JPH0645591B2 - アミノ酸誘導体 - Google Patents

アミノ酸誘導体

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JPH0645591B2
JPH0645591B2 JP5087250A JP8725093A JPH0645591B2 JP H0645591 B2 JPH0645591 B2 JP H0645591B2 JP 5087250 A JP5087250 A JP 5087250A JP 8725093 A JP8725093 A JP 8725093A JP H0645591 B2 JPH0645591 B2 JP H0645591B2
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JP
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JP5087250A
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孝司 松井
光男 長野
公一 北村
總明 清水
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は免疫賦活剤及び制癌剤と
して有用なアミノ酸誘導体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ピロリジンまたはチアゾリジン誘導体の
合成例はしられているがこれらの化合物の薬理作用につ
いてはほとんど知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発明者等は、各種ピロ
リジンまたはチアゾリジン誘導体がすぐれた免疫賦活作
用および抗腫瘍作用を有することを見いだし本発明を完
成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は一般式
【0005】
【化2】
【0006】〔式中、R1 はベンジル基、置換基を有し
てもよいフェニル基(その置換基はハロゲン原子(フッ
素、塩素、臭素を示す。)、これらの置換基を1乃至3
個有してもよい。)を示し、Xは−CO−基または−S
2 −基を示し、Zはメチレン基または硫黄原子を示
し、R3 は水素原子を示し、R4 は水素原子または炭素
数1乃至4のアルキル基(メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、またはブチルなど)を示し、R5 は炭素
数1乃至4のアルキル基(メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、またはブチルなど)を示し、R6 はフェ
ニル基を示す。〕を有する化合物である。
【0007】一般式(I)を有する化合物は以下に述べ
る(A)、(B)二つの方法によって得られる。
【0008】A法 一般式
【0009】
【化3】R1 XOH (II) (式中R1 およびXは、前述したものと同意義を示
す。)を有する化合物を縮合剤の存在下またはその反応
性誘導体と一般式
【0010】
【化4】
【0011】(式中、Zは前述したものと同意義を示
す。)を有する化合物を反応させ一般式
【0012】
【化5】
【0013】(式中、R1 ,XおよびZは前述したもの
と同意義を示す。)を有する化合物とした後、この化合
物に一般式
【0014】
【化6】HR3 NCR456 (V) (式中、R3 ,R4 ,R5 およびR6 は前述したものと
同意義を示す。)を有する化合物を縮合剤の存在下反応
させると一般式
【0015】
【化7】
【0016】(式中、R1 ,X,Z,R3 ,R4 ,R5
およびR6 は前述したものと同意義を示す。)を有する
化合物が得られる。
【0017】B法 一般式
【0018】
【化8】
【0019】(式中、Zは前述したものと同意義を示
す。)を有する化合物と一般式
【0020】
【化9】HR3 NCR456 (V) (式中、R3 ,R4 ,R5 およびR6 は前述したものと
同意義を示す。)を有する化合物を縮合させ一般式
【0021】
【化10】
【0022】(式中、Z,R3 ,R4 ,R5 およびR6
は前述したものと同意義を示す。)を有する化合物へ導
き、この化合物に一般式
【0023】
【化11】R1 XOH (II) (式中R1 およびXは、前述したものと同意義を示
す。)を有する化合物またはその反応性誘導体を反応さ
せると一般式
【0024】
【化12】
【0025】(式中、R1 ,X,Z,R3 ,R4 ,R5
およびR6 は前述したものと同意義を示す。)を有する
化合物が得られる。
【0026】A法およびB法において一般式(II)の反
応性誘導体は、酸ハロゲン化物、もしくはスルホニルハ
ライドであり、(この場合のハロゲンは塩素または臭素
原子である。)または酸無水物である。
【0027】A法において(II)と(III)の反応におい
て(II) の酸ハライドまたはスルホニルハライドを用い
