JPH0645234B2 - インクジエツト印刷装置における印刷液圧制御用流体サ−ボ機構 - Google Patents

インクジエツト印刷装置における印刷液圧制御用流体サ−ボ機構

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JPH0645234B2
JPH0645234B2 JP62007985A JP798587A JPH0645234B2 JP H0645234 B2 JPH0645234 B2 JP H0645234B2 JP 62007985 A JP62007985 A JP 62007985A JP 798587 A JP798587 A JP 798587A JP H0645234 B2 JPH0645234 B2 JP H0645234B2
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    • G05—CONTROLLING; REGULATING
    • G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00—Control of fluid pressure
    • G05D16/20—Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • G05D16/2006—Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means
    • G05D16/2066—Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using controlling means acting on the pressure source
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01—Ink jet
    • B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） この発明は、主として、インクジエツト印刷システムに
関するものであり、とりわけ、インクジエツト印刷ヘツ
ドに供給される印刷液圧の制御を行うための流体サーボ
機構に関する。
インクジエツト印刷装置においては、画像が形成される
印刷媒体は、ライン走査方式で、１又はそれ以上のイン
クジエツト印刷ヘツドに対して動かされる。走査線に沿
つて各印刷ヘツドが移動するので、各印刷ヘツドは走査
線上の一連の地点を通過し、この一連の地点に対して、
各印刷ヘツドは、インク（ink）、塗料（paint）、色素
含有インク（pigmented ink）等の印刷液体（writing f
luid）の液滴を射出し、その位置で液滴が着地してドツ
トを印刷する。ある形式のものにおいては、印刷ヘツド
は走査線上の印刷可能地点の各々に対して作動されて、
この各々の位置に対してインク液滴を射出し、その後
で、印刷ヘツドから印刷媒体に向かう飛翔中に液滴は静
電気的に制御され、走査線上の当該地点は印刷すべきか
否かに応じて、液滴が印刷媒体に指向するか、印刷媒体
外に指向するかが決められる。この形式の印刷ヘツドに
おいては、印刷ヘツドの作動周波数、言いかえると連続
した作動間の時間間隔は、走査線に沿つた印刷ヘツドの
速度によつて決められる。
もう１つの形式の印刷ヘツド、すなわち、「オン・デマ
ンド」印刷ヘツドと称されている形式の印刷ヘツドにお
いては、印刷ヘツドが走査線に沿つて移動する際に、走
査線上のドツト印刷位置のなかで、ドツト印刷が必要と
される地点でのみ印刷ヘツドが作動されてインク液滴を
形成する。そのために、連続した作動間の経過時間は、
印刷媒体に対する印刷ヘツドの移動速度のみによつて決
められるのではなく、走査線に沿つて形成されるべきド
ツトを規定する印刷パターンによつても決められる。
前記したいずれの形式のものにおいても、印刷ヘツドか
ら液滴が射出された後は、液滴は、液滴が射出された速
度によつて決まる飛翔パスに沿つて印刷ヘツドから印刷
媒体に向かつて一定距離の自由飛翔をする。それゆえ、
射出速度の変化は、液滴が印刷媒体に着地する位置のず
れをもたらすことになり、極めて不都合となる。さら
に、良好な印刷のためには、射出されたインク液滴のす
べてが均一の量であるべきであり、こうすることによつ
て、印刷媒体上に個々の液滴によつて印刷されたドツト
が実質的に均一のサイズのものとなる。
印刷ヘツドの作動に起因する共振（resonances）その他
