JPH0645238U - 直流電磁接触器 - Google Patents

直流電磁接触器

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JPH0645238U
JPH0645238U JP8248792U JP8248792U JPH0645238U JP H0645238 U JPH0645238 U JP H0645238U JP 8248792 U JP8248792 U JP 8248792U JP 8248792 U JP8248792 U JP 8248792U JP H0645238 U JPH0645238 U JP H0645238U
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JP
Japan
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contact
permanent magnet
fixed
movable
movable contact
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Pending
Application number
JP8248792U
Other languages
English (en)
Inventor
弘之 大西
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 永久磁石を器体の外部から取着自在にでき、
永久磁石の取着作業が容易にできる直流電磁接触器の提
供。 【構成】 互いに間隔をおいて対向配置した固定接触子
10,10 と、この固定接触子間に介在された電磁石装置21
によって駆動される可動枠20と、この可動枠に支承され
固定接触子と接離する可動接触子30と、可動接触子が固
定接触子に接触した状態を表示しこれらを収納した器体
40と、可動接触子を固定接触子から開離するときに発生
するアークを延ばす方向の極性となるよう器体に配設さ
れた永久磁石50とを備えた直流電磁接触器において、前
記永久磁石は、電路に接続された固定接触子及び可動接
触子間の通電方向に応じて極性を変化し得るよう器体の
外部から取着自在とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、直流電磁接触器に関し、更に詳しく述べるとアークを延ばすための 永久磁石を備えた直流電磁接触器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の直流電磁接触器として、実公平3-30971 号に示すものが存在する。こ のものは、消弧室をワンタッチで結合可能な上部カバーとアーク遮断ブロックと に分割して形成している。上部カバーは、安価な熱可塑性樹脂により形成しアー ク遮断ブロックをワンタッチで装着できる爪が外側を向く4個のフックを設けて いる。アーク遮断ブロックは、耐弧性のある熱硬化性樹脂により形成し永久磁石 を収納するU字状溝とフックと係合可能な段部を設けている。この、アーク遮断 ブロックに永久磁石を収納した状態で上部カバーのフックを段部に係合すること によって消弧室を形成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述した従来の直流電磁接触器にあっては、消弧室を上部カバーとアーク遮断 ブロックとに分割し、上部カバーを安価な熱可塑性樹脂によりアーク遮断ブロッ クを耐弧性のある熱硬化性樹脂によりそれぞれ形成しているので、消弧室の材質 が低価格なものになる。しかし、アーク遮断ブロック内のU字状溝に永久磁石を 収納しているので、アークを延ばす極性に永久磁石が取着されていない場合、ア ーク遮断ブロックを上部カバーから外して永久磁石を取り外す必要があり、永久 磁石の取着作業が煩わしいという問題があった。
【0004】 本考案は、上記問題点に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、永久 磁石を器体の外部から取着自在にでき、永久磁石の取着作業が容易にできる直流 電磁接触器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために本考案の直流電磁接触器は、互いに間隔をおいて 対向配置した固定接触子と、この固定接触子間に介在された電磁石装置によって 駆動される可動枠と、この可動枠に支承され固定接触子と接離する可動接触子と 、可動接触子が固定接触子に接触した状態を表示しこれらを収納した器体と、可 動接触子を固定接触子から開離するときに発生するアークを延ばす方向の極性と なるよう器体に配設された永久磁石と、を備えた直流電磁接触器において、前記 永久磁石は、電路に接続された固定接触子及び可動接触子間の通電方向に応じて 極性を変化し得るよう器体の外部から取着自在とした構成としてある。
【0006】
【作用】
本考案の直流電磁接触器によれば、電路に接続された固定接触子及び可動接触 子間の通電方向がアークを延ばす永久磁石の極性になっているかどうか器体の外 部から視認できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例を図1乃至図4に基づいて説明する。
