JPH0645645B2 - 化学修飾多糖及びその製造法 - Google Patents

化学修飾多糖及びその製造法

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JPH0645645B2
JPH0645645B2 JP950384A JP950384A JPH0645645B2 JP H0645645 B2 JPH0645645 B2 JP H0645645B2 JP 950384 A JP950384 A JP 950384A JP 950384 A JP950384 A JP 950384A JP H0645645 B2 JPH0645645 B2 JP H0645645B2
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裕二 澤田
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は化学修飾多糖及びその製造法に関するものであ
る。
担子菌由来の多糖は、抗腫瘍性を示すことで注目されて
いる。この例としては、シイタケよりのレンチナン,ス
エヒロタケよりのシゾフィランなどが知られている。こ
れらは、いずれも、β−1,3−グルカンを主鎖とし、
β−1,6−結合でグルコースが分岐しているといわれ
ている。
担子菌ブクリョウよりのパキマン,スクレロチウム属の
微生物よりのスクレログルカン,キクラゲ由来の多糖等
も同様の構造を持つといわれている。
しかしながらこのような類似した構造を持つ多糖であっ
ても、それらの抗腫瘍性には、差が認められるのであ
り、その原因の一つとして、分岐した糖、即ち側鎖の形
態(例えば、側鎖の数や長さ)の違いによることが考え
られる。
これらの多糖類はいずれもその起原である菌類から単純
な抽出分離操作を行って得たものか、又はこうして得た
多糖類から酸化や還元等の単純な反応によって誘導され
たものであった。
本発明は式(I)、 (式中Gluはグルコピラノシル基を、数字は結合位置
を示す)で表されるβ−1,3−グルコピラノシル基単
位を繰り返し単位とする第一の繰り返し単位、並びに式
(II)、 (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表し、mは0
ないし2の整数を示す)で表される第二の繰り返し単
位、又はこの第二の繰り返し単位及び式(III)、 (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表し、nは0
ないし2の整数を示す)で表される第三の繰り返し単位
からなり、式(I)のグルコピラノシル基単位100個あたり
第二の繰り返し単位の数が約20ないし約85個、第三の繰
り返し単位の数が、0ないし約30個であり、濃度0.1モ
ル/の塩化ナトリウム水溶液を移動相とするゲル過
高速液体クロマトグラフィにおいて、分子量の値として
約10万ないし約150万を示す化学修飾多糖である。
本発明の化学修飾多糖は代表的には以下の様な物理的,
化学的特性を示す。
(1)分子量 濃度0.1モル/の塩化ナトリウム溶液を移動相とする
ゲル過高速液体クロマトグラフィーで、カラムとして
東洋曹達製G−6000PWを用い、ゲル過を行うと、分子
量10万〜150万のリテンションタイムの位置に溶出
する。
(2)元素分析値 化学式から期待される値と実質的に一致する値、即ち C:34.3%〜43.2% H: 5.5%〜 6.4% N: 2.0%〜10.2% 程度の値を与える。
(3)硫酸分解 2N−硫酸で、80℃,18時間で化学修飾多糖を完全
に加水分解し、ガスクロマトグラフィーで分析すると、
グルコースは認められるが、グリセロールは認められな
い。
(4)塩酸分解 1N−塩酸水溶液に、化学修飾多糖を溶解し、煮沸して
も、何らの沈澱をも生じない。
(5)溶解性 水及びジメチルスルホキシドに可溶で、メタノール,エ
タノール,アセトン,ベンゼンに不溶である。
(6)赤外吸収スペクトル 臭化カリウム錠剤法による赤外吸収スペクトルを第1図
に示す。
(7)メチル化分析 メチル化後加水分解して得られるメチル化糖をアルジト
ールアセテートに誘導し、ガスクロマトグラフィーによ
る分析を行うと、2,4−ジ−O−メチルグルコース及び
2,4,6−トリ−O−メチルグルコースが分離同定され
る。2,3,4−トリ−O−メチルグルコース及び、2,3,4,6
−テトラ−O−メチルグルコースは分離・同定される場
合と、全く認められない場合がある。
本発明の化学修飾多糖は非常に強い抗腫瘍性を有するが
哺乳動物への毒性は極めて低く、マウスに対する急性毒
性はLD50値で1,500mg/kg以上である。
本発明の化学修飾多糖は公知の抗腫瘍性多糖と同様、生
理的に許容し得る基剤に溶解または分散させて、皮下,