の現象等の流体動力学、機械動力学特性によつて、射出
液滴の速度並びに量は、多くの印刷ヘツドにおいて、作
動周波数、言いかえると連続した作動間の経過時間の変
化に伴い、幅広く変化する。このことは、静電偏向を利
用した印刷ヘツドにおいて、印刷媒体に対して印刷ヘツ
ドが異なる速度で動かされる場合には幾分不都合となろ
う。しかしながら、このことは、「ドロツプ・オン・デ
マンド」形式の印刷ヘツドの場合は、特に不都合を生じ
る。というのは、連続する駆動パルス間の経過時間が、
この形式のプリンタの本来有する操作においては幅広く
変化するからである。すなわち、ある走査線上の一部分
を走査している際には、印刷ヘツドはすべての印刷可能
地点でドツトを印刷するように駆動されて、この場合は
連続する作動間の経過時間が極めて短かくなるのに対し
て、ある走査線上の他の部分を走査している際には、印
刷ヘツドは印刷可能地点のうちで時々しか駆動されず、
この場合は連続する駆動間の経過時間は比較的長くな
る。０．２〜０．５インチ（５．０８mm〜１２．７mm）
のまたはそれ以上のドツト印刷サイズを形成するよう
な、大量の液滴を射出するドロツプ・オン・デマンド型
のインクジエツト印刷ヘツドの場合は、印刷ヘツドの流
体動力学又は機械動力学特性によつて、一定の速度並び
に量で射出されるドツトの占める率は限定されてしまう
傾向にある。
本出願と関連した出願であつて、「インクジエツト印刷
機の駆動方法及び装置」という名称でなされた1984年７
月２６日出願の06/634,499号（本出願の発明と同一の譲
受人に譲渡された）には、連続する作動間の経過時間に
変動が生じても、一定の速度で液滴を射出できる様なイ
ンジエツト印刷ヘツドの駆動回路が開示されている。
もう１つの本出願と関連する出願であつて、同時に出願
している「インクジエツト印刷ヘツドに供給される印刷
液の圧力を動力学的に変更する方法及び装置」という名
称の出願（本出願と同一の譲受人に譲渡された）には、
インクジエツト印刷ヘツドに供給される印刷液の圧力を
制御するシステムについて開示されており、これによれ
ば、印刷ヘツドに供給されるインクの圧力は、一層高い
頻度で印刷ヘツドが駆動されたことに伴う印刷ヘツドの
ピエゾ空洞（the piezo cavity）内の液滴圧力を補償し
て、一層高い頻度で印刷ヘツドが駆動された際にも印刷
ヘツドが一定量の液滴を射出できる様にしている。ここ
で引用した特許出願に開示した印刷液体の圧力制御シス
テムでは、圧力の調節のために圧力制御機構を利用して
おり、可変容積の液室を含むものである。コントローラ
ーからのドツト率指令信号に応じて液室の容積は増減
し、液室内に収容されたインクの圧力を調節する。この
インクは、結局、適切な圧力で印刷ヘツドに供給され、
ピエゾ空洞内のインクの圧力が作動期間中適切なものと
なつて、その結果として、幅広い作動周波数の範囲に亘
つて、射出された各液滴は一定の量とされる。
（発明が解決しようとする問題点） この発明の目的は、それゆえ、幅広い作動周波数の範囲
に亘つて、印刷ヘツドが実質的に一定量の液滴を射出で
きるようにするために、インクジエツト印刷ヘツドに供
給される印刷液の圧力を制御するための流体サーボ機構
を提供することである。
この発明の目的は、さらに、インクジエツト印刷ヘツド
の作動周波数の幅広い動的変動範囲に対応しうる流体サ
ーボ機構を提供することである。
さらに、この発明の目的は、大きなドツトを形成するイ
ンクジエツト印刷システムに用いられる流体サーボ機構
であつて、信頼性があつて、従来のインクジエツト印刷
ヘツドに供給される印刷液体の圧力を制御する圧力制御
機構よりも安価で、複雑でない流体サーボ機構を提供す
ることである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明によつて、インク供給源からインクジエツト印
刷ヘツドに供給されるインクの圧力を制御するための流
体サーボ機構が提供される。
この発明の特徴は、インク供給源とインクジエツト印刷
ヘツドとの間に結合されたベローズにあり、これは、イ
ンクを受け入れる入口と、インクを吐出する出口を含ん
でいる。このベローズは、その容積を増減すべく拡大ま
たは縮少して、この拡大縮少に対応してベローズ内に含
まれたインクの圧力が増減する。この入口には弁が設け
られており、弁が開状態に走査された際にはベローズ内
へのインクの流入を許容し、弁が閉状態に操作された際
には、ベローズ内へのインクが流入するのを阻止してい
