JPH0645587B2 - スルフイン酸化合物及びこれを含有する抗酸化剤組成物 - Google Patents

スルフイン酸化合物及びこれを含有する抗酸化剤組成物

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JPH0645587B2
JPH0645587B2 JP61262504A JP26250486A JPH0645587B2 JP H0645587 B2 JPH0645587 B2 JP H0645587B2 JP 61262504 A JP61262504 A JP 61262504A JP 26250486 A JP26250486 A JP 26250486A JP H0645587 B2 JPH0645587 B2 JP H0645587B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規なベンゼンスルフィン酸系化合物に関し、
さらに詳細には抗酸化剤として有用な新規なベンゼンス
ルフィン酸系化合物及びそれを含有する抗酸化剤組成物
に関するものである。
(従来の技術) 空気中の酸素が関与する酸化反応によって染料、色素又
は種々の高分子物質が劣化することはよく知られてお
り、これを防止するため、これまで種々の劣化防止剤が
開発されてきた。これらの抗酸化剤としてはフェノー
ル、ヒドロキノンなどヒドロキシベンゼン類の誘導体、
N−置換ピペリジンの誘導体など種々の化合物が知られ
ている。
(発明の解決すべき問題点) これらの従来の劣化防止剤は、天然もしくは合成高分子
などの劣化防止剤として性能の満足しうるものではな
く、強力な抗酸化剤の開発が望まれていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは上記の要求を満足する抗酸化剤を開発する
ため鋭意研究を重ねた結果、ある種のベンゼンスルィン
酸誘導体が優れた抗酸化性を示すことを見出し、この知
見に基づきさらに研究を重ね本発明を完成するに至っ
た。
すなわち本発明は一般式 (式中、Xはナトリウム、カリウムもしくはアンモニウ
ムを示し、Y、Z及びWは、水素原紙、ハロゲン原子、
スルホニル基、ニトロ基、オキシカルボニル基、アルコ
キシ基、フェノキシ基、スルフォンアミド基、スルファ
モイル基、カルボンアミド基、カルバモイル基及びアル
キル基から選ばれた置換基を示し、Y、Z及びWは互い
に同じでも異なっていてもよく、Y、Z及びWの炭素原
子数の総和は12以上である。また、Aは−SO2NH−基
又は−CONH−基を示す。mは0又は1、nは1又は
2である。) で表わされるスルフィン酸化合物及びこれをを含有する
酸化剤組成物を提供するものである。
上記一般式(I)で表わされる化合物をさらに詳細に説
明する。
式中、Xのアンモニウムの例としては、アンモニウム、
トリエチルアンモニウムなどがあげられる。
Y、Z、Wにおいて、スルホニル基としてはアルキルス
ルホニル基、アリールスルホニル基を含み例えばブチル
スルホニル基、オクチルスルホニル基、ドデシルスルホ
ニル基、フェニルスルホニル基、ナフチルスルホニル基
など、オキシカルボニル基としてはアルコキシカルボニ
ル基、アリールオキシカルボニル基を含み例えばエトキ
シカルボニル基、ドデシルオキシカルボニル基、イソオ
クタデシルオキシカルボニル基、フェノキシカルボニル
基、ナフトキシカルボニル基など、ハロゲン原子として
は例えば塩素原子、臭素原子など、アルコキシ基として
は例えばメトキシ基、オクチルオキシ基、オクタデシル
基、イソオクタデシル基など、フェノキシ基としては例
えばフェノキシ基、p−ニトロフェノキシ基など、スル
ホンアミド基としては例えばベンゼンスルホンアミド
基、2−オクチルオキシ−5−tert−オクチルベン
ゼンスルホンアミド基など、スルファモイル基としては
例えばドデシルスルファモイル基、ヘキサデシルスルフ
ァモイル基など、カルボンアミド基としては脂肪族カル
ボンアミド、芳香族カルボンアミドを含み例えばテトラ
デカノイルアミド基、2−(2,4−ジ−tert−ベ
ンチルフェノキシ)ブタノイルアミド基など、カルバモ
イル基としては例えば、ドデシルカルバモイル基、3−
(2,4−ジ−tert−ベンチルフェノキシ)−プロ
ピルカルバモイル基など、アルキル基としては例えばペ
ンタデシル基、tert−オクチル基、ドデシル基など
があげられる。
本発明の上記一般式(I)で表わされる化合物において
Y、Z及びWの炭素原子数の総和は12以上であり、好
ましくは15〜60、より好ましくは20〜60であ
る。
炭素原子数が12未満では溶剤に対する溶解性が悪く、