筋肉内,静脈内などへの注射その他の慣用の方法によっ
て投与することができる。投与量は体重1kg当り約0.1
ないし約100mg程度好ましくは同約1ないし約20mg
程度である。
本発明の化学修飾多糖は式(I)、 (式中Gluはグルコピラノシル基を、数字は結合位置
を示す)で表されるβ−1,3−グルコピラノシル基単
位を繰り返し単位とする第一の繰り返し単位、並びに式
(IV)、 (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表し、mは0
ないし2の整数を示す)で表されるカルボニル基を有す
る繰り返し単位、又はこのカルボニル基を有する繰り返
し単位及び式(III)、 (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表し、nは0
ないし2の整数を示す)で表される第三の繰り返し単位
から成るアルデヒド型−β−1,3−グルカンであっ
て、式(I)のグルコピラノシル基単位100個あたり、式(I
V)で表されるカルボニル基を有する繰り返し単位の数が
約20ないし約85個、式(III)で表される第三の繰り返し
単位の数が、0ないし約30個である多糖を、2−(2−
アミノエチルアミノ)エタノールと反応させてシッフ塩
基を形成させ、これを還元することによって製造するこ
とができる。
この方法(以下本発明の方法と云う)で出発物質である
アルデヒド型β−1,3−グルカンの式(IV)で表わされ
るカルボニル基を有する繰り返し単位は以下の反応式に
従って式(II)で表わされる繰り返し単位に変換される。
本発明の方法で出発物質として用いるアルデヒド型β−
1,3−グルカンは、例えば特開昭55−25409号
公報に開示されている方法と同様にして、ただし、最後
の還元処理及び酸加水分解をすることなく得ることがで
きる。すなわち、キクラゲ(Auricularia auriculajuda
e)子実体を、アルカリ性水溶液で抽出し、そのアルカリ
性水溶液に溶解しない部分(以下アルカリ不溶部と云
う)を過ヨウ素酸塩で分解することによって調製するこ
とができる。
本発明の方法で、アルデヒド型β−1,3−グルカンと
2−(2−アミノエチルアミノ)エタノールからシッフ
塩基を形成させる反応は、水性媒体中前者1gに対して
後者約0.001ないし約0.5モル、好ましくは0.001ないし
0.1モルを添加することによって行うことができる。そ
の際のアルデヒド型β−1,3−グルカンは水性媒体中
によく分散させる。アルデヒド型β−1,3−グルカン
に対する水性媒体の量は重量比で約10ないし約1,000
倍量、好ましくは約30ないし300倍量程度である。
反応の際の液性はpH約5ないし約10、好ましくは約6
ないし約8とする。液性調整のために酸、例えば塩酸、
又はアルカリ、例えば水酸化ナトリウム等を使用するこ
とができる。
反応は、通常温度約5ないし約80℃、好ましくは約1
0ないし約50℃程度で行なう。反応時間は通常約10
時間ないし5日間程度、好ましくは2日間程度である。
こうしてシッフ塩基を形成させたのち還元を行う。還元
剤としては強い還元剤、例えば水素化ホウ素ナトリウ
ム,シアノ化水素化ホウ素ナトリウムなどを用いる。特
にシアノ化水素化ホウ素ナトリウムが好ましい。還元剤
の量は出発物質として用いたアルデヒド型β−1,3−
グルカン中のカルボニル基に対して当量以上である。還
元剤の濃度は限定的ではないが約0.001モル濃度以上、
例えば約0.001ないし約0.1モル程度を例示することがで
きる。反応温度は約0ないし約80℃、好ましくは約1
0ないし約50℃程度、反応時間は通常数時間ないし5
日間程度、好ましくは2日間程度である。
これらの反応によって水溶性の本発明の多糖は水性媒体
中へ溶出される。水性媒体中へ溶出した本発明の多糖は
遠心分離などの慣用の方法で不溶性画分を除去したの
ち、透析、凍結乾燥等の常法によって単離することがで
きる。
以下本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
実施例1 容量250mlのフラスコに原料調製例1で得たアルデヒ
ド型β−1,3−グルカン1gをとり、これに2−(2
−アミノエチルアミノ)エタノール0.1モルを加え蒸留
水を加えて全量100mlとした。アルデヒド型β−1,
3−グルカンをディスパーザーでよく分散させた後、塩
酸でpH7に調整し、2日間マグネチックスターラーで攪
拌した。
そのあと塩酸でpH6.5に調整した後、シアノ化水素化ホ
ウ素ナトリウム1.16gを加え、攪拌しながら、さらに2
日間反応させた。反応終了後、けん濁物を含んだ反応液
を、遠心分離,ロ過し、水溶性画分を、水道水で流水透
析した。透析チューブ内容液を凍結乾燥して目的とする