る。出口にはインクジエツト印刷ヘツドに供給されるイ
ンクの圧力を検知するための圧力検知器が設けられてお
り、検出圧力に比例した大きさの信号を発生する。
この発明の特徴は、さらに、検知されたインクの圧力と
所要のインク圧力とを比較するための比較手段にあり、
この２つの圧力差は駆動信号を形成する。ベローズに連
結された励起手段がこの駆動信号に応答して、ベローズ
内のインクの圧力を増減すべくベローズが拡張または縮
少するように、ベローズに力を及ぼし、このことによつ
てインクジエツト印刷ヘツドに所要の圧力でインクが供
給される。
この発明は、さらに、ベローズ内のインク量を所定の容
量範囲内に維持する手段と、インク量が所定の最低の量
である際には弁を開状態に操作し、インク量が所定の最
大の量である際には弁を閉状態に操作するための手段と
を含む。この発明の他の特徴並びに利点は添付の図面を
参照して、特許請求の範囲の記載並びに以後の記載から
明らかとなろう。
（実施例） ここで図面を参照し、特に、第１図を考察する。符号１
０で示すインクジエツト印刷装置が示されており、垂直
軸１６に装架されて回転可能な円筒ドラム１４の外表面
に印刷媒体（受け取り面）１２が位置している。駆動モ
ーター２０によつてドラム１４は垂直軸１６に対して矢
印１８で示す方向に回転させられ、軸に対するドラムの
回転位置はエンコーダー２２によつて検出される。イン
クジエツト印刷ヘツド２４が、印刷媒体１２上に液滴を
射出すべく位置づけられている。ドラム１４の回転に伴
ない、印刷ヘツド２４は徐々に下方に移行し、その結
果、ドラムの各回転毎に、印刷ヘツドは印刷媒体１２上
の新しい線２６を走査し、各走査線は、連続した１つの
螺線からなる実質的に単一の渦巻となる。この下方移行
を達成するために、印刷ヘツド２４はキヤリツジ２８に
搭載されておりキヤリツジ２８は、駆動モーター３４に
よつて回転されるリードねじ３２によつて、矢印３０で
示す垂直方向に駆動される。印刷液体またはインクは、
流体サーボ機構に連結された管３６を介して印刷ヘツド
に供給される。この流体サーボ機構は、本発明を具現化
したもので符号５４で総括されるブロツクとして示され
ているが、これについては詳細を後に記する。印刷ヘツ
ド２４を駆動する電力は、一対の電線３８を通じて印刷
ヘツド２４に供給される。この電線は、さらに言えば、
印刷ヘツドの一部分を形成しているピエゾ作動素子に連
結されている。印刷ヘツド２４を作動するための駆動信
号源は、インクジエツト印刷ヘツド作動装置４０であ
る。
第１図において、印刷装置１０は制御手段（コントロー
ラー）４２によつて制御されている。コントローラー４
２は、エンコーダー２２からの信号を受けて、駆動モー
ター２０及び３４に信号を供給し、印刷媒体１２とイン
クジエツト印刷ヘツド２４との間の相対的な動作を創成
し制御する。コントローラー４２は、さらに、ビデオ信
号源44で形成されたビデオ信号の入力に応答し、このビ
デオ信号に対応してライン４６上にタイミング信号を出
力し、このタイミング信号の各々が、インクジエツト印
刷ヘツド２４の１回の動作を指示する。コントローラー
４２は印刷媒体１２と印刷ヘツド２４の間の相対的動作
に同期してタイミングパルスを次のように発生する。す
なわち印刷ヘツドが新らしいドツド印刷可能位置に移動
する毎に、当該位置におけるインクドツトの印刷予定の
有無に応じて、タイミングパルスを生成し、または生成
しない。コントローラー４２は、また、一組のタイミン
グパルスをライン４８上に出力し、このタイミングパル
スは、印刷ヘツド２４における所定のインク圧力に関係
する。この、圧力に関係するパルスはドツト率指令発生
源５０に受け入れられ、当該ドツト率指令発生源５０は
ライン５２上に信号を発生する。ドツト率指令発生源５
０は、本発明を具現化した流体サーボ機構に連結されて
いる。ドツト率指令信号はインクジエツトヘツドにおけ
る所定のインク圧力を示す信号であり、この信号はイン
クジエツトヘツドにおける実際のインク圧力を示す信号
と比較される。この実際の圧力と所定の圧力の差を示す
信号は、インクジエツトヘツドに供給される印刷液の圧
力を調節するための流体サーボ機構の駆動に用いられ
る。印刷液供給源５６は管５８を介して流体サーボ機構
５４に連結されており、インクをサーボ機構、そして印
刷ヘツドに供給する。即時のドツト発生率に対応してイ
ンクジエツトヘツドに供給されるインクの圧力を変更す
る回路については、本出願と同時にデールＧ．ブレーク
（Dale G.Blake）とレオナルドＧ．リツヒ（Leonard G.
