JPH0645590Y2 - 引戸の閉成装置 - Google Patents

引戸の閉成装置

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JPH0645590Y2
JPH0645590Y2 JP6502089U JP6502089U JPH0645590Y2 JP H0645590 Y2 JPH0645590 Y2 JP H0645590Y2 JP 6502089 U JP6502089 U JP 6502089U JP 6502089 U JP6502089 U JP 6502089U JP H0645590 Y2 JPH0645590 Y2 JP H0645590Y2
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JP
Japan
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sliding door
closing device
elastic biasing
connecting member
closing
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JP6502089U
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JPH034879U (ja
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文夫 竹村
納 高城
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Daihatsu Diesel Manufacturing Co Ltd
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Daihatsu Diesel Manufacturing Co Ltd
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば建物の出入口に設けられる引戸を自動
的に閉成動作させ得る引戸の閉成装置に関するものであ
る。
〔従来技術〕
この種の閉成装置としては、例えば実公昭60−32304号
公報に開示のものが知られている。
上記公報に開示の閉成装置では、ローラに支持されてレ
ール上を移動する引戸の閉止側壁上部に、流体ピストン
シリンダ機構(速度制御用のアクチュエータ)が固定さ
れている。上記流体ピストンシリンダ機構の動力取出回
転軸には減速歯車列が結合され、該歯車列の最終減速軸
に駆動スプロケット(駆動プーリ)が固定されている。
上記駆動スプロケットと対向する戸袋の引戸開放側壁上
部には、従動スプロケット(従動プーリ)が回転自在に
設けられている。そして、これらの両スプロケットに噛
み合うチェーン(条部材)の一方端は引戸の閉止側上面
に、又他方端は引戸の開放側上面にそれぞれ固定されて
いる。
前記流体ピストンシリンダ機構においては、シリンダの
内部にピストンが嵌挿され、該ピストンの一方側に圧縮
バネが介在されている。上記ピストンにはその行程方向
に長尺のラックが刻設されている。そして、上記ラック
と噛合するピニオン歯車が上記動力取出回転軸に固定さ
れて上記シリンダの側壁に設けたハウジング内に配備さ
れている。更に、上記シリンダ内には、上記ピストンの
動きに抵抗する油循環系統が設けられている。
従って、上記構成に係る従来の閉成装置では、引戸に外
力が作用してこの引戸が開方向に押されると、流体ピス
トンシリンダ機構内の圧縮バネが圧縮され引戸が開かれ
る。そして、上記引戸に対する外力が開放されると、圧
縮状態にある上記圧縮バネが弾性的に復元され、この時
の弾性付勢力により上記引戸が自動的に閉成動作され
る。
この場合、上記流体ピストンシリンダ機構内のピストン
の動きに油循環系統内の油の流れを絞ることにより抵抗
が与えられるため、上記引戸は同一速度を保ちながら低
速で移動される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記のような従来の閉成装置では、予め引戸
の閉成方向を限定して、それぞれ専用の部品を用いてチ
ェーンの両端部を引戸に直接固定することにより、左勝
手用若しくは右勝手用として組立てなければならない。
そのため、左勝手用及び右勝手用の専用の部品をそれぞ
れ備えておかなければならないと共に、その取付現場に
応じて閉成方向を適宜簡便に変更することができず、汎
用性に欠けるという欠点があった。
そこで、本考案の目的とするところは、引戸の閉成方向
に対応させてそれぞれ部品を揃えることなく、共通部品
を使用してその閉成方向を簡便に変更することができ、
引戸の組付現場に応じた閉成方向へ該引戸を移動させ得
る極めて経済的で汎用性の高い引戸の閉成装置を提供す
ることである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案が採用する主たる手
段は、その要旨とするところが、レールに沿って走行す
る引戸を1組の駆動プーリと従動プーリとの間に無端状
に掛け渡たされた条部材に連結部材を介して連結し、上
記駆動プーリを具備した速度制御用のアクチュエータ内
の弾性付勢手段を上記引戸の開方向への移動に伴って弾
性的に変形させて弾性付勢力を蓄積し、この弾性付勢力
により開状態にある上記引戸を閉方向へ移動させるよう
