JPH0645362Y2 - 自動車用空気調和装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置

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JPH0645362Y2
JPH0645362Y2 JP5603187U JP5603187U JPH0645362Y2 JP H0645362 Y2 JPH0645362 Y2 JP H0645362Y2 JP 5603187 U JP5603187 U JP 5603187U JP 5603187 U JP5603187 U JP 5603187U JP H0645362 Y2 JPH0645362 Y2 JP H0645362Y2
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JP
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mix door
door
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air
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JP5603187U
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JPS63162616U (ja
Inventor
栄二 高橋
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カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用空気調和装置に係り、特に前後席を
独立して温調するようにした自動車用空気調和装置の改
良に関する。
(従来の技術) 近年、車両には、車室内空調の快適性向上を目的とし
て、前席と後席とを独立して温調するようにした独立温
調型の空気調和装置が搭載されつつある。
この独立温調型の空気調和装置には、例えば、特開昭61
-1523号公報に開示されているように、前席側に吹出す
空気の温度を調節するミックスドア(以下、第1ミック
スドアという。)及び後席側に吹出す空気の温度を調節
するミックスドア(以下、第2ミックスドアという。)
を有し、この第1及び第2のミックスドアを互いに同期
して作動させたり、個々の独立して作動させたりして車
室内を快適な空調状態に制御している。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、このような従来の独立温調型の自動車用空気
調和装置にあっては、例えば、前席と後席とを最大冷房
状態(以下、フルクールという。)あるいは最大暖房状
態(以下、フルホットという。)にする場合には、第2
ミックスドアは第1ミックスドアに同期して作動するの
で、前席側は前記状態に設定できるが、後席側は必ずし
も前記状態に設定できない場合が生ずるという問題があ
る。
このことは、前席側のミックスドア、すなわち第1ミッ
クスドア及び後席側のミックスドア、すなわち第2ミッ
クスドアのセッティング時に、第1ミックスドアの開度
を検出する第1PBRと第2ミックスドアの開度を検出する
第2PBRとの抵抗値に相対誤差が存在することに起因して
いる。
このように、前席側と後席側とで空調状態のバランスが
崩れることは車室内空調の快適性を損うことになる。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みて成されたも
のであり、第1ミックスドアと第2ミックスドアとの相
対誤差を補正することによって、第2ミックスドアが第
1ミックスドアに同期して作動する自動車用空気調和装
置を提供することを目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するための本考案は、車室内前部と車室
内後部とを独立して温調する独立温調型の自動車用空気
調和装置において、当該室内前部に吹出す空気の温度を
調節する第1ミックスドア及び当該車室内後部に吹出す
空気の温度を調節する第2ミックスドア双方の開度誤差
を検出する誤差検出手段と、当該誤差検出手段によって
検出された当該開度誤差を記憶する記憶手段と、前記開
度誤差に基づいてミックスドア双方の開度を一致させる
ように何れか一方のミックスドアの補正量を演算する補
正量演算手段と、当該補正量演算手段の演算値に基づい
て当該第1ミックスドア及び当該第2ミックスドアの開
度を個々に独立制御するミックスドア制御手段とを有す
ることを特徴とするものである。
(作用) このように構成すると、第1図に示すように、動作する
ことになる。
記憶手段50は、誤差検出手段40によって検出された第1
ミックスドア11と第2ミックスドア12との開度誤差を記