Rich）の名で出願された「インクジエツト印刷ヘツドに
供給される印刷液の圧力を動的に変更するための方法並
びに装置」という名称の特許出願に開示されており、当
該特許出願の開示内容は、本出願においても参照のため
に組み込まれているが、回路の詳細をさらに理解しよう
とするならば、この参照が有用となろう。
第２図をここで参照する。この発明を具現化した流体サ
ーボ機構が、好適実施例の例示として提供されており、
これは、符号６０で示されている。この流体サーボ機構
６０は、ベローズ６２を構成要素としていて、このベロ
ーズの一端７２には入口６４と出口６６が設けられてい
る。このベローズ６２は、望ましくは、曲げやすく伸縮
しない、非多孔質の素材、例えば極めて薄いステンレス
鋼のようなもので作られるのがよく、こうすることで、
バルジング（bulging）や側面変形を生ずることなくベ
ローズの拡張と縮少が可能となる。
本発明で利用されるタイプのベローズは、市場で入手可
能なものであり、当業者には周知のものである。例え
ば、スタンダード・ウエルデツド・ベローズ・カンパニ
ー（Standard Welded Bellows Company）製の部品番号8
4−52−１−EEは市場で入手可能である。
さらに第２図を参照すると、支持メンバー７０の一端が
基板７１に結合されており、支持メンバー７０の他端６
９は、ベローズ６２の端部２と固着されていて、当該端
部７２を基板７１に対して所定の空間位置に保持してい
る。
基板７１上にはさらに１個の電磁駆動装置６８が搭載さ
れている。この電磁駆動装置６８は、拡声機のコーン変
位によく使われているような音声コイル（voice coil）
タイプのものと似かよつた動作をする。図示の例では、
電磁駆動装置６８は、環状外壁８２と、中央のポール部
材８４とからなる永久磁石８０を構成要素としている。
中央ポール部材８４は、環状外壁８２と同心上にあり、
この外壁とポール部材との間には環状の空隙８３が形成
され、磁場がこの空隙に維持される。コイル部材もしく
はアーマチユア８６は、空隙８３内で、中央ポール部材
８４上をその長手軸方向に移動するボビン８８を構成要
素としている。導体９０がボビンに巻かれてコイルを形
成している。このコイル部材８６は、導体９０の端子９
２，９４を通じて電気信号が供給されてコイルが励磁さ
れると、軸心方向に移動する。コイル部材８６の励磁に
よつて、電磁場が形成され、この電磁場が、空隙８３に
存在する永久磁石による磁場に作用を及ぼして、矢印７
８で示す方向、すなわちアーマチユアを基板７１に向か
う方向または遠ざかる方向に動かす。
コイル部材８６は連結ロツド７４を有しており、この連
結ロツド７４はボビン８８に固着されていて、ボビン８
８の中心から軸線方向に延出していて、ポール部材８４
の中央を通り抜けている。連結ロツド７４の一端７５は
ベローズ６２の端部76に連結されている。連結ロツド７
４の他端７３は、電磁駆動装置６８の基板にある軸受８
７を通り抜けて延出しており、このために、コイル部材
８６が矢印７８で示す軸線方向に移動する際に、コイル
部材８６の側方移動が阻止される。
コイル部材８６を励磁するための励磁信号は比較器100
によつて発生される。比較器100の出力は、導線９０の
一方の端子９２に接続されている。比較器100は、ドツ
ト率指令発生源に電気的に接続された入力102を有して
いる。このドツト率指令発生源は、インクジエツト印刷
ヘツド２４における所要のインク圧力を示す電気的信号
を発生し、この信号は、印刷ヘツド２４から射出される
液滴の即時のドツト発生率に対応している。
比較器100のもう一方の入力104は、圧力検知器106に接
続されている。この圧力検知器106は、ベローズ６２の
出口６６とインクジエツト印刷ヘツド２４との間に設け
られている。圧力検知器106は、ベローズの出口66とイ
ンクジエツトヘツド２４との間を連絡している管路108
内のインク圧力を検知し、この圧力検知に応答して、イ
ンクジエツトヘツド２４に供給されるインクの圧力に比
例した信号を発生する。比較器100は、入力102，104に
現われた信号を互いに比較し、出力９２に励磁信号を発
生してコイル部材８６を励磁し、コイル部材８６をして
２つの圧力信号の差に比例した力をベローズ６２の端部
７６に作用させる。励磁信号の強さは、多くの要因によ
り決まる。この要因は、流体動力学、とりわけインクジ