結晶が析出することもあり、抗酸化力も劣る。
また炭素原子数に上限はないが、あまり多すぎると本発
明の効果が弱くなる。
Y、Z及びWとしては好ましいのは、これらの置換基
が、A基(もしくはSO2X基)が結合する位置に対しての
置換位置で、「ケミストリー及びバイオロジーにおける
置換定数の相関分析」(ニューヨーク)(1975年)
に記載のσ値に従って、置換基Y、Z及びWのσ値の総
和が0以上となるような組合せである。
なお、上記文献に記載されているσ値はアルキル鎖長の
短い官能基のものが多いため、記載されているアルキル
鎖長の最も近いものによってσ値を代用する。
以下に一般式(I)で表わされるスルフィン酸化合物の
代表例を示す。
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13) (14) (15) (16) (17) (18) (19) (20) (21) (22) (23) (24) (25) (26) (27) (28) (29) (30) (31) (32) (33) (34) (35) (36) (37) これらの例示化合物の赤外吸収スペクトルを1〜17図
に示した。各図の化合物は下記表の通りである。
次に本発明の一般式(I)で表わされるスルフィン酸化
合物の製造方法を示す。合成工程式(I)は一般式
(I)においてmが0の場合、合成工程式(II)は一般
式(I)においてmが1の場合である。
合成工程式(I) 合成工程式(II) (各式中、X、Y、Z、W、A及びnは前記と同じ意味
をもつ。) 出発原料であるスルホン酸誘導体は各種置換ベンゼンに
対し、スルホン化することによって得るか、又はベンゼ
ンスルホン酸を置換反応することによって合成すること
ができる。これらの合成法は例えば、E.ミラー「メソ
ーデン デルオルガニシェン ヘミー(ハウベン バイ
ル)バンドIX シュベッフェル−、セレン−、テルル−
フェルビンデュンゲン」ゲオルゲ チーメ フェルラー
グ(1955)(E.Miiller「Methoden der Organischen
Chemie(Houben-Weyl)Band IX Schwefel-,Selen-,Tellur
-Verbindungen」George Thieme Verlag,1955)に記載の方
法に準じて合成することができる。
上記合成工程式に示すように、スルホン酸誘導体又は
を出発原料とし、これをオキシ塩化リン又は五塩化リ
ン等で塩素化してスルホン酸クロリドとする。次
にこれを炭酸ナトリウム、あるいは炭酸水素ナトリウム
と亜硫酸ナトリウムにより処理してスルフィン酸化合物
のナトリウム塩が合成される。スルフィン酸化合
物のカリウム塩、スルフィン酸化合物のトリエチルアミ
ン塩を製造するには上記方法で合成したスルフィン酸化
合物のナトリウム塩を塩酸によりスルフィン酸化合物
とし、水酸化カリウム、又はトリエチルアミンで
塩とし、化合物10を得る。
本発明において抗酸化剤組成物とは、有効成分として前
記一般式(I)のスルフィン酸化合物と適当な希釈剤、
溶剤、担体などとの任意の比率での混合物の外、該スル
フィン酸化合物単独の場合も包含する意味である。
本発明の抗酸化剤組成物において一般式(I)の化合物
は単独で使用しても2種以上併用してもよい。また公知
の抗酸化剤を併用することもできる。特に併用する公知
の抗酸化剤としては、ヒドロキノン類、6−ヒドロキシ
クロマン類、スピロクロマン類及びこれら各種のアルキ
ルエーテル体が好ましく、さらにビスフェノール類、メ
チレンジオキシベンゼン類、スピロインダン類、N−置
換アニリン類も好ましい。
(発明の効果) 本発明の一般式(I)で示されるスルフィン酸化合物
は、強い抗酸化作用を示し、例えば色素、ゴム、プラス
チック等の合成高分子製品及び石油などの抗酸化剤とし
て有用である。
(実施例) 次に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明する。
実施例1 4−テトラデカノイルアミノベンゼンスルフィン酸ナト
リウム(例示化合物(1))の合成 (I)4−テトラデカノイルアミノベンゼンスルホニル
クロリドの合成 スルファニル酸17.3g(0.100モル)にDMAc7
0ml、トリエチルアミン30ml(0.214モル)を加え2
2℃から25℃で攪拌した。これにテトラデカノイルク
ロリド24.7g(0.100モル)を除々に加え、4時間
攪拌した。反応液を8℃から12℃に冷却し、オキシ塩
化リン10ml(0.109モル)を滴下した。氷浴をはずし
2時間攪拌した後、200mlの冷水に注ぎ、クロロホル
ム200mlで抽出し、クロロホルム層を2回水洗した
