下図面により詳細に説明する。
第1図は、本考案の1実施例を示す回転自在継手の断面
図である。
中心部材1は、中心に流体通路2が貫通しており、一側
は細い外径で伸びた外径シート面3を形成し、中間部4
には、その外周面5に半円の断面で溝6を形成してい
る。他端は、取付用の六角部7と接続用のネジ部8を設
けている。
本体9は、一端が前記外径面5に嵌合する内面を形成
し、その内側端部には、前記溝6と対応して半円の1/2
の溝を形成する面取部10が形成されている。この面取部
10は、本体9の前記一端側にねじ込まれて固定されるカ
バー11の内端に、同じく形成された半円の1/2の溝を形
成する面取部12と組み合わされて半円溝を形成する。こ
の両半円溝によって形成された空間には、予め鋼球13が
円周状にいくつか挿入された後、前記カバー11と本体9
が固定されるもので、これによって、鋼球13が中心部材
1との回転抵抗を減少させると共に、抜け防止の働きを
することになる。抜け防止を果たしながら回転する場
合、鋼球13はカバー11側と、中心部材1の外径シート面
3側となる半円の1/2の溝を形成する面取部に応力が加
わるため、その精度をあげることも必要であり、またカ
バー11は摩耗防止のため、焼入れ等の熱処理を施すと、
より耐久的に効果をあげられる。
本体9の他端側は、前記外径シート面3と対応する位置
にパッキン挿入部14を設け、パッキン受け15、パッキン
16、パッキン押し17を挿入する。更に、これらのパッキ
ン装置を押圧固定するため、バネ18及びパッキン押しネ
ジ19が設けられている。
パッキンは通常、高圧シール用として使われているV形
パッキンが設けられているが、回転部分に用いられる高
圧シールリングであれば、他の形式のものでも良いこと
は勿論である。
20は接続用のネジを示している。
[考案の効果] 以上の実施例で理解されるように、本案は、鋼球が挿入
される回転部分の外側の半円形溝を溝10と溝12とで2分
割として、内部の凹凸をなくすように構成したため、鋼
球の回転接触面が均一な状態で構成される。したがって
回転が円滑になった。また、カバーを本体にねじこむだ
けで、鋼球が配設される断面円状の溝を確実に形成でき
るようになった。
さらに、それぞれの部品を同心上で均一な円筒形状とす
る事ができ、高硬度の焼入れ処理を施しても、歪みを少
なく維持できるため、従来に比べ接触部の摩耗を大巾に
減少、耐久性が向上する等の効果があり、高圧用にも充
分使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図である。 第2図は従来の例を示す断面図で、第3図は第2図のII
I-III断面を示している。 1……中心部材 3……外径シート面 6……溝 9……本体 10……面取部 11……カバー 12……面取部 13……鋼球 16……パッキン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心を流体通路2が貫通し、一側外周部に
    パッキン16が嵌合される外径シート面3を形成、中間の
    外周面5に断面半円の溝6を設けた中心部材1と、該中
    心部材1の外側に回転自在に嵌合し、前記外径シート面
    3と対応する内面は大径部としてパッキン挿入部14を形
    成すると共に、他端は前記半円状の溝6と連続して円状
    溝を構成する半円の1/2の面取り部10を形成した本体9
    と、該本体9と結合固定されて前記半円1/2の溝を形成
    する面取り部10と連続して半円の1/2の溝を形成する面
    取り部12を内面に形成したカバー11とを設け、該カバー
    11を前記本体9にねじこみとりつけることにより、前記
    半円の溝6と前記両半円の1/2の溝10、12とで円形溝を
    形成し、該円形溝内にボール13を介装してなる回転自在
    継手。
JP1989011212U 1989-02-01 1989-02-01 回転自在継手 Expired - Lifetime JPH0645749Y2 (ja)

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JP1989011212U JPH0645749Y2 (ja) 1989-02-01 1989-02-01 回転自在継手

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Publication Number Publication Date
JPH02102093U JPH02102093U (ja) 1990-08-14
JPH0645749Y2 true JPH0645749Y2 (ja) 1994-11-24

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ID=31219567

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS45418Y1 (ja) * 1969-03-10 1970-01-09
JPS6114786U (ja) * 1984-06-30 1986-01-28 トヨタ自動車株式会社 組付性が改善されたスプリング付勢形ポンプ

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