エツトヘツド使用時の流体動力学であり、また、インク
ジエツトヘツドの作動周波数であり、また、インク供給
に関する液圧特性であり、一般的に言つて、実験によつ
て決定されるべきものである。
インクは与圧装置（図示していないが、典型的には１０
−１５psi の圧力である）を介して、例えばインク供給
源とベローズの入力６４の間に連結された電磁弁118を
介して、ベローズ６２に供給される。電磁駆動装置６８
は、インクがベローズの出口６６から放出される期間中
ベローズの端部７６に作用する力を維持して所要のイン
ク圧を達成し、ベローズ内のインク量はインクジエツト
印刷ヘツド２４からインク滴が射出されることに伴つて
減少する。ベローズ６２の端部７６に装着された位置決
めロツド112が移動して電磁弁118に接続されたスイツチ
114をオン位置にするまでベローズ６２は縮少、すなわ
ち、ベローズの容量が減少する。
スイッチ114はオン位置とオフ位置を有しており、位置
決めロツド112の端部にある接触子９８がスイツチ114の
接点116と電気的にそして物理的に接触するまで移動し
た時にはスイツチ114はオン位置になる。スイツチ114
は、導線115，117を介して電磁弁118と電気的に接続さ
れていて、スイツチ114がオン位置であれば、導線115を
介して電磁弁118に対する電気回路が形成されて、電磁
弁118を開状態に操作する駆動力が電磁弁118に供給され
る。電磁弁118がこの様に操作されると、インク供給源
からベローズ６２内にインクの流入が許容され、ベロー
ズ内にインクが満たされる。インクがベローズ６２に満
たされることに伴い、ベローズは拡張−位置決めロツド
112とその端部の接触子98が移動して、スイツチ114のオ
フ接点120に電気的にそして物理的に接触するまで−す
る。ここで導線117を介した電気回路が形成されて、電
磁弁118をオフ状態に操作する駆動力が電磁弁118に供給
され、ベローズ６２内へのインクの流入は停止される。
従つて、この切り換え操作の結果として、ベローズ６２
内の容量は、インクジエツト印刷ヘツドに対して所要の
圧力でインクを供給するのに有効なインクの適正供給量
を保証する容量の最小量と最大量との間の容量に維持さ
れる。電磁駆動装置６８は、所要の力をベローズに作用
させて、所要の容量範囲内にあるすべてのインク容量に
対して、所要のインク圧力を達成するものであることに
留意することは重要なことである。この流体サーボ機構
を実施したある具体例においては、ドロツプ・オン・デ
マンド型の大径のドツトを形成するインクジエツト印刷
ヘツドを用いて、低作動周波数から毎秒4000回またはそ
れ以上のドツト発生率に対応する作動周波数に至るま
で、ほぼ一定量のインク滴を射出させることを可能とす
るように、インクの圧力を作動周波数に応じて制御し、
変更することができた。
１つの好適実施例を用いて流体サーボ機構の説明がなさ
れてきた。しかしながら、本発明の技術的思想から離脱
することなく、数多くの修正や変更が当業者には可能で
あろう。それゆえ、本発明は例示をもつて説明されてき
たのであつて、実施例によつて発明が限定されるもので
はない。
【図面の簡単な説明】
第１図は、大径のドツトを射出する通常のインクジエツ
ト印刷システムであつて、インクジエツトヘツドに対し
て所要の圧力で印刷液を供給するための圧力制御機構を
用いているものの斜視図並びに一部のブロツク図。 第２図は、第１図示のインクジエツト印刷システムに適
用された流体サーボ機構を図示したものであつて、電磁
駆動装置の外壁を一部分断面図で示している。 符号の簡単な説明 12……印刷媒体、14……ドラム 16……垂直軸、20……駆動モーター 22……エンコーダー、24……印刷ヘツド 28……キヤリツジ、32……ねじ 34……駆動モーター 40……インクジエツトヘツド作動装置 42……コントローラー、44……ビデオ信号源 50……ドツト率指令発生源 56,60……流体サーボ機構 56……印刷液供給源、62……ベローズ 64……入口、66……出口 68……電磁駆動装置、70……支持メンバー 71……基板、72……ベローズ端部 74……連結ロツド、82……環状外壁 83……環状空隙、84……中央ポール部材 86……アーマチユア（コイル部材） 87……軸受け、88……ボビン 90……導体、92，94……端子 98……接触子、100……比較器 