後、芒硝で乾燥した。芒硝をろ別後、減圧濃縮し、標記
化合物の油状物を得た。収量39.3g(収率98%) (II)4−テトラデカノイルアミノベンゼンスルフィン
酸ナトリウム(例示化合物(1))の合成 亜硫酸ナトリウム5g(0.040モル)に水20ml、炭酸
ナトリウム3.7g(0.035モル)を加え70℃で攪拌
した。これに4−テトラデカノイルアミノベンゼンスル
ホニルクロリド4g(0.010モル)を酢酸エチル20ml
に溶かした溶液を10分で滴下した。さらに1時間攪拌
した後、水40mlを加え、氷で冷却した。析出した結晶
をろ過し、冷水、エタノールで洗浄して例示化合物
(1)を得た。収量2.7g(収率69.2%)融点2
20℃以上 実施例2 4−テトラデカノイルアミノベンゼンスルフィン酸カリ
ウム(例示化合物(13)の合成 4−テトラデカノイルアミノベンゼンスルフィン酸ナト
リウム8g(0.021モル)にメタノール30mlを加え7
℃から8℃で攪拌した。これに濃塩酸1.8ml(0.021
モル)を徐々に加えた。析出した結晶をろ過し冷メタノ
ールで洗浄し、結晶を得た。この結晶を水酸化カリウム
1.2g(0.021モル)をメタノール20mlに溶かした
溶液に加え溶かし、不溶物をろ過し、減圧濃縮した。エ
タノール15mlを加えて晶析し、ろ過し冷エタノールで
洗浄して例示化合物(13)を得た。収量5.3g(収率6
4%)融点220℃以上 実施例3 4−テトラデカノイルアミノベンゼンスルフィン酸トリ
エチルアミン塩(例示化合物(14)の合成 4−テトラデカノイルアミノベンゼンスルフィン酸ナト
リウム8g(0.021モル)にメタノール30mlを加えて
7℃から8℃で攪拌した。これに濃塩酸1.8ml(0.02
1モル)を徐々に加えた。析出した結晶をろ過し冷メタ
ノールで洗浄し結晶を得た。この結晶に20mlのメタノ
ールを加え、20℃から22℃でトリエチルアミン3ml
(0.021モル)を加え溶かし、不溶物をろ過し、減圧濃
縮した。アセトニトリル30mlを加えて晶析し、ろ過
し、アセトニトリルに洗浄して例示化合物(14)を得た。
収量7.2g(収率73%)融点88℃〜90℃ 実施例4 3−メチル−4−オクタデシルオキシベンゼンスルフィ
ン酸ナトリウム(例示化合物(2))の合成 (I)2−オクタデシルオキシトルエンの合成 2−メチルフェノール11.4g(0.106モル)にDM
F100ml、無水炭酸カリウム15g(0.109モル)を
加え80℃から90℃で攪拌した。これにオクタデシル
ブロミド33.3g(0.106モル)を徐々に加えた。4
時間加熱攪拌をした後、濃塩酸10ml(0.116モル)を
含む氷水500mlに注いだ。析出した結晶をろ過し水で
洗浄して標記化合物を得た。収量36g(収率100
%) (II)3−メチル−4−オクタデシルオキシベンゼンス
ルホニルクロリドの合成 2−オクタデシルオキシトルエン36g(0.100モル)
にクロロホルム180mlを加え5℃から6℃で攪拌し
た。これにクロスルホン酸8ml(0.109モル)を滴下し
た。さらにアセトニトリル17ml、DMAc34mlを徐
々に加えオキシ塩化リン12ml(0.131モル)を滴下し
た。滴下後氷浴をはずし一時間攪拌をし300mlの冷水
に注いだ。クロロホルムをさらに100ml加え、抽出
し、二回水洗し、芒硝で乾燥した。芒硝をろ別後、減圧
濃縮し、アセトニトリル150mlで晶析し、ろ過して標
記化合物を得た。収量37.6g(収率82%) (III)3−メチル−4−オクタデシルオキシベンゼン
スルフィン酸ナトリウム(例示化合物(2))の合成 亜硫酸ナトリウム10g(0.079モル)に水60ml、炭
酸ナトリウム7.4g(0.070モル)を加え70℃で攪
拌した。これに3−メチル−4−オクタデシルオキシベ
ンゼンスルホニルクロリド9.2g(0.020モル)を酢
酸エチル50mlに溶かした溶液を10分で滴下した。さ
らに1時間攪拌した後水50mlを加え氷で冷却した。析
出した結晶をろ過し、冷水で洗浄して、例示化合物(2)
を得た。収量6.4g(収率72%)融点200℃以上 実施例4 4−イソオクタデシルオキシベンゼンスルフィン酸ナト
リウム(例示化合物(5))の合成 (I)イソオクタデシルオキシベンゼンの合成 フェノール9.4g(0.010モル)にDMF100ml、
無水炭酸カリウム15g(0.109モル)を加え80℃か
ら90℃で攪拌した。これに常法により合成したp−ト
ルエンスルホン酸イソオクタデシル42.4g(0.010
モル)を徐々に加えた。4時間攪拌をした後濃塩酸10
ml(0.116モル)を含む氷水500mlに注いだ。酢酸エ