る場合は塩基(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ピリ
ジン、またはピコリンなど)の存在下に反応を行う。
【0028】反応に用いる溶媒は、水、メタノ−ル、ジ
オキサン、メチルセロソルブ、メチレンクロリド、クロ
ロホルム、ベンゼン、トルエン、ジメチルホルムアミ
ド、またはジメチルアセトアミドが用いられる。
【0029】反応温度は0℃〜100℃で行われ、反応
時間は30分〜2時間である。
【0030】本反応によって得られる一般式(IV) を有
する化合物は常法に従って精製する。
【0031】(IV) と(V)の縮合反応は、縮合剤(ジ
シクロヘキシルカルボジイミド、カルボニルイミダゾ−
ル、シアノリン酸ジエチル、ジフェニルホスホリルアジ
ド、2,2’−ジピリジルジスルフィド、またはメチル
ピリジニウムハライドなど)の存在下に行うか、または
(IV) を前述の縮合剤と処理してアズラクトンとするか
あるいは塩基(トリエチルアミン、ピリジンまたはDB
Uなど)の存在下にアルコキシカルボニルクロリド(エ
トキシカルボニルクロリド、イソブチルオキシカルボニ
ルクロリドまたはベンジルオキシカルボニルクロリド)
を反応させ(IV) の混合酸無水物としてこれに(V)を
反応させることにより行われる。
【0032】本反応に用いる溶媒は反応(II) と(III)
に用いられる溶媒を用いることができる。反応温度は−
20℃〜150℃である。
【0033】得られた目的化合物(I)は通常の分離精
製手段、たとえば、洗浄、抽出、濃縮、再結晶、カラム
クロマトグラフィ−などの手段を用いることによって単
離することができる。
【0034】式(I)で表わされる化合物は、分子内に
不斉炭素を有する場合、複数個の立体異性体が存在する
が、これらの一種類の立体異性体またはその混合物はい
ずれも本発明に包含される。
【0035】一方本合成法により必要に応じて、光学異
性体を別個に合成することも可能である。すなわちその
場合はあらかじめ光学分割された原料化合物を用いて上
記の反応を行うことによって対応する式(I)の光学異
性体を得ることができる。
【0036】B法の(III)と(V)の縮合反応におい
て、通常(III)のアミノ基は保護(保護基は、イソブチ
ルオキシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニルな
ど)して行われる。(III)と(V)の縮合反応は、A法
で述べた(IV) と(V)の縮合反応と同様の反応条件下
で行われる。(III)と(V)の反応で得られる化合物
(VI) は常法に従って精製できる。ここに得られた(V
I) のアミノ基の保護基を除去した後、得られた化合物
と化合物(II) を反応させる。本反応はA法で述べた
(II)と(III) の反応と同様に行い一般式(I)を有す
る化合物が得られる。本発明によって得られる一般式
(I)を有する具体的化合物を表1にかかげる。
【0037】
【表1】
【0038】
【化13】
【0039】 ─────────────────────────────── 化合物番号 R1 X Z R3456 ─────────────────────────────── 1 Ph CO CH2 H CH3 CH3 Ph 2 Ph CO S H CH3 CH3 Ph 3 Ph CO CH2 H H CH3 Ph 4 Ph CO S H H CH3 Ph 5 Bz SO2 S H H CH3 Ph 6 DiFPh CO S H H CH3 Ph ─────────────────────────────── 上記表中、Phはフェニル基、Bzはベンジル基、DiFPh は
2,6−ジフルオロフェニル基を示す。
【0040】表中一般式(I)に不正炭素がある場合は
立体異性体の一種またはそれらの混合物であることを示
す。
【0041】一般式(I)を有する化合物は新規化合物
であり、すぐれた免疫賦活作用および抗腫瘍作用を有す
るので、各種感染症および悪性腫瘍の治療剤または予防
剤として有用である。次にその薬理活性に関して代表例
を挙げて述べる。
【0042】1)担癌マウスの免疫回復効果 エ−ルリッヒ・癌細胞移植ICR/JCL(雌性)マウ
スを担癌マウスとし、対照として非担癌マウスを用い、
BCGを抗原として遅延型アレルギ−反応をマウス足蹠
反応として調べた。
【0043】即ち、免疫9日前に、エ−ルリッヒ・癌細
胞2×106 個をマウス腋窩部皮下に移植しマウスを担
癌状態として500μgのBCGを1群10匹の担癌マ
ウス背部皮下に投与して免疫、免疫14日後に後肢足蹠
皮内にBCGを再接種、24時間後の足蹠の腫脹をBC
G非再接種足蹠との差によって測定した。正常動物対照
も同様にBCGにて免疫した。
【0044】被検化合物は、0.25%CMC含有生理
食塩水に懸濁または溶解し、免疫前4日及び2日の2
回、1回投与量1mg、または10mg/kgを経口、又は腹
腔内に投与した。
【0045】比較のため、すでに臨床的に応用されてい
る抗腫瘍性免疫療法剤ベスタチンおよびレバミソ−ルを
被検化合物と同様に投与した。