106……圧力検知器、112……位置決めロツド 114……スイツチ、116，120……接点 118……電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−59772（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−37440（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−170357（ＪＰ，Ａ) 特公 昭58−38317（ＪＰ，Ｂ２)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】加圧された液体の供給源（５６）と、該供
    給源と直列に連なった液体射出装置（２４）とを有する
    流体回路における液体の圧力を制御するための流体サー
    ボ機構（６０）において、 液体を収容し、容量を増減すべくなされた可変容量の室
    を形成する手段（６２）であって、前記供給源に連結さ
    れていて液体を受け入れる入口を構成する手段（６４）
    と、前記液体射出装置（２４）と連結されていて液体を
    放出する出口を構成する手段（６６）とを有する手段
    （６２）と、 前記出口（６６）と前記液体射出装置（２４）の間に連
    結されていて、該液体射出装置（２４）における液体の
    圧力を検知し、検知された圧力を表す大きさの検知信号
    を生成する手段（１０６）と、 前記検知信号を、前記液体射出装置（２４）における所
    望の圧力を示す圧力信号と比較して駆動信号を生成する
    手段（１００）と、 前記室（６２）に連結され、且つ、前記比較手段に応答
    して該駆動信号の情報に従って前記室の容量を変更し、
    前記室内の液体の圧力を増減させて前記室内の液体の圧
    力を、前記液体射出装置に対して所望の圧力で液体が放
    出されるように調節する励起手段（６８）と、 前記室内の液体の量を所定の容量範囲内に維持するため
    の手段であって、 ａ．前記室（６２）と関係付けられていて、液体の容量
    を、所望の最小容量を示す位置と所望の最大容量を示す
    位置とで検知する手段（１１２，１１４）と、 ｂ．前記の所望の最小容量並びに最大容量の検知に応答
    して、前記最小容量が検知された場合には前記室内への
    液体の流入を許可し、前記最大容量が検知された場合及
    び前記最小容量が検知されるまでの期間は前記室内への
    液体の流入を禁止する手段（１１８）と、 を有する手段と、 を具備することを特徴とする流体サーボ機構（６０）。
  2. 【請求項２】特許請求の範囲第１項記載の流体サーボ機
    構（６０）において、 前記の検知手段（１１２，１１４）が、第１と第２の作
    動位置（１１６，１２０）を有する位置検知スイッチ
    （１１４）と、前記第１と第２の作動位置間に前記位置
    検知スイッチ（１１４）を切換えさせる作動手段（１１
    ２）とを備えており、前記作動手段（１１２）が、前記
    の容量可変手段（６８）と連結されていて該可変手段に
    伴って移動し、前記室の容量が前記所望の最小容量に応
    答した位置にある場合は、前記位置検知スイッチ（１１
    ４）を前記第１の位置（１１６）に切換えることを特徴
    とする流体サーボ機構。
  3. 【請求項３】特許請求の範囲第１項記載の流体サーボ機
    構（６０）において、前記励起手段（６８）が電磁駆動
    装置（８０）を含み、前記電磁駆動装置（８０）は、外
    側の環状磁気的構造（８２）と、これと同心状の内側の
    磁気的構造（８４）とを有していて、両者の間に環状の
    空隙（８３）を形成するとともに該空隙を横切る磁場を
    形成しており、前記内側構造（８４）と同心状で、前記
    空隙内で軸心方向に移動する部材（８６）が設けられて
    いて、前記部材（８６）に導線（９０）が巻回されてコ
    イルが形成され、前記駆動信号が該導線の端部（９２，
    ９４）間に印加された際に前記室の容量を増減するため
    に、前記部材（８６）と前記容量変更手段とが連結され
    ており、前記室の容量を、供給された前記駆動信号の大
    きさに比例して変更して、前記室内の液体の圧力を変更