チル400mlを加え抽出し、2回水洗をし、減圧濃縮を
した。これをカラムクロマトで精製し、標記化合物の油
状物を得た。収量15.6g(収率45.1%) (II)4−イソオクタデシルオキシベンゼンスルホニル
クロリドの合成 イソオクタデシルオキシベンゼン15.6g(0.045モ
ル)にクロロホルム50mlを加え5℃から6℃で攪拌し
た。これにクロルスルホン酸3.5ml(0.048モル)を
滴下した。さらにアセトニトリル15ml、DMAc30
mlを徐々に加えオキシ塩化リン5.5ml(0.060モル)
を滴下した。滴下後氷浴をはずし1時間攪拌をし200
mlの冷水に注いだ。クロロホルムをさらに100ml加
え、抽出し、2回水洗し、芒硝で乾燥した。芒硝をろ別
後減圧濃縮し、カラムクロマトで精製し、標記化合物の
油状物を得た。収量16g(収率79.8%) (III)4−イソオクタデシルオキシベンゼンスルフィ
ン酸ナトリウム(例示化合物(5))の合成 亜硫酸ナトリウム5g(0.040モル)に水30ml、炭酸
ナトリウム3.7g(0.035モル)を加え、70℃で攪
拌した。これに4−イソオクタデシルオキシベンゼンス
ルホニルクロリド4.5g(0.010モル)を酢酸エチル
20mlに溶かした溶液を10分で滴下した。さらに1時
間攪拌した後水100mlに注ぎ酢酸エチル100mlで抽
出した。酢酸エチル層を1回水洗した後減圧濃縮し、ワ
ックス状の例示化合物(5)を得た。収量3.6g(収率
83.3%) 実施例5 2,5−ジメトキシ−4−ペンタデシルベンゼンスルフ
ィン酸ナトリウム(例示化合物(7))の合成 (I)2−ペンタデシル−1,4−ジメトキシベンゼン
の合成 2−ペンタデシル−ハイドロキノン30g(0.094モ
ル)にDMF150ml、無水炭酸カリウム30g(0.21
7モル)を加え、80℃から90℃で攪拌した。これに
ヨウ化メチル29.4g(0.207モル)を1時間で滴下
した。さらに2時間加熱攪拌をした後、500mlの氷水
に注いだ。酢酸エチル300mlで抽出し、2回水洗した
後減圧濃縮をした。これにメタノール120mlを加え晶
析、ろ過し、冷メタノールで洗浄して標記化合物を得
た。収量22g(収率67.4%) (II)2,5−ジメトキシ−4−ペンタデシルベンゼン
スルホニルクロリドの合成 2−ペンタデシル−1,4−ジメトキシベンゼン17.
9g(0.051モル)にメチレンクロリド40mlを加え5
℃から6℃で攪拌した。これにクロルスルホン酸4ml
(0.054モル)を滴下した。さらにアセトニトリル15m
l、DMAc30mlを徐々に加え、オキシ塩化リン6.
2ml(0.067モル)を滴下した。滴下後氷浴をはずし、
2時間攪拌をし、200mlの冷水に注いだ。クロロホル
ムをさらに100ml加え、抽出し、2回水洗し、芒硝で
乾燥した。芒硝をろ別後、、減圧濃縮し、アセトニトリ
ルで晶析し、ろ過して標記化合物を得た。収量14.7
g(収率64.2%) (III)2,5−ジメトキシ−4−ペンタデシルベンゼ
ンスルフィン酸ナトリウム(例示化合物(7))の合成 亜硫酸ナトリウム5g(0.040モル)に水30ml、炭酸
ナトリウム3.7g(0.035モル)を加え、70℃で攪
拌した。これに2,5−ジメトキシ−4−ペンタデシル
ベンゼンスルホンクロリドを酢酸エチル20mlに溶かし
た溶液を10分で滴下した。さらに2時間攪拌した後水
20mlを加え冷却した。析出した結晶をろ過し冷水で洗
浄しさらに冷メタノールで洗浄して例示化合物(7)を得
た。収量2.8g(収率63.6%)融点220℃以上 実施例6 2−(2−オクチルオキシ−5−tert−オクチルベ
ンゼンスルホンアミド)−エタンスルフィン酸ナトリウ
ム(例示化合物(16))の合成 (I)2−(2−オクチルオキシ−5−t−オクチルベ
ンゼンスルホンアミド)−エタンスルホン酸の合成 タウリン8g(0.064モル)に水60ml、エタノール6
0ml、トリエチルアミン19.6ml(0.141モル)を加
え、15℃から20℃で攪拌した。これに2−オクチル
オキシ−5−オクチルフェニルスルホニルクロリド2
5.4g(0.061モル)を20℃〜25℃で滴下した。
3時間攪拌した後、濃塩酸10mlを含む水300mlに注
ぎ、酢酸エチル200mlで抽出した。酢酸エチル層を水
で2回洗浄した後、芒硝で乾燥した。芒硝をろ別後、減
圧濃縮して、標記化合物の油状物を得た。収量29.2
g(収率96.3%) (II)2−(2−オクチルオキシ−5−tert−オク
チルベンゼンスルホンアミド)−エタンスルホニルクロ
リドの合成 2−(2−オクチルオキシ−5−tert−オクチルベ
ンゼンスルホンアミド)−エタンスルホン酸43g(0.