【0046】担癌動物の免疫機能回復は次式に従って回
復率を計算し求めた。
【0047】回復率=100−〔〔(正常対照動物の足
腫脹−担癌被検化合物投与動物の足蹠腫脹)/(正常対
照動物の足蹠腫脹−担癌対照動物の足蹠腫脹)〕×10
0〕 被検化合物の免疫回復効果は、正常動物対照に対する統
計学的検討の結果より、投与量のいずれかにおいて回復
率80%以上の場合には、その足蹠反応は正常動物対照
の足蹠反応との間に、差は認められないことにより、有
意な免疫回復効果有り(+)と判定し、更に回復率70
〜80%の場合を、免疫回復傾向有り(±)と判定し
た。その試験結果を表2に示す。
【0048】
【表2】 なお表中の化合物番号は表4の化合物番号を示す。
【0049】この結果から該被検化合物には免疫応答の
低下せる担癌マウスの免疫応答を正常動物と同程度にま
で回復させる作用のあることが認められる。
【0050】移植腫瘍に対する効果 マウス可移植性実験腫瘍とし、同系腫瘍であり、移植部
位より正常組織内に浸潤、または転移する頻度が高く、
悪性度が高いMH−134マウス肝癌を選択し、抗腫瘍
性化学療法剤との併用による抗腫瘍効果を検討した。
【0051】即ち、C3 H/HeN−Crj系(雌)マ
ウスの腋窩部皮下に、同系MH−134腫瘍細胞2×1
6 個を移植、腫瘍径が約10mmに達する移植7日目に
抗腫瘍性化学療法剤カルボコン2mg/kgを静脈内に投与
し、同時に被検化合物0.1mg/kg、1.0mg/kg、1
0mg/kgを腫瘍移植7日目より連日5日間経口的に投与
した。
【0052】被検化合物は、微量の界面活性剤Twee
n 80に溶解した後、生理食塩水を加え、均一な乳液
として投与した。
【0053】比較のため、すでに臨床的に応用されてい
る抗腫瘍性免疫療法剤ベスタチンを同様に投与した。
【0054】実験期間は腫瘍細胞移植後60日までと
し、腫瘍死までの平均生存日数を算出し、無処置対照群
平均生存日数に対する抗腫瘍性化学療法剤単独投与群及
び抗腫瘍性化学療法剤と被検化合物併用群の平均生存日
数増加率(延命率)を求めた。更に実験期間内におい
て、移植腫瘍部位より固形腫瘍が完全に、あるいは一旦
消失した動物数より奏効率を求めた。
【0055】被検化合物の抗腫瘍効果は、抗腫瘍性化学
療法剤単独投与群の延命率および奏効率に対する抗腫瘍
性化学療法剤と被検化合物併用群の延命率の増加(増加
延命率)および奏効率の増加(増加奏効率)を指標と
し、多くの腫瘍研究機関にて抗腫瘍性化学療法剤の有効
性判定基準として採用されている延命率25%以上を基
本に、投与量のいずれかにおいて、25%以上の増加延
命率を示す場合、又は抗腫瘍性化学療法剤単独投与群の
奏効率が0%である点より増加奏効率20%以上を示す
場合のいずれかの条件を満たした場合を(+)と判定し
た。その試験結果を表3に示す。
【0056】
【表3】 なお表中の化合物番号は表4の化合物番号を示す。
【0057】この結果から該被検化合物には抗腫瘍性化
学療法剤との併用により、すぐれた抗腫瘍効果のあるこ
とが認められる。
【0058】表2及び表3の薬理試験結果から明らかな
ように、本発明のアミノ酸誘導体は、免疫系に作用し、
後天的免疫不全状態を改善し、化学療法剤などとの併用
または単独投与により、悪性腫瘍の治療剤としてすぐれ
ていることが判明した。
【0059】本発明のアミノ酸誘導体は。腫瘍、細菌感
染症若しくは自己免疫性疾患を対照とする免疫賦活剤お
よび宿主介在性制癌剤としてすぐれていることが明らか
である。その投与形態としては皮下注射、静脈内注射、
筋肉内注射、坐剤などによる非経口投与法あるいは錠
剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤などによる経口投与法が
あげられる。その成人に対する投与量は対象疾患、投与
経路および投与回数などによって異なるが、通常は1日
5乃至300mgを1回または数回に分けて投与する。
【0060】本発明のアミノ酸誘導体は、他の免疫賦活
剤および制癌剤から類推して任意慣用の方法で投与用に
調整することができる。従ってこの発明は人体用医薬と
して好適なアミノ酸誘導体を含有する製剤組成物をも包
含するものである。このような組成物は任意所要の製薬
用担体により慣用の方法で使用に供される。これらの組
成物が単位投与量からなる場合には、各単位は5乃至5
0mgの活性成分を含有するのが好ましい。
【0061】次に参考例、実施例を示して、本発明を説
明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定される
ものではない。
【0062】
【参考例】
参考例1.N−(3−トリフルオロメチルベンゾイル)アミノ酢酸 グリシン(2.0g) と水酸化ナトリウム(2.1g) の水溶液
(15ml) に、氷冷下激しく攪拌しながら、3−トリフル
オロメチルベンゾイルクロライド(5.5g) をゆっくりと
滴下し、滴下終了後70℃でさらに2時間、加熱攪拌す
る。放冷後反応液を酢酸エチルで洗浄したのち水層を8
N塩酸で中和し、析出する結晶を濾取し、乾燥すると4.