    することを特徴とする流体サーボ機構。
  4. 【請求項４】可変容量の前記室（６２）がベローズであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の流体サ
    ーボ機構（６０）。
  5. 【請求項５】インク供給源（５６）からインクジェット
    印刷ヘッド（２４）に対して供給されるインクの圧力を
    制御するための流体サーボ機構（６０）において、 前記インク供給源（５６）と前記インクジェット印刷ヘ
    ッド（２４）との間に連結され、容量を増減すべく伸縮
    するように配設されたベローズ（６２）であって、 （ａ） ２つの端部（７２，７６）と蛇腹状側部とを有
    し、この一方の端部は、他方の端部に対して相対的に接
    離して伸縮するように配設されており、 （ｂ） 前記インク供給源からインクを受け入れる入口
    （６４）を構成する弁（１１８）を含む手段（６４，１
    １８）を有し、 （ｃ） 前記インクジェット印刷ヘッド（２４）にイン
    クを放出する出口（６６）を構成し且つ圧力検知器（１
    ０６）を有する手段（６６，１０６，１０８）を有し、
    該圧力検知器（１０６）が検知圧力に比例した大きさの
    検知圧力信号を生成し、 （ｄ） 前記ベローズ（６２）に収容されたインクを所
    定の容量範囲内に維持する手段（１１２，１１４）であ
    って、前記容量が所望の最小量の際は、該ベローズ（６
    ２）内のインクの流入を許容するように前記弁を操作
    し、前記容量が所望の最大量の際は該ベローズ（６２）
    内へのインクの流入を阻止するように前記弁を操作し、
    且つ前記最小量が検知されるまでの期間は該ベローズ内
    へのインク流入を続けるように前記弁を操作するための
    作動手段（９８，１１６，１２０）を含む手段（１１
    ２，１１４）が設けられているベローズ（６２）と、 前記検知圧力信号を、前記インクジェット印刷ヘッドの
    所望の圧力を示す圧力信号と比較して、前記検知圧力と
    前記インクジェット印刷ヘッドにおける所望の圧力との
    差を示す駆動信号を形成する比較器（１００）と、 前記ベローズ（６２）の可動端（７６）に連結されたア
    ーマチュア（８６）を有し、前記比較器（１００）に応
    答して前記ベローズの可動端を移動させ、前記駆動信号
    に従って前記ベローズを伸縮させて前記ベローズ内のイ
    ンク圧力を増減させ、前記所望の圧力でインクを放出さ
    せる電磁駆動装置（６８）と、 を具備することを特徴とする流体サーボ機構。
  6. 【請求項６】前記弁（１１８）が開位置と閉位置とに電
    気的に作動されることを特徴とする特許請求の範囲第５
    項記載の流体サーボ機構（６０）。
  7. 【請求項７】特許請求の範囲第６項記載の流体サーボ機
    構（６０）において、 前記作動手段（１１２，１１４）は、前記ベローズ（６
    ２）の可動端（７６）に連結され且つ前記弁（１１８）
    に電気的に接続された位置検知移動スイッチ（１１４）
    を含み、 該スイッチ（１１４）は前記弁の開閉位置に対応したオ
    ン、オフ位置を有していて、前記ベローズの可動端（７
    ６）に連結され該可動端と共に移動するように配設され
    た位置決めロッド（１１２）を備え、 該ロッド（１１２）は、前記ベローズの端から遠い側で
    前記スイッチ（１１４）内に接触子（９８）を有してお
    り、 該接触子は、前記ロッドが前記ベローズ（６２）の収縮
    に伴う方向（７８）に移動するときのオン位置に対応す
    る前記スイッチ内の接点と電気的に接触すると共に前記
    ベローズ（６２）の伸張に伴う方向に前記ロッド（１１
    ２）が移動するときのオフ位置に対応する前記スイッチ
    （１１４）内の接点（１２０）と電気的に接触するもの
    であり、 前記接触子（９８）が電源に接続されていて、オンとオ
    フとの位置に関係づけられた接点（１１６，１２０）に
    電力を供給して前記弁（１１８）を開位置と閉位置とに
    操作することを特徴とする流体サーボ機構。
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