【0008】 すなわち、直流電磁接触器は図1に示すように、互いに間隔をおいて対向配置 した固定接触子10,10と、この固定接触子10,10間に介在された電磁石装置 に よって駆動される可動枠20と、この可動枠20に支承され固定接触子10,10と接離 する可動接触子30と、可動接触子30が固定接触子10,10に接触した状態を表示し これらを収納した器体40と、可動接触子30を固定接触子10,10から開離するとき に発生するアークを延ばす方向の極性となるよう器体40に配設された永久磁石50 ,50とから構成されている。
【0009】 固定接触子10,10は、導電性を有する金属で、一端10a を器体40の外部に突出 させ後述する端子板に連設し中央部を折曲して他端10b を一端側10a と同方向と なるよう略U字状に形成し、この他端10b 側に固定接点11,11を固設している。 また、この固定接触子10,10の他端10b は、後述する可動接触子30の先端よりも 器体40の外部方向に位置している。可動枠20は、固定接触子10,10間に移動自在 となるよう一端が電磁石装置21に駆動され、他端が器体40の外部に突出し可動接 触子30が固定接触子10,10に接触した状態を表示する。また、可動枠20の他端近 傍には、可動接触子30を支承するための角孔22を有し、この角孔22に可動接触子 30を固定接触子10,10側に付勢する付勢ばね23を介して可動接触子30を支承する のである。可動接触子30は、基端30a が可動枠20に支承されその両端から延びる 先端30b ,30b が固定接触子10,10から離れるように屈曲形成されている。また 、この可動接触子30の固定接点11,11と対向する先端30b ,30b 近傍には、固定 接点11,11に接離する可動接点31,31を固設している。
【0010】 器体40は、図2に示すように、側面に、電路に接続される端子板41同士を隔離 する隔離壁42を有するとともに、上面に、可動枠20が移動したのを視認する通孔 43と固定接触子10,10間と同方向に形成された永久磁石取着部44とを有した上本 体40a と、電磁石装置21に補助電流を流すための端子板41を有した下本体40b と から構成されている。永久磁石取着部44は、中央部44a を高段とし両端部44b を 低段とした長方形状の凹状に形成している。中央部44a の上方向には、後述する 永久磁石カバーを固定するための爪45を形成している。
【0011】 永久磁石50は、長方形状に形成され、図2に示すように、プラスチック等の合 成樹脂で略長方形状に形成された永久磁石カバー51の両端部51a に、固定接触子 10,10及び可動接触子30間の通電方向と交差する方向に極性を合わせるよう嵌め 込んでいる。この永久磁石50を嵌め込んだ永久磁石カバー51を永久磁石取着部44 に取着するのである。
【0012】 次に、この永久磁石50による消弧方法を図4に基づいて説明する。すなわち、 電路の通電方向が図4に示す矢印X方向のとき、電磁石装置21(図1参照)の補 助電流が流れなくなると図4に示すように可動接点31が固定接点11から離れる。 このとき発生するアークは、固定接触子10の他端10b 及び可動接触子30の先端30 b に延び、更に永久磁石50によってアークが器体40の外側方向へ延びてアークが 消弧されるのである。また、工事の際の引き回し等で電路の通電方向が逆側にな った場合には、アークが器体40の内側方向へ延びる。このため、可動接点31と固 定接点11とがアークでもって短絡状態となる。そこで、このような場合には、器 体40の外部に設けられた永久磁石カバー51を逆向きにすることによって永久磁石 50の極性を逆向きにし、アークを器体40の外部に引き延ばすことによって、アー クを消弧するのである。
【0013】 次に、本考案の第2実施例を図5及び図6に基づいて説明する。このものは、 第1実施例と器体の永久磁石取着部及び永久磁石を嵌め込んだ永久磁石カバーの 形状が異なり、以下これについて説明する。
【0014】 すなわち、器体40は図5に示すように、側面に、電路に接続される端子板41同 士を隔離する隔離壁42を有するとともに、上面に、可動枠20が移動したのを視認 する通孔43と端子板41に連通した4つの永久磁石取着部44とを有した上本体40a と、電磁石装置21に補助電流を流すための端子板41を有した下本体40b とから構 成されている。永久磁石取着部44は、上面近傍に後述する永久磁石カバーの突起 が嵌合する嵌合凹所45を形成している。
【0015】 永久磁石50は、長方形状に形成され、図6に示すように、プラスチック等の合 成樹脂で略直方体状に形成された永久磁石カバー51に、固定接触子10,10及び可 動接触子30間の通電方向と交差する方向に極性を合わせるよう嵌め込む。永久磁 石カバー51は、図6に示すように、永久磁石50が嵌め込まれる嵌合部52a を有し た永久磁石カバー本体52と、この永久磁石カバー本体52の両側を挟み永久磁石50 が永久磁石カバー本体52から外れるのを防止する挟持板53とから構成されている 。永久磁石カバー本体52には、永久磁石取着部44の嵌合凹所45に嵌合する突起52 b を形成している。この永久磁石50を嵌め込んだ永久磁石カバー51の突起52b を 器体40の嵌合凹所45に嵌合させることによって永久磁石50を器体40に取着するの である。なお、固定接触子10及び可動接触子30間の通電状態が、アークを器体40 の内側方向に延ばす方向であれば、永久磁石カバー51を入れ換え永久磁石50の極 性を変化させればよい。