6gの目的物を得た。
【0063】同様にして、式(IV) で表される原料中間
体を合成することができた。
【0064】参考例2.N−α,α−ジメチルベンジル−3−(ベンジルオキシ
カルボニルアミノ)プロピオンアミド N−ベンジルオキシカルボニル−β−アラニン(6.6g)
とα,α−ジメチルベンジルアミン(4.0g) およびトリ
エチルアミン(7.4g)を乾燥メチレンクロリド(400ml)に
溶解し、2−クロル−1−メチルピリジニウムヨ−ド
(8.8g) を室温でゆっくりと加え、添加後さらに2時間
加熱還流する。反応液を10%水酸化ナトリウム溶液、
1N−塩酸水で洗浄したのち、食塩水で洗浄し、無水硫
酸ナトリウムを加えて乾燥する。反応液を減圧濃縮して
得られる粗結晶(10.7g)をn−ヘキサン−ベンゼンより
再結晶すると融点96〜97℃を有する目的物5.6g得た。
(収率56%) 参考例3.N−α,α−ジメチルベンジル−3−アミノプロピオン
アミド 参考例2.の反応で得られた化合物(4.51g)とパラジウ
ム−カ−ボン(1.5g)とのメタノ−ル−酢酸−水(8:
2:1)混合液(110ml)に室温、常圧にて水素ガスを4
時間導入する。次いで不溶物を濾去した後10%水酸化
ナトリウム液でpH10とし、酢酸エチル(150ml)で抽出す
る。抽出液を食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後減圧濃縮すると目的化合物(2.3g) を油状分と
して得た。同様にして、式(VI) で表される原料中間体
を合成することができた。
【0065】参考例4.N−α,α−ジメチルベンジル−3−ベンジルオキシ−
2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)プロピオンア
ミド α,α−ジメチルベンジルアミン(5.0g) とトリフェニ
ルホスフィン(10.0g)の塩化メチレン(200ml) 溶液に10
〜15℃にてN−tert−ブトキシカルボニル−O−ベンジ
ル(L)セリン(11.0g) を粉末のまま加え、次いで2,
2’−ピリジルジスルフィド(8.2g)の塩化メチレン(20m
l)溶液を滴下した。室温にて1時間攪拌した後溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に付
した。酢酸エチル−ヘキサン(2:1)の溶出部より目
的化合物を油状物として得た。得量9.2g 参考例5.N−α,α−ジメチルベンジル−3−ベンジルオキシ−
2−アミノプロピオンアミド・トリフルオロ酢酸塩 参考例4で得られた化合物(9.0g) のアニソ−ル(2.4g)
−塩化メチレン(100ml) 溶液にトリフルオロ酢酸(15.0
g) を加え室温にて1時間攪拌した。反応終了後トリフ
ルオロ酢酸を留去し、残渣にエ−テルを加え、8.8gの目
的化合物を針状晶として得た。融点148 〜150 ℃。
【0066】参考例6.N−α,α−ジメチルベンジル−2−(tert−ブトキシ
カルボニルアミノ)−3−(p−メトキシベンジルチ
オ)プロピオンアミド α,α−ジメチルベンジルアミン(4.95g) およびトリフ
ェニルホスフィン(9.69g) のメチレンクロリド溶液(150
ml) にN−tert- ブトキシカルボニル−s−(p−メト
キシベンジル)システイン((α)D=−2.3 °(C=
1,CHCl3),12.51g) 、次いで2,2'−ジピリジンジスル
フィド(8.57g)を順次加え窒素気流下2時間15分加熱
還流した。反応終了後メチレンクロリドを加えメチレン
クロリド層を冷稀塩酸水で洗浄後、3%苛性ソ−ダ水
(氷冷した)ですばやく洗浄し、次いで冷稀塩酸水、食
塩水で洗浄した。メチレンクロリド層を無水硫酸ナトリ
ウムと共に乾燥後溶媒を留去する。得られた残渣(約30
g)をシリカゲル(500g) を用イたカラムクロマトで精製
した。15〜20%酢酸エチル含有ヘキサン流出部より15g
の結晶性残渣が得られた。酢酸エチル含有ヘキサンから
再結晶すると13.3g の目的化合物が得られた。融点81
℃、(α)D 25 =+6.7 °(C =1,CHCl3) 赤外線吸収スペクトルνmax(CHCl3) cm-1;1585,1610,16
80,3430 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δppm;1.47(9H,s),1.69