0908モル)に五塩化リン38g(0.182モル)を加え、
40〜45℃で1時間攪拌した。反応液を1の氷水に
注ぎ、酢酸エチル300mlで抽出した。酢酸エチル層を
水で2回洗浄した後、芒硝で乾燥した。芒硝をろ別後、
減圧濃縮し、カラム精製して標記化合物の無色油状物を
得た。収量17.8g(収率39.8%) (III)2−(2−オクチルオキシ−5−tert−オ
クチルベンゼンスルホンアミド)−エタンスルフィン酸
ナトリウム(例示化合物(16))の合成 亜硫酸ナトリウム4.7g(0.0373モル)、炭酸水素ナ
トリウム6.0g(0.0714モル)に水80mlを加え40
℃で加熱攪拌した。これに2−(2−オクチルオキシ−
5−tert−オクチルベンゼンスルホンアミド)エタ
ンスルホニルクロリド16.8g(0.0341モル)をアセ
トニトリル70mlに溶解した溶液を滴下した。40℃〜
45℃で1時間攪拌した後、反応液を水500mlに注
ぎ、酢酸エチル200mlで抽出した。酢酸エチル層を水
で2回洗浄した後、芒硝で乾燥した。芒硝をろ別後減圧
濃縮して例示化合物(16)の粉末を得た。収量16.5g
(収率94.6%) 実施例7 2−オクチルオキシ−5−tert−オクチルベンゼン
スルフィン酸ナトリウム(例示化合物(10))の合成 亜硫酸ナトリウム8.2g(0.0651モル)、炭酸水素ナ
トリウム9.1g(0.108モル)に水100mlを加え4
0℃で加熱攪拌した。これに、2−オクチルオキシ−5
−tert−オクチルベンゼンスルホニルクロリド2
2.5g(0.054モル)をアセトニトリル100mlに溶
解した溶液を30分かけて滴下した。40〜45℃で1
時間攪拌した後、500mlの水に注ぎ酢酸エチル200
mlで抽出した。酢酸エチル層を2回水洗した後、芒硝で
乾燥した。芒硝をろ別後、減圧濃縮して例示化合物(10)
の無色油状物を得た。収量21.8g(収率100%) 実施例8 4−{2−(2,4−ジ−tert−ペンチルフェノキ
シ)ヘキサノイルアミノ}ベンゼンスルフィン酸ナトリ
ウム(例示化合物(12))の合成 (I)4−{2−(2,4−ジ−tert−ペンチルフ
ェノキシ)ヘキサノイルアミノ}ベンゼンスルホン酸ナ
トリウムの合成 スルファニル酸17.3g(0.1モル)にDMAc7
0ml、トリエチルアミン28ml(0.201モル)を加え2
0℃で攪拌した。これに2−(2,4−ジ−tert−
ペンチルフェノキシ)ヘキサノイルクロリド37.7g
(0.103モル)を30〜35℃で滴下した。1時間攪拌
した後、濃塩酸12mlを含む水1に注ぎ、酢酸エチル
300mlで抽出した。酢酸エチル層を水で2回洗浄した
後、芒硝で乾燥した。芒硝をろ別後、減圧濃縮して、油
状物を得た。収量50g(収率100%) (II)4−{2−(2,4−ジ−tert−ペンチルフ
ェノキシ)ヘキサノイルアミノ}ベンゼンスルホニルク
ロリドの合成 4−{2−(2,4−ジ−tert−ペンチルフェノキ
シ)ヘキサノイルアミノ}ベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム50.4g(0.1モル)にDMAc100ml、アセ
トニトリル100mlを加え加熱還流した。これにオキシ
塩化リン18.4ml(0.2モル)を1時間かけて滴下
した。2時間加熱還流を行っ後、1の氷水に注ぎ、酢
酸エチル300mlで抽出した。酢酸エチル層を水で3回
洗浄した後、芒硝で乾燥した。芒硝をろ別した後減圧濃
縮しカラム精製して標記化合物の黄色油状物を得た。収
量39.2g(収率75%) (III)4−{2−(2,4−ジ−tert−ペンチル
フェノキシ)ヘキサノイルアミノ}ベンゼンスルフィン
酸ナトリウム(例示化合物(12))の合成 亜硫酸ナトリウム5.8g(0.046モル)、炭酸水素ナ
トリウム7.4g(0.0881モル)に水70mlを加え、4
0℃で加熱攪拌した。これに、4−{2−(2,4−ジ
−tert−ペンチルフェノキシ)ヘキサノイルアミ
ノ}ベンゼンスルホニルクロリド22g(0.0421モル)
をアセトニトリル50mlに溶解した溶液を30分かけて
滴下した。40〜50℃で1時間攪拌した後、反応液を
1水に注ぎ酢酸エチル200mlで抽出した。酢酸エチ
ル層を3回水洗し、芒硝で乾燥した。芒硝をろ別した
後、減圧濃縮して例示化合物(12)の粉末を得た。収量5
1g(収率100%) 実施例9 3,5−ジ−{3−(2,4−ジ−tert−ペンチル
フェノキシ)プロピルカルバモイル}ベンゼンスルフィ
ン酸ナトリウム(例示化合物(17))の合成 (I)3,5−ジ−{3−(2,4−ジ−tert−ペ
ンチルフェノキシ)プロピルカルバモイル}ベンゼンス
ルホン酸ナトリウムの合成 3,5−ジ−メトキシカルボニルスルホン酸ナトリウム
10g(0.0338モル)にトルエン100ml、SM−28
16ml(0.0796モル)、3−(2,4−ジ−tert
−ペンチルフェノキシ)プロピルアミン21.7g(0.