憶する。そして、ミックスドア制御手段38には、記憶手
段50に記憶されている前記開度誤差に基づいて補正量演
算手段60によって演算された第1,第2の個々のミックス
ドア11,12の夫々の開度が出力される。これによって、
ミックスドア制御手段38は、第1ミックスドア11及び第
2ミックスドア2の開度を個々の制御する。
したがって、第1ミックスドア11と第2ミックスドア12
は、フルクール及びフルホットにおいては同一の開度に
制御されるので、快適な車室内の空調を行なうことがで
きる。
(実施例) 以下に本考案の係る自動車用空気調和装置の一実施例を
第2図乃至第5図に基づいて詳細に説明する。
第2図は、本考案に係る自動車用空気調和装置の概略構
成図を示す。
同図に示すように、この自動車用空気調和装置の空気流
通部は、インテークユニット1、クーラユニット2及び
ヒータユニット3とで構成されている。
インテークユニット1は、車室内に取入れる空気の内気
及び外気の切換をするインテークドア4と、インテーク
ドア4によって選択された空気取入れ口から空気を取入
れるファン5とを有している。
クーラユニット2には、インテークユニット1から取入
れた空気を冷却するエバポレータ6が設置されている。
ヒータユニット3には、仕切壁7により、前席用空気流
通路8と、後席用空気流通路9とが形成されており、そ
の仕切壁7には、クーラユニット2によって冷却された
空気を加熱するヒータコア10が、前席用空気流通路8
と、後席用空気流通路9とで、その面積を2分するよう
に設置されている。さらに、前席用空気流通路8のヒー
タコア10の上流側には、車室内前席側に吹出す空気の温
度を調節する第1ミックスドア11が設けられ、一方、後
席用空気流通路9のヒータコア10の前面には、車室内後
席側に吹出す空気の温度を調節する第2ミックスドア12
が設けられている。そして、ヒータコア10後面の仕切壁
7には、後席用空気流通路9を通過した空気を、前席用
空気流通路8に導くと共に、後席に吹出す空気の量を調
節するセパレータドア13が設けられている。また、前席
用空気流通路8には、デフ吹出口に連通する通路の開閉
をするデフドア14と、ベント吹出口に連通する通路の開
閉をするベントドア15と、フット吹出口に連通する通路
の開閉をするフットドア16とが設けられている。さら
に、後席用空気流通路9のセパレートドア13下流側に
は、この後席用空気流通路9を2分する仕切壁17が設け
られ、この仕切壁17によって、後席用フット通路18と後
席用ベント路19とが形成されている。そして、仕切壁17
の前面には、後席用フット通路18と後席用ベント通路19
に流入する空気の量を調節するリアモードドア20が設け
られている。
そして、これらのドアは、図示するように、インテーク
ドアアクチュエータ21、第1ミックスドアアクチュエー
タ22、第2ミックスドアアクチュエータ23及びシフトア
クチュエータ24に夫々接続されており、これらのアクチ
ュエータは、車室内外に設けられた各種センサ25と、車
室内に設けられ、乗員が要求する車室内の温度等を設定
するコントロールパネル26からの信号に基づいて作動す
る制御装置27によって駆動されるようになっている。
次に、制御装置27の一部周辺の概略構成図が第3図に示
してある。
同図に示すように、制御装置27内には、コントロールパ
ネル26に設けられたコントロールスイッチ28の出力信号
に基づき、シフトアクチュエータ24に、各ドアの開閉信
号を出力するモード検出部36と、車室内外に設けられた
外気センサ30、内気センサ31、日射センサ32、吸気温度
センサ33等の各種センサ25、第1ミックスドア11の開度
を検出する第1PBR34、第2ミックスドア12の開度を検出
する第2PBR35及びコントロールパネル26に設けられ、車
室内の要求温度を設定するPTC29等の出力信号に基づ
き、第1ミックスドアアクチュエータ22及び第2ミック
スドアアクチュエータ23に開閉信号を出力する第1、第
2ミックスドア開度算出部37とが設けられている。尚、
第1、第2ミックスドア開度算出部37は、誤差算出手
段、記憶手段、補正量演算手段、ミックスドア制御手段
の機能を包含している。
さらに、第4図には、第1ミックスドア11及び第2ミッ
クスドア12の周辺の制御装置図が示してある。
第1,第2ミックスドア開度算出部37は、第1PBR34及び第
2PBR35の相対的な開度誤差を検出する誤差算出部40、当
該開度誤差を記憶する記憶部50、前記開度誤差に基づい
て第1及び第2ミックスドア11,12双方の開度を一致さ
せるように第2ミックスドア12の開度補正量を演算する
補正量演算部60、第1ミックスドアアクチュエータ22と
第2ミックスドアアクチュエータ23との作動量を個々に
制御する第1,第2ミックスドア制御部38を有している。
この第1,第2ミックスドア制御部38には、第1ミックス