(6H,s),2.75(2H,d.d,J=5.8Hz,9Hz),3.71(2H,s),3.78(3
H,s),4.15(1H,t,J=5.8Hz),6.8 〜7.5(9H,m) 。
【0067】参考例7.N−α,α−ジメチルベンジル−2−アミノ−3−(p
−メトキシベンジルチオ)プロピオンアミド・トリフル
オロ酢酸塩 N−α,α−ジメチルベンジル−2−(tert−ブトキシ
カルボニルアミノ)−3−(p−メトキシベンジルチ
オ)プロピオンアミド(6.093g) のクロロホルム(20ml)
溶液にチオフェノ−ル(1.6g)を加え氷冷下トリフルオロ
酢酸(15ml) を加え20分間攪拌する。更に室温にて
1.5時間攪拌した後、溶媒および試薬を減圧下留去し
て得られる残渣をエ−テル(7ml)に溶解しヘキサン(50
ml) を加えると目的化合物が得られた。
【0068】参考例8.N−α,α−ジメチルベンジル−2−(tert−ブトキシ
カルボニルアミノ)−6−ベンジルオキシカルボニルア
ミノヘキサノアミド N−tert−ブトキシカルボニル−N−ベンジルオキシカ
ルボニルリジンのジシクロヘキシルアミン塩(517mg)を
酢酸エチルと少量の水に溶解し、10%クエン酸水溶液
で2回洗浄した。酢酸エチル層を水および飽和食塩水で
洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去後
残渣を塩化メチレン(9ml)に溶解し、この溶液にジシク
ロヘキシルカルボジイミド(209mg)とα,α−ジメチル
ベンジルアミン(145mg) の塩化メチレン(6ml) 溶液を加
え、室温にて2.5時間攪拌した。析出物を濾過後、濾
液を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチルに溶解して10%ク
エン酸、5%重曹水、飽和食塩水で順次洗浄した。無水
硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を減圧留去し、残渣を酢
酸エチル−ヘキサン(1:1)にてシリカゲルカラムク
ロマトグラフィ−に付すと297mg の目的化合物が無定形
物として得られた。 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)δppm:1.05-1.86(7H,m),
1.43(9H,s),1.62,1.64(6H,s ×2),3.11(2H,br.d.,J=6H
z),3.72-4.28(1H,br.),4.68-5.29(3H,m),6.40-6.65(1H,
br.),6.97-7.38(10H,m)。
【0069】参考例9.N−α,α−ジメチルベンジル−2−アミノ−6−(ベ
ンジルオキシカルボニルアミノ)ヘキサノアミド N−α,α−ジメチルベンジル−2−(tert−ブトキシ
カルボニルアミノ−6−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノヘキサノアミド(2.18g) にアニソ−ル(0.47g) および
トリフルオロ酢酸(10ml)を加え室温で30分攪拌する。
反応終了後トリフルオロ酢酸を減圧下留去し、残渣に5
%重曹水を加えて中和し酢酸エチルで抽出する。有機層
を10%クエン酸水溶液で抽出し、水層を5%重曹水で
中和後再び酢酸エチルで抽出する。抽出液を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し溶媒を減圧留去すると1.01g の目的
化合物が無定形物として得られた。
【0070】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3) δppm:1.10
-2.08(7H,m),1.61,1.64(6H,s×2),3.11(2H,br.d.,J=5.8
Hz),4.26-4.74(1H,br.),4.97-5.34(3H,m),6.93-7.15(1
H,br.s),7.15-7.56(10H,m),7.77-8.12(1H,m)。
【0071】参考例10.N−α,α−ジメチルベンジル−2−ベンゾイルアミノ
アセトアミド α,α−ジメチルベンジルアミン(1.0g) とトリフェニ