化学修飾多糖260mgを得た。(収率26%)。得られ
た化学修飾多糖の分析結果は以下の通りであった。
分子量 濃度0.1モル/の塩化ナトリウム水溶液を移動相とす
るゲル過高速液体クロマトグラフィーで、カラムとし
て東洋曹達工業(株)製G−6000PWを用い、ゲル
過を行なうと、分子量21万のリテンションタイムの
位置に溶出した。
元素分析値 C:39.6% H: 6.1% N: 5.8% 赤外吸収スペクトル 臭化カリウム錠剤法による赤外吸収スペクトルを第1図
に示す。
メチル化分析 メチル化分析の結果から 式(II)で表わされる繰り返し単位の個数 (式(I)100個当り) 82.5個 式(III)で表わされる繰り返し単位の個数 (式(I)100個当り) 0個 実施例2 原料調製例2で得たアルデヒド型多糖を用いて実施例1
と同様にして化学修飾を行い、化学修飾多糖を得た。
(収率18%) 分子量 分子量95万のリテンションタイムの位置に溶出した。
元素分析値 C:42.1% H: 6.2% N: 3.5% メチル化分析 メチル化分析の結果から 式(II)で表わされる繰り返し単位の個数 (式(I)100個当り) 74個 式(III)で表わされる繰り返し単位の個数 (式(I)100個当り) 8.5個 実施例3 ICRマウス群で、本発明の化学修飾多糖のザルコーマ
180固形腫瘍に対する効果を試験した。ICRマウス
1匹につき、ザルコーマ180腹水癌細胞6×10
をそけい部皮下に接種した。実験群は1群6匹とした。
癌細胞移植後、翌日より10日間、1日1回薬剤を腹腔
内に0.1mlずつ投与した。試験群には、本発明の化学修
飾多糖(実施例1で得たもの)を5mg/kg・dayの投与量
になるようにして用い、対照群には生理食塩水のみを投
与した。腫瘍移植後35日目に腫瘍を摘出してその重量
を測定した。各群の腫瘍抑制率は次式により算出した。
ここでC:対照群の平均腫瘍重量 T:試験群の平均腫瘍重量 結果を第1表に示す。
本発明で原料として用いたアルデヒド型β−1,3−グ
ルカンは以下の様にして調製した。
原料調製例1 アルカリ不溶部の調製 市販の乾燥させたキクラゲ504gを、1%塩化ナトリ
ウム水溶液6で、家庭用ミキサーにより十分粉砕し、
一昼夜静置、浸漬した。このあと1%塩化ナトリウム水
溶液3を加え、さらに60℃,6時間、攪拌しながら
加熱し、キクラゲを十分膨潤させた。さらにキクラゲを
微細化するため、ホモジナイザーで粉砕した後、120
℃,20分間オートクレーブで熱水抽出を行い遠心分離
して熱水抽出画分を除いた。残査画分について、もう一
度熱水抽出操作を同様にして行った。
このようにして得られた残査画分に水9と水酸化ナト
リウム324gを加え(この時全容量は12となっ
た)、60℃,4時間、窒素雰囲気下でアルカリ抽出を
行った。遠心分離を行ないアルカリ抽出画分を除き、ア
ルカリ抽出残査を得た。このアルカリ抽出残査に水8
と水酸化ナトリウム156gを加え(この時全容量は9
となった。)、再び同様にしてアルカリ抽出操作を行
った。
アルカリ抽出残査に水10を加え洗浄、遠心分離及び
再懸濁の操作を懸濁液のpHが約9になるまで繰り返し
た。懸濁液に希塩酸を加えpHを7に調整した。
次にこの懸濁液に水5を加え、ホモジナイザー処理
し、アルカリ抽出残査をさらに細分化した。懸濁液にさ
らに水を加えて凍結乾燥し、146gのアルカリ不溶部
を得た(収率29%)。このものは実質的に式(I) (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表わす)で表わ
されるβ−1,3−グルコピラノシル基単位を繰り返し
単位とする第一の繰り返し単位と式(III) (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表わす)で表わ
される繰り返し単位からなり、式(I)の繰り返し単位1
00個当り式(III)の繰り返し単位の数が約82.5個であ
る多糖であった。nの値は平均値で約0.1であった。
アルデヒド型多糖の調製 内容量5の細口かっ色びんに、アルカリ不溶部25g
を入れ、蒸留水5を加え、マグネチックスターラーで
アルカリ不溶部をよく分散させた後、アスピレーターを
用い脱気した。そのあとメタ過ヨウ素酸ナトリウム66
gを加え、溶解させた後、攪拌しながら、室温で7日間
反応させた。反応が終了後水洗と遠心分離を3回繰り返
して行い、生成したギ酸及び残存のメタ過ヨウ素酸ナト
リウムを除去した。固相に水を加え、凍結乾燥して20.5
gのアルデヒド型多糖を得た。(収率82%)。このア
ルデヒド型多糖は実質的に式(I)で表わされる繰り返し
単位と式(IV)で表わされる繰り返し単位からなるβ−
1,3−グルカンであった。式(IV)のmの値は平均値で
約0.1であった。また式(I)で表わされる繰り返し単位1