0744モル)を加え70℃に加熱した。メタノールを留去
しながら3時間加熱攪拌した。水冷し、析出した不溶物
をろ別した。トルエン層を水で2回洗浄し、芒硝で乾燥
した。芒硝をろ別後減圧濃縮して標記化合物の油状物を
得た。収量27.5g(収率100%) (II)3,5−ジ−{3−(2,4−ジ−tert−ペ
ンチルフェノキシ)プロピルカルバモイル}ベンゼンス
ルホニルクロリドの合成 3,5−ジ−{3−(2,4−ジ−tert−ペンチル
フェノキシ)プロピルカルバモイル}ベンゼンスルホン
酸ナトリウム27.5g(0.0338モル)にDMAc10
0ml、アセトニトリル50mlを加え50℃で加熱攪拌し
た。これにオキシ塩化リン31ml(0.337モル)を滴下
した。50〜60℃で5時間加熱攪拌した。反応液を2
0℃に冷却した後500ml氷水に注ぎ酢酸エチル200
mlで抽出した。酢酸エチル層を2回洗浄した後芒硝で乾
燥した。芒硝をろ別した後減圧濃縮しカラム精製して標
記化合物の油状物を得た。収量11.5g(収率41.
9%) (III)3,5−ジ−{3−(2,4−ジ−tert−
ペンチルフェノキシ)プロピルカルバモイル}ベンゼン
スルフィン酸ナトリウム(例示化合物(17))の合成 亜硫酸ナトリウム2g(0.0159モル)、炭酸水素ナトリ
ウム2.4g(0.0286モル)に水100ml、アセトニト
リル20mlを加え40℃で攪拌した。これに3,5−ジ
−{3−(2,4−ジ−tert−ペンチルフェノキ
シ)プロピルカルバモイルベンゼンスルホニルクロリド
10.5g(0.013モル)をアセトニトリル100mlに
溶解した溶液を30分かけて滴下した。40〜45℃で
1時間攪拌した後、反応液を300mlの水に注ぎ、酢酸
エチル150mlで抽出した。酢酸エチル層を水で2回洗
浄した後、芒硝で乾燥した。芒硝をろ別した後減圧濃縮
して例示化合物(17)の粉末を得た。収量8.6g(収率
82.8%) 実施例10 2−ドデシルオキシ−5−ニトロベンゼンスルフィン酸
ナトリウム(例示化合物(23))の合成 (I)4−ドデシルオキシニトロベンゼンの合成 4−ニトロフェノール20g(0.144モル)に炭酸カリ
ウム25g(0.181モル)DMA200mlを加え、内温
85℃〜90℃で加熱攪拌した。これにドデシルブロマ
イド35.8g(0.144モル)を20分間で滴下した。
4時間攪拌後氷水に注ぎ、析出した結晶をろ別して標記
化合物を得た。収量38.5g(87.1%) (II)2−ドデシルオキシ−5−ニトロベンゼンスルホ
ニルクロリドの合成 4−ドデシルオキシニトロベンゼン25g(0.081モ
ル)にメチレンクロリド80mlを加え25℃で加熱し
た。これにクロルスルホン酸、10.4g(0.089モ
ル)を滴下した。滴下後10分間攪拌をし、DMAc1
00ml、アセトニトリル50mlを徐々に加え40℃〜5
0℃で攪拌した。これにオキシ塩化リン8.2ml(0.08
9モル)を加え2時間加熱した後500mlの氷水に注
ぎ、酢酸エチル300mlで抽出した。酢酸エチル層を水
で3回洗浄した後、芒硝で乾燥した。芒硝をろ別後、減
圧濃縮しカラム精製して標記化合物の黄色油状物〜個体
を得た。収量19.5g(59.4%) (III)2−ドデシルオキシ−5−ニトロベンゼンスル
フィン酸ナトリウム(例示化合物(23))の合成 亜硫酸ナトリウム3g(0.024モル)、炭酸水素ナトリ
ウム3.36g(0.040モル)に水40mlを加え40℃
で加熱攪拌した。これに2−ドデシルオキシ−5−ニト
ロベンゼンスルホニルクロリド8g(0.020モル)をア
セトニトリル40mlに溶解した溶液を30分かけて滴下
した。70℃で30分加熱攪拌した後、冷水40mlを加
え冷却した。析出した結晶をろ過し冷水で洗浄した後冷
メタノールで洗浄して例示化合物(23)を得た。収量6.