ルホスフィン(1.95g)を溶解した乾燥メチレンクロリド
(100ml) に馬尿酸(1.33g) と2,2'−ジピリジルジスルフ
ィド(1.63g) を順次加えて、2時間加熱還流する。反応
終了後、反応液を10%水酸化ナトリウム水溶液で洗浄
し、次いで1N−塩酸水溶液で洗浄した後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥する。反応液を減圧濃縮したのち残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−にかけて、分離
精製(ヘキサン−酢酸エチル混合溶媒)すると1.97g の
目的物を得た。収率90%、融点:156 〜157 ℃ 元素分析 (C182022 ) 計算値:C ,72.95 ;H ,6.80 ;N ,9.45 分析値:C ,72.99 ;H ,6.89 ;N ,9.45 赤外線吸収スペクトル νmax(nujol) cm-1:3380,3280,
1680,1645 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3) δppm:1.72(6H,s),4.21
(2H,d,J=5Hz),7.2-7.7(10H,m),7.8-8.0(2H,m)。
【0072】参考例11.N−(1,2,2−トリメチルプロピル)−2−ベンゾ
イルアミノアセトアミド 3−アミノ−2,2−ジメチルブタン(1.0g) と馬尿酸
(1.7g)の酢酸エチル溶液(30ml) に、氷冷下ジシクロヘ
キシルカルボジイミド(2.2g)を加え、室温にて2時間攪
拌し、さらに1夜放置する。析出物を濾別した後、濾液
を10%水酸化ナトリウム溶液で洗浄し、次いで1N塩
酸で洗浄した後、さらに食塩水で洗浄し、反応濾液を無
水硫酸ナトリウムで乾燥する。反応液を減圧濃縮し、残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−で精製する
と1.65g の目的物を得た。 収率64%、融点:124 〜126 ℃ 元素分析 (C152222 ) 計算値:C ,68.67 ;H ,8.45 ;N ,10.68 分析値:C ,68.65 ;H ,8.60 ;N ,10.65 赤外線吸収スペクトル νmax(nujol) cm-1:3300,1680,
1640 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3) δppm:0.90(9H,s),1.09
(3H,d,J=7Hz),3.80(1H,q-d,J=7Hz,3Hz),4.18(2H,d,J=7H
z),6.9-7.1(1H,br.s),7.3-7.55(3H,m),7.65-8.0(3H,
m)。
【0073】参考例12.N−α−メチルベンジル−2−(2,6−ジクロルベン
ゾイルアミノ)アセトアミド 窒素気流中でN−(2,6−ジクロルベンゾイル)グリ
シン(1.74g) とトリエチルアミン(0.71g)の乾燥テトラ
ヒドロフラン溶液(30ml) に、−20℃でゆっくりとイ
ソブチルクロロホルメ−ト(1.05g) を滴下し、20分間
攪拌する。次いで、α−フェネチルアミン(0.84g)を加
え、−10〜−20℃にたもちながら30分間攪拌した
のち反応液を酢酸エチル(60ml) で抽出する。抽出液を
10%水酸化ナトリウム溶液と1N塩酸で洗浄した後、
さらに食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥す
る。反応液を減圧濃縮した後残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィ−にかけて精製すると1.58g の目的物
を得た。 収率67%、融点155 ℃ 元素分析 (C171622 Cl2 ) 計算値:C ,58.13 ;H ,4.59 ;N ,7.98 ;Cl ,20.19 分析値:C ,57.98 ;H ,4.68 ;N ,8.02 ;Cl ,20.34 赤外線吸収スペクトル νmax(nujol) cm-1:3340,3230,
1645 核磁気共鳴スペクトル(DMSO-d6) δppm:1.40(3H,d,J=7H
z),3.87(2H,d,J=6Hz),4.90(1H,q-d,J=7Hz,6Hz),7.07-8.