にした引戸の閉成装置において、上記連結部材の上記条
部材の往路と復路とに対応する位置にそれぞれ該条部材
に連結可能な第1及び第2の連結部を設け、該第1若し
くは第2の連結部と上記条部材の往路若しくは復路の部
分とを選択的に連結し得るようにした点に係る引戸の閉
成装置である。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して、本考案を具体化した実施例
につき説明し、本考案の理解に供する。尚、以下の実施
例は、本考案を具体化した一例であって、本考案の技術
的範囲を限定する性格のものではない。
ここに、第1図は本考案の一実施例に係る引戸の閉成装
置の構造を示すものであって、同図(a)は正面図,同
図(b)は同図(a)における要部側断面図,同図
(c)は同図(a)におけるA矢視部拡大図,同図
(d)は同図(a)におけるB矢視部拡大図、第2図は
上記閉成装置を構成するアクチュエータの構造図であ
る。
この実施例に係る引戸の閉成装置では、第1図(a),
(b),(c),(d)に示す如く、例えばアルミニウ
ム材を引き抜き成形してなるレール1上にローラ2が転
動自在に配備されており、引戸3がハンガー4を介して
上記ローラ2により支持されている。
上記レール1の一端上部にはブラケット5が取り付けら
れており、該ブラケット5には、従動プーリ6が回転自
在に設けられている。上記従動プーリ6と対向する上記
レール1の他端上部には、駆動スプロケット7(駆動プ
ーリ)を具備した速度制御用のアクチュエータ8が取り
付けられている。
上記従動プーリ6にはワイヤ9(条部材)が巻き掛けら
れ、上記駆動スプロケット7にはチェーン10(条部材)
が巻き掛けられている。そして、上記ワイヤ9,チェーン
10は、その各一端が取付板11bを介して連結され、その
各他端が取付板11c及びコイルスプリング12を介して連
結されることにより、無端状に形成されている。この場
合、上記チェーン10の他端部に対しては上記コイルスプ
リング12の端部に形成されたフック12a(第1図(c)
参照)が係脱可能に係合されているため、このフック12
aを上記チェーン10の他端部から取り外すことにより、
上記ワイヤ9及びチェーン10を極めて簡便に分解するこ
とができる。また、上記取付板11b,11cには、後述する
連結部材13を取り付けるための貫通孔11aが同一ピッチ
寸法にて穿設されている。
上記ハンガー4には、上記引戸3と上記ワイヤ9及びチ
ェーン10とを取付板11b若しくは11cを介して連結するた
めの上記連結部材13が取り付けられている。上記連結部
材13の上記取付板11c上の貫通孔11aと対応する位置(上
記ワイヤ9,チェーン10の例えば往路に対応する位置)に
貫通孔13c(第1の連結部)が穿設されており、上記連
結部材13の上記取付板11b上の貫通孔11aと対応可能な位
置(上記ワイヤ9,チェーン10の例えば復路に対応する位
置)に、貫通孔13b(第2の連結部)が穿設されてい
る。
そして、上記連結部材13の貫通孔13c,上記取付板11cの
貫通孔11aと上記連結部材13の貫通孔13b,上記取付板11b
の貫通孔11aとはそれぞれボルト及びナットにて選択的
に連結可能である。
尚、本実施例装置では、上記連結部材13と上記取付板11
cとがボルト及びナットにて連結されている。
この場合、上記取付板11b,11cに貫通孔11aを設けず、上
記連結部材13と上記取付板11b若しくは上記連結部材13
と上記取付板11cをそれぞれ選択的に直接クランプ部材
(不図示)にて連結するようにしてもよい。このような
クランプ構造とすることにより、更に上記ワイヤ9とチ
ェーン10とを上記のような取付板11b,11cを介さず直接
連結させた構造とすることができる。
更に上記従動プーリ6に代えてスプロケットを用い、ワ
イヤ9を省略し、チェーン10のみにて無端状に形成した
構造とすることも可能である。
上記アクチュエータ8では、第1図(a),(b)及び
第2図に示す如く、油液を充満したシリンダ14内にコイ
ルスプリング15(弾性付勢手段)で付勢されたピストン
16が嵌挿され、上記シリンダ14内が2室に区切られてい
る。そして、上記ピストン16に刻設されたラック16aと
ピニオン歯車17とが噛合され、該ピニオン歯車17には平
歯車18が取り付けられている。上記平歯車18は、所定の
減速比に設定された平歯車(不図示)と噛合されてお
り、この平歯車と同軸に前記駆動スプロケット7が接続
されている。
そして、上記2室に区切られたシリンダ14内は、異なる
経路の3個の油液流通路19a,19b,19cにて連通されてい
る。この各油液流通路19a,19b,19cには、それぞれ流量
調整弁20a,20b,20cが設けられている。
従って、上記構成に係る閉成装置では、引戸3が第1図
(a)において矢印21の開方向へ移動された場合、上記
アクチュエータ8のピストン16は同様に矢印21方向へ移
動され、コイルスプリング15が弾性的に変形されて弾性
付勢力が蓄積される。そして、上記引戸3に対する外力
が開放されると、上記弾性付勢力により上記ピストン16
が矢印22方向へ移動され、このピストン16の移動に伴っ
て上記引戸3が矢印22で示される閉方向へ移動される。
尚この場合、上記ピストン16の移動に伴って油液が油液
流通路19a,19b,19cを通過することによってこの油液の
量が段階的に変化するため、上記引戸3は、例えばディ
レード区間,通常区間,クッション区間の3つの区域に