ドアアクチュエータ22と第2ミックスドアアクチュエー
タ23とが電気的に接続されると共に第1ミックスドアア
クチュエータ22には第1ミックスドア11が、第2ミック
スドアアクチュエータ23には、第2ミックスドア12が機
械的に接続されている。そして、第1ミックスドア11及
び第2ミックスドア12の開度は、第1PBR34及び第2PBR35
によって検出されている。
以上にように構成した本考案に係る自動車用空気調和装
置における制御装置は、第5図に示す動作フローチャー
トに基づいて以下にように動作する。
まず、第1ミックスドア11をフルクールあるいはフルホ
ット位置に設定し(ステップ1)、次に同様にして、第
2ミックスドア12をフルクールあるいはフルホット位置
に設定する(ステップ2)。次に、誤差算出部40は、同
図左側のグラフに示すように第1ミックスドア11と第2
ミックスドア12とが同一の位置における(例えば、フル
クール位置)、第1PBR34の電位と第2PBR35との電位の誤
差εを算出し、この誤差を記憶部50に格納する(ステッ
プ3)。
そして、補正演算部60は、前記した誤差εから、第1ミ
ックスドア11の開度に応じた理想的な第2ミックスドア
12の開度に相当する電圧を次式によって演算する。
V′={1/(1−2 ε)}V+ε/(2 ε−1) (ステップ4)。
この演算によって得られた補正値によって第1,第2ミッ
クスドア制御部38は、第1ミックスドアアクチュエータ
22及び第2ミックスドアアクチュエータ23それぞれの作
動量を独立して算出し、第1ミックスドア11及び第2ミ
ックスドア12の開度を独立制御する(ステップ5)。最
後に自動車用空気調和装置のメインスイッチがオフであ
るか否かの判断が第3図に示した制御装置27で成され、
オフであれば、プログラムの実行を停止し、オフでなけ
れば、ステップ4に戻って、以上に説明した処理を行な
う(ステップ6)。
このように、第1ミックスドア11の開度に同期して第2
ミックスドア12の開度を制御すると、例えば、制御装置
27から第1及び第2ミックスドア11,12を共にフルクー
ル、あるいはフルホットにすべき指令が出力されたとき
には、前席及び後席共にフルクール、あるいはフルホッ
ト状態を得ることができることになる。
[考案の効果] 以上の説明により明らかなように、本考案によれば、第
1ミックスドアと第2ミックスドアとの相対誤差を補正
することによって、第2ミックスドアが第1ミックスド
アに同期して作動するようにしたので、前席及び後席の
空調状態を均一にすることができ、快適な車室内の空調
を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る自動車用空気調和装置のブロッ
ク図、第2図、本考案に係る自動車用空気調和装置の概
略構成図、第3図は、第2図に示した自動車用空気調和
装置の制御装置周辺の概略構成図、第4図は、第3図に
示した制御装置の一部の内部構成を示す図、第5図は、
第4図に示した制御装置の動作フローチャートである。 11……第1ミックスドア、 12……第2ミックスドア、 38……第1,第2ミックスドア制御部(ミックスドア制御
手段)、 40……誤差算出部(誤差検出手段)、 50……記憶部(記憶手段)、 60……補正演算部(補正量演算手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内前部と車室内後部とを独立して温調
    する独立温調型の自動車用空気調和装置において、当該
    車室内前部に吹出す空気の温度を調節する第1ミックス
    ドア(11)及び当該車室内後部に吹出す空気の温度を調
    節する第2ミックスドア(12)双方の開度誤差を検出す
    る誤差検出手段(40)と、当該誤差検出手段(40)によ
    って検出された当該開度誤差を記憶する記憶手段(50)
    と、前記開度誤差に基づいてミックスドア(11,12)双
    方の開度を一致させるように何れか一方のミックスドア
    (11,12)の補正量を演算する補正量演算手段(60)
    と、当該補正量演算手段(60)の演算値に基づいて当該
    第1ミックスドア(11)及び当該第2ミックスドア(1
    2)の開度を個々に独立制御するミックスドア制御手段
    (38)とを有することを特徴とする自動車用空気調和装
    置。
JP5603187U 1987-04-15 1987-04-15 自動車用空気調和装置 Expired - Lifetime JPH0645362Y2 (ja)

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JPS63162616U JPS63162616U (ja) 1988-10-24
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