3g(収率79.9%)融点200℃以上 実施例11 3−テトラデカノイルアミノベンゼンスルフィン酸ナト
リウム(例示化合物(19))の合成 (I)3−テトラデカノイルアミノベンゼンスルホニル
クロリドの合成 メタニル酸17.3g(0.100モル)にDMAc70m
l、トリエチルアミン30ml(0.214モル)を加え、22
℃から25℃で攪拌した。これにテトラデカノイルクロ
リド24.7g(0.100モル)を徐々に加え4時間攪拌
した。反応液を8℃〜12℃に冷却し、オキシ塩化リン
10ml(0.109モル)を滴下した。氷浴をはずし2時間
攪拌した後200mlの氷水に注ぎ、クロロホルム200
mlで抽出し、さらにクロロホルム層を2回水洗した後、
芒硝で乾燥した。芒硝をろ別後減圧濃縮し、カラムクロ
マトグラフィーにより精製し、油状物を得た。収量3
4.5g(収率85.9%) (II)3−テトラデカノイルアミノベンゼンスルフィン
酸ナトリウム(例示化合物(19))の合成 亜硫酸ナトリウム7.5g(0.060モル)に水30ml、
炭酸水素ナトリウム10.1g(0.120モル)を加え7
0℃で攪拌した。これに3−テトラデカノイルアミノベ
ンゼンスルホニルクロリド6g(0.015モル)を酢酸エ
チル30mlに溶かした溶液を10分で滴下した。さらに
1時間攪拌した後、水100mlを加え、氷で冷却した。
析出した結晶をろ過し、冷水、エタノールで洗浄した。
収量3.2g(収率55%)融点220℃以上 実施例12 2−(3,5−ジドデシルオキシベンゼンカルボンアミ
ド)−エタンスルフィン酸ナトリウム(例示化合物(3
1))の合成 (I)3,5−ジドデシルオキシ安息香酸の合成 3,5−ヒドロキシ安息香酸エチルエステル10g(0.
055モル)にDMF100ml、炭酸カリウム11.4g
(0.083モル)を加え90℃〜100℃で攪拌した。こ
れにドデシルブロミド28.8g(0.116モル)を滴下
した。4時間攪拌した後メタノール200ml、水20ml
を加え加熱攪拌を2時間した。反応液を塩酸10mlを含
む氷水1000mlに注いだ。析出した結晶をろ過し、ア
セトニトリル200mlで再結晶して標記化合物を得た。
収量22.7g(収率84%) (II)3,5−ジドデシルオキシベンゾイルクロリドの
合成 3,5−ジドデシルオキシ安息香酸20g(0.041モ
ル)にベンゼン200mlDMF1mlを加え室温で攪拌し
た。これに塩化チオニル4.5ml(0.062モル)を滴下
した。1時間攪拌した後減圧濃縮し、標記化合物の油状
物を得た。収量20.6g(収率100%) (III)2−(3,5−ジドデシルオキシベンゼンカル
ボンアミド)−エタンスルホニルクロリドの合成 タウリン5g(0.040モル)にDMAc50ml、トリエ
チルアミン12.3ml(0.088モル)を加え15℃から
20℃で攪拌した。これに3,5−ジドデシルオキシベ
ンゾイルクロリド20.2g(0.040モル)を滴下し
た。1時間攪拌した後、アセトニトリル25mlを加え、
オキシ塩化リン5.5ml(0.060モル)を加え30℃〜
40℃で2時間攪拌した。反応液を500mlの氷水で注
ぎ酢酸エチル300mlで抽出した。酢酸エチル層を水で
2回洗浄した後、芒硝で乾燥した。芒硝をろ別後、減圧
濃縮し、カラム精製をして標記化合物の無色油状物を得
た。収量18.5g(収率34.4%) (IV)2−(3,5−ジドデシルオキシベンゼンカルボ
ンアミド)−エタンスルフィン酸ナトリウム(例示化合
物(31))の合成 亜硫酸ナトリウム1.8g(0.014モル)、炭酸水素ナ
トリウム2.3g(0.027モル)に水30mlを加え、4
0℃で加熱攪拌した。これに2−(3,5−ジドデシル
オキシベンゼンカルボンアミド)−エタンスルホニルク
ロリド8.5g(0.041モル)をアセトニトリル40ml
に溶解した溶液を滴下した。40℃〜45℃で30分間
攪拌した後反応液を水300mlに注ぎ酢酸エチル300
mlで抽出した。酢酸エチル層を水で2回洗浄した後芒硝
で乾燥した。芒硝をろ別後減圧濃縮して粉末を得た。収
量8.3g(収率98.3%) 実施例13 2−(2−クロル−5−ドデシルスルホニルベンゼンカ
ルボンアミド)−エタンスルフィン酸ナトリウム(例示
化合物(32))の合成 亜硫酸ナトリウム3.6g(0.028モル)、炭酸水素ナ
トリウム4.6g(0.054モル)に水60mlを加え、4
0℃で加熱攪拌した。これに2−(2−クロル−5−ド