てそれぞれ定められた最適の一定速度にて移動される。
尚、第1図(a)に示す本装置の組立状態は、引戸3が
矢印22方向へ移動することにより戸口が閉成される所謂
左勝手を示すものであるが、上記引戸3を矢印21方向へ
移動させることにより戸口を閉成するようにするには、
連結部材13の貫通孔13cと取付板11cの貫通孔11aとに嵌
挿されていたボルトを取り外し、上記連結部材13の貫通
孔13bと取付板11bの貫通孔11aとを整合させてボルトに
て連結することにより、その閉成方向を極めて簡便に変
更することができる。
従って、本実施例装置によれば、引戸3の閉成方向に対
応させてそれぞれ商品を揃えることなく、共通部品であ
る連結部材13や取付板11b,11cを使用して引戸3の閉成
方向を簡便に変更することができ、引戸の取付現場に応
じた閉成方向へ該引戸3を移動させるようにすることが
できる。
更に、本実施例装置では、レール1にアクチュエータ8
や従動プーリ6等が予めその所定位置で取り付けられて
いるため、本装置は取り扱い易く、現場での本装置の取
付工事を極めて効率良く実施することができる。
尚、上記実施例装置において、上記引戸3の閉成方向へ
の推進力を例えば強めようとする場合、上記アクチュエ
ータ8内のピストン16を予め矢印21方向へ所定量移動さ
せ、上記コイルスプリング15を所定量圧縮させておくこ
とにより実現可能である。そして、この場合、チェーン
10の他端部からコイルスプリング12のフック12aを外す
ことにより極めて簡便に駆動スプロケット7を回転自在
の状態とすることができることから、この駆動スプロケ
ット7を回転させてコイルスプリング15の弾性付勢力を
適宜簡便に変更することができる。
〔考案の効果〕
本考案は、上記したように、レールに沿って走行する引
戸を1組の駆動プーリと従動プーリとの間に無端状に掛
け渡たされた条部材に連結部材を介して連結し、上記駆
動プーリを具備した速度制御用のアクチュエータ内の弾
性付勢手段を上記引戸の開方向への移動に伴って弾性的
に変形させて弾性付勢力を蓄積し、この弾性付勢力によ
り開状態にある上記引戸を閉方向へ移動させるようにし
た引戸の閉成装置において、上記連結部材の上記条部材
の往路と復路とに対応する位置にそれぞれ該条部材に連
結可能な第1及び第2の連結部を設け、該第1若しくは
第2の連結部と上記条部材の往路若しくは復路の部分と
を選択的に連結し得るようにしたことを特徴とする引戸
の閉成装置であるから、引戸の閉成方向に対応させてそ
れぞれ部品を揃えることなく、共通部品を使用してその
閉成方向を簡便に変更することができ、引戸の取付現場
に応じた閉成方向へ該引戸を容易に移動させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る引戸の閉成装置の構造
を示すものであって、同図(a)は正面図,同図(b)
は同図(a)における要部側断面図,同図(c)は同図
(a)におけるA矢視部拡大図,同図(d)は同図
(a)におけるB矢視部拡大図、第2図は上記閉成装置
を構成するアクチュエータの構造図である。 〔符号の説明〕 1…レール、2…ローラ 3…引戸、4…ハンガー 5…ブラケット、6…従動プーリ 7…駆動スプロケット(駆動プーリ) 8…アクチュエータ 9…ワイヤ(条部材) 10…チェーン(条部材) 11a…貫通孔 11b,11c…取付板 12…コイルスプリング 12a…フック、13…連結部材 13c…貫通孔(第1の連結部) 13b…貫通孔(第2の連結部) 15…コイルスプリング(弾性付勢手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レールに沿って走行する引戸を1組の駆動
    プーリと従動プーリとの間に無端状に掛け渡たされた条
    部材に連結部材を介して連結し、上記駆動プーリを具備
    した速度制御用のアクチュエータ内の弾性付勢手段を上
    記引戸の開方向への移動に伴って弾性的に変形させて弾
    性付勢力を蓄積し、この弾性付勢力により開状態にある
    上記引戸を閉方向へ移動させるようにした引戸の閉成装
    置において、上記連結部材の上記条部材の往路と復路と
    に対応する位置にそれぞれ該条部材に連結可能な第1及
    び第2の連結部を設け、該第1若しくは第2の連結部と
    上記条部材の往路若しくは復路の部分とを選択的に連結
    し得るようにしたことを特徴とする引戸の閉成装置。
JP6502089U 1989-06-02 1989-06-02 引戸の閉成装置 Expired - Lifetime JPH0645590Y2 (ja)

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JP6502089U JPH0645590Y2 (ja) 1989-06-02 1989-06-02 引戸の閉成装置

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JPH034879U JPH034879U (ja) 1991-01-18
JPH0645590Y2 true JPH0645590Y2 (ja) 1994-11-24

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ID=31596477

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