【0016】 次に、第3実施例を図7及び図8に基づいて説明する。このものは、第1及び 第2実施例と器体の永久磁石取着部及び永久磁石を嵌め込んだ永久磁石カバーの 形状が異なり、以下これについて説明する。
【0017】 すなわち、器体40は図7に示すように、側面に、電路に接続される端子板41同 士を隔離する隔離壁42を有するとともに、上面に、可動枠20が移動したのを視認 する通孔43と固定接触子10,10 間(図1参照)と同方向に形成された永久磁石取 着部44とを有した上本体40a と、電磁石装置21に補助電流を流すための端子板41 を有した下本体40b とから構成されている。永久磁石取着部44は、後述する永久 磁石カバーを支持する支持部44a を中央に設けこの支持部44a の両端に消弧室( 図示せず) に連通する通孔44c を有している。支持部44a には、その上面近傍に 後述する永久磁石カバーの突起が嵌合する嵌合凹所45を設けている。
【0018】 永久磁石50は、長方形状に形成され、図8に示すように、プラスチック等の合 成樹脂で略長方形状に形成された永久磁石カバー51に、固定接触子10,10(図1 参照)及び可動接触子30(図1参照)間の通電方向と交差する方向に極性を合わ せるよう収納する。永久磁石カバー51は、図8に示すように、永久磁石50を収納 するための保持突起52a を有した永久磁石カバー本体52と、この永久磁石カバー 本体52の両側面を挟む挟持板53とから構成されている。永久磁石カバー本体52に は、永久磁石取着部44の嵌合凹所45に嵌合する突起52b を形成している。この永 久磁石50を嵌め込んだ永久磁石カバー51の突起52b を器体40の嵌合凹所45に嵌合 させることによって永久磁石50を器体40に取着するのである。なお、固定接触子 10及び可動接触子30間の通電状態が、アークを器体40の内側方向に延ばす方向で あれば、永久磁石カバー51を入れ換え永久磁石50の極性を変化させればよい。
【0019】 なお、永久磁石の長さ、幅及び太さは、器体の永久磁石取着部に合わせて適宜 変化させればよい。また、永久磁石の形状は長方形状とは限らず、円柱状のよう に、電路に接続された固定接触子及び可動接触子間の通電方向に応じて極性を変 化し得るよう器体の外部から取着自在としたものであればよい。
【0020】
【考案の効果】
本考案の直流電磁接触器によれば、電路に接続された固定接触子及び可動接触 子間の通電方向がアークを延ばす永久磁石の極性になっているかどうか器体の外 部から視認でき、極性が間違っていても永久磁石を器体の外部から正常な極性と なるよう取着でき、永久磁石の取着作業が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す断面図である。
【図2】図1のものの分解斜視図である。
【図3】図1のものの要部を示す側面断面図である。
【図4】図1のものの可動接点が固定接点から開離する
ときに発生するアークを消弧する方法を示す説明図であ
る。
【図5】本考案の第2実施例を示す分解斜視図である。
【図6】図5のものの要部を示す分解斜視図である。
【図7】本考案の第3実施例を示す分解斜視図である。
【図8】図7のものの要部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 固定接触子 11 固定接点 20 可動枠 21 電磁石装置 30 可動接触子 31 可動接点 40 器体 43 通孔 44 永久磁石取着部 50 永久磁石

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに間隔をおいて対向配置した固定接
    触子と、この固定接触子間に介在された電磁石装置によ
    って駆動される可動枠と、この可動枠に支承され固定接
    触子と接離する可動接触子と、可動接触子が固定接触子
    に接触した状態を表示しこれらを収納した器体と、可動
    接触子を固定接触子から開離するときに発生するアーク
    を延ばす方向の極性となるよう器体に配設された永久磁
    石と、を備えた直流電磁接触器において、 前記永久磁石は、電路に接続された固定接触子及び可動
    接触子間の通電方向に応じて極性を変化し得るよう器体
    の外部から取着自在としたことを特徴とする直流電磁接
    触器。
JP8248792U 1992-11-30 1992-11-30 直流電磁接触器 Pending JPH0645238U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011150972A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Mitsubishi Electric Corp 電磁開閉器
JP2013041690A (ja) * 2011-08-11 2013-02-28 Fujitsu Component Ltd スイッチ及びコネクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011150972A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Mitsubishi Electric Corp 電磁開閉器
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