00個当りの式(IV)で表わされる繰り返し単位の個数は
82.5個であった。このアルデヒド型多糖の窒素の含有量
は定量限界以下であった。
原料調製例2 原料調製例1のアルデヒド型多糖の調製で用いたメタ過
ヨウ素酸ナトリウムの量を13.2gとした以外は同調製例
と同様にして原料調製を行い、アルデヒド型多糖を得
た。このアルデヒド型多糖は実質的に式(I)で表わされ
る繰り返し単位と式(III)で表わされる繰り返し単位及
び式(IV)で表わされる繰り返し単位からなるβ−1,3
−グルカンであった。式(III)のn,式(IV)のmの値は
ともに平均値で約0.1であった。また式(I)で表わされる
繰り返し単位100個当りの、式(III)で表わされる繰
り返し単位の個数は8.5個、式(IV)で表わされる繰り返
し単位の個数は74個であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の化学修飾多糖の赤外吸収スペクトル
を示す図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I)、 (式中Gluはグルコピラノシル基を、数字は結合位置
    を示す)で表されるβ−1,3−グルコピラノシル基単
    位を繰り返し単位とする第一の繰り返し単位、並びに式
    (II)、 (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表し、mは0
    ないし2の整数を示す)で表される第二の繰り返し単
    位、又はこの第二の繰り返し単位及び式(III)、 (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表し、nは0
    ないし2の整数を示す)で表される第三の繰り返し単位
    からなり、式(I)のグルコピラノシル基単位100個あたり
    第二の繰り返し単位の数が約20ないし約85個、第三の繰
    り返し単位の数が、0ないし約30個であり、濃度0.1モ
    ル/の塩化ナトリウム水溶液を移動相とするゲル過
    高速液体クロマトグラフィにおいて、分子量の値として
    約10万ないし約150万を示す化学修飾多糖。
  2. 【請求項2】式(I)、 (式中Gluはグルコピラノシル基を、数字は結合位置
    を示す)で表されるβ−1,3−グルコピラノシル基単
    位を繰り返し単位とする第一の繰り返し単位、並びに式
    (IV)、 (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表し、mは0
    ないし2の整数を示す)で表されるカルボニル基を有す
    る繰り返し単位、又はこのカルボニル基を有する繰り返
    し単位及び式(III)、 (式中Glu及び数字は前記同様の意味を表し、nは0
    ないし2の整数を示す)で表される第三の繰り返し単位
    から成るアルデヒド型−β−1,3−グルカンであっ
    て、式(I)のグルコピラノシル基単位100個あたり、式(I
    V)で表されるカルボニル基を有する繰り返し単位の数が
    約20ないし約85個、式(III)で表される第三の繰り返し
    単位の数が、0ないし約30個である多糖を、2−(2−
    アミノエチルアミノ)エタノールと反応させてシッフ塩
    基を形成させ、これを還元することを特徴とする、式
    (I)、 (式中Gluは及び数字は前記同様の意味を表す)で表
    されるβ−1,3−グルコピラノシル基単位を繰り返し
    単位とする第一の繰り返し単位、並びに式(II)、 (式中Glu、m及び数字は前記同様の意味を表す)で
    表される第二の繰り返し単位、又はこの第二の繰り返し
    単位及び式(III)、 (式中Glu,n及び数字は前記同様の意味を表す)で
    表される第三の繰り返し単位からなり、式(I)のグルコ
    ピラノシル基単位100個あたり、式(II)で表される第二
    の繰り返し単位の数が約20ないし約85個、式(III)で表
    される第三の繰り返し単位の数が、0ないし約30個であ
    り、濃度0.1モル/の塩化ナトリウム水溶液を移動相
    とするゲル過高速液体クロマトグラフィにおいて、分
    子量の値として約10万ないし約150万を示す化学修飾多
    糖の製造法。
  3. 【請求項3】出発物質として用いるアルデヒド型−β−
    1,3−グルカンがキクラゲ子実体のアルカリ不溶部分
    を過ヨウ素酸で酸化して得たものである特許請求の範囲
    第2項記載の製造方法。
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