87(10H,m) 。
【0074】参考例13.N−α,α−ジメチルベンジル−3−(ベンゾイルアミ
ノ)プロピオンアミド N−α,α−ジメチルベンジル−3−アミノプロピオン
アミド(0.4g)とトリエチルアミン(0.22g) のトルエン溶
液(10ml)にベンゾイルクロリド(0.3g)をゆっくりと滴下
し、さらに2時間攪拌する。次いでエチルエ−テル(20m
l)で希釈した後、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥す
る。反応液を減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィ−にかけ精製すると0.52g の目的物を得た。
【0075】収率87%、融点147 〜148 ℃ 元素分析 (C192222 ): 計算値 ;C ,73.52;H ,7.14;N ,
9.02 分析値 ;C ,72.92;H ,7.15;N ,
9.02 赤外線吸収スペクトル νmax(nujol) cm-1 :3300,1640 核磁気共鳴スペクトル (CDCl3) δppm:1.69(6H,s),2.5
4(2H,t,J=6Hz),3.71(2H,t-d,J=6Hz,6Hz),7.2-7.6(10H,
m),7.7-8.0(2H,m) 。
【0076】参考例14.N−α,α−ジメチルベンジル−2−ベンゾイルアミノ
−3−ベンジルオキシプロピオンアミド 参考例5で得られた化合物をトリエチルアミンにて処理
して得られる油状物(3.2g)とトリエチルアミン(1.5g)を
塩化メチレン(150ml) に溶解し、 この溶液に氷冷下ベン
ゾイルクロリド(1.5g)を滴下した。混合液を30分間攪
拌した後塩化メチレン層を水洗し無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。溶媒を留去し残渣をエ−テル−ヘキサンより
再結晶すると4.1gの目的化合物が得られた。融点88〜90
℃ 元素分析 (C262823 ): 計算値 ;C ,74.97;H ,6.78;N ,6.73 分析値 ;C ,74.74;H ,6.85;N ,6.68 赤外線吸収スペクトル νmax(nujol) cm-1 :3250,166
0,1630 参考例15.N−α,α−ジメチルベンジル−3−ヒドロキシ−2−
(ベンゾイルアミノ)プロピオンアミド N−α,α−ジメチルベンジル−2−ベンゾイルアミノ
−3−ベンジルオキシプロピオンアミド(2.0g)を10%
Pd/C(0.4g)の存在下、酢酸(4ml) −エタノ−ル(60m
l)中で接触還元した。反応終了後触媒を濾去し、溶媒を
留去した。得られた残渣を酢酸−ヘキサンより再結晶す
ると1.4gの目的化合物が得られた。
【0077】融点152 〜153 ℃ 元素分析 (C192223 ): 計算値 ;C ,69.92;H ,6.79;N ,8.58 分析値 ;C ,70.03;H ,6.87;N ,
8.66 赤外線吸収スペクトル νmax(nujol) cm
−1 :3400,3350,1660,1630 参考例16.N−α,α−ジメチルベンジル−2−ベンゾイルアミノ
−3−(p−メトキシベンジルチオ)プロピオンアミド 参考例6で得られた化合物をトルエン(50ml) に溶解
し、トリエチルアミン(4.70ml)を加え氷冷下ベンゾイル
クロリド(2.23g) を徐々に加えた。70分間攪拌した後
反応液に酢酸エチルを加え食塩水で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。溶媒を留去し得られた残渣をシリ
カゲル(210g) を用いたカラムクロマトグラフィ−で精
製する。30−40%酢酸エチル含有ヘキサン流出部よ
り4.31g の油状物が得られる。このものを酢酸エチル−
ヘキサン混液に溶解し析出する結晶(約250mg,(α)D
=0,mp189 ℃)を除き母液を濃縮するとガラス状の
目的化合物3.61g が得られた。(α)D 25 =−25.3
°(C=1,CHCl3) 赤外線吸収スペクトル νmax(CHCl3) cm-1 :1581,161
1,1650,1680,3330,3420 核磁気共鳴スペクトル (CDCl3) δppm:1.68(6H,s),2.6
-3.2(2H,m)3.77(2H,s),3.81(3H,s),4.75(1H,m),6.7-7.9
(16H,m) MS m/e:462(M+ ),C273032 S 参考例17.N−α,α−ジメチルベンジル−2−ベンゾイルアミノ
−3−メルカプトプロピオンアミド N−α,α−ジメチルベンジル−2−ベンゾイルアミノ
−3−(p−メトキシベンジルチオ)プロピオンアミド
(1.010g)をトリフルオロ酢酸(10ml)に溶かしアニソ−ル