デシルスルホニルベンゼンカルボンアミド)−エタンス
ルホニルクロリド12.5g(0.026モル)をアセトニ
トリル60mlに溶解した溶液を滴下した。40〜45℃
で30分間攪拌した後反応液を水300mlに注ぎ酢酸エ
チル300mlで抽出した。酢酸エチル層を水で2回洗浄
した後芒硝で乾燥した。芒硝をろ別後減圧濃縮して粉末
を得た。収量11.2g(収率91.6%) 実施例14 4−ドデシルスルホニルベンゼンスルフィン酸ナトリウ
ム(例示化合物(34)の合成 亜硫酸ナトリウム3.2g(0.025モル)、炭酸水素ナ
トリウム4.6g(0.054モル)に水60mlを加え30
℃で加熱攪拌した。これに4−ドデシルスルホニルベン
ゼンスルホニルクロリド9.8g(0.024モル)をアセ
トニトリル50mlに溶解した溶液を滴下した。30〜3
5℃で30分間攪拌した後反応液を水500mlに注ぎ酢
酸エチル300mlで抽出した。酢酸エチル層を水で2回
洗浄した後、芒硝で乾燥した。芒硝をろ別後減圧濃縮し
て粉末を得た。収量9.4g(収率98.9%) 実施例15 樹脂基材としてIIR(ポリサー社製、ブチル♯100
不飽和度0.7%を用い、下記組成物を基本配した。
ポリサーブチル♯100 100重量部 ハード・クレー 120重量部 亜鉛華 5重量部 ステアリン酸 2重量部 イオウ 1重量部 テトラメチルチウラム ジサルファイド 2重量部 SRFカーボン 10重量部 メルカプトベンゾチアゾール 0.5重量部 この組成物をロールで混練した後、プレス加硫を160
℃、45分行い、2mm厚のシートとした。このシートを
JIS3号ダンベルにて打抜き、試料a片とした。
同様にして第2表に示すように抗酸化剤を1.5重量部
含有した試料b〜eを作成した。
このようにして調製した試料片をギャーオーブン中12
0℃で100時間劣化させ、その抗張力(kg/mm2)およ
び伸び(%)を測定し、老化前の測定値との比(残率、
%)で耐老化性を評価した。その結果を第2表に示す。
この結果、本発明の化合物を抗酸化剤として用いた場
合、類似化合物と比較してもきわめて優れた抗酸化性を
有していることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第17図は本発明の例示化合物の赤外吸収スペ
クトルを示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 317/36 7419−4H 317/44 7419−4H C08K 5/41 KBU A 7242−4J C09K 15/12 15/28

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中、Xはナトリウム、カリウムもしくはアンモニウ
    ムを示し、Y、Z及びWは、水素原子、ハロゲン原子、
    スルホニル基、ニトロ基、オキシカルボニル基、アルコ
    キシ基、フェノキシ基、スルフォンアミド基、スルファ
    モイル基、カルボンアミド基、カルバモイル基及びアル
    キル基から選ばれた置換基を示し、Y、Z及びWは互い
    に同じでも異なっていてもよく、Y、Z及びWの炭素原
    子数の総和は12以上である。また、Aは−SO2NH−基
    又は−CONH−基を示す。mは0又は1、nは1又は
    2である。) で表わされるスルフィン酸化合物。
  2. 【請求項2】一般式 (式中、Xはナトリウム、カリウムもしくはアンモニウ
    ムを示し、Y、Z及びWは、水素原子、ハロゲン原子、
    スルホニル基、ニトロ基、オキシカルボニル基、アルコ
    キシ基、フェノキシ基、スルフォンアミド基、スルファ
    モイル基、カルボンアミド基、カルバモイル基及びアル
    キル基から選ばれた置換基を示し、Y、Z及びWは互い
    に同じでも異なっていてもよく、Y、Z及びWの炭素原
    子数の総和は12以上である。また、Aは−SO2NH−基
    又は−CONH−基を示す。mは0又は1、nは1又は
    2である。) で表わされるスルフィン酸化合物からなることを特徴と
    する抗酸化剤組成物。
  3. 【請求項3】高分子物質の劣化防止剤である特許請求の
    範囲第2項記載の抗酸化剤組成物。
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