(1.0ml)を加え、更に氷冷下窒素気流中でHg(OAc)2(793
mg) を加え攪拌した。1.5時間攪拌した後溶媒を室温
で留去し残渣にエ−テルを加え析出物を濾取する。得ら
れた析出物(水銀塩)をDMF(50ml) に溶解し氷冷下
硫化水素ガスを通じた。1.5時間後析出したHgS をセ
ライトで濾去し濾液を室温で減圧濃縮すると702mg の目
的物が結晶として得られた。融点169 〜173 ℃ 赤外線吸収スペクトル νmax(CHCl3) cm-1 :1585,160
7,1650,1680,3330,3430 核磁気共鳴スペクトル (CDCl3) δppm:1.68(6H,s),2.7
-3.3(2H,m)4.90(1H,m),7.1-8.0(10H,m) MS m/e:342(M+ ),343(M+ +1),C19222
2 S 参考例18.N−α,α−ジメチルベンジル−2−ベンゾイルアミノ
−6−ベンジルオキシカルボニルアミノヘキサノアミド N−α,α−ジメチルベンジル−2−アミノ−6−ベン
ジルオキシカルボニルアミノヘキサノアミド(2.14g) と
ピリジン(0.51g) の塩化メチレン(80ml)溶液に氷冷攪拌
下ベンゾイルクロリド(0.76g)の塩化メチレン(30ml)
溶液を10分間で滴下する。混合液を室温にて1.5時
間攪拌した後溶媒を減圧留去し、残渣に酢酸エチルと少
量の水を加え溶解する。10%クエン酸水溶液を加えた
後酢酸エチルで抽出する。抽出液を5%重曹水および飽
和食塩水で洗浄後無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒
を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィ−に付すると酢酸エチル−ヘキサン(1:1)で流
出した部分から2.06g の目的化合物が無晶形として得ら
れた。融点53〜58℃(分解) 元素分析 (C303534 ): 計算値 ;C ,71.83;H ,7.03;N ,8.38 分析値 ;C ,71.28;H ,6.83;N ,8.29 赤外線吸収スペクトル νmax(nujol) cm-1 :3280,172
0,1700,1655,1635 核磁気共鳴スペクトル (CDCl3) δppm:0.95-2.10(6H,
m),1.60(6H,br.s),3.12(2H,br.d,J=5.8Hz),4.53-5.30(4
H,m),6.91-7.93(17H,m)。
【0078】参考例19.N−α,α−ジメチルベンジル−6−アミノ−2−ベン
ゾイルアミノヘキサノアミド N−α,α−ジメチルベンジル−2−ベンゾイルアミノ
−6−ベンジルオキシカルボニルヘキサノアミド(1.73
g) をエタノ−ル(80ml)−1N塩酸(4ml)中10%Pd
/C(0.33g) 存在下、室温にて接触還元した。触媒を濾
別後濾液を減圧濃縮し1.35g の目的化合物を無晶形とし
て得た。融点94〜101 ℃(分解) 元素分析 (C222932 ・HCl・1/3 H2
O): 計算値 ;C ,64.46;H ,7.54;N ,
10.25 分析値 ;C ,64.11;H ,7.70;N ,
9.92 赤外線吸収スペクトル νmax(nujol) cm-1 :3250,165
5,1635
【0079】
【実施例】参考例1〜19の方法に準じて表4に掲げる
化合物を得ることができた。
【0080】
【表4】
【0081】
【化14】
【0082】 ────────────────────────────── 化合物番号 R1 X Z R3456 融点℃ ────────────────────────────── 1 Ph CO CH2 H CH3 CH3 Ph 119 〜120 2 Ph CO S H CH3 CH3 Ph ガム状 3 Ph CO CH2 H H CH3 Ph ガム状 4 Ph CO S H H CH3 Ph ガム状 ────────────────────────────── 上記表中、Phはフェニル基を、(s) はS配位を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 〔式中、R1 はベンジル基、置換基を有してもよいフェ
    ニル基(その置換基はハロゲン原子(フッ素、塩素、臭
    素を示す。)、これらの置換基を1乃至3個有してもよ
    い。)を示し、Xは−CO−基または−SO2 −基を示
    し、Zはメチレン基または硫黄原子を示し、R3 は水素
    原子を示し、R4 は水素原子または炭素数1乃至4のア
    ルキル基を示し、R5 は炭素数1乃至4のアルキル基を
    示し、R6 はフェニル基を示す。〕を